武器/【バリアントナイフ】

Last-modified: 2024-03-27 (水) 00:28:56

FF6で初登場した短剣
「valiant」は「勇敢な、雄々しい、英雄的な、価値ある、立派な、素晴らしい、優秀な」といった意味。

  • 実際の効果と併せて考えると、傷を負ってなお闘う勇者の短剣というところか。

武器/【バリアント】


FF6

ロック専用の短剣。攻撃力145。
装備者のHPが低いほど与えるダメージが上がり、「最大HP-現在HP」分のダメージが加わる。
攻撃力の数値的には大した事はないが、バリアントナイフの強さは「防御力無視」という所にある。
HP低下に伴うダメージ上昇は強力だがそもそも最強格の武器であり、ロックの力やレベルを上げればHPを気にする必要はなくなる(全くHPが減っていない状態でも9999ダメージが出てしまう)。

  • 防御無視効果のためHPが減らなくても元々強く、減るともっと強くなる武器と言える。

ロックがフェニックスの洞窟で回収しており、仲間に復帰後使えるようになる。回避率+10、売値は1ギル。


加算される追加ダメージは「使用者のHP減少量×約1.2倍の値」ではなく「最大HP-現在HP」。
1.2倍というのはNTT出版基礎知識編43Pの「ロック専用の特殊な短刀。ピンチの時に真価が発揮され、減ったHPのおよそ1.2倍のダメージを敵に与える」という説明文が元となっていると思われる(1994年初版第8冊で確認)。

  • 初版からその記述であるため、かなり広まってしまったのだと思われる。全盛期は多くの人がこの記述に騙されただろう。

HP減少による追加ダメージは「乱れうち」や隊列による影響を受けない
通常攻撃分のダメージはきっちり半減される。

  • Lv99でが119以上ならば、HPが減っていなくても「二刀流乱れうち」で必ず9999×8ダメージが出る(もちろん前列で)。
    • 無理にカンストさせるメリットなくほぼロマン要素。実際敵の最大HP60000程度だから8000程度与えれれば十分だし、カンストしてるってことはそのぶんダメージが切り捨てられてるってこと。
      HP減少分の追加ダメージや乱数分が無駄になるので、その分素早さに回したほうが賢い。

元々防御無視効果が絶大なのだが、HP減少分の追加ダメージが乱れ撃ちで半減しないというオマケが輪をかけて強力。
出来れば乱れ撃ちで使いたい武器である。

  • 防御力・防御側後列・防御状態・バーサク・トランス(ティナ勲章装備時)による攻撃力/防御力の補正を受けない。
  • 巨人の小手などのアクセサリ補強・攻撃側後列の補正は受ける。

サボテンダーと戦えばわかるが、防御力を無視する上、プロテス(FF6では1/3ダメージカット効果)や「ぼうぎょ」などの防御効果を貫通する性質も持っている。
アルテマウェポンと同じく「ぶんどる」で使用時は防御無視効果が発揮されない。

  • 実はゲーム中には「HPが減ると強くなる」ことしか説明されておらず、防御力無視については使ってみないとわからない隠し効果という扱いだった。
    そのため攻撃力だけを見て「HPが減らないと弱い武器」と早とちりしてしまい、その反則的な強さに気付かないままクリアしてしまったプレイヤーもそれなりにいたようだ。

防御無視効果はあるが、イカサマのダイスなどと違って必中効果はない
乱れ撃ちするなら問題無いが、基本的に一個しかない皆伝の証を他のスタメンに譲る場合は要注意。


有効手段の一つとして、マッスルベルトを装備するとHPが50%増えるので、それを利用する。
例えば何も装備していないときにHP5000なら、マッスルベルトを装備すると最大HPは7500になり、 「現在のHP」が5000のままで2500のダメージ上乗せが発生する。

  • SFC版クリアの平均レベルが40程度。HPは2500程度になり、単純計算1250増えるとして乱れ撃ちすると合計ダメージが5000アップ。
    他の普通の武器で5000もアップさせるには乱れ撃ち半減を含めて倍上げる必要があるので、いかに突出した性能であるかがわかる。

SFC版限定でキングベヒーモス(生身)を倒すと87.5%の確率でバリアントナイフをドロップする。
レア枠12.5%の確率で市販品の忍びの衣を落とすため、ハズレを引いたらリセット推奨。
ロックがフェニックスの洞窟で見つけたものを含めて2本入手できる。


SFC版では2本手に入るため「バリアントナイフ二刀流乱れうち」という強力な攻撃ができる。
一本でも強いので、アクセサリは防御面を重視するのも良い。

  • 8000台のダメージが出る状態で「二刀流乱れうち」すればラスボスも一発で倒せる。
    とくにレベル上げや力成長をしていなくても瞬殺されやすいため、バリアントナイフ8連撃の餌食といえばケフカと有名になってしまった。

ただ、FF6の敵のHPは最大でも60000ちょいなので、元々バリアントナイフ+ラグナロクとかでも全ての敵を1回の攻撃で倒せてしまう。

  • バリアントナイフの場合は神々の像(殴る)の確定数が変わる。9334だと三回で倒せる。Lv99 力105で最低ダメージが9340。
    どのみち8連撃だけでは四体倒せないが。

物理回避率の装備ボーナスがあるが、SFC版・PS版では、回避率バグのため機能していない。
短剣なのでロック専用なのに「魔封剣」に対応していたり、「バーサク」「トランス」の影響を受けない。

  • 勲章を併用か、ドリル装備の応用をすればロック以外のキャラも装備できる。
    ティナ・セリス・ゴゴに装備させると上記の設定も意味を帯びてくる。

SFC版には他にも壊れた要素が多々あるため、あまりインパクトは無かった。

  • 通常プレイの範疇ではそれほど図抜けた強さという訳ではないから目を引きにくいというのもある。
    大体クリアが見えてくるであろうレベル50程度だと、力128、HP1でもダメージ9000程度。
    これは同条件(レベル50、力or魔力128)のアルテマ夢幻闘舞は勿論、手裏剣にも劣る。二刀乱れ撃ちが前提でなければ魅力的なものではない。

二刀乱れ撃ちさせた場合は、累計45000程度と確かに大きなダメージ量になるが、HP1、盾無し、アクセサリ枠全消費という、安定性を完全にぶん投げての対価としては、(初プレイヤーにとっては特に)諸手を挙げて受け入れられる数値とは言い難いところ。
単体で出現し、連戦にならないボス専用位に割り切る必要がある。


もし6に限界突破の性能があったとしたら、更なる猛威を振るったであろう。

  • その場合はHPMaxのアルテマウェポンのほうが理論上HP1のバリアントナイフより高威力。
    ただ、アルテマウェポンはラスボス戦で盗む場合を除いて一本しかない。また後列、乱れ打ちならHP1のバリアントナイフのほうがHPmaxアルテマウェポンに勝る。

コロシアムに賭けた場合の景品はアサシンダガー
どう考えても割に合わないので賭けるべきではない。

  • 対戦相手はバールゼフォン
    相手が相手なので、どうにも馬鹿にされたと言うか欺かれたような印象が拭えない。
  • まぁ、アサシンダガーも複数入手は結構面倒な品なので、店売り品を賭けてくる様な奴らよりはだいぶマシである。

デザインは、柄尻に雄渾な怪鳥が意匠された片刃のナイフ。


ナイフの形と敵に与えるモーションこそ全く違うが、これの攻撃モーションの斬撃の形はロックが初期装備で使っていたダガーと同じく青い三日月である。
ロックを使い込んでるプレイヤーには「ダガーをめっちゃ強くしたナイフ」と思う節もあるはずだし、どうも感慨深いものがある。

FF6(PS版・海外版)

「バリアントナイフ二刀流乱れうち」は使用不可になってしまった。
何故なら、PS版や海外版では、キングベヒーモスの戦利品が別のアイテムに代わっているからである。


シナリオ中1本しか手に入らないので「二刀流乱れうち」は不可能になったが、一応ガントレットを装備する事によりダメージを上昇させる事ができる。
代わりにアルテマウェポンを装備すればSFC版と使用感がほとんど変わらずに無双できるのは言うまでもない。


PS版で不可になったのはバリアントナイフの二刀流装備だけ(キングベヒーモスが落とさず、一本しか入手できない)で、 バリアントナイフの諸々の効果自体は変わっていない。

  • 後述のGBA版以降で二刀流が再びできるようになったため、PS版のみが唯一不可能という悲しい事態になってしまっている。

FF6(GBA版)

GBA版でもキングベヒーモスは落とさないものの、新たにアイテム増殖の裏技が確認されたため、ついに「バリアント二刀流」が復活した。


また、投げる絡みのアイテム変化バグによりラストリゾートを変化させて入手することもできる。

  • ラストリゾート自体は魂の祠強化フリーズドラゴンを再び倒して補充すれば良いので、リスクも無い。
  • このバグ自体は2014/01/30頃に後述のスマホ版の方で先に見つかり、後にGBA版でも可能なことが判明した。

余談だが、ロックが「バリアントナイフ二刀流乱れうち」で65000ダメージ以上を与えられる最低レベルは44~45。
オメガウェポンでさえも、Lv45ロック単騎の「たたかう」3セットで撃破できる(バトルスピード6推奨)。
ちなみにクイック併用16回攻撃ならレベル30~31でOK。

  • 魔石ディアボロスでHP全振り(Lv5⇒6はビスマルク)
  • バリアントナイフ×2+レッドキャップ+源氏鎧+源氏籠手+皆伝の証
  • Lv45・HP1/7342・力48の前列で一撃7817~8899ダメージ×8回

FF6(スマホ版)

Android・iOS版ではGBA版からティナ増殖のバグ技が修正されたが、GBA版同様アイテム変化によりラストリゾートを変化させて二刀流が可能。

FF6(ピクセルリマスター版)

若干強化され、従来の「最大HP-現在HP」分の加算よりもHP減少時の与ダメージが増えている(ver1.0.5で確認)。

  • 目安として「最大HP-現在HP」x1.2程度。基礎知識編の誤記と近い効果となった。

FF11

レベル69で多くのジョブが装備できる短剣
ラプトル族のノートリアスモンスターリンドウルム」がドロップする。
旧作同様、装備者のHPの減少に応じて性能が上がるという特徴を持つが、残りHP1%の状態でようやく実用レベルの性能という不遇ぶり(当然、そんな状態ではすぐに倒されてしまうのがオチである)。
青い刀身のグラフィックが珍しいため、実戦用の武器ではなくオシャレ装備と化しているのが悲しいところ。

  • レベル69。6と9でロックである。

詳細はこちら→バリアントナイフ

DFF(UT版)

新たに追加された短剣
特に効果は無く、ショップで29310ギルで買える。

DDFF

装備Lv60以上、ATK+53、DEF+1の短剣
ショップで1138000ギルで買える。


原作にあったかつての効果はギルガメッシュの「チキンナイフ?」に受け継がれた。

DFFAC

ロックスキンセットに設定できるウェポンの一つ。
C.Lv25にするとショップで購入可能。価格は10800ギル。

DFFOO

「バリアントナイフ【VI】」。BURSTの短剣
ロック専用BT武器かつ相性装備で、相性性能は「秘宝に辿り着きし冒険家」。
装備時の性能(+相性)は下記。

LvHP初期BRV最大BRV攻撃力防御力最大CP
1116(+23)360(+72)3399(+679)1100(+220)52(+10)130

相性性能「秘宝に辿り着きし冒険家」によりバーストモードが使用可能になり、バーストモード終了時にフィニッシュバースト『永遠に輝く魔石』が発動する。
フィニッシュバーストの詳細は該当記事を参照。


真化させることでBT+武器「バリアントナイフ【VI】+」に変化する。
真化効果は「永遠に輝く魔石BRVHPヒットプラスフォースリミットアップ」。
『永遠に輝く魔石』使用時、以下の効果が発動する。

  • 「防御力無視の15HIT近距離物理BRV攻撃+全体HP攻撃」が「防御力無視の8HIT近距離物理BRV攻撃+全体HP攻撃を2回行う」に変化し、合計BRV威力も極大アップ。
  • 与えるBRVダメージ上限極大アップ。
  • 所持できるBRVと与えるHPダメージ上限極大アップ。

加えて、限界突破効果により、以下のパッシブを習得できる。

  • 1回目:バーストモードロング
    バーストモード使用時、連続行動できる行動数+1。
  • 2回目:永遠に輝く魔石バフアップ
    • バースト効果「永遠に輝く魔石」の与えるBRVダメージ上限アップと奪ったBRVを最大BRVを超えて加算する上限アップの効果を小アップ。
  • 3回目:永遠に輝く魔石マスタリー
    BTアビリティ『永遠に輝く魔石』装備可能。

FFEX

持つ者の感情に反応して
切れ味が変化するという不思議な短剣
HPが低いほど、威力が大きくなる

短剣の一つ。
短剣の製造秘文5個、星の翠核?2個、獄炎の金剛環1個、妖艶なる藻け液2個で作成可能。
初期能力:物理攻撃力167 物理命中力75 魔法攻撃力69 魔法回復力79 魔法影響力70
HP威力補正 -20
攻撃属性:斬属性100 突属性100 種族特効:なし

PFFNE

ロックのレベルを6以上にすると装備する短剣

FFRK

FF1、FF2、FF4、FF6、FF9、FF11、FF12、FF零式、Job共鳴の短剣として登場している。

  • 「バリアントナイフ【I】」
    レア6。風属性強化【小】の効果を持つ。
    シーフ(I)の覚醒奥義「ライヴリーシーブス?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
    2020/7/10、FF1イベント「今こそ宿命の時」装備召喚第1弾で追加された。
  • 「バリアントナイフ【II】」
    レア8。水属性強化【小】の効果を持つ。
    レイラのオーバーフロー神技「神威・レイラ?」付き。
    2023/4/7、「クリスタルダンジョン(シーフ)」装備召喚第1弾で追加された。
  • 「バリアントナイフ【IV】」
    レア6。聖属性強化【小】の効果を持つ。
    セオドアのオーバーフロー奥義「グリームスラスター?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
    2019/7/5、イベント「きらめくお願いゴト」装備召喚で追加された。
  • 「バリアントナイフ【VI】」
    ロック初の超必殺技専用武器として登場。レア5。
    FF6での活躍を考えると超必殺技持ちにふさわしい武器と言える。
    必殺技は「バリアントアタック?」。修得ボーナスは攻撃力+10。
    8連続攻撃に加え、原作再現として現HPが少なくなるほど威力が増す。
  • 「バリアントナイフ【IX】」
    レア7。風属性強化【小】の効果を持つ。
    マーカスのデュアル覚醒奥義「覚醒タンタラスブレイク?」付き。
    2021/12/3、ラビリンスダンジョン(FFIX)装備召喚第1弾で追加された。
  • 「バリアントナイフ【XI】」
    レア7。水属性強化【小】の効果を持つ。
    ライオンのデュアル覚醒奥義「覚醒Dエッジ【XI】?」付き。
    2022/1/28、FF11イベント「いざ、アドゥリンへ」装備召喚第1弾で追加された。
  • 「バリアントナイフ【XII】」
    レア5。ヴァンの超必殺技「ハードインパルス」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
  • 「バリアントナイフ【零式】」
    レア8。聖属性強化【小】の効果を持つ。
    レムのクリスタル神技「耀光コンバートセイント?」付き。
    2024/3/26、「9.5th ANNIVERSARYフェス」第3弾で追加された。
  • 「バリアントナイフ」
    レア7。風属性強化【小】の効果を持つ。
    ウェッジのデュアル覚醒奥義「覚醒トリックスター」付き。
    2021/7/23、イベント「覇竜 バハムート(Job・外伝)」装備召喚第1弾で追加された。

FFBE

トレジャーハンター ロックのスーパートラストマスター報酬として「バリアントナイフ(FFVI)」が登場している。
能力は攻撃241、装備時「苦境で開花する力」発動。
この「苦境で開花する力」の効果(重複不可)は物理回避アップ:20%、【HP21%未満】で2ターン攻撃アップ:250%と原作FF6の性能を元にした内容となっている。
さらに、トレジャーハンター ロック装備時は「冒険家の短剣さばき」が発動する。
効果(重複不可)は攻固定値アップ:750。