モンスターの攻撃方法のひとつ。
目次
概要
- あろうことか地中に潜ったまま、攻撃的な部位(主に鋭いヒレ)を出して突進してくるもの。
或いは、凄まじい力で地中を掘り進むあまり、衝撃波が地上まで伝わった結果起こる場合もある。
- 通常の突進動作と比較した場合、攻撃判定そのものは地上突進より狭いことが多いが、
脅威的な追尾性能などで避けにくかったり、ダメージが高く設定されている場合がほとんど。
体の一部または全体が潜っているため、ガンナーでも狙撃し難くなっている。
ウカムルバス
- この攻撃の創始者でもある。
唐突に地面に潜り、一拍置いて凄まじい轟音をたてながら巨大なヒレを出して突っ込んでくる。
追尾性能も凶悪であり、当たるとガンナーは致命傷、剣士でも重症は免れない。- しかし、大きく上下に波打つようにヒレを動かしてくるため、
下に沈んだ瞬間にハンターが通過するとまさかの股抜けしてしまうという虚しい弱点がある。
そのため、背ビレが沈むタイミングを見計らって敢えて突進に突っ込み、
股抜きしたら振り返って即追撃されてしまうこともしばしばだった。
また、MHP2Gではハンター側から見て左方向に曲がる軌道がやや緩いので、
股抜きが出来そうにない場合は左側に逃げる事が推奨されていた。
ノコギリのようなヒレで装備ごと引き裂かれるのかもしれない。即死技になりそうだが - しかし、大きく上下に波打つようにヒレを動かしてくるため、
- MHP3以降は股抜きが不可能になっており、常に攻撃判定が存在している。
MH3系統から攻撃判定の見直しにより理不尽な攻撃判定は少なくなったが、
この場合は見直しにより攻撃判定が強化された珍しい例であると言える。
その代わり、進行方向の逆側に雪煙をあげてから突進を始めるという予備動作が加わり、
追尾性能も低下したため回避自体はしやすくなっている。
また、今作から防御力DOWNではなく氷属性やられを発症させるようになった。
- MH4Gでは突進の移動速度が落ちたものの、MHP2Gに並ぶかそれ以上の異常な程のホーミング性能を発揮。
しかもウカムルバスはハンターが自身より後ろ側に移動するまで絶対に突進をやめてくれない。
逃げても逃げてもどこまでも追いかけてくるので、横切るように避ける必要がある。
またハンターを通り越したことを察知するとすぐに全身を雪中に沈め、
反転して即座にもう1度潜行突進を仕掛けてくる場合まである。ある意味ドリフト突進の一種とも言える。
さらに怒り時限定で、突進中に一定の間隔で左右交互に巨大な氷塊を飛ばしてくるようにもなった。
これにより突進を避ける際には氷塊が飛んでくるタイミングも同時に計る必要があり、
味方を巻き込むリスクも過去作より増している。
氷塊に当たった場合はダメージよりも雪だるま状態になってしまうのが厄介で、
この状態で反転突進をされたらまず避けられない。
とにかく過去作からの強化点が多く、使用頻度も高いため、
怒り時の潜行突進を安定して回避できるようになることがウカムルバス戦では必須となろう。
アグナコトル
- アグナコトルも使ってくるが、ウカムルバスとは異なる。
まず、潜行してから単発で使うものではなく、イルカのような飛び出し攻撃と織り交ぜて、
コンボのように平然と使ってくる。2、3連続で放ってくることもザラ。
したがって、アグナコトル戦では相手の動きを注視し、
地中突進および飛び出し攻撃の凄まじいコンボをいなしきらなければ勝ちの目は薄い。
- だが、この技の真価は他にある。
まず、地中に潜ったアグナコトルが攻撃を仕掛けてくるタイミングは一定ではない。
これが恐ろしいのはアグナコトルの動きの予測が困難になる点、
そして攻撃を喰らって吹っ飛ばされた先で起き攻めに遭う可能性があるという点である。
ガード出来ない武器なら1発喰らっただけでBC送りが確定してしまうこともある。
- そして、もう一つの恐ろしい点はその追尾性能。
追尾性能そのものはウカムルバスほどではないが、まさかの未来予測機構が組み込まれているらしく、
ハンターの動きを線形予測して追尾してくることがある。
その場合の曲がり具合は凄まじく、ほぼ直角に曲がってくることもある。
手痛い攻撃を休まず繰り出し、未来予測も交えてハンターを追い詰め、
仕留め損なったハンターにはさらなる追撃を繰り出す。
アグナコトルを脅威たらしめている所以である。
- 亜種のそれは動きがやや遅く、通常種に比べれば避けること自体は容易い。
ただしコンボの数自体が増えており、遅いが故に起き攻めに遭いやすくなっている。
油断しているとあっという間にBCへ送られるため注意。
ディアブロス
- ディアブロスは攻撃判定こそないが、厄介な効果が付与されている。
MHP2Gまでなら飛び出しにだけ注意しておけばよいが、
MH3以降では地中に潜って移動する際、軌跡上に震動の効果を発生させる。それも長い。
これだけなら危険は少ないのだが、問題は3GでG級に出現するディアブロス亜種。
なんと、故意にハンターの真下を通って硬直させ、その隙にぶっ飛ばしをかますという、
ナンバリングでは珍しいコンボ技を習得している。
怒り時限定な上、もとの攻撃力も半端ないため、剣士でも致命傷を負うことも。
G級ディアブロス亜種に耐震が必須と言われている所以である。- ちなみに、時空のひずみを使って地中移動を観察すると、ちゃんと地中を走って突進している。
- MH4GのG級では上記のコンボ技はオミットされた…
と思いきや、極限状態の通常種が繰り出してくるようになった。
- 特異個体のディアブロス亜種も潜行時に震動を発生させる。
ハードコアモードの補正がかかっており、耐震+2が発動していなければ防げない。
超高級耳栓・龍風圧無効・耐震+2と必要スキルがとにかく多い。
バサルモス
- 潜行能力はあったものの、初代から一貫して擬態とエリア移動程度でしか用いなかったバサルモス。
時はMHRise、初登場から17年目にして突如ウカムルバスと同様の地中突進を習得。
新米ハンターはもちろん、擬態や移動とナメてかかった古参ハンターをも吹き飛ばした。
終わり際にハンターの足元に移動し突き上げ攻撃をしてくるパターンもあるので油断は禁物。
その様子がシュールであるが故に、巷ではバサムルバスなどと呼ばれていたりする。- この行動中に上手く大タル爆弾の爆発を当てると、地面にハマる形でダウンを取ることができる。
- なお、潜行する場所は特に問わないらしく、砂場はもちろん岩場、水辺でもお構い無しに行う。
特に水辺で行った場合は、地上から見ると水の中を泳ぐバサルモスという
なかなか奇怪な光景を見ることができる。
これもうウカムルバスの後継者でいいんじゃないかな
ただし、百竜夜行クエストでは行わない。
クアルセプス
- アグナコトルとモーション的な共通点が多いクアルセプスも、似たような突進を行う。
アグナコトルのものと比べると速度が速く、しかも追尾性能もかなりある(大体45度まで曲がってくる)ので、
避けきれずに当たってしまう事も多い。地中から飛び出して落ちてくる時に餌食になる事も。
クアルセプスの攻撃全体にもいえることだが当たり判定も凶悪。
しかし、水晶まみれで動きにくいのか単発でしか使えない。
ラヴィエンテ
- ラヴィエンテも類似攻撃を行ってくるが、巨体故に尋常ならざる範囲である。
岩隆起とエリア全域への尻尾なぎ払いを伴いながら地面に潜った後、
地面から繰り出す攻撃の一つに、地中から頭と首だけを出しながら喰らいつくというものがある。
出てくる場所から振動が発生するため、よく周りを見て対処したい。
また、一部の攻撃は吹っ飛ばされたとしても、
ラヴィエンテの発生させる特殊地形の地面隆起で強制的に直立状態にさせられ
そのまま2撃目を喰らい気球送り(=キャンプ送り)ということもあるので注意したい。
特異個体アカムトルム
- 通常個体は地響きを上げながら地中を移動するだけだが、
特異個体はこれが攻撃になっており、炎の嵐を起こしながら地中を突進してくる。
アカムトルムの姿は見えないものの、連続して火柱が立つ様は迫力満点。
威力が非常に高く、攻撃範囲も広いが、代わりにどこへ移動しているのかわかりやすくなったため、
通常個体と違ってペイントボールが実質的に不要になっている。
オディバトラス
- アカム、ウカムと同系統の飛竜種であり、ご多分に漏れずこの攻撃をしてくる。
ただし完全に潜った後の攻撃である先達と違い、オディバトラスのものは地上時に始動する。
突進時に全身が現れるハプルボッカとは真逆。
- ターゲットに軸合わせを行った後、おもむろに地面を掻いて半身を砂漠にうずめる。
そのまま砂を掻き分けて泳ぎ、尋常ならざる誘導性能の突進を仕掛けてくる。
その巨体や砂の隆起も合わさり、横方向に躱すには回避性能込みですら難儀する。
潜行動作中に後ろに回り込むとさすがに誘導しきれないので回避しやすくなるだろう。
一定距離まで進むと諦めるため、他ハンターへ誘導しないようにひたすら逃げるのも手。- 潜ることで顎から砂を取り込み、突進時に背甲から排出している。
これと衝撃により噴き出した岩が周囲広域に及び降るため、かなり派手な攻撃になっている。
他プレイヤーもこれらに巻き込まれやすいため、特に警戒すべき攻撃であろう。
- 潜ることで顎から砂を取り込み、突進時に背甲から排出している。
アノルパティス
- アノルパティスの必殺技。
氷中を移動し、発達した背ビレ状の部位によって攻撃してくる。
開幕時には確定で行い、それ以降もたまに使用してくる。- 直進するものに加え、右左に蛇行しながら移動する行動も行う。
こちらは広範囲を攻撃する上、軌道が読み辛いため回避が難しい。 - この攻撃の本当の狙いは飛び出しであり、こちらは喰らうと即死級ダメージを負ってしまう。
そのため、地中突進より、こちらを警戒して動くハンターが圧倒的に多い。
- 直進するものに加え、右左に蛇行しながら移動する行動も行う。
ショウグンギザミ(MHF)
- G級個体のみが使用する。
MH3以降や特異個体のディアブロスのように、潜行時に振動が発生する。
動きを止めた後の追撃という厄介な攻撃が追加され…
ず、G級なので強震動ではなく普通の震動であり、耐震+2は必要ない。
なのでG級で追加された行動の中では比較的地味かもしれない。