モンスター/ショウグンギザミ

Last-modified: 2025-01-08 (水) 08:28:01
種族
甲殻種(十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科)
別名
鎌蟹(かまがに)
英語表記
Shogun Ceanataur
危険度
MHX・MHXX:★4, MHR:S:★6
登場作品
MH2, MHP2, MHP2G, MHX, MHXX, MHR:S, MHF, MHOnline
狩猟地
沼地, 火山, 遺群嶺, 水没林, 溶岩洞, 獄泉郷, , 潮島

目次

生態・特徴

主に火山や沼地の薄暗い洞窟などを根城とする大型の甲殻種。ガミザミが長い年月を経て完全に成長した姿。
盾蟹ダイミョウザザミは近縁の種に当たるが、全身の甲殻は青黒く、
鋭角な形状の頭部や長く鋭く発達した爪など、ダイミョウザザミとは対照的な印象を受ける特徴が多く見られる。
その攻撃的な容姿に反して基本的には大人しい性質であり、
普段は爪や触角の手入れをしながらのんびりと過ごしている場合が多い。
しかし、敵と見定めた相手に対しては執拗に攻撃を繰り返す凶暴な一面を秘めており、
比較的過酷な環境に生息していることもあって新米ハンターによる狩猟は制限されている。
前述のように洞窟などを好む傾向があるが、適応能力自体はかなり高いらしく、
開けた場所や溶岩地帯などでも平然と活動している姿が頻繁に目撃されている。
ダイミョウザザミ同様、腹部には飛竜種の頭蓋骨などをヤドとして背負っている場合が多いが、
特定の形状や性質に固執することはなく、個体ごとに様々な物体をヤドとして利用する。
最も一般的に知られているのはグラビモスの頭骨を背負っている姿だが、
他にも元の形がわからない程に風化した頭骨や、巨大な巻貝をヤドとしている個体などもよく目撃され、
背負っているヤドによって戦法を切り替える、背負っていたヤドを囮にして外敵からの攻撃を回避するなど、
ダイミョウザザミ以上に戦略的な使い方を見せる個体も確認されている。
また、ほとんどの個体は複数のヤドを自分の縄張りの中にストックしているらしく、
戦闘中に破損するなどしてヤドを失うと、素早く戦線を離脱し、新しいヤドを着け直して再びその姿を現す。
このような習性はショウグンギザミの防御本能の高さに起因していると見られる。
長い鋏は普段は折りたたまれているが、怒ると爪が展開されて巨大な鎌のような形状となる。
この展開された爪こそがショウグンギザミの最大の武器であり、
本種がハンターズギルドから《鎌蟹》とも呼ばれる所以である。
その一閃は時に大型モンスターに対しても一撃で致命傷を与えるほどの凶悪な殺傷力を誇り、
これを対象の絶命を確認するまでひたすら振り回し、切り刻み続ける。
強力な個体は戦闘中に両方の爪を火花が散るほど激しく打ち合わせることでその刃を研ぎ澄まし、
さらに殺傷力を高めた上で襲い掛かる場合もある。
この爪は攻撃性に長ける反面、相手からの攻撃を受け止めることには向いておらず、
過度の攻撃を受けるとそのまま折れてしまう事もある。
展開された爪を部分的にでも破壊できれば、少なくともその攻撃範囲をある程度縮小できる可能性があるが、
これによって危機感や防衛本能を刺激されることで著しい興奮状態に突入し、
それまで以上に苛烈な猛攻を仕掛けてくるようになる個体も確認されているため、一概に弱体化するとは言えない。
また、地中を潜行して相手の足下から奇襲を仕掛ける事もある。
ダイミョウザザミのそれが、ヤドに生えた角を使った突き上げ攻撃なのに対し、
ショウグンギザミはその鋭利な鎌と頭部を使って斬りつけてくる。
甲殻種らしい細い脚だが、その脚に秘められた力は非常に強く、
特に戦闘時には巨体やヤドの重みなど微塵も感じさせないほど素早く動き回る。
その気になれば自身の体高の倍以上の高さまで垂直に跳び上がる事も可能。
また、それぞれの脚は上下を反転させる事ができ、洞窟内などでは天井まで一気に跳躍し、
その天井に反転させた脚の先端を突き立てて張り付いたり、そのまま器用に天井を歩き回る事もできる。
更にはその体勢のまま外敵を狙い、そこから高圧縮の水流を吹き付けてくる事もある。
この水流はショウグンギザミの体内の水分、すなわち「尿」であることが判明している。
ただし背中から発射される形となるため、鎧竜の頭骨を背負っている場合でしかこの行動は見られない。
鎧竜の頭骨の口を大きく開きながら発射される水流は、さながらブレス攻撃のようである。
実際、大型モンスターのブレスに匹敵するほどの物理的な威力を伴うので危険。
なお、幼体のガミザミは体内の毒腺で毒液を作り、それを吐いて獲物を弱らせるという行動を取る事もあるが、
成長する過程に従って毒腺は機能を失い、完全に成体となる頃には毒液は吐けなくなる。
その鋭利な鋏や甲殻は武器の素材にすると一級の斬れ味を持つ強力な逸品へと仕上がり、
防具として使用しても高い攻撃力上昇効果が得られる。
また、体内に小粒ながらも美しい黒光りする真珠を持っていることもあり、珍重されている。
この黒真珠は真珠を作り出す母貝を食し、その成分を体内で長い年月を掛けて研磨されたものと考えられており、
高圧の水流噴射と共に体外に放出されている事もあるという。
実は密かに食材としての需要もあり、独特の味わいに魅了される者も多いが、
多くの貴族や美食家からは悪食とされており、市場に出回る事も滅多に無いため、
その味を堪能できる機会は少ない。


派生作品の種・個体

特異個体
爪や口元、脚などの身体の一部が毒々しい赤色や紫色に変色した特異な個体。
突然変異により、本来成長の過程で失われるはずであるガミザミの毒腺が、
逆に成長につれて発達しており、毒液のブレスや毒霧を噴出する能力を獲得している。
また、背負うヤドとしてはグラビモスの頭骨を好む傾向があり、
毒霧を放出する際にはこの頭骨を噴出口として利用している。
単純な力も通常の個体以上に強く、隙の無い怒涛の猛攻で外敵を薙ぎ倒すだけでなく、
爪を振り下ろした衝撃で周囲に大きな振動を引き起こしたりもできる。

概要

  • 鎌蟹の名の通り、鋏が非常に鋭く長い。
    通常時は折り畳まれているために短く見えるが、怒り状態になると一変。
    シャキーンという効果音と共に爪が伸び、飛躍的にリーチが伸びる。
    どう見ても普段の爪に収まりきらないサイズなのは突っ込まないであげよう
    しかも、ショウグンギザミの攻撃はその威力に反してハンターを転倒させるだけのものが多い。
    スーパーアーマーの付いた武器でゴリ押しして気が付くと半端なく体力を削られていることも。
  • お察しの通り、ショウグンギザミの攻撃は大半が怒り状態で化ける。
    リーチが伸びたせいで、ちょっと距離を離した程度では簡単に引っかけられてしまうからだ。
    その場半回転のなぎ払いや、両腕を広げての抱きつき突進ラリアットは特に対応しづらい。
    更にこの図体でヤオザミ、ガミザミのようにカサカサと高速で迫り来る攻撃も会得しているのだから
    回避性能のスキル無しでは非常にタチの悪いモンスターである。
    • 加えて怒り状態の仕様が少々特殊で、一度どちらかの爪が破壊されると
      それ以降は常にキレっぱなしとなり、もう片方の爪を畳まなくなる。
      つまり常時怒り状態になるので行動速度も攻撃倍率も上がったままなので、
      たとえ両方の爪を壊しても油断はできない。
    • 面倒臭いことに、火山での戦闘時は爆弾岩を殴って勝手に爪を折ってしまう事態が発生する。
    • 通常だと脚の間を潜り抜ける事で大半の攻撃を簡単に回避出来るのだが、
      一部クエストで出現するサイズの小さい個体だとコレが困難になり、やや難易度が上がる。
      前脚の節の真下を狙って抜けないとやたらと引っかかり、そのまま攻撃されてしまう事態が増加する。
  • 背負うヤドはグラビモスの頭殻、風化した頭骨、巻貝の3種。
    種類で硬さも異なり、貝殻がやわらかくグラビモスの頭殻が硬い、竜頭殻は中間となっている。
    • ヤドの重さが異なるためか、MHXXまではヤドによって行動速度が変わるという特徴があった。
      一見すると地味ではあるが、タダでさえ行動が速い怒り状態では意外と顕著な差が出る。
      貝殻が最速でグラビモスの頭殻が最遅、竜頭殻は中間のスピード。
      もしギザミが速すぎて倒せないというハンターがいたら、グラビモスの頭殻を吟味してみると良いかもしれない。
      ただし、その場合は前述の天井からの尿攻撃には注意したい。
      ちなみに、ヤドを破壊した後のすっぴん状態は貝殻と同じくらい速い。
    • ヤドがランダムに変わるという性質があるため、個体毎に部位破壊報酬が変わるモンスターである。
      クエストや出現フィールドなどでヤドが決まっている訳でもなく、基本的にランダムである。
      使用機会が少ない為気になりにくいが、貝殻を背負った個体からは竜頭殻が入手しにくい。
      一応、貝殻を破壊した後に付け替えたものが貝殻以外なら再び破壊するチャンスはあるが、
      普通にやろうとすると二度目の破壊を達成する前に討伐してしまう事が多く難しい。
      竜頭殻を集める際は属性を考慮した装備で赴くと良いかもしれない。
      面倒なら基本報酬で竜頭殻が出るクエストが幾つかあるのでそちらを利用しよう。
    • ちなみに登場ムービーでは、
      視聴する度にヤドが変わるというちょっと細かい演出がなされている。
  • ダイミョウザザミと同じく、爪とヤドが部位破壊できる。
    • 爪はダイミョウザザミのそれよりも高い位置にある上、切断武器では剣戟のごとく弾き返してしまう。
      打撃には若干弱く、壊れると中ほどからポキリと折れる。
      上述の通り、片方を破壊すると怒り状態が解除されなくなる点に注意が必要となる。
    • ヤドは一度壊すと特定のエリアで予備として取っておいた新しいものを付け直す。
      この二回目のヤドも部位破壊するとそれ以降はヤドを付けなくなる。
      ただし、エリア移動により狩猟時間が延びてしまうので、ヤド破壊は後回しが無難。
      • しかしながら、脚を狙いダウンさせヤドを攻撃、という手順を取っていると、
        下位や多頭クエ、連続狩猟等でショウグンギザミ自身の体力が控えめな場合は先に本体が力尽きてしまう。
        この手のクエストでショウグンギザミのヤドを破壊したい場合は、トラップも活用した方が良いだろう。
  • 丸裸になったショウグンギザミは肉質が柔らかくなるため攻撃のチャンス。
    爪の破壊もこの時にやると達成しやすい。
    また、ダイミョウザザミとは違って打撃系統の武器でなくとも破壊できる。
    • ダイミョウザザミと違い、壊されたヤドは演出上粉々に砕け散る。
      巻き貝や風化した頭蓋骨はともかく、あのグラビモスの頭がああも見事に砕けるものなのだろうか?
      そして、ヤドをなくしたショウグンギザミは背中の突起が剥き出しになってしまう。何だか卑猥である。
  • 天井に張り付いてブレスでなぎ払う攻撃は、初見ではかなり痛い。
    しかも尿であるので、色々な意味で絶対に当たりたくない攻撃である。
    • この行動はグラビモスの頭殻を背負っている時にしか使わない。
      他のヤドの時は飛び降りて急襲してくるのみであるが、
      たまに天井に張り付いてなかなか動かないことがある。
      よくみると、ヤドから何かを滴らせているのがわかる。
      絶対に真下に行きたくない行動である。
    • 不幸中の幸いというべきか、万が一当たってしまっても水属性やられ以外の状態異常は起こらず、
      悪臭状態防御力DOWNになったりはしない。
      • 見ての通りの水属性の技なのだが、ショウグンギザミは火山系のフィールドにも現れる。
        火山系フィールドで水属性攻撃を使ってくるモンスターと言うのは
        意外なことにMH2で初登場の彼がモンハンシリーズ初*1
        MH3以降も長きにわたり、せいぜいティガレックスやイビルジョーが
        水場で繰り出した投石くらいしか火山での水属性の攻撃は存在しなかった。
        MHRiseの溶岩洞と言う水属性の使い手が多数現れる火山系フィールドが出てくるまで、
        この傾向は続くこととなった。
    • ちなみに天井に張り付いている時のショウグンギザミは、
      身体の向きを変えず脚だけを上下に180°反転させた独特の姿勢を取っている。
      そんな方向にも回転が可能な関節の柔軟性と、その姿勢で自在に天井を歩ける脚力には驚きである。
  • ガンナー殺戮兵器ともよばれている。
    クリティカル距離を保って狙撃…が通用しないため、ガンナーは苦戦する。
    ちなみにMHFでは攻撃前に一旦停止するため、ガンナーでも回避し易く、距離も保ちやすい。

MH2~MHP2G

  • MH2では、体力が低く慣れるとすぐに倒すことができ、しかも素材がそこそこの値で売れるという事で、
    金策としてこのショウグンギザミが狩られるという事があった。
    楽に手に入る甲殻、脚が700zちょっと。少し頑張って部位破壊すれば1200zで売れる爪が手に入る。
    モンスターの取引価格が一定だったのも理由の一つだろう。
    しかし狩り過ぎるとそのうちトラップツールやその他の調合素材が足りなくなるという事件が起こる。
    • ちなみに、取引価格が下がらない事象についてカプコンは「ショウグンギザミは個体数が多い」という設定を後付けした。
      ギザミ以外は誰であろうと価格が下がることがあるのを鑑みるに
      どうやらショウグンギザミはどれだけ狩り尽くされても需要が供給を上回れない程に
      相当な数の個体がモンハン世界にワンサカと生息しているようである。
  • MHP2Gの火山では初期出現位置が同じエリア6なのだが、
    新たな(あるいは次の)個体が出現した瞬間になると、最初は物音がするのになぜか姿だけ見えない。
    実はこちら側に現れる前、一度火口の淵から這い出てすぐ潜るというシュールな行動を取っているのだ。
    普通はなかなか気付けない光景だが、幾らマグマの流れるエリアを潜行しても平気とはいえ
    流石に火口は熱すぎるのではなかろうか。

MH4(G)

  • MH4にショウグンギザミは登場しなかったが、素材がガララアジャラの素材との交換で手に入る。
    また、一部の攻撃モーションはネルスキュラが引き継いでいる。
  • 続くMH4Gでは同期のダイミョウザザミが久々に登場。
    これはMH3以降音沙汰のなかった甲殻種カテゴリーそのものの復活を意味しており、
    それによりショウグンギザミの再登場の可能性もMH4G発売前は囁かれたのだが、
    蓋を開けてみれば残念ながら今作でもショウグンギザミ一族は交換素材のみの登場となった。
    • ちなみに、ショウグンギザミ亜種の素材はダイミョウザザミ亜種の素材との交換となる。
      ただし、本種の爪を振り回して周囲を薙ぎ払う攻撃をダイミョウザザミ亜種が受け継いでおり、
      古参プレイヤーの中には懐かしさを覚えた方も多いのではないだろうか。

MHX

  • MHXにて久々に復活した
    先出しファミ通の記事ではクルプティオス湿地帯(MH2で登場した方の沼地)に出現している様子が公開された。
    また、新たに裂傷攻撃を用いるようになった
    連続攻撃を食らうと一気にピンチになってしまい、最悪そのまま力尽きてしまうことになる。
    • 当然ながら今回もグラビモスの頭骨を背負うことがある…のだが、
      今作ではそのグラビモスは続投しないため、ダイミョウザザミ同様
      ヤドの調達源を差し置いての参戦というなんとも言えない事態になってしまった。
  • 旧作では爪が部位破壊されると常時怒り状態になるギザミだったが
    今回は爪が部位破壊されても怒り状態にならないように変更され、悩むことなく破壊できるようになった。
    珍しくプレイヤーに有利な方向に働く設定無視である
    破壊すれば爪を使った攻撃のリーチが減少する等プレイヤー側が一方的に有利になれるため、
    なるべく早い段階で両方とも破壊していきたい。
    • ただし、今作では両方の爪を破壊しないと部位破壊報酬は得られなくなった。
      プレイヤーに有利といったが、素材が集め易いとは言っていない。
      相変わらず爪は高い位置にあるため、リーチの短い武器では狙うのが難しい。
      弾肉質も硬いうえにショウグンギザミは素早いため、ガンナーなら簡単というわけでもない。
      脚を攻撃して転倒させたり各種罠で動きを止めるのは勿論、
      エリアルスタイルで直接狙うと同時に乗りダウンでチャンスを作るのが非常に有効。
      また、爪に関してはショウグンギザミの一番の弱点である雷属性よりも火属性の方が効く。
  • 旧作では避けさせる気があるか怪しかったブルドーザーのように突進する攻撃も、
    以前は位置を下げて鎌を構えていたのが、
    MHXからはプレイヤーに当たらない斜め上方面に鎌を構えて使うようにモーション変更。
    この関係で被弾判定は本体のみとなっており、横に移動するだけで簡単に避けられるようになった。
    ただの歩行と殆ど同じなのに攻撃判定が付くのが非常に不思議である。
    また、低確率ながらノーモーションで発動することもある。
  • 一方で、前後左右に自在に動き回り、従来よりもより甲殻類らしく動くようになったため隙が少なくなった。
    反面、地中急襲や天井張り付きの頻度は以前よりも減ったので戦いやすくなっている。
    地中急襲も攻撃回数が最大4回と回数が減らされており、攻撃タイミングが変わって回復できるポイントが増えた。
    瀕死時はヤドを引きずる、エリア移動時は歩行するという点はダイミョウザザミと同じ。
    怒り時の怒涛の連続攻撃が厄介で、弱めの攻撃をジャスト回避してしまうと大抵追撃が飛んでくるので、
    ブシドースタイルとの相性はあまりよくない。
  • 乗り状態を成立させるとどう見ても頭部に乗るのだが、
    なぜかダメージ判定はダイミョウザザミと同じくヤドに入る。
    部位破壊が楽なのはいいのだが、やや不自然に感じる所である。
    • ザザミと違ってヤドが3種類あるので、それぞれ個別に乗り部位を設定することができなかったのかもしれない。
      特に風化した頭骨系のヤドなど掴まる場所がどう見てもなく、ものすごく乗りにくそうである。
    • 乗り攻撃を成功したときのダウン時間は並だが、ジャンプ攻撃でダウンを奪った場合は
      ダウン時間が極端に長いという性質もある*2
      爪破壊を目指すなら、このダウンを利用しない手はない。
  • ヤドを壊しても旧作と比較してすぐにエリア移動することはなくなったが、
    早めにエリア移動をしてしまう点は変わらず、
    更にエリア移動をするとすぐに殻を装備し直してしまうようになった。
    加えて、破壊したのと同じヤドをもう1度付けたり3個目以降も付けてくるようになった。
  • MHXからは巻貝のヤドを破壊しても竜頭殻は手に入らなくなってしまった。
    とは言えモンニャン隊をショウグンギザミのいる地域に送り込めば容易に手に入るため、
    そこまで素材集めに苦労はしないだろう。
    部位破壊に便利な破壊王スキルがあるのも追い風である。
  • 村クエストを先に進めた場合、初遭遇するのは村★4の火山での捕獲クエストになる。
    当然討伐してしまうとクエスト失敗になってしまうので注意。
    このクエストをクリアすると沼地での狩猟クエストが出現、受注できるようになる。
    因みに、村のキークエストの中で唯一の捕獲クエである。
    • MH3Gでのアオアシラとよく似た状況だが、
      あちらと比べて戦闘力も高く、タフなモンスターなため、勢い余って討伐してしまうことはまずないだろう。

獰猛化個体

  • 通常個体以上にトリッキーに動き回り、低体力と低攻撃力という弱点を見事に補うため、
    動きの鈍い武器どころか小回りが利く武器でもかなりの強敵となる。
    目に見えて隙が少なく、怒り時は非常に素早いラッシュ、
    小技に至っては目視が困難な出の速さでこちらの体力を削り、切り刻んでいく戦闘マシーンと化す。
    ガードをめくる行動や非常に広い判定の突進攻撃にも拍車が掛かり、
    更に裂傷のおまけ付きで「出てくるゲームを間違えている」とまで言われるほどの厄介さを誇る。
  • その凶悪さをより高めてしまった要因の一つとして、鎌を広げての突進がある。
    実はこの突進、一度食らうとほぼ確実にハメ殺しにされる
    …というのも、一度ハンターが突進を食らうとかなりの高確率でもう一度突進を行うのだ。
    そのため、一度突進を食らって吹っ飛び、起き上がったときと同時にまた突進を食らい…と、
    所謂起き攻めループが完成するのである。
    そこに追い打ちをかけるように、頭に獰猛化の黒い蒸気が付くとこの突進が強化される。
    そのため怒り状態ともなれば、
    通常より強化・高速化された突進を、ハンターをキャンプ送りにするまで連発するという、
    まさしく地獄のような行動を平然とやってのける。初見殺しにもほどがあるだろうに。
    • 対処法としては、ハンター側は小技も大技も入れる隙がほとんど無いので、
      必須スキルの一つを捨ててでも、護石などで裂傷無効を発動させること。
      猛攻ラッシュを喰らっても、裂傷でジリ貧になるダブルピンチだけは避けるのが無難と言える。
      攻撃スキル重視の速攻勝負で常勝できる立ち回りが可能な技量なら話は別だが、
      勝つか負けるか五分五分ならば、スキルもネコ飯も徹底的に防御関係に全振りして
      被ダメージを抑えながら削り勝つぐらいしか打つ手は無い。
  • このように低体力、低威力という隙を見事に潰したため、案の定評判はかなり悪い
    一部ではターボカニともいわれ、獰猛化モンスターの中でも屈指の実力を誇っている。
    • 本作ではショウグンギザミにも危険度が定められ、そのランクは8段階中4*3
      獰猛化という特殊な個体とはいえ、世界観上の強さを示す危険度と
      ゲームシステム上の強さは必ずしも一致するものではないという典型例である。
  • MHX屈指の難関クエストと呼ばれる「沼地酔夢譚」では、
    この獰猛化ショウグンギザミをいかに征するかがクリアの分かれ目と言っても過言ではない。

MHXX

  • G級の追加によりG級個体が登場。
    MHXで何故かリストラを受けた頭殻の主、グラビモスも復活し、
    MHP2G以来の邂逅を果たし見事共演することになった。
  • G級個体専用モーションとして、
    ジャカジャカジャンケンの如く爪を研ぐように打ち鳴らしてからこちらに跳躍し、勢いよく叩きつける攻撃を使ってくる。
    ダメージが大きいうえに、当たると確定で裂傷状態にされるので要注意。
    また、左右の爪でそれぞれ個別の判定となっているため、真正面でガードすると
    2発分のスタミナを持っていかれる。
    跳躍の飛距離も長く、非怒り時であっても爪を伸ばしてくることで貫通弾の適正距離くらいなら余裕で届いてくるほど。
    初見では驚く事請け合いであるが、ショウグンギザミがジャンプした瞬間に左右に前転回避するか、
    予備動作の時に距離を詰めて下を潜り抜けるのもアリ。
    攻撃後には爪が地面に食い込んでしまうのか若干ではあるが隙も見せるので、攻撃のチャンスにもなる。
    加えて、この攻撃の前にショウグンギザミは露骨に距離をとる。
    妙に離れだしたと思ったら警戒しよう。
  • 獰猛化状態は相変わらずのターボカニだが、新技は獰猛化状態でも軸合わせが強化されることがない。
    むしろ発動が遅くなる分緩くなるため逆に避けやすく、攻撃後の隙の長さもそのままなので明確な攻撃チャンスとなっている。
    そのため、G級個体より上位個体の方が強いと感じるプレイヤーもいる様子。
  • 村上位と集会所G級のクエスト「切り裂かれた誇り」では遺群嶺でショウグンギザミを狩猟するのだが、
    ショウグンギザミの初期出現エリア(エリア3)に存在する高台の上に登ると
    何故か棒立ちと威嚇をし続け、全く攻撃してこなくなるという奇妙な現象が発生する。
    このため、ガンナーならこの高台の上から一方的に攻撃し続けることが出来る。
    ただし殻を破壊するとすぐエリア移動してしまうので、
    利用するならばなるべく弱点の口を狙うこと。
    • ちなみにオトモがいる場合も、オトモを狙ったりせず棒立ちになる。
      さすがに他のハンターが下にいるときはそちらを攻撃するが。

MHR:S

仕留めた先に あるはずのもの
それは打ち負かしたもののではなく
変わり身となって 捨て去られし
  
ふたたび 新たなる的を見つけたならば
捨て置くことなど 考え及ぶはずもなく
纏うを変え 繰られる刃は苛烈さを増す
  
対峙すれば命で贖う以外 術はない
  一閃必死
  鎌蟹ショウグンギザミ
  • 2021年9月30日のTGSにて本種の復活が決定
    本作自体の発表からわずか6日後まだメインモンスターの名前ぐらいしか分かっていないタイミングで
    ショウグンギザミが復活モンスター1番手を飾るというインパクトは大きく、
    発表されてしばらくTwitterのトレンドに入り込むという名誉を戴いた。
    • 情報公開時点ではメル・ゼナの方は古龍種であることとその別名しか説明されておらず、
      フィールドやゲーム内容についての情報もほとんど分かっていなかった。
      一方復活モンスターであるショウグンギザミは簡素ながらその特徴まで述べられていたため、
      しばらくの間はサンブレイクのどの要素よりも蟹情報の方が詳しいという状況になっていた。
    • 後に新たな情報と共に新モンスターのルナガロンが紹介された時も、
      ルナガロンとショウグンギザミの画像が入れ替わってしまっているなどの珍事が起きていた。
      現在では修正されているが、何かと話題に事欠かない蟹である。
    • それ以降8ヶ月弱ほど音沙汰が無かったが、
      PV3にてようやくハンターと戦闘するシーンなどが公開された。
    • ちなみになぜショウグンギザミがトップバッターを飾る事になってしまったのかというと、
      実はモンスターの中で一番完成が早かったから、という事であるようだ。
    また、同じ種族であるダイミョウザザミもしっかり復活。
    MH4Gでショウグンギザミを差し置いて復活したことから、
    今作では逆の立場になってしまうのではないかと一時期恐れられていたものの、杞憂に終わることとなった。
    その他、両者の幼体も無事に登場している。
    • 操竜を用いれば、今までありそうでなかった大名VS将軍や、武将同士の天下分け目の大合戦もできる。
      誰が呼んだかカニノケンカ*4
      何ならこの二頭とやり合える闘技場クエストも存在している。
      • なお、このクエストでガルクを生贄に同士討ちさせるとほぼ確実に本種が勝利する。
  • 登場ムービーでは水没林を舞台にルドロスその親玉との小競り合いが描かれている。
    洞窟内でロアルドロスがショウグンギザミにタックルを仕掛けるものの、
    ショウグンギザミはヤドを身代わりに背後を取り、自慢の大鎌を振り下ろして仕留めてしまう
    親玉がやられて逃げるルドロスに対しても手は緩めず、新たなヤドを身につけて急襲し、
    突き刺しや滑り移動で翻弄するなど、俊敏かつ凶暴な様子が強調されている。
    • MHR:Sのモンスター達が西洋妖怪やそれらに近いもののイメージを与えられているとすれば、
      鎌を武器としモンスターの頭蓋骨を被るショウグンギザミは死神
      とりわけグリム・リーパーをイメージしているのだろうか。
      もしくはしばしば怪物的な扱いをされる、殺人鬼切り裂きジャックも想起される。
      「ショウグン」という東洋感バリバリの名前には目を瞑ろう
    • なお、MHRiseのモチーフの主力である日本妖怪の方では蟹坊主をはじめ、
      「化け物の正体を見破ったら蟹だった」という民話や逸話がいくつか存在する。
      こちらは元々のヤドカリらしい「何か別の生物に擬態している」という生態に近いと言えるか。
      • ちなみにMHRiseでは相棒ともども猿蟹合戦モチーフによる参戦予測があり、
        その相手として新モンスターであるビシュテンゴが挙げられることが多かった。
        そして登場となった今作では盟勇クエストに
        「猿と蟹のナワバリ調査」というそれらしいクエストがあるのだが、
        ターゲットはショウグンギザミとまさかのラージャンであった。流石に相手が悪すぎる…
    • MHR:Sでは新規のモンスターには西洋妖怪モチーフのものが少なからずいるが、
      上述のように和風感満載の名前であるショウグンギザミの登場は
      サンブレイクでも和をモチーフとしたモンスターが登場する事を示唆しているという予測や、
      カムラの里と今作の拠点である“エルガド”を結ぶストーリーになるであろう事から、
      今作は直球の西洋風のみならず和洋折衷が意識されているのではないか?とも考察されていた。
      実態としてはカムラの里とエルガドを結ぶシナリオに抜擢されたのは
      相棒の大名(そちらの登場ムービーは前作同様、琵琶法師による語りが採用されている)であり、
      ショウグンギザミ自体はストーリーには深くは関与してこない。
  • 本作にて追加された生態行動は触角の手入れ。
    爪を展開して櫛のように使い、器用に触角を整える。
    本種固有のモーションであり中々に面白い内容なのだが、鎌の内側で触角をいじっているため
    何かの拍子にプツンといきそうで見ている方はちょっとハラハラする。
  • 生態行動の触角の手入れや、怒り時の展開、飛び掛かりの前の擦り合わせ等の際にはキャリキャリと音を立てるが、
    本物の鉄の刃物を打ち鳴らしているかのような金属質の効果音になっており、
    本種の最大の特徴である爪の鋭さがより強調されている。
    ちなみに両方の鎌を部位破壊していると上手く擦り合う部分が無いからなのか、
    随分と小さな音になって迫力が減るという細かな仕様がある。
  • ダイミョウザザミと同様に、討伐間近まで体力を削ると2シリーズのように口から青紫色の泡を漏らすようになる。
    瀕死時に足を引き摺るのもそのままであるため、MHP2G以前の仕様とMHX以降の行動が共存している形となっている。
  • マップシームレス化に伴い、エリア移動時のモーションも鎌をもたげて小走りするものが追加された。
    この姿勢では頭部と鎌でハンターがキレイに収まる隙間が生まれ、さらにギザミは胴体を殆ど動かさず走るため、
    狙うのは難しいがギザミに一緒に運んでもらって追跡の手間を省くという裏技が可能になっている。
    また、普通に戦っているところを突然移動中のギザミに誘拐されるという珍事も発生しうる。
  • なおショウグンギザミはご存じの通り、グラビモスの頭殻をヤドにすることもあるため、
    MHRiseに幼体しか登場できていなかったことも併せ、
    グラビモスの復活もますます期待されていたのだが、製品版で不参戦が確定。
    ヤドとしてのみで元のモンスターが登場しなかったというパターンはすでに前例があったのだが、
    今作でもまさかの焼き直しが行われてしまう事になってしまった。

戦闘能力

  • 先の読めない不規則な動きと高速移動から唐突に繰り出される広範囲攻撃が脅威だったショウグンギザミだが、
    本作の傾向に倣い一部の小技を除いて攻撃動作に予兆が付いた。
    今までのような不自然な動作はほとんどが攻撃の予備動作となっており、
    ガンナーでも動作さえ読めれば比較的対処しやすくなった。
    その一方で機動力は増しており、爪研ぎ跳びかかりは発生が早くなった他、
    登場ムービーでも見せたように素早いスライド移動でハンターの後ろを取る行動などが追加されている。
  • モーションはMHXX個体がベースだが一部に鎧裂要素も含まれており、
    グラビモスの頭殻を背負っている間のみ距離を取ってブレスを放ったり、
    ディノバルド頭殻時に使用した連続爪叩き付けを使用する。
  • 亜種や鎧裂のような地上水ブレスを会得した反面、天井に張り付いての水ブレスは行わなくなった。
    それどころかそもそも天井に張り付かなくなった。
    これによって、過去作のようにギザミが天井からなかなか降りて来ず、待ちぼうけという事は無くなった。
    今作では翔蟲を用いた対空アクションも豊富な為、実装されててもそれほど大きな問題にはならなかったかもしれない。
  • 回避が困難だった爪を広げた突進は最後に爪を交差させて切り裂くモーションが追加され、
    必ず距離を取って使用するため、近い間合いでは予備動作として不自然な後ずさりを行うようになった。
    元から離れているガンナーの場合は相変わらずのノーモーション攻撃だが、剣士では回避は容易。
    …なのだが、切り裂く前の突進中から攻撃判定があることに変わりはないため、
    ガンナーやオトモ狙いの攻撃に巻き込まれると剣士の間合いでノーモーション突進されることになり、
    何が起きたのかわからないまま吹き飛ばされること請け合い。
    また、交差切り裂きに被弾すると翔蟲受け身が封じられる為、
    場合によっては起き上がった瞬間に追撃されて乙りかねない。
    ガードができない武器種で戦う場合は注意されたし。
  • 潜航攻撃のリーチと速度が強化されており、ただ走っているだけではまず回避できない。
    ガードできる武器種なら大した問題は無いのだが、回避に頼る武器はタイミングがかなりシビア。
    実は空中にZL+ZRの疾翔けで飛び上がってからAボタンで滞空するという裏技もあるため、
    回避に自信が無ければ即座に納刀してしまうのもアリ。
  • 新技もあり、地面に爪を突き刺してそこを軸に回転するというものや、
    側面のハンターを振り払うように引っ掻く攻撃などを会得している。
  • 過去作でヤドが壊された時はエリア移動後にいつの間にか背負いなおしていたが、
    本作の個体はヤドを破壊されてしばらくすると潜行してどこからかヤドを調達している様子。
    通常は3回続けて行う攻撃が1回になり、出てきた時にはヤドを背負いなおしている。
    ヤドの種類はグラビモス、風化した竜頭骨、巻貝の3種類がしっかり続投している。
    • ヤドの耐久力が低下しているようで、普通に殴っていても割とあっさりと壊れる。
      一度のクエストで2回壊すぐらいなら割と現実的なレベル。
      そのため、重竜頭殻集めも簡単になっている。
    • ハンターノートにはヤドの種類によって攻撃の種類が変化すると書かれているが、
      実際に変化するのはグラビモスの頭骨による水ブレスのみで、
      その他のヤドを背負っている時の固有モーションは特に無く、
      ヤドの種類による行動速度の変化もオミットされた事もあり、
      寧ろ過去作よりもヤドの種類による戦闘面の変化は少なくなっている。
  • ヤドを破壊すれば中身が剥き出しになるのは従来通り。
    グラフィックの向上に伴い水ブレスの噴出口らしき部位も確認できるようになった…のだが、
    質感、形状が生々しくリアルなものとなっており、人によっては気持ち悪く見えるものとなっている
    それだけでなく、ショウグンギザミの動きに合わせてプルプルと揺れる。
    そこまで拘らなくてもというレベルの演出のお陰で
    MHRiseで復活したこちらとどっこいレベルで一部界隈で話題になっている。

    因みに、ヤド破壊状態で操竜するとこの部位に搭乗することができる。乗りたくないと思った貴方は間違っていない
    • また、ヤドを攻撃した際の被ダメージSEが固有のものとなっており、
      カラコロと小気味良い骨を叩いたような音が鳴る。
      対してダイミョウザザミもそうという訳ではなく、あちらは共通音となっている。
      因みに被ダメ固有SEを持つモンスターはMHR:Sの新規参戦枠の中では恐らく
      王域三公のガランゴルムとルナガロン、メル・ゼナ*5
      そしてこのショウグンギザミの4体のみで割と謎の待遇となっている。
  • MHR:Sでも随一のインファイトタイプ。
    特にヤドがグラビモス以外の場合はブレスを使わず突進で大きく走り去ることもないほぼ唯一のモンスターであり
    裂傷以外の搦め手もないため、近接武器はまさしくガチンコの殴り合いの様相を呈する。
  • ラスボス討伐後の傀異クエストにも傀異化した個体が登場するが、
    行動速度は特に強化されておらずターボカニの脅威再びとはならなかった。
    各種攻撃技の威力もそこまで高くはないのだが、
    爪を展開した後の爪突き刺し、ジャンプ攻撃といった避けるのが容易な大技攻撃は尋常じゃない威力になっており、
    MR終盤装備の剣士なら体力150でワンパンとまではいかないにせよ、致命傷+劫血やられ+裂傷状態と大変危険。
    例の突進も最後の一閃に当たると大ダメージを受けてしまう。
    • 逆にいえば、劫血やられは上記のような大技や傀異バーストでないと付与されないので、
      他の傀異化モンスターと比べるとプレイヤーが慣れる程劫血やられになる頻度が低下する傾向にあるが、
      高い攻撃頻度とそれに伴う裂傷でダメージを受けやすい攻撃的なモンスターでもあるため、
      劫血やられ中の体力回復効果で蓄積したダメージを相殺するにはかなり難儀する。
    • 傀異クエストの舞台である水没林はロクロッヘビが生息しているので素直に回収して、
      劫血やられと裂傷をまとめて予防してしまった方が多くの場合狩猟しやすいだろう。
      爪の破壊があまり現実的ではなくなっているので、ゴリ押しせずに慎重に対処したいところ。
    • なおダイミョウザザミ同様傀異核が脚に出現することが多いので、
      いつも通り転倒狙いで脚を殴っていれば勝手に爆発して大ダメージを与えられる。

操竜

  • 操竜性能は近縁種のと似たような性能のコンボファイター。
    弱攻撃から強攻撃に派生可能ではあるが、強攻撃はどちらも発生が遅いので弱攻撃で怯ませてから使おう。
    また、爪が展開される怒り状態で操竜すれば爪を使う攻撃の範囲が広くなる。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は非常に発生が早いひっかき。発生は驚くほど早いが、攻撃範囲と威力は低い。
      この攻撃は回避を挟まずずっと続けることができるという特徴がある。 
      弱攻撃から強攻撃に派生できる技はあれど、弱攻撃から弱攻撃に派生できる攻撃は稀。
      回避で硬直をキャンセルせずとも、X→X→X→X…とずっと続けられるかなり特殊な技となっている。
      また特殊な仕様として、左右の鎌がそれぞれ攻撃判定を発生させているため、上手く位置取れば2回当たる。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は後隙がデカい代わりに範囲と威力がやや大きい両手引っ掻き。
      Xと発生速度はそこまで変わらないので、コンボの起点にするなら威力が高いこちらの方がお得。
      また、これも振られる両方の鎌に判定がある為2HITする。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)で爪を研いでからの跳びかかり。
      単発威力が高いので、基本はこの攻撃だけやっていればいい。強い。
      攻撃開始時に爪を研ぐ仕草があるため、密着状態で繰り出すと研いでる間に反撃を喰らう事が多い。
      敵と距離を取ってから仕掛けるか、弱攻撃で怯ませてからこの攻撃に派生しよう。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)はグラビモスの頭骨を背負っている場合のみ技が変わる。
      • グラビモスの頭骨を背負っていない場合は少し溜めての回転切り。
        ドスバギィジュラトドスの↓Aの尻尾回転に近い攻撃。
        翔蟲が3匹いる際は、敵に密着して連続で当てるとAの飛びかかりより少しだけDPSが高くなる。
        注意点として、非怒り時は強攻撃とは思えないほど威力が低く、攻撃範囲も狭くなる。
        Aの追加入力で、回転した方向とは逆回転しながら背中の殻をぶつける攻撃に派生する。
        とはいえ、この2段目も出が遅く、基本的には怒り状態でも上記の跳びかかりの方が扱いやすい。
        威力もそこまで変わらないので、慣れないうちは一切封印することをオススメする。
      • グラビモスの頭骨を背負っている場合は放尿水ブレス。
        威力は最も高く、水属性なので相手を水やられにできる。
        発射は一直線上、そのままキャンセルしないでいると体を動かして左右に振る。
        水ブレスの時間はかなり長いが、結局最後まで当て続けても1HITしかしない。
        上記の回転切りより溜めが短いのでグラビモス頭骨の場合は使ってみよう。
        射程が非常に長いので、ラージャンのごとく遠距離から一方的に攻撃することもできる。*6
        水やられがありがたいので、グラビモスの頭骨の場合は積極的にこの攻撃を当てると良い。
    • 操竜大技は跳びかかり→突進切りつけ→挟みこみor水ブレス。
      グラビモスの頭骨を背負ってないなら挟み込みで、背負っていれば水ブレス。
      やはり大技らしいダメージで強攻撃より総合ダメージは高い。
      むしろ強攻撃の方がダメージが高い方がおかしい

MHF

  • 初期のMHFでは手に入るお金がかなり絞られているにもかかわらず、武器や防具の作成費用が異様なまでに高く、
    「素材は持っているのにお金が無くて作れない」という事がしばしばあった。
    そこで、MH2と同じく「ギザミ金策」を行うことでお金を稼ぐ光景がよく見られた
    やることは非常に単純で、上位ショウグンギザミ狩猟クエストへ行き、捕獲して素材は売却する。
    1周で約25000zと、他クエストと比べるとかなりの実入りが期待できた事から、
    ギザミに相性の良いハンマー×4でギザミを乱獲するプレイヤーが非常に多かった。というか他にやる事がなかった
    • 乱獲されていた事から、素材の何割かを回せば作成でき性能も中々のギザミ一式も非常に人気が高かった。
      全身ギザミで固めたギザミマンがギザミを狩りまくるという様からギザミオンラインとも揶揄された。
      そうした背景から「誰でも持っている」ということで、
      ピンクバケツテンプレ装備の胴体パーツとしてもよく用いられていた。
    • なお、お金の問題が解決された後のF.4でも紙集めのために乱獲されたり、
      G.1以降にもギザミ剣珠GFのために乱獲されたりとMHFでは何かと乱獲されがちなモンスターである。

変種

  • 特に弾肉質が大きく変化し、最大の弱点であった頭と、同じく狙いやすい部位の胴体が肉質10となったため、
    ガンナーで狩猟する際は注意が必要となる。
    弾の場合、爪(35)と脚(30)が弱点となっている(弱点、というよりは比較的軟らかい部位だが)。
    切断や打撃属性は少し変化がある程度なのでそこまで気にする必要は無い。
    属性に関しては、火属性が脚と爪、水属性が胴体とヤド、雷属性が頭、龍属性が爪に比較的効果があり、
    氷属性は爪・脚・ヤドと効果のある部位が多い。
    狙いやすい部位という点で属性を選ぶのならば、火・水・氷が妥当と言える。
    ただし、ヤドは火・雷に対して、胴体は水・雷・龍に対してマイナス5となっている。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 頭部突起が長くなり、頭部突起と口の周りが赤く変色している
    • 脚、爪の先端、グラビモスの頭殻の口の周りが吐き出す毒で紫色に変色している
    • 必ずグラビモスの頭殻を背負う
    • 脚が太く発達している
    • が輝いている
    • 弱点の上部が毒で紫がかっている
  • シーズン10にて登場。
    時同じくして実装されたドスランポスラージャンの変貌ぶりに話題を持っていかれた印象があるものの、
    古龍も真っ青と言われるほどの超強化はこれまでのパッとしないイメージを見事に払拭してみせた。
    特に変種は、かつて最強格の剛種として名を馳せていた剛テオもビックリの強さと言われることもあった。
  • 360度をなぎ払うようになった回転爪攻撃や、
    ディアブロスのように追尾+大ジャンプするようになった地中強襲など、
    元々の攻撃パターンが大幅に強化されている。
    また大半の攻撃に耐震+2でないと防げない強振動が追加されたため、スキル無しでは非常に辛い。
    はっきり言ってしまえば近接ではまともな攻撃チャンスが見当たらなくなる。
    爪を振り下ろしながらホーミング前進し、最後に勢いよく爪を振りかぶる技も会得しており、
    特に原種では隙だらけだった爪を振り下ろす攻撃は、出だしこそ今まで通りだが、
    その後、左右の爪を発狂したかのように高速かつ連続で振り下ろして強震動でハンターを捕らえ、
    最後に両方の爪で地面を殴りつけて衝撃波を発生させ、ハンターを吹き飛ばしてくる。
    チャンスだと思って近づくと逆に大ダメージとなるため、騙されずに距離をとりたい。
  • 特異個体ダイミョウザザミが使ってきた攻撃もいくつか受け継いでおり、
    高性能なホーミング有りのジャンププレス(振動付き)や、ジグザグ移動しながらの爪連撃なども使いこなす。
    前者は天井に飛び上がる際の動作に酷似しているため、洞窟内で戦闘する際は特に注意。
    新モーションでの爪攻撃は、いずれも通常個体とは異なり、吹き飛ばし効果を持つ。
    さらには水ブレス…ではなく毒ブレスを吐きだすこともある。
    ビーム状の毒ブレスで前方を数回薙ぎ払った後、ヤドからも毒霧を放出する。
    最初の毒ブレスは予備動作がほとんどない上に、前方広範囲を素早く複数回なぎ払うため、
    ただ一回なぎ払うのとは違って回転回避等だけでは回避不可能に近く、非常に厄介。
    ヤドの種類は亜種と同じくグラビモスの頭殻に執着しているため、確実に毒霧を放出してくるのだが、
    それどころか水ブレスとは異なってヤドがなくても直接放出してくるため注意が必要。
    ガミザミの時の毒液生成能力が残っているためらしいが、
    初見ではギザミ相手に解毒薬を持って行こうなんて考えないので苦戦することになる。
    • これらの関係で、実は遠距離武器の方が好相性。
      遠距離であれば振動の影響も少なく、欲張らなければ耐震なしでも無傷で行けることもある。
      下位上位では電撃、変種では貫通を主軸にすると良いだろう。
      また、下位上位に限っては電撃も良く通るため、属性連撃砲ガンランスも猛威を振るう。
  • 連続攻撃とそれに付随する震動がわずかな隙もカバーしてくるため、
    特異個体全体で見ても非常に強力な部類である。
    縦横無尽に走り回り、群がるハンターを蹴散らす様は、まさに暴れん坊ショウグン
    また一部のハンターからは地面を砕きながら悠然と進む姿を耕運機と呼ばれネタにされることも。

G級

  • ★3で挑める。
    ★3の防御力-300減算補正の影響で、G級上がりたての従来防具では変種以上の大打撃を受けてしまう。
  • G級追加行動は、地面に潜行した後、ランダムで選んだ3人のハンターに向かって順番に
    地中突進を仕掛けるというものである。ディアブロスの潜行攻撃を
    ショウグンギザミが行っているというイメージを持って頂ければ良い。
    スピードがかなり早く驚異的だが避けられない速度ではなく、
    タイミングもわかりやすくなってフレーム回避による回避も難しくない。
    逆に通常種が行っていたランダムな地中からの奇襲は使って来なくなるので、
    かえって捌き易いというハンターもいる。
  • G級では新たに潮島の洞窟での狩猟が可能となっており、
    2017年夏からはHC限定だが新たに新大闘技場にも姿を現し、遭遇は非常に容易となった。
    ここの個体はヤドを破壊しても逃げない(すぐに付け直されてしまうが)ため割と人気である。
  • G級通常個体は上記の通りそれほど厄介な行動は無いが、G級特異個体は
    上記の特異個体モーションを惜しげもなく披露してくるため非常に手強い相手となっている。

大闘技会

  • ダイミョウザザミと同じく、地中急襲による無敵時間が強力。
    必殺級の攻撃は持たないが、攻撃範囲・攻撃速度が凶悪故に攻撃を避けづらい点も優秀。
  • 笛による指示で繰り出す攻撃
    • 弾撃笛・・・左右爪攻撃
    • 突撃笛・・・爪振り下ろし
    • 尾撃笛・・・回転爪薙ぎ払い
    • 必撃笛・・・地中急襲
    • 特撃笛・・・移動突進
    • 逆鱗笛・・・爪振り下ろし⇒左右爪攻撃⇒左右爪攻撃⇒地中急襲

武具

  • ショウグンギザミの素材を使った剣士用武器は、やたらと斬れ味が良いのが特徴。
    MHP2Gではデフォルトで紫ゲージまで持っているのは序の口、
    物によっては紫ゲージに加え属性まで持っている
    名前は「ギザミ」や「ブレイド」と付く物が多い。
    また、「キリオトシ」「キリキザミ」「ヘシオリ」「クシザシ」「ブチヌキ」等、
    その武器の特性とも言える名前を持つ事もある。
    他の大型甲殻種の素材と組み合わせて強化する事も多い。
    • ガンナー武器は貫通が持ち味となるが、それ故にプレイヤーの手癖や相手を選ぶ曲者となっている。
      決して弱くは無いが、貫通戦術を過信すると思った程の効率は出せないため扱いに慣れた玄人向けである。
      防具では貫通弾・貫通矢UPや見切りが発動するため、武器と防具のフルギザミはガンナーでも相性が良い。
  • 防具も一式揃えれば、剣士の憧れスキル「業物」や「斬れ味レベル+1」が発動する物が多い。
    ただし、体力や防御面のマイナススキルが一緒に発動する事が殆どなので、
    一式揃えるよりもパーツ単位で使われる事が多い。
    しかしMHFにおいては斬れ味と匠を両立した防具は無数に存在しているため、
    ギザミ系統の防具は上位~凄腕上がりたてで好んで使用されることが多い。
    また、G級の実装初期ではギザミGシリーズ(というより、それを精錬した装飾品)が人気であった。
    • ガンナーではシリーズによって性質が変化し、
      MH4(G)までは貫通弾・貫通矢強化、ブレ軽減
      MHX(X)では弾薬節約、見切り
      と言った具合に、シリーズ毎の使い勝手が大きく異なってしまう。
      貫通弾・貫通矢強化を失ったMHX(X)は弱体化したかと問われればそうとは言い切れず、
      通常弾まで見切りでカバーしたり、武器内蔵弾の温存が利いたりと、
      過去作とは違う形で火力を維持できる様になったため
      貫通弾・貫通矢を頼りにギザミ一式を愛着していた古参が引き続きギザミ一式を纏う姿も普通に見られた。

余談

  • ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2017年8月号の鎧裂ショウグンギザミに関するインタビュー記事によると、
    ショウグンギザミは1997年の映画『スターシップ・トゥルーパーズ
    (日本では原作小説の『宇宙の戦士』の方が有名かもしれない*7)
    に登場する昆虫型の宇宙生物「バグズ」をモチーフとしている。
    甲殻種が「十脚亜目」という名前に反して昆虫のように6本脚なのは、この辺が影響しているためかもしれない。
  • カマキリの前脚のような鎌状の爪を持つショウグンギザミだが、
    モデルになったのはカニやエビと同じく甲殻類の軟甲網であるシャコである。
    シャコの前脚はハサミではなく、カマキリとよく似た形状をした折り畳み式の鎌状の爪となっており、
    この爪を展開して獲物を抑え込んだり引っ掻いたり、
    種によっては伸ばす勢いで獲物にパンチを叩き込んだりする*8生態を持つ。
    • ちなみに英語でシャコは「マンティス・シュリンプ(mantis shrimp)」、
      直訳すれば「カマキリエビ」であり、海外でもシャコの前脚はカマキリに似ていると認識されている。
    • なお、シャコはエビと同じ軟甲網かつよく似た姿をしているが、
      非常に古い時代の時点で祖先から枝分かれしたとされており、
      実はエビの十脚類とはかなり遠縁の甲殻類であり、
      シャコは「口脚類」という別種に分類される。
      姿が似ているのはある種の収斂進化*9によるものである。
    • その他、リアルにはショウグンエビという海棲性甲殻類がおり、
      エビといっても外見的にはほぼザリガニのそれである*10
      もっとも当然名前がそれっぽいだけでヤドも背負わないし、腕(第1脚)の形も普通に鋏である。
  • たまに通常種の背負っている謎の頭骨の正体は、ハンター大全によるとリオレウスリオレイアのものらしい。
    完全に風化していて見る影もないが、リオレウスの頭部を模したレッドビート
    と見比べると確かにシルエットは似通っている。
    また、ショウグンギザミが背負うグラビモスのヤドは元の3倍近くはある。
    ダイミョウザザミやシェンガオレンのように言及はされていないが、
    こちらもそれほどのサイズを誇るグラビモスがいたということなのだろうか。
  • ノベル版では第二弾にて登場。
    ダイミョウザザミより登場が早く、ノベル版では最初の甲殻種となった*11
    驚異のリーチと怒涛の猛攻によりキオを追い詰め、ロッシィを戦闘不能にまで追い込む活躍を見せる。
  • 登場作が少ないのもあるがザザミに比べて進出している汎用フィールドが少なく、
    MHXXまでで僅か3ヶ所、MHFでもやはり3ヶ所、MHR:Sでは2ヶ所にしかいない。
    闘技場などの決戦場フィールドを除くと合計で6ヶ所であり、
    これはダイミョウザザミが登場しているフィールドの半分以下の数である。
    亜種はともかく通常種でこの数はかなり少ない。
    • 環境に深く根付いた寒冷地帯モンスター一部魚竜種にはまま見られるものの、
      ギザミは初登場時から火山と沼地という環境の大きく異なるに地域で活動していた。
      環境適応力が低いとは思えないが、なぜこれほど生息域(行動範囲?)が狭いのだろうか。
      早々に乱獲されたのが響いているんじゃ。取引価格が下がらないほどに個体数多いはずなのに。
    • 意外にも地底火山への登場は確認されていない。
      ヴォルガノスの様な溶岩溜りは必要ないし、ラングロトラの様に坂がネックとも思えない。
      ヤドの入手も問題なさそうなモノだが。
      実は巻貝が重要なんだろうか…。まぁザザミと被るというメタな理由な気がするが。

素材

鎌蟹の甲殻
ショウグンギザミの全身を覆う外骨格。独特の色味と模様が特徴。
あくまで甲殻なのだが、まるで刃物のような硬度と鋭さを持っており、迂闊に触れると危険。
その特性のために取り扱いは難しく、質が良ければ良いほど剥ぎ取りや加工の難度も上がる。
なお、上位以降はガミザミから剥ぎ取って入手することもできるようになる。
より堅く発達したものを「堅殻」、更に重厚に発達したものを「重殻」と呼ぶ。
MHFのG級個体は「鎌蟹の華殻」と呼ばれる、きらびやかで加工するのが惜しいほど鮮やかな外殻を持つ。
鎌蟹の脚
ショウグンギザミの第二、第三歩脚。
身体の割に細く見えるが、その巨体を支えているだけあって見た目以上に強い力を持っている。
硬い外殻に守られているが、関節部だけは例外であり、ショウグンギザミの弱点の一つとなっている。
より上質なものは「堅脚」、特に強力な個体から入手した脚は「重脚」と呼ばれる。
MHFのG級個体からは「鎌蟹の華脚」と呼ばれる、加工するのが惜しいほど鮮やかな脚が得られる。
鎌蟹の鋏
ショウグンギザミの鋏。鎌蟹の爪とは別の素材として扱われる。
鈍く光りを反射し、見た者を思わず怯ませるほどの迫力を持つ。
普段は畳まれているが、興奮すると展開され、鋭い爪が姿を現す。
鋏自体は質などによって価値は変わらず、通常種でも亜種でも同一の素材として扱われる。
MHFのG級個体からは「鎌蟹の猟鋏」と呼ばれる素材が得られる。
強度と斬れ味が高いことから、生産道具の素材にも使われるという。
  • ただしMHX以降は素材としての価値が見出されていないのか、登場していない。
鎌蟹の爪
鎌蟹の異名の由来となった鋭い爪。ショウグンギザミ最大にして最強の武器。
外敵と判断した相手にはこの爪を振りかざし、絶命するまで切り刻む。
攻撃を重視した進化を遂げているため、ダイミョウザザミの爪ほどの硬度は無く、
過度の衝撃を受けると折れてしまう事がある。
しかしその際にはショウグンギザミの危機意識が全開になり、常時興奮状態に陥るので注意が必要。
通常よりも鋭く発達したものは「尖爪」、岩盤すら貫けるほど鋭く発達したものは「剛爪」と呼ばれる。
これ等を素材とした武器はいずれも想像を絶する鋭さを持つ他、
その澄んだ色で多くのハンターを魅了している。
MHFの特異個体からは先端が美しい青紫色に変色した軽くて丈夫な「断爪」、
表面に滑らかな光沢を持ち、決して傷つかない「斬爪」、青い岩と見紛うばかりの巨大な「絶爪」、
並みの太刀よりも良く切れる鋭利な「刀爪」と呼ばれる爪を稀に剥ぎ取ることができる。
鎌蟹の純刃
獲物を切裂くことにのみ特化した鎌蟹の刃。鈍く光る刃は見る者を戦慄させる。
MHFのG級個体から極稀に剥ぎ取ることができる。
竜頭殻
ショウグンギザミが背負うヤドは、直接加工するにはさすがに大きすぎるが、
うまく切り出せれば素材として有用な部分が存在している場合がある。
ヤドを破壊した際にその部分を回収する事ができれば、そのまま素材として利用できる。
飛竜の頭骨をヤドとするショウグンギザミの場合、
これを破壊すると完全には風化せずに残っていた頭殻の一部が入手できる事がある。
これが「竜頭殻」と呼ばれるもので、案外飛竜などから直接入手する事は難しい*12貴重な素材である。
より強靭な個体の持つ上質な竜頭殻は「重竜頭殻」と称して区別することもある。
なお、背負っている(破壊した)ヤドやその状態によって入手できる素材は異なり、
竜頭殻以外の素材が入手できる場合も少なくない。
近縁種のダイミョウザザミからもこの素材が場合によっては手に入る事がある。
  • MHP2G以前では、何故か間違いなく竜の頭殻とは関係が無い巨大な巻貝のヤドを破壊しても
    普通に竜頭殻が入手できる場合もあった。
    また、グラビモスの頭骨のヤドを破壊した場合は、竜頭殻ではなく鎧竜の頭殻が入手できる事もあった。
  • 久々に登場したMHXではモンニャン隊でも入手可能(確率だが上位では1枠3個)になったため
    必ずしもヤドを壊す必要は無く、入手難度は幾分か落ちた。

関連項目

モンスター/ショウグンギザミ亜種
モンスター/鎧裂ショウグンギザミ
モンスター/ガミザミ - 幼体。
モンスター/ダイミョウザザミ - ショウグンギザミの近縁種。
防具/ギザミシリーズ
武器/ギザミ武器 - ショウグンギザミの素材から作られる武器へのリンクあり。
モンスター/グラビモス - グラビモスの頭殻をヤドとして利用することがある。
モンスター/アトラル・カ - 元ネタと言えなくもないカマキリ型モンスター。こっちは甲虫種。
BGM/沼地戦闘BGM - ショウグンギザミのテーマ「毒湿地の蟹将軍」などの記述あり。


*1 メインのくくりに含まない場合、MH2発売の10日前である2006/2/6に登場したアプリ版のモンスターハンターiで火山にも登場するリオレウス亜種の突進などに水属性が付与されている……のだが、同作の火山フィールドの実装そのものはサービス開始から約2か月後の2006年4月。そのため、派生作品を含めてもMH2のショウグンギザミがシリーズ初である。
*2 これはダイミョウザザミにも同じことが言える。
*3 ガノトトスやドドブランゴと同格となっており、四天王やリオレウスなどより1段劣る位置。
*4 「「巨大なカニが武器を持って戦う」というインディーズ格闘ゲーム。Switchでも遊べる
*5 それぞれ何かを纏ったり活性化したりで比較的軟化している部位の被ダメージ音が固有
*6 実際のところは、ラージャンよりもヤド主の幼体の↓A熱線に近いモーション
*7 『宇宙の戦士』は日本でSF作品などでの「強化服」の代名詞として使われる「パワードスーツ」が初めて登場した作品として知られている。
*8 (パンチ力は銃弾に匹敵するほど言われており、特に強いモンハナシャコに至っては自身より巨大な貝殻を簡単に叩き割る程の威力である
*9 魚とイルカ(クジラ)のようにまったく別の生き物が同じ環境に適応した結果、似通った姿に進化する現象
*10 そもそもザリガニは十脚目=エビ目
*11 ちなみに作中に登場していないだけで、主人公一行は全員ダイミョウザザミの狩猟経験はある
*12 普通は素材の特性が色濃く残っているため、そのモンスター固有の甲殻(頭殻)と見做されてしまう。