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モンスター/パオウルムー

Last-modified: 2019-11-24 (日) 18:58:23
種族
飛竜種
別名
浮空竜(ふくうりゅう)
英語表記
Paolumu
登場作品
MHWorld, MHW:I
狩猟地
陸珊瑚の台地,導きの地

目次

生態・特徴 Edit

「陸珊瑚の台地」に棲息する飛竜種の大型モンスター。
強い風が吹き抜け、風を捉えるのが得意な生物が集う台地の環境に適応した飛竜。
空気を吸って空に浮き上がる姿が見られることから、《浮空竜》の別名を付けられている。
飛竜種としてはやや小柄で、身体の大部分が白色を基調とした体色に染まっている。
首や背中、翼などは白く短い体毛によって覆われ、ふかふかモフモフとした見た目になっている。
一方、腰から尻尾にかけての部位、腹部、脚部などは甲殻が露出している。
特に尻尾はパオウルムーの部位の中でも頑丈であり、外敵を排する武器として用いることが多い。
長い首に反して小さな頭部には大きく尖った耳があり、外見上よく目立っている。
また表情も豊かであり、口をすぼめた穏やかな表情を取ることもあれば、
外敵を前にして敵意をむき出しにし、口を大きく開いた狂暴そうな表情を見せることもある。
口の中には尖った牙が並んでいるが、特に正面の前歯はネズミのように長く特徴的である。
パオウルムー最大の特徴は長い首であり、外気を度々吸うことで体内に蓄積させ、
首を大きく膨らませることで気球のようにフワフワと滞空する生態を有している。
この生態を下支えする吸気・呼気もまたパオウルムーの大きな武器の一つとなっており、
圧縮した空気を放出することで外敵の動きを鈍らせたり、自らの移動を補助したりする。
台地に形成される陸珊瑚が産む卵を主食としており、陸珊瑚の近くでよく目撃される。
風に乗って散布される陸珊瑚の卵を得意の吸引で吸い寄せ、器用に捕食を行う姿が見られる。
陸珊瑚の産卵が始まると飛来し、同じく卵を求めて現れる翼竜ラフィノスと共に居ることも多い。
外敵に襲われた際には空気を思い切り吸い込んで首を胴体以上に膨らませて滞空、
口から圧縮空気を吹きかけて相手を翻弄し、その隙に硬い尻尾を叩き付ける戦法を得意とする。
ただし、閃光や体に纏わりつかれるなど思いがけない行動を相手が行った際には、
驚いて首に溜まった空気を吐き出してしまうことがある。
また、台地の生態系の頂点に立つレイギエナと縄張り争いを行うこともあるが、
得意の空気弾もレイギエナの空中制動には通用せず、圧倒されてしまうことが多い。
パオウルムーの毛皮や翼は非常に優秀な柔軟性と軽さ、そして抜群の肌触りを兼ね備えており、
これを加工した装備は使用者の体型を問わずフィットする。
また、その見た目の可愛らしさや優美さから女性ハンターを中心に人気が高く、
特に上質な毛皮をふんだんに用いた武器は、攻撃をはじめとした諸動作さえもエレガントに見える。
一方、甲殻を形成する鱗や尻尾を覆うゴム質の甲殻は見た目は地味ながらも強度に優れ、
そのような性質の違いから用途や需要が大きく異なる。
空気を蓄える性質に目をつけ、気球の素材としてパオウルムーの素材を用いる試みも行われている。

概要 Edit

  • MHWから登場する大型モンスター。飛竜種に属している。
    空気を大量に吸い込んで首を風船のように膨らませた姿が印象的であり、浮空竜とも呼ばれている。
    亜種については下記の記事を参照されたし。
  • TGS2017頃に公開されたMHW PV第3弾にて初めてその姿を見せた
    白いもこもことした体毛に覆われ、首を膨らませた姿はどこかゆるい雰囲気のようにも見える。
    滞空している時も羽ばたくことはあまりせず、空中浮遊でフワフワと移動する傾向がある。
    「地上の海」とも評される陸珊瑚の台地で浮く姿は、どこか夢の世界のようでもある。
    しかし、この滞空の仕方は狩猟時には厄介であり、対処できないと翻弄されやすい。
    • 狩猟開始前から首を膨らませている訳ではなく、遭遇時は首が細い状態であることが多い。
      その状態では武骨な尻尾や背中のブツブツとした部分が目立ち、ギャップが強い印象を受ける。
      空中浮遊に移行する際には尻尾が蠕動するような動きを見せるが、
      尻尾がポンプのような役割を担っているのだろうか?
    • 飛竜種らしく翼も有するため、首に空気を蓄えなくとも飛行は十分可能である。
      翼の構造は鳥竜種のプケプケとよく似ているが、パオウルムーとは種族が違い関係ない様子。
      大きな翼と膨らんで見える首、小さな頭に対して大きな耳といったパオウルムーの外見は
      ゲーム誌でも言及される通りコウモリに近く、哺乳類モチーフということになる。
  • また「表情の差が激しい」という特徴が目立つモンスターでもある。
    外敵と遭遇した際には口を大きく開き、目を細めた悪魔の如き形相を見せるが、
    平静時や空気を素早く吸う際には口をすぼめ、目も開いた少し愛くるしい表情も見せる。
    ネムリガスガエルなどで眠らせた際の表情も実に穏やかである。顔といい表情といいステ○ッチに見えなくもない。
  • パオウルムーの主食は陸珊瑚の卵であり、産卵が始まるとその近くに姿を見せる。
    同じく卵を求めて現れるラフィノスには目もくれず、のんびりと捕食を行う。
    • 捕食行動は飛びながら吸引を行い、周りの空気ごと卵を吸い寄せる特徴的なモーション。
      その様子はMHFに登場していたフォロクルルの空中吸蜜行動に近いものであり、
      それを何度も繰り返すことで小さな卵でも無理矢理腹を満たしているようだ。
    • なお、パオウルムーもラフィノスも開発側から「草食」と呼ばれていた。
      これはあくまで便宜上の呼称とみられるが、設置肉などに反応しない可能性が示唆されている。
  • もちろん他モンスターと縄張り争いする姿も見られるが、
    可哀想なくらい一方的に攻撃を加えられる場面が目立つ不憫な存在。
    • 台地の主である風漂竜レイギエナとは激しい空中戦を繰り広げる。
      圧縮空気弾を連射して応戦するも、レイギエナの高い空中制動力の前には全く意味がなく、
      全ていなされた上連射している所に膨らんだ首を掴まれ叩き落とされる。
    • 余所者である惨爪竜オドガロン相手には空を飛べるパオウルムー側が有利かと思いきや、
      その高い身体能力の前に圧縮空気弾を簡単に回避される上に、
      ダイナミックに跳躍されてパオウルムーの首に噛み付き地面へと叩き伏せたうえ、
      首を噛んだままブンブンと猛々しく振るってポイ捨てする…と、非常に旗色の悪い戦いとなっている。
      と言っても、この2種は主級モンスターという実力者であるため、
      パオウルムーからすれば相手が悪かったと言うしか無い。
      ゴーヤに叩き落とされたり鈍器にされたりする事が無いだけマシと考えるべきか
    • そして時は流れ、MHW:Iの第一弾大型アップデートにて事件は起こる。
      あろう事か、あのイビルジョーと肩を並べる金獅子ラージャンにケンカを売るという暴挙に出たのである。
      先手を取って顔への蹴りで軽く怯ませる事は出来たものの、幻獣キリンを一方的にねじ伏せる相手に敵うはずもなく、
      尻尾を掴まれて豪快に地面に叩き付けられてしまう。
      何か譲れない事情があったのか、
      それとも相手の個体数の少なさ故に見た事が殆どなく力量を計り損ねたのか…
      定かではないが、今日もどこかで背負い投げされてしまっている。

戦闘能力 Edit

  • パオウルムー戦では「いかに滞空継続を阻止するか」が大きな焦点の一つとなる。
    地上におけるパオウルムーはシンプルな行動が多く、そこまで苦戦するものではない。
    しかし、空気を蓄えて空中浮遊を始めると攻撃技やハンターへの妨害手段が増え、
    フワフワと浮く独特のモーションもあって戦い辛くなる難敵となってしまう。
    • パオウルムー自身も本領を発揮するため頻繁に空気を吸い、空中浮遊へと移行しようとする。
      空中浮遊自体を食い止めることは難しいため、空気を吐き出させることを意識したい。
      乗り発生時にはその瞬間に空気が放出されるほか、閃光弾などで墜落させるのも効果的。
      ツィツィヤックの閃光攻撃を利用して隙を生み出すのも良いだろう。
    • また、縄張り争いで強制的に地面へと落とされる事態も発生するらしく、
      レイギエナとの縄張り争いを引き起こさせて落ちたところを追撃することも可能である。
  • 地上戦では突進、尻尾回転といった飛竜種の基本行動が目立つほか、
    その場で跳んで足元に蹴りを浴びせる行動を2連続で行う技を頻繁に行う。
    「スゥー…」というSEを響かせながら空気を吸いつつバックステップする行動も多用するが、
    これは空中浮遊の準備行動であり、ある程度空気を吸ってから空中浮遊へと移行する。
    通常サイズのモンスターには珍しく、空気を吸い込む動作でも
    風圧【小】が起こるので、ペースを乱されないようにしたい。
  • 十分に空気を蓄えると、思いっきり息を吸って首を膨らませつつ滞空へと移行する。
    空中での肉弾技は硬い尻尾を用いた大振りな行動が目立ち、判別はしやすい。
    隙もそこそこ長いため、上手く対処できれば攻撃チャンス自体は多い。
    ただし基本的には滞空し続けるため、リーチの短い武器ではやはり攻撃し辛い。
    逆に飛び道具の場合、膨らんだ首をバシバシ狙撃して部位破壊とダメージを狙える。
    • 滞空状態で特に留意すべきなのが「風圧でハンターを煽って拘束してから攻撃する」点。
      空中のパオウルムーは圧縮空気を吹き付けながら空中を移動するが、
      この圧縮空気を受けると対策なしではリアクションを取ってしまいかねない。
      先述した予備動作の大きい肉弾技についても、この性質によって弱点がカバーされており、
      動けない所に強烈な一撃を浴びせられてしまう懸念がある。
      特にハンターの上空に回りこみヒップドロップをかます大技は威力も高く、2連続で受けると
      気絶するほど気絶値が高いので注意。
  • 瀕死に追い込んだとしても、討伐狙いなら注意が必要。
    というのも、パオウルムーは巣にいる時限定でワールドツアーを敢行してくるから。
    壁の外に出てぐるぐると飛び回ったのち、ラージャンの飛鳥文化アタックローリングアタックのような体当たりが飛んでくる。
    周りが壁だらけで相手の様子が見づらく、避けるタイミングが分かりにくい点もまた危険である。
    万一の事態を想定するなら、寝ているところを捕獲する方が手堅い。
  • 破壊可能部位は喉袋・両翼・背中・尻尾の計5か所。
    MHWのワイバーン骨格の共通事項だが、翼は両方とも破壊しないと報酬が出ないので注意。
    • 頭部ではなく"喉袋"である事にも留意。
      首が膨らんでいる時でないと破壊できないが、各種ダウンの際には空気が抜けてしぼんでしまうため、
      滞空状態の厄介な攻撃を凌ぎつつ攻撃を加えていく必要がある。
    • 背中については、妙に部位の判定が小さく他の部位に吸われやすい割に耐久値も低くはない。
      今作は乗り中にモンスターが暴れ行動で各部位を地形にぶつけ、その際にダメージが入る…という仕様があるが、
      ひたすらそのダメージを利用しても破壊が困難である。
      破壊報酬に大したものは設定されていないため、
      そこまで躍起になって破壊する必要はないと言えばないのだが…。

MHW:I Edit

  • マスターランクでは亜種が登場したが、
    原種にもゴム鞠のように跳ね回る技が追加された。
    最大4連続で跳ね回る上、ホーミング性もかなり高く、
    初見で驚いたハンターも多いのではないだろうか。
    その代わり、最後の着地後は弱点の頭を晒す隙ができ、チャンスが産まれる。
  • 発売前の予告通り、亜種は睡眠属性を中心とした滞空型のモンスターになったが、
    こちらは持ち前のゴム質の身体を存分に生かす調整がなされている。
    空中に浮かんでる時のクラッチクローによるぶっとばし撃墜は非常に効果的。
    あらかじめ全身に傷をいれる事が出来れば喉袋を含め全身を一気に部位破壊する事が可能である。
    しかも背中が破壊できるモンスター全般に言える事だが、パオウルムーは空中からのぶっとばし撃墜で
    背中にもダメージが入るらしく、この方法で破壊する事も可能となっている。
    また、上述のヒップドロップで地面に尻をつけている間は地面に脚をつけている扱いになっているらしく、
    この状態でふっとばすと喉袋を膨らませたままふっとばせる。壁などにぶつければ
    喉袋を膨らませたままダウンするので喉袋破壊を狙うチャンスである。
  • 一方でマスターランク特有の閃光耐性もしっかり備えており、
    特にぶっ飛ばしの効かない怒り状態では空中浮遊を阻止できなくなる場合もあるだろう。
    乗りや閃光弾などの利用は計画的に行ったほうが良いかもしれない。

余談 Edit

  • 見ての通りコウモリがモチーフの一つであるモンスターだが、より厳密に言えば
    「ココウモリ」と呼ばれる、コウモリの中でも小型の種に近い外見。
    「オオコウモリ」を除いた、国内外でも普遍的に見られる種である。
    ココウモリは豚を彷彿とさせる潰れた鼻と、大きな耳が特徴的であるが、
    オオコウモリはサイズもさることながらそもそも顔つきが異なっており、
    イヌやキツネのような容貌から海外では「空飛ぶキツネ」とも言われる。
    • なおコウモリはほぼ全種が夜行性で飛行を行うと言う点で共通するが、
      ココウモリは超音波、オオコウモリは視力に頼る点で生態も形態も異なる。
      上記のような顔つきの違いも、その辺りの事情に左右された部分が大きい。
  • 現実だと白いコウモリは極めて珍しく、世界でもほとんど存在しなかったりする。
    日本には、哺乳類の最多種であるネズミを凌ぐほど多様なコウモリが居るが、*1
    その全てが黒か茶系、僅かに灰色の毛皮を持つものがいるくらいでしかない。
    これは海外でも同じであり、闇に紛れやすい色に進化したためと思われる。
    • 実在の白いコウモリは、熱帯雨林に住む超小型の「シロヘラコウモリ」くらい。
      この種は丸めた葉っぱの巣で、白い毛玉のように丸まって過ごす生態があるため、
      体色のみならず丸くなるパオウルムーを彷彿とさせる、隠れた人気者である。
      前述した本種のそこはかとない可愛さも、シロヘラコウモリ由来かもしれない。
  • 名前の由来は中国語で「包」の読みである「パオ」と羊毛を意味する「ウール」、
    フランス語で「柔らかい」という意味の「ムー」から由来する。
  • 没案の中には、バクやゾウのような長い鼻をしたものもある。
    どうやら空気の出し入れを意識した結果長い鼻になったようである。
    最終的には風船のように膨らむ首が頬袋のように首元が膨らむイメージとなり、
    げっ歯類の顔が合うとされて今の顔に落ち着いたようである。
  • 尻尾を主な攻撃手段として使い、滞空する事が多い本種には、
    牙で攻撃するよりも尻尾で攻撃する方が合理的だからとされる。
    肉を柔らかくするための鈍器である肉叩きが、尻尾のモチーフであるらしい。
  • MHW発売前後に流されたPlayStationのCMでは山田孝之氏が「モンスターハンターワールドごっこ」と称し
    ハンターではなくモンスターを全力で演じ話題となったが、
    サーキュレーター(送風機)を使って口を膨らませ、風を全身に受けたパオウルムーの真似は人気が高い*2
  • 歴戦の個体は独特な艶があるが、
    歴戦の個体のパオウルムーは水に濡れると異様にギラギラと輝く。
    歴戦王クシャルダオラもかくやというメタリックさを発揮し、色すらも変わって見える。
    元々体毛が白く光をよく反射するところに歴戦の艶と水濡れの艶が重なりこうなるのだが、
    この状態で空気を吸って空を飛ぶとテッカテカなのにフワフワのモコモコという異様な質感になる。
    戦闘エリアに川が流れている導きの地の陸珊瑚地帯で見ることが出来るので、気になる場合は水際に誘導してみるといいだろう。

素材 Edit

滋養エキス
浮空竜の鱗
パオウルムーの鱗。硬い材質で、防具によく使われる。
主に剥ぎ取りで入手しやすい。
上質なものは「浮空竜の上鱗」として区別して取り扱われる。
浮空竜の毛皮
パオウルムーの素材の1つ。汎用性が高く、様々な用途に使われる。
上質なものは「浮空竜の上毛皮」として区別して取り扱われる。
浮空竜の翼
パオウルムーの上位素材の1つ。軽い素材で、防具によく使われる。
主に両翼の部位破壊で入手しやすい。
又、翼膜だけでも素材としての価値があり、「浮空竜の翼膜
という名前で軽い材質を生かして防具の作製に使われることがある。
ゴム質の甲殻
パオウルムーの尻尾を覆う強固な甲殻。
主に尻尾の部位破壊によって入手しやすく、
用途の幅広い、応用性の高い材質を持つため、様々な武具の作成に使われている。
上質なものは、「ゴム質の堅殻」として区別して取り扱われる。

関連項目 Edit

モンスター/パオウルムー亜種
武器/ウルムー武器
防具/ウルムーシリーズ
フィールド/陸珊瑚の台地 - パオウルムーの主食は陸珊瑚の卵である。
シリーズ/モンスターハンター:ワールド
モンスター/ゼナセリス - 同じくコウモリをモチーフにしたモンスター






*1 日本の在来哺乳類およそ100種のうち、35種・3分の1がコウモリの仲間である。なお次点がネズミの仲間の24種でこちらも4分の1を占める
*2 同CM内では他にネルギガンテ、クルルヤック、ディアブロスを演じた