【呪いのモチーフ】

Last-modified: 2020-10-01 (木) 12:19:32

概要

FC版DQ1から存在する、【呪い】のかかった装備品を装備してしまった時のミュージックエフェクト。この他にもさまざまなイベント的演出にも使用されている。
 
DQプレイヤーの間ではよく「♪デロデロデロデロデロデロデロデロ デンデロン」という擬音で表現され、略して「デロデロ」という通称で呼ばれている。
作曲者の【すぎやまこういち】曰く、「嫌われるよう一生懸命作った」「僕も嫌い」とのこと。
【東京都交響楽団】演奏の「交響組曲ドラゴンクエストⅠ」のCDには、特典として歴代シリーズのMEのオーケストラ版が収録されており、この曲もピアノでの生演奏が収録されている。
 
GB版のDQM・DQM2では使用されていないが内部データには入っており、【チート】を利用して【デバッグルーム】に行くと聞く事ができる。
 
この曲のアレンジ版がDQ8の【ドン・モグーラ】(戦闘前)の【芸術スペシャル】や、【マージリンリン】【呪いの曲】に使用されている。

おきのどくですが ぼうけんのしょ○は きえてしまいました

DQ3~DQ6、SFC・GB版DQ1~DQ3などではデータ消失時にも使用される。これによって特にFC版の経験者には拭いきれない程のトラウマを植え付けた。
【おきのどくですが ぼうけんのしょ○は きえてしまいました】の画面とともに流れるこの短いMEの影響の大きさたるや、本来は呪いの為のMEだったことが忘れられているほどである。
特にFC版DQ3では恐らく容量不足のせいでメニュー画面が黒一色で無音なため、いきなり本来出ないはずのメッセージウィンドウが現れて絶望のメッセージを表示しながら大音量のデロデロを聞かされるので、これだけで心臓に悪い。
そして最悪の場合それまでの冒険のすべてが失われ「ぼうけんのしょをつくる」の一文のみが光るという必要以上に恐怖と絶望を煽る画面構成になっていた。
この静けさが逆に恐ろしく、せめてここにも何らかの音楽が流れていたなら、当時のプレイヤーたちの恐怖心もいくらかは和らいでいたかも知れない(ちなみにメニュー画面にBGMが再度使われたFC版DQ4・SFC版DQ5でもこの処理でデータが消えた場合は無音)。
このデロデロ音をトラウマ要素足らしめたのは曲そのもののみならず、下記の要因も重なっていることが大きい。

  • データが消えた場合の画面が取扱説明書に書かれていないために初見では事前の心構えが全くできないこと
  • 電源を入れた時に真っ暗な画面でウィンドウだけ現れるというレイアウトの不気味さ。この「総じて普段見かけない上に不自然な画面構成」で精神的に違和感を覚え、そこにこの曲を重ねられるのだからたまったものではない。仮にドッキリだとしてもかなりのレベルだというのに、知らされるのはデータ消失という無情な事実。したがって、右脳(感覚)も左脳(論理)もショックを受けてしまっている。
  • ついでに言えば他のゲームに「電源投入後、真っ暗な画面にウィンドウだけ現れる」というシチュエーションがほとんど存在しない

もしどれか1つの要素でも抜けていれば、ここまで言われることはなかったかもしれない。
実際、予告無しでいきなり「おきのどくですが~」が来るのはかなり大きい。動画サイトなどでコレを見る場合ならある程度は心の準備もできるが、実機なら当然そうはいかないし、必然的にデータ消えのおまけ付き。受ける精神的ダメージは段違いなのだ。
あるいは、SFC版DQ5・DQ6のように【間奏曲】が流れると見せかけてこれを流すパターンもあるので始末が悪いことこの上ない。特に問題なのが後者で、複数が消える場合は消えるたびにこのフェイントをかけてくる。
ハードの進歩によって音源や細かな演出は変化しているが、FCのころの電子音と相性の抜群なDQ3とDQ4、そして全面的な演出を改良したDQ6は特に怖いので要注意。
ちなみに、FC版のDQ3とDQ4では、冒険の書作成時に名前・性別を入力し、表示速度設定の段階で電源を切ると、次回の立ち上げ時に必ずこれを流すことができる。

本来の用途

このMEのもともとの用途として、呪われたアイテムを装備してしまったとき、およびそれを外そうとして外れないというメッセージが表示されたときに流される。
しかし古参ファンにとっては前述の冒険の書のインパクトがあまりに強く、解呪のための高額な寄付金を払うハメになるくらいしか被害が無いので印象は薄い。PS以降からDQを始めたプレイヤーには「何がそんなに怖いの?」と言われるほど。
 
作品によっては、その呪い装備をつけられないキャラが身につけようとした際にまで流れることも(装備できないので当然無意味)。
逆に、戦闘中に呪われた装備品を身につけても流れないことがある。しっかりマイナス効果などは受けているので要警戒。
 
SFC版DQ6とDQ10、DQ11では装備による呪いの概念が無いので装備によってこのMEが流れることは無い。DQ11では回想シーンで【マヤ】の首飾りが呪いで外れないという場面があるが、話の雰囲気を台無しにすることを避けるためかこのMEは流れない。
ただしDQ11Sの2Dモードでは【気高き戦姫マルティナ】【妖魔のバニースーツ】を外そうとした時にしっかり流れる。

ストーリー・クエストでの使用

本編ストーリー進行にあたって必ず聞かされるイベントがいくつか存在する。
特にDQ5幼少時代のレヌール城においては、暗闇の中突然発生する事件の不気味さも相まって相当のトラウマを植え付けられる事は必至なので、心臓の弱いプレイヤーは必ずテレビの消音機能を使うかゲーム機の音量を0にしておこう。
DQ10とDQ11でもストーリーの進行上必ず2回は聞く羽目になる。
 
DQ9ではクエストの内容上嫌でもこのSEを聞かざるを得ないクエスト(【神父になったきとうし】【ぱふぱふ少女チャミー】)が存在する。
 
また下記の「使用場面」の一覧表を見ればわかるのだが、このMEは「音痴なキャラが歌ったとき」の直喩としても多用されている。
トラウマ級の強烈な騒音ということだろうか。

その他

一部作品ではふざけた名前に改名して【命名神マリナン】の逆鱗に触れてしまったときにも流れる。
こちらのマイナス効果は再改名の為に5000G払うぐらいだが、これを聞くためにわざわざふざけた改名をするようなプレイヤーはネタ以外にまずいないと思っていい。
更に、DQ11・DQ11Sにてしばりプレイ【はずかしい呪い】【町の人にウソをつかれる】を設定していると、これでも嫌となる位に聞く羽目になる。
モンスターズモバイル上でもそのシステム上聞く機会は多かった。

使用場面

冒険の書消失時や呪いアイテム装備時を除く。

  • 赤文字は進行上必ず聞かなければならない場面。
  • 青文字はもれなく呪い効果付き。
作品場面、操作法
DQ1【ガライの町】にいる【ガライ】に憬れる【詩人】「歌はどうです?」の問い掛けに「はい」を選択した時(リメイク版のみ)
DQ3【アッサラーム】の「ぱふぱふ屋」で【ぱふぱふ】を受けた時(リメイク版のみ)
【ジパング】の「すごろく場」でMPが0になってしまうマスに到着した時(SFC/GBC版のみ)
【命名神マリナン】に名前を変えて貰う際に、命名神の逆鱗に触れた時(下品な名前やふざけた名前を付けた場合)
DQ4【サランの町】(夜)宿屋の2Fにいる「シスターに惚れている教会の荒くれ男」に話し掛け、(【マローニ】に対抗意識を燃やした)彼の歌を聞いた時
DQ5幼少期の【レヌール城】【ビアンカ】がガイコツ軍団に攫われた時
大神殿で偽マーサ「教祖に仕える事を誓いますか?」の問い掛けに「はい」を選択した時
【名産博物館】でランクの低い名産品を相応しくないフロアのスペースに置こうとした時(リメイク版のみ)
DQ6【氷の洞窟】で合言葉を間違えた時
【命名神マリナン】に名前を変えて貰う際に、命名神の逆鱗に触れた時(下品な名前やふざけた名前を付けた場合)
DQ7【山賊四人衆】との戦闘で【全滅】した時
【山賊のアジト】で合言葉を間違えた時
【カジノ】【ラッキーパネル】でシャッフルカードを引き当てた時
【グリンフレーク】【カヤ】からドッキリを告白された時(リメイク版のみ)
DQ10こちらを参照
DQ11【しのくびかざり】を使用した時
【デルカダール城下町】下層のゴザの上で寝た時(しかも5G盗まれてしまう)
【仮面武闘会】の表彰式の日に【シルビア】に起こされた時
世界に異変が起きた後の【グロッタの町】のモンスターカジノで稼いだコインが消滅した時
マップ上で【はずかしい呪い】が発動した時
DQ11S神の岩イベント【セーニャ】の料理を食べた時
しばりプレイ【町の人にウソをつかれる】が発動した時
追加シナリオのマップ上で「超はずかしい呪い」が発動した時
【ボイスドラマ】「ああ・・・青春のメダ女文化祭」で、【メダル校長】が勇者一行が演劇に出ることになった経緯を説明するシーン
モンスターズモバイル評価が「▽」の結果になった時
トルネコ1「Barネネ」が完成した段階で【ポポロ】「ボクもお酒飲みたいなー」の問い掛けに「はい」を選択した時(普段は温厚な【ネネ】がやけに恐い…)
少年ヤンガスダンジョン内で【呪いのワナ】を踏んだ時
【魔法屋】【マギー】から【悪魔のこころ】を貰った時
【呪いの壺】の中に呪われていないアイテムを入れた時
スラもり2
JOKER
ワイヤレス通信中にDSを閉じる、もしくは何らかの方法で通信エラーが発生した時
イルルカ&JOKER3(プロ含む)みしらぬ人と段位対戦で段位が下がってしまった時
いたストシリーズチャンスカードNo.13「ちょーヒサン!お店価格が13%ダウン!」のカードを引き当てた時
いたストDSカジノの【銀のタロット】で死神のカードを引き当てた時
DQH2【はんにゃのオーブ】【じごくのオーブ】【ふこうのオーブ】のいずれかを装備した時

余談

中村光一によると、DQ3で冒険の書が破損したと認識された際は、このMEが鳴り終わってからデータ削除を行うようプログラミングしたらしい(なので鳴り終わる前にリセットしてしまえば消失を防げる可能性がある)。
ということで、このMEはこれからデータ削除が行われますよーという合図のようなものと言えるかもしれない。
あえてこのMEにしなくてもとは思うところだが、しかし他にいい候補が見当たらないのも確かではある。
無音のままメッセージ表示されたらそれはそれで怖いし、「てれれれってってってーん!」等と、
レベルアップ時のMEなんぞ流れた日には、失意よりも殺意が湧くのは間違いなかろう。
 
DQ4では消してから鳴らしているので最初の1音が聴こえた時点で既にアウトである。
これによりDQ3では可能だった「消えた(消えるはずの)冒険の書を電源OFF・ONで復活させる荒業」は事実上できなくなっている。