「はええっ こっちのコトなんか ぜんぜん目に入ってねエよ」
原作および湾岸マキシ2~5DX+までのストーリーに登場していた、名前の無いモブキャラ2人組。
原作で出てきた現役の雰囲気組達は少なくとも、
- イシダとアキオに身の程知らずのちょっかいを出して自爆し、大事故を起こした黒いR32に乗った2人組*1
- 15巻の21ページ目に出てきた白いR32に乗った2人組
- ストーリーにも登場した、R200CLUB編にてブラックバードにチギられるR33に乗った2人組
…がいる。
マキシ5DX+までのストーリー51話は某峠漫画を意識したであろうRX-7 Type R (FD3S)とSPRINTER TRUENO GT-APEX(AE86)に乗った雰囲気組の2人をはるか後方から追い抜き「本物」を見せつける…という内容だった。
難易度も比較的簡単で爽快感があり、ゴールの寸前でアザーカーに大きくぶつからない限りまず負ける事は無い。
コースは狭めでアザーカーも少ないわけではないので、張り切って本物ぶりを見せつけようと馬力を最大にするとアザーカーを避けにくくなる。
1周目でも簡単とはいえ適正な馬力で意外と堅実な走りが必要だったりする。
だが2周目以降となると大味なプレーをしすぎるとあっさり負けてしまう事も。適度なスリルがある絶妙な難易度でもある。
2周目以降で勝つと【雰囲気組】、負けると【雰囲気組以下】という不名誉な称号が貰えたが、この半ば自虐めいたネタ称号欲しさにあえて負ける人も結構いた。
雰囲気組が勝利した時のセリフは「あっばよーーォ」。
原作では本当に2コマしか出てこない正真正銘のモブキャラで、表情が驚き顔しか無いのはそのため。
マキシ2時代からストーリーを1話任されるという大役を与えられたコトから知名度が上がり、カルト的な人気を得ていた。
セリフは劇中に登場した他の雰囲気組達とモブキャラ達からのを集めたものであり、その完成度も製作側の愛を感じられる。
しかしマキシ6以降では林との大観山でのコースが追加された事により51話から54話までのステージは1話ずつ繰り上がったため、登場するストーリーが完全にカットされてしまった。
彼らと戦えなくなった事を残念がる人、なんらかの形でも再登場を望む人は今も多い。
ちなみに初代湾岸マキシではプレイヤーが黒木の車に何度もしつこく接触すると「ただの雰囲気組か」と言われ、プレイヤー自身が雰囲気組扱いされてしまう。
余談だが、セガの某ライバル作品にも同じような立ち位置のやられモブキャラとして「東京から来た二人」というS15に乗るライバルが存在する*2。現行バージョンでの車の色はシルバーで、アオシマのプラモデルの箱絵も同様にシルバーとなっている。
ストーリーモードでは対戦前にプレイヤーの乗るクルマをボロクソに貶すシーンが車種ごとに用意されているほか、東方プロジェクトや初音ミクProject DIVAとのコラボイベントにもサンドバッグ対戦相手として登場している。*3
なお攻略wikiでは同じ車種を使用していた原作キャラの奥山広也…というか神奈川編相当部分・七曲りコースの実装までは「性能はマトモだし、6速車としては初心者にも向いている部類の車種だが、こいつらが乗ってることだけはかなり大きいイメージダウン要素」とS15シルビアのほうが攻略wikiでけなされてしまっていた*4。
また湾岸マキシの日付称号にも彼らをモチーフにしたものが存在する(奇数年10月28日【群馬から来た二人】)。もし東京の稼働店に行く機会があれば両方のゲームで東京ナンバーのS15をお土産に登録していくのも良いだろう。