【ペペロゴーラ】

Last-modified: 2024-05-05 (日) 16:38:37

概要

Ver.5.1で登場する【魔族】の主要人物。CVは村瀬歩
【大魔王マデサゴーラ】の孫で、マデサゴーラのかつての居城である【真・魔幻宮殿】に住んでいる。
 
髪型はクリーム色のリーゼントで、自慢の髪型が崩されると誰であろうとキレたり、意気消沈すると髪が垂れたりする。
腕で多様なジェスチャーし、怖いものが全くダメなコミカルなキャラクター。
マデサゴーラより腕が2本少ない4本腕で、背中のハサミのような物からクワガタを連想させたマデサゴーラに対し、弓なりの一本ツノの形状と髪型からカブトムシ(特にヘラクレスオオカブト)を連想させる。
また、背中に付けた羽のような甲殻型のパーツは可動式であり、短い時間であれば羽ばたかせることで飛行も可能。主に作品制作の際に自発的に使用するようで、作中での描写を見る限り緊急時にはとっさには飛べないと思われる。
マデサゴーラが残した顔料スプレーを武器にして戦う。【魔王】たちと肩を並べて数体の【魔瘴魂】を倒し、イルーシャを守るなど、顔料スプレー頼りとはいえ少なくとも弱くはない。
 
我儘で傲岸不遜を絵に描いたような性格で、マデサゴーラの顔料スプレーを使って宮殿中に落書きしまくってゴーラ住民に迷惑をかけまくっている(この際に、クモ男のように壁に張り付いて落書きしている場面がある)。
マデサゴーラの芸術に触れている宮殿内の魔族からはそのセンスは受け入れられておらず、本人も内心ではセンスが無いと認め鬱屈としているが、唯一【イルーシャ】だけは理解を示している。
 
このような性格になったのは両親を早くに亡くし、更にマデサゴーラも【アストルティア】で討たれて一人になったことに原因があるらしい。
なお、身近な人物や【ヌブロ長老】には短く「ペペロ」と呼ばれることもある。イルーシャは「ペペロくん」呼び。
言うまでもなく彼には祖父の後を継いで【大魔王】になる、などという野望は一切無く、祖父を越える魔界一の芸術家を目指している。
 
魔王の孫で魔王の居城に住み、主人公と敵対しない、といった【竜王のひ孫】との共通点があるが、彼も魔幻宮殿の面々も、主人公がマデサゴーラの仇であることは今のところ夢にも思っていない。

【魔界大戦】(Ver.5.1)

ヌブロ長老に呼び出されて真・魔幻宮殿を訪れた主人公とイルーシャの前に壁に落書きしながら現れるも、ゴーラの住民たちに取り押さえられて連れていかれる。
 
その後、大魔王の覇印を探して【魔幻園マデッサンス】へ向かおうとする主人公達の前に再び姿を現し、マデサゴーラが残した幻の大作が見たいがために、魔幻園に連れていけと言いだす。最初は長老から一蹴されたことであっさり引き下がった……かと思いきや、今度は魔幻園マデッサンスへ行くための乗り物【奈落へいざなう棺桶】で待ち伏せをしており、イルーシャの計らいもあり結局同行することに。マデッサンス内では戦闘に参加することはないが、要所でマデサゴーラとのエピソードなどを話したり仕掛けを解くためのヒントを出したりと存在感を示す。
 
かくしてマデッサンスのアトリエに着くも、その幻の大作が見つからないとなるや大騒ぎし、ようやくそのデッサンを見つけるも大作「ほとばしる命の狂宴」は捨てられたと分かって意気消沈する。
だが、マデサゴーラが失敗作を捨てていた谷に残っているかもしれないという最後の望みをかけて芸術の墓場に向かう。
 
幸いにもほとばしる命の狂宴は残っていたのだが、マデサゴーラによって絵に封印されていた【魔瘴竜ジャオマンダ】が絵の中から姿を現す。ペペロゴーラを見るやマデサゴーラと勘違いしたのか、封印されたことによる憎しみから襲いかかってくる。
彼を守るためにジャオマンダと戦い倒すも、再封印するためには以前マデサゴーラがジャオマンダを絵に封印したときのように両目に紋章を書かなければならず(登場時点では片目の紋章のみが消えており、そのためか絵から中途半端に出た形となっていた)、その上倒してもなお暴れ続けるジャオマンダを前に尻込みしてしまうものの、自慢の髪型を崩されかけたことで一変、落書きに使っていた顔料で片目に再び紋章を描き、見事封印に成功する。
その後、完成した絵を持ち帰ろうとしたときに絵が谷から落下、絵を支えていた彼もろとも魔瘴の渦に落ちるもイルーシャが魔瘴を払うことで難を逃れる。そうして無事に絵を持ち帰り、ゴーラの住民たちに披露するのだが、実際にできたのはマデッサンスで見たデッサンとはほど遠いものだった。それでもイルーシャはその絵を気に入り、それもあってかゴーラの住民もこれまでのようにただ酷評するだけではなく一定の評価を示すようになった。
 
ちなみに、魔幻園へは普段は別の方法で行っていると語っている。完成した絵を持ち帰ったときに現れたワームホールのようなものが平時の移動手段だと思われる。

【王の戴冠】(Ver.5.2)

いつの間にか【大魔王城】に来ていて何者かに連れ去られた…はずのイルーシャと共にいた。「殺しても死ななさそうなカラーリング」の玉座は彼がデザイン・設計し、何日かかけて手作りしたものらしい。つまり【ユシュカ】のサプライズに彼も乗ったのだった。
5.2のストーリークリア後に彼に話しかけると、この玉座には長時間座っても腰の負担になりにくい工夫が施されているという話が聞ける。
非常に奇抜な見た目だが、彼なりに主人公への心遣いが込められていたようだ。
また、このような実用品を一人で設計、制作してしまえるあたり、ただの無邪気な前衛芸術家気取りでなく、実は相応の基礎的技術を多方面かつ高レベルで習得済みだったことも読み取れる。
 
戴冠式の際の混乱時は、魔瘴魂の襲撃に対し、自慢の顔料スプレーを盾のような形に噴射して攻撃を防ぐという活躍を見せている。

Ver.5.3

本ストーリーでは【勇者姫アンルシア】たちが魔界に乗り込んでくるため、何か起こるかと思われたが全くの出番なし。
真・魔幻宮殿は【バルディスタ要塞】の更に北西に位置し、アンルシアたちはその後【ゼクレス魔導国】方面へと向かってしまったのでこちらは全く手つかずだったようだ。
ストーリーが進んでも自室に籠りっきりでメッセージが変化することもない、完全に蚊帳の外であった。
 
メインストーリーには絡まないものの、このバージョンで配信されたクエスト【4色ポップコーンを作れ!】の受注中とクリア後はそれぞれ固有のセリフがある。

Ver.5.4

ストーリーではまたしても出番なし。今回はクエストもなくゴーラ領自体に用が無い。
戦闘力もあまりなかったため、【ルファ神殿】攻略の際の助っ人にも呼ばれなかったが、様子を見に行くとイルーシャの消滅に気持ちが沈んでいた主人公に対して励ましの言葉をかける。

Ver.5.5後期

クエスト【剣魔と芸術家】では依頼主となる。
クエストの最後にて【ジルドラーナ】が祖父の仇(主人公)と対峙して負けたことを知ると、主人公に対して「自分にとっても無関係ではない」として、そいつがどんな奴だったかと聞いてくる。ここで、彼に自分がそうであると告げるか否かを選ぶ事が出来る。
告げた場合、特に驚くような描写は見せない(既に噂が出回っていたことを考えると、薄々勘付いていたのかもしれない)。その上で、主人公も祖父もお互いの信念をぶつけ合った結果での事と特に主人公を恨むような事は無く、祖父は最後まで芸術的だったか尋ね、その答えに満足して改めて祖父を超える芸術家となってアストルティア、魔界全土に名を轟かせる決意を固める。
ペペロゴーラ個人のわだかまりはなくなったとはいえ、他のゴーラ住人がどう思うかは別の話であるが、敢えて伝えることはしないものと思われる(と言うかジルドラーナが知っている時点で噂は広まっていると考えてよい)。
一部の住民からはマデサゴーラが討ち取られた事について、残念だが戦いに負けた以上は仕方ないと言った実力第一主義である魔界の価値観の一端も見られることや、かつての王の仇とは言えゴーラの魔瘴被害および魔界全体の危機から救ってくれた功労者(しかも三魔王から魔界を統べることを認められた大魔王)である主人公にマデサゴーラをよく知るとは言えヌブロや住民が恨みや怒りの感情を抱くことは考えにくい。
 
なお、アンルシアに対しての描写はVer.5.5後期終了時点では見られない。
しかし、彼女がアストルティアの勇者であることから主人公よりも確実に祖父の仇であることは既に知っていると思われるが、主人公へ語った内容から、同様に彼女を恨む気持ちはないものと考える(ただしアンルシア自身の思いはジルドラーナのケースと同様Ver.5.5後期終了時点では不明)。

蒼天のソウラ

最終話の最後に登場。

イベント・その他

【第7回アストルティア・ナイト総選挙!】

運営推薦枠で登場。だが、今のところ目立った活躍をしていないのもあってか7位という結果に終わった。
ちなみに投票後にくれるのは、カップケーキという名の得体の知れないものであり、味もとんでもない物であった。

他作品での扱い

DQトレジャーズ

彼がマデサゴーラから受け継いで使っていた顔料スプレーが、【大魔王の顔料スプレー】の名前でお宝として登場。