目次
概要
- 大型甲殻種ショウグンギザミの素材を用いて作成された防具一式の事。
下位で作成できるギザミを始め、上位でS/U、G級でX/Z、凄腕でL/R、秘伝書でLX/RXが作成可能。
- 西洋の甲冑に鋭い刃物を備えたシャープなデザインが特徴。
ただ、女性用の頭防具は独特な形状をしており、人によってかなり好みが分かれる。
そのため、女性キャラを使用しているユーザーの中には、頭だけピアスにするという人も多い。
- 匠や斬れ味のポイントがついていることが多く、テンプレ装備に組み込まれることが多い。
加えて達人のポイントもついているため、余ったスロットも有効活用しやすい。
見た目のいかつさも相まって、ハンター達にとっては多くのシリーズで呪い装備になってしまっている。
- 上でも触れた防具に点在する刃、防具の説明を読む限り素材の鋭利な部分を処理していないらしく、
武器の一撃を補助する役割(匠などのスキル)を持たせているかわりに取扱注意という危険物だったりする。
- MH4では発掘装備も登場しており、通常とは異なったデザインの防具も存在する。
女性剣士用は一式装備すると甲冑というよりかはスーパーロボットのようなすさまじい外見になる。
また、男性剣士用も頭の甲冑の形状がサイの角のような見た目になり、非常に目立つ。
逆にガンナー用は男女共にそこまでぶっ飛んだデザインになってはいない。
それでもガンナー腕は通常版の盾をやや小さくしたものを両腕に着けているのでそこそこ目立つ。
MHXではR防具が発掘装備のデザインで存在するので
MH4(G)で発掘装備をゲットしていない人は一度見てみるといい。
キー素材である獰猛化鎌蟹殻の入手に手こずるのはしょうがない
性能
MH2
- 初登場のMH2では、どちらかというと攻撃SPを中心とした装備となっていた。
一応後々のシリーズでの特徴となる斬れ味系スキルもSPだけはあるが、単独で発動までは届かなかった。
- 上位版のSに関しては、あまり補正が強くなかった攻撃SPほぼ一辺倒でスロットもなく汎用からは程遠い。
一方で下位版の無印はささやかではあるが攻撃SPに加え斬れ味系のSPを持っていたり、
意外にも体力系SPが+だったり、スロットもいくつかある…など、
防御力こそ雲泥の差ではあるがスキル面では下位の方が優れていたりした。
- なおUシリーズは斬れ味と研ぎ師、攻撃のSPを兼ね備えた部位がちらほらあり混成防具用としてはなかなか強かった…
と言いたいところだが、当時の業物はかなり弱く攻撃もやはり効果が低かったため、流行ることもなかった。
この組み合わせは攻撃力UP【小】で妥協すればなんと武器スロ無しでもオフラインで作成可能であり、現在でも使える。
これらのスキルが全てMHP2G以降の仕様であればMH2全体でも恐らくかなり強力だったので、惜しい所である。
- 今作のギザミ装備はお世辞にも強力とは言えない構成ではあったのだが、
幸いにして「火力+斬れ味」という実用的なスキル傾向自体は
MH2から16年後の最新作MHR:Sのギザミシリーズに至るまで脈々と引き継がれていくこととなる。
MH2単独で見た実績はさておき、その土台を作ったというだけでも充分な立役者と言えるだろう。
MHP2(G)
- 下位の時点で業物と研ぎ師を両立し、匠SPも5あるので、
装飾品にモノブロスハートを5つも使うのでやや困難ではあるものの
下位装備にもかかわらず匠・業物・研ぎ師というG級装備顔負けの斬れ味装備を武器スロなしで組める。
防御マイナスもつくが-20止まり、更に斬れ味SPがやや過剰なので上手く混合装備を組めば
下位時点からマイナススキル一切なしで同様のスキルを発動させることも不可能ではない。
- スキル的には上記の通り最早最前線クラスのG級装備であり、
王鎧玉強化で400近くまで防御力が上がることから少し腕があれば普通にG級でも使える。
もちろん防御力400はG級として高いとはいえない数値なので考えなしには使えないが、
長期戦になり良質な斬れ味が欲しくなりがちなG級の強敵を相手に相性がいいのは確かである。
- 上位装備のギザミSもかなり強力で、業物は残念ながらSPもろとも消えてしまい研ぎ師も+5止まりになるのだが
代わりに攻撃力UP【小】が登場する。
スロットも胴が1である以外全て2とかなり恵まれており、なんと攻撃力UP【大】を追加できる。
ここへさらに武器スロ1で研ぎ師なら発動できるため斬れ味・火力ともにスキがない装備が完成する。
HR5で素材元と戦える時期の良さ、村・集会所のどちらでも複数体のクエストがあり、集めにくい素材もほぼなく、防御ダウンを加味しても上位~G級序盤を耐えしのげる物理防御、
火・水への耐性を持つためG級序盤の咆えないボス*1にも強いなど
上位を駆け抜けていきG級でも序盤の火力不足を補うなど長い間使っていける名装備でもあった。
- ちなみにこれはMHP2Gでの発動スキルであり、
MHP2の頃は研ぎ師と攻撃のSPがない代わりに業物がついておりMHP2GのギザミZと発動スキルがほぼ同じ
という凄まじい性能を誇っていた*2。
- ギザミUに関しては業物が維持されるが匠が消えてしまい、追加も見切り+1と一見やや物足りない。
ただし腕が斬れ味2・達人2・スロ3と非常に強力で、他の部位も軒並みスロ2で同じSPを持つなど優秀。
このためスロットをすべて使って匠を発動させるだけでも匠・業物・見切り+1とかなり優秀な装備を組めてしまう。
おまけに武器スロ2あれば見切り+2まで上げることも出来る。
主に腕を混合装備で使えば更にその真価を引き出せる可能性も高いが、実は一式でも上位装備としては一級品である。
- スキル構成からして、ギザミSはミラルーツZを、ギザミUはカイザミ装備を
それぞれ擬似的に上位レベルにダウングレードしたバージョンとも言える。
どちらの装備も火力系テンプレ装備としてG級でも最前線の力を持つので、
それをややグレードダウンしたとはいえ上位で使えるとなればもうその強さは言うまでもない。
- 上位までの例にもれず、G級装備も非常に強力。
亜種素材で作られるギザミZに至ってはなんと、
斬れ味レベル+1と業物が同時に発動するという驚愕の性能を誇る。
攻撃面に関係するスキルばかり発動するのが、ショウグンギザミらしいといえばらしい。
反面、防御-40のマイナススキルも発動し、同ランク帯の防具と比較すると打たれ弱い。
こちらもザザミと違いどんな武器でも壊れる殻であるショウグンギザミらしいといえばらしい。
- 一方、ギザミXは無印、ギザミSと異なり、一式で心眼と抜刀術を同時発動可能。
心眼と抜刀が同時に要るような相手はそうそういない(キリンや紅龍などか)ことと、
一式装備では体力-30が発動してしまうことで、パーツ単位での運用に向いていると言える。
- 抜刀のポイントは腕と脚、剣術のポイントは頭と腰に大きく振られている。
- キリサキやヤツザキなどに代表されるショウグンギザミの武器は斬れ味に優れることが多く、
ギザミシリーズのスキルと併用すると斬れ味に困ることはまずなくなる。
だからといって斬れ味に任せたデンプシーや乱舞のゴリ押しをしていると、
防御系のマイナススキルと相まって、斬れ味よりも先に体力が尽きることになるので、
立ち回りには十分気をつけたい。
- また、ギザミ武器の最終強化形は大抵最初から斬れ味ゲージが最大のため、
一式ギザミZと下手に合わせると斬れ味レベル+1が無駄スキルになってしまう。
- ガンナー用の装備では、
- 無印ギザミ:貫通弾・貫通矢威力UP、ぶれ幅DOWN、防御-20(P2G)
- ギザミS:/貫通弾全レベル追加、貫通弾・貫通矢威力UP、防御-20(P2G)
- ギザミU:見切り+1、装填速度+1、体力-10(P2G)
- ギザミX:貫通弾全レベル追加、装填数UP、体力-20
- ギザミZ:装填速度+2、貫通弾・貫通矢威力UP、防御-30
となる。
- 特にギザミZが貫通弾主体の立ち回りであるピアースクラブ系統やヒドゥンスナイパー系統と相性が良く、
装填速度があまり意味を成さないが弓のブルーブレイドボウ系統と合わせることも出来る。
特にピアースクラブとギザミZの組み合わせは装填速度「普通」の欠点を補える。
- ただギザミXはギザミヘビィかギザミ弓のどちらかとスキルが噛み合っていないのが辛い。
元々ギザミヘビィは貫通弾全部に対応しており、ギザミ弓は最初から溜め4まで使えるためである。
XとZをうまく組み合わせていいとこ取りを狙ってみよう。
- ザザミシリーズと違い、通常種装備の属性のマイナス耐性は雷と氷が-5なだけで、それほど弱くない。
亜種装備は火が10になり、マイナス耐性は雷の-5のみ。
ザザミが防御の方が高く、耐性が弱い、ギザミは耐性が高く防御が弱いと覚えると良い。
MH4(G)
- MH4ではショウグンギザミは登場しなかったが、ガララアジャラの素材と交換することで
ショウグンギザミの素材の入手が可能で、これによってギザミシリーズの防具を生産することが出来る。
剣士用は一式で業物・砥石使用高速化が発動する。
…が、この防具の真価はそれだけではない。なんと匠のSPが付いているパーツが存在するのである。
下位で作成できる防具の中では、他にゴアシリーズに匠のSPが存在し、
これと組み合わせることによって下位防具で斬れ味レベル+1の発動が可能になる。*3
特に頭からギザミ・ゴア・ギザミ・ゴア・胴系統倍加とし、空きスロットを使用して
斬れ味レベル+1と砥石使用高速化を発動させるという組み合わせ装備が、
既にテンプレ装備として広まりつつある。
最速では村★5、集会所★3で製作可能という製作時期の早さも人気となっている。
ただ素材面では、生産に必要となる「鎌蟹の鋏」がクセモノ。
ガララアジャラの「寒気立つクチバシ」という素材と交換可能なのだが、
この素材、なんとレア素材なのである。
本作でも斬れ味レベル+1の優秀さは健在であり、多くのハンターが頭を悩ませる事になった。
- なお、G級亜種の素材は交換可能だが、G級版は存在しない。
スキルが優秀なだけに残念なところ。
MHX
- MHXではショウグンギザミの復活に伴いギザミシリーズも続投。
下位の無印版と上位のSに加え色違いのEX、4(G)の発掘デザインのR装備が存在する。
- 無印とSでは見切りと業物(弾薬節約)が発動する。
攻略段階での貧弱な斬れ味を保護してくれるので攻略用として優秀。
白銀に輝くEX版は斬れ味(弾薬節約)のSPが匠(通常弾強化)に置き換えられている。
ターボカニと悪名高い獰猛化を制して作れる肝心のR装備だが、ギザミRは何かがおかしい。
一般的なR装備は部位ごとにSPが極端に振られている程度なのだが、ギザミRは
なんと斬れ味と匠(通常弾強化)、両方のSPが付いているのである。
(特に剣士は)この時点で強力な性能だが更に達人のSPも健在である。
特に胴は斬れ味(弾丸節約)+3、達人+2、匠(通常弾強化)+1、スロット1と高性能
匠業物を両立させたいなると大抵はお世話になるであろう。
もしかして厄介なターボカニ獰猛化個体を狩猟したご褒美だろうか?
それにしても職人の加工技術恐るべし。
- MHX以降、ガンナーを取り巻く事情が大きく変化した事によって、
この装備も新たな境地を開拓する事となった。
S、R、EX、を混成する事によって、全身ギザミで5スロットを確保する事もできるのは説明不用。
頭、胴、腕、腰、足、の順に
R、R、S、R、S、なら「達人+11」「弾薬節約(斬れ味)+12」のスキルポイント。
R、R、EX、R、EX、なら「達人+9」「通常弾強化(匠)+9」のスキルポイント。
……と、斬れ味と匠が売りのギザミ装備らしからぬ、妙な表記となってしまうが。
- 剣士については「斬れ味と匠の両立」こそがギザミ装備のアイデンティティであり、
5スロットが開くとは言えども、この混成を意識する事は(基本的に)無い。
どちらか一つを捨ててでも別のスキルが欲しい場合の例外の参考、程度の与太話である。
- ただし、ガンナー(特にボウガン)の場合、
「通常弾はサブ弾で、主力としては使わない」と言うケースが意外と多いため、
R、R、S、R、S、で5スロットが空く、と言うアドバンテージが凄まじく大きく、
護石無しで特定射撃強化が乗せられるのである。
さすがにW属性変射までの贅沢は言えないが
目的にあった〇属性強化(+10以上)の護石と併せれば、かなり近いダメージを叩き出せる。
また、弓使いであっても、貫通弓や拡散弓で溜め短縮の発動が容易になる。
会心率の底上げ、弾薬や瓶の節約と合わせて、意外と汎用性の高い取り回しが可能となる。
- R、R、EX、R、EX、の場合は通常弾(連射矢)特化にとって有用ではあるものの、
スキル発動のためには工夫が必要であり、ほんの少しだけ運用難度が引っ掛かる点もあるが
匠と違って、護石の都合も含めて発動自体が難しい訳では無い点は助かる。
MHXX
- MHXXでも続投し、通常の性能のギザミXに加え、
R装備やEX装備のG級版であるギザミXRやGXギザミが存在する。
- ギザミXは一式で達人+20・斬れ味/弾薬節約+10・スロット9
- ギザミXRは一式で達人+20・斬れ味/弾薬節約+11・匠/通常弾強化+10・スロット4
- GXギザミは一式で達人+14・連撃+10・匠/通常弾強化+10・スロット3
となっている。
剣士防具はどれも達人を持ち、匠や斬れ味のポイントを持つため大半の武器種において使いやすい。
ガンナーの場合は使う武器は選ぶものの、扱いやすい通常弾強化なため無駄が少ない。
- Xシリーズは特に早い作成時期で無難な火力スキルが揃っているため、
攻略のためにG級防具に乗り換える際に最適である。
話題は後述のXRに隠れがちなものの、こちらもHR解放後に末永くパーツとして使える性能なので作って損はない。
- 剣士は一式では斬れ味レベル+1(2)は出せないものの、
ちょうどこのギザミXを作れるG★2辺りで素でそれなりの白ゲージを持つ
(生産・強化難度と性能のバランスが取れた)武器が手に入るようになる。
業物と他の斬れ味回復要素を併用できればゲージの維持も難しくはなくなるだろう。
特に引き継ぎ無しでXXを始めている場合はそこまで強力な防具を揃えずにつないできている可能性が高く、
乗り換え先として秀逸と言える。
- ガンナーが頭を剣士用に変更して防御力の向上を図ると弾薬節約が発動できなくなるが
9スロの1つに節弾珠【1】を嵌めれば発動可能となるため何の問題も無い。
さらに8スロ開いているので8スロスキルを追加するも良し、
武器スロやお守りのスロットで5スロスキルx2を発動させたりと自由度の幅は広い。
いっそ、弾薬節約は捨てて達人+20だけをベースに
武器3スロ+防具9スロ+お守り3スロ=15スロットを存分に活かすのも良いだろう。
どちらも雷・氷耐性は若干低いが若干でしかないので、キークエスト攻略ぐらいならカバーできる。
- GXシリーズはG級ギザミのクエストが解放される同タイミングで
ホーンズコインと交換できる高密度の研精石によって作成する事になるが、
一部のパーツにはガノトトスの素材を用いるため、作成はXシリーズよりも少しばかり遅れる。
匠(通常弾強化)と見切りが満遍無く配置されている他、全ての部位に連撃のSPが2ポイント付くため
連撃を活かせる武器種での一式活用が望ましいが、パーツでの運用が難しくなってしまっている。
- XRシリーズはRシリーズ同様にスキルポイントに大きな偏りがあり、斬れ味のポイントが胴と腰に集中しているため、
匠のポイントに加えてスロット3を持つグリードXRと組み合わせたグギグギグテンプレのパーツとして使用された。
- 特に腰は斬れ味+6、達人+5、スロット1とかなり優秀な性能。
- ちなみに、ギザミX、GXギザミ装備は上位装備と同じ見た目。
ギザミXRが新デザイン(4Gの発掘装備レア版)となっている。
そして女性用脚装備は食い込みがすごい。
鎧裂シリーズ
- MHXXで新たに登場した二つ名モンスター、鎧裂ショウグンギザミの素材から作られた防具。
従来のギザミシリーズよりもさらに鋭角的なシルエットを持ち、
腕パーツに至っては膝にまで届きそうな大きさの鎌が両腕に取り付けられている。
正直そのまま振り回して戦えるのでは…と思ったら、実現可能な武器が存在するため
腕を振り回して遊んでみるのも面白そう。
スキルが噛み合わない?防具合成の出番だ!
一式そろえたその姿は鎧裂ショウグンギザミをそのまま擬人化したと言っても過言ではない。
そして女性用脚装備は食い込(ry
更に腰装備の形の関係上一式装備すると前も後ろもチラチラ見える やったぜ
- 通常個体以上に攻撃性が高く、クエスト中にも自らの鎌を研ぎ澄まして殺傷力を高める鎧裂。
さぞかし攻撃的なスキルが発動するのだろうと期待に胸を膨らませて加工屋を訪ねてみると…
- 業物
- ガード強化
- 鎧裂の魂(ガード性能+2、納刀術の複合)
ガード関係のスキルが揃い、そこに斬れ味の消費を抑える業物と納刀術が付く。
ということで、正にランス・ガンランスにとっていたれりつくせりなスキル構成になっている。
また、ガード特化とまでは言わないが、同程度のガード性能を持つチャージアックスも十分運用できる。
直接火力を上げるような攻撃スキルが全くなく、鎧裂のイメージと合わないと思った人も多いだろう。
もしかしたら、矛砕との対比としてスキル選択をされたのかもしれない。
- 各パーツを強化して真・鎧裂の魂にすると、さらに刃鱗磨きが追加。
斬れ味消費を抑えた上に斬れ味回復手段までも追加されるようになった。
砲撃や属性解放斬りで斬れ味消費の激しいガンランス・チャージアックスなどだと
業物込みでもあっという間に斬れ味を落とすことも多いが、これなら十分に維持できる。
尚、追加されるスキルの関係上初期段階であっても一式揃えるだけでガード特化装備として運用が可能。
- 元々二つ名装備は一式で運用することが前提となる装備だが、
ここまで特定の装備に絞ったスキル構成をしているものは極めて少ない。
ネセト一式やグギグギグ等、様々なテンプレ装備や複合装備が考案される中、
『なんだかんだ言って快適な鎧裂一式に落ち着いた』という意見も少なからず見られている。
- 一方で、鎧裂武器とは斬れ味関連のスキルが噛み合わない。
鎧裂武器は双剣ですら業物不要の極長白が特徴であり、業物も刃鱗磨きもあまり必要は無いと言っていい。
コトルXやネセトを使えば、ガード関連スキルに加えてさらに火力を盛ることも可能であり相性は悪い。
ついでに、ガンランスには鎧裂武器がなかったりする
- 因みに鎧裂に頭骨を背負われているディノバルド…の二つ名である燼滅刃も、
素で最大まで達した斬れ味のせいで武器と防具のスキルが噛み合っていなかったりする。
ただ、何故か燼滅刃の武器と鎧裂シリーズはしっかりと性能が噛み合う。
素材元のように燼滅刃を背負え…という事かもしれない。
- 鎧裂のガンランスは不在だが、オストガロアの極星絶砲槍ゲーガロアは
見た目から性能まであらゆる面が鎧裂シリーズと噛み合うガンランスである。
なんせ匠は無効だが業物は欲しい程度の斬れ味ゲージ、
斬れ味消耗が激しいフルバーストと相性抜群の通常型Lv5の砲撃、
スロ3のお守りだけで砲術師までは確実に付けられる武器スロ2、
そして鎧裂シリーズに近い色合いの青色の武器…と何から何までが完璧に噛み合う。
- ちなみに素材元はどちらもモンスターの骨を、
もっと言えばディノバルドの頭骨を利用するという意外な共通点があったりする。
そしてそのディノバルドも青っぽい色をしているという妙な共通点があったりする
- ガンナー装備は、業物が貫通弾強化に置き換わっただけなので、
「貫通弾メインのシールド付きヘビィ」専用という超ピンポイント防具。
剣士用以上に使い回しが全く効かないので、生産するかどうかはよく考えよう。
- もっとも、そのピンポイントな運用に限っては悪い性能ではない。
特に納刀術はヘビィボウガンと相性が良く、
更にブレイヴスタイルならリロード速度を踏み倒す上で重宝する。
刃鱗磨きも回避を多用して距離を取る貫通ヘビィならば有用。
反動軽減を積むのはスキル枠的に厳しいので、できれば反動やや小以下のヘビィを用いたいところ。
上記の設備を整えたバスターランシエルダやアグナバリストなんかを持ち出すと輝くだろう。
なお、ギザミヘビィは反動中なのでこちらも相性が悪い。
MHR:S
- MHRiseでは登場しなかったショウグンギザミだが、MHR:Sの追加モンスターとして登場。
それに伴い防具も再登場する事となった。
デザインについても昔懐かしのギザミ装備ほぼそのままとなっている。
各部位のスキルは以下の通り。
- かなり攻撃的なスキル構成になっており、一式で
見切り+7、フルチャージ+3、研磨術【鋭】+3、ランナー+3、匠+3、貫通弾・貫通矢強化+3と
MAXまで発動するスキルを多数持つのが特徴。
- 特徴だった斬れ味ケアスキルについては今作では匠と新スキルの研磨術【鋭】だけになった。
- 属性耐性はザザミ装備と同じく貧弱にされており、一式で火-15、水5、雷-20、氷-5、龍10。
ザザミ装備の火と雷を入れ替えたような格好になっており、雷が最大の弱点である。
雷耐性が低いのは従来通りだが、今まで得意としていた火属性の耐性まで貧弱になったのはかなり痛い。
これまではマイナススキルのせいで防御力は低い代わりに耐性は優秀だったが、
今作では今までの感覚で上記の属性を喰らうと痛い目に遭うため、注意すべきである。
マイナススキルという概念が無くなった代償だろうか?
- 名称についてもザザミ装備同様、ショウグンギザミがマスターランクからしか登場しない為に
「ギザミX」ではなく「ギザミ」表記。
- 女性用の腰部位はスカート状になっており、
青の配色を基調とした重ね着パーツとして中々の汎用性を誇る。
- 前方に傾き、後方が持ち上がる形状のため、走りモーション中にお尻が露になる。
(青に限定されるが)任意の脚と組み合わせることで、チラリズムが堪能できるエロ装備と化す。
MHF
- MHFにおいてもギザミ装備は有用。
ただし、他シリーズとは違って攻撃や見切りが中心的で、匠や斬れ味はあまり目立たない。
ギザミZのような匠&斬れ味(&スタミナor風圧or溜め短縮etc)の防具はFX等に多い(特にルコFX)。
また、見てわかるようにマイナススキルもスローライフか心配性であり、防御や体力ではない。
ギザミLX/RXは現時点では剣士のみの実装。
- ギザミ
- 剣士:見切り+2、隠密、心配性
ほか、胴・腕・腰に研ぎ師3、頭・脚に斬れ味3が付加する。
ただし、斬れ味を10まで増やしても業物+1しか発動しないので注意。
ガンナー:見切り+3、通常弾・通常矢威力UP、心配性
頭・腕・脚に攻撃3、胴・腰に気配3が付加。
- ギザミS
- 剣士:見切り+3、攻撃力UP【小】、スローライフ
ほか、頭に回避性能3、胴にスタミナ3、腕にガード性能3、腰に高速収集3、脚に斬れ味3が付加。
ガンナー:貫通弾・貫通矢威力UP、見切り+2、スローライフ
頭に特殊攻撃3、胴に底力3、腕に聴覚保護3、腰にスタミナ3、脚に連射3が付加。
- ギザミU
- 剣士:攻撃力UP【大】、業物+1(斬れ味15)、スローライフ
ほか、頭に食いしん坊&特殊攻撃5、胴にモンスター&脱臭5、腕に達人&砲術師5、
腰に採取&防御5、脚に高速収集&肉焼き5が付加する。
部位占有スキルの内容的にも、腕が人気。
ガンナー:装填速度+3、攻撃力UP【中】、スローライフ
ほか、頭に体力&特殊攻撃5、胴に底力&スタミナ5、腕に達人&防御5、
腰に貫通弾強化&回避性能5、脚に弾調合&反動5が付加。
脚は装填速度と反動を両立しているため、割と需要があったりする。
- ギザミL
- 剣士:見切り+3、攻撃力UP【小】、スローライフ
ガンナー:貫通弾・貫通矢威力UP、見切り+2、スローライフ
部位占有スキルポイントは、ギザミSに付加していたものがそれぞれ5に増量されている。
- ギザミR
- 剣士:地形ダメージ減【大】、斬れ味レベル+1、心配性
ほか、頭に風圧&スタミナ5、胴に回避性能&断食5、腕に爆弾強化&水属性攻撃5、
腰に運気&聴覚保護5、脚に砲術師&ひらめき5が付加。
一見すると頭が優秀そうに見える…
のだが、頭は超絶のピアスが占領してしまっているため出番はあまりない。
ガンナー:装填数UP、餓狼+1、採取-1
ほか、頭に反動&底力5、胴に精密射撃&毒瓶追加5、腕にスタミナ&貫通弾追加5、
腰に溜め短縮&散弾強化5、脚に地形&千里眼5が付加。
- ギザミLX
- 剣士:見切り+3、攻撃力UP【大】、餓狼+2、スローライフ
全部位に見切り6、攻撃5と剛力スキルのSPが多めに付加し、
胴にスタミナ5、腕にガード性能5、脚に斬れ味5がつくなど非常に強力であるが、
スロット数が1~2しかないことが大きな欠点となっている。
- ギザミRX
- 剣士:餓狼+2、見切り+3、集中+2
こちらも見切りと餓狼のSPが多く付加するが、頭の武器捌き5や腕のナイフ使い5など、
特徴的なスキルポイントも多い。
いずれにせよ、他の防具に組み込む際は、
「はらへり倍加【大】」を発動させないと餓狼は扱いづらいだろう
(スタミナ最大値を25にする攻撃を持つアクラ・ヴァシムなどでは使えるかもしれないが)。
また、マイナススキルも存在しない。
- ギザミG
- 剣士:一閃+1、高級耳栓、研匠、早食い
会心率上昇系のスキルが多かったためか、G級装備では一閃が発動する。
腕と脚が付与されたスキルポイントが多いが、代わりにスロットが少ない。
GFでは一閃+1と高級耳栓がそれぞれ1段階上のスキルへアップ。
GXでは頭・胴・腰は研ぎ師が溜め威力へ、腕・脚は食事が溜め短縮へ変更され、
更に頭から反射、一匹狼、喝、鼓舞、移動速度のポイントが追加された。
なお、溜め威力は各部位+3ずつしかないため、一式ではスキルは発動しない。
ガンナー:一閃+1、高級耳栓、連射、早食い
剣士装備の研ぎ師のスキルポイントが連射に差し替わった。
GFでのスキルポイント変化も同じ。
GXでは頭・胴・腰で連射の代わりに弾丸節約術、腕・脚では食事の代わりに射手が付く。
追加スキルは頭から装着、痛撃、喝、速射、回避距離。
- GF珠はG1では唯一の一閃のポイントが2ある*4精錬装飾品で、
GR3に上がったハンターはまずこれを5個作る事が推奨された。
その後は一閃を保有する装飾品も増え、むしろ一閃以外のスキルが非G級スキルしかないギザミGF珠は、
いつの間にか姿を消した。
GX珠を使用する場合も、やはり最終的に聴覚保護が邪魔になる為に複数使用に向かず、
採用例は多くない。
なお、研ぎ師や連射が要らない場合は、発動させないために剣珠と射珠を混在させるハンターが多かった。
- ちなみに一閃と研ぎ師のスキルポイントを併せ持つ装飾品は、
現在でもクック剣珠とギザミ剣珠のみである
(ただしクック剣珠はGX段階でも一閃のスキルポイントが+1しかない)。
そのためヒートブレードや消費特効といった、
斬れ味消費が激しくなる戦法やスキルを用いる際には採用の余地がある。
ギザミネコシリーズ
- MH4Gでは惜しくも参戦を逃したショウグンギザミだが、MHXでは復活。
それに伴いオトモ装備も用意された。
- デザインはザザミネコシリーズがベースになっているが、
ギザミのシャープなデザインを装備に採り入れたためか頭防具がやたら細長い。人によっては海老にも見えるとか。
説明文によれば、この鋭いデザインを採り入れるために内部のスペースをギリギリまで切り詰めていいるため、
中はかなりギュウギュウ状態なんだそうな。
いくら丈夫な素材で作っているとはいえ、
そんなキツキツの状態で強い衝撃を受けたら中身がひしゃげてしまいそうな気もするが、大丈夫なのだろうか…
- 武器はショウグンギザミの鋏の機構を武器に応用した「ギザミネコカッター」。
「鎌蟹の素材を研ぎ澄ましした刃は、しつこい毛玉も一刀両断する。」
このような説明文に加え、鎌蟹武器ということで優れた斬れ味を持っていそうな印象を受けるが、
斬れ味は同ランクの武器と比べても飛び抜けて高いということは無く、あくまで常識的な範疇に収まっている。
- いかにも折り畳めそうなデザインではあるが、ゲーム中では折り畳む事なくそのまま背負っている。
威力を安定させるためにあえて固定してあるのか、それとも単純にゲームのシステム的な都合なのかは不明。
仮に前者だとしても、少し残念である。
銃や手裏剣でそのまま殴ったり、傘なのに開いたまま背負ったりしてる時点で今更かも。
- 防具は頭用防具の「ギザミネコマスク」、胴用防具の「ギザミネコスーツ」の二つ。
一式装備したその姿はデフォルメされたショウグンギザミ。
背中のグラビモス風のリュックはたくさんの荷物が収納できる優れ物で、たくさんの弁当とおやつが収められるらしい。
狩場に何しに行ってんだ…というか、そこにもっとアイテムを詰めて帰りたいと思ったハンターは一人二人ではあるまい。
- MHXXからは防具の着彩設定も可能になった。
対応部位は、瞳のカラーとグラビリュックの紐のカラーが変更可能となっている。
鎧裂ネコシリーズ
- MHXXより登場した鎧裂ショウグンギザミの素材を用いたオトモ装備。
鎧裂由来の蒼白色の体色カラーになっている他、鎧裂の鋸状の爪を模した意匠が随所に施されている。
また、鎧裂らしく背中のリュックのデザインはグラビモスからディノバルドのものに差し替えられている。
やっぱり通常種のリュックよりも大容量だったりするのだろうか?
- 悪役寄りのデザインだった矛砕ネコシリーズとは対称的に
蒼白色のカラーやシャープなフォルムがヒーロー然としたスタイリッシュな印象になっている。
大きく広がる立物風のパーツと銀白色のカラーが某特撮作品の宇宙忍者に似ているが、多分気のせい。
- 防具としての性能だが、XX版の場合防御力については二つ名防具の中では真ん中に位置する。*5
実はこの数値、裏ボス格の古龍達(禁忌級を除く)の防具をも上回る数値であり、
当然全防具の中でも非常に硬い部類である。
そして耐性の方だが、水耐性がプラス、雷耐性がマイナスで絶対値が同じ、
残りは0という非常にわかりやすいもの。
着ていくべきシチュエーションがはっきりしていて十分優秀な防具……なのだが、
ここで天眼ネコシリーズがライバル…というよりぶっちゃけほぼ上位互換として立ちはだかる。
というのも、防御力は同値、耐性傾向も全く同一な上であちらの方がより数値の振れ幅が大きい*6。
雷耐性も確保したいのであれば別の防具を着ればよく、
何よりあちらの16という数値は、オトモスキルか耐性【大】の食事と組み合わせて26となり
属性やられ【大】を無効化できる。
最終的には立場を譲ることになるだろう。
- 武器は鎧裂素材を通常種武器と同形の武器に加工した切断武器「サンザンツメトギ」。
防具と同じく鎌の外側にも鋸刃が付いており、通常種武器に比べてより攻撃的なデザインとなっている。
対になる存在である矛砕ネコバサミと比べると、
属性と防御力補正がない代わりに高めの会心率が設定されているのが特徴。
鎧をも切り裂くという鎧裂の特徴を物理攻撃に特化させることで表現しているのだろうか。
- ただしMHXXにおいては紫の斬れ味補正が弱体化、
さらにニャンターのモーション値と手数の比により属性武器が重要視されているので、
無属性であるこの武器では他の強力なオトモ武器と渡り合うのは少し厳しいか。
- さらにXX版は銘が変わり、「鎧裂猫鎌ドツメトギ」となる。
斬れ味は紫、高めの会心率、やや控え目の攻撃力と
MHX時代の白疾風ネコ手裏剣を思わせる性能。
トップクラスの物理期待値と二つ名補正を併せ持ち、無属性の近接斬撃武器では最強と言っていいのだが、
前述した通り今作のオトモ武器で無属性+近接特化では活躍は難しい。
- 防具の着彩設定でカラー変更できる部分は通常種防具とは少し異なり、
額の宝石のカラーとディノリュックの紐のカラーが変更可能。
余談
- その優秀なスキルポイントから、剣士用装備を組み立てる際のパーツとして多用される。
カイザミやスカルギザミ(スカザミ)、バケツテンプレと呼ばれる組み合わせにも採用されている事からも、
その優秀さがうかがえるだろう。
近年でもギゴギゴやグギグギグなど様々な装備に引っ張りだこである。
どちらも腰に悪そう。
それでいて呪い呼ばわりされないので、やはりデザインは大事
- 切り裂き魔として名高いギザミの装備だけあって剣士装備は見た目も性能も大人気であり、
剣戟に限らずハンマー、ガンランスなど「切り裂き」とは無縁の武器種でも採用率はそこそこ高いが、
他方、ガンナー用装備に関しては、滅多に話題に挙がる事が無いと言うのも興味深い点である。
スキル的にパッと映える取り合わせが無かったり、スロットが少なかったりと
メタな理由でギザミ一式を採用する事情に縁が薄い、と言うのが実際の話だが
(シリーズによっては「貫通強化+見切り」による貫通会心戦術で大いに役立つとは言え…)
やはりジリジリ詰めって来て怒涛の剣撃で猛烈に切り刻む、と言うイメージからは程遠いため
不便を強いてまでギザミ装備を使いたいと言うガンナーは、真のギザミ愛好家ぐらいである。
死にスキルでも無いし、地雷スキルでも無いし、実戦的に活用できる優秀な装備ではあれど、
同様のスキル編成ならスロット数に恵まれた他の一式を優先する、と言う事情も頷ける。
- 対になるザザミ装備とは非常に相性がいいことで有名。
ギザミZの防御-40はザザミ亜種の武器に付く防御+40で相殺できる、
という例に代表されるように、ギザミ防具のマイナス防御をザザミ武器が補ってくれるからである。
そして攻撃力に優れるが斬れ味がいまひとつな物が多いザザミ武器は、
ギザミ防具のスキルのおかげで斬れ味が強化され、攻防を両立した超絶的な性能へと変貌する。
この場合防御-40からスキルは悪化することはないので空いたスロットにモノを言わせて
攻撃力をさらに底上げするというのも手である。
逆に、ギザミ武器は優れた斬れ味がウリのため、匠や業物のスキルが不要なことが多い。
ザザミ防具は元がガード絡みの構成なので武器種を選ぶことになるが、
他の攻撃スキルを発動させるというカスタマイズで攻守共に優れた、同じく超絶性能になりうる。
- さあ君もザザミ・ギザミ装備の組み合わせで快適な狩りを楽しもう!
関連項目
モンスター/ショウグンギザミ
モンスター/ショウグンギザミ亜種
モンスター/鎧裂ショウグンギザミ