【ガライの町】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:48:42

概要

DQ1、キャラバンハートに登場する、【アレフガルド】の北西に位置する町。
吟遊詩人【ガライ】が創った町である。
この町が位置する半島には、ガライヤ半島という地名が付けられている。
SFC版『DQ1・2』の【公式ガイドブック】での英語表記はGalai's Town。ほかの町がThe Town of ~であるのに対して、ここはガライという人物の町であることが明確にされている。
英語版での地名はDRAGON WARRIOR時代(NES・GB版)はGarinham、DRAGON QUEST移行後(スマホ版DQ1以降)はGalenholm。
 
なおリメイク版で追加された台詞として、住民の【老人】によれば、ガライは長い旅の末にこの地に辿り着き、町を創ったのだという。
しかしDQ3では同じ場所に【ガライの家】があるため、実際は単に実家に帰ってきてその場所に創っただけだったようだ。事実は小説よりも奇なりと言ったところか。
FC版やMSX版の台詞だと単にガライが町を作ったことしか触れられていないので、矛盾は無い。

DQ1

【ラダトーム】を発って初めて訪れるであろう町。
【宿屋】【道具屋】【武器と防具の店】がある。
【ローラ姫】を連れ去った魔物が東へと飛んで行った」「ローラ姫は洞窟に閉じ込められた」という情報が聞ける。
 
町の北半分は【屋根】に覆われた巨大な建物があり、【かぎ】が無いと入れない。
中には「もってけ どろぼう!」とか「おとこなんて きらいよ!」とか、個性的な人々が集まっている。
かぎを開けた場所に兵士が2人いるが、どちらも「いそがしいので となりの おとこと はなせ。」と、無意味なやりとりしか聞けず無駄遣いになってしまうので注意。
扉を越えたら宝箱から【たいまつ】【やくそう】と少しのGを入手できる。
そしてその裏側には、ガライの遺骸と【ぎんのたてごと】が安置される大迷宮【ガライの墓】がある。
ただしその手前には「屋根」による画面切り替えを利用したトリックが用意されている。
ラダトーム城の【兵士】から聞ける「暗闇の壁を押せ」がヒントとなっており、建物内の小部屋の北側あたりから黒い部分に進めば道が開ける。なお、この街から南へ進むとモンスターの強さが一気に跳ね上がるので要注意。
 
宿代は一泊25G。店で買える物のうちラダトームでは買えない物は、【てつのおの】【くさりかたびら】【てつのよろい】【てつのたて】。道具屋はラダトームの道具屋と同じ。
ちなみに、ここの宿部屋は「Wii版DQ1・2・3 超みちくさ冒険ガイドにて、ロトシリーズで最も狭い部屋(4マス)であると書かれている。
その4マスには恐ろしい事に何も置かれていない。固い煉瓦の床に雑魚寝である。
恐らくDQ史上でも最も狭いだろうと思われる。

リメイク版

町の東側に池と橋が追加され、町が若干広くなっている。
宿代は一泊6G。
また、入口にはガライに憧れている吟遊詩人がおり、話しかけると「歌はどうです?」と聞かれる。「はい」を選択するとあの音楽が。
 
扉を越えた後の宝箱に【どうのつるぎ】とゴールドとたいまつがある。もうひとつ扉を越えた所の人がかぎを1個くれる。使ったかぎの分をくれるだけなのでそこの扉は開けなくて良い。

小説版

かつて旅人に化けた魔物を町に受け入れた結果、壊滅的打撃を受けた事があり、余所者に対して冷たい町となっている。
主人公アレフが旅立って最初に辿り着いた町であり、【宿屋】セシールという亜麻色の髪のはっとするほど美しい娘と知り合う。

DQ11(3DS版)

最初に行ける【冒険の書の世界】として登場。
【時渡りの迷宮】最初の階層で扉の番人(ボス)の【ドラキー】を倒して【冒険の書の合言葉】を入手し、DQ1の世界を示す「始まりの祭壇」を調べることでここにワープする。
 
FC版DQ1を地形・キャラクター・BGMも含めてそのまま再現しており、BGMは解決前は【洞窟(曲名)】、解決後は【街の人々】が流れる。
FC版DQ1を知らないプレイヤーはNPCが正面を向いたまま移動したり会話したりする、何とも奇妙な光景に驚かされるだろう。もちろんこれはFC版の再現の賜物。ただし、データ上は向きの区別があり、主人公達はしっかり上下左右を向く。
また【ガライの墓】は真っ暗なため入ることは出来ず、扉にいたってはクエストの関係もあり普通に開けることができる。宝箱も【とる】コマンドが無いためか横から調べるだけで開けられる。【べんりな よのなかに なったものよのう。】
 
どうやら魔物に【ぎんのたてごと】を盗まれたらしく、クエスト【お騒がせリサイタル】で探すことになる。
解決するまでは町中にモンスターが出現し、3DS版で出会える最初の転生モンスターである【モッツァレーラ】も出現する。
町の北半分(建物とその裏手)と南半分では出現モンスターが異なっており、北半分では【キメラ】【ドロル】【タホドラキー】が追加される(【討伐モンスターリスト】で確認すると分かりやすい)。
なつかしのモンスターの登場、と思いきやタホドラキーはDQ2が初登場である。
また、この町は魔物が出現しているにも関わらず【リレミト】での脱出ができない。
戦力や状態に不安がある場合は下手に深入りしないことも必要。厳しいと思ったら、素直にレベルを上げるか【ベロニカ】【セーニャ】を加えて挑むのもありだろう。
 
解決後はエンカウントが無くなるが、【フォンデュ】やモッツァレーラは【カラーストーン採掘場】にも出現する。
その後、【神々の間】のクエスト【乗っ取られた神々の間】でも【転生大王】を倒しにここを訪れることになる。
 
【シルビア】は「町の半分が建物になってるなんて初めて見た」と驚いている様子だが、【ロトゼタシア】には町の半分どころか全体が一つの建物に収まっている【グロッタの町】が存在する。地下にダンジョンがあるところまでガライの町と同様。だがグロッタを訪れた後でも、このコメントは変わらない。
 
町の人のセリフのなかに、「勇者がラダトーム城を出発した」とある。おそらく【主人公(DQ1)】のことであり、この頃スライムやドラキーと苦戦しながら、ロトの洞窟に向かっているところだろう。初代ロトたる【主人公(DQ11)】との邂逅はならなかったが、かなりのニアミスである。

DQ11S

冒険の書の合言葉は【ヨッチ村】への初回訪問時に【クルッチ】から貰える。
グラフィックがリニューアルされ、NPCは横を向くようになった。ガライの墓への隠し通路は扉のような扱いになった。BGMは変更なし。

剣神

ステージ1で【しりょうのきし】討伐後に訪れる。
初回では老人に「ガライのほこら」に連れて行かれ、【灼熱火炎斬】を習得し、【主人公】【名前】を尋ねられる。

ビルダーズ1

【3章 マイラ・ガライヤ編】で旅の扉・緑の先の行き先にある町の跡地。
章後半に【ラライ】の残した【マシンパーツ】のメモを求めて訪れる事になる。
訪問直後は【アイスハンド】とその他のモンスターが屯している。
本章では【希望のはた】を立てる事になる場所(=拠点)が【マイラ】となるため、最後まで町として復興することはできず、モンスターも普通に出現するため結局フィールドに残された跡地の一つのような扱いとなっている。
ガライの町跡地にはラライの発明したと思われる町防衛のためであったであろう【キラーマシン】の残骸が遺されている。
復興はできないが再現するビルダーはおり、高ささえ積めば、【ガライの墓】も再現できる。
その場合、無限射程ラリホーを使う【ガーゴイル】がおそろしく邪魔なので【目覚ましリング】が必須となる。

キャラバンハート

アレフガルドが海に水没していたため、誰も住んでいない。
浮上後はアレフガルドの船の玄関口として【定期船】が発着し、簡素ながら町の機能が復活している。
ただし、町を運営しているのは他所から移住してきた人ばかりで、残念ながら元々のガライの町の住民はいない。

ドラけし!

【ロンダルキアへの洞窟】の次の常設ステージで、「ガライの町へ」というラダトームからガライへの道のり。
出現する敵は黄属性または青属性オンリー。
種類はスライム、ドラキー、スライムベス、キラーリカント、がいこつ。そして1にいない【リップス】
ボスはヘルゴーストで、隠しステージにはリカントマムルがおりレア枠はこれまた1にいない【じんめんじゅ】

DQ2ゲームブック(エニックス)

他のアレフガルドの町ともどもちゃんと存在する。
ラダトームで王子2人がどんちゃん騒ぎをしている間に1人抜け出した王女ナナが夜中に訪れる。
ここで盲目の少女リーナと出会い、翌日に一行は彼女のために北の海へ薬を取りに行くことになる。