環状族

Last-modified: 2024-06-20 (木) 10:51:05

大阪・阪神高速1号環状線を主に走るツーリング集団のこと。

 

主に土日祝の夜になると近くの公園や集まれそうな駐車場に集い、リーダーの掛け声で環状に上がる。
環状での速さを競ったり、マシンの完成度で競ったりと結構なフリーダム。
年々人が減ってきているのが悩みだとか…。

と、こんな書き方をすれば楽しいツーリング集団だが、簡単に言うと暴走族の1種である。

改めて書こう。阪神高速1号環状線を主に走る違法競走型暴走族の1種である。

 

最近までホンダはこの環状族のせい*1アザーカーの登場する公道レースゲームへのライセンス供給を自粛*2していた。
嫌でも社内では環状族を連想させるため、けじめとしても行ってきた事なので仕方の無いことではある*3

 

ちなみに、全盛期を謳歌していた平成元年~平成2年頃の環状族を描いた作品が存在する。「湾岸ミッドナイト」「頭文字D」と同じく週刊ヤングマガジンで連載していた、南勝久著*4の「ナニワトモアレ」である。
氏も環状族の経験があり、AE86やS13シルビアを愛車にしていたとのこと。特にS13シルビアは「ナニワトモアレ」における主人公の愛車のモデルとなっている。

 

余談だが、日本初のオービスが導入されたのも阪神高速1号環状線。環状族を一斉摘発するために考案されたという噂や、オービスのHシステムという機種は阪神(Hanshin)システムの略という噂まで当時は立った程である。

 

関連項目


*1 3~4代目シビックやCR-X(すべて湾岸マキシ未実装)を使用する者がかなり多かったことによる。特に4代目シビックのVTEC搭載型がかなり人気で、一時は自動車保険の会社などからも4代目シビック自体が「危険な運転がなされる可能性の高い車種」扱いされていた
*2 その最たる例が元気社の「『首都高バトル』シリーズはアザーカーがいるので正規ライセンス取ってる作品はホンダ車不在(全社一律で取ってない時期の作品にはいる。一部作品で阪神高速が収録されていたのもあると思われる)、『街道バトル』シリーズはアザーカーいないのでホンダの正規許諾取って収録」であろう。
*3 実際に大阪府警から環状族関連で家宅捜索を受けたことがあるため、企業責任としてそういったことは避けないといけない、という事情もある。
*4 バナー広告でもおなじみ、『ザ・ファブル』の人。実際にナニワ~の登場人物のひとりがファブルの主人公の原案となっている