【設置型】

Last-modified: 2024-04-07 (日) 16:59:22

概要

戦闘フィールド上に魔法陣や時限爆弾を設置し、特定の条件で効果を発揮するタイプの呪文および特技のこと。戦闘中でも自由に移動出来る本作ならではのシステムである。
プレイヤーの職業では【盗賊】【レンジャー】【どうぐ使い】【竜術士】が主に取り扱う。
 
設置型のうち攻撃系のものは、攻撃側の各種状態変化に左右されず、防御側も属性耐性や【被ダメージ軽減】以外でダメージを軽減・無効化することができない(Ver.7.0段階)。
例えば、ジバリア系呪文は使用者が【魔力かくせい】を掛けたりしてもダメージが増えず、受ける側の呪文耐性や【マホカンタ】を無視する(一方で敵が【闇のころも】などを使った場合もダメージが増えずに済む)。
なお、かつては味方用の設置型スキルの中で使用者の【パラメータ】を参照するものが存在しなかった(=基礎威力が初期値から一切成長しなかった)。
そのため、こちらが使う場合は昨今の魔物のHPの増加具合に追いつかず、威力不足になりやすい傾向があった。
ただし、Ver.6.1で盗賊の爆弾スキル3種については【きようさ】依存に変更されて若干上方修正され、ジバリア系もVer.7.0から【こうげき魔力】に応じて威力が上昇するようになり、更に属性強化の影響を受けるようになった。
 
敵が使うものは強力だが、【トラップジャマー】の効果で味方のものにすることができるものもある。
 
こちらが使うものはジバリア系呪文やクモノ(コロシアム限定)を除くと原則的に1つしか置くことができず、続けて2個置こうとすると直前に置いたものが消滅する。
特技の場合、2個目のアクションをキャンセルしても、最初に置いたものは消滅してしまうので要注意。
慣れないうちに暴走魔法陣を2つ続けて置いてあわててキャンセルしたら魔法陣が消えた、なんて経験をした人はいるはず。
 
なお、死霊大砲は設置型特技の影響を一切受けない。
設置型攻撃でダメージを受けることはないが、逆に【強化ガジェット零式】で与ダメージを増やしたり【磁界シールド】で被ダメージを減らしたりすることもできない。
一方、死霊や大砲が絡む攻撃であっても相手側が設置型に乗っている場合は影響する(例えば、死霊や大砲が【災禍の陣】の上にいる敵を攻撃した時、災禍の陣の被ダメージ増加効果は適用する)。

分類

大きく分けると3つのタイプが存在している。

設置場所付近を通りかかると効果を発動するタイプ

自身の足元に設置し、最初に設置場所を通りがかると効果を発動し、発動後消滅する。
基本的にトラップ系のものが該当しており、総じて行動を封じるものが多い。
【バナナトラップ】【クモノ】【落とし穴】が該当。

設置から一定時間後に効果を発動するタイプ

設置してから一定時間後、設置場所を中心とした範囲に効果を発動するタイプ。発動後は消滅する。上記のバナナトラップ類が地雷形式だとすれば、こちらは時限爆弾形式と言える。
効果が発動するまでの時間は技や使用者毎に異なる。
味方サイドが使えるものとしては【ジバリア系】呪文、【メガボンバー】【ギガボンバー】【大岩ふらし】がある。
敵専用の技では【ポムボム】【ポムボム改】【プレト爆弾】【しっぽ爆弾】【イチゴ爆弾】【キノコ爆弾】【やるきのキノコ】【やるきのイチゴ】【ジャーミィ爆弾】【バーティ爆弾】【グレイブホール】【創生の魔力】【不浄の魔力】【ミスティカルボム】【眠りの魔陣】【弱体の魔陣】【風来の魔陣】【火精の魔陣】【おとし玉】【おとし玉大連弾】【エレキテルマイン】【タロットフォーチュン】【高性能爆弾】【魔眼】などが該当。
豊富な敵専用の技があり、設置型の中でも最も該当呪文・特技の多いカテゴリである。
 
設置時に対象を指定するジバリア系と大岩ふらしは、【源世庫パニガルム】のボス戦のように足元に地面が無い敵には使用できない。
 
敵が使うものの中には自身の足元だけではなく、自身を中心とした範囲からランダム、または戦闘フィールドのどこかにランダムでいっぺんに3個設置するものもいる。
ジバリア系呪文や一部の特技以外は基本的に1人1回分しか置けないためか、続けて置こうとして(棒立ち)やめる姿(他の行動に切り替える)を見せる時もある。
設置者が倒れると、倒れる前に設置されていたものは消滅して起爆しなくなる。

設置時に効果範囲の予兆が表示されるタイプ

基本的には上記の「設置後一定時間後に効果を発動する」タイプと同じだが、効果発生直前に発動箇所が赤いサークル等で表示される。
このタイプは敵専用で、【破滅の流星】【滅びの天罰】【メテオストライク】【魔王の抱擁】【プロミネンス】【流星】【時空の怒り】【堕天使の光輪】などが該当。
 
サポート仲間は発動箇所をサークル表示前から認識する。
このタイプに属する技は全てトラップジャマー不可となっている。
ちなみにこのタイプのものが初登場(プロミネンス、破滅の流星、滅びの天罰)した辺りではシステムログに固有のメッセージが表示されていたが、メテオストライク辺りからは使用時も着弾時も技名が表示されるのみになった。
 
プロミネンスや【フレア先生】が使う流星は特殊で、一度使うと戦闘終了まで一定間隔でダメージを伴う爆発が戦闘終了まで継続して発生する。
 
Ver.3以降は【ダークテンペスト】【八門崩絶】などの「設置型ではないが予兆が表示されるタイプの攻撃」も増えてきており、見た目だけでは設置型かどうか分かりづらくなってきている。

設置後に乗っている者に効果を与え続けるタイプ

上に乗り続けている間何らかの効果が発生するタイプ。時間の経過以外や、同特技の使用以外では消滅しない。
こちらが使うものは設置した人が定期的に特技を使っていると見なすようで、特技に反応して怒るタイプの敵がいると高確率で怒りを貰う。
本項では更に回復・強化・弱体・ダメージの4種類に分けている。
なお、AIは特殊な物を除き積極的に上に乗ったまま戦おうとはしない。

回復

上に乗っている味方のHPやMPを回復し続けるもの。
【メディカルデバイス】【闇を払う】【元気になあれ】などが該当。

強化

上に乗っている味方にプラスの影響を与え続けるもの。
味方側では【暴走魔法陣】【超暴走魔法陣】【磁界シールド】【強化ガジェット零式】【闘魂の陣】【うずしおシールド】などが該当。
敵側では【邪竜の秘紋】【邪悪なる霊威】【鉄壁の魔陣】【強化の陣】【おうえんサークル】などが該当。
 
総じて強力な効果が多いが、強化ガジェット零式以外は効果範囲が狭く、味方全員が効果範囲内にいると敵の範囲攻撃の餌食になりやすいし、壁役が押される状況なら必要に応じて逃げないと殴られ放題になるため、使用の際は注意が必要となる。

弱体

上に乗っている敵に、技毎に決められた弱体効果を及ぼすもの。
正確には「乗っている間一定時間ごとに状態異常判定を発生させるもの」と「状態異常と別枠で乗っている間だけ弱体効果を与えるもの」の2種類がある。
【月のタロット】【星のタロット】【霜白の氷塊】【凍れる時獄の秘法】は前者、【愚者のタロット】【災禍の陣】は後者に当たる。
 
敵の場合はこのタイプの効果を受け続けている間は「自身に弱体効果がかかっている」と判断するため、ひかりのはどうを誘発する事が出来るものもいたが、Ver.3.3後期で不具合として修正された。
こちらが使うものの中には【打撃完全ガード】の影響を受けるものがある。

ダメージ

上に乗っている敵に、一定時間ごとにダメージを与えるもの。
このタイプの技はVer.6.0現在敵専用で、【マグマ放出】【紅蓮の炎】【マグマ噴出】【怨嗟の泥沼】【リミットマグマ】【リミットボルケーノ】【獄炎の息】【サドンマグマ】【サドンボルケーノ】が該当。
このダメージは基本的に難易度補正や【被ダメージ減少】、被ダメージ軽減を含めた全てのダメージカット効果を無効化し、技毎に決められた固定のダメージを与える。
かつては蘇生時の無敵を貫通するものもあったが、Ver.3.4前期に修正され無敵中は影響を受けなくなった。

ダメージ+弱体

上に乗っている敵に、一定時間ごとにダメージ+弱体効果を与えるもの。
Ver.6.0現在は敵専用で、【汚染された ヘドロがひろがる!】【呪毒のいき】が該当する。
ダメージのみが発生するタイプとは異なり、【被ダメージ減少】【被ダメージ軽減】【難易度選択】による被ダメージ減少などが有効。
ダメージを受けなければ弱体効果も発生しないようになっている。

設置型に近い性質を持つ特技

【ジャッジメントブルー】【ジャッジメントダーク】【ジャッジメントフレア】【獄炎の怒り】【地神の怒り】【天雷の怒り】が該当。
これらの特技は厳密には「ダメージを与える特技」ではなく「時間差で発動するダメージエリアを設置する特技」であり、設置型特技と同じく【与ダメージ増加】【与ダメージ減少】【テンションアップ】などの影響を受けない。
ただし、設置型とは違い死霊や大砲はダメージを受ける。

変遷

Ver.3.5.8

一部の技で発生する設置型の技の発動から効果が出るまでの間隔が著しく短縮された。
特に強化・弱体を及ぼす設置型の技が顕著で、技の発動により魔法陣等を完全に展開しきる前に効果が現れるようになった。
確認できていないものが多いが、変更の適用が確認された技は以下の通り。

いずれも早くなった分魔法陣消滅前後で発生する効果判定がなくなっているため、総効果時間には変化なし。