トジカタ・ウルフ

Last-modified: 2024-04-17 (水) 21:38:42

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【トジカタ・ウルフ】 ◆殺◆

登場エピソード

 

「ウチは老舗のヤクザでね。手を組めば新参のアンタらにもメリットある筈だ。エメツなんていうおかしなものが出てきてから、どうもうまくいかねえ。だけどな、意地とリスペクトってもんがあるんですわ。ワシらには。昔からサイバネで、ビッとキアイ入れてやってきた。だから……」


人物

  • ネオサイタマの古参ヤクザクラン、ハウリンウルフ・ヤクザクランの老いたオヤブン。
  • 引退年齢を重サイバネで上塗りしてまで現役にしがみついている鬼気迫るオヤブンであり、踏んできたシュラバ・インシデントの回数も相当なもの。
  • 日本政府があった時代、いち早く重サイバネ強化に手を染め暴力で勢力を拡大してきたが、磁気嵐消失後の企業闘争のゴタゴタのなか、クランはエメツテックに乗り遅れてその優位は失われていった。
  • 生まれたばかりの孫を可愛がり、クランをグレーターヤクザの誰かに継承しようと考えている。しかし、それが原因でクラン内で足の引っ張り合いが起き、情報共有が妨げられている。
    • 女子高生とさほど変わらない歳の娘もいるようだ。
  • 謎の女子高生リンホ・クロキにクランを繰り返し襲撃されるもろくに対応できておらず、しかしクラン総出で女子高生を追い回すなどメンツの立たない行為を大っぴらにできないでいる。
  • そんな現状を憂いた彼は、自らのソンケイを保つため、密かに暗殺ニンジャ集団ヘイ・ジウ?に対処を依頼するのであった。

外見

  • モンツキ姿の初老の男。ごましお頭とサイバネ・アイの組み合わせは、いかにも不似合い。
  • 首から下は重サイバネ置換され、刺青はエンボスになっている。
  • 普段はサイバネの人工声帯から声を出しているが、声帯を置換しているわけではないようだ。

ワザ

  • 重サイバネにより、戦闘時には凄まじく肉体をパンプさせ戦う。
  • 両腕には機銃が仕込まれており、使用時には手首を脱落させる。

ストーリー中での活躍

「……だからこそ、頼みますわ。影で糸引いてる連中まで、ネタバレお願いする。そういう話をしてるンです」
  • やがてリンホの相棒であるモニコを捕らえて私邸に拉致したトジカタは彼女を脅し、モニコの生体LANからリンホの情報を直接吸い出そうとする。
    • 流石に自分の娘と変わらない歳のモニコに拷問するのは気が引けたようで、シナイで脅すに留まっている。
  • ところが、モニコ救出のためリンホが現れる。お互い引かずに戦うが、リンホがかつて殺めたクロキの娘で、復讐が目的であると知ったトジカタは驚愕し、その隙を突かれて顎関節を砕かれてしまう。
  • たまらずヘイ・ジウのヴェノモスに助けを求め、彼の働きによりリンホは井戸の中に拘束されるが、ヘイ・ジウがリンホの身柄を要求したため、トジカタは守秘のためにモニコのみをクローンヤクザに処刑させようとする。
  • しかし、それをリンホが遠隔で阻み、さらにはニンジャスレイヤーが現れヴェノモスと対峙する。凄まじいニンジャの争いに竦むトジカタであったが、やがて正気づいてモニコに怒りをぶつけようとする。
  • そこへリンホがケリをつけるべく井戸から這い上がる。トジカタは機銃を彼女に向けるも、首を刎ねられ復讐を遂げられてしまった。ナムアミダブツ!

一言コメント

コメント欄な
  • ひたすらソンケイが下がるばかりだったが、何度もシュラバインシデント潜り抜けた経験あるらしいし、「麒麟も老いては駑馬に劣る」だったんじゃないかな。肉体の衰えはサイバネによって補えたが、脳機能や精神力や判断力の衰えはいかんともしがたかったのかもしれない。 -- 2024-04-05 (金) 18:46:14
  • ↑重サイバネでブイブイ言わせてたのが月破壊後のエメツテック発展に乗り遅れて構成員の装備更新も出来ない正しく時代遅れの零細ヤクザだよ -- 2024-04-05 (金) 19:37:44
  • ↑ブイブイ言わせてた頃のような先見の明があればエメツに乗り遅れることもなかったろうにということでは。年齢による衰えというよりは重サイバネでうまくやってきたという成功体験を捨てられなかったのもありそうだが。 -- 2024-04-05 (金) 23:58:50
  • 実際、現実でも一度先見の明で成功した企業や経営者が次の流行に乗れずに凋落することなんて珍しくないしな -- 2024-04-17 (水) 21:38:42