防具/マスターシリーズ

Last-modified: 2024-12-24 (火) 07:24:51

MHX・MHXXに登場する防具。

概要

  • MHXにて初登場の今までありそうでなかった銘の防具。
    ヒーローブレイドの防具版と言える装備であり、純白の鎧に翠色の羽飾りが映える。
    頭部は装備すると左耳の後ろに大きな羽飾りが付くのが特徴。
    見た目重視の組み合わせならば汎用性が高いだろう。
    • ちなみに鎧には小さめのマントが付いているが、何故か胴ではなく頭部位の付属品となっている。
  • 女性用は腰部分がスカート状になっており、ざっくりと言えば闘うヒロインっぽい印象の見た目。
    鎧一式の中にもどことなく可愛さが残るといった感じで密かに評価が高いとか。

MHX

  • 性能は、剣士・ガンナー共に一式で明鏡止水精霊の加護英雄の護りが発動する。
    つまり
    • 多少のダメージは英雄の護りで無効化
    • 無効化出来ないレベルのダメージは精霊の加護によって減少させ、リカバリーが容易
    • 狩技ゲージが溜まりやすくなる
    …完全に攻撃面は狩技に依存していることは置いておいて、防御面はかなり堅い。
  • 防御力は1部位当たり66/128。それなりにある方だが、レア7としては低い部類に入る。
    耐性は火・雷・龍が+10でそれ以外が-10。ガンナーだと火耐性のみ+15になる。
    スロットは胴以外に1つずつと少ないが、
    全体的にスロットが没収傾向にある今作にしては頑張った方だろうか。
  • デフォルトの攻撃系スキルがないので、何か攻撃系スキルが欲しい所。
    武器スロやお守りを含めれば5スロスキル以外の追加も現実的だが、
    それでも1つか2つが限度なので付けるスキルはよく吟味したい。
    幸い攻撃力UP見切りは適当なお守りにもそれなりにSPが付加されるので
    追加はそこまで難しくない。
    英雄の護りと精霊の加護を利用する形でフルチャージをつけるのも面白いだろう。
    勿論防御系スキルを追加発動させてより守りに特化するのも悪くはない。
  • このように防御面が堅いこの装備だが、言ってしまえばそれだけでしかない装備でもある。
    火力面のフォローは申し訳程度の明鏡止水だけで、
    かと言ってサポート運用に使える構成というわけでもない。
    自身の生存率向上には大きく意味を為すが、狩りに於いて有用かと問われれば疑問が残る。
    • この原因の1つに追加できるスキルが限られるという点がある。
      例えば剣士なら匠はどうやっても発動できないし、
      必須スキルの多いガンナーも、各種弾強化をお守りを駆使してやっと付けられるぐらいでその他は絶望的。
      スロットこそ今作では多い方だが、
      必須スキルの確保という観点で見ればスキル自由度は著しく低いのである。
  • 総じて決して使えないわけではないものの、イマイチスキル構成が需要と噛み合っておらず、
    一式での運用が難しいという装備である。
    言うまでもないが、効率狩猟には全くと言って良いほど向いていないので注意。
    強いて使うならば、必須スキルが少ない部類の太刀や狩猟笛等が適役だろうか。
    • また、作製までの過程も少々厄介である。
      まず「たんと掘れ燃石炭」をクリアする必要があり、そちらのページに詳細が載っているが
      たん掘れ自体を出現させるまでに結構な手間がかかる*1
      更に集会所★6の獰猛化モンスターの狩猟クエストの中から2つ以上*2クリアし、
      その後に解禁される集会所★7の「容赦なき、金獅子相手に用心棒」という
      ラージャン3頭クエストをクリアして漸く生産画面に並ぶようになる。
      別にHRを解放する必要は無いが、
      解放前にわざわざこんなクエストを受ける人はそんなにいないだろう。
      もっと早めの段階で生産可能だったならば出番もあっただろうが…
  • 同じく英雄の護りが発動するセルタスシリーズと混ぜれば斬れ味や砲術のSPも付くので
    一応ガンランス向けっぽい構成にすることが出来る。
    ただしその場合は無心や加護のSPが減る為、これらの発動が厳しくなる。
    本気でガンランスでの運用を目指すならわざわざこっちと混ぜる必要が無いとか言っちゃダメ
    • 英雄の護りは採取に於いても有用である為、
      スロットを生かして採取・運搬用装備にすることも出来なくはない。
      これはスロットが一切無いセルタスシリーズには真似できない特徴である。
      …まあ、だからどうしたと言われればそこまでなのだが
  • 生産には全部位一律でココットチケットと勇気の証Gを2枚ずつ、
    そこにいにしえの龍骨3つと竜玉1つが必要。
    モンスターの固有素材は一切使わないが、
    採取や汎用のレア素材に何かと不足するチケット類を複数要求される為、作製難度は地味に高い。
    • 見た目がどことなくゴツゴツしているのはいにしえの龍骨を使うからであろうか。
  • コレを装備すれば武器も防具もマスター尽くしである。
    しかも斬れ味関連のスキルが不要でスロットも3つなので、
    追加スキル次第では割と使える装備になるかも知れない。
    • また、この装備とセット扱いのヒーロー武器群は最終強化で攻撃力180~190に会心率が40%、
      近接武器は斬れ味が素で短い白と長い青、という特徴がある。
      このため青で運用するという前提ならば、
      やはり斬れ味関連のスキルが切れるというメリットがある。
      素の物理性能もそれなりにあるので相性は悪くない。

MHXX

  • 続編のMHXXではG級版のマスターXシリーズが登場。
    やはり依頼クエで解禁される防具であり、最終的に鎧・砕・斬の包囲網を越えてをクリアすることで生産可能になる。
  • 一式での発動スキルは、上位版の3つに加えて新たに無慈悲が発動する。
    ここに来てまさかの攻撃的スキルの追加。MHX時代から一転、実用的な防具と化した。
    • 無慈悲は見切り+2弱点特効の複合スキルであり、
      単体でも強いが空きスロとお守りで超会心を付けると、本作で人気の超会心構成になる。
      二つのスキルで、超会心が有効になる会心率70%のラインを丁度超えられるのだ。
      • しかし人気と言っても、この構成は弱点特効が発動しにくいマルチや、
        そもそも柔らかい部位が存在しないor狙えない相手だと、ダメージ効率が著しく落ちてしまう弱点がある。
        武器と同時に相手もよく吟味する必要があるだろう。
    • 英雄の護りはG級になっても発動条件が据え置きで、上位に比べ明確に弱体化してしまった。
      ブルファンゴの突進やウロコトルの飛び出し、コンガの頭突きなどは護符爪込みの防御力801でも防げない*3
      流石に虫やジャギィの小突き、G級(獰猛化)ガララアジャラの引きずりダメージ程度なら無力化できるのだが…
    • 一方で無心はブレイヴスタイルの非ブレイヴ状態のブレイヴゲージ、および
      レンキンスタイルのレンキンゲージ回収力が上がるなど強化された。
    まとめるとストライカー、ブレイヴ、レンキンスタイル向けの火力装備と言えるだろう。
    英雄の護りの存在は飾りとして考えよう。
  • 防御力はレア9では低めの最大770(465)、耐性面は変わらず。
    スロットは腕部位のスロットが2つになっただけであとは上位版と同じと物足りないが、
    防具だけで5スロスキルの追加が可能になったのは嬉しい変化である。
    • ただ、それでもやはり追加できるスキルは限られてくる。
      合計のスロット数もそうだがなにより3スロの部位が1つもないのが結構な痛手で、
      依然としてスキルの追加がお守り・武器スロ頼みになってしまっている。
    • 例えば業物や超会心を発動させると、それ1つだけでスロットが埋まってしまう。
      軽めのスキルならもう1つ分発動できたりするが、耳栓や集中といった重めのスキルを組み込むことは難しくなる。
  • この防具の欠点はやはり防御力の低さだろう。
    最大防御力770(465)というのはレア9中ベリオXと並んで最低クラスである*4
    これを下回るレア9は女性用コスプレと、X装備より防御が低下しているダマスクXR位しかなく、
    当然ながらクエストで狩猟したよりも低い。
    レア8を見れば、根性と攻撃【中】持ちのラヴァXや、GXブランゴGXギザミらに抜かれている。
    精霊の加護があるとは言え、不安の残る数値である。
    • 火力特化のキメラ装備なら、お守りにもよるが同程度かそれ以上の防御力でより攻撃的なスキルを組むことができる。
      キメラ装備では低くなりがちな雷耐性が10ある点は魅力だが、流石にこの防御力では心許ない。
  • 生産、強化難度は低め。生産に大竜玉を求められる点がネックになるが、それ以外の入手は容易。
    強化素材の太古龍骨、古龍の浄濃血も村上位の高難度クエストで集められる。

マスターネコシリーズ

  • MHXにてハンター防具と共に追加されたマスター装備のオトモ版。
    ハンター用装備より前に、例の炭坑夫クエストをクリアすることで作成出来るようになる。
    • 頭防具のデザインはモノブロネコヘルムと似通っている。
      ヒーロー繋がりで参考にでもしたのだろうか。
      一方、胴用防具はハンター用防具をオトモ用にデフォルメしたような見た目。
      左手にはヒーローブレイドに付属している物を模した小型の盾が付いている。
  • 武器の「マスターネコブレイド」はまさにヒーローブレイドそのもの。
    性能は、バランス型・攻撃力130/126・会心率10%・龍属性16に斬れ味「白」
    HR解放前の素白ゲージ持ちはこれとブレイブSネコランスのみ。
    骸龍討伐にはもってこいの性能と言えるだろう。
    大半の上位オトモ武器の斬れ味が青の中、同時期の武器とは一線を画す凄まじい性能である。
    お守り探しに夢中になるのもいいが、オトモやニャンターのためにこちらも作ってあげよう。
    防具は頭用防具の「マスターネコヘルム」、胴用防具の「マスターネコメイル」の2つから成る。
  • 入手時期もあってか上位終盤並の防御力を持っており、必要端材も上位集会所で戦う事になる相手ばかり。
    村の依頼クエストを進めていれば上位攻略用として作ってみるのも手である。

余談

  • MHXにおける各村に縁のある防具の1つであり、本装備はココット村の担当となる。
    ちなみに他の防具はそれぞれ龍歴士シリーズ(ベルナ村)、ブラックシリーズ(ポッケ村)、
    桐花・三葵シリーズ(ユクモ村)となっている。
    初代から存在する武器を元に新しい防具として生み出された本装備は
    MHXのテーマである「新旧要素のクロス」を体現した存在だと言えるだろう。
    • ただし(上位での)依頼人はベルナ村の加工屋で、狩猟地は古代林。
      岩っぽい見た目が化石を連想させる事もあり、
      一連の背景を読み解かないとココット村由来の装備とは認識し辛い。
      龍歴士シリーズを龍歴院絡みの装備だと認識し、
      マスターシリーズはベルナ村の装備と捉えられてしまう可能性もある。
      ヒーローブレイドが事の発端ではあるのだが…。

関連項目

世界観/竜人族 - 竜人族の秘術と現代技術の融合によって生まれたとされている。
世界観/ココット村
武器/伝説の双刃
武器/ヒーローガンランス
武器/ヒーローアームズ
武器/ヒーローブラスター
武器/工房謹製・オオナグリ - ベルナ村の加工屋の依頼2で生産可能になるハンマー。
防具/紅兜シリーズ - スキルが被弾前提だが防御力の物足りない防具仲間。手間暇を考えるとこちらより大分悲惨。


*1 最低でも村・集会所共に★6を解放している必要がある
*2 どうやら何でも良いわけではなく、★6のキークエを2つ消化した時点で出現する獰猛化クエスト群の中から2つ以上の模様
*3 ネセト武器を担いで防御+60しても足りない
*4 なお上位の640(320)は、ミヅハ覇やゴールドルナを凌ぐ程度の防御力はあった