黒いかけらや黒い塊をベースに作られた、殺気に近い異様な雰囲気を放つ武具。
黒き絶望の力を秘め、所有者に恐るべき力を与えるが、代償として命と正気を削ると言われる恐怖の武具。
目次
MHP2・MHP2G 
- 初登場作。
一式揃えても何のSPも無いのでスキルは発動しない。
その分下位の防具としてはスロットが比較的多く、自由度の高い防具である。
下位の防具としては少し防御力が高いが、龍属性に非常に弱いのが欠点。
スロット目的で繋ぎとして使うのが妥当な所だろうか。
- 2Gでは上位互換となる三眼シリーズが登場。
製作可能時期の関係上、G級クエストでは主にこちら側がスロット目的で使用する事になると思われる。
なお、ブラックシリーズはスロット目的で他の装備と組み合わせようとすると、
装備自体のデザインが非常に独特という事もあってか、どうあがいてもブラック装備の成分が目立ってしまう難点がある。
このため、2Gではコーディネート関連でも見た目が崩れにくい三眼シリーズの方が優先されがちなのが否めない。
MHX・MHXX 
ブラックシリーズ 
- MHP2G以降長らく出ていなかったが、MHXにてポッケ村と共に復活。
この頃のブラックシリーズは、三眼シリーズが下位/上位に左遷された影響か、
同装備と完全に差別化された性能での登場になった。
初出各部位に溜め短縮と属性耐性のSPが付いた代わりに、
スロット数は胴と脚に1つずつの計2つにまで減ってしまった。
耐性は龍以外全てプラスな上に属性やられを無効にできる。これらの属性を使うモンスターには高い効果を発揮できる。
しかし、龍耐性は剣士、ガンナー共に-25なので気を付けよう。
下位では比較的珍しい溜め短縮スキルを持つ防具で作成も容易な為、
大剣や弓をよく使うハンターは上位防具までの繋ぎとして使うのもアリ。
ブラックSシリーズ 
- MHXでは新たに上位防具としてブラックSシリーズが追加された。
各部位の溜め短縮と属性耐性のSPとスロット数は全く変わらず、
新たに剣士防具は抜刀会心、ガンナー防具は貫通弾強化のSPが付く。
剣士防具は溜め短縮と抜刀会心という大剣使いには垂涎モノのスキル構成。
最終装備候補となる優れものの為、大剣使いは是非とも作成しておきたい*1。
ただし、作成には全ての部位で上位オストガロアの素材である発光する上粘液が必要な為、
実際に作成できるのはHR解放後となる点には注意。- 正確には他の人が貼ったクエストに参加したり、ランク解放を保留していれば
HR7の時点で手にすることは出来るが。 - また、最終強化までにはウカムルバスの素材が要求されるので
自力ではHR60を待たねば強化を完遂できなかった。- 2016年6月上旬に配信されたイベントクエストで、
HR8の時点で誰でもウカムルバスのクエストを受注できるようになったため、
いくらか最終強化までの道は短縮されている。
- 2016年6月上旬に配信されたイベントクエストで、
- 正確には他の人が貼ったクエストに参加したり、ランク解放を保留していれば
- スロットが1つ×2部位の合計2つしかないので匠の発動は不可能。
よって斬れ味を重視するなら最初から白が出ているものを担がなければならないが、
幸い今作には高性能な素白20以上の大剣が豊富なので出番には困らない。
- ガンナー用の方は先述の通り貫通弾強化が発動する。
しかしボウガンでやっても溜め短縮の方が無駄になってしまうので、
一式装備を活用するのなら貫通弓専用の装備になる。
お守りとスロット2個を使えばもう1つ位はスキルを追加できるだろう。
お守り次第だが弾導強化の追加も狙える。
- 地味にポッケチケットの運用に気を遣う必要がある。
最後まで強化するとなんと20枚も必要。
ガムートを討伐して少し関連イベントをこなせば貢献ポイント500に達し、15枚程度は集まる。
防御力は560どまりだがぜひそこまでは目指そう。
ポッケチケットは他にも溜め短縮スキルのパーツとして利用できるマフモフSの生産などにも使うので、
何に使うのか優先順位はしっかり考えよう。
ポッケ村依頼クエストを最後まで完遂できればチケットをポイント購入できるようになるが、道は長い。 - ちなみにG級以降の強化は更にポッケチケットが必要になる他、
ナルガ素材や下記のポッケチケットGまで集める必要がある。
最終的には防御690になりレア8と並ぶ程度の域にはなるため、HR解放まで粘るかはお好みで。
ブラックXシリーズ 
- MHXXでも下位・上位と同じ容姿のG級防具が登場
(今回も黒龍の素材は必要としない)。
ただし、G級オストガロアの素材である発光する濃粘液が計17個(最後まで強化するなら更に+5個)要求されるため、
生産はHR上限解放後となる。
(今度は完全にラスボス後でないと手を出せない)
また、ポッケチケットに代わり、ポッケチケットGが生産時に要求される。
こちらはエンディング後に交易窓口から交換可能になるため、村クエストのクリアも推奨される。
- エリアルスタイル以外の大剣使用者にとって嬉しい発動スキルと胴、脚の空きスロットも健在。
これに加え、剣士は居合術【力】、ガンナーは舞闘家が追加。 - 剣士では一式で「抜刀2種、納刀術、集中、属性やられ無効」が防具だけで付く。
大剣に必要なスキルの詰め合わせなので、コレの完成を目指すといい。それにしても豪勢な話である。- 同じく大剣にとって有用なスキルを持つ荒鉤爪シリーズがライバルとなる。
また、ブラックXは2スロットしかないため、拡張性が薄いのが相変わらずネック。
上記のスキル構成にさらに攻撃力アップ系のスキルをつけたければ、
スキル自由度の非常に高いネセトシリーズ一式に乗り換えるか、
ディアブロス系防具を組み合わせることをオススメする。
とくにネセトの方は弱点である龍耐性が+10なため両シリーズ作る価値はある。 - ブラックXを使いたいのであれば、拡張性の薄さを武器スロットで補う必要性がある。
今作では匠不要大剣の最有力候補である真名ネブタジェセルがスロット3であるため、
スロット3つあるお守りを用意できれば、3スロ+4ポイントの装飾品があるスキルをピッタリ発動させられる。
MHXXでは会心珠【3】が追加されたため、相性抜群の超会心も付けられる。
なおブラックXに付与されているスキルは全て上位スキルが無い物なので、
超会心を発動させた上で更なるスキルの充実を狙おうとすると、
目当てのスキルの10ptかつスロ3もしくは目当てのスキル5pt会心強化5ptかつs3前後のお守りと
中々に高いハードルを要求される。
実は納刀研磨10スロ3という(天の)護石が存在するので、
ブラックXのスキル&挑戦者の納刀+超会心を完成形とする声もあったり… - その他にもお守りだけで10pt確保できるスキルは、多少の汎用性がある細菌研究家や、
抜刀術【力】を生かすためのKO+10や減気攻撃+10のお守りも悪くない。
納刀研磨に比べて効果はかなり薄いため実感しにくいが。
広域化で怪力の種等を使ってパーティーの火力を上げるのも悪くないだろう。
かなり低い龍耐性をフォローできる龍耐性+や、超特殊許可クエスト想定で組む場合は
属性やられ無効が死ぬもののそれ以外の属性の耐性+もいい。
ただし会心珠の仕様上、攻撃力UPの搭載は不可能である。
後者の場合、出さえすればかなりスキルの幅は多いが、
風化したお守りの第1スキルに存在しないスキルは、一式では5スロスキルすら付けられないのが難点。 - さらに神おまがあれば、高級耳栓などの15ポイント発動スキルも狙える。
- ただし、斬れ味レベル+2はどんな神おまがあろうと、武器スロットが3でないと発動できず、
ネブタジェセル以上の武器スロット3の大剣が無いため、
斬れ味レベル+2の発動が必要なのであれば、混合装備やネセトシリーズで組む必要がある。
その他、会心強化はお守りだけでは発動できない*2為、耐震などのスキルと両立できない。
この点は特化した混合装備に劣る。 - ただし、対抗馬と比べて、有用な護石や装飾品が無くてもスキル構成が高水準であることや、
作成、強化にレア素材を全く必要としない点では優秀と言える*3。 - 防御力は対抗馬より多少劣るが、耐性は龍以外属性値が+10あり、
属性やられ無効で鬱陶しい属性やられを防いでくれるため、防御性能も高い。
有用な防具の雷耐性が軒並みマイナスの中、雷耐性が+10もあるので
雷属性攻撃をしてくる強敵にも着ていける。
しかし龍耐性は-25と酷い数値なので、龍属性攻撃をしてくるモンスターと相性が悪い点には注意。
この場合は龍耐性が高いネセトシリーズ等の方が賢明だろう。
- 同じく大剣にとって有用なスキルを持つ荒鉤爪シリーズがライバルとなる。
- 腕や足パーツをクロオビXにピンポイントに替えて、短縮珠【1】を装着することで
スキル構成をそのままに、耐性を向上させることができる。
特に龍耐性は腕だけ替えると一式より+8、足まで入れると+16と大幅に回復し、
食事で一気にプラス耐性にまで転換できるようになる。
ブラックXで挑みたい相手には、龍属性を含む攻撃を使う者もしばしばいるので
さらに安定性が上がるのは嬉しいところ。- ただし一式より多少防御力が落ちるのと、
足まで替えると防具分のスロットが潰れる(腕だけでも実現不可能になる可能性がある)ため
さらにスキル自由度が落ちるという欠点がある。
が、やはり相性抜群のアトラル武器を装備すればさほど気にならない程度の問題である。 - なお腕のみクロオビX、他はブラックXの構成なら、溜め短縮1pt会心強化5ptスロット3以上のお守りがあれば、
ブラックXのスキル+超会心に、好きな5スロスキルが付与できる…が当然狙うのは至難の業*4。 - 他に確認がされているものでは、納刀研磨10pt超会心5ptのお守りで、
腕をクロオビXアームに変えつつ上記の一式+納刀研磨と超会心の発動が可能となる。
- ただし一式より多少防御力が落ちるのと、
- ガンナーでも「貫通弾・矢強化、集中、フルチャージ、回避距離、属性やられ無効」が防具だけで付く。
全てのスキルを活かそうと思うならば貫通弓での運用になるだろう。
回避距離はブシドースタイルなどで代用できるかもしれないが、
集中+弾強化の必須スキルに加えてガンナーと相性の良いフルチャージが発動するのはかなり大きい。
ただしブレイヴスタイルでこれを着込むと、イナシの関係上もれなくフルチャージが死にスキルと化すため、
その場合はおとなしくブレイヴ弓専用の装備に着替えよう。- 射法の追加に関しても、古びたお守りで追加されるポイントが、
第1スキルは+3、第2のみ+5だった状態から、風化したお守りでは第1でも+5が出るようになったため、
若干だが追加しやすくなった。
- 射法の追加に関しても、古びたお守りで追加されるポイントが、
- 作成には前述の発光する濃粘液に加え、
地味に集めにくい素材であるいにしえの巨龍骨が各部位4個、つまり合計20個も必要。
氷海の秘境での採取率が割と高めなので、氷海で爆死して集めるハンターも多いとか。 - いにしえの巨龍骨はフエールピッケルでも増やせる。
前作のたんとほれ燃石炭を周回していたハンターならば余っているのでそう困らないだろう。
加えて、フエールピッケルはアイテムパックでも配信がされている。 - それでも無い時は集会酒場のG2クエスト、『閃きの1ピースを求めて』で集めるのがおすすめ。
サブターゲットがザボアザギルの頭部破壊なので簡単に達成可能な上、氷海の秘境エリアのみならず
他の骨系オブジェクトからも低確率ながらもいにしえの巨龍骨は手に入るのでかなり集めやすい。
余談 
- 黒いかけら及びブラックシリーズの武具が登場するのはPシリーズとMHXのみ。
ブラックシリーズの外見は元々はドラゴンシリーズまたは黒龍武器のものである*5。
ブラックシリーズは、農場素材のみで生産可能な下位版の黒龍武具として用意されたものと言える。
なおMH2・MHFではドラゴンシリーズ防具(見た目はブラックシリーズと同様)を強化する事によって、
ドラゴンSか各亜種装備へと派生する形をとっていた。
- 同じく黒いかけらなどをベースとした武器も、異様な雰囲気に満ちている。
序盤では数少ない龍属性の武器だが、未強化のそれは斬れ味の持ちが悪く、
基本攻撃力も下位でならギリギリ使えそうなレベルである。
しかしミラボレアスや古龍種の素材を使う事で強化する事ができる。
強化の果てには正しく最高峰の圧倒的な力を得る可能性を持つ。
- MHXにおける各村に縁のある防具の1つであり、本装備はポッケ村の担当となる。
ちなみに他の防具はそれぞれ龍歴士シリーズ(ベルナ村)、マスターシリーズ(ココット村)、
桐花・三葵シリーズ(ユクモ村)となっている。
他の3つはクロスで新規に作成されたのに対し唯一過去作から登場しているからか、
剣士とガンナーで別のデザインが用意されているのは本装備のみとなっている。