- 2013年4月17日の東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズ戦で、トニー・バーネットが試合中にブチ切れてしまった事件、またその際になんJで立ったスレタイ。
- 上記事件から派生した謎定期のひとつ。この場合はキレた人物は関係ない。「バーネットブチ切れ」という表記揺れもある。
経緯 
5-6、中日1点リードで迎えた9回裏、ヤクルト・森岡良介が中日守護神の岩瀬仁紀から適時打を放ち同点とするも、後続が中日野手陣のファインプレーに阻まれサヨナラはならず、延長戦に突入。
そのまま6-6の同点で迎えた11回表、バーネットは二死1・2塁の場面でエクトル・ルナを三塁ゴロに打ち取ると打球を下がって捕った宮本慎也は二塁へ送球。しかし一塁走者は俊足の大島洋平で微妙なタイミングとなり、二塁塁審・橋本信治はセーフと判定し野選に。しかも二塁手・森岡は二塁走者・岩崎恭平が三塁を回った事に気づくのが遅れ、勝ち越しの生還を許してしまう。
この一連の流れにバーネットが激怒、鬼の形相で二塁方向へ詰めよった。しかしバーネットの視線の先には橋本と森岡がおり、怒りの矛先がどちらに対して向けられたのかは判然としていない。
直後には松井佑介から3ランを被弾し、激昂すると同時に橋本への怒りを再度露わにした。これに対して橋本もバーネットに詰め寄り一触即発の事態も、ここは森岡が仲裁して事なきを得た。
当該記事 
バーネットブチ切れダメ押し被弾 延長11回微妙判定
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/04/18/kiji/K20130418005634110.html
勝負が決した延長11回。手痛い3ランを喫したヤクルトのバーネットが、橋本二塁塁審に詰め寄る異様な光景が繰り広げられた。
この回2死一、二塁からルナの三ゴロで二塁封殺を狙った宮本の送球が野選となり、その間に二塁走者・岩崎が本塁生還。二塁は微妙なタイミングで、直後に3ランを浴びたバーネットの怒りが橋本塁審に向けられたのだ。あわや退場のシーンは宮本らがなだめて事なきを得たが、試合後のバーネットはむっとした表情のまま帰宅。
なお試合後には肉離れが判明し戦線離脱。結果論だが森岡に足を引っ張られる形となり、皮肉にも9回に凡退したほうが良かったと言われることもある。
余談 
- 2014年8月19日の対読売ジャイアンツ戦にて、チームメイトのウラディミール・バレンティンが守備で緩慢なプレーをし同点に追いつかれ、その裏にボール球に手を出して凡退した際、彼に対して本当にブチギレている様子がテレビで流れた。
- バーネットの短気エピソードはこれらを含めかなりの数があるが、実は彼がNPBで退場処分を食らったことは一度もない。
ブチギレ動画 
画像 
元スレ 
バーネットブチギレwwwwwwwwwww
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1366206502/ 過去ログ
その他のブチギレ 
オンドルセクブチギレ
バーネットの後任として来日2年目のローガン・オンドルセクが抑え投手となったが、試合中に度々苛立っている様子が見られていた事や練習態度の悪さなどが不安視されていた。
そして2016年6月26日の対中日ドラゴンズ戦で救援失敗した際にブチギレ、真中満監督に無期限の自宅謹慎を命じられた*1。
自宅謹慎が解け二軍に合流したものの有給休暇を取得して帰国、その後「精神的に立ち直る事が困難」との理由から退団を申し入れウェイバー公示、7月27日に自由契約となった*2。
パットンブチギレ
2018年9月14日のDeNA対巨人戦、DeNA・スペンサー・パットンは巨人・岡本和真に対して死球を与える。しかし、岡本は明らかな空振りをしており、判定に不服なパットンを見たラミレス監督はリクエストを要求。ビデオ判定が行われ、球場のビジョンにも岡本が空振りする映像が鮮明に映し出されていた。一方、リクエストは「スイング判定には使えない」と決まっており、この場合覆せば(本来リクエストが認められないプレーに対してリプレイ検証し当初の判定を変更したとして)誤審、覆さなくても(空振りを死球と判定したとして)誤審という状況になってしまい、結局判定は死球のまま。これに対し、パットンはブチギレて審判に詰め寄り、リクエストに抗議したとして退場処分を受けた。判定に納得がいかないのは当然のことと言え、この事件と並んでリクエストの問題点が露わになることとなった。
再びパットンブチギレ
2019年4月19日、広島対DeNA戦、パットンは広島・鈴木誠也に対し、フルカウントからほぼど真ん中に投球、鈴木はそれに手が出ず見逃す。キャッチャー・伊藤光はランナーが走っていたため、捕球後二塁に送球しようとするが、三振とセルフジャッジしてベンチに帰ろうとした鈴木と激突しボールをこぼしてしまった。だが、この投球に対する球審・芦原英智の判定はボール。仮にストライクであれば見逃し三振な上に鈴木が捕手の送球を(意図せずとはいえ)妨害したため、守備妨害でさらにアウトが増えて二死走者なしとなるはずが、この判定により四球で出塁した鈴木も含めて無死一二塁となってしまった。
当然ながらパットンは抗議するも覆らず。ストライク・ボールの判定にもリクエストは使えない*3ため、このまま試合は続行。結局サヨナラ打を浴びてしまった。
これについて、パットンはTwitterでブチギレ。以下、投稿の和訳を掲載する。
こういった状況における審判のコール(ボール、ストライクなどの宣告)は試合結果にあまりに大きい影響を及ぼす。審判はもっと適切に判定すべきだ。責任を欠いた説明はセ・リーグを傷つけるだけだ。にも関わらず審判は、投手によるビデオ判定の要求を疑問視するのである。
これに対しグレイグ・ブラゼル(元西武→阪神→ロッテ)やデニス・サファテ(広島→西武→ソフトバンク)がパットンを擁護、日本の審判の質が問われることになった。
ロメロブチギレ
2019年5月2日、巨人対中日戦、中日先発のエンニー・ロメロは4回まではアレックス・ゲレーロのソロ1本に抑えていたものの、5回に炭谷銀仁朗(現楽天)のホームランで1点与えてしまう。そこから制球を乱し、中島宏之とクリスチャン・ビヤヌエバ(元巨人→日本ハム)に四球を与え、2アウトながら追加点のピンチを招く。
ここで打席に入った岡本和真はロメロの初球を打ち上げる。岡本は悔しさのあまりバットを地面に叩きつけ、落下点にはレフトの福田永将が入り、ロメロも打ち取ったと思い天井を指差し、誰もが3アウトチェンジを確信した。
ところが岡本の打球はなんと東京ドームの天井に直撃*4し急降下を始め、レフトフライを確信したショートの京田陽太とサードの高橋周平の間に落下、ヒットとなりランナーが生還、同点に追いつかれてしまう。
この瞬間、打ち取ったつもりでいたロメロは絶望的な表情を浮かべる。そしてそのショックが拭えないまま次の陽岱鋼に初球をジャストミートされ3ランを被弾、逆転を許す。このロメロからすればあんまりにもあんまりな展開にロメロの怒りは爆発、右手に嵌めていたグラブを外し、左手で叩きつけて吼えた。
結局この3ランが決勝点となり中日は敗戦、ロメロは来日初黒星を喫した。
なおこの日の二塁塁審は例のバーネット事件と同じ橋本であり、この日の6回裏にはリクエストにかけたにもかかわらず誤審を犯している*5。
三たびパットンブチギレ
→冷蔵庫を参照。
バウアーブチギレ
2023年7月1日、DeNA対中日戦、DeNA先発のトレバー・バウアーは不運な当たりや味方のエラーが絡み5回まで2失点のピッチング。
迎えた6回表、先頭の石橋康太の当たりは平凡なフライだったが、ネフタリ・ソトと牧秀悟が処理を誤り、二人の間に落ちて内野安打。続く(土田)龍空は三塁方面へバントをするも、バウアーの送球が逸れこれも内野安打。その後2アウトを取るも、岡林勇希の打ち取った当たりが微妙なところに飛びこの回3個目の内野安打になる。
そしてこの後、一塁ランナーの龍空が二塁を回っていたため、牧が挟殺プレーを狙い龍空を追いかけ、押し出される形で三塁に到達していた石橋が本塁へ進塁、三本間の挟殺プレーに移るが、伊藤光が挟殺の判断を誤りオールセーフで満塁となってしまった。
この回だけで複数のベイスボールが発生し、しかもうち一つがベイス時代を思い起こさせるレベルの初歩的なプレーミスだったため、バウアーは放送禁止用語を叫ぶなどブチギレ。その後の高橋周平を投ゴロにすると、自ら一塁ベースへ走ってアウトを成立させ、またも放送禁止用語を叫び吠えた。
DeNAは前日までで4連敗中であり、選手の士気が下がり気味だったが、この事件のおかげかチームは活気を取り戻し、2点ビハインドから同点に追いついて2-2の引き分けに持ち込んだ。
なお、バウアーは試合後にこの事件に対して「一番は状況に対して腹が立った。特別、誰かに腹が立ったというのではなく、強いて言えば自分自身」と振り返っている。