【ハッスルじじい】

Last-modified: 2024-04-06 (土) 11:56:50

概要

DQ11で初登場した、【まほうじじい】【ネーレウス】の上位種。
通常版は雑魚モンスターだが、【邪モンスター】版は【ボス級モンスター】として扱われ、物語上でも戦闘面でも強烈な印象を残した。

DQ11

赤い服に紫色の肌というやたら毒々しいカラーリングで、ハッスルに命を懸けたじじいである。
そのネーミングのインパクトから、後述するボス版は【ベロニカ】より「凄い名前ね」と評された。
独特にも程がある名前だが、実はドラクエが初出ではなく他社のRPGで既に出ていたりする。
2度目の異変後に初めて登場するモンスターで唯一通常版と強化版が存在する。
 
過ぎ去りし時を求めた世界の【デルカダール地方・南の島】や南方の外海に出現する。
2Dモードでは【名もなき地】【クレイモラン城下町】北)にも出現する。
名前通りに【ハッスルダンス】を多用するほか、【メラゾーマ】【ベギラゴン】【マホカンタ】【ザオリク】を使用する。
ただ、HPはさほど高くもなく、優先的に倒すようにすればハッスルダンスやザオリクに悩まされる状況は起きにくい。
そもそも出現地域はどちらも過去世界で行く必要は特にない場所であり、しかも後述のボス版がいるため、わざわざ通常版を倒しに行かなくても【討伐モンスターリスト】は埋まる。
そんなわけで一度も出会わないプレイヤーも多い、地味なモンスターである。
…あくまで通常エンカウントするザコ版に限った話だが。
とはいえ、名もなき島(【南西の孤島】)の宝箱回収や【デスエーギル】討伐に【ナギムナー村】から向かう場合は出現地域を通過するので、そこで遭遇する可能性はある。
 
ドロップアイテムは通常枠が【おどりこのふく】、レア枠が【ライトニングタクト】
このじじいが使用していたであろうおどりこのふくはご免被りたいが、ライトニングタクトはこいつからのドロップでしか手に入らない貴重品。スーパールーレットを回して狙ってみるといいだろう。
 
過ぎ去りし時を求める前でも【グロッタの町】のモンスターカジノにはこいつのNPCが複数体いる。
町長がこのモンスターに変えられており、カジノのステージで踊っている。
敵として戦うことはなく、この時点では名前も判明しない。
一応、【妖魔軍王ブギー】を倒した後に町長に話し掛けると「こんなハッスルしたのは久しぶりじゃわい。グロッタのハッスルじじい……。そう呼ばれる日も近いじゃろうて!」と言うが。

ハッスルじじい・邪

【邪神ニズゼルファ】の影響を受けた唯一のハッスルじじい。
あろうことかボスとして出現し、厄介な攻撃ばかりを繰り出してくるデンジャラスなじじいへと変貌した。
戦闘BGMは【ずっこけモンスター】で、よりじじいとしてのキャラ性が強まっている。
「邪神様に捧げる踊り」と称して、【プチャラオ村】の住人たちへ、永遠にダンスを踊り続けるという見た目は愉快だが凶悪極まりない呪いをかけ、村人たちを体力の限界寸前まで陥れる。
加えて特に気に入った若い男たちを次々と【壁画世界】へと拉致し、【パレードの服】を着せて自分の傍で踊らせて楽しむという、男色の気もある恐ろしいじじいである。
尚、子供や老人には興味はないようで呪いはかけていない。
 
【メルトア】のいた場所で戦闘となる。
戦闘では完全2回行動で、代名詞であるハッスルダンスに加えて、【バギクロス】【メラガイアー】【さそうおどり】を使用する。
こいつのハッスルダンスは特別版で、回復に加えて仲間を【ゾーン】状態にする効果がある。
HPが半分以下になると3回行動になり、加えてバギクロスが暴走するようになる。
この暴走バギクロスが何より厄介で、元々のバギクロスの威力のムラのせいで時折200ダメージを軽く超える威力が出るため、これだけでもパーティが壊滅しかける。
 
そのうえ、このじじいは一度に2匹も仲間を呼ぶ。
PS4版等では【いなずまビリー】に加えて【デビルメビウス】、もしくは【ニズゼナイト】に加えて【テンタコルス】。3DS版や2Dモードではデビルメビウス2匹、もしくはテンタコルス2匹。
それぞれが【いなずまダンス】【みわくの腰つき】【だつりょくおどり】【すごくふしぎなおどり】【マホトラおどり】)の使い手という、アンデッドから海の生き物まで各方面から集結した精鋭のダンサー集団である。
そしてこいつらを倒しても次から次へと増援を呼ぶため、数の暴力との戦いも強いられるだろう。
 
さらに、このじじいと愉快な仲間たちは状態異常も得意としている。
本人が使うさそうおどりに加えて、テンタコルスもさそうおどり、デビルメビウスはみわくの腰つきによる魅了攻撃、ニズゼナイトはマヒ攻撃と、総出でこちらを行動不能に追い込んでくる。
加えて、じじい本体だけでなくテンタコルスまでハッスルダンスを使うので、多少のダメージはすぐに回復されてしまう。
しかも、上述した通りこのじじいのハッスルダンスは回復に加えて味方をゾーンへと突入させてしまうという効果付き。ハッスルして集中力を高めたのだろうか。
ゾーン状態だと特にいなずまビリーの【さみだれ突き】が熾烈で、他の雑魚敵の通常攻撃も致死量レベルになるから恐ろしい。
PS4版等ではいなずまビリーが2体以上ゾーンに入ると【れんけい技】のいなずまダンスを使ってくるので危険。
 
よって、このじじいとの戦いは事前に装備で異常耐性を整え、【キラキラポーン】をくまなくかけて対策しておきたい。
また、じじい本人の状態異常への耐性はそれほど高くなく、特に転び系の休みが有効。【マルティナ】【あしばらい】を活用し、こいつにも行動できない苦しみを与えてやろう。
呼ばれる仲間を一匹ずつ倒しているとキリがないので、【シルビア】【メダパニダンス】などで状態異常を掛けて足止めするか、【ベロニカ】【イオグランデ】や主人公の【ギガブレイク】といった全体攻撃でまとめて吹き飛ばしてしまうのも有効である。
光属性と雷属性に耐性を持ついなずまビリー対策として、マルティナの【サキュバスウィンク】【ロウ】【マヒャデドス】も交えると面白いように雑魚共が即退場してくれる。
全体攻撃要員に休み対策をさせた上で増援を一方的に殲滅する状況を作り上げれば、実質無駄行動となる仲間呼びを繰り返す事になるため、結果的にじじい本人の脅威度も下がる。
先述した通りバトル後半は敵の手数と火力が上がるため、もたもたせず速攻でけりをつけたい。
さらに【ユグノアの子守歌】も有効な為、開幕でこれをかけて呪文攻撃でハメるという方法もある。

さいごのかぎを手に入れてすぐの低レベルパーティで戦うのであれば、先にソルティコへ行って【ジエーゴ】の試練をクリアして【はくあい】スキルを開放し、グレイグの【におうだち】を毎ターン使って戦うと良い。

グレイグにスカラ、マホカンタ、キラキラポーン、雷鳴の旋律をかけて極限までダメージを抑え、その間にだつりょくおどりに影響されない全体攻撃や呪文で削っていく。

じじいはコチラにマホカンタがかかっていてもお構いなしに呪文攻撃をしてくるので、他のキャラ(セーニャ、ベロニカ、ロウ)の行動不能耐性さえしっかりしていればグレイグのバフを切らさずに適宜回復を挟めば負けることはなくなる。

ドロップアイテムは【オーロラの布きれ】
 
通常版の地味さが嘘のように、えげつない手法と奇天烈な言動で非常に印象に残るボスである。
ハッスルじじいの名前が出てきた時は、邪のほうを言っているとみて間違いないだろう。
プチャラオ村の住民を壊滅寸前に陥れたがそこはプチャラオ民、結果として住民たちは踊りの楽しさに目覚め、プチャラオパレードという新しい名物を生み出す。
踊りを愛するじじい的にはある意味良い結末だったのかもしれない。
DQ11Sではボイスまで付いて更に強烈に。CVはクレジット表記はないものの千葉繁(【サマディー王】と兼役)とみられる。

ライバルズ

第4弾カードパック「モンスターもりもり物語」にて実装。共通のスーパーレア。

4/3/4
パワフルバッジ:冒険者の味方ユニットを+1/+1

4弾の中で珍しく冒険者にスポットライトをあてている。
これまで冒険者という系統を軸にしたデッキはあまり流行らなかったが、第7弾で【勇者姫アンルシア】が実装されたことにより、評価が爆上がりした。
パワフルバッジ1つとアンルシアLv2の効果だけでも全ての冒険者が+2/+2の超強化を受ける。2枚目のハッスルじじいを引けば+3/+3である。永続効果のパワフルバッジなので復活やデッキ外から手に入れたカードに効果がのるのも嬉しい。
冒険者を詰め込んだデッキには入れ得のようなカード。

蒼天のソウラ

16巻で登場。ライセンの部下で、ブラオバウム達の【メドローア】を反射すべく反射呪文を防壁の裏に展開していた。
ダンの勘で見破られた上にライセンを連れ出された結果、戦士系の【冒険者】達にマホカンタ陣地は攻略され、撤退を余儀なくされた。