天を指す一対の角。
罪を贖う咎人の行く先を、この矛先が指し示す。
(撲滅の導灯)
「刻は来たり、罪深きを知れ」
破滅の双角は咎人の罪を打ち砕く。
(撲滅の導灯【闇】)
目次
概要
- MHWorldに登場する操虫棍。ネルギガンテ素材を用いて強化される。
初期の見た目はアイアンブレードにネルギガンテの棘をあしらったデザインであるが、
最終強化の「撲滅の導灯」になるとネルギガンテの角を前方に向けた二叉槍かさすまたのような見た目になる。
- MR強化した【闇】は二叉槍になっていた角が片や黒棘のような漆黒に、
もう片方は歪に捻じ曲がった金剛棘のような見た目になり、金剛棘側は長さも伸び、
左右非対称の見た目になっている。
性能
MHW
- クロムブレードから派生したネルガルハッシュは、
- この時点で既に高い攻撃力620
- 攻撃力の高い武器の中では珍しくマイナスの無い会心率0%
- 斬れ味は長大な青を持つ。ただし上限に達しており匠で斬れ味が伸びない
- 龍属性120、龍封力は大
- スロットはLv1×1
- 猟虫のボーナスは「攻撃強化【切断】」
- 強化途中なのでレア度7
- 更に伸びた攻撃力651
- 会心率0%
- 斬れ味は同じく長大な青で匠延長不可
- 属性値は若干伸びて龍属性150、龍封力大
- スロットはLv1×1
- 猟虫のボーナスは「攻撃強化【切断】」
- レア度は8でカスタム強化は1回可能
- トップクラスの高い攻撃力、対古龍に頼もしい龍封力大などの強みは当然あるが、
操虫棍にとってはその長い青の斬れ味が大きなアドバンテージとなっている。- MHWでは武器の斬れ味が軒並み厳しく、手数がかなり多い操虫棍は多くの武器で高Lvの匠だけでは足りず、
斬れ味維持のスキルを併用しないとモンスターが交戦状態を解いて移動するまで斬れ味が保たない場合が多い。
当然、これらのスキルを併用すればその他のスキルが入る余地はかなり厳しいことになる。
だが導灯は充分な物理攻撃力と長大な青ゲージを持つため、斬れ味維持のスキルだけ発動して、
場合によってはそれすらも切って運用する事が可能となり、防具の選択肢が大きく広がることになる。
ストーリークリア後の歴戦の個体が火力が大幅に高く、体力は通常個体並みという特徴で
防護スキルで余計な被弾を抑える方向のスキル構成が相対的に地位が上がった事も追い風となっている。
- MHWでは武器の斬れ味が軒並み厳しく、手数がかなり多い操虫棍は多くの武器で高Lvの匠だけでは足りず、
- 高い水準でバランスが良く、欠点を補うためにカスタム強化を施す必要がないため
カスタム強化の選択肢も広い。自分のスタイルに合わせて好きなものを選んで問題ないだろう。
- 実装当初はかなり優秀な性能である撲滅の導灯であったが、アップデートに従いライバルも多くなってきた。
- まず、同じ龍属性からはイビルジョー武器の「グランジストーム」。
マイナス会心がありつつも攻撃力682、龍属性210龍封力大、匠Lv1から白ゲージが出現と、
火力に関しては導灯を軽く凌ぐ。
作成時期についても、ネルギガンテに出会う前に最終強化手前のバッドウィングが作れるのも魅力。
ただしグランジストームは青の斬れ味が短く、最大Lvの匠に斬れ味維持のスキルを併用しないと
すぐ緑まで落ちてしまい火力を大きく損なってしまう。
スロットがない事も合わせ、火力を追求するのならばグランジストーム、
汎用性を重視するなら導灯と使い分けるといいだろう。 - 続いてナナ・テスカトリ素材の武器から派生する「エンプレスケイン・冥灯」。
こちらは素で白ゲージが出現、匠で延長可、そして何より武器自体に業物が備わっている事が大きい。
相手をそれほど選ばない爆破属性の武器であり、スキルに依存しない汎用性の高さは導灯以上。
ただし、物理攻撃力が平均やや上といった感じで単純な火力は導灯に分がある。
また、ストーリークリア後によく狩ることになる古龍などには龍封力大の存在感は大きく、
この辺で差別化を図れる。 - さらに、マム・タロトからランダムで入手できる「ガイラブレード」。
特にレア8のガイラブレード・麻痺は匠で白ゲージは出現しないが匠無しでも導灯以上の長さの青ゲージ、
悪くない攻撃力620に無属性であるので無属性強化を使うか覚醒させて高い麻痺の状態異常を使うか
任意に選べるのが大きい。
ただし、この武器の一番の難点は入手がほぼ運任せなので出ない時はとことん出ない。
- まず、同じ龍属性からはイビルジョー武器の「グランジストーム」。
- 火力のみで考えれば他に候補は多いが、斬れ味や龍封力などの総合力で考えれば操虫棍中一、二を争う性能で、
ストーリークリア後も末永く使っていける優秀な棍である。
MHW:I
- MHW:Iにて更なる強化先「撲滅の導灯【闇】」が追加。
裏ボスとして現れた実力は伊達ではなく、その性能は、- 全操虫棍中トップタイの攻撃力899、マイナス会心率無し
- 斬れ味は相変わらず匠延長不可だが、恐ろしく長大な白110
- 属性値は引き続き低めの龍属性180に龍封力大
- スロットはLv1×1で据え置き
- 猟虫ボーナスは攻撃強化【切断】
相変わらずスキルで補強してやる必要のない武器性能で、他にスキルを回せる融通の良さと
斬れ味や属性を気にしなくていいことから下手に弱点属性で殴るよりもこちらの方が強いこともザラ。
総じて極めて強力な武器でありこれ一本あればいいという声も少なくなく、使い手ならぜひ持っておきたい逸品。- 最大の問題は制作難度と時期。
素材元である悉くを殲ぼすネルギガンテと戦えるのがMR100以上、
もしくは導きの地地帯レベル5以上で低確率で出現とどちらを選んでも根気のいる作業が求められる。
幸い出会えてしまえば歴戦(王)ネルギガンテ程の強敵ではないので気長にやるべし。 - また、猟虫ボーナスが切断強化のままであることが不満点として挙げられることもある。
切断強化自体の効果もそこそこ上昇しているのだが、MHW:Iから登場した新アクション「猟虫強化」を
強力に運用できる猟虫強化【気・力】の猟虫ボーナスが新たに登場し、
導灯【闇】以前にもこれを扱える武器が複数登場する。
猟虫強化を多用するハンターには中毒にも等しい依存性を発揮するため、
そこから導灯【闇】に持ち変えると若干使いづらさを感じるかもしれない。- この猟虫ボーナスは性能的に比較的物理、属性攻撃力や斬れ味が優秀な武器についていることが多い。
単純な火力は導灯【闇】の方が高いかもしれないが、立ち回りの快適さでチョイスした場合はそちらが
選ばれることも。ただし、龍属性で猟虫強化【気・力】を持つのは属性解放で龍属性が出るラスボス武器と、
素で龍属性と龍封力大を持つが物理攻撃力は控えめなオドガロン亜種の武器>しかない。
龍属性で見れば総合性能は導灯【闇】が大きく水を開けているだろう。 - アップデート第二弾で追加されたジンオウガ亜種の武器は物理攻撃力は導灯【闇】よりも劣るが
武器全体では比較的高く、その上で素の斬れ味紫と猟虫強化【気・力】を備えるこれまた優秀な武器。
やはり火力と斬れ味のケア要らずなところは導灯【闇】が上回るが、これに追いすがれる性能に
猟虫強化【気・力】を持つため、立ち回りの快適さを重要視するならジンオウガ亜種の武器も十分選ばれる。
ただ、最終強化に寒冷地帯Lv7が必要になるため、最速でも導灯【闇】とどっこい、
地帯Lv上げに手こずれば更に遅くなると、裏ボス武器にもかかわらず導灯【闇】の方が若干有利。
- この猟虫ボーナスは性能的に比較的物理、属性攻撃力や斬れ味が優秀な武器についていることが多い。
- 高い物理攻撃性能を誇る導灯【闇】だが、物理攻撃力を突き詰めるなら
導灯【闇】と同じ攻撃力で無属性強化が乗り、匠で紫が出るディノバルド亜種武器がトップに立つ。
ただ、紫が出るといってもその長さは10、それ以下の斬れ味もひどく
業物や剛刃研磨ではまともな継戦能力には期待できず、実質会心率100%近くの達人芸運用でないと扱えない
じゃじゃ馬なので、運用性は導灯【闇】が圧倒的に高い。
- 最後のアップデートで追加された真・黒龍棍はこちらを大きく上回る攻撃力1101と素紫を持ち、
スロット4が2つもあるというやりすぎ性能で、完全に上回られてしまった。
しかもこちらは製作にMR100が必要なのに対し、あちらは(ミラボレアスの強さはともかく)MR解放直後から挑める。
よって、撲滅の導灯【闇】は現在は役目を終えたと言っていいだろう。
余談
- 「ネルガルハッシュ」のハッシュとは、他のネルギガンテ武器が「crush(潰す)」「crumble(砕く)」などの
単語が使われているのでおそらく切り刻むという意味の「hash」だろう。
ちなみに、ハヤシライスの「ハヤシ」は具を刻んで入れる事からハッシュが訛ってハヤシになったという説がある。- 「撲滅の導灯」の「導灯(どうとう)」とは航海に関する用語で、長短二本一組の灯台の事。
港や湾の入り口など船がまっすぐ進まないと危ない場所に設置されており、
船はこの高さの違う2本の灯台の光が上下に並んで見えるように進む事で
視界が悪くても安全に港に入れる。
2本の角をこの灯台に見立てたのであろうか?
- 「撲滅の導灯」の「導灯(どうとう)」とは航海に関する用語で、長短二本一組の灯台の事。