グループGT1

Last-modified: 2019-02-22 (金) 15:36:28

自動車レースに使用する競技車両のカテゴリーの1つである。
もともとはBPR GT選手権時代にGT2クラスとして設立されたカテゴリーだった。
1999年で旧GT1が消滅した後、かわりにGT車両のトップカテゴリーとして設定された。

 

FIAによる正式な呼称は「Groupe GT1(仏語:グループ GT1)」であるが、日本国内ではあまり一般的な呼び方ではなく、「GT1クラス」もしく「FIA GT1」などと呼ぶことがほとんどである。
かつては1994年にBPRの下位カテゴリーとして旧GT2クラスを設立したが1999年旧GT1の消滅に従い、変わってGTカーのトップカテゴリーとなる。
FIA GT選手権では"GT"として、ル・マンでは"GTS"としてクラス名を変更している。
同時に最低重量が1100キログラムへと緩和された。

 

2005年にクラス名を"GT1"に変更。2010年にはレギュレーション変更、最低重量が増加。1,200kg 560馬力|1,250kg 600馬力の選択制となる等の新規格のGT1規定を打ち出し、それまでの規格のマシンを駆除する予定だったが、新規格のマシンがフォードGT GT-1、ランボルギーニムルシエラゴR-SV、ニッサンGT-R GT-1の3車種しか作られなかったため、旧規格のマシンにもアップデートキットを組ませることで対処した。
しかし2012年FIA GT1世界選手権の参加車両規定の変更(参戦メーカーの増加とコスト削減をはかるためにGT3規格へ変更)によりカテゴリー消滅した。
SUPER GTでも出場可能だったが特認車扱いだった。

 

市販スポーツカーを改造した車両がホモロゲーション(公認)の対象となる。
旧GT1に比べ、改造範囲の規制が厳しいものの比較的大幅な改造が認められている。
600馬力前後のパワー、比較的強力なダウンフォース、カーボンブレーキによる制動力を持つ。
1999年~2009年の規定ではパワーウェイトレシオだけを見るならBPR時代のGT1マシンに近い。

 

レギュレーションは
エンジン(排気量)はNA車は8Lまで、ターボ車は6Lまで。
最低重量は1,200kg(1994~1998)|1,100kg(1999~2009)|1,200kg or 1,250kg(2010~2011)
駆動系、足回り
4輪駆動禁止。
フルAT、セミATギアボックス使用禁止。
アクティブサスペンション禁止。
カーボンディスクブレーキ許可。
タイヤ最大径は28インチ、最大幅は14インチ。
燃料タンク最大容量は100L。

 

湾岸マキシに収録されてるGT1公認を取っている車はGT2よりも少ない。

湾岸マキシに収録されてるGT1公認を取っていた車または関連する車

  • RGT*1
  • GT-R (R35)*2
  • CORVETTE ZR1 (C6)*3
  • Diablo VT*4

*1 ベースのポルシェ997のGT2が取得
*2 実車はエンジンはVR38DETTではなく5.6L V8のVK56DE型エンジン(インフィニティQX、アルマーダ、パスファインダー、タイタンに搭載されてる)を搭載し、駆動方式もレギュレーションの関係でSUPER GT仕様車同様にFRとなっている。トランスミッションはリカルド製6速シーケンシャルで、4輪カーボンセラミックブレーキが採用された。ボディパネルはカーボンファイバー製、ウインドウはプラスチック製となり軽量化がなされている
*3 エアロC付けるとGT1仕様 C6Rに近づけられるがGT3仕様に見えなくもない
*4 ディアブロGTRが取得。しかし湾岸マキシではドレスアップ不可能の為再現不可