MH3から登場した支給品専用アイテム。
漢字では「松明」と書き、同意語に炬火(きょか、こか)がある。
英語はトーチ(Torch)。
MH3にのみ登場するフィールドギミック「かがり火」についても本項で簡単に紹介する。
目次
概要 
- 光の届かない洞窟を照らし出すためのアイテム。
使用すると即座に点火させ、聖火ランナーのように右手で掲げて歩くことができる。
不思議な事に、クエスト中ずっと燃やしていても燃え尽きる事は無い。
- 基本的に地図やネコタクチケットしか支給されない採取ツアーでも、
例外的に支給品ボックスに入っていることがある。- モガの森では支給品は無いが、村の入口付近のかがり火を調べると入手できる。
しかし村の家屋が全て木造である都合上持ち込むと危ないという理由で帰還と同時に回収される。
未知の樹海も同様に支給品が無いが、こちらではキャンプの調理器具から入手できる。
…薪?
- モガの森では支給品は無いが、村の入口付近のかがり火を調べると入手できる。
- もうひとつの使用法(というより最近ではこちらの方がメインになっている)として、
小型モンスターへの牽制が挙げられる。
一部のモンスターはたいまつに火を着けると何らかの反応を示し、
普段見られないような行動を行うことがある(詳しくは後述)。
スキル「燃鱗」では、こちらの効果のみ代用できる。
手を使わない上、アイテム欄を一つ圧迫してしまうため現在では性能自体は燃鱗が上位互換ともいえる。
しかしこちらはあちらと違いONOFFの切り替えが可能となっている。
また当然ながら、わざわざスキルを発動させなくていいというメリットもある。
- 前方に振り回すモーションは攻撃に使え、上方向にもシフトできる。
当たればちゃんとモンスターが怯み、何より炎で直接殴りつけている訳だからそうとう痛くて熱そうだが、
これによるダメージ効果は一切ない。
たとえ何百発殴っても、ケルビ一匹すら討伐出来ない。石ころの方が強いという有様である。- ただし殴り付けることで、ジャギィ達の撤退を促すことができる。
- 特殊なアイテムであるため、あまり知られていない様々な仕様がある。
- ダッシュボタンを押しながら採取ポイントを調べることで、
たいまつを付けたまま採取や剥ぎ取りができる。
暗所での採取はもちろん、鳥竜種やメラルーなどの邪魔を防げるので、覚えておいて損はない。 - 実はたいまつ点火状態でもダッシュできる。
スピードこそ通常のダッシュに劣るが、メラルー達への牽制にもなる。
MH4以降は壁登り中にも使用できる。両手を空けるために背負うことになるが熱くないのだろうか。 - 片手剣は武器を構えたままたいまつを灯すことが出来る。
抜刀状態でアイテムを使える片手剣だからこそできる芸当で、盾攻撃の代わりに振り回すこともできるが、
上記の通りダメージは無いため実用性は薄い。
- ダッシュボタンを押しながら採取ポイントを調べることで、
作品ごとの変遷 
- たいまつ初登場のMH3では、一部の洞窟に火の消えたかがり火が設置されている。
アイテムのたいまつを持っている状態でこれを調べると、
設置されたかがり火にも火を付ける事が出来る。
しかしかがり火は一定時間経過すると消えてしまうため、その際は再点火する必要がある。
かがり火に点火することがサブターゲットに指定されているクエストも一部存在していた。
ちなみに火属性の武器や爆弾などでは、かがり火に火をつけることはできない。- そんなかがり火であるが、MH3では点火させないと狩猟がままならない環境であった。
特に洞窟内の凍土エリア4と5は暗すぎて視界がろくに確保できず、
大型モンスターとの戦闘中にいちいち再点火しなければならないため、
多くのハンター達の反感を買ってしまった。 - 新機軸を盛り込んだ本作の試みが裏目に出てしまい、以降の作品では暗所の明るさが大幅に改善されている。
洞窟のかがり火には一切反応しない。
つまり、ブナハブラがかがり火に集ったり、ギギネブラがかがり火を執拗に攻撃したり、
バギィやギィギがかがり火を恐れたりと言った現象は一切ない。
バギィなどは「襲い掛かりたい対象(ハンター)」が火を持っているからこそ問題なので分かるが、
虫が火におびき寄せられるのは火の輝き自体に集っているものなので、
現実世界の虫と同じならかがり火でも同様に集るはずである。 - そんなかがり火であるが、MH3では点火させないと狩猟がままならない環境であった。
- MHP3ではたいまつが登場しないので、
小型モンスターを牽制したりブナハブラを意図的に集めたりする事が出来なくなった。- モンスターに対してたいまつと同様の効果を持つ、燃鱗スキルも無くなった。
そもそもたいまつが不要になった。
- MH3Gでは、燃鱗とともにたいまつがまさかの復活。
しかし、洞窟はMHP3仕様の明るい状態のままになり、かがり火も復活せず。
本作では小型モンスターによる妨害が少なく、またたいまつの効かない小型モンスターの比率も高いため、
支給品にあっても持ち出される事がほとんどない、空気アイテムに成り果ててしまった。
強いて持ち出すとしたら、モガの森で洞窟のギィギを観察したり、
そこらへんのネコたちと踊ってみたりなど、どちらかと言えば、たまの息抜き用だろうか。
ちなみに、暗い所で点火してみても自分を中心にオレンジ色のサークルが出来るだけであり、
さらにこのサークルは地面に沿う事も壁に沿う事も無い。- MH3Gでの公式Webマニュアルによると、
「モンスターから意外な反応を引き出してくれる大事なアイテムです」とのこと。
暗闇の解説が無いことから、暗闇関係の要素については
文字通り闇に葬ってしまったのだろう。
- MH3Gでの公式Webマニュアルによると、
- MH4にも続投。
MH4でも暗いエリアは存在しないためやはり照明としての利用価値はないが、
これまで以上に小型モンスターの妨害が鬱陶しくなっているので、
採取ツアーなどに行く際はもって行っても損はない。
当然アイテムがいっぱいになれば一番に捨てられる運命だが。- こやし玉が効かないコンガを撤退させたり、
無限沸きする小型鳥竜種を牽制したりと割と有効な場面が多い。
ガンナーならば頭の片隅に入れておくと良いかもしれない。
- こやし玉が効かないコンガを撤退させたり、
- MHXではまさかのリストラ。
今作も小型モンスターは採取中であろうが遠慮なくちょっかいを出してくるので、
たいまつも続投させてほしかったという声も。
雪山山頂で冷えたギルドフラッグを
たいまつを用いて点火されては困るというカプコンの陰謀かもしれない
- MHWorldでまさかの復活。
といってもたいまつそのものではなく、フィールドの種火石を拾う事で使えるようになる
「スリンガー松明弾」としての登場である。
地面や壁に着弾させるとそこに火が付いてしばらく燃える。
従来からの小型モンスターのリアクションがある他にも、
瘴気の谷の瘴気に撃ち出して周辺の瘴気を短時間払ったり、
事前に火属性を用意しなくてもヴォルガノスの体表の溶岩を柔らかくできるなど使い道も増えている。
また、炎に僅かな継続ダメージが付いている。
最初期には落とし穴とこの継続ダメージでモンスターを瞬殺出来るバグがあった。
キャンプで食事用のテーブルを燃やすハンターが続出したことも
全体的に暗いエリアが無く、腰に常駐している導蟲が足先を照らしている為、
やはり照明としての出番は全くない。
- 続くMHRiseで再びリストラ。
こちらでは「灯蟲」なる虫をハンターが引き連れており、
夜間や暗い場所でそれが光ることで照明代わりになるようになっている。
やはりと言うか、小型モンスターのちょっかいまでは防ぐことができない。残念。
主な反応と有効なモンスター 
- 怯える
- ケルビや肉食モンスターの多くに見られる反応で、火を恐れる。
たいまつを灯している間は消極的になる。
また、直接たいまつの火を当てると安全な場所(エリア外や水中)へと逃げるものもいる。
この反応を見せるモンスターの中には火に耐性を持つフロギィなども含まれるが、
動くたいまつの火を恐れる野性の本能でもあるのだろうか。
- 踊る
- アイルーやメラルーは火に興味を持ち、灯していると寄ってきて踊りだす。
獣人種たちの可愛らしい所が見られるだろう。
実用性としては、燃やし続ける限りこの行動を優先するため、メラルーの盗み対策として使用できる。
- 集まる
- ブナハブラは火に集まる習性があるため、灯していると続々と集まってくる。
フラフラと左右移動を行う頻度が減るため、素材集めなどで活用できる。
- ハンターを見付ける
- クンチュウの居るエリアで使用するとすぐに反応を示す。
普段ならハンターに気付かない程遠い位置でも一気に距離を詰めてくる。
- 突進で気絶する時間が延びる
- 視力の悪いリノプロスに対して使用すると、普段より猪突猛進な突進を行うようになり、
この状態で壁や岩に激突させた場合、通常より気絶時間が延長される。
- 優先的に狙う
- 周囲の熱を察知して行動する大型モンスターのギギネブラにも有効。
たいまつを使用しているハンターを積極的に狙うようになる。