【キングヒドラ】

Last-modified: 2024-10-18 (金) 09:48:53

概要

DQ3で初登場。【やまたのおろち】の上位種で、紫色の身体をしている。分類は【ドラゴン系】
【バラモスゾンビ】【バラモスブロス】と共に【大魔王ゾーマ】の前座の一体として勇者一行に襲いかかってきた。
勇者ロトの父オルテガと対峙し彼を屠った、すなわちオルテガの仇としても知られている。
リメイク版では隠しダンジョンにも出現し、通常モンスターとしては破格のHPを持つ敵として出現した。
このような設定でありながら知名度はやや低いようで、実装発表時には「雑魚敵か?」「やまたのおろちの下位種?」という声も聞かれた。これに関しては上述した通りリメイク版DQ3で通常出現していたり、原作の時点で下位種に当たるその名もズバリ【ヒドラ】と言う名前の通常モンスターが存在していたりすることも影響しているかもしれない。

コインボス

倒すと【五ツ首竜キラー】の称号が貰える。

Ver.2.0

【コインボス】として実装。
斎藤Pも公開から3日は撃破できないと思うという微妙な自信を見せたがアップデートから1時間ほどで撃破報告がTwitterなどであがった。
もっとも、ほぼ毎度の事ではあるが…
 
なおVer.2.0では職業や武器ごとのバランス調整が行なわれておらず、キングヒドラ実装時にそのことが如実に響いてパーティの職業が固定化されてしまいがちだったこともあり、騒動が巻き起こった。

Ver.2.3~

【伝説の三悪魔】(コインボス)として、バラモスブロス、バラモスゾンビと同時に出現する。
序盤は他の2体が動かない。混戦になると回避が難しくなるため、いかに早くキングヒドラを退場させるかが勝利の鍵となる。なお、通常のヒドラと違って二回攻撃をおこなわない。

Ver.2.4前期

「プチキングヒドラ」が登場。
キングヒドラのカードを【交換屋】クラリッサに交換してもらう事で戦える。
能力値がほとんど下げられているほか、しゃくねつ・かがやくいき以外のダメージが抑えられている。猛毒も1回50ダメージにダウン。
通常モードと図鑑が別々であるため、一回は戦う必要がある。

Ver.3.0~

「キングヒドラ強」と戦える【キングヒドラ強カード】が登場。
ダメージを増大させる魔法陣【邪竜の秘紋】を敷いたり、【ミニ化】状態にする【シュリンクブレス】を使う上に、常に【ドラゴンビート】状態なので、非常に厄介になっている。
話し合いをしなくなった代わりに怒り状態でも頻繁にはげしいおたけびを放つようになった。
 
一方で、無印よりも【幻惑】耐性が低いため(三悪魔のものと同様)、【マヌーサ】【あんこくのきり】で連続かみつきもミス連発になる。
また、攻撃力低下も通るようになっているので、こちらも活用すると楽に戦える。
範囲化された【まもりのきり】も持つレンジャーを入れると戦いが楽になるだろう。自分がレンジャーならサポートオンリーでも余裕で勝てる。邪竜の秘紋からどかすように動いてはくれないが、連続行動はしないし、無効化されるブレスでターンを無駄にしてくれる事も多いので問題はないだろう。火球連弾対策にファイアタルトを食べておけば完璧。
…というか、自分がレベル60ぐらいのレンジャーでもまもりのきりを張ってるだけで後はカンストレベルのサポ任せで勝ててしまうほど温い。

Ver.6.2

討伐報酬が変更。
通常コインは現物確定、強は現物+破片3こ確定。
プチは現物と破片4こが出やすくなった。

攻略(無印)

しゃくねつ、かがやくいき、火球連弾ととにかくブレスを吐きまくる。
特に火球連弾はランダムに360以上の5回攻撃で、耐性がないと一気に壊滅してしまうのでブレス耐性装備か炎耐性は必須。
フバーハ重ね掛け状態でも、運が悪いと死ぬ。後衛は水の羽衣セットがあればだいぶ楽になるが、かがやくいきは羽衣では減衰出来ない。少なくとも盾や体上のどちらか一方をブレス耐性にしたほうがよい。
だが、それより怖いのは連続かみつきで、範囲内ランダムに通常攻撃の0.5倍程度(大体200程度)のダメージを6回連続攻撃なので、2人で食らってもほぼ即死である。当然連続攻撃なので【聖女の守り】や致死ダメージ時HP1で生き残る効果は無意味。
強よりも状態変化の耐性が高いため、特に怒り時の連続かみつきには注意が必要となる。
 
はげしいおたけびはツッコミ避けでかわすことも可能だが、壁以外の攻撃役には少々厳しい。
後衛はとにかくこれらを喰らわないよう、下がってこれらの攻撃からの回復を優先したい。
話し合いを始めるとSHT、テンションバーン、はげしいおたけび、連続かみつきのいずれかが発動する。
ただしどの行動を行うかは話し合いを始めた段階で決まっており、連続かみつきを使う場合は対象に近寄ってから話し合いを始めたりする事も。
テンションが乗った範囲攻撃は凶悪だが話し合いを始めたからと言って即座に【ゴールドフィンガー】【零の洗礼】を仕掛けに行くとはげしいおたけびのカウンターをもらう可能性があるので危険、十分間に合うのであわてず一旦距離を取り動作を見てから消しに行こう。
なお怒り時には、話し合いからははげしいおたけび、連続かみつきは行わないためで即座に消しにいっても問題ないラッキー行動となる。
 
状態異常攻撃も、アシッドブレスによる攻撃&防御2段階ダウン、もうどくのきり、ハッピーブレスによる踊りと多彩。
特に、猛毒はそこらの雑魚と違って1回につき90ものダメージを受ける超強力なタイプなので、すぐに治療しないとあっという間に死んでしまう。
ちなみにこのタイプの猛毒の使い手はキングヒドラが初となったが、後のバージョンで強力な猛毒の使い手が続々と登場している。
尚、こいつはここまでの説明を見ての通り状態異常はすべてブレスで付与してくるが、ダメージ+追加効果で状態異常という形式の場合はブレス耐性を100%にすることで状態異常も防げるが、ダメージを伴わないブレスは例えブレス耐性を100%にしても防ぐことはできない。
そのため、状態異常耐性は別途用意する必要があるので注意する必要がある。
 
解毒と回復を同時に任せると僧侶の負担が増えるので武闘家はデバフと猛毒を同時に解除できる【不撓不屈】を活用するといい。それ以外の職でもどくけしそうぐらいは持参したい。
耐性をつけようにも毒ガードはパルプンテでしか付かないので、完全耐性を得るにはガード装備に加え【破毒のリング】【ネレウスマスク】が無いとほぼ不可能。
いてつくはどうも使うが、幸いこちらの頻度はかなり低いので、【キラキラポーン】【まもりのきり】でも十分対処は可能。余裕ができ次第かけておけばアシッドブレス対策にもなりだいぶ楽になるだろう。
 
確実ではないがブレス封印が効く。
多くの行動を占めるブレス攻撃を封じれば、行動はかみつき、おたけび、話し合い、いてつくはどうのみとかなり制限させることができる。
【ブレスクラッシュ】持ちのまもの使いがいるなら入れるのも一つの手。
ただ、逆に言えばブレス封印にすればその分かみつきやおたけびなど強力な物理攻撃の頻度が高まることになるのでその点は注意すべし。ブレス対策が出来ているならやらないほうが楽である。
 
また、こちらの特技に反応して頻繁に怒り狂う。
前衛が怒りをもらったら即座にロストすべきだが、後衛が怒りをもらったら逃げ回りさえすれば逆に攻撃のチャンスを増やす事も可能。
見ての通り図体がでかく、その分特に遺跡や屋敷フロアであれば柱に引っ掛けやすく、非常に効果的なので積極的に柱を利用したい。
ただし、通常攻撃の攻撃力も上がるという事を忘れずに。怒らせるだけなら【暴走魔法陣】【磁界シールド】等の【設置型】の技を使うのも手。
怒り状態は非常に解けにくく、【ロストアタック】を食らわせるか怒り対象者が死ぬかしない限りは、ほぼ解除されないと思っても良い。
なので、それを逆手にとって後衛がひたすら特技で挑発しまくって怒りをもらい、
もらったら前衛が移動を妨害し、ゴールドフィンガーでテンションを解除しつつ、タイガー、天下で攻めまくるのが基本戦術となる。
なお、打ち合わせの不十分等で怒りが向いた人がなかなか逃げてくれない場合は逃げるようにアドバイスするか、それでもなお危ないようなら大人しく怒りを消しつつ戦った方がマシと思われる。
もちろんサポート仲間も逃げないのでこの戦法は不向きである。
状態異常攻撃が多い分、壊滅状態にされても立て直せる事も多いので、最後まで諦めずに戦いたい。

パーティ構成例と立ち回り例(実装当初~)

守備力はそれほど高くないので、PTは武2僧2の悪霊単体時PTが久々に活躍する。
特に武闘家はパラメータ低下と猛毒を【不撓不屈】で自己回復できるので攻撃役としては最適となる。
ドラゴン系なので、【竜王のツメ】があるとベスト。
また、【フォースブレイク】が効きやすいうえ暴走魔法陣で怒りを誘発させられることから、魔戦を1人入れる構成もある。
この場合魔戦は、魔法陣用の杖と怒られつつ攻撃に参加できる弓の両方を使えるのがベストであるが、メンバー構成やボス部屋の形などが追いつかれやすいような状況であった場合は、盾を持って攻撃には参加しないという選択肢も考慮に入れておこう。
 
多くの属性攻撃に耐性を持っており、風と闇以外は軒並み2~5割軽減してしまう。
氷や光は特に軽減率が高く、約3000という桁違いの重さも相まって魔法構成は相性が悪い。
物理PTでも魔法戦士が弓で攻撃する場合、シャイニングボウは光なのでさみだれうちと同等ぐらいに軽減されてしまう。
シャイニングボウを撃つ前には必ず【ダークネスショット】かフォースブレイクを入れておくように。
逆に風と闇が弱点なので【フォース】をかける際はこのいずれかが適している。倍率は同じなのでアタッカーのベルトに合わせた選択をしたい。
 
物理パーティに飽きたら、賢者主体で逃げ回りながら戦うのも楽しい。
魔戦入り物理ほど効率は良くないものの、回復蘇生も出来、零の洗礼やドルモーアやいやしの雨が使える賢者はヒドラとの相性が良い。
 
壁更新、怒りをとる、ターゲットの確認、押し合い反撃のタイミング、ツッコミ避けなど、基本的なテクニックが色々と使えるボスなので、それらの実戦経験を積むのにもよい。
また、三悪魔の影響で正面に集まって棒立ちで戦うPTもあるが、キングヒドラ単体の場合は二回攻撃があるために非常に運要素に左右されやすい戦法なので、よほど自信があるか勝敗を気にしない人以外は避けるべきだろう。

使用特技・特性

プチ・通常・強・伝説の三悪魔戦で微妙に行動の使用条件や行動内容が異なる。

分類プチヒドラ通常キングヒドラ強伝説の三悪魔
2回連続行動特性××
【ドラゴンビート】特性×××
【連続かみつき】物理怒り時のみ怒り時のみ怒り時のみ
【はげしいおたけび】-ターンエンドのみターンエンドのみ怒り・
ターンエンドのみ
ターンエンドのみ
【話し合いをはじめる】
→【連続かみつき】
物理非怒り時のみ非怒り時のみ×非怒り時のみ
【話し合いをはじめる】
→【はげしいおたけび】
-×非怒り時のみ××
【話し合いをはじめる】
→話が盛り上がる
-×
【話し合いをはじめる】
【テンションバーン】
-怒り時のみ怒り時のみ×怒り時のみ
【しゃくねつのほのお】ブレス怒り時のみ怒り時のみ
【火球連弾】ブレス
【かがやくいき】ブレス怒り時のみ
【アシッドブレス】ブレス非怒り時のみ非怒り時のみ非怒り時のみ非怒り時のみ
【ハッピーブレス】ブレス非怒り時のみ非怒り時のみ非怒り時のみ非怒り時のみ
【もうどくのきり】ブレス非怒り時のみ非怒り時のみ非怒り時のみ非怒り時のみ
【ブレイクブレス】ブレス××非怒り時のみ×
【シュリンクブレス】ブレス××非怒り時のみ×
【いてつくはどう】-×非怒り時のみ非怒り時のみ×
【邪竜の秘紋】-××非怒り時のみ×

※非怒り時は周囲にテンションアップ、怒り時は自身をスーパーハイテンションに

討伐報酬

大魔王ゾーマへの挑戦

伝説の三悪魔戦の1番手として登場。
【もえさかるかえん】を多用しつつ通常攻撃を織り混ぜてくる。
いずれも60程度のダメージしか受けないため、適度に回復して戦えば問題ない。

モンスタータロット

Ver.3.5から追加されたSSSランクの【モンスタータロット】の一種。デッキに入れられるのは1枚。
【ネクロバルサ】【メカバーン】との合成で作成できる。ネクロバルサの作成に【ビーストパック】からしか出ない【ガネーシャエビル】が必要となり、メカバーンは【キラーマジンガ】【キングエレファント】の合成なのでこちらもビーストパックと【スライムパック】も必要になり、作成難易度は非常に高く運が悪いと何時までも作れない。
 
このタロットの効果は、オーラを纏った時にダメージ・回復量が200%増えるというもの。
つまりはこのタロット単体では何の効果も持たず、【バラモスゾンビ】【バラモスブロス】のモンスターカードと同時に入れてオーラを宿すことが大前提となる。その分条件が整った時の効果は非常に大きい。
上述の通り単体では何の効果も無いため、SSSカードを【悪霊の神々】をメインにしてそこに1枚【伝説の三悪魔】のカードを入れる場合はこのカードはまず候補から外れるだろう。
 
なお、このカードの200%アップは【うらない】スキルのパッシブ効果や【魅惑の水晶球】と合算関係にある。
通常時のタロットダメージ倍率は100%+パッシブ300%+【180スキル】の最大50%で最大450%となっているが、キングヒドラ効果発動時はそこに200%加えて650%となり、実質的にダメージが約1.4倍に増える。
棍装備時で水晶球の効果中かつヒドラの効果が発動した場合は100%+パッシブ350%+武器ラインのパッシブ50%+水晶球200%+ヒドラ200%で900%、ヒドラ自体の効果は実質ダメージ1.25倍となる。こうなるとテンションアップ+テンション消費しないで連続大ダメージも狙える悪霊に比べると見劣りするが、【ワイルドカード】で連発する場合はこちらの方が安定してダメージを出せるだろう。

バッジ

バトルロード

効果
さいだいHP+40
きようさ+50
おもさ+50
踊らされガード+100%
ブレス耐性+10%

踊らされとブレス耐性を上げるバッジ。

余談

初登場のDQ3では毒系のブレスは全く使わないが、元ネタであるギリシア神話の怪物ヒドラ或いはハイドラ(hydra)は猛毒の息を吐く怪物であるので、今作のキングヒドラはむしろ原典に近づいている。
また、ロケット燃料にも使われるヒドラジンという有機化合物も元ネタはヒドラであり、猛毒且つ燃焼性が高いため、強力な火炎ブレスのイメージはここから取られているのだろう。

関連項目

【ジングルヒドラ】
【やまたのおろち】
【黒蛇鬼アクラガレナ】


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