MH3から登場した素材。一部モンスターから剥ぎ取れる、文字通り鋭く尖った牙。
G級版と言える重厚な牙についても本項で触れる。
目次
概要
MH3
- デルクスやサメ型魚類から剥ぎ取ることができる。
デルクスもサメ型魚類も頻繁に戦う相手ではないので手に入れられる機会は少なく、
鳥竜種の牙や竜の牙のように身近なアイテムではない。
使い道も限られており、ボーンシリーズの素材として要求されたり凍風珠の素材として要求される程度。
またLV2水中弾の素材としても要求されるが水中弾もあまり使い勝手はよくないために、
こと「狩猟用の道具」としては他の牙類ほどの需要がないのが現実である。
- だが、初期の武器を強化していく際には必要になる場合が多いので、完全に無視することもできない。
しかも、集めるとなると凄まじく面倒臭い。
- これだけならただのマイナーな素材として終わるのだろうが、実はこの素材には特殊な入手ルートがある。
一つはモガの村に於ける交易船との交換であり、もう一つはロックラックに於ける交換屋との物々交換である。
そして極め付けがロックラックの雑貨屋からの購入。
ただ買えるだけならばそこまで問題にはならないのだが、
何とこのアイテムの購入金額は3800zもするのである。
高めのアイテムである調合書1の値段は1000zであり、調合書2は2000zである。
この二冊を買ってもお釣りが来る料金なのだから凄まじい。
更にこのアイテムは特売日のみでしか売られていないという割とレアな商品である。
しかし同じく特売日のみ売られる雷光虫の方がアイテムとしての価値が高いので、皆そちらばかりを購入する。
ただでさえ需要がないのに非常に高額なので、たとえ店先で売られていたとしても
誰にも見向きもされないという悲しいアイテムなのである。
しかし、「これだけ値段が高いのならばデルクスから剥いで売れば
あっという間に大儲けできるのでは…?」と誰もが考えたが、
高額な購入価格に対して売価はたったの170z。
なんというぼったくり商法であろうか。- しかしそれはあくまで「購入する」という観点での話である。
上記の通り、モガの村の交易船で竜人族の故郷を交易先に選んでいた場合に
このアイテムが交易品にラインナップされるのだが、
その際の交換コストは3。きれいな魚鱗や立派な毛皮と等価であり、
かがやく竜鱗1個と交換すれば一度に33個の入手が可能になる計算である。
それだけなら大した話ではないのだが、このアイテムをロックラックの交換屋に持ち込んだ場合、
ハンター諸氏は驚愕の事実を目の当たりにすることとなる。
なんとこのアイテム1個が、ハチミツ5個と交換できてしまうのである。
かがやく竜鱗はリオレイア・リオレウスをモガの森で狩猟した際に確率で入手できる報酬であるので、
下位相当の飛竜一頭の討伐報酬が実にハチミツ165個に化ける計算になる。どうしてこうなった。 - 更に、交換屋のラインナップには水生獣の皮2枚→とがった牙5個という項目も。
ワンクッション挟むことになるが、下位小型モンスターの剥ぎ取り素材2個がハチミツ25個に化ける計算になる。
そのことを知ってしまったハンターにとって、モガの森の表示の「水生獣が繁殖中」は
「ハチミツが大量発生中」と同義であった。本当にどうしてこうなった。 - ただでさえMH3は農場を活用することでハチミツの入手が今までより格段と楽だった上に、
この超錬金術が存在していたこともあり、MH3ではハチミツ不足に悩むことなど皆無といっていいレベルだった。
無印の頃からやってきた人からすれば、信じられないような世界だろう。
まあ、この方法どころか農場の活用すら知らないふんたーさんにハチミツをねだられることも多かったのだが…… - なお、現在はMH3のオンラインサービスが終了しているため、この錬金術は利用することができない。
とはいっても農場でも過剰なほどにハチミツを得ることができる他、
モガの森でも大量のハチの巣が点在&復活するため、オフ専だとしてもそう困らない。
- しかしそれはあくまで「購入する」という観点での話である。
- 意外といろいろな防具の製作に要求されたりするので、地味なストッパーにもなったりする。
MHP3
- MHP3では交換も購入もできないが、集会浴場の★1~2のデルクスから高確率で剥ぎ取れる。
また、同★1~2のアオアシラ・ウルクスス・ラングロトラから低確率で剥ぎ取れたり、
基本報酬に含まれる他、モンニャン隊を砂原等に派遣しても手に入る。
しかし只でさえ需要が少なかった上に、水中弾と凍風珠が消滅してしまったので、更に需要が減ってしまった。
MH4
- MH4(G)でも登場。しかし、今までに比べレア度が上がっている。
調合素材には使えず、装備の材料になるだけなのだが、
クンチュウやスクアギル、デルクスから低確率でしか剥ぎ取れない。*1
しかも作れる装備にはクンチュウアームなど地味ながら役立つ品が多い。
一応こいつらの討伐クエストがあるので、これらをこなすのが確実。
MHX
- MHXでも続投。今作は武器の新たな強化システムの関係で需要が上がっている。
一度の強化に大体4・5個、多いと8個も要求される。
ところが肝心の入手手段だが、今作ではスクアギルが上位からの登場であり、デルクスもリストラされてしまったので、
下位ではクンチュウからしか剥ぎ取れないのである。
それでいて確率も25%ほどと地味に低く、ストッパー素材になりやすい。
上位になればスクアギルが登場するので手に入りやすくなるが、とがった牙を使うのは武器強化の最初の方、
つまり下位の段階なので、対象の武器を使っていく場合は、やはりクンチュウから剥ぎ取らざるをえない。
とがった牙を集めるためにクンチュウサッカーをするハンターが増えたとか増えてないとか。
しかし一方でとがった牙が報酬で出るクエストは結構多く、牙獣種や両生種のクエストで並ぶことがある。
確率自体は高くないが、クンチュウを蹴飛ばすのに飽きてきたらそちらを回すとよいだろう。
MHWorld
- MHWorld及び当作の拡張版であるMHW:Iでは、登場していない。
新大陸古龍調査団においては、素材としての流通は殆ど見られないようだ
(プレイヤーの知らない所で素材として利用されている可能性もあるが)。
MHRise
- MHRiseでは舞台が一新された為、再度素材としての登場を果たす。
新たにブルファンゴやガライーバから剥ぎ取れる様になり、上位素材である鋭利な牙が新登場した。
鋭利な牙
- MHRiseにて初登場した、とがった牙の上位版に当たる上位の小型モンスターから入手できる素材。
とがった牙と入手できるメンツは同じ。
重厚な牙
- MH3G、MH4G、MHXX、MHR:Sに登場するとがった牙のG級/MR版素材。
ただし3Gと4G以降でその価値が大きく異なる。
MH3G
- 3Gではデルクスやサメ型魚類からは剥ぎ取れず、牙獣種トリオからの剥ぎ取りやクエスト報酬での入手となっている。
入手確率が絶妙な低さとなっており、さながら共通セミレア素材といったところ。
中型モンスターから得られる共通レア素材といえば鳥竜玉が存在するが、
あちらに比べると幾分入手しやすい代わりに一度に要求される個数は多い。
リオス種の逆鱗と骨髄のような関係性である。
当の牙獣種トリオの防具はもちろん、他の獣っぽい連中の防具や運気珠【1】に使用するため地味に出番は多い。
反面、「小型モンスターの甲殻を紙同然に貫く重厚さ」という殺傷能力の高そうな説明文とは裏腹に、
武器にはほとんど要求されない。
MH4G・MHXX
- 4GおよびXXでは下位や上位でとがった牙が剥ぎ取れるモンスターから剥ぎ取れるように変更。
純粋にとがった牙のG級対応素材という位置づけになり、貴重な素材というわけではなくなった。
しかし何故か4Gでは説明文に牙獣種が持つ最強の牙と書かれている。
4Gでこのアイテムを剥ぎ取ることのできる牙獣種は存在せず、*2
上記の通りクンチュウやスクアギル、果てはガレオスから剥ぎ取れるアイテムであるにも拘らずこの説明文である。
MH3Gの時の説明文をそのまま流用してしまった結果がこれか……
あるいは「牙獣種が持つ(中では)最強の牙」であり、他のモンスターからも普通に得られはする、
という解釈を無理矢理できないこともないが……
さすがにこれはおかしいと判断されたのか、MHXXでは「様々な形状がある牙の総称」という、
とがった牙と同じ説明文に変更されている。