イビルジョーの操虫棍。
狂気を秘めた対の刃が血を求め惨劇を巻き起こす。
(バッドウィング,グランジストーム)
怒り喰らうイビルジョーの操虫棍。
手にするがいい。己が制御を捨て、飢渇に支配される覚悟あらば。
(業翼ダムドヴィング)
MHWorldで初登場した、新たなイビルジョー武器の一つ。
目次
概要
- アップデートで新大陸へと襲来したイビルジョーの素材を用いて生産可能になる。
見た目はラースプレデターの持ち手を連結して両刃棍としたような形状となっている。 - 虫笛の発光箇所は赤い筋組織の部分。印弾照準中はその発光箇所が少し開く。
ささやかではあるが、新大陸では数少ないギミック付きの操虫棍である。
性能
MHW
- 作成時点の性能は
- 攻撃力は620と受注できるHRからだとタイラントグレイブに続き2番目に高い
- 素の状態で青30
- 会心率-25%とタイラントグレイブより5%マシになっている
- スロット無し
- 龍封力【大】に龍属性150
- 猟虫ボーナス:回復力強化【体力】
アップデート追加なので多くの人はネルギガンテ攻略済であろうが、
これから操虫棍で挑むであろう人にはオススメできる一本となっている。
- 強化することで「グランジストーム」になり、その性能は
- 攻撃力は682
- 素の状態で青40
- 会心率-25%
- スロット無し
- 龍封力【大】に龍属性210
- 猟虫ボーナス:回復力強化【体力】
- カスタム強化2回可能
これを越える長さの白ゲージ持ちはゼノ=シュマイナやナナ棍三種位である。
カスタム強化会心でマイナス会心も15%もしくは10%まで抑えることが可能なのは良い点。
何気に操虫棍では龍骨棍以外の龍属性値は結構低く設定されており、
このグランジストームが龍属性棍中3位の属性値に収まってしまっている。
ヴァルハザク武器のハザクエントマIIは泣いていい。
龍属性2位のゲイボルグ・真も、会心率でアドバンテージがあるとはいえ純粋な物理火力では劣っており*1、
瞬間火力では今作の龍属性操虫棍の中でも間違いなく最強クラスの逸品といえる。
ついでに猟虫ボーナスが回復力強化【体力】でエキスでの回復もある程度期待できるため、
回復のカスタム強化で回復力を後押しするのも面白いだろう。
- ライバル武器はやはり無属性強化が可能で白ゲージも出るタイラントグレイブや、
匠不要の高火力と小技が使えるLv1スロットを1個備える撲滅の導灯あたりであろう。
特に撲滅の導灯はかなりグランジストームに肉薄する人気を保っている。- 単純に攻撃力の差が他武器種に比べると少なめであるのはもちろんだが、最大の理由は斬れ味。
ただでさえ手数武器で斬れ味消費が多い操虫棍であるが、
MHWでは強化ジャンプ斬りや新アクションの強化突進斬りが多段ヒットする上、
乗りの部位移動でもダメージと引き換えに斬れ味を消費する
多段攻撃を行うなど斬れ味の消費がかなり激しいため、
立ち回りによってはグランジストームの匠Lv5で白ゲージ50を獲得してもまともに維持しきれないからである。
斬れ味維持を装飾品が存在する剛刃研磨などで補える、
防護スキルを使わなくてもモンスターの攻撃に対処できる、
そういったプレイヤーにとっては最大級の火力を発揮できるグランジストームが魅力となる。 - 単純に攻撃力の差が他武器種に比べると少なめであるのはもちろんだが、最大の理由は斬れ味。
MHW:I
- MHW:Iではマスターランク強化先として業翼ダムドヴィングが追加された。
マスターランクからはイビルジョーが特殊個体怒り喰らうイビルジョーのみになるため
本武器も怒り喰らうイビルジョーの操虫棍となる。
形状はバッドウィングのままだが、色が赤黒くなり、
抜刀中は刃の部分から龍雷ブレスのようなオーラが漏れ出るようなエフェクトが追加されている。
- 性能は
- 攻撃力はかなり高い868
- 素の状態で白30、匠Lv3から紫ゲージが出る
- 会心率-25%
- スロット無し
- 龍封力【大】にやや伸び悩んだ龍属性270
- 猟虫ボーナス:体力回復・スタミナ強化
マスターランクでは他の棍が龍属性値を上げてきたので、
その中では物理攻撃力高め属性値控えめという物理寄り性能の棍として落ち着いた。
マイナス会心率のケアと、スキルの圧迫がきつくなければ
匠で紫の斬れ味を出してやれば高い火力を発揮するだろう。- ストーリークリア直後は、
- 属性特化棍の屍杖ヴァルエントマと龍封じの古杖
- 攻撃力は控えめだが会心率と匠無用の長い白斬れ味が売りの死線【デッドライン】
- ダムドヴィングと同等の攻撃力に細々したボーナスが至れり尽くせりだが
斬れ味にやや難があり、属性解放がないと龍属性が出ないラスボス武器、三世十方ー智慧ー
- しかし、ストーリークリア後更にマスターランクを積み重ね、ついにMR100を達成した際には
最早裏ボスと化した悉くを殲ぼすネルギガンテの素材を用いて
強化された「撲滅の導灯【闇】」が登場してしまう。
高い攻撃力、マイナス会心率無し、斬れ味ケアしやすい長大な白ゲージを備え、おまけにLv1スロットも付くと、
製作時期の遅さに恥じない大業物になっており、
正直どんな相手でもこれ1本でいいんじゃないかという意見も少なくない。- 上位までならグランジストームの高い属性値で差別化ということもできなくはなかったが、
マスターランクで物理特化棍になってしまったため上位以上に厳しい。
こちらは紫ゲージであれば…となるが、匠を入れつつ会心率&斬れ味ケアをするとなると
スキルの制約がなかなか厳しく、使いやすさと火力のバランスでは大きく水を開けられてしまっている。
- 上位までならグランジストームの高い属性値で差別化ということもできなくはなかったが、
- なにげにストーリークリア前に作れる唯一のRARE12武器でもある。
余談
- 洋名は「Bad Wing」。和訳すると悪の翼や汚れた翼となるであろうか。
- バッドウィングという名称で最初にパッと思いつくのは某アメコミヒーロー(もしくは乗り物)だろうが、
あちらはバット(蝙蝠)であってバッドではない。
モンハンにも蝙蝠をモチーフとしたモンスターが存在する。
- 強化後のグランジストーム(洋名:Grunge Storm)のグランジとは
1980年代に出現したロック音楽のジャンルの一つで、「汚れた」や「薄汚い」という意味を持つ。
和訳するなら汚れた嵐となるであろうか。
イビルジョーがすべてを飲み込む嵐のような存在ゆえ名付けられたのであろう。
ストームは嵐の他に、敵陣地への襲撃という意味もあるので薄汚い襲撃と訳せなくもない。
- ダムド(damned)は「貶す」という意味のスラング「damn」の過去形・過去分詞形(意味としては「貶された」)か、
そこから転じて「地獄に落とされた、忌々しい」という形容詞として使われるようになった
「damned」を指すと思われる。
グランジと同じく、ダークな雰囲気の単語が用いられている。
- 初期銘がバッド「ウィング」なので勘違いされやすいが、最終形は業翼ダムド「ヴィング」である。
おそらくvying(争う、競い合う)が元と思われ、上記と併せて「忌まわしき争奪者」といった感じだろうか。