名前の由来として、車が壁に押し付けられたまま走ると実際の車では火花が散りガリガリ音が鳴る。 この音から「ガリった」など略語が生まれ、用語として「ガリ」ができたと思われる。 いわばブロックと同様の走行妨害行為なので、無理してこのゲームの専門用語として使用しなくてもよい。
自分の車を相手の車に被せるように走り、思い通りに行動をさせないことや、相手の車を故意にアザーカーの後ろに押して減速させる(アザーカー送り)など様々な行為がある。対人戦におけるワイルドスタイルのことで、基本的には冷徹に勝つために行う。なおゲーム内でこの行為を行うことで、一定の走行距離から発生するオーラの色を変化させることができる。接触が多いと紫や赤になる。*1
ガリを使った戦法の基本例として、コーナーで相手のインへノーズをねじ込み、車体側面を擦りながら前へ出るインガリ、S字の入り口で相手を壁際に突いて前に飛ばし制御不能にする。横から抜きに掛かってきた相手へ強引に車体を被せて前に出させないブロック。アザーカーを飛ばし、交通の流れを荒らして走り辛くする。アザーカー飛ばしの項も参照。
ガリの攻防はゲスト同士の初心者対戦から上級者によるハイレベルな対戦まで、 あらゆる対人戦で良くも悪くも必須テクニックなので身につけておいて損はしない。ただし自滅するリスクもあるし、自分からは仕掛けないのも立派な戦法ではあるが、その場合でも相手が仕掛けてくるガリへ対処するテクニックは必要となる。*2
正々堂々のクリーンなプレイを求める人は多く存在するので、あくまでも進路妨害のダーティーな技という事は忘れないでおこう。直線で前に出させない為に、ガリを仕掛けたりするとコーナーやC1の江戸橋JCTなどで、たとえ不可抗力によるインガリやバチコンでもワザと突っ込んで来たと思われても仕方がない。*3ガリやブロックは前述した通り、正々堂々のクリーンなプレイを求める人も多く存在するので、初対面の人や初めてのお店での対戦では最小限にしておいたほうが良い。あまりにも過激なガリはトラブルの元になる可能性が非常に高く、最悪の場合はリアルファイトの原因にもなりかねない。
なお、CPU相手ならいくらやっても構わないが、実は分身対戦では堅実にクリーンでミスの無い走りをしたほうが強い分身になる事がある。というのも、ガリやブロックを繰り返すと、そういったプレイヤーのスタイルを記録して分身が作成されるためで、例えば分身対戦中に過剰なガリやブロックをしたり、何でもないところで壁にぶつかったりしてしまうと、弱い分身になってしまう事もある。フルチューンになったばかりの初心者でも、無差別級で相手を探して対戦を申し込むと意外とあっさり勝ててしまう事があるので、腕試しとして挑戦してみるのも良いかもしれない*4。