- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 刃鱗竜下目 レギオス科)
- 別名
- 千刃竜(せんじんりゅう)
- 英語名
- Seregios
- 危険度
- MH4G・MHX・MHXX:★5, MHR:S:★7
- 登場作品
- MH4G, MHX, MHXX, MHR:S, MHF, アイルー村DX, MHXR, MHST, MHST2, MH-R
派生作品
派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/セルレギオス/派生作品
目次
生態・特徴
- 概要
- ある時期を境に、デデ砂漠などの乾燥帯を中心とした地域で目撃情報が挙がるようになった大型の飛竜種。
「刃鱗」と呼ばれる刃物のように鋭い金色の鱗に身を包むその姿から《千刃竜》の異名でも知られる。
その他、独特な進化と発達を遂げた翼や後脚(詳しくは後述)、そして鼻先から後方に向けて伸びる角が特徴。
縄張り意識と闘争心が非常に強く、雌火竜リオレイアに襲い掛かり、
抵抗をものともせず一方的に撃墜せしめることもある。
また、他種の大型モンスターに限らず、同族とも激しい戦闘を繰り広げるという。
- 大雑把なシルエットはワイバーンレックスに代表される原始的な飛竜に似ているが、
実際には翼に生える爪で姿勢を制御しているという他に類を見ない骨格を持つ。
特筆すべきはその飛行能力で、
"空の王者たるリオレウスに空中で唯一対抗できるモンスター"と評されるほどに高く、
火竜リオレウスと並び立つ「天上最大の実力者」として知られる。
特に制御力と瞬間的な飛行速度において千刃竜の右に出るものはおらず、
目にも止まらぬ速さで空中の獲物を捉える瞬発力のみならず、
相対した火竜のブレスを凄まじい飛行軌道で以って滞空しながらにして回避する機動力をも兼ね備える。
ただし長距離の連続飛行には向いていないため、通常は生息域から離脱するほどの大移動などはほとんど行わず、
戦闘についても前述の瞬発力や機動力を最大限に活かした短期決戦を好む傾向が強い。
外敵や獲物を発見すると翼を広げながら鋭く咆哮し、
その飛行能力を活かして空中をまるで舞うように飛び回りながら強靭な後脚で強烈な一撃を見舞う。
非常に攻撃的且つ執拗なその戦法は、天を切り裂き、地を破壊するとして恐れられる。
この類稀な飛行能力に裏打ちされた戦闘力は、
生半可な実力のハンターでは一太刀も浴びせる事はできないと言われるほどに高いという。
また、後述するX型の後脚や前方に広がる刃鱗も
蝶の様に舞い、蜂の様に刺すと評される自身の能力を増強しているのではとの見解もある。
- 後脚はただ強靭なだけでなく、こちらにも独特な進化が見られる。
セルレギオスの後脚の指は前後に2本ずつ生えており、他の飛竜と比べて物を掴むのに適した形状となっている。
握力もかなりのもので、一度その足に捕まってしまうと脱出は困難。
複数で立ち向かってくる外敵に対しては、その中から適当なターゲットをその足で捕獲し、
別のターゲット目掛けて投げ付けるという行動も見せる。
特に大型の個体の場合、自分より一回りほど小さい程度の飛竜ですら軽々と持ち上げつつホバリングを行い、
そして投げ飛ばす事ができる。
- 個体ごとの飛行能力は風や上昇気流を捕らえる技量の高さによって異なり、
強力な個体ほど高所に縄張りを作り、その周囲に刃鱗や爪を用いた痕跡を残す。
より複雑な傷を残すことができる個体ほどセルレギオスの中での地位は高いものと見られ、
特に強力な雄個体は若い個体や雌個体の数倍もの広さの縄張りを支配しているともされる。
雌の個体は発情期になると自分の理想のパートナーを求めて自ら雄の縄張りに侵入し、
交尾を終えると自分の縄張りへ戻り、数個ほどの卵を産み落とす。
子育ては雌が単独で行い、基本的に雄が介入することは無い。
この時期の母親個体は平常時と比較しても極めて神経質で攻撃的になり、
雄個体が縄張りに侵入してくると、その雄を殺害してしまう場合もある。
- 身体を震わせることで刃鱗の一部を棘のように発射する能力を持ち、
戦闘の際には距離を置いた獲物や外敵に対しても鱗による攻撃を仕掛ける。
射出された鱗やその破片は「飛刃」などとも呼ばれる。
刃鱗は風に乗るほどに軽いだけでなく、ハンターの構えた堅牢な盾にも容易に突き刺さり、
小型モンスターの体皮を一撃で貫いて致命傷を負わせるほど硬く鋭い。
そして放たれた刃鱗は獲物に着弾するなどして衝撃が加わると炸裂する性質を有しており、
鎧の上からでもその破片や衝撃によって対象に複雑な切り傷を与える。
この裂傷は塞がりにくく激しい出血をもたらすため、刃鱗による攻撃を受けてしまった場合は
長時間に渡ってその傷からの痛みや出血と戦う事も強いられる。
刃鱗は広げた翼から地上へ、尻尾から後方へとあらゆる方向へ飛ばす事ができ、
時には弾幕のように広範囲へ射出して範囲内の生物を一網打尽にしてしまうこともある。
射出される刃鱗は斬れ味もさることながらその精度も正確無比であり、
自身より遥かに小さい複数の小型モンスターに対して同時に命中させたり、
黒蝕竜ゴア・マガラと交戦した際には劣勢からの反撃の一手として刃鱗を射出し、
それを急所たる頭部に直撃させるなどの離れ業を見せている。
抜けた箇所の刃鱗も短期間で元通り生え揃う為、戦闘が多少長引いた程度で飛刃が枯渇することはない。
セルレギオスとの戦闘において最も警戒すべきは、この刃鱗による攻撃であると言っても過言ではない。
この刃鱗は捕食や外敵の排除に使われるほか、テリトリー内で炸裂させてマーキングのように用いることもある。
興奮がピークに達すると、普段は後方に向けて伸びている角が立ち上がり、
加えて背中や翼、そして尻尾などに並んだ刃鱗が一斉に逆立ち、全身に刃を纏ったかのような姿に変貌する。
攻撃もより熾烈になり、翼や尻尾での直接攻撃でも外敵を八つ裂きにしてしまう。
ちなみに幼体のセルレギオスは基本的に代謝の一環として自力で刃鱗を射出する術を習得するが、
この段階に至ると母親の縄張りから追い出される形で巣立ちを迎え、
以降は自分の縄張りを求めて単独で行動するようになる。
- 刃鱗以外にも全身の各部が刃物のように鋭く、攻撃的に発達している。
これ等を素材として生産された武具は革命や叛逆の象徴として畏怖されており、
とある大国に君臨した暴君がセルレギオスの素材で作られた大弓によって討ち取られたという逸話も存在する。
また、セルレギオスの素材をベースとした武器はその素材が元々備える性質により、
獲物の返り血や反撃などによってダメージを受けてしまっても、
刃自体が生まれ変わるように研ぎ澄まされるため、多少の負担であれば自己再生してしまうという
他のモンスターの素材には見られない特性を付加させることができる。
- セルレギオス事変
- セルレギオスが一般的にも知られるようになったのはごく最近の事だが、
元々セルレギオスという種の存在自体は以前からハンターズギルドによって確認されていた。
しかし、かつてはセルレギオスが人々の生活域に出現した事例はほとんど確認されず、
それ故に近年に至るまで正式にセルレギオスの狩猟が許可されたケースもほぼ皆無であった。
セルレギオスはごく限られた地域にしか生息しておらず、
しかも縄張り意識の強さや長距離飛行には向かない身体構造上の問題から
自分の生息域から離れる事は滅多に無いため、そもそも目撃される事自体が極めて珍しい存在だったのである。
また、その限られた地域の中で個体同士が頻繁に縄張りを争って激突し合い、
その戦いに負けた個体は縄張りから追い出され、その大多数はそのまま命を落としてしまうという。
このような生態から個体数もかなり少ないとされ、それ故に熟練のハンターでさえ
その存在を知る者はほとんどいなかった。
- ところがある時、1人のハンターがクエスト遂行のためにデデ砂漠に出向き、
そこでセルレギオスと遭遇するという事件が発生。
前述の通り、セルレギオスが自身の縄張りを離れるという事態は
本来の生態からはまず考えられないものであったため、
この一件は歴史的な事変であるとして大騒ぎとなった。
さらにこの事件以降、様々な地方でセルレギオスの目撃報告が相次ぐようになり、
他種の大型モンスターを狩猟している最中に突然乱入されたなどの報告も徐々に増加。
そしてある日、空を覆う程のセルレギオスの大群が生息域から離脱。各地に散って行く様子が確認される。
こうしてセルレギオスの存在は、これまでが嘘であったかのように瞬く間に知れ渡った。
- 緊急的な調査の結果、これらの事件の原因は、本来の生息域に生息していた個体の一体が
狂竜症を発症した事にあったことが判明する。
通常、狂竜症を発症してしまったモンスターは寿命を大きく縮めてしまうが、
件の個体は狂竜症を克服し、狂竜症の影響を色濃く残したまま生き残った。
そして自分以外のセルレギオスを次々と縄張りから追い立て、
同時に新たな狂竜症の感染源としてもその猛威を振るっていたのである。
因みにこの一連の事件は、多くの狂竜ウイルスの研究者が危惧していた「極限状態」に陥った個体が
初めて公式に確認された事例となった。
- その後、この極限個体はドンドルマのハンターズギルドより特命を受けたハンターによって討伐され、
それを機に各地でのセルレギオスの目撃情報は少しずつ目減りしていった。
しかし、ナグリ村の近辺やデデ砂漠近隣を中心とした各地方に一部の個体が定住してしまったらしく、
現在でも時折出現報告が確認され、それによる被害も少なからず報告されている。
概要
- 『MH4G』に登場する新モンスターにしてメインモンスター。
種族は飛竜種。MH3のギギネブラとベリオロス以来、本家シリーズでは実に5年ぶりとなる
完全新規にデザインされた飛竜種モンスターとなった。
また、飛竜種がメインモンスターとなるのはMHP2Gのナルガクルガ以来およそ6年ぶりである。
- 飛竜種の中では比較的細身な部類に入る。
全身に金色の鱗がびっしりと生え、頭部にある刃のような角が特徴的である。
頭部のウロコは一般的な生物のそれとは逆方向に生えており、
威嚇時や怒り状態になると鱗が逆立ち、非常に威圧的な見た目になる。
この状態では角もピンと立つ。
- 大雑把な外見はレックス型骨格の飛竜種に近く、地上では概ね四足歩行で走り回るタイプの飛竜種である。
ただ、翼部の太さ自体は今までのレックス型骨格と比較して細めであり、
着地した際前脚はティガレックスのように「地に着ける」というよりは、
先が地に触れているだけ、言わば「地に添える」程度であることが分かる。
そのため他の飛竜種に比べて胴体が高い位置にあり、リーチの短い武器種は、
特に弱点である脚を狙った時などに脚にも胴にも攻撃がかすりもしないことがある。
- 警戒時などの歩行モーションはベリオロスのものを流用しているほか、
怯みのモーションはワイバーン骨格のものであり、180度振り向く際のモーションは鳥竜種のものである。
また、断末魔のモーションはワイバーン飛竜の動きとレックス飛竜の動きの両方が存在している。
やはり原型が飛竜の王道骨格である故に全体の流用モーションはワイバーン骨格が殆どであるが、
モーションを総合すると「飛竜骨格の集大成」と言えるモンスターである。
- セルレギオスは四足歩行型飛竜ではあるものの、ティガレックスやナルガクルガとは異なり
空中も自在に飛び回ることが可能、寧ろ空中戦でこそ本領を発揮する。- 肝心の飛行戦法だが、ただ飛び回り続けるのではなく
滞空→着地を目まぐるしく繰り返すタイプであり、
また滞空と言っても攻撃の届かない位置に居座ることは殆どない。
降りる時に風圧を発生させたりもしないので、風圧で拘束されてダメージを受ける場面も少ない。
- 肝心の飛行戦法だが、ただ飛び回り続けるのではなく
- セルレギオスの脚は太く、前後に指が2本ずつ生えているという独特な形状になっている。
この形の足跡は大型モンスターでは初めて見られる形状の足跡のようだが、
実は「対趾足」という、キツツキやカッコウ、オウム類などの実在する鳥に見られる形である。
戦闘にはこの特徴的な後脚を用いたキックを頻繁に繰り出してくる。
一方で、翼を前脚として用いた翼撃や強烈な突進などは有していない。
地上でも最低限の立ち回りはできるものの、やはり空中での行動に重点を置くモンスターであるようだ。- また後脚で掴んだものを投げつけてくることもあるようで、
ムービーではゲネポスや別のセルレギオスをハンターに向けて放ってきた他、実際の戦闘においては
ハンターを脚で掴み、他のハンターに向けて投げ飛ばすという荒業を行ってくる。 - 空中戦に於いて非常に秀でているものの、他の飛竜と同様突然の横槍には対応しきれないようで、
閃光玉や各種怯みによるダウンでは墜落してしまう。
上記の方法でセルレギオスを叩き落とすと落し物をすることがある。 - ちなみに上記の方法以外に、拘束攻撃で拘束された際、
ハンターの上に降り立つ前にこやし玉を当てると墜落し、落し物をする。
但しこの場合即座に起き上がるので、攻撃チャンスにはならない。 - リオレイア同様、怒り咆哮直後はバックジャンプが確定行動である。
MHXX以前はどういうわけか異様に咆哮の硬直が短く、危険性は皆無。
更に納刀が早い武器種なら咆哮を食らってなお納刀→閃光玉が間に合う。
ガード性能なしの片手剣の場合、ガードする方が硬直が長いという
本末転倒な状況になる。落ち着いて食らってから閃光玉を投げよう。
- また後脚で掴んだものを投げつけてくることもあるようで、
- 刃鱗と呼ばれる刃のように鋭い自身の鱗を発射するという特殊な能力を持ち、
この刃鱗は何かに命中すると弾けて斬裂弾の如く衝撃波を放つ。
連続で受けたハンターを特殊なスリップダメージを受け続ける状態に陥らせることがある。
これは裂傷状態という新たな状態異常であり、
攻撃や回避、Rダッシュなど一部の行動中に体力を削っていくという凶悪なものである。
スリップダメージながら毒とは比較にならないレベルでガツガツ削ってくるため、放置するのは危険。
裂傷状態となったハンターには、コックピットに爪の傷跡の様な表示が現れる。
解除するには、状態異常を治す効果を持つ新アイテム「万能湯けむり玉」、
こんがり肉やモスジャーキーといったアイテムを使ったり、一定時間しゃがんだりする必要がある。
また、抗傷珠は上位セルレギオスさえ倒せれば比較的容易に作製でき、
裂傷無効が所謂5スロスキルなので対策は容易。
その他、狩猟笛であれば旋律で防ぐことが出来る。- 刃鱗に直撃すると、裂傷とは関係なく連続でダメージが発生する。
スタミナ切れになっていなければ回避で2ヒット目以降から逃れる事ができるので、落ち着いて対処しよう。
ただし刃鱗自体は当たるとのけ反るだけなので、
複数個飛んでくると無敵でやり過ごせない上に裂傷状態はまず避けられない。
軌道が偏るエリアの端や壁際で受ける際は特に注意。
- 刃鱗に直撃すると、裂傷とは関係なく連続でダメージが発生する。
- 飛んだ後ハンターに向けて急降下キックする攻撃(一部ではライダーキックとも)は
非常に強力で、MH4Gでは真鎧玉で強化した上位剣士の体力を5割削る程の威力である。
とはいえ隙は十分あり、「見てから回避不可能」といった初見殺しもないので、
しっかり対処すれば一方的に叩きのめされることははまず無い。- また、上記の急降下キック攻撃以外にも
セルレギオスの攻撃には素早く、かつピンポイントなものが多い。
裏を返せば、当たり判定の時間が短く、範囲も小さいものが多いため、
タイミングを見計らえばフレーム回避で容易に回避ができる。
- また、上記の急降下キック攻撃以外にも
- 咆哮も使用するが''拘束時間が非常に短く、
大抵は咆哮モーションが終わる直前のタイミングで行動可能になる。
判定時間こそやや長めで回避性能なしではフレーム回避できないが、
咆哮で拘束されている間に攻撃を食らうどころか、
(武器によっては)咆哮モーション直後に反撃できるという親切設計。
- 乗り状態になると勿論暴れるが、パターンが2種類ある。
ひとつはリオレウスなど多くの飛竜種と同様の暴れ方、もうひとつは空中に飛び上がる暴れ方。
空中に飛び上がっているときにダウンを成功させると落し物をするので狙ってみるのもいいだろう。
この場合乗りダウンからの復帰モーションがキャンセルされるので攻撃を止めるタイミングに気をつけよう。
- 攻撃モーションの殆どが新規モーションという事情もあってか、
MH4GとMHX(X)ではクエストのランクに応じた行動面での変化がなく、ステータス上昇のみが強化点となる。
- 弱点属性は雷>氷で、飛竜種の中では龍属性の効きが悪い方。
物理の弱点部位は腹と後脚で、飛竜種にしては珍しく頭はあまり軟らかくない。
背中だけは火属性が15%とそこそこ通るが、他の部位には全く効かない。
翼爪が極めて硬く、頭部がやや硬めなことも相まって、正面での対決にはかなり強いモンスターといえる。- また脚に関しては単純に肉質が柔らかいというだけでなく、
潜って脚を攻撃するというスタイルを取ることで大部分の攻撃をシャットアウト出来たりする。
あとは被弾すると裂傷状態になりかねない足踏みと、
ダメージの大きい空中での二連キックさえ避けることが出来れば優位に立てる。
- また脚に関しては単純に肉質が柔らかいというだけでなく、
- 意外にも4Gでは専用フィールドを除く全フィールドに出没する(地底洞窟は除くが地底火山には出没)。
ラージャンやブラキディオスのように苦手である筈の寒冷地帯、氷海にも出没するのである。
本種は縄張り意識の高さゆえに限られた生息域に棲むはずだが、元々の環境の適応能力自体は高いのかもしれない。
もしくは後述する4Gのストーリーより、
棲みづらそうな環境でも構わず来る程相当切羽詰っていた事を反映した結果とも考えられる。- しかし続編のMHX(X)では、何でもかんでも出てくる例外の闘技場を除くと、
禁足地での連続狩猟クエスト1つ以外は全て砂漠2か所と地底火山のクエストしかなく、
暑い場所にのみ生息するという位置づけになったようだ。
MHXの時代は4Gの頃からはいくらか時間が経った後であるため、
生息地を追い出されたばかりで切羽詰まっている事情が無くなった後は
本来の生息地に近い場所にのみ残った、という事だろうか。
- しかし続編のMHX(X)では、何でもかんでも出てくる例外の闘技場を除くと、
- コンセプトは「リオレウスとタメを張るライバル」だという。
久々に登場と相成った飛行メインの飛竜という点も理由の一つだと語られているが、
シリーズ5周年では天空の王者リオレウスと対を成す存在である
大海の王者ラギアクルスが生まれたように、
シリーズ10周年であることから、シリーズの看板と関係した存在にしたいという意図もあったのかもしれない。
開発当初から「翼を用いる飛竜らしい飛竜(=リオスと同じ正統派飛竜)」というイメージが存在しており、
その過程で「飛竜の王道たるリオレウスと並び立つワイバーン」というポジションが意識されていったようである。
なお、リオレウスと同じ戦法を用いるという意味でのライバル関係ではなく、
また違ったアプローチをしてくる好敵手といった立場になっているようで、
中空メインのリオレウスに対し、セルレギオスは瞬間瞬間で滑空や飛行を行う、
アグレッシブなポジショニングでハンターを追い詰めるモンスターである。
アグレッシブすぎるゆえか、羽ばたきもせずに浮いていることがあるが、それもモンハン界ではご愛嬌- ライバル関係ということからか、後述の通りリオレウスとはムービーでの絡みが多い。
リオレイアに攻撃を仕掛けるシーンが印象的だが、これもリオレウスとの因縁を意識したものだろう。 - 続くMHX(X)では「リオレウスのライバル」と云うコンセプトをさらに誇張して引き継ぐべく
後身の電の反逆者 ライゼクスが颯爽と降臨。
ライゼクスとリオレウスの関係性については項目違いなので該当ページに仔細を委ねるが、
MHX(X)でのセルレギオスは「旧作のメインモンスター枠の一人」と言う立場に落ち付いた。
ただし「後輩に御株を奪われ立つ瀬無し」などと言う冷遇的な降格では無く
緊急クエストを担当したり、コラボクエストとして強化個体で参戦したり、
新規メインの顔を立てつつ、旧作メインの一人として貫禄と地位は堂々と顕示する独特の役回りを魅せる。
なお、セルレギオスとリオレウスとのライバル関係については特に目立った脚色や演出は無く
MHX(X)から入ったハンターの中には、セルレギオスとリオレウスに経歴的接点がある事を知らない者も居る。
- ライバル関係ということからか、後述の通りリオレウスとはムービーでの絡みが多い。
- 破壊可能部位は頭・翼爪(左右)・脚・尻尾の5部位。
後脚が破壊できて部位破壊報酬が発生するのは本家シリーズの飛竜種では初のケースである。
MH4ではグラビモスの脚も破壊可能になったが、現在でも後脚が破壊できる飛竜種は珍しい*1。- 部位を破壊すると、その部位から放たれる刃鱗が弱体化し、
刃鱗の判定が縮小したり炸裂する回数が減ったりする。
破壊による弱体化が全ての部位で発生するのも特徴である。
- 部位を破壊すると、その部位から放たれる刃鱗が弱体化し、
MH4G
- 初めてその存在が明らかにされたのは、2014年2月14日のニンテンドーダイレクト。
この時は足跡のみの登場だったが、カプコンからは「今までになかったタイプの足跡」と言われていた。
上述の通り、この脚の形状は実在する鳥に類似点があったことから、
MH4Gのメインモンスターは鳥のイメージに近い飛竜種か鳥竜種ではないか、
総合的に「鳥型の新モンスターが登場するのでは」などなど様々な予想が飛びかった。
- その後、PV第2弾のラストで初めて本格的に登場。
巣で休んでいたリオレイアに対して、地上強襲をリオレウス以上の速さで何度も繰り出す姿が見られた。
- 10周年記念のモンハン展での映像、及びオフィシャルブックの購入特典として付くDVDでも終盤に登場。
今回も休眠していたリオレイアに襲い掛かり、執拗に攻撃を加えるも、
突然飛来したリオレウスの怒りの滑空突進を受け追い立てられる…といったものとなっており、
この時点で既にリオレウスとのライバル関係をほのめかせていたことが分かる。- なおこのDVDでは名称も公式サイズも表示されない、ゲスト出演という扱いだった。
- 7月11日に公開されたPV3では、セルレギオスが大暴れする様を確認出来る。
戦闘シーンでは、もの凄いスピードで旋回しながら突っ込んだり、空中で舞踏の如き華麗な舞を見せたりと、
純ワイバーン骨格飛竜をも遥かに凌駕する凄まじい飛行能力を見せつけた。
また鳴き声もはっきり聞き取れるが、甲高い鳥の鳴き声といった感じになっている。- 途中でセルレギオスの大群が森林の上空を飛行しているシーンも挿入されている。
そこでは岩の塔や遺跡の様なものが確認でき、
未知の樹海のBCからエリア1に向かう入り口からの光景に似ている。
見方によっては多数のセルレギオスが未知の樹海から逃げているようにも見えるが、
この事象の真実はストーリーを進めると明らかになる。
- 途中でセルレギオスの大群が森林の上空を飛行しているシーンも挿入されている。
- 9月17日に公開されたフィギュアスケート選手羽生結弦氏によるMH4GのCM撮影メイキング映像では、
セルレギオスのクエストをプレイする羽生氏の様子が公開された。
その中で、「これ新しいやられ状態ですよね?」「セルレギオスって何属性なんですか?」など、
裂傷状態に戸惑う羽生氏の様子が映されている。
ストーリーにおいて
- ストーリー上で初めてセルレギオスと会うことになるのは、
リオレイアの捕獲クエスト「灯りさす火を求むれど射干玉の」。
主人公がリオレイアを捕獲するべく巣に追い詰めたところで特殊ムービーを引っさげ突如乱入。
リオレイアに激しい攻撃を加えて巣から逃がしてしまい、セルレギオス自身も後を追うようにフィールドから去る。
セルレギオスを危険視した師匠の判断により、クエストは強制失敗となり撤退することになってしまう。
- すぐにセルレギオスの討伐依頼が主人公宛に届き、主人公の手によりセルレギオスは討伐される。
従来のストーリーと同じならこれで一件落着……といいたいところだが、
その後、リオレウス亜種のクエストにて討伐したセルレギオスとは別の個体が
リオレウス亜種と交戦している場面に出くわすことになる。
ただでさえセルレギオスは数の少ない珍しいモンスターとされているのに、
短期間でセルレギオスが二頭も発見されたことは、ただ事ではないと原因の調査が始まる。
そしてこの一件を皮切りにあちこちでセルレギオスの目撃情報が上がるようになり、
「セルレギオスの群れが縄張りから流出するに至った何らかの原因」が存在するものと断定、
筆頭ランサーらを調査に向かわせる事となった。- ストーリー上だけではなく、実際のクエストでも以後登場するキークエストを中心に、
旅団★9クエストではセルレギオスが乱入してくる。
当然乱入された場合はいかなるBGMでも同じフィールドにいる場合セルレギオスのBGMが優先される。 - リオレウス亜種のクエストは旅団★9の「蒼空は曇りか、砂の嵐か」。
初めてこのクエストを受注した時のみ、リオレウス亜種の初期位置はいつもと違いエリア1で、
エリア1に進入した時点でムービーが入る関係上、同じエリア1に確定でセルレギオスが乱入してくる。
といってもムービーの後各々の場所に飛び去ってしまうので結局は同じだが、
実質的にクエストの最初からセルレギオスがいることになる。
2回目以降、および他のクエストではメインターゲットもセルレギオスも各々の初期位置に従い、
またセルレギオスもクエスト開始時からはおらず、途中で乱入してくる。
ただしかなり高い確率で乱入が起こる上、乱入が起こると必ずセルレギオスである。 - リオレウス亜種のクエストで乱入してきたものについては、イベント乱入扱いであるが、
セルレギオスの狩猟経験があるからなのか、今回はリオレイア捕獲の時と違って
クエストの進行を妨げられる事はないし、セルレギオスもついでに狩猟してしまう事も可能。
逆に言うとセルレギオスに邪魔されようが何しようが、リオレウス亜種をキッチリ狩猟しないと終わらない。
- ストーリー上だけではなく、実際のクエストでも以後登場するキークエストを中心に、
- セルレギオスの調査の途中で狂竜化したブラキディオスとイビルジョーの存在が確認される。
シャガルマガラを討伐した後にもかかわらず、狂竜化したモンスターが発見されたという異常事態は
シャガルマガラではない「感染を広めた黒幕」の存在を一同に疑わせた。
そして主人公によって狂竜化したモンスターの狩猟が敢行されている間、
筆頭ランサーの調査によって、狂竜ウイルスの感染を広めていた黒幕が明らかになった。
その正体は、なんと狂竜ウイルスを克服したセルレギオスだったのである。
通常、狂竜ウイルスに冒されたモンスターは程なく死んでしまうのだが、
ウイルスを克服したこのセルレギオスは「極限状態」と化し、
新たな狂竜ウイルスの感染源となってウイルスをばらまいていたのである。
また、この極限個体となったセルレギオスが他のセルレギオスの生息地を奪ってしまったため、
各地にセルレギオスの大群が飛来することになったようだ。
この極限個体のセルレギオスは、直前に現れた狂竜化したイビルジョーより恐ろしいとも
言われる程戦闘力が極まっており、古龍級生物をも上回る脅威としてプレイヤーの前に立ちはだかる。- なお極限化しても後脚の肉質は柔らかいままなので、
倒すだけなら解除しなくても行けるという優しい仕様を持っている。
大抵の場合一番最初に戦う極限個体となる分、救済の面もあるのだろう。 - ただ、奴の魔の手から逃れた個体もいるようで、
旅団クエストのイャンガルルガ単体狩猟クエストでは、しっかり乱入してくる。
他の個体より縄張り意識の強い個体だった為残っていたのか、
はたまた運良く極限個体と遭遇していなかった為生き残っていたのかは不明である*2。
- なお極限化しても後脚の肉質は柔らかいままなので、
- 極限状態となったセルレギオスを討伐することで、セルレギオスの飛来という異常事態は解決するものの、
ドンドルマには同時期に古龍クシャルダオラの襲撃という問題を抱えているため、
オフラインのストーリーはこれで完全終了するわけではない。
- レベル126以上のギルドクエストでも新モーションはないものの、
尻尾回転とタックル、急降下回転蹴りの際に3方向へ刃鱗を飛ばすようになる。
このうち尻尾回転と回転蹴りは乗り中にも繰り出す行動であるため、
周りで待機しているハンターは警戒が必要である。
また、高レベルギルクエでは刃鱗の破裂がハンターを追尾するようになるとされているが、
体感的には殆ど違いがないので特に問題はない。
ただし、回避距離の短い双剣の鬼人回避だと避けきれない場合もあるので注意。
MHX
- 11月9日に行われた完成発表会で公開されたPV第3弾にて、
MH4のメインモンスターであったゴア・マガラと共に本作でも続投することが明らかになった。- なお、本作に続投するかどうかは長い間不明で、
かつ生息地である未知の樹海の情報が発表されていなかった*4。
ただし、本種特有の状態異常であった裂傷やられをショウグンギザミが習得しており、
裂傷やられの続投はMHX開発発表後早くから明らかとなっていたことに加えて、
CMにはこのセルレギオスのヘビィボウガンを装備したハンターが映っていたことから、
本作でのセルレギオス登場の可能性は早い段階でも示唆されていた。
- なお、本作に続投するかどうかは長い間不明で、
- 前作では脚の肉質が非常に柔らかかったが、今作では脚の肉質がやや硬化し、転倒させ難くなっている。
とはいえ弱点特効の通る数値の45であり、有効であることには変わりない。
代わりに頭と首の肉質が軟化しており、特に首に関しては脚と同じくらい軟らかい。
狙いやすい部位が柔らかくなったことで寧ろ弱点部位が増えて狩りやすくなったともいえる。
加えて、属性肉質にも多少の調整が入っている。
物理肉質が硬い部位は雷属性に弱く、柔らかい部位は逆に強くなっている。
- セルレギオスの代名詞であった裂傷にも調整が入っており、
裂傷属性の攻撃を立て続けに受けるなどでなければそうそう発症しないようになっている。
- また、本作では下位から出現するようになった。
新規で下位素材が設定されるなど、MH4時のブラキディオスなどと同じような待遇となっている。- しかし下位のレア素材は存在せず、メインモンスターでありながら下位のレア素材に当たる素材を
持っていないのはクシャルダオラとセルレギオスだけである。 - 上位用に作られたモーションを下位でぶっ放してくるのだから……と思いきや
隙が殆どなかった前作とは異なり、特定の攻撃動作の後で威嚇を挟むようになったため攻撃チャンスが増えた。
だが、そうは言っても同ランクの他のモンスターと比べて非常に素早く、
矢継ぎ早に攻撃を繰り出してくるのは変わらないため、慣れないうちは苦戦を強いられるかもしれない。
ちなみに、下位個体は拘束攻撃の頻度がかなり低い他、
空中をUの字に飛びつつ繰り出す爪攻撃を連続して行うことはないと言った具合に、やや易しくなっている。
また、疲労時には滞空から着地する際確率で転倒するようになった。
- 強化された点としては、U字キックの際に周囲に刃鱗をばら撒くようになった。
実はコレ、かつてMH4Gにおいて極限個体が習得していた行動である。
MHXでは通常種が過去作の亜種の行動を取り入れている例が散見されるが、
亜種の確認されていない千刃竜が持ってきたのは、まさかの極限個体の技である。
幸い、刃鱗の届く範囲は狭い上に、確定裂傷の効果はオミットされているので理不尽な程の脅威ではない。
- しかし下位のレア素材は存在せず、メインモンスターでありながら下位のレア素材に当たる素材を
- 獰猛化個体も存在するが、二つ名や特殊個体が存在しない見返りか、
他のモンスターと比べて強化が著しく、部位耐久値は驚愕の全身1.6倍。
オーラを纏った後脚に至っては2.2倍まで跳ね上がる。
獰猛化の例に漏れず体力も上がっているが、この超絶部位耐久には全く着いていけておらず、
その部位破壊の難度はMHXの全モンスターの中でもぶっちぎりに難しい。
破壊王を付けていても1箇所~2箇所の破壊でもう瀕死になっていることも少なくない。
セルレギオスの体力が元々低いのもあるが、
オーラ纏い時の後脚が怯み値2.2倍に対して肉質が1.1倍に軟化するのが大きく、
後脚だけ集中狙いしていると一部位も破壊できずに討伐してしまうことも。
逆に弱点の後脚が軟化する上にオーラ纏いということで狩技ゲージもグングン貯まっていくため、
ただ倒すだけなら4Gよろしく後脚張り付きが有効になり却って楽になったと捉えることも出来る。
- 上位個体は他のメインモンスターと違いHR7にならないと狩れない。
HR7のクエストと言えばシャガルマガラや4大メインモンスターの複数狩猟クエストがあるところである。
更に言うなら、古龍級生物のラージャンやイビルジョーが★6のクエストで出るのにもかかわらず、
セルレギオスは★7のクエストに出てくるのである。これはブラキディオスも同じである。
同じくGを冠する作品のメインモンスターなのに★5に落とされたナルガクルガもいるが- 重役出勤の理由として、便利な回避ギミックを持つ千刃竜武器が
早々に強化されるのを避けたためという見方がある。 - ちなみに、セルレギオスは★7に上がる際の緊急クエストの相手としても抜擢されている。
- 重役出勤の理由として、便利な回避ギミックを持つ千刃竜武器が
- メインモンスターを退いたせいか、今作だといまいち存在感は薄め。
理由としては、今作のメインモンスターにして四天王の一角であるライゼクスが
リオレウスとの関係性を強調していたこともあるかもしれないが、
それ以上に村クエや集会所のストーリーにほぼ関わらないという点が大きいだろう。
尤も、セルレギオス自身はMH4Gのストーリーにおいてずば抜けた存在感を見せていたため、
本作でフィーチャーする必要性はないという公式の判断は妥当ではあるが。- ただ、件のライゼクスがOPにてリオレウスと激しい空中戦を繰り広げたことで、
空の王者に空中で"唯一"対抗できるという謳い文句が
早々に危ういものとなってしまったという点では不遇と言える。
- なお、上記の通り上位個体の登場はかなり遅い(最高ランクでの登場)うえ、
緊急クエストの相手に抜擢されているなど、クエストでの扱い自体は悪くない……
どころかあのブラキディオスに匹敵するレベルで厚遇されている。
- 疑似的にレギオス武器の「刃鱗効果」を使用できる人気狩技「絶対回避【臨戦】」の解放クエスト、
「砂上の竜脚」の相手もドスゲネポスと一緒に務めている。
そういう意味ではハンターの狩猟に深く関わっていると言えるだろう。
- 少々影が薄すぎたのか、飛竜・鳥竜のうち飛行が得意な種の中で、唯一エンディングに登場しない。
他の種はあのフルフルですら仲良く飛んでいるのだが…。
- ただ、件のライゼクスがOPにてリオレウスと激しい空中戦を繰り広げたことで、
- 上位には地底火山での捕獲クエストがある。
セルレギオスの休眠エリアは最深部の9だが、灼熱地帯のエリアにあまり行かない上に、
瀕死になっても飛べるのにもかかわらずエリアを転々とし、すぐエリア移動するため、
先回りして暫く待ちぼうけを食らう羽目になる。- この他にもフィールドこそ異なれど我らの団の看板娘をルームサービスに迎え入れたり、
ハンターによってはメインストーリーとは程遠い事情で何度も捕獲せざるを得ない羽目になる。
- この他にもフィールドこそ異なれど我らの団の看板娘をルームサービスに迎え入れたり、
- 今作では旧砂漠や地底火山に出現する。
おそらく4Gのストーリーで極限個体に未知の樹海から追い出され、そのまま定住するようになった個体だろう。
また、棲み辛かったのか前作で出現した氷海などには出現しない。
元々、未知の樹海に出現するモンスターはMH4Gで出現したガララアジャラ亜種を除けば
寒冷地のモンスターが存在しないことから、未知の樹海の気候は比較的温暖であることが推測できる。
それを考えると、元々温帯~熱帯に生息するモンスターである可能性もある。- しかし、温帯気候と思われる原生林にも現れなくなってしまった。
ジンオウガを除けばさほど苦手な相手もおらず、地底火山でやっていけるセルレギオスなら
住み着いていそうなものなのだが…。
未知の樹海では主に乾燥地帯に生息していたことから考えると、原生林はいささか湿潤過ぎたか。
折角だから未知の樹海と似た雰囲気の原生林より、目新しい場所がいいのかも知れない。
- しかし、温帯気候と思われる原生林にも現れなくなってしまった。
MHXX
- G級個体が登場。新たにセクメーア砂漠に進出した。
- G級でも上位と同じく最高ランクのG★4での出現なのだが、
上位の頃とは違いキークエストや緊急クエストにも指定されておらず、
単体狩猟以外のクエストも殆どなく、素材の需要も限られていて非常に影が薄い- G級のキークエストとはなっていない歴代メインモンスターは他にもいるのだが、
セルレギオスの場合は二つ名モンスターも存在しないし、
特殊個体すら出現しないのも、影が薄いとされる原因であろう。
前作で優秀だった武器性能すら取られがちである。 - 何の因果かラギアクルスも同待遇だが、あちらは復活した事自体を驚かれている上に、
帯電噛み付きという超高性能技を携えて大暴れしている。 - 狩猟地が増えた今作でも地底火山と砂漠地帯にしか出現しないため、
リオレウスとの接点の薄さにも拍車がかかってしまった。
かたやライゼクスとラギアクルスはレイアのいる密林に、そしてレウスもいる遺群嶺に、
とお構い無しに行動範囲を広げている。話が違うッスよ…。
G4のクエスト補正が他ランクより頭ひとつ抜けて大きいのもあって、
その火力とタフネスはライバルのリオレウスを凌駕している。 - G級のキークエストとはなっていない歴代メインモンスターは他にもいるのだが、
- 上位までと打って変わって大技の空中旋回キックの使用率がやたらと高く、
コレを安定してフレーム回避が出来ないとかなり被弾が嵩む。
その上、上位まではあった攻撃後の威嚇も無くなってしまっているため、
拘束キックやライダーキック等の空中行動も併さって、空中からずっと俺のターン!をされる事が間々ある。
罠を調合分も含めて持ち込んでみるのも良いだろう。
- 獰猛化時の空中旋回キックは煙部位が右脚か左脚かで溜め時間が変化する。
右脚は溜める時間が長くなるためまだありがたいが、問題は左脚。
文字通り一瞬で溜めを終了させて放ってくるため対処が僅かに遅れただけでごっそりと体力を削り取られる。
これがG級の旋回キック使用率の上昇と見事に噛み合ってしまい、
エグい威力の大技をまるで小技のようなノリでやたらめったら乱発する。
タイミングが掴めず苦戦する場合は、現在どちらの脚に煙を纏っているかに注意すると良い。- 獰猛化時の部位耐久値の倍率は1.6倍(煙を纏った後脚は2.2倍)とMHXの時から据え置き。
G級ということもあってMHXの上位でも既に無理ゲーレベルだった部位破壊が更に難しくなりそうだが、
怯み値以上に体力の上昇幅が大きく、MHXXの武器倍率のインフレも相まって部位破壊の難度は若干下がっている。
本当に若干のレベルであり、適当に狙っていると1箇所も壊せずに体力が尽きてしまうことには変わらないが。
- 獰猛化時の部位耐久値の倍率は1.6倍(煙を纏った後脚は2.2倍)とMHXの時から据え置き。
- 貴重な単体以外のクエストに鏖魔狩猟依頼G4があり、その名の通り鏖魔ディアブロスとの同時狩猟だが、
ディアブロスとセルレギオスはMH4Gのオープニングで共演しており、その再現クエストと言える。
狩猟地も旧砂漠で、一種のG4と4Gを掛けたシャレファンサービスと言えるだろう。
鏖魔と初期エリアで戦っていると、セルレギオスが乱入してくることがあるところまで再現されても……- 高レベル二つ名のクエスト補正のためかG4単体クエストに出現する個体より明らかに攻撃力が高く、
鏖魔との激闘を制したは良いものの集中を切らしてあっけなく斬殺されるハンターも。 - サブターゲットで獰猛化千刃竜斬鱗が手に入る唯一のクエストであり、
条件が脚破壊で簡単に達成可能なので、素材集め用に使う人もいる。
- 高レベル二つ名のクエスト補正のためかG4単体クエストに出現する個体より明らかに攻撃力が高く、
- 今作では闘技大会にも登場。ハンター部門のトリを務める。
全ての武器種に裂傷倍加が、それも裂傷-10のお守りによって強引に発動しているというひどい有り様で、
裂傷回復用のアイテムも活力剤を持つランス以外は全てこんがり肉しか持っていない。
グルメが発動している狩猟笛はマシだが、残り3種は一度も裂傷にならないくらいの気概で挑むべきだろう。
説明文に「裂傷回復するアイテムは入れておいたぞ!…まあ使う暇があるかは別だが」
とあるあたり完全に嫌がらせである。
MHR:S
眼下の死屍が 来るべき姿とは思いもよらぬまもなく 金の刃は降り 薙いでいく眩き陽を背に 射手は姿を現わす一矢報い 一命をつなぎとめようとて竜は より速く 児戯を楽しむかのようにより高くから新たな金色の墓標を築く
千塵の烈鱗千刃竜セルレギオス
- MHRiseのG級相当作品となるMHR:Sでは、MHXX以来、5年ぶりに堂々復活。
2022年5月10日に公開されたスペシャルプログラムでは
アレンジされた専用BGMと共に登場し、MH4Gよろしくリオレイアを襲う様子や、
ハンター相手に素早い立ち回りで攻撃を仕掛ける姿が紹介された。
出番が終わった後も、プロモーション映像後半部分はほぼ全てセルレギオスのBGMが流れており、
サムネにも抜擢されているなど、実質的にプロモーション映像2の準主役格という破格の扱いである。
- 同じくMHXX以来の復活となるライゼクスと同じく一新されたグラフィックで、
煌めく金色の鱗が光を反射して輝く様子や、その鋭さがより際立ったビジュアルに仕上がっており、
最大の特徴でもある展開する鱗も非常にこだわってデザインされている様子。
よりリアルになったため、より松ぼっくりらしくなったという声も
メインモンスターでありながらも長らくご無沙汰だったという事もあり、ファンからも復活が熱望されていたからか、
スペシャルプログラム配信中にTwitterも大いに盛り上がり、日本のトレンドにも浮上した。
- MHRiseでは裂傷状態がリストラされていたが、セルレギオスの復活に伴いこちらも新たな仕様となって復活。
MHXで裂傷状態を用いていたショウグンギザミの登場が告知されていたため、
裂傷状態の復活、ひいてはセルレギオスの復活を予想していた声もあった。- 6月1日には本種の実機プレイが公開され、MHW:Iのナルガクルガの時のように
飛ばされて地面に突き刺さった刃鱗に触れると裂傷状態になることが確認された。
- 6月1日には本種の実機プレイが公開され、MHW:Iのナルガクルガの時のように
- 今作に登場するモンスターには何らかの妖怪や伝説上の生物がモチーフとして充てられているが、
セルレギオスに関してはムービーの語りから、中国の伝承で太陽に棲む鳥とされる「金烏」だろうか。
金烏は太陽の異名でもあり、「陽烏」とも呼ばれる。
ムービーの語りにあるように、眩き陽を背に金の刃を降らせるイメージにはピッタリである。
また、ムービーの内容は本種の飛竜としての側面を強く押し出したものでもあるため、
モチーフの怪物はシンプルに「ワイバーン」である可能性も高い。- 他に当てはまりそうなモチーフは鳥と太陽繋がりだとエジプト神話の「ラー」や、
墓場に住む男に憑いていたとされる悪霊の群れ「レギオン」、
卓越した飛行能力や空中から襲い掛かる生態からシンプルに「ロック鳥」辺りか。
いずれも決め手となるようなものはなく、正確なモチーフは判然としていない。
- 他に当てはまりそうなモチーフは鳥と太陽繋がりだとエジプト神話の「ラー」や、
- 登場ムービーは刃鱗によって殺害されたジャギィとジャギィノスのカットから始まり、
死体に集まるガブラスや不審に思ったのか警戒するリオレイアが映される。
その直後に突如として彼らの上から刃鱗が襲い、複数のガブラスを撃墜する形でセルレギオスが登場する。
さらにセルレギオスはリオレイアを空中で巧みに追い立て、
最後には狙いをつけ勢いをつけた蹴りによって地面に叩きつけ、追撃の刃鱗によってリオレイアにとどめを刺す。
一つのムービーで3種ものモンスターを手にかけており、セルレギオスの闘争心の高さが窺える。
長らくメインシリーズでの出番に恵まれなかったセルレギオスだが、本種を知らなかった新規プレイヤーにも、セルレギオスの異常な縄張り意識と戦闘センスをこれでもかと見せつけた。
また、これまでのムービーでは追い立てるに止まっていたリオレイアを遂に殺害した描写など、
過去作経験者にも衝撃的な映像になっている。- 因みにリオレイア達を攻撃した理由については不明だが、捕食のために攻撃したような様子ではなく、
語りの後半ではまるで本種が遊び感覚で意味もなく殺戮をしたかのように言われており、
本種の残虐さや縄張り意識の高さを強調するような演出になっていることが窺える。 - この登場ムービーの後半部分はMHSTシリーズの特殊対決の1つ、
「飛行対決」によく似た構図が取られている点にも注目が集まった。
カメラワークと言い、勝った側がより上空から相手に急降下蹴りをお見舞いする流れと言い、
あちらと非常によく似た作りになっている。
- 因みにリオレイア達を攻撃した理由については不明だが、捕食のために攻撃したような様子ではなく、
- ムービーでのリオレイアに攻撃を仕掛ける様子や、リオレウスとのライバル関係の事もあり、
両者との縄張り争いを期待する声も多かったが、実装はされていない。- また、同じく鱗を展開させて攻撃に転用する生態を持つバゼルギウスとは初共演を果たした。
ついでに爆発する松ぼっくりを投げつけてくるビシュテンゴ亜種も登場するため、
ファンの間では松ぼっくりネタとして彼らの同時狩猟クエストなどの共演が望まれていた。
通常のクエスト及びイベントクエストでは共演は叶わなかったが、
傀異討究クエストでは運が良ければ彼ら3種を狩猟するクエストが出る事もある。
- また、同じく鱗を展開させて攻撃に転用する生態を持つバゼルギウスとは初共演を果たした。
- 大社跡や砂原に加え、新フィールドである城塞高地にも出現する。
城塞高地は森林地帯、寒冷地帯、城塞地帯の三つのエリアに分かれているが、
セルレギオスが現れるのは森林地帯と城塞地帯のみで、寒冷地に自ら向かう事はない。
もちろん操竜等で無理矢理連れて行く事は可能で、その場合は4G以来となる寒冷地に立つセルレギオスが見られる事となる。
- 再登場したことで縄張り争いも実装され、
同じMH4シリーズのメインモンスターであるゴア・マガラと激しくぶつかり合う。
両者向かい合った後、セルレギオス側は怒り状態となり、ゴア・マガラ側は形態を問わず翼脚を展開。
先手としてゴア・マガラに強靭な後肢による蹴りを繰り出すも、サイドステップで躱される。
再び蹴りを仕掛けるも、離陸時の一瞬の隙を突いたゴア・マガラが強引に突進、
翼脚に抑え込まれる形でマウントポジションを取られ、ゼロ距離で狂竜ブレスを顔面に食らってしまう。
さすがのセルレギオスも龍の幼体である黒蝕竜には分が悪い…と思いきや、直後にブレスの炸裂を物ともせず再び飛行、
飛ばした刃鱗をゴア・マガラの頭部にクリーンヒットさせ、大いに痛手を負わせて終了する。- 一度は仰向けでマウントポジションを取られたが、
即座に体勢を立て直して空高く飛翔する飛行能力の高さと、
刃鱗を頭部へ当てる正確無比なコントロールを見せつけている。
ゴア・マガラもこの反撃は予測していなかったうえに
弱点である頭部に刃鱗を食らったためか、大きく仰け反っている*5。
こちらの場合は流石に縄張り争い後にセルレギオス側が確定で操竜待機状態になる仕様となっている。
しかし内容自体は通常個体と同じものであり、不完全ながら古龍の力を得た黒蝕竜にすら食い下がる、セルレギオスの凶暴さが再確認できよう。 - 一度は仰向けでマウントポジションを取られたが、
- 特定のエリアでは、刃鱗を自分の牙で手入れする生態行動を見せるようにもなった。
非怒り状態であっても一時的に全身の刃鱗を逆立たせたうえで、
マガイマガドのように牙で丁寧に翼の刃鱗を研ぎ直すような仕草をする。
この際に落とし物もするため、余裕があれば発見されないようにしつつ生態行動を見届けるといいだろう。
戦闘能力
- リオレウスやクシャルダオラ同様、飛翔→攻撃→着地までがワンセットの攻撃となっており、
元々そういった性質のあった本種においてはそのスパンも非常に早い(要は飛翔が予備動作となっている)ので
飛びっぱなしで閃光玉などを使わないといけないという事は基本的にはない。
また、Riseの他のモンスター同様ステップなどのフェイントも行ってこず、
旧作で存在した着地場所を左右にランダムでずらす行動が廃止された。
大きく旋回する滑空攻撃後は似たような着地を行うが、本作では必ず右に着地するようになっている。
ただ、空中からの強襲を多用し(使用後には一定の隙はできる)、
そのスピードも高速化されているので全体的にみると、天地を自在に舞い、苛烈な肉弾戦を繰り広げるセルレギオスの個性は決して失われていない。
パターンも2連続でのキックやタイミングをずらした高空からの強力なキックなどを交えて複数パターンあり、
慣れない内は翻弄されてしまうかもしれない。
- 空中で小突くように放つ小キック、リオレウスと同モーションの低空飛び蹴り、
そして大技として扱われていた空中U字キックはなんと全て削除。
代わりに全く新しい3つのキック攻撃が与えられた。
新しいキック攻撃は共通して威力が高い代わりに動きが直線的という特徴があり、
真横へ退避することで安定して躱すことが可能。
他にも刃鱗や一部キックのヒットで起こる斬裂弾のような炸裂はオミットされており、
全体的に反撃に転じにくい小技が削除され、動作は素早いが豪快で前後の隙が大きいキックに置き換える傾向がみられる。
総じて武闘派の飛竜という本種の特色が強調されつつも、
サンブレイクでの復活モンスターの中では特に変更点の多いモンスターとなっている。
とはいえ代名詞だった空中U字キックは、"2連続で放つ"、"必殺級の威力を持つ"といった特徴が
それぞれ別の新技に分割して組み込まれており、動きは変わっているものの、かつての技の傾向はしっかりと残されている。
- 拘束攻撃については廃止されたが、同様のモーションは使用する。
低高度の旋回滑空蹴りでハンターを地に叩きふせ、滞空したまま4枚の刃鱗を飛ばして追撃するという、
登場ムービーでのリオレイアに対する仕打ちを思わせる、殺意に満ちたコンボになっている。
刃鱗を喰らうと当然ながら裂傷状態になるため、次の攻撃に対してかなり脆弱な状態になってしまう。
状態異常などを与えてこなかった過去作より脅威度は上がっていると言える。
ちなみにこの攻撃がセルレギオス最大の技と設定されているようで、
発動の際にはハンターが警告のボイスを発する。- ただし刃鱗は一箇所に集弾するのではなく一列に並ぶように放たれるため、
地形などが悪さをしない限り無防備でも4発全部当たるということは稀。
むしろ、焦ってセルレギオスの方向に翔蟲受け身をしたり、他人狙いの刃鱗に突っ込んでしまわないよう注意すべきだろう。 - この攻撃は距離が空いた時に積極的に使ってくるので、中距離を保つガンナーや、
アイテム使用のために離れる際には警戒が必要。
逆に剣士でインファイト戦法をしていると、クエスト終了まで一回も見ないままということも珍しくない。
- ただし刃鱗は一箇所に集弾するのではなく一列に並ぶように放たれるため、
- 裂傷状態も仕様が変わったため、
攻撃を適切に避けていればそれだけで体力がどんどん減るという事はないが、
慣れない内はしゃがみによる(本作で高速化された)回復のタイミングがつかみづらく、
折角回復しても追撃でまた裂傷状態に……という事態は起こりやすい。
- 一方、苛烈な行動速度に裂傷状態と行動面の強力さを重く見られているのか、
MR級の大型モンスターとしてはHPが上位古龍種より少し強力な25000程度と非常に低い*6ことも判明している。
大連続狩猟ともなれば15000前後ともはや上位の飛竜種とも大差がなく、
罠や状態異常を最大限に駆使すれば耐性が上がり切る前に一気に封殺できてしまうことも。
ただ、この体力の低さは部位破壊を困難にしており、
動き回る上に全身の耐久値が高いので一部位も破壊できずに瀕死になることもしばしば。
部位破壊素材を安定して集めたい場合は、
単体クエストを受注する、欲しい素材と関係ない部位は極力狙わない、破壊王の発動を検討するなど一手間必要になる。
どこかで聞いたような話である。- また、疲労状態での弱体化も過去作に比べて顕著になった。
刃鱗飛ばしや対地キックなどは1回で終わり、連続攻撃ができなくなる他、
尻尾攻撃を繰り出しつつ離陸するモーションの後はすぐ着地するようになり、
急襲キックの直後にはバランスを崩し転倒してしまうようになる。
これだけの隙がありながら肉質硬化といったギミックも一切無いため、
減気属性で攻め込むのもかなり有効な選択肢となる。 - ちなみに、尻尾の切断の仕方が変更されており、先端の片方の部分だけが斬れるようになった。
- また、疲労状態での弱体化も過去作に比べて顕著になった。
- 本種の咆哮は頭が大きく前に突き出される関係で
カウンター武器がよくやる咆哮カウンターの勝手が他のモンスターとは異なる。
咆哮判定は頭部先端ギリギリに発生しているようで、頭部側面や真下でカウンターを構えても不発に終わるので注意。
方向指定が厳しめの大剣や片手剣は特に気をつけた方がいいだろう。
セルレギオスの頭に近い位置で咆哮をガードカウンターする場合は首の下から頭に向かってガードする…
要するにセルレギオスに背を向けてガードしたほうが成功しやすいこともある。- 過去作では咆哮の硬直時間の短さが特徴的だったが、今作は長くなっている。
ガードやカウンター等でいなせた時のリターンも相対的に大きくなったか。
- 過去作では咆哮の硬直時間の短さが特徴的だったが、今作は長くなっている。
操竜
- 身体能力をふんだんに活かしたトリッキーな動きが特徴的なモンスターだが、いざ操竜となれば素直で使いやすい。
特殊な追加効果こそないものの、出の早い強攻撃を強みとする操竜強モンスの一角。- 弱攻撃1(X)は前方への頭突き。
- 弱攻撃2(↓+X)は前方への刃鱗飛ばし。
いずれもダメージは低いが発生が早いため扱いやすく、牽制としては悪くない。
刃鱗はイソネミクニの棘飛ばしと似ているが射程が長め。
直接当てるより踏ませた方がダメージが出るのも同じである。
- 強攻撃1(A)はバックジャンプからの直線的な対地キック。追加入力で2連になる。
出が早くリーチが長く挙動にも癖がないという基礎性能の高さに加え
キックのスパンが非常に短く、連打すればほぼ常に攻撃判定が出ているような状態になるため、
基本的には初撃でのけぞらせた瞬間に完封勝利がほぼ確定するという恐ろしい技となっている。
- 強攻撃2(↓+A)は空中で回り込んでからの刃鱗飛ばし。追加入力で空中キックに派生する。
ダメージは高いが、なにぶん上記の2連キックが優秀すぎるために影が薄くなりがち。- 強攻撃2の空中刃鱗飛ばし前後にBで回避を入れると、空中にしばらく留まることができる。
この時、Aを押すと強攻撃1追撃のキック2発目に派生し、
Xを押すと空中で力を溜めてからの高威力の旋回蹴りに派生する。
X追撃の方が威力が高いが、発動する前段階で翔蟲を消費するので3匹は欲しい所。
翔蟲が続く限り、A強攻撃→A強攻撃→B回避→A強攻撃……を延々繰り出せるのでDPSは高い。
- 強攻撃2の空中刃鱗飛ばし前後にBで回避を入れると、空中にしばらく留まることができる。
- 操竜大技は対地キック→ジャンプキック→空中刃鱗飛ばしのコンボ。
ハンターを早い段階で降ろしてくれるが、モンスターと距離が空きがち。
ちなみに、空中で操竜大技を発動すると空中刃鱗飛ばしを1回多く行うのでお得。
- 総じて、ダメージこそ平均的なラインだがキック連打のハメ性能がとにかく高く、
殴り合いを避けて素早くダウンまで持ち込むという点に関しては他の追随を許さない。
乗れるなら乗っておいて損はないモンスターと言えるだろう。
傀異化
- 発売直後は傀異化が実装されていなかったが、Ver.11アップデートより実装。
傀異クエストではEX★5ランクとなっており、傀異討究クエストを進めることで解禁される。
- 傀異核は頭部・翼・脚・尾に発生する。
頭部と脚は弱点部位、翼は部位破壊すると確定で転倒することからこれらは積極的に狙うといいだろう。
また、劫血やられは頻繁に繰り出してくるキック系の攻撃に付与されている。
攻撃力も高くなっているが、大技のキック以外は即死するほどのダメージにはならない。
とはいえ矢継ぎ早に攻撃を繰り出してくる上に一部の攻撃には裂傷もあるため、一度攻撃をもらうと立て直すのが難しい。
- 一方、相変わらず体力は他の傀異化モンスターと比べて低めで、
更に傀異鈍化による疲労中は大幅に行動が弱体化するため、付け入る隙が意外と多い。
傀異鈍化しても攻撃チャンスになりにくいモンスターもいる中でこの点は有情といえる。
- なお、本種の高い空中制動力を反映してかは定かではないが、なんと滞空しながら傀異バーストを放つことがある。
キュリア弾が高い位置を周回するようになるため、地表にいる場合は回避がしやすくなるが、
代わりに操虫棍のような空中に留まることが多い武器種に対しては特効となりうる。
使用頻度は低いがそれだけに注意が必要。
セルレギオスとライゼクスは操竜時にリオレウスのような飛行移動はできなかっただけに、
この滞空傀異バーストを繰り出すのは少々意外である。
- Ver.14以前では部位破壊箇所が多いことや、殴りやすい脚が弱点なこと、
そして上述の通り体力が低めで疲労時の弱体化が著しいこと等から傀異討究クエストの人気は低くなかったが、
Ver.15以降は少々事情が異なる。
EXランク★5の中では強敵ながら、同ランクのモンスターからは精気琥珀・真が手に入らないことに加え、
武器錬成に用いられる凶剛角に関してもハメの手段が確立しているこいつから取りに行くのが圧倒的に早くて簡単である*7。
特別討究全種討伐バッジのために狩猟してそれっきり…という人も少なくないだろう。
武具
- イベント「MH4G狩-リバル」第一弾の開催に合わせて、
セルレギオスの防具(男性用)とチャージアックス(剣モード)の原寸大模型がお披露目され、
その後公式HPにて操虫棍、女性用ガンナー防具と弓が公開されていた。- 男性用防具は鱗の意匠の多い鋭角的なデザインで、大きくせり出た肩と腰の前垂れが特徴的。
女性用はデザイン性は共通だが全体的にスリムで、剣士頭はレックスシリーズやブラキシリーズの様に
前方の守りを重視した兜。見た目は黄金聖闘士の蟹座にている。
- チャージアックスは、盾には青い3本の角があり、剣は白い牙を幾重にも重ねた様なデザインになっており、
弓は鋭い爪をあしらった豪壮なデザインである。
- 男性用防具は鱗の意匠の多い鋭角的なデザインで、大きくせり出た肩と腰の前垂れが特徴的。
- ゲーム中での防具レギオスシリーズには2種類の新スキルが付加される。
- MH4Gでは上位のSシリーズから『裂傷』がついている。
裂傷+10で『裂傷無効』が発動し、裂傷状態を無効にすることが可能。
逆に-10ポイントでは『裂傷倍加』が発動してしまい、裂傷状態が2倍になってしまう。
- G級のXシリーズの剣士防具には『斬術』が追加。
斬術+10で『心剣一体』が発動するが、なんと心眼と業物の複合スキルである。
後述のレギオス武器はギミックを生かすために斬れ味に難ありのため、そこを補うことのできるスキルである。
- なお上記のスキルはどちらともMHXの時点で外されており、
レギオス防具を象徴するスキルという訳では無い。
代わりに、MHXXからは刃鱗磨きという準固有スキルが追加された。
その効果はズバリ、レギオス武器の特殊ギミックをあらゆる武器に付与できるというもの。
このスキルはセルレギオスが再参戦したMHR:Sでも仕様を変えて復活しており、
セルレギオスとは切っても切れない関係にあると言える。
- MH4Gでは上位のSシリーズから『裂傷』がついている。
- 辻本プロデューサーは、セルレギオスの武器に面白いギミックがあるということを仄めかしていた。
当初は形状の変化や抜刀中常に動くなど外見的なギミックであると予想されていたが、
後に斬れ味や弾など武器の性能に関わるギミックであることが公開された。
詳細は専用ページに譲るが、全ての武器に従来にはなかった新要素が備わっている。
武器自体に特殊ギミックが付与されているのは、ナンバリング作品では3Gのクレイジー・D以来である。
武器種系統ごとに異なる特殊効果が付与される特性はMHFの剛種武器と似通っている。- MHXXまでこの特殊ギミックは必ず登場していたのだが、その後復活したMHR:Sではなぜかギミックが全削除されてしまい、
ごく普通の無属性武器となってしまっている。
他の部分を見ると決して使えないという性能でもないのだが(特に狩猟笛と剣斧、ボウガン2種はなかなか強力な性能である)、
Rise時代の無属性武器の優位が崩れてしまった事、更に後のアプデでギミック持ち武器が多数登場した事から、
今作のセルレギオス武器は一部を除いては不遇な存在として扱われてしまっている。
- MHXXまでこの特殊ギミックは必ず登場していたのだが、その後復活したMHR:Sではなぜかギミックが全削除されてしまい、
- ところで、下記の素材の節を参照すれば、
セルレギオスの素材は「鋭刃鱗」「刻爪」「伐刀角」「槍尾」等々、
他のモンスターと比べてやたらと鋭利さを強調する名称となっているものが多い。
上位以上の素材に何らかの接頭語が付いているのは珍しい事ではないが、それにしても刺々しすぎである。
正に千刃竜という名に相応しい素材であり、
そして武器のギミックもその素材の特性を大いに活かしたものであると言えよう。
余談
- MH4Gの先行プレイや世界観を体感できるイベント「狩ーリバル」の参加ノベルティとして、
表面にセルレギオスのビジュアル、裏面にMH4Gのパッケージ絵が載ったクリアファイルを貰うことが出来た。
そして、公式サイトにおけるクリアファイルの説明文で「カッコイイ新メインモンスターの…」と記され、
このモンスターが今作のパッケージを飾るメインモンスターであることが早くから知られていた。- ちなみに、そのクリアファイルの表面に載ることになるこのモンスターのビジュアルだが、
セルレギオスの全身がはっきりと写されている。
それだけならまだいいのだが、なんとこのクリアファイルのイメージ画を大きな画像で見ることができた。
尻尾はロゴマークと被って先端の形状しか見えないが、公開当初は名前すら公開されていなかったにもかかわらず
体色や鱗、甲殻の形状等、身体の特徴をはっきりと確認することが出来た。
- ちなみに、そのクリアファイルの表面に載ることになるこのモンスターのビジュアルだが、
- 尻尾や顎の棘がリオレウスとリオレイアのものに似ているという意見もある。
このことから、ワイバーンレックスの骨格を持っていた頃のリオレウスの祖先である、
絶滅種"シェルレウス"との類似を指摘する声も。
過去にはボルドル、ワイバーンレックスなどの絶滅種と設定が繋がった竜が登場した前例があり、
このモンスターもシェルレウスとなんらかの関係性があるのではないか……という説である。
細部は異なるものの、特徴的な頭部の角や四足歩行時のシルエットは確かに似ている。
もっとも、現状では憶測に過ぎないため鵜呑みは禁物である。- "セルレギオス"という名前の語感が、どことなくシェルレウスに似ていると考えるファンも多く、
掲示板サイトを中心に「シェルレウスを意識したのではないか?」という噂もあった。
- ゲーム上のデータで言えば、一部肉質にもかなり近いところがあり、
同名部位に対する水属性の効きがセルレギオスとリオレウスで完全に一致する。
また基本的に火属性は効果がないが、背中にだけは何故か効く(数値も15と同値)という特徴もリオレウスと共通する。
これが偶然なのか、生態的に近いことを示すための設定なのかは定かではない。- MHWorld以降はリオレウスの肉質が変更され、全身に火属性が一切通らなくなったが、
MHR:Sで再登場したセルレギオスもまた、全部位火属性無効に変わっている。
やはり意識しているのだろうか。
- MHWorld以降はリオレウスの肉質が変更され、全身に火属性が一切通らなくなったが、
- なお、2014年8月に開催されたイベント『10周年記念 モンスターハンター展』に展示された樹形図にて、
セルレギオスは「刃鱗竜下目」という分類であることが判明し、
シェルレウスは樹形図にて「甲殻竜下目」へと分類されているため、両者には分類の違いが見られる。
公式なセルレギオスの進化設定の詳細が発表されていないため何とも言えないが、
関連があるとしたら、シェルレウスと共通の祖先をもつが独自の進化を遂げた生物か、
シェルレウスの一部が独自に適応進化を遂げて新たな生物目分類に派生したものと考えられる。
- "セルレギオス"という名前の語感が、どことなくシェルレウスに似ていると考えるファンも多く、
- 名前の由来に関しては、鉤爪を意味する「セール」と軍団を意味する「レギオン」、
そしてハヤブサの学名「ファルコー・ペレギヌス」を組み合わせて命名されたもののようだ。- また、「レギオン」はルコによる福音書第五章、ルカによる福音書第八章に登場する悪霊の名前でもあり、
大勢なのでこの名前で呼ばれている。 - 「セルレ」「レギオス」など略されることが多いが、
鱗が逆立った様子が開いた状態の松かさを連想させることから、
ユーザーの間では「松ぼっくり」などという名前で呼ばれることがある。
ただ連想した物によっては、フルフル以上の生理的嫌悪感・恐怖感をかきたてられるだろう。
ちなみに海外でも同様の指摘があるほか、「Steve(スティーブ)」とも呼ばれているらしい。*10 - 松ぼっくりに関してはMH4Gの公式サイトで「松かさのよう」と書かれているため、
最初から公式でもその認識での設定だったようである。
- また、「レギオン」はルコによる福音書第五章、ルカによる福音書第八章に登場する悪霊の名前でもあり、
- レックス型の飛竜(正確にはセルレギオスは当てはまらないが)は実在の動物をモチーフとしているものが多いが、
藤岡ディレクターのインタビューによると、
セルレギオスは猛禽類の「ヘビクイワシ」をモチーフとしたモンスターとしている。
ヘビクイワシは(時に連続した)蹴り技で獲物をしとめることで知られるワシであり、
脚を使った攻撃という着想からモチーフとしたようである。
鳥竜種ならぬ鳥型飛竜種、それでいてワイバーン骨格と虎と恐竜をモチーフとしたティガ骨格も髣髴とさせる点では、
なかなかに変わったコンセプトだと言える。- モチーフはへビクイワシだというが、奇しくもMH4には蛇型モンスターらが多数登場している。
絞蛇竜はともかく、翼蛇竜くらいなら常食していそうである*11(蛇王龍に関してはお察しください)。
なお、本編ではセルレギオスはホーミング生肉アプケロス等を捕食している。
ちなみに、ヘビクイワシは名前に反してヘビに限らず小動物なら何でも捕食する。 - ヘビクイワシの蹴りは蹴り技(キック)としてよく連想される「蹴り払う」ものではなく、
「顔面など相手の急所を狙い、足裏を勢いよく叩きつける(いわゆるヤ〇ザキックやケンカキック)」ものである。
セルレギオスを脚を使った攻撃も「相手に向かって鉤爪ごと足裏を叩きつける」ものであり、
ちゃんとヘビクイワシの蹴りを踏襲したものとなっている。
- モチーフはへビクイワシだというが、奇しくもMH4には蛇型モンスターらが多数登場している。
- 通常時のCGイラストの構図はMH4で書き直されたリオレウス亜種のCGイラストとどことなく似ており、
怒り時のCGは同じくリオレイア亜種のCGイラストと似ている。
恐らく偶然の一致だろうが、リオスとの因縁を考えるとなかなか面白い共通点である。
- ストーリー初めて遭遇する極限個体ということでか、
セルレギオスに関しては極限状態の公式CGイラストが存在する。
MH4Gのモンスターサイズ早見表でもあたかも希少種や特殊個体の類であるかの如く
極限状態セルレギオスが掲載されており、他の極限個体と比較して際立った優遇が見られる。
- 2014年9月18~21日に開催された東京ゲームショウ(TGS2014)にて、
セルレギオスとの戦闘が可能な体験版がプレイアブル出展された。
スタッフによれば、4人PTでの討伐成功回数は1日2ケタに満たないぐらいであったとのこと。
また、プランナーの徳田氏によると、「ちょっとだけ強くし過ぎた」…らしい。
- スマートフォンゲームパズル&ドラゴンズとのコラボレーションにおけるダンジョンボスとして、
セルレギオスがアイルー村テイストのデフォルメを施された状態で登場している。
また短く編集されたものではあったが、セルレギオス戦のBGMが、
ここで発売前に解禁された事も話題になった。
- 2015年1月にモンスターハンター・ザ・リアル2015で、ジンオウガと共に登場した。
セルレギオスもジンオウガも共に人気のモンスターである事もあって、
多くの注目と期待が集まっていた。今回はリオレウスと同様動いたりする事は無いが、
光の加減により時間差で見え方が変わるという仕組みを導入されている。
- 前述の通りラギアクルスとセルレギオスはシリーズ○周年のメインモンスターで、
リオレウスとは対やライバルという点が共通するが、それ以外にも
リオレウスが持つ赤色も有するという共通点も持つ。
- MH4Gのコラボクエスト「ソニック・千刃竜への疾走」ではメインターゲットとして抜擢した。
確かに最速のハリネズミ・ソニックと、空中のスピードモンスター・セルレギオスは
棘やキック等もイメージがピッタリである。
- 2015年4月12日より、ニンテンドー3DSの内蔵ソフト『すれちがいMii広場』のゲームの1つ
「ピース集めの旅」に『モンスターハンター4G』のパネルが登場した。
前作のパネルでは先生が登場していたが、今回のパネルではセルレギオスが登場している。
- ノベル版では氷上慧一の『天地カオスな狩猟奏』1巻*12、および西野吾郎の『氷雪無尽の獄狼竜』に登場。
前者では一冊通してのメインモンスターとなっており、
まだセルレギオスがドンドルマ周辺で見かけない希少モンスターだった頃の狩猟となっている。
後者ではプロローグで倒されているが、一回捕獲に失敗した強敵として描かれている*13。
- メインモンスターの中では珍しく、MHR:Sまでのメインシリーズにて
亜種・希少種・二つ名持ち・ヌシ・特殊個体のいずれも存在しない*14。
イヴェルカーナも該当しているが、こちらは現状二作品しか登場しておらず、
しかも世界観上特殊な立ち位置にある古龍種*15である上に歴戦王は専用BGM持ちであり、
「複数作品に登場している」「(世界観上)普通の」「メイン」モンスターとしてはセルレギオスが唯一である。- そもそもセルレギオスは(少なくとも4Gでの事件が起こるまでは)ごく限られた地域にのみ生息し、
基本的にその縄張りからは離れないという設定のモンスターであり、
こういった他の環境に適応した個体が出現しづらい設定が
派生個体である亜種や特殊個体などを出しづらい理由になっているのかもしれない。 - 無理矢理探せば4Gのストーリーで重要な役割を果たす極限個体がそれに当たると言えなくもないが、
シナリオ上のポジションはともかくシステム的には他の極限個体と変わらないし、固有の素材なども特にない。 - また、「メインシリーズに登場している大型飛竜種*16」という枠組みでも同様の事が言えてしまう。
- そもそもセルレギオスは(少なくとも4Gでの事件が起こるまでは)ごく限られた地域にのみ生息し、
- メインモンスター達の中でも、特別影が薄いとか評判が悪いといった要素は持ち合わせておらず、
最メジャーとまではいかずとも初登場以来コンスタントにコツコツ出番を積み重ねてはいるのだが、
モンハンで実施されたMHX登場モンスターの人気投票ランキングで28位(ほかメインモンスターは"全員"20位圏内)と
いまいち結果が振るわなかったためか、
一部ハンターから「公式のセルレギオスの扱いが軽い」という声が散見されるようになった。
その後MHR:SではPV2の準主役扱いだったり、SP配信でトレンドに入るなど華々しい復活を飾ったのだが、
上述した通り武器の固有ギミック全削除に加え、
過去作復活モンスターとして話題になったにもかかわらずイベントクエストに1度も呼ばれなかった*17*18事などから、
セルレギオスの扱いの悪さを嘆く声も急増し、同作最後のイベントクエスト配信日には
セルレギオスの名前がマイナスの意味でTwitterのトレンド入りしてしまう事態にまでなった。- 純粋に残念がる声も確かに多かった一方で、扱いの悪さを過剰にネタにする者も多発しており、
こうした者達のせいで「セルレギオス=不遇」というイメージが定着してしまったのも否めない。 - そしてモンハン20周年記念として行われたモンスター総選挙でも
やはり扱いの悪い影響を引きずり、60位と中途半端な結果に。
同時に登場した集会場のラスボス、ゴグマジオスは28位とかなり差を広げられてしまっている。
武器ギミックの件や、MHR:Sでのイベクエのターゲットの選定に偏りがあった事への不満は妥当だとしても、
モンハンのように新作の度に新たなキャラクターが追加されるシリーズでは
既発モンスターと新モンスターを比べると多少扱いに差が出るのは仕方のない事であり、
どんなモンスターにも必ずファンはいるという事は心に留めておくべきである。
- 純粋に残念がる声も確かに多かった一方で、扱いの悪さを過剰にネタにする者も多発しており、
- MHW:Iでのラージャンの特別任務で、
「角を折られたキリンが何故導きの地から渡りの凍て地まで逃げてきたのか」という疑問に対し、
受付嬢から「過去には強力なモンスターの出現により、
本来の生息地にいたモンスターが追い出された事がある」という話が聞ける。
詳細な説明はないので具体的にどの事象を指しているのかは不明だが、
もしゲーム内の範囲で起きた事を指しているのであれば、
4Gのストーリーで起こった「セルレギオス事変」を指している可能性もある。
- MHW:Iでは各メインシリーズのモンスターが代表として復活しているのだが、
MH4系列からは猛り爆ぜるブラキディオスを除いて、
メインモンスターのゴア・マガラ、セルレギオス含めた他のモンスターは参戦しなかった。
素材
- 千刃竜の刃鱗
- セルレギオスの体表を覆う鱗。セルレギオス自身の意思で先端を開き立たせることができる。
掠っただけでも対象を易々と抉り取るほどの凶悪な鋭さを誇る。
より鋭いものは「鋭刃鱗」と呼ばれ、かするだけで対象を抉り取る危険な代物。
最上質のものは「斬刃鱗」と呼ばれ、触れたものを無残に削ぎ斬る。
獰猛化した個体からは通常よりも強度を増した鱗が入手でき、
こちらは「獰猛化千刃竜鱗」と呼ばれる。
- 千刃竜の飛刃
- 刃鱗と呼ばれる鱗のうち、セルレギオスが外敵や獲物へ向けて射出するものは「飛刃」と呼ばれ区別される。
射出した鱗は風に乗り、かなり遠くにいる相手にも命中させることができる。
より殺傷力の高いものは「破刃」と呼ばれる。
なお、下位個体からは欠片である「飛刃片」を入手可能。欠片ですら侮れない威力を持つという。
- 千刃竜の爪
- セルレギオスの脚に生える鋭い爪。鱗に負けず劣らずの鋭利さを誇り、対象を容易く引き裂く。
より上質なものは「刻爪」、最上質のものは「閃裂爪」と呼ばれる。
- 千刃竜の刀角
- セルレギオスの頭頂部に生える、後方に反り返った巨大な一本の角。
異性に対するアピールとしての側面が強く、さらにセルレギオス自身も刃鱗や爪を主たる武器とするため、
この角を使って敵と戦闘することは殆どないが、刀のようにしなやかで頑丈であり、武具の素材となる。
肉厚な刃の様な構造をしたものは「伐刀角」と呼ばれ、武具の素材としては一級品の価値を持っている。
「断刀角」と呼ばれるより美しく鋭いものは職人垂涎の逸品。
- 千刃竜の翼爪
- セルレギオスの翼に生える爪。主に体重移動や姿勢制御のために用いられ、移動は後脚で行っている。
より上質なものは「尖翼爪」、最上質のものは「斬翼爪」と呼ばれ、
素材価値は刻爪や閃裂爪に引けを取らないらしい。- 翼を集中的に攻撃して部位破壊することで入手することができるが、
セルレギオス自身が頻繁に動き回るモンスターであることに加え、
的が小さい・肉質も硬い・耐久値も高いことなどもあり、
破壊することは困難を極める(一応、本体剥ぎ取りでも入手することは可能)。
- 翼を集中的に攻撃して部位破壊することで入手することができるが、
- 千刃竜の槍尾
- セルレギオスの尻尾。その名の通り、巨大な槍のような形状をしており、表面を鋭い刃鱗でびっしりと覆っている。
刃物の如き鋭い鱗から繰り出されるその一撃は、獲物を易々と削り飛ばすという。
極めて硬いものは「絶槍尾」と呼ばれ、名槍の如く獲物を貫く。
- 千刃竜の反逆鱗
- 刃鱗の中でもただ一枚のみ逆巻く、セルレギオス素材の中でも珍しい逸品。
- 鱗とは普通、頭から尻尾の方向に向けて生えるもので、逆向きだから逆鱗なのだが
セルレギオスは刃鱗を飛ばす技の関係上、大半の鱗が元々頭の方に向けて逆向きに生えているので
逆鱗の更に逆、つまり順向きに生えている鱗と言うことなのだろう。 - MHXでは下位個体も登場したが、下位素材に相当する逆鱗などは存在しない。
- ちなみに反逆鱗はレア素材には珍しく、捕獲よりも剥ぎ取りの方が1%出やすい。
狙うならば捕獲ではなく討伐することをオススメする。
ただし、G級では捕獲することで反逆鱗、下記の鏡玉ともに捕獲報酬で狙えるが、
剥ぎ取りでは反逆鱗は出なくなっている。
また、頭部の部位破壊報酬でも入手できるのは上位のみであり、G級では手に入らない。
このあたりが他のモンスターの通例と異なるため、素材集めの際は注意。
- 鱗とは普通、頭から尻尾の方向に向けて生えるもので、逆向きだから逆鱗なのだが
- 千刃竜の鏡玉
- まれに千刃竜の体内で生成される希少な玉石。
その価値もさることながら、目に見えないものまで映し出す真球だという。
それってちょっとホラー?
反逆鱗と同様に、剥ぎ取りの方が捕獲よりも出やすい。
ただしその場合、反逆鱗は一切出なくなるため、両方を狙う場合は捕獲するのがいいだろう。
MHXXでは、アイコンが天鱗と同じアイコンに変更されている。
関連項目
モンスター/セルレギオス/派生作品
武器/レギオス武器
防具/レギオスシリーズ
BGM/セルレギオス戦闘BGM - セルレギオスのテーマ曲「煌めく千の刃」についての記述あり。
シリーズ/モンスターハンター4G
モンハン用語/メインモンスター
クエスト/灯りさす火を求むれど射干玉の
クエスト/乱刃、すべてを断つ
システム/裂傷状態
スキル/刃鱗
モンハン用語/生レギ
モンスター関連
モンスター/リオレウス - コンセプト上で「ライバル関係にある」とされる飛竜。
モンスター/ゼルレウス - 翼爪と脚の爪でそれぞれ個別に扱われる飛竜繋り。
モンスター/ライゼクス - 同じくリオレウスのライバルの飛竜種という立ち位置のモンスター。
モンスター/バゼルギウス - 鱗を攻撃手段として活用する飛竜種の後輩。名前の語感もなんとなく似ている。
モンスター/アルバトリオン - 全身の鱗が逆立った古龍。