狩猟フィールドの一つ。
MH3系列で登場した、雪山のようなフィールド。
目次
概要
- 雪山と同じがそれ以上の極寒地帯で、生物にとって非常に過酷な環境。
光の届かない洞窟や凍てつく冷気に鍛えられ、独特の進化を遂げたモンスターの巣窟となっている。
モンスターの死体が氷漬けのまま残っているため、一部ではモンスターの墓場とも呼ばれている。
- 雪原のエリアと洞窟のエリアに分けられる。
BCを除いた全エリアがホットドリンク推奨の寒冷地帯で、
シリーズによっては一部のエリアが時間帯によってさらに寒くなる。
多くのエリアが2つ以上ルートで繋がっており、思いのほか交通の便はよい。
- 戦闘BGMはベリオロス戦ではかっこよく聞こえるが、ギギネブラ戦ではおどろおどろしく聞こえる。
対峙するモンスターでここまで印象が変わるのも珍しい。
因みにこの曲名は「零下の白騎士」、つまりベリオロスのテーマである。
基本的にギギネブラと戦う方が先で、曲調もイメージによく合っているが、ギギネブラのテーマではない。- 他にもアグナコトル亜種やボルボロス亜種との交戦でもこれを聴くが、
氷雪を砕き割りハンターを追い詰める彼らのバックで流れるのもそれはそれで別の趣があるというもの。
流石にドスファンゴは勢い負けしているようにしか思えないが
- 他にもアグナコトル亜種やボルボロス亜種との交戦でもこれを聴くが、
- 極寒地帯ということもあり、出現するモンスターのほとんどが火属性を弱点としている。
しかし水属性を弱点とするギギネブラ亜種やブラキディオス、
雷属性を弱点とするティガレックス、ジンオウガ亜種、イビルジョーなど、例外も存在する。
各エリア解説
BC
- 最西南に設営されたベースキャンプ。横長のエリア形状と南側一面の氷河が特徴的。
孤島などとは違い完全に更地であり、到底寒さを凌げていそうには思えないが、
防雪林・防風林と呼ぶには心許ないが北側に少数生えている針葉樹のお陰なのか、
半分近くを占める積もった雪に反してホットドリンクが必要ない程度の気温ではあるらしい。
東側に直進するとエリア1。MH3産のBCには珍しく隠しルートはない。 - 南側には一段低くなっている場所があり、降りた先は凍土唯一の釣りポイントとなっている。地面に生えた蔦が目印。
とは言え珍しい魚は釣れない上、納品するクエも存在しないため利用価値は低い。
ちなみにケロロフェイクをつければチャチャやカヤンバを極寒の川に放り込む事が出来る。- ちなみにこの釣りポイントに向かって特定の角度でダッシュすると、
段差も無いのに何故かハンターがジャンプするモーションを取る。
ダッシュし続ければ連続でぴょんぴょん跳ねる。ちょっと楽しそう。
当然川を飛び越えられるはずもなく、水中に飛び込めるわけでもないので全くの謎。
地形のアセットがたまたま生んでしまった現象なのだろうか?
- ちなみにこの釣りポイントに向かって特定の角度でダッシュすると、
- テント背後には広大な雪原が広がっているため外敵の脅威も少なくない筈なのだが、
BCはいつでも平和である。何か特別な事情があるのだろうか。
エリア1
- 左向きの鳥の足のような形をした凍土のエントランス。
ここから先のエリアは全てホットドリンクがないとやってられない寒さだが、
虫あみのポイント、ハチの巣、そしてブナハブラの巣まである。 - ドスバギィやジンオウガ亜種は普通に巡回し、
ベリオロスやブラキディオスはここでポポやガウシカを襲う普通に戦場になりえるエリア。
2頭クエストでは初期エリアに設定されている事も多い。
西北に行くとエリア3、北に行くとエリア2。東側には倒木がある。
エリア2
- 凍土の中心部であり主戦場である広大な雪原。北側一面の氷壁が威圧感を与える。
ここにもブナハブラの巣があり、その付近にはバギィがたむろしている事が多い。 - 特にギミックはなく採取できるアイテムに目立ったものはない。
夜になると視界が悪くなるのと、ボルボロス亜種が西側で雪を纏い直す程度か。
ただしモンスターが合流し易いため、乱戦・不意打ちには注意。- 西南に行くとエリア3、左の洞窟はエリア4、右の洞窟はエリア7に繋がっている。
- MHP3ではウルクススの登場ムービーが流れる。
不可侵の洞窟の上を滑走&ジャンプして着地を決める様は必見。
エリア3
- 西の雪原エリア。足元は雪だけでなくなにかの遺骸が確認できる。
屋外ではあるが3方向を氷の壁が覆っているためなんとなく閉鎖的。
南の方は中々風光明媚で、遠くの山や思ったより木が生えているのが確認できるが、
<夜>のクエストでは大型モンスターを見失うレベルで視界が悪い。
虫あみのポイント付近にあるポポの死骸は、時折がギギネブラが漁りに訪れる。
ここもメイン戦場になり易いがエリア2に比べるとやや狭め。- 東のルートはエリア2、東南のルートはエリア1。
北の洞窟ルートはエリア4、西の洞窟ルートはエリア5に続く。 - MHP3ではドスバギィがポポを眠らせるだけの襲うムービーが流れる。
- 東のルートはエリア2、東南のルートはエリア1。
エリア4
- 南の洞窟エリア。MH3ではたいまつで明りを灯さなくては視界もろくに確保できない程暗い。
南の壁に大穴が空いてる様は沼地の洞窟を彷彿とさせる。
松明の炎を灯すことが出来るポイントも存在し、
それを行うことで松明がなくてもある程度の視界を確保することが出来る。
これを行うサブターゲットもMH3には存在していた。
エリア5
- 西の洞窟エリアで、上記エリア4同様MH3では真っ暗。
最大の特徴はギギネブラの寝床である事で、
奥には孤島で見た繭のような物が壁一面に張り付いている。
ほぼ確実にギィギの卵塊も置いてある、まさにギギネブラのホームグラウンドと言った所。
モンスターの体液を目的とするハンターには格好の餌食だが。
MHP3以降はアグナコトル亜種の寝床にもなっている。
やはりと言うべきかアイシスメタル、ライトクリスタルが出るエリアであり、
採掘カ所も最多の3カ所あるため体液を差し引いてもハンターとは切っても切れないエリアでもある。- 3つルートを持つが、その移動幅が中々凄まじい。
外に行くエリア3は近いが左上は凍土を縦断してエリア7へ、右上のエリア6ルートもほぼ横断している。
エリア6に続くルートは風の吹き込みが強く、非常に寒そうである。
ただしMH3ではエリア3→エリア5への通路は一方通行である。
- 3つルートを持つが、その移動幅が中々凄まじい。
エリア6
- 洞窟エリアが沼地、雪原エリアが雪山風なら
雪山深奥か極圏のような、銀世界という表現がしっくりくる結晶エリア。
凍土の頂点に立つベリオロス専用と言ってもいいエリアであり、初期位置と寝床を兼ねている。
(一応メラルーとバギィがいる他、ウルクススも寝床としている)
壇上を思わせる広い上段と、その外縁をなぞるような下段の通路という2段構造で、
全方位を巨大な氷塊に囲まれた様も相まって、さながら決戦場のような雰囲気がある。
ただしタイミングを計らないと上段に登った瞬間叩き落されるため、下段で戦うのも手。 - 凍土の最深部と言った趣のため移動の弁はあまり良くない。
ここからエリア1に飛んでいく事が多いため、モドリ玉があるとスムーズに進行できる。
下位クエストではアイシスメタルは採れない模様。- 北上して窪んだ先に進むとエリア7、南下して岩の隙間に入るとエリア5にたどり着く。
エリア7
- 東の洞窟エリア。他と異なりそこまで奥まっていないため明るく視界は良好。
ここの地面も無数の骨のようなものが氷漬けになり埋まっているのが確認できる
全体的に細長く、ガンナーで大型モンスターの相手をすると狭く感じる。
ギギネブラがハンターの行動範囲外で産卵したり永遠と毒を吐き続ける事もしばしばで、
特に巨体を誇るイビルジョーやアグナ亜種に暴れられると頭が痛い。 - ドスバギィが根城としているエリアであり、食事もここで行う。
当然バギィも常駐しているため、中々鬼門と言えるエリアかも知れない。
なおここも上位以上のクエストでなければアイシスメタル系は出土しないようだ。- 南に下るとエリア5、外に行くとエリア2、奥の洞窟に入るとエリア4に着く。
東側にはエリア6に行くルートがあるのだが、身を屈めないと入れない特徴がある。
にも拘わらずモンスターに吹っ飛ばされてホールインワンしたりも。
- 南に下るとエリア5、外に行くとエリア2、奥の洞窟に入るとエリア4に着く。
???
エリア8
- 生命の危機に瀕した獣竜種またはジンオウガ亜種が、
エリア1東側の倒木を破壊した場合のみ訪れる事ができる正真正銘の隠しエリア。
マップ上ですら開通するまで存在しない秘境以上の秘境であり、MH3では開通しても表示されない。
この性質上、上位・G級クエストでしか入ることができず、
上位・G級でもドスバギィやウルクスス、ギギネブラなどのクエでは事実上存在しないという極めて特異なエリアである*1。
人が通れないような抜け道はあるらしく、バギィやギィギは徘徊している。 - ここで決着を付けてもいいが、
このエリアに来ている=討伐間近であり、エリア9で寝込みを襲うなり捕獲するのが確実である。
砥石が拾えるので準備を整えるのには持ってこいではあるが、9に比べるとやや印象が薄い。- 当然エリア1に戻るか、エリア9の進むかの二択である。
エリア9
- エリア8からのみ行くことができる凍土の真の最深部。
わざわざここに来ている以上、図らずとも獣竜種・獄狼竜との決着の地となる。
骨のオブジェクト(採取ポイント)からは、いにしえの龍骨が入手しやすい。
アイシスメタルの採れる採掘ポイントもあるので時間まで採取に精を出そう。- 骨の採取ポイントの上の岩、
及び行き止まりとなっている最奥の岩の一部が血のようなもので汚れている。
何があったのだろうか…。 - また、このエリアでカメラアングルを南に向けると、
一瞬だけ太陽光で視界が眩むという演出がある。
暗所から突然陽のもとに出たとき、目が光を調節しようとするあれである*2。
当然ながら、夜はこの演出は発生しない。 - 前述の通りアクセス先はエリア8のみ。
- 骨の採取ポイントの上の岩、
隠しエリアに関する余談
- MHP3のクエスト依頼人の一人である凍土調査隊の隊長によると、
隠しエリアであるエリア8やエリア9は
凍土に住む「氷の民」と呼ばれる人々の間で伝説として語り継がれているようだ。
いわく、「氷原の奥深くには悪魔のねぐら、≪竜の墓場≫が眠っている」とのこと。
これだけでは極圏の可能性もなくはないが、
それ以降のクエストでは明確に「凍土の」と言っているのでやはりエリア8や9のことを示唆していると考えられる。
なおバギィを20頭討伐するクエストの時点では探索中だったらしいが、
その後次のランクで登場するドスバギィのクエストの依頼時点ではどうやら場所を突き止められたらしい。- 立地が全く異なる竜ノ墓場との関係は当然ない。
- 余談だが、場所を突き止めた際のドスバギィのクエストは集会所上位には存在しない。
代わりに、登場する小型モンスター、及び時間帯(夜)がともに一致しており、
出てくるのも丁度次のランクである「恐暴竜の根城」というクエストが存在する。
曰く、「探索中の隊がイビルジョーを発見した」ということらしいが……?
- 上述の通り入口を塞ぐ倒木は「獣竜種またはジンオウガ亜種が破壊した場合のみ」排除される。
つまりベリオロス(とティガレックス、アグナコトル亜種)の攻撃では何故か破壊されない。
確かにベリオロスが破壊出来てしまうと下位時点で赴けてしまうが、上位以降限定にする必要があるのだろうか?
まぁそもそも寝床ではないし、飛行なり潜行なりで進入できると思われるので、彼らからすれば壊すだけ力の無駄である。
パワー不足で壊せない訳ではなく、必要ないから壊さないのだろう。
出現モンスター
- 大型モンスター
- ドスバギィ
ドスファンゴ
ウルクスス
ギギネブラ(通常種/亜種)
ベリオロス
ティガレックス
アグナコトル亜種
ジンオウガ亜種
イビルジョー(通常種/特殊個体)
ボルボロス亜種
ブラキディオス
余談
- ティガレックスは元々寒冷地帯に生息できるような進化を遂げているわけではないが、
瀕死の際にはエリア4の洞窟の中でしっかり休眠を取る。
雪山でも似たような洞窟で休眠していたところを見ると、寒冷地では洞窟内を休息所としているのかもしれない。
ちなみに、MH4(G)に登場するフィールド:氷海でも、洞窟内で休眠するティガレックスが見られる。
- ベースキャンプのベッドをよく見てみると、大陸の地図のようなものが描かれている。
MH3シリーズが展開されていた当時は「従来の大陸とは根本的に異なる」という説が主流で、
どういった意図でこんなものが描かれているのかは一切不明とされていた。
- ベースキャンプから見える氷河は崩れるスピードが非常に速い。
関連項目
BGM/凍土戦闘BGM
クエスト/凍土が震える刻
クエスト/凍土に満ちる狂気
クエスト/凍土の大合戦
フィールド/雪山 - 氷雪フィールド開祖。
フィールド/氷海 - 以下後輩たち。
フィールド/渡りの凍て地
フィールド/寒冷群島
アイテム/アイシスメタル - 長らく凍土専用だった鉱石。