フィールド/瘴気の谷

Last-modified: 2023-04-18 (火) 21:28:54

MHWorldにて初登場したフィールド。
無数の死骸が降り積もり、有害な「瘴気」が立ち込める地底中心の狩猟地である。

目次

概要

  • MHWorldのPV第4弾にて初公開されたフィールド
    上記映像からも分かる通り、旧作の通常フィールドとはまるで異なる景色が広がっている。
    その様子は骸龍の棲み処である竜ノ墓場のように無数の骨が散乱し、
    薄暗い空間にいかにも有害そうな黄色いガスが充満しているというもの。
    この黄色いガスは"瘴気"と呼ばれ、このフィールドの象徴的要素の一つとなっている。
    • 本来、瘴気とは『熱病を起こさせる山川の毒気・悪い空気』を意味し、
      原虫や細菌、ウイルスなどといった病原体が認識できなかった時代に、
      人々が疫病の原因として考え出した俗信の一つである。
      下記の通り、今作に登場する瘴気は本来の意味のものとはやや異なるが、
      『生物に病的な影響をもたらす』という点は共通している。
    登場するモンスターも不気味な外観の者が多く、ホラーテイストも感じられる。
    何も知らなければ黄泉の国やら地獄やらといった言葉を連想できるほどであり、
    そのおどろおどろしい様相から、公開当初「これはモンハンなのか!?」と驚きの声が多く聞かれた。
    むしろバイオハザード新作のPVと勘違いする人すら居たようである。
  • "瘴気"の正体は開発曰く「バクテリアのような微生物」とのこと。
    ただし、有機物を食料としており、3期団長は「微生物が死骸を分解して瘴気を出している」
    と言っており、劇中では、瘴気は微生物の代謝の産物という位置付けになっている。
    同地に生息するディノバルド亜種の生態を見るに硫黄酸化物などを含む毒ガスなのだろう。
    「瘴気の谷」のメインギミックであり、この地で活動する人間含む生物に大きな影響を及ぼす。
    また、瘴気はこの谷特有のもの。
    • 瘴気は人類にとって有害であり、瘴気の濃い場所に滞在していると特殊ダメージが発生する
      瘴気の影響下にある場合、体力バーが若干黄色寄りになり持続的にスリップダメージを受ける。
      被ダメージ速度は毒よりも緩やかではあるが、影響下に在る限りダメージも受け続けてしまう。
      影響を受けている間はハンターも苦しいのか、時折咳き込む動作を行う。
      • 瘴気が充満していない場所に逃れると、体力の自動回復が始まる。
        また、種火石を調合してできる「スリンガー松明弾」を地面に射出して火を起こすと、
        火が燃えている間は周囲の瘴気が晴れ、その近くにいる間はダメージを受けることが無くなる
        特殊装具の内「装衣」として扱われるものを着用すると効果中は瘴気を無効化する。
        また、「瘴気環境適応」というスキルで無効化することも可能。
    • 生きているモンスターに対しても瘴気は強い影響を及ぼしている
      小型モンスターのラフィノスは本来温厚でおとなしい翼竜とされているのだが、
      瘴気の谷では体を蝕む瘴気の影響で体色が変わり、性格も攻撃的なものへと変じてしまっている。
      また、ギルオスも瘴気によって狂暴化した個体を見掛けることがあるが、
      そちらは体から靄らしきものを発し、まるで亡霊が彷徨っているようにも見える。
      これらのモンスターから攻撃を受けると「瘴気侵蝕状態」に陥ることがある。
  • フィールド「陸珊瑚の台地」とは特に深く関わりあっている。
    この谷は「陸珊瑚の台地」の下部に位置しており、様々な死骸が落下してくる。
    死骸が積み重なり、腐肉と骨の層を形成し、それが生態系の重要な礎となり、
    「瘴気の谷」という特異な環境を形成している。
    豊富な死骸を求めて腐肉食の傾向が強い、あるいはスカベンジャーそのものの生物が集う。
    なお、この地の生態系はストーリーを進める上で鍵となる要素でもある。詳しくは別項にて。
    • 「陸珊瑚の台地」の特徴として強い上昇気流(湧昇風)が吹き抜けていることが挙げられるが、
      瘴気の谷でもフィールド上空(=上の台地)へ上昇気流が発生している様子が一部見受けられる。
      珊瑚の台地では「陸の海」とでも称すべき環境が見受けられるが、
      その陸珊瑚の台地で発生した死体が蓄積し、それを資源として活用する生態系が広がる瘴気の谷は、
      陸の深海」のようなフィールドといえるだろう。
      陸珊瑚の台地と同様、海藻のような植物や巨大なフジツボ、
      そして、アンモナイトのような巻貝の化石などが存在しており、
      深海に迷い込んだような光景となっている。
      • 実際、深海は暗く冷たく獲物が少ない過酷な環境であるため、
        海の上層から降ってくる死骸をあてにする生物も珍しくない。
        特にクジラの死骸が降ってきた場合は、それを糧とする生物達が数多く集まり、
        死骸を基盤にした「鯨骨生物群集」なる特別な生態系が形成される。
    • 実際に陸珊瑚の台地とは上下に位置する立地上、
      この地の上位捕食者であるオドガロンが獲物を求めて陸珊瑚の台地に現れることがあるほか、
      「台地の主」であるレイギエナが死骸として降ってくることがある。
      特に後者はフィールド内に上から落ちてくる様子もリアルタイムで目撃できる。
      • 滅多にない事だが、降ってきたレイギエナの死骸がハンターに直撃した場合、
        吹っ飛ばされはするもののダメージは受けない。
    • 設定面だけでなく、「瘴気の谷」に存在するギミック群も"死骸"絡みの物が多い。
      谷の象徴たる瘴気も、元はと言えば「死骸を分解する特殊なバクテリア」である。
      先の「レイギエナの死骸」からも剥ぎ取りが行えるほか、特殊な運搬アイテム「肉の塊」など、
      従来のフィールドでは見られなかったようなギミックが多数存在している。
  • 「瘴気の谷」における生態系の頂点に位置付けられる"主"は、発売前の段階では不明であった
    発売前は「強力なモンスター」として明言されていたオドガロンが有力候補と目され、
    実際、ストーリー上で同時期に狩猟を行うことになるレイギエナ・リオレウス・ディアブロスの3体は
    それぞれ登場フィールドにおける"主"であり、オドガロンもこれらと設定上同格とされているのは確かである。
    しかし、そこまでの待遇を受けながら各種媒体では"主"と明言されるのを避けられていた。
    • 後の情報公開によって、瘴気の谷には土地に適応し、生態系の頂点に立つ古龍種である
      屍套龍ヴァルハザクというモンスターが棲息していることが判明。
      ヴァルハザクについてもゲーム内で"主"と明記されている訳ではないが、
      古龍種でありながらオドガロンとの縄張り争いを行う一幕も見られるなど、
      定義上最有力候補と考えられていた。
      後のイベントではヴァルハザクが瘴気の谷の主であることを開発が明言している。
      ただし、この場合、クエスト「新大陸の白き風」の内容や主の断定時期も踏まえると、
      ヴァルハザクを主とした場合、「他の地域の真の主も古龍種となる」ため、
      古龍種である、という点を除外してみればオドガロンが主として適任となるだろう。
  • アイスボーン以降は、新モンスターが多く追加され徘徊エリアが重なる可能性が高くなったことに加え、
    谷そのものが全体的に分岐が少なく合流が発生しやすいマップであることが重なり、
    非常に乱入に悩まされやすいマップとなっている。
    スリンガーこやし弾の準備は欠かさないようにしたい。

各エリア紹介

  • 「瘴気の谷」は生態マップ3層に記載されるエリアが浅い上層部分として扱われており、
    2層が中層部、1層が下層部のように層別に重なった構造となっている。
    上層(マップ3層)は表層部、下層(マップ1層)は最深部・最下層とも通称されることがある。
    また、フィールドの特徴も上層部・中層部・下層部で大きく異なっており、
    軽くでもそれを認識しておくとフィールド全体を覚えるのにもやや役立つだろう。
上層部(生態マップ3層エリア群)
エリア1~5に相当する、谷の表層とも言うべきエリア群。
とあるモンスターに類似した規格外のサイズの骸骨と谷の岩棚によって成り立っており、
これらを覆うように日光に晒されて肉が落ちた無数の白骨が折り重なっている。
中層以下と比べてまだ明るいため昼間はそこまで恐怖感は感じず、瘴気の影響も薄い。
身体に纏う骨が豊富にあることから、ラドバルキンが好んで滞在する傾向が見られる。
縄張りを監視するためにドスギルオスやオドガロンが上層に上がってくることもあり、
オドガロンについては居合わせたラドバルキンと激突する場合もある。
中層部(生態マップ2層エリア群)
瘴気の影響が非常に強く出るエリア群。薄暗い上に視界が悪い。
上から落ちてきた骨肉などが蓄積し、瘴気や腐肉食動物などによって死骸が分解される階層。
その性質上、瘴気の谷のエリアの中でもトップクラスに凄惨な領域であり、
原型を残したモンスターの死骸や血塗れの肉塊などが大量に堆積している
グロテスクな描写が苦手なハンターにとってはかなり堪えるエリア群と言えよう。
また瘴気が濃いため、長時間の活動にはスリンガー松明弾の使用などの対策が必要となるほか、
瘴気の影響を受けて狂暴化しているモンスターも多く見られる。
下層部(生態マップ1層エリア群)
「瘴気の谷」最深部にあたる谷底。地の底といった雰囲気のエリア群。
瘴気の谷を訪れた当初は開放されていないが、任務クエストを進めると調査できるようになる。
中層などで分解しきれなかった残り物が強力な酸や菌類で最終的に分解されていく階層。
ここまでくると肉片はあまり見られなくなり、瘴気も殆ど見ることが出来なくなる。
オドガロンはエリア13に巣があるが、死肉を求めてフィールド広域を徘徊している。
  • このフィールドの"悪天候"は「酸の雨」というもの。
    聞くだけなら恐ろしいギミックかと思いきや、ハンターに対しては全くの無害。
    雨が降り注ぐ場所の瘴気を中和し、その場所ではスリップダメージが発生しなくなる
    ハンターに利する天候だが、天井のある洞窟内から始まると気付かないことが多い。
    "悪天候"なので環境生物の出現傾向も変化し、珍しい種と唐突に遭遇することもある。

エリア1(3層:東部)・南東初期キャンプ

  • 初期キャンプは入り組んだ岩場と骸の奥の場所に位置する。
    瘴気の谷全体に言えることだが、こんなところで食事を取って大丈夫なのだろうか?
    • 西へ続く道は岩が視界を遮るが、通り抜けるととあるモンスターに似た超巨大頭骨が見えてくる。
      骸骨の上部からは砂が滝のように流れ落ちており、上方は霞んで見通せない。
      この道からエリア1とエリア3を繋ぐ道の中間地点辺りに降りられる。
      坂を上るとエリア1広場、坂を下りて巨大頭骨方向に進むとエリア3へと行ける。
    • この道に限らず、上層部の細道は表層に縄張りを持つラドバルキンが通過することが多い。
      実機プレイでは唐突にラドバルキンが転がってきて実況者を驚かせる場面が散見される。
      キャンプから降りた途端に轢かれるという事態も起こる。降りる前に周囲を確認しておこう。
      • 上層エリア群は5番を除いて環状に道が続いている。
        初回探索時にBCから出ず生態マップを開くとエリア1以外が未表記となっており、
        瘴気の谷のイラストをエリア情報という障害抜きで見ることが可能となっている。
        なまじ入り組んでいるだけに解読は容易ではないが、これらを基にすると
        エリア4→エリア2(上層)→エリア1→エリア3→エリア2(下層)→(中略)→エリア3(西部細道)
        ……という形で骨が続いているらしいことが推察できる。
        恐らくだが、超巨大頭骨の持ち主はとぐろを巻く形で横たわっており、
        その上をハンターやモンスターが通り道として利用しているものと思われる。
  • エリア1北部に位置する広場は超巨大頭骨の胴体に当たる領域であり、
    広場そのものが肋骨と思われる骨によって鳥籠のように覆われている。
    • 肋骨らしき骨の一部は折れて脆くなっており、スリンガーなどで攻撃すると真下に落ちてくる。
      モンスターに当てると大ダメージが入り、場合によってはダウンするので、積極的に活用したい。
      降下した巨大骨は地面に突き刺さり直立するが、モンスターなどの攻撃が接触すると粉砕される。
  • エリア1の広場から北西に向かうとエリア2にあたる長い道が繋がっている。
    西側に続く下り坂を降りていくと小さな崖があり、飛び降りるとエリア6に着地できる。
    また、南側には先述したエリア1~エリア3を繋ぐ下り坂が続いている。

エリア2(3層:北部)

  • エリア4の頭蓋骨とエリア1の胴を繋ぐ巨大な骨が二重になり、それぞれ太い道を形成しているエリア。
    頭蓋骨の奥=西側から伸びて上に登っていく道と、頭蓋骨の顎の途中から伸びて下っていく道が存在する。
  • 上に登っていく道を辿ると、最終的に二重層になった岩場の広場に到着する。
    • 広場の上層は大部分がツタになっており、モンスターがダウンするとツタに引っかかる状態になる。
      ラドバルキンが立ち寄ることが多いが、スタンプや回転攻撃の震動で揺れるためやや立ち回り辛い。
    • 蔦を降りることで到達できる下層は黄色い植物と蔦に覆われた岩場で、上層がある関係で薄暗い。
      モンスターは侵入できないので、緊急避難にうってつけである。
      雷光虫が群生しているので大量確保が狙えるほか、
      やや奥まった位置にはオトモダチ出現ポイントが、その先に超巨大骨の持ち主のものと思しい尾を望める崖がある。
      特定地点からジャンプすることで、下記の道に飛び降りることが可能。
  • 下っていく道はかなり急勾配で、モンスターが通ることもあまりない。
    上方に楔虫があり、連続してワイヤーで引っかけることで素早く移動できる。
    登っていく道と違って大きな広場などはなく、基本的にはエリア1への接続道というだけのエリアだが、
    途中の岩場に垂れ下がっている蔦を登ることでそこに繋がる横穴に入ることが出来る。
    横穴ではテトルーたちや古代竜人を見掛けることがあるほか、
    深部へと直通のショートカットもあり、中層を通らずに深部へと行ける(ただし一方通行なので注意)。
  • 中央の広場から見て東に続く道を進むとエリア1へ、西に続く道を進むとエリア4に着く。

エリア3(3層:南部)

  • ベースキャンプから超巨大頭骨を目指して進んでいくと到達するエリア。
    中層部に当たるエリア6のほぼ真上に位置する岩場で、
    エリア東側に広場があり、西側には通路が上下に交差している。
  • 白骨化した死骸が散乱しており、遠くに見える超巨大頭骨と併せて異様な景色が広がっている。
    ドスギルオスやラドバルキン、オドガロンなど様々なモンスターが訪れる激戦地であり、
    音が届くのかエリア6にいるモンスターが駆けあがってくることがある。
    上位の広場中央はガジャブーたちがたむろしており、用もなくうろうろしていると反感を買うので注意。
  • 広場は東側のやや広い高台、西側の低地と起伏が激しいのが特徴。
    低地より西側には通路があるが、そこも高台となっているため真ん中が窪んだように見える。
    モンスターは広場高台・広場低地・通路の高台のどれにも陣取る場面が見られる。
    また、広場高台の左右には緩やかな下り坂があり、モンスターはそちらから迂回することがある。
    • 広場高台には地面に突き立った大きな骨があり、ツタが絡まっている。
      これにモンスターを誘導するとギミックが発動し、「ツタ罠」としてモンスターを拘束できる。
      高台自体もそこそこ戦えるだけの空間はある。
    • 広場の低地は結構広く、かなり平坦なので戦いやすい。
      段差は見当たらないが、ジャンプ攻撃についても高台から行えるため問題は少ない。
  • エリア北西の高台から続く道は橋のような構造で、エリア4へと続いている。
    また、低地の西部にはエリア6に続く下り坂が存在しており、
    この下り坂を下りていくと、瘴気の谷中層のエリア6へと移動できる。
    後者の下り坂は前述した超巨大な亡骸で形成されており、特徴的な形状の刃が見受けられる。
    広場高台及びエリア西の下り坂から南側には2本の道があり、どちらもエリア5へと繋がっている。
  • 広場低地北側にはエリア6を見下ろせる穴があり、ここから飛び降りるとエリア6の中央部に移動できる。

エリア4(3層:西部)

  • 驚くなかれ、再三述べてきた超巨大頭骨の顎の上がそのままエリアとなっている
    超巨大頭骨の上顎が覆いかぶさっているため、全体的には巨大なドームのような雰囲気である。
    この超巨大頭骨は瘴気の谷初探索時のムービーでもはっきりと映されており、
    瘴気の谷というフィールドの象徴の一つとも言える存在であることが示されていたが、
    紹介時点で内部に侵入できることを予想していたハンターは果たしてどれほどいただろうか…。
    • 性質上、主要なエリアの形状は超巨大頭骨のシルエットそのものであり、他のエリアと比べてもかなり整っている。
      なお、口腔の奥には蔦のようなものがあって進入できないため、移動できるのは頭部の範囲のみ。
  • 頭部そのものが途轍もなく巨大である関係上、エリア自体は非常に広い。
    それゆえにモンスターにとっては格好の棲家なのか、無数のカンタロスが群棲している。
    また、上層部を支配しているラドバルキンの巣ともなっており、
    しばしば昼寝をしたりくつろいだり、また骨纏いを行ったりするラドバルキンの姿が目撃される。
    中央付近には巨大な水たまりが形成されており、大型モンスターが水飲みに現れることもある。
  • 他のエリアと比べても骨の堆積が著しく、いくつかの地点では若干盛り上がった形状となっている。
    この骨山にモンスターの攻撃が当たると、周囲に吹き飛ばし判定を発生させる。
  • マップ南東側の道はなだらかな下り坂になっており、エリア3へと通じている。
    一方エリア北側へと抜ける道は両方ともエリア2へと向かうルートになっており、
    ラドバルキンは道が途切れているように表記されたエリア2上部へと移動しやすい。

エリア5(3層:南部)

  • 非常に狭いエリア。大型モンスターは進入できない。
    小型モンスターもモス以外は現れないため、入れさえすれば平和なエリアとなる。
    奥には光蟲などが配置されている他、テトルーや古代竜人が出現する場合がある。
  • マップ北側にエリア3へと通じるルートがある。
    エリア3高台へと通じる東側は狭く、ほふく穴で出入りする形になる。
    一方の西側は一方通行になる崖があり、エリア3⇔エリア6の坂道へと降りられる。

エリア6(2層:南西部)

  • 瘴気の谷中層の入り口にあたるエリアで、エリア3の下部に位置する。
    上層部を形成する岩が天井を形成している関係で、洞窟を彷彿とさせる薄暗い雰囲気に満ちている。
    このエリアから「瘴気」が濃くなる。
    • エリア内には種火石を拾える場所があり、スリンガー松明弾として射出できる。
      地面に当てることで一定時間火が発生し、その間周囲の瘴気が晴れるため有効活用したいところ。
  • 肉がこびり付いた生々しい骨や血塗れの肉塊などがそこかしこに転がっており、
    いかにも有害そうな黄色いガス状の瘴気と合わせ、かなりホラーテイストが強い景色が広がる。
    上層部から一転してグロテスクな情景に、思わず面食らったハンターは多いだろう。
    このエリアには、ラフィノスやレイギエナの死骸が降ってくることもあり、
    エリア3に滞在していると、遠景で死骸が落下してくる様子が見えることもある。
    この死体からは剥ぎ取りが行え、竜骨などが得られる。
    • また、背景としてディアブロス、リオレイアのものとみられる亡骸も存在する。
      いずれも剥ぎ取りや採取は不可能だが、原型は留めているのでかなり生々しい。
  • 形状としては西側に段差があり、空間自体もやや狭いため少々窮屈な印象を受ける。
    環境生物なども滞在しているが、攻撃すると毒が撒き散らされるドクカズラも生えるため、
    うっかりドクカズラを刺激して毒・瘴気のダブルパンチを受けるのは避けたいところ。
    • 地面には環境生物のヘイタイ(エメラルド)カブトガニが徘徊しているほか、
      高台付近には閃光羽虫が浮いていることもあり、狩猟に役立てることが可能。

エリア7(2層:南東部)

  • エリア6から南側の細道を辿ると到達する、小規模な部屋のようなエリア。
    ドスギルオスの巣となっており、例外なくギルオスの群れが生息している。
  • エリア北西部・南東部にはエリア中央の平地を挟むように小規模な段差がある。
    南側には高台があり、エリア6から来た場合はこの高台の上に出る。
  • エリア7付近にはマヒダケが多数生えており、上層部の道でネムリ草を集めておくと
    現地でも簡単に捕獲用麻酔玉が調達できる。
  • エリア西側の道はエリア6へ、北側の道はエリア8へと抜ける。

エリア8(2層:東部)

  • エリア6から北に続く細道を進んでいくと到達する、瘴気の谷中層でも特に広い空間が広がるエリア。
    猛烈な瘴気が充満しており、エリア全体が黄色く霞んでいるのが特徴。
    戦場になりやすいため、松明弾などの対策を用意した方が良いだろう。
    エリア内には「エリア6北側への道」「綿帽子の南西方向2箇所」に種火石があるため、
    手持ちが無くなった場合などは適宜回収していきたい。
  • 仲良くなった部族のテトルーが岩場に滞在していることがあり、
    お助け声の指示通りに行動すると、ツタでモンスターを捕縛してくれるメリットがある。
  • エリア西側の道はエリア6北やエリア11へと通じている。
    ただしエリア11に分岐する道は先に一方通行の崖があるため、BCまで入ることはできない。
    エリア南側にはエリア6東側とエリア7低地部分にそれぞれ通じる道がある。
    エリア北部は道状となり、エリア9などより深い場所へと降りていく。

エリア9(2層:北東部)

  • 瘴気の谷中層と深層を繋ぐ細長い道のようなエリア。このエリアも瘴気が濃い。
    山のような死骸が堆積しており、中にはバラバラになったリオレイアのものと思われる死骸や、
    飛竜種のものと見られる肉片がこびり付いた翼の一部も顔をのぞかせている。
    • 主に戦場となる細長い広場には天井が存在しておらず、
      エリア6と同様にラフィノスやレイギエナの死骸が降ってくることがある。
  • 狩猟環境としては切り立った壁面が狭い場所にあり、オドガロンが壁を利用して行う三角跳びが脅威となる。
    また、ほぼ確実に瘴気に侵されたギルオスが多数群棲しており、狩猟に影響を与えてくる。
  • エリア8からみて西に進むと、長細い道のような空間が広がっている。
    西側に向けて下り道となっており、瘴気の少ない深層部へと降りていくこととなる。
    「酸の雨」が降るとその部分は瘴気が中和され、視界もある程度クリアになる。
    • 先を進むとエリア10に繋がり、接続する場所は瘴気の影響を受けない。

エリア10(1層:北部)

  • 瘴気の谷深層の入り口となるエリア。瘴気は薄れ影響が出なくなる。
    エリア9と繋がるエリア北東部は道が二手に分かれ、東に進むとエリア10の広場へと抜け、
    西に進むとエリア11、エリア12へと続く曲がりくねった下り坂がある。
  • エリア南西部には広場があるが、中央付近に骨が溜まった穴がある。
    これが障害となるため、見た目よりもハンターが動ける場所は少ない。
    一方、ここをよく訪れるオドガロンは中央の穴を一瞬で飛び越えていく。
    • 視界は若干白く霞むが、中層の瘴気よりはプレイヤーの障害にはならない。
      この場所にはハチミツがある他、ランゴスタの群れが飛んでいる。
      また、有用な環境生物であるシビレガスガエルも徘徊している。
  • 広場から更に西方向へと進むと、オドガロンの巣であるエリア13に通じている。
    広場南側には青白く仄かに光る横穴のような道が開いており、エリア15へと抜けられる。
    横穴の手前、ツルで登る高台にエリア2までのショートカット(抜け穴)もある。

エリア11(2層:北西部)・中層キャンプ

  • 任務クエスト「谷の底にて待ち受けたるは」と同時に解禁されるベースキャンプ。
    瘴気の谷には初期キャンプ以外に設営できるBCはここしかないため、
    表層が主戦場となるラドバルキン戦以外ではこのBCを利用した場合が利便性が高い場合が多い。
    種火石も配置されており、予め回収してから中層へと赴ける。
  • エリア北側は上述した通りエリア10へと通じ、相互通行可能となっている。
    一方でエリア8に通じる南東側は途中に大きな崖があり、一方通行となる。
    エリア8側からはエリア11の南東寄りごく一部の部分しか立ち入ることはできないが、
    その場所に古代竜人が現れることがあり、見過ごしやすい。
  • 壁にはアンモナイトのような巨大な巻貝の化石が埋まっている。
    大昔は本当に海底だったのだろう。

エリア12(1層:東部)

  • 透き通った青白い酸の池が南東寄りに広がる比較的広いエリア。
    壁面近くには巨大な菌糸類なども見られ、それらは酸の光が反射してほんのり青白く輝く。
    瘴気が多かった2層と比べると神秘的にも見える綺麗な景色が広がっているが、
    酸の池に足を踏み入れると、たちまち強烈なスリップダメージを受けてしまう
    • なお、蛇王龍が姿を見せる千剣山にはこれと似たような青黒い酸の池が存在する。
      この辺りもフィールドを取り巻く超巨大骨が蛇王龍のものではないかとされた一因だが、
      実際のところ関係性は不明。
      前述の通り瘴気の谷には酸の雨が降る現象が存在するため、
      その影響で産まれた二次的なギミックである可能性もある。
  • エリアのところどころに酸が溜まっており危険な場所ではあるものの、
    エリア中央部付近には回復ツユクサが多数生えており、一種の休憩場所ともなっている。
    瘴気や酸で受けたダメージはここで回復を図ると良いかもしれない。
  • ヴァルハザク戦以外では殆ど戦場になることはないものの、
    周囲やエリア中央に酸があるため吹っ飛ばされた先でスリップダメージを受けることが多く、
    その致死性も相まってエリア14よりも遥かに力尽きるリスクが高い。
    ヴァルハザクに不慣れである場合は他エリアに移動させた方が良いかもしれない。

エリア13(1層:北西部)

  • オドガロンの巣となっているエリア。周りは閉ざされ圧迫感がある。
    瀕死に陥ったオドガロンが休眠に訪れるエリアということもあり、
    オドガロンとの最終決戦の場になることが多い。
  • 肉片がこびりついた無数の骨の影響で四つの広場に区切られており、
    ハンターが移動するためにはそれぞれの骨をかき分けて道を開く必要がある。
    なお、オドガロンは移動に際してこれらの肉壁を一瞬で破壊するので、
    肉壁の奥から狙撃し続けるハメ狩猟などは出来ない。
    • エリア10から侵入してすぐ、南側の広場はオドガロンの寝床である。、
      岩壁に開いた穴はエリア6、エリア9、エリア10の岩壁にあいた穴とつながっており、
      瀕死になったオドガロンが頻繁に利用するが、ハンターが侵入することは出来ない。
      稀にエリア6やエリア9からオドガロンが引き摺ってきた
      レイギエナの死骸が転がっていることもあり、
      まだ原型を留めていれば剥ぎ取りを行うことが可能。
  • 東側の広場の奥にはラフィノスの死骸が転がっていることがあるが、
    このオブジェクトからは運搬アイテムである「肉の塊」が入手できる。
    採取クエストなどで対象になることもあるので、位置だけでも覚えておこう。
    • 北西の広場には「腐肉」というギミックがあり、モンスターに攻撃させたり、タル爆弾で誘爆させると
      謎の青い炎が発生しものすごい勢いで2の固定ダメージを与えられる。
      腐ったことで発生したガスに引火しているのだろうか。
      当然モンスターだけでなくハンターにも影響を及ぼし、すごい勢いで体力が減っていく。
  • 探索では初発見時のテトルー(谷のぶんどり族)との遭遇場所にあたる。
    この時はハンターを警戒して逃げてしまうので、導蟲に頼って追いかけることになる。
    ちなみに、ここにテトルーが出現するにはとある条件がある。
  • お世辞にも広いとは言えないエリアだが、爆撃魔が飛来することがある。

エリア14(1層:南部)

  • エリア12の奥に位置するエリア。エリア12と同様に青白い酸が溜まっている。
    エリア南側にある酸の池の傍らには大きなモンスターの物らしき頭骨が確認できるが、
    この辺りになると肉塊や骨は少なくなるためかなり目立っている。
  • エリア西には道があり、瘴気の谷最深部であるエリア16へと通じている。
  • 頭上を見上げると巨大な生物の頭骨、というより上顎が見て取れる。
    この骨には一部牙が残っているが、スリンガーの弾を当てると落石として使用することができる。

エリア15(1層:中部)

  • 非常に狭いエリアであり、酸ではない水の流れが見て取れる。
    中層BC→エリア10→本エリア→エリア12とバイパス的な役割を担う。
    テトルー「谷のぶんどり族」の住処があり、古代竜人が姿を見せることもある。
    ぶんどり族との文化交流では生肉を持参してエリア13でのイベントを目撃しよう。
  • 瘴気の谷で珍しい環境生物を探す際にはよく訪れることになるだろう。
    トロフィーに関わるカセキカンスやゴワゴワクイナが姿を見せるほか、
    周囲にはエメラルドカブトガニや月光ゲッコー、キッチョウヤンマの出現場所がある。
    • カセキカンスが釣れる場所は岩陰にあるため、若干判り辛い。
      ぶんどり族の住処から高台に上がる場所の右手側、鋭い岩の奥に泳いでいることがある。

エリア16(1層:南西部)

  • 瘴気の谷の最深奥に位置するエリア。入る際にはエリア13に似た骨の檻を掻き分けなければならない。
  • エリア14、15とは全く趣を異にするエリア。
    何故なら、ここは屍套龍ヴァルハザクの巣に定められているからである。
    かなり広大な洞窟が広がるが、西部には中層をも上回る規模の死骸の山が築かれており、
    エリアの半分かそれ以上が堆積した死骸によって盛土のような様相を呈している。
    • 西部の死骸の山の奥には岩肌に巨大な裂け目が生じており、
      奥から夕陽を彷彿とさせる不気味な赤い光が差し込んでいる。
      この赤光を背景に咆哮を轟かせるヴァルハザクの姿は、このエリアの象徴と言ってもよいだろう。
    • うず高く積まれた地面の屍だけでなく壁面にも屍が存在し、場合によっては崩落することも。
  • 南部の一部にはエリア14、15を彷彿とさせる酸の池が存在しており、
    様相は違えどこれらのエリアと地続きであることを実感させてくれる。
  • 死骸の山に惹かれたのか、必ずと言っていいほどギルオスの群れが群生している。
    ヴァルハザクが登場しないクエストでも例外なく群棲しているので、特に用がないなら侵入しないほうが無難。
  • ストーリー上では瘴気の谷に行けるようになってから長らく封鎖されており、
    ヴァルハザクの居場所を突き止める事で初めて開放される。
    • この関係上、最速攻略本では本エリアのみ黒塗りで扱われており、中々異様。
  • ここにもギミックが存在しており、マップ北側と南側にある水が漏れ出ている大きな骨の壁が壊れる。
    壁が壊れると酸の水が流れ出し、エリアの酸部分が広がってしまう。
    爆弾含むハンターによる攻撃では壊れずに、ヴァルハザクの攻撃でのみ壊れる。
    歴戦王ヴァルハザクはこの壁をブレスで破壊して、あろうことか酸の上で眠りにつく。
    壊れた奥側には移動できず、酸の水が溜まっているであろう光が見える。

フィールドギミック一覧

ギミックエリア発動方法効果備考
ツタの罠3骨を破壊*1大型モンスターを拘束古龍には効果がない
つらら状の巨大骨114攻撃を加える大ダメージ、大ダウンエリア1は落としても破壊されず
障害物として残る
瘴気6789-ハンターに持続ダメージスリンガー松明弾で
炎が燃えている間は
瘴気を晴らせる

スキル:瘴気環境適応
装衣で無効化できる
酸の泉121416-ハンターにスリップダメージスリップダメージが非常に大きい
スキル:瘴気環境適応で軽減できる
また狩猟笛かはげましボンゴによる地形ダメージ無効により完全に無効化できる
16は壁破壊により更に広がる
腐肉13攻撃を加えるハンター、モンスターに
スリップダメージがある炎の発生
スリップダメージの速度が非常に早い
モンスターには2の持続ダメージ
回復ツユクサ12攻撃を加える
零距離で〇
50回復モンスターも回復する
シビレガスガエル10攻撃を加える
零距離で〇
麻痺属性のガスを吐くハンターにも影響がある
閃光羽虫6攻撃を加える
零距離で〇
閃光を放つ 
ドクカズラ6攻撃を加える
零距離で〇
毒沼が出現ハンターも毒になる
スタミナライチュウ10零距離で〇2分間スタミナ消費半減 

出現モンスター

小型モンスター
ガジャブー
ボワボワ - MHW:Iから
カンタロス
ギルオス(瘴気に侵された個体も登場する)
テトルー(谷のぶんどり族)
モス
ラフィノス(瘴気に侵された個体が登場する)
ランゴスタ
大型モンスター
アンジャナフ亜種 - MHW:Iから
オドガロン(通常種/亜種)(亜種はMHW:Iから)
ティガレックス - MHW:Iから
ディノバルド亜種 - MHW:Iから
ドスギルオス
バフバロ - MHW:Iから
ラドバルキン
バゼルギウス
イビルジョー - 大型アップデート第1弾から
怒り喰らうイビルジョー - MHW:Iから
ラージャン - MHW:Iの大型アップデート第1弾から(調査クエストのみ)
激昂したラージャン - MHW:Iの大型アップデート第3弾から(特定のイベントクエストの乱入のみ)
イヴェルカーナ - MHW:Iから(調査クエスト及び一部のクエスト・探索*2のみ)
ヴァルハザク
死を纏うヴァルハザク - MHW:Iから
悉くを殲ぼすネルギガンテ - MHW:Iから(調査クエストのみ)

瘴気の谷の設定について

MHWorldのストーリーのネタバレが含まれています。閲覧注意
  • 「瘴気の谷」「陸珊瑚の台地」「龍結晶の地」はゲームで見られる以上の深い関わりが存在する。
    一見、谷と台地は死骸に依存する一方的な関係のように見えるが、
    実はリオレイアやディアブロスの死骸があったように、
    台地以上に広い範囲から死骸・死期を悟った生物が集まっているらしく、
    降り積もった数多の死体は、モンスターや環境生物、微生物などの分解者によって消化される。
    そして分解された栄養群を糧として大規模に発達した生物群こそが「陸珊瑚の台地」なのだ。
    「瘴気の谷」は陸珊瑚に養分を提供し、逆に「陸珊瑚の台地」は栄養の一部を再び死骸という形で瘴気に返す。
    この2つのフィールドに生ける命は両者の存在が無ければ成り立たず、
    悠久の時の流れの中、の輪廻を繰り返している
  • 瘴気の谷ではあらゆる生物の死骸が分解されるが、それは古龍であれど例外ではない
    老齢の古龍は死期を悟ると、海を渡り瘴気の谷へと向かい、
    その地で最期を迎え、自らの肉体とエネルギーを生態系へ返還する
    はるか昔から続く古龍達の死を足掛かりに、
    瘴気の谷と陸珊瑚の台地は非常に大規模な生態系へ発展していったのである。
    一方で、死骸の分解過程で抽出された古龍の生体エネルギーは地中に染み、
    地脈を通って新大陸全土に広がり、豊富な養分となって生態系を育んでいった*3
    その一方で、このエネルギーはとある場所で豊富に集まって集大成とも言える大きな結晶を生成。
    その結晶が存在する地こそが「龍結晶の地」なのである。……もうお分かりであろう。
    この「老齢の古龍が行う死出の旅」こそが、本作最大のテーマ「古龍渡り」の真相である
    MHWorldは「フィールド同士の繋がり」が重視された作風となっている(開発談)というが、
    この3つのフィールドは、特にその要素が色濃く表れているといっても過言ではないだろう。
    • 「長い年月を生き抜いたモンスターが自ずと向かう場所」という意味では、
      瘴気の谷はMH4(G)禁足地にも似ている
      モンスターが向かう目的はそれぞれ「」・「成長」と真逆であるが、
      ダラ・アマデュラに似た超巨大頭骨などと同じく、MH4(G)経験者にとっては感慨深いものである。
    • ただ、なぜ古龍は瘴気の谷を死に場所に選ぶのか、
      どうして古龍の生体エネルギーが瘴気の谷や陸珊瑚の台地を始めとした新大陸全土ではなく、
      龍結晶の地ただ1ヶ所だけに集中していたのか*4など、
      これら3つのフィールドの関係だけでは説明できない事実も数多い。
      そして、近年「古龍渡り」の周期が短くなったという事実に加え、
      瘴気の谷へ到着したはずの熔山龍が、どういう訳か進行を再開し地脈回廊へ向かう不可解な行動を取る、
      ネルギガンテら新大陸の古龍達の活動がマグダラオスの到着後非常に活性化し、
      しかも、その活動が龍結晶の地を中心に見られるなど、
      上記の関係性に異常が見られるような描写が特にストーリー終盤において頻発する。
      果たして、一連の事変の真相とは……?
  • 作中でフィールドマスターから「一体どんな生物が養分となったのだろう」と問いかけられる一幕がある。
    瘴気の谷にて特に目立つ死骸と言えば、エリア4を形成している超巨大頭骨が思い浮かぶ。
    瘴気の谷は「老齢となった古龍種が死地として選ぶ地」とされており、
    本編では長い年月を掛けて巨大化したゾラ・マグダラオスが瘴気の谷を目指していたこと加味すると、
    あの超巨大な骨もまた悠久の時を経て計り知れない大きさに至った古龍種のそれである可能性は高い。
    ……真相はさておき、そのような想像に思いを馳せるのも一興だろう。

余談

  • 瘴気の谷の実機プレイ公開時、フィールド内にある超巨大な骨が大きな話題となった。
    生前は計り知れない巨体を持つ超大型モンスターだったと思しき遺骨だが、
    MH4(G)に登場した蛇王龍ダラ・アマデュラの骨格と酷似している。
    この超巨大な亡骸に関する詳細はリンク先を参照のこと。
    • 超巨大骨は生態マップにも描かれており、イラストで見ると蛇王龍との類似性が分かりやすい。
      瘴気の谷を初めて探索する際のムービーでも映し出され、フィールドを象徴する要素の1つと言える。
    • なお、この超巨大骨が仮にダラ・アマデュラのものだと考えた場合、
      頭骨から推測される全長はMH4(G)時点の蛇王龍(蛇帝龍)を遥かに上回るものとなる。
    • のちに公式の設定資料集にてダラ・アマデュラ古代種のものであると明かされた。
  • この地に棲息するラドバルキンは「大蟻塚の荒地」の主ディアブロスの骨などを纏っており、
    上記の超巨大骨以外にも複数の既存モンスターの亡骸がフィールドに点在している。
  • 現実の地上では見られないタイプの生態系だが、こと「地上」でなければ幾つか似たものが存在する。
    ひとつは上記の通り闇に包まれた深海、もうひとつはコウモリが大量に密生する洞窟の内部である。
    どちらも「太陽光が届かないことで植物が全く育たず、それに依存する有機物の循環がないこと」
    そして「上層部から落ちてくる生物の糞や死骸を利用している」と言う点で瘴気の谷と共通している。
    いかにも現実離れした光景と構造に思えるが、実のところは非現実的な環境と言う訳でもないのだ。
  • 深層で多く見られる酸の泉だが、現実世界でも湿地や干潟のような環境では、
    有機物を微生物が分解した際に発生する有機酸などで酸性に傾くことがある。
    副産物として硫酸や硝酸を産生する細菌も現実に存在する。
    これらと瘴気の谷の圧倒的な有機物の量を考慮すると、
    古龍や無数の大型モンスターを分解する力を有する環境として納得がいくものになっている。
    とはいえそんな環境に足を踏み入れたら生身の人間では大変なことになりそうなものだが、
    余裕で生きて帰ってくる調査団の面々は、やはり超人たるハンターの中でも最精鋭なのだろう。
  • なお、酸の泉がああも綺麗な水色に輝いている件に関してだが、
    現実においても酸の金属化合物である硫酸銅の水溶液があのような色を示す上に酸性である。
    加えて上述した「硫酸を産生する細菌」は有機物を分解することで硫酸銅を始めとする硫酸塩を発生させることも知られ、
    そこから有毒なガスである硫化水素を発生させたりもする。
    またこうした細菌は嫌気性、つまり水中のような酸素のない場所にも棲息するため、
    水の中で硫酸銅を発生させることで水色に輝く液体、すなわち酸の泉が生まれている…と考えれば説明は付く。
    以上の生じている色及び現象からして硫黄系の物質やそれを取り巻く細菌などがモデルになっている、のかもしれない。
    • 尤も、実際には硫化水素は瘴気と違い無色であったり、
      硫酸銅水溶液は毒こそあれど弱酸性なので酸性が原因となる急速な侵食は起きづらいなど、
      実際に起き得る現象とはところどころ差異もある。
      ただ、仮にゲーム上でも瘴気が無色ではそれはもうやりづらいことこの上ないし、
      硫化水素はともかくその元である硫黄は黄色いため、黄色の気体というチョイス自体はイメージ的に然程外れていない。
      酸の泉に関しても現実がどうあれ酸=溶けるという印象は強い為、溶けるイメージを使うのは分かりやすい。
      こうした差異に関しては、そもそも現実とゲーム内世界の物質が厳密に同じである保証はないというのもあるが、
      実在の物質及び環境をモデルにしつつ、それをゲームとして分かりやすい表現に落とし込んだと考えても妥当である。
  • 時々落ちてくるレイギエナの死骸だが、よく耳を澄ませると
    レイギエナがスリンガー閃光弾などで撃墜された時の鳴き声らしき音と共に落ちてくる。
    まさか落ちてくる直前までは生きていたのだろうか…
  • シンセサイザーの音色が目立つフィールドの汎用戦闘BGMや、菌類が目立つ環境、瘴気という要素などから、
    宮崎駿作品の『風の谷のナウシカ』やその作品内に登場する『腐海』という森を連想したプレイヤーもいるようである。
    プケプケ装備で、その気分を味わうのもいいだろう。
    • Xで合計20回クリアするとそのままズバリ『腐海』の称号が手入り、
      それっぽいエリアもある狩猟地が登場している。
      こちらと比べるまでも無いが、そこそこ骨が目を引くフィールドでもある。
      下記の『竜ノ墓場』があるのもこの奥地。
  • MHWorldの「全体マップ」で瘴気の谷を見ると、新大陸で記載された部分の中程に位置する。

関連項目

フィールド/瘴気
フィールド/死骸
フィールド/陸珊瑚の台地 - 「瘴気の谷」の上に位置する縁深いフィールド。
フィールド/地脈回廊 - 瘴気の谷と繋がっている地脈の一部。
フィールド/竜ノ墓場 - 地底の洞窟でもあり、無数の骨が散乱している事が共通。
世界観/スカベンジャー - 文字通り屍肉を食らうモンスターが多々見られる。
登場人物/編纂者 - フィールドマスターはこの場所を中心に調査していた。
BGM/瘴気の谷戦闘BGM


*1 小タル爆弾2個で破壊可能
*2 ストーリー中で新大陸に訪れている間のみ
*3 全てが終わった後、竜人族のハンターが手にした龍結晶「龍脈石のかけら」を譲り受けるのだが、この石は歴戦の個体を狩猟した際にも入手できる。また、上位以降で「龍脈の結晶」が採掘出来るようになるが、これは龍結晶の地を含めた、基本フィールド5箇所で入手できる
*4 相棒である受付嬢が「自然に起こることとは到底思えない」と発言する程に異常なレベルでエネルギーが集中していた