- 種族
- 不明
- 別名
- 大巌竜(だいがんりゅう)
- 英語表記
- Laviente
- 登場作品
- MHF
- 狩猟地
- 絶島, 絶島地底
目次
特徴・生態
- 通常個体
- メゼポルタ付近のある海域で発生した海底火山の活動により誕生した「絶島」と呼ばれる島々、
その絶島の誕生と同時期より近海から姿を現した、雲にも届こうかというほどの超巨大生物。
いかなる伝承にも姿が描かれていなかった新種の生物で、
いつの時代に発生した種なのか、どのような進化を辿ってきたのかといった詳細は現在でも分かっていない。
- テリトリーとしている絶島とは非常に密接な関係にあるとされ、「絶島主」とも称される。
幾度にも及ぶメゼポルタギルドの調査により、住処は絶島地下に存在する巨大な空洞であることが判明しており、
絶島地下で休眠し、空腹で目が覚めると絶島の地上へと出現する生態を持つことが明らかになった。
また絶島に刻まれた痕跡から、太古の時代に出現した際は後に絶島となる島々に生息していた生物を食らい尽くし、
その後は島の地下で休眠状態に入っていたものと見られている。
現在になって再び目覚めたのは、長年の休眠からなる空腹に加えて、
海底火山の噴火、地盤の隆起といった絶島を生み出した劇的な環境変化による。
- 特筆すべき身体的特徴として、四肢らしき部位や飛行のための翼などが一切見られず、
昨今で確認されているどのモンスターとも類似しない独特な骨格を持つ。
頭部や尾の先端には海洋生物を思わせるヒレ状の器官が見受けられるが、
これらを利用した主だった行動は確認されておらず、用途は不明である。
こういった特徴から、現段階では「分類不明の竜」とされており、生物学的分類が完了していない。
蛇と明らかに異なるのは、(蛇行するのではなく)身体を上下にうねらせるようにして走行するという点で、
地中と地表を行き来しながら、その巨体に見合わぬ速度で樹海を横断する姿も確認されている。
その巨体を動かす秘密は、ラヴィエンテの体内にある髄に秘められているとされている。
また、長距離を移動する場合は牙を使い、突き破るように地底を掘り進む。
- 甲殻などは持たず、全身は薄皮ほどの厚さしかないが、驚くほど堅い皮によって覆われている。
体皮は苔などの周囲の物質を付着させる性質を持つほか、
加えた攻撃と同様の性質を持つ攻撃や属性に耐性を獲得し、
逆に加えていない攻撃や属性に対する肉質や耐性が軟化することが確認されている。
更に興奮状態になると体表が硬化し、あらゆる属性攻撃に対する耐性を獲得するが、
これらのメカニズムは解明されていない。
- 何より驚かされるのが、あまりにも規格外なそのサイズ。
その全長は超大型モンスターとして知られる老山龍ラオシャンロンの実に数倍、
概算で約464mを誇る超巨大モンスターであり、 - その巨大さから身体を動かすだけで小規模の地震に匹敵する衝撃を生み、
触れたものは全身を覆う巨大な棘によって傷付けられる。
巨体故に機動力は低いものの自衛の手段には長けており、
口からは灼熱の息吹や凄まじい規模を誇る大火球ブレスを吐くほか、
皮膚から可燃性の粉塵をまき散らし、着火によって連鎖爆発を巻き起こすことで周囲を吹き飛ばす。
加えてテリトリーでもある絶島の地形条件を味方に付けており、
自身の巨体を以って間欠泉や火山などを刺激することで、環境を利用した大規模攻撃を繰り出す。
また、興奮状態になると麻痺効果を含んだ放電を繰り出すようになるが、
現時点では大巌竜の体内から発電器官らしきものは発見されておらず、
どのような仕組みで放電を可能としているのかは不明である。
- 調査報告から、食性は肉食と推定されている。
空腹を満たすまで周囲の生物を手当たり次第に捕食する性質を持ち、
かつて出現した際は過剰な捕食活動とその結果引き起こされた火山活動によって
絶島で育まれた豊かな生態系を島の環境ごと壊滅状態に追いやっている。
特に飢餓状態に陥ると非常に凶暴になることで知られ、
後述の通りメゼポルタギルドでは、大巌竜の状態に応じて異なる名を定め、
その討伐に参加する狩人の参加に制限を設けるなどの対策を行っている。
出現の経緯から活動後はある程度の期間をおいて再び休眠状態となると思われるが、
現時点では詳しいことは分かっていない。
- 討伐に際しては、絶島を舞台とした「大討伐」という特殊な狩猟形態が取られる。
これはメゼポルタギルドとパローネ=キャラバンとの連携のもと、
多数のハンターが狩猟に臨むという非常に大掛かりなもので、
通常個体の場合は最大8人のハンターが動員され絶島へと赴く。
- 狂暴期
- 極度の飢餓によって死に瀕し覚醒、狂暴化した状態の大巌竜。
全身の鱗の赤みがかっていた部分が白く変色しており、通常は黄色い眼も緑色の眼光を放つ。
その姿から"白き絶島主"とも呼ばれている。
- 生命の危機に瀕したことで平常時よりも遥かに凶暴になっており、正しく狂ったように暴れ回る。
ラヴィエンテの血液は新鮮であればあるほど黒さが増すとされているが、
狂暴期に突入した大巌竜の体内では通常時よりも赤みを増した血液「紅血」が生成されており、
身体機能を活性化させる効果を持つほか、飲むことで殆どの状態異常を治癒できるとされる。
- 並大抵のハンターでは近寄ることすら困難なほど強大な存在となっているため、
討伐の際には凄腕ランクの狩人が召集され、5名以上の参加が許可されている。
- 猛狂期
- 絶島地下の巨大空洞に蠢く、休眠から目覚めた直後の大巌竜。
空腹であるのみならず、調査隊のハンターによって縄張りを荒らされたことで
これまで確認されてきた狂暴期以上に獰猛で怒り狂っており、
メゼポルタギルドはこの状態のラヴィエンテを「猛狂期」と呼称することを定めた。
- これまでラヴィエンテの生態はほとんどが謎に包まれていたが、
前述の通り、調査の進展により絶島地下の巨大空洞が大巌竜の住処であることが判明した。
この時点でラヴィエンテは眠りについていたが、目覚めれば大規模な捕食行動に移ることは明白である。
メゼポルタギルドは予想される被害を未然に防ぐため、
十分な実績を認められたハンターたちを絶島地下へと派遣し、大巌竜を討伐することを決定した。
しかし絶島の地下水路を船でこぎ進め、巨大空洞に到達したハンターたちが見たのは、
既に目覚めて大空洞の中を動きまわり、今にも地上へ出ようとするラヴィエンテの姿だった。
- 苔が付着した黒ずんだ体表、対象を抉るような鋭い眼、
より肉厚で禍々しい形状の牙など、従来確認されてきた大巌竜とは異なる姿を持つ。
持ち帰った素材を調査した結果によれば、体表が黒くなっているのは
海底火山から噴き出る様々な物質の付着によるものであり、
この影響か、体表はマグマに触れても全く動じないほどに堅牢なものとなっている。
また、ラヴィエンテの牙は生え変わった直後は大きく肉厚な形状をしているが、
地上へと出るために長い距離を掘り進んでいくことで少しずつ削れ、
従来の個体に見られた鋭利な形へと変わっていくことも絶島地底での調査によって明らかとなった。
また通常個体との大きな違いとして、背中に「輝結晶」と呼ばれる謎の結晶体が存在している。
結晶体はラヴィエンテにとって弱点であるらしく、対峙した狩人からは
同部位を攻撃・破壊すると大巌竜が失神する場合があるとの報告が寄せられている。
このことから、結晶は神経の末端ではないかとする説も提唱されているが、詳細は不明である。
- 通常時と同様、恐るべき巨体と絶島地下の環境を利用した様々な攻撃を繰り出す。
咆哮によって地面隆起とともに洞窟天井から爆発性の岩を落下させるほか、
地下空洞にて火山活動が発生すると、地面に衝撃を加えてマグマを流出させる、
尾を溶岩に差し込み、地脈を刺激することで噴火を引き起こすなど、
過酷な環境変化を伴う攻撃の数々は平常時よりも遥かに苛烈なものとなっている。
また、尾を打ち付けることで自らを取り巻く大量の水や溶岩を吹き上げ、
放り上げられたハンターを丸呑みにしようとするという驚くべき行動も確認されている。
- 現在、メゼポルタギルドは猛狂期のラヴィエンテに対抗するため、
引き続きパローネ=キャラバンとともに討伐に協力してくれるハンターたちを最大で32名募っている。
概要
- MHFシーズン7.0より登場した『超弩級モンスター』。
よく間違えられるが大巌竜であり、大厳竜ではない。*1
当初公開されたビジュアルでは顔から首の部分までしか映っていなかったため、
どれほど巨大なモンスターかがよくわからなかったが、
シーズン7.0のプロモーションムービーの後半でその前例のない巨躯を見せつけ、
多くの視聴者の言葉を失わせたことはもはや言うまでもない。- ラヴィエンテはMHシリーズでは初となる、ワームの形状を持つモンスターである。
ワームとはヨーロッパあたりの伝承に登場する、胴体が長く手足のないドラゴンのこと。
ランプトンのワームあたりで検索すると詳しく出ている。
一般的なドラゴンと比べると知名度は低いが、
カードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」には多数のワームが登場しており、
そちらで知っている人も多いだろう。
- ラヴィエンテはMHシリーズでは初となる、ワームの形状を持つモンスターである。
- 「これまで最大4人の協力プレイが中心だったMHFで,さらに多人数の連携を実現する」*2
というプロデューサーらのコンセプトの元に誕生した、従来の巨大モンスターの枠を超える竜であり、
討伐の際には『大討伐クエスト』という独自のシステムが適用される。
詳しくはシステム/大討伐クエスト参照。
- ラヴィエンテはあまりに情報が不足しているため、未だにギルドでは正式な分類をしかねている。
一応、血液が古龍の血とは異なる成分や特性を持っていることが判明しているのだが、
そうとなれば一体どの種別に分類すべきかますます分からない。- そしてMHFは2019年12月18日をもってサービス終了したわけだが、遂にラヴィエンテの種族が明らかになる事はなかった。
今後資料集でも出ない限りは本種の分類の謎が晴れる事はないだろうが、
エスピナスがMHR:Sに登場した事を踏まえると、
本種がメインシリーズに出る可能性も有り得なくはないため、
そこで設定の開示を望むプレイヤーもいるようだ。
果たして分類学的な決着が付く日は来るだろうか。
- そしてMHFは2019年12月18日をもってサービス終了したわけだが、遂にラヴィエンテの種族が明らかになる事はなかった。
- 通常のラヴィエンテはHR2から参加可能であり、後述の狂暴期・猛狂期と比べるとかなり低難易度となっている。
無論、「狂暴期と比べれば」であり、下位装備では苦戦を強いられるだろうが、
挙動を頭に入れておけば、低HRで挑戦できるモンスターに見合った強さといったところ。
装備が整わず慣れないうちは討伐まで10回以上力尽きることもザラにあるので心折れるかもしれないが、
支援要員がしっかり働いていれば持ちこたえられるので臆せず戦おう。
ちなみにラヴィエンテの討伐に挑めるパローネ=キャラバンの各クエストは、
本来ハンターライフコースが必要となっているが、HR2の大討伐のみ例外的に無料体験でも挑む事ができる。- なお、当初はHR100(現在のHR5)以上のプレイヤーがMHFのメインプレイヤー層だったこともあり、
シーズン7.0開幕、2009年12月9日から解禁された最初期のラヴィエンテは、
あまりにも強すぎたため開発の想定を超えてクエスト失敗が多発、
登場から1週間で弱体化されてしまったという歴史を持つ
(弱体化は無条件ではなく、その代償として大討伐クエストの報酬が軽減され、
これが後に難易度は高いが報酬が多い「ラヴィエンテ狂暴期」を生むきっかけとなった)。
- なお、当初はHR100(現在のHR5)以上のプレイヤーがMHFのメインプレイヤー層だったこともあり、
- 2011年9月に公開されたベンチマークソフト【大討伐】では緑豊かな大地だった過去の絶島に出現して大暴れ。
アプトノスやランポス等、樹海にいた生物を手当たり次第に丸呑みにし、
地割れを起こしたり火山を噴火させ、ミートボール火山弾でエスピナスを叩き落とすなどやりたい放題で、
最終的に前述の火山活動により絶島は誇張なしで滅亡してしまう。
ちなみにアニバーサリーの設定資料集によると、あれはラヴィエンテの捕食活動らしい。
まさに規格外である。恐ろしや…。- 見過ごされがちではあるが、あの大きさでありながらものすごいスピードで駆け巡っている。
一体どんな原理で走行しているのだろうか。
- 見過ごされがちではあるが、あの大きさでありながらものすごいスピードで駆け巡っている。
- 討伐に成功した場合、ラヴィエンテから素材を剥ぎ取るためだけの専用クエストを受けることが出来るが、
剥ぎ取れる回数は桁違いの72回。
高速剥ぎ取り&採取を発動させても全剥ぎ取りなど不可能。
また、このクエストの制限時間は3分しかないため(実装当初は5分だった)、
ひたすらラヴィエンテから素材を剥ぐだけの作業となる。
さらに、実際の制限時間より20秒ほど早くクエストが終了してしまい、思った以上に剥げない。
未だに運営が手をつけていない謎の現象である。
- 後述するが専用BGMの数が非常に多い事で知られる。
HR2・狂暴期・猛狂期それぞれで狩猟BGMが異なり、しかもそれが一定フェイズ毎に切り替わるためで、
猛狂期は支援クエストと剥ぎ取りクエストにもBGMがあるため、
単独のモンスターとしてはシリーズ最多の15曲となっている。
- 公式紹介ムービーもあるが、
このムービー内で披露している攻撃は、全ての攻撃方法の内ほんの一部である。
狂暴期
- MHFフォワード.1にて、2011年6月末に登場。
極度の飢餓により覚醒し、狂暴化することで、今までよりもはるかに強力になったラヴィエンテ。
鱗の赤い部分が白くなっているほか、黄色かった眼の色も緑になっており、"白き絶島主"と称される。
見た目に関しては色が変わった程度なのだが、行動がかなり変化しており、
いったい何が気に入らないのか、とにかく暴れ狂う。
その暴走っぷりは見ていて何か心配になってくるほどである。
彼に何があったのだろうか。- ちなみにHR5以上のラヴィエンテ狂暴期に対して、
HR2から参加できる従来のラヴィエンテの正式名称は「ラヴィエンテ(通常)」である。
狂暴期は生態の項からも分かる通り亜種ではなく、システム上も亜種としては見られていない。
- ちなみにHR5以上のラヴィエンテ狂暴期に対して、
- 通常のラヴィエンテと比べ、攻撃力と体力がさらに上昇し、技がより強力になっている。
使用する技そのものは通常のものと全く同じ。
HR5、ただしフォワード.1時点の最前線ハンターが挑む想定であり、
攻撃力は当時の剛種にも匹敵、一部は凌駕するものとなっていた。
現在ではバランス調整で弱体化はしているが、勿論HR2の個体よりは手強い。
- 戦闘時のBGMが新調されており、全体的によりラヴィエンテの脅威を強調するような曲調になっている。
通常のラヴィエンテは絶島のエリア1~3までにあわせたものだったが、
それに加えラヴィエンテ狂暴期は最終決戦となるフェイズ9に専用曲が用意されており、
なんと専用曲を4曲も持っている。
- 通常時のラヴィエンテが現れた際は低HRでも大討伐に参加できたのだが、
狂暴期の参加HRは5(=凄腕)からである。
見事討伐に成功すると通常のラヴィエンテの3~4倍ほどの撃玉を入手できるため、
全盛期時代には進化武器を作ろうとする人たちから大人気だった。
MHF-G9以前は最低24名、最大32名のハンターで大討伐クエストを行う仕様であった。
現在はHR2のラヴィエンテと同条件である。
- 「凶暴期」と間違えられることがよくあるが、正しくは「狂暴期」である。
この誤表記は運営もやらかしてしまったほど。
猛狂期
- MHF-G9にて実装されたG級のラヴィエンテ。
生態の項で述べた通り、他の2ランクと異なりラヴィエンテの住処である絶島地底で戦うことになる。
「地上に出る前の個体」とされており、休眠から目覚めた直後ということで狂暴期同様空腹状態にある模様。
更に住処である絶島地底に侵入されたことによって非常に怒り狂っており、
狂い猛しく暴れまわる様から『猛狂期』という呼称が与えられた。
- 空腹状態の個体が海底火山の成分を吸収した、という設定より体色は狂暴期をベースに、
火山成分によってより黒ずんだ色合いとなっている。
また、牙も生え変わったばかりであるらしく、従来の個体のそれより肉厚なものとなっている。
- 猛狂期では通常、最低24名、最大32名のハンターで大討伐を行う。
これはG9でリファインされる前の狂暴期と同じ設定である。
また、MHF-ZZアップデートからは最低4人~最大8人で挑む少人数向けのクエストも追加された。
基本システムはG級クエストに準拠しており、難易度は★7固定。
そして猛狂期の大討伐クエスト中は狩人応援コースや元気のみなもとの効果は適用されない。
難易度設定としては「最前線の装備を持ったG級ハンターが集う」前提となっている。
- 猛狂期は「テンポの良い狩り」「壁殴りと揶揄される状況からの脱却」がコンセプトとなっているようで、
前者については狩猟には専用アイテムを使用せず、支援はアイテム納品ではなく専用の
「支援クエスト」で行うなど、従来の大討伐にあった幾つかの要素が撤廃されている。
また、通常個体や狂暴期と異なり戦闘エリアは1つのみ、かつ全5フェーズとなっており、
ラヴィエンテ自身がエリアの状況を変貌させるというものになっている。- 支援組は従来気球経由で支援を行っていたが、
猛狂期は戦闘エリアから離れた場所に支援区域が設けられており、そこに赴き支援を行う。
また、狂暴期までアイテムを交換してくれたオリオールも登場しない。
隆起した地面からラヴィエンテの背中に乗り、その背中を移動することができるようになる
(平坦な背中を移動できるという意味で、イメージとしてはモーラン種のそれに近い)。
背中には結晶のようなものが生えており、
破壊することでラヴィエンテが大ダウンを起こし、弱点である頭や牙を狙えるようになる。
支援アイテムが存在しない以上、背中にのってラヴィエンテの大ダウンを誘発させる、
というのは猛狂期攻略の上で非常に重要な要素となっている。
またこれによってフィールド全体が見渡せるようになるため、従来の視界の悪さはある程度改善されている。- ちなみに、結晶はフェーズの経過ごとに頭付近へと移動していき、
最終的にはなんと頭の上に生える。
そしてハンターも、最終フェーズに限り頭の上まで走り抜けることが可能となる
(それ以前のフェーズでは頭まで行こうとしても落下してしまう)。
- 余談の項にもあるがラヴィエンテの初期構想は
「フィールドそのものがモンスターで、それに乗って戦う」というものであったことが明らかになっており、
G級ラヴィエンテはその構想の1つを具現化することになる。
- 支援組は従来気球経由で支援を行っていたが、
- 詳しくは大討伐クエストの記事で触れているが、
ラヴィエンテは元々「プレイヤーによって好き嫌いが極端に分かれる」コンテンツのモンスターである。
これは猛狂期であっても同様であり、しかも入手できる素材はラヴィエンテ自身の武具以外には一切関わらない。
G級進化武器の性能と作製難度の点もあり、猛狂期はかつての狂暴期同様、
MHF-Zのエンドコンテンツ(やる事が無くなるほどやり込みぬいたプレイヤーが遊び続けるためのコンテンツ)
と見做されている。
- 2016年7月頭に、猛狂期の肉質特性*3を逆手に取った、
ヘビィボウガンの属性弾撃ちPT構成が従来の常識を覆す討伐速度であるという事で話題になった。*4
あまりに強力すぎるため大討伐界隈では騒動になっていた*5が、
問題発覚から数日後の7月6日の運営レポートにて、8月初旬に肉質の調整が実施されることが発表され、
8/10アップデートにて、属性肉質の調整(硬化)が実施された。
ただしこれは属性が「効きすぎる」という状況の改善であり、
現在でも部位によっては肉質20~30と効きやすくなっており、追加ダメージとしての属性は有効である。
- 余談だが、猛狂期も当然専用BGMがある。
戦闘BGM「狂イ猛リシ漆黒ノ大蛇【絢爛】(フェーズ1)、【煌然】(フェーズ2、3)、【燦然】(フェーズ4)、
【玲瓏】(フェーズ5)」の4曲と、更に支援クエスト「同じ思いと闘志を胸に」1曲、
大地ノ化身【絢爛】をアレンジした開幕BGM「絶島の主、其の姿を現す」1曲、
剥ぎ取りクエスト「大いなる勝利」1曲、
そして気づきにくいが討伐BGM「地の底に沈む大蛇」1曲と、猛狂期だけで豪華8曲構成になっている。- なお通常期、狂暴期共に曲名に、
「進化武器にも使われている派生タイプの名称」が入っているという特徴があった。
曲名が明らかになる前に、この法則に基づいて燦然、絢爛、煌然、玲瓏どれが、
どのフェーズのBGM名に入っているか、考えてみた人も居るかもしれない。
- なお通常期、狂暴期共に曲名に、
- 非常に大きな影響を与えるコンテンツであるためか、
2015年10月10日に東京秋葉原にて先行体験会兼調整会が実施された。
- MHF-ZZアップデートで登場した少人数向けの猛狂期については、
本体の弱体化の他支援についても1名でこなせる程度になっている代わりに、
剥ぎ取り回数及び剥ぎ取り時間の減少、撃玉の入手数ダウンなど報酬がかなり得にくくなっている。
そのため専ら練習或いはお試しとしての位置付けを強くしている。
猛狂期【極】
- 2018年4月18日のアップデートにて登場した、通常のラヴィエンテ猛狂期を遥かに上回るステータスを持つラヴィエンテ。
強化されているのはステータスのみで動きに変化はない。
通常のラヴィエンテ猛狂期の上に位置する存在として定義されており、
この個体の大討伐を開催する時限定で、参加制限を設けることができる。- 参加制限は機能として設けられており、開催を決定した直後に有効化するかどうかを選択できる。
この機能は、「至高の輝き【○○】」の称号を有するハンターのみが使用でき、
有効にした場合、
同称号を有するハンター以外はそのラヴィエンテ猛狂期【極】の大討伐に参加できなくなる、という機能である。
ちなみにこの制限機能は、設定的には「猛狂期【極】は己を極めたハンターのみが挑むべき存在なので、
G級進化武器を極めたハンターのみを募る」という扱いになっている。- 条件として参照される称号「至高の輝き【○○】」は、
G級進化武器を初めてLv100に進化させきった際に入手できる称号で、
○○にはその時の進化武器の派生タイプ名が入る。
つまり、同称号は「燦然、絢爛、煌然、玲瓏」の4種が存在することになるが、
このうち、何れか1つでも所持していれば条件クリアとなり、
本機能の操作権利が解禁され、同時に本機能が有効なG級大討伐への参加が可能になる。 - 勘違いしないように付け加えておくが、この条件は猛狂期【極】の、素の参加条件になる訳ではない。
あくまで制限が有効となった時に条件として機能するだけである。
このため、制限を利用しない猛狂期【極】の開催、及び参加は以前と変わらず可能であり、
公式側も、本機能について「大討伐開催の目的に合わせて使い分けて欲しい」と述べている。
- 条件として参照される称号「至高の輝き【○○】」は、
- 参加制限は機能として設けられており、開催を決定した直後に有効化するかどうかを選択できる。
- 猛狂期【極】というだけあり、通常の猛狂期と比べて攻撃倍率と防御力が上昇している。
攻撃倍率こそ20.0と、猛狂期の15.0と比較すると順当と言える程度に落ち着いており、
強いて言うならば、火事場状態で立ち回るといかなる防具でも即死が避けられない程度になったぐらいである。
尤も常時火事場状態で戦うことが基本の大討伐においてはこの部分は非常に大きく、
生存性を上げる方法としてZP防具の部位数に応じた被ダメージ追加軽減効果や喝強化、
狩猟笛の防御旋律が注目されるようになった。
一方、防御力の上昇は凄まじく、
全体防御率は0.04から極限とも言える0.01に強化。
これをわかりやすく言うと、通るダメージが4%だったのが、たったの1%しか通らなくなったということである。
更に、平時の肉質*6も、全部位が10~20前後の値が減る形で大幅に硬化しており、
極限の全体防御率と合わさった結果、猛狂期【極】のメインの存在と言えるであろう「辿異進化武器」は、
しっかりとしたスキル構成、という名の「土台」を形成し、その上で辿異進化武器を強化しつつ使うことで地道、
だが着実にダメージの強化の積み重ねを受けていくこと可能なのに対し、
辿異進化武器のみ、あるいは辿異進化武器それなりのスキル構成で見た場合、
史上最強であるGLv100~辿異進化全Lvの強化具合の影響が全く無いと断言できるレベルになってしまう。
よって、ラヴィエンテ猛狂期「極」に挑むのであれば、
辿異防具を用い、ブラッシュアップも出来る限り詰め込んだ、
強力な「土台」を形成する事が急務レベルと言っても良い程に重要な要素となる。- なお、強力な土台を形成したとしても、
扱う武器の性能が高くない場合、それが足を引っ張って大きなダメージ強化に繋がらない可能性がある。
最低でも最終強化辿異武器、青カラーの天廊武器を用いて戦闘に臨みたい所である。 - ただ、唯一の弱点として属性肉質は一切変わっていない。
よって、実際には強酸弾や属性ダメージという手段を持たない武器、
特にMHF-Z以降の猛狂期で人気であった閃転強化+2&玲瓏が一番大きく影響を受ける形となっている。
物理肉質が硬化している関係上、強酸弾や纏雷等の物理肉質軟化手段は勿論であるが、
属性ダメージの重要度も、猛狂期と比べて増している。これは属性の恩恵が最も薄い大剣も例外ではない。
- なお、強力な土台を形成したとしても、
- 【極】が実装された経緯についてであるが、インフレに伴う環境の変化が主な理由である。
MHF-G9以降、プレイヤーハンターの火力環境がさらに向上していったことで
ラヴィエンテ猛狂期と言えどもすぐに討伐されてしまうという、
"参加者プレイヤーにとって"都合の悪い事態が頻発するようになった。
この点に急ぎ応急の処置を施すために実装されたのが猛狂期【極】であると言える。- なぜすぐに討伐されることが「プレイヤー」にとって都合が悪いと断言できるか、
理由については大討伐クエストの記事を参照のこと。
- なぜすぐに討伐されることが「プレイヤー」にとって都合が悪いと断言できるか、
- ラヴィエンテ猛狂期【極】では入手できる素材の量が増量され、
独自の素材が得られるなど、かつてのラヴィエンテ(通常)に対する狂暴期に近い位置づけやコンセプトである。
入手できる撃はなんと通常の猛狂期の5倍。
素材も新たに2種の宝玉が追加されており、これまでの猛狂期素材も一回の剥ぎ取りで2~6個一度に入手できる。
新しい素材はG級進化武器の次の派生である辿異進化武器や、
これまでのラヴィGシリーズとは発動スキルが異なる「ラヴィ:極シリーズ」といった防具に必要となる。- なおこれで作成できる「辿異進化武器」は当然ながらこの撃の入手量5倍を念頭に置いて調整されており、
G級進化武器Lv100で終えるならともかく、
辿異進化武器Lv100を作るのは本コンテンツでも決して容易なことではない。
詳しくは進化武器の記事を参照のこと。
- なおこれで作成できる「辿異進化武器」は当然ながらこの撃の入手量5倍を念頭に置いて調整されており、
- 単純に報酬が多いとはいえ、本種は既に述べたように不退装備やG級進化武器Lv100など、
従来のラヴィエンテ猛狂期を十二分にやり込んでいること前提のステータス構築がなされている。
そのため、まだ通常の猛狂期にすら触れたことがないプレイヤーが挑めるようなレベルのものではない、
文字通りの意味でMHF史上究極のエンドコンテンツと言っていい存在である。
が、かつて似たような理由で登場した「狂暴期」実装時に同時に行われた「通常のラヴィエンテ」の調整のような、
いわゆる入門向けの難易度調整が実装直後の時点では「普通の猛狂期」で行われておらず*7、
結果的に募集の大半が【極】に移行してしまうという事態が発生した。
上記の問題が露呈してからは、初心者向けとして通常のラヴィエンテ猛狂期の開催もそれなりに行われてはいたが、
不退装備どころかラヴィエンテ猛狂期に参加したことのないプレイヤーが【極】に挑戦することで、
参加者間でトラブルになる事例も見受けられるようになった。
- また、猛狂期【極】実装に伴う諸問題や意見などが複数公式側に寄せられているらしく、
何かしらの(プレイヤーのストレスになりうる部分の)仕様変更が検討されていることが、
実装から5日後の2018年4月23日に公表されている。
2018年5月9日の開発運営レポートではこの件の詳細が公開され、
リタイヤを行っても「通常の部位破壊による貢献ポイントが残る」点と、
毒弾支援によるダメージ量が通常の猛狂期と同じ数値になっている点を5月16日に修正し、
同年7月のアップデートにてラヴィエンテ猛狂期【極】に参加条件追加機能(上記参照)が実装され、
MHF-ZZアップデートにて参加人数が4~8名に緩和されたラヴィエンテ猛狂期が追加された。- 2018年4月23日に公表された「問題」の一つに、
ラヴィエンテ猛狂期【極】でクエストリタイヤを繰り返すプレイヤーの存在が挙げられていた。
これは「ラヴィエンテ猛狂期【極】」を部位破壊した後にクエストをリタイアしても、
部位破壊達成による大討伐貢献ポイントがリセットされない仕様になっていた事が理由の一つとしている。
- 2018年4月23日に公表された「問題」の一つに、
- なお【極】実装から1年近くが経とうとしている2019年初春の時点では、
普通の猛狂期同様「人数調整枠」を設けられるほどの余裕がみられるようになってきている。
前述した参加条件に関しても棲み分けが進んでおり上述した問題が概ね解消されたことで、
普通の猛狂期は殆ど開催されなくなり、進化武器や不退を持っていないというプレイヤーであっても、
参加制限のない【極】で進化武器や不退を作っていくことが主流となっているようである。
性質
- 攻撃力と技のスケールは凄まじいの一言で、
ほぼ全ての攻撃がエリア全域からそれに肉薄するレベルで影響が及ぶ。
ただの尻尾薙ぎ払いであっても、戦闘エリアの大半が攻撃範囲になってしまうほどである。
ラヴィエンテはハンターに対するヘイトが基本的には存在しておらず、
その超特大規模の攻撃で、外敵をまとめて倒そうとする傾向が強い。
そしてその巨体と鋭い鱗ゆえに、ただ単に移動しているだけのラヴィエンテに触れても傷を負ってしまう。- また、海底火山の活動、絶島の出現とともに目覚めたという設定を反映してか、
島そのものに振動を与えて大量の間欠泉を発生させる、
地脈に刺激を加え火山噴火を起こし、竜巻を撒き散らすなど、
絶島の地形と環境を利用した自然災害を発生させる攻撃方法を持つ。
また、火山では硫黄の池や視界をゼロにしてしまうほどの濃霧が発生するため、
ラヴィエンテの熾烈な攻撃との相乗にハンターは大いに苦戦することになる。
絶島地底では最終的に火山活動を制御するような動きを見せるようになり、
溶岩を地面に流出させたり大規模な噴火を地底で発生させたりする。
- また、海底火山の活動、絶島の出現とともに目覚めたという設定を反映してか、
- 外見からは想像もつかないが発電器官も保有しているようで、
怒り状態では行動の際に全身から電撃放出を行い、
接触しているハンターを大ダメージとともに麻痺させてくることがある。
後述もするが、この麻痺攻撃は攻撃の予備動作や攻撃動作と同時に併用して放ってくるため、
油断していると麻痺したところに一撃されて死亡というケースが頻発する。
猛狂期ではこれに加え、状態を問わず一定周期ごとに放電を行うが、
直前に結晶が緑色に輝き出すため判別しやすくなっている。
- 技のバリエーションは豊富というレベルを超えており、
HRの時点で、攻略本に30種類程の技を記載させるほどのバリエーションを持つ。
猛狂期ではそれらをベースに更に新技が多数備わっており、
中には防護効果等を完全無効にした即死技もある。
- 元々ラヴィエンテは最大32名のプレイヤー集って討伐を目指すというコンセプトがあり、
その総体力は数十万単位となっている。
少しずつ傷を負わせて一時撤退することを9(猛狂期は5)フェイズにわたって繰り返すことになる。
HRの個体はMHF-G9で総体力は大幅に減少しているが、
それでも少しずつ傷を負わせるという基本システムに変わりは無い。
ちなみにHRの個体は、一定フェーズに達するとラヴィエンテが島を移動する。
この際にはムービーが流れるが、モドリ玉を使うとキャンセルできるという小技が存在する。
- 部位破壊については頭部、尾、背中の3箇所がクエスト中に破壊可能。
これらは破壊することで、討伐後の褒章で得られるアイテムの量を決める「貢献ポイント」に関わる。
ちなみにフェーズ毎に破壊する事が可能で、都度部位破壊報酬と貢献ポイントが獲得できる。
また、牙、頭、喉、尻尾、背中には"特殊部位"が存在し、
大討伐に参加している全員で破壊を目指すという壮大スケールなものとなっている。
特殊部位は討伐者が直接破壊することができず、
ダメージを蓄積してから「部位破壊支援」を行うことで達成可能。
牙と頭は最大3回まで破壊できるが、破壊するたびに部位耐久値も増大していく。- この特殊部位破壊では、部位破壊報酬は得られないが、
討伐後の褒章で得られるアイテムの量を決める「貢献ポイント」に関わるので必ず破壊しておきたい。
部位破壊の際、ラヴィエンテを怯ませてしまうため、
HR大討伐ではクエスト開始直後の確定行動を潰さないよう注意が必要。
- この特殊部位破壊では、部位破壊報酬は得られないが、
- また、HRのラヴィエンテは「ずっと同じ属性で攻撃を続けるとそれらの属性に対して耐性を持つようになり、
逆に使用していない属性への耐性が低下する」という蓄積耐性なる能力を持つ。
なお、蓄積耐性は斬属性等の物理属性にも適用される。
此方の場合は斬属性で攻撃し続けると斬に対して肉質が硬くなり、今度は打や弾が有効となる。
後半になるにつれてヒットストップが無くなった、全体的にタフになったと感じるハンターもいると思うが、
その正体はこの蓄積耐性の影響である。
後に実装されたゼルレウスに近い性質を有しているといえるのだが、
こちらはフェーズ毎に耐性が変化していく。
猛狂期についてはこの蓄積耐性が存在しないか、もしくはあっても非常に緩やかな変化であると言われている
(仮にHRと同様の蓄積耐性であった場合、上述したヘビィボウガンの属性弾戦法は早くならなかっただろう)。- HRのラヴィエンテでは実装から全盛期時代に至るまで、
攻撃系統をバランスよく分散させることが重要とされており、
当時はモンスターによって使用武器種を変えるのは常識とされていたこともあり、
特に問題視はされていなかった。
だが大討伐が低迷したフォワード.5からMHF-G9までの間に
「プレイヤーの好きな武器種を担ぐ」という風潮がMHF内でも完全に確立したため、
それを踏まえて猛狂期では蓄積耐性が上記の通りの設計になったものと思われる。
- HRのラヴィエンテでは実装から全盛期時代に至るまで、
- 一度怒り状態になるとミラボレアス種などと同じく時間経過では解除されず、
前述の通り、攻撃時に麻痺属性の強力な電撃を纏うようになるほか、
HRの個体は全身の全系統の物理肉質が強制的に蓄積耐性後の強固な肉質になり、
ハンターから受ける属性ダメージを全て無効化してしまう。
なお猛狂期は物理・属性肉質が若干硬化するに留まる。
怒り状態の解除には「沈静支援」という支援を実施する必要がある。
- 基本的にどの攻撃も前触れが分かりやすく大振りで、
立ち位置を工夫するか緊急回避で回避できるようにはなっている。
一方でガードとフレーム回避という、MHF-Z現在の主要な攻撃対処手段は通じにくくなっている。
これはHRのラヴィエンテでは実装当時この2要素はそこまで重視されていなかったためであると思われるが、
猛狂期でも傾向としては全く同様であるため、ラヴィエンテの個性とも言い換えることができるかもしれない。- 大振り故に予備動作見てダイブで回避余裕でしたに見えるかもしれないが、
実際は少し離れないと、ラヴィエンテの身体がカメラを塞いで周囲(特に頭)が見えなくなるため、
相当慣れていなければ攻撃と回避を完全に両立することは難しい。
- 攻撃と回避を両立させるためのキーポイントは、ラヴィエンテの「鳴き声」である。
動作ごとに鳴き声が異なるため、ある程度は次に行われるであろう行動を絞り込むことが出来る。
ただし、「鳴き声」というのは言葉で表せないため、大まかに攻略サイト等を閲覧した後は
実際にラヴィエンテの大討伐に出てみることで、どんな攻撃を行ってくるかを確認したほうがいいだろう。
これは猛狂期でも概ね同様である。
- 大振り故に予備動作見てダイブで回避余裕でしたに見えるかもしれないが、
- HRのラヴィエンテはプレイヤーの武器でスタンさせることが極めて難しくなっている。
これは、スタン値が元の10%に下方修正される(9割カット)ためである。
フェーズ4から交換可能になる「信号弾」を用いて、
大量の岩をラヴィエンテに当てることでスタンさせることができる仕組みとなっている。
猛狂期については信号弾が無い代わり、プレイヤーの武器でスタンが現実的に狙えるようになっている。
攻撃技
- ラヴィエンテがダウンした際、押しつぶされると大ダメージを受けるが、
ラヴィエンテ自身が行うものではないため、ここでは攻撃にはカウントしない。
前提となる攻撃
- 地面隆起
- 各種攻撃時に発動。
発生地点で少しだけ石が芽を出し、0.8秒後に巨大な岩が隆起する。
直撃で大ダメージと共に空へ大きく打ち上げられてしまう。
各攻撃ごとに発生箇所は決まっているのだが、いかんせん無数とも言える数発生するのと、
そもそもエリアが広すぎるので覚えるのは難しい。
- 電撃放出
- 怒り状態時において、攻撃直前の予備動作、もしくは攻撃と同時に発生させる
(つまり「電撃放出」は付随する効果であって専用の攻撃ではない)。
頭から尻尾まであますことなく全身から赤い雷を周囲に放出、
傍にいたものを大ダメージと共に麻痺させる。
ラヴィエンテは巨大故にスピードは早くないが、このような強力な防衛策を持つ。
当然だが、麻痺状態に陥ると追撃を受けて力尽きる危険性が飛躍的に高まるため、
怒り状態時は迂闊に近づかないようにしたい。
全フェイズ
- 地面這い出し
- 端的に、ラヴィエンテが登場する際の行動。
フィールドの西側から出現し、そのままエリアをグルッと取り囲むように円を描いて定位置につく。
この位置が基本形となり、頭が北方向となる。
這い出ている最中のラヴィエンテに触れると尻もちと共にそこそこのダメージを受ける。
これを利用して火事場力+2を発動させることも可能。
- バインドボイス
- 頭を引き、大きく息を吸ってから全力で雄たけびを上げる。
音圧による衝撃波でラヴィエンテが一瞬見えなくなるほどの凄まじさで、
バインドボイスの効果範囲はエリア全域、無効化には超高級耳栓が必要。
咆哮と同時にエリアのそこここに地面隆起を発生させるため、うろうろするのは非常に危険。
なお全フェイズで使用するのは猛狂期のみで、HR個体では一部のフェイズでは使用しないことがある。
その猛狂期では地底ゆえに、天井から落石があるが、火薬岩のように一定時間後に複数回爆発する性質がある。
この岩は必ず各ハンターがいた場所に落ちてくる。
かなり巻き添えを食いやすい攻撃となっており思わぬ場所に岩が落ちていると事故につながることも多い。
この性質故に猛狂期の攻撃技の中でも最も危険な技と考える人も少なくない。
なるべく次の攻撃に支障が出にくい場所に固まって広範囲に岩を落とさないように心がけたい。
- 粉塵爆破
- 何度か唸った後、全身から粉塵を放出し、爆撃ブレスの準備に伴う炎でついでに着火、
頭の下から背中と尻尾の2方向へ向け、長い身体に沿って2wayで順に爆破する
(爆破タイミングが各地点で違うというだけで、結局はエリア外周辺は全て攻撃範囲内である)。
高威力な上にテスカトのものとは比べ物にならないほど攻撃範囲が広いため、
予備動作を確認したら緊急回避で備えるかすぐに離れるかしよう。
粉塵放出の際に身体を少し浮かせるが、この後下にいると胴体に押しつぶされてしまう。
粉塵爆破が収まりきったところで、爆撃ブレスに派生する。
- 爆撃ブレス
- 粉塵爆破の直後、頭を大きく引いてから地上へ向けて超極大の火球を3連射する。
ブレスは着弾すると超広範囲を爆風で吹き飛ばし、
さらにその範囲外にも龍風圧(狂暴期は暴風圧)の影響を及ぼす。
着弾地点のパターンは2通りあり、一つは6時方向⇒4時方向⇒11時方向、
もう一つは5時方向⇒エリアの中央から少し3時寄り⇒1時方向と連射
(いずれもラヴィエンテの頭を12時の位置とし、後者の2発目以外はすべて外周から少し内側付近)。
9時から7時方向には飛ばさないが、逆に6時から5時方向はどちらも被っているため近寄らないように。
無論怒り時においては剣士でも直撃すれば即死である。
- 尻尾薙ぎ払い
- 鳴き声を上げてから尻尾を振り上げ、エリアのほぼ全域を2回薙ぎ払う。
尻尾がものすごい勢いで迫ってくるため、攻撃開始前には緊急回避の準備をしないと基本的に間に合わない。
一回目を食らった後、ダメージを受けたからと言って回復薬を使用していると2回目に轢かれる。
尻尾で薙ぎ払うという関係上、振り回す際の軸となる殻と尻尾の結節点付近には物理的に届かない。
因みに怒り時は防御700程度では即死である。
- スライド移動
- 時計回り、もしくは反時計回りに少しずつ円形を維持したまま這いずる。
動いている際は地面這い出し同様、触れるだけでダメージを受ける。
スライド移動の影響で、ラヴィエンテが大きくずれる。
- 這いずり
- 頭から這いずりまわってエリア中央を横断、
その後、時計回りに円を描くように這いずって攻撃前と逆の位置に頭部を置く形になる。
移動時に触れるとダメージを受け、エリア全域に無数の地面隆起が発生する。
ラヴィエンテに近寄らずとも危険にさらされるので要注意。
- 直線噛みつき
- 頭を大きく引いてから、エリアの中央に向かって地面を抉りながら喰らいつく。
ラヴィエンテの頭からその一直線上にいなければ当たることはない。
噛みついた後は少しだけ静止するため、喉を狙うチャンス。
- 地面潜り
- 上体を起こして鳴き声を上げ、エリア中央部に頭から潜っていく。
移動中は触れるとダメージを受け、エリアのいたるところで地面隆起が発生、
さらに背中まで潜ったあたりから尻尾を時計の針のように大きく振り回し、
外周を除くエリアのほぼ全域を薙ぎ払う。
潜っている最中のラヴィエンテに密着すれば腹を攻撃するチャンスだが、
尻尾の攻撃範囲に死角となる場所はないため注意が必要。
- 突き上げ潜り
- 潜行攻撃。
外周付近の地中から上空に向かって突きあがるように飛びだし、
そのままアーチ状の半円を描くようにして再び地中へ潜っていく。
攻撃中は周囲にいくつもの地面隆起が発生。
特にラヴィエンテの描くアーチの下付近は危険地帯。
- 連続突き上げ潜り
- 潜行攻撃。
地上、地中問わず、身体を捻るようにしながら地上と地下を行ったり来たりする。
言葉では分からんという方はこちらの最初の技を参照。
- 地中急襲
- 潜行攻撃。
エリア外周付近で地鳴りをあげた後、エリアの端から端まで一直線に地表を抉るように噛みつく。
地表に姿を現す時間は一瞬しかないため、攻撃チャンスは皆無。
- 大噴火*8
- 潜行攻撃。
地中に潜った後、地脈を刺激して多数の噴火を発生させる。
打ち上がる場所はマグマの如く赤く染まり、3秒後にその地点に噴火が発生する。
噴火はエリアにランダムで9回発生、最後に全ハンターを狙って最大8発の火山弾が同時に噴出する。
初撃の9発はエリアの端に移動して回避、10発目は着弾予告地点から離れるように回避を推奨。
ただし、マグマのように赤光りする予告地点付近にいると火傷ダメージを受け、
さらに龍風圧無効がないと風圧で転倒したところを打ち上げられてしまう。
- 地面隆起(猛狂期)
- 回転しながら移動し地面を隆起させる。
この隆起は1回1回に判定があるため中にいるとまずBC送りになる。
一箇所だけ連続で隆起している場所があり、そこに足場が生成されるため、
そこからラヴィエンテの背中に乗ることが可能である。
ラヴィエンテ-序-
- フェイズ1~3。
特に特殊な環境でもない平凡な盆地で戦闘。
まだラヴィエンテの動きが激しくないうちに基本技を避けられるようにしておきたいところ。
フェイズ1(盆地・昼)
- 噛みつき
- エリアの中央の真上に頭を持っていき、地面に向かって頭部を突き刺すようにして噛みつく。
牙を突きたてると同時に大量の石礫が全方向に飛散、エリア全域を攻撃する。
この石礫は連続ヒットで気絶確定なため、必ず緊急回避で避けるようにしたい。
攻撃後は牙が地面に突き刺さり、大きな隙をさらす。
以後、フェイズ2、3でも使用。
フェイズ2(盆地・夕)
- 岩盤砕き
- 頭を空高く持ち上げ、エリアの中央に向けて強烈な頭突きを行う。
頭突きと同時にエリア全域を吹き飛ばす。
怒り状態時はほとんどの場合において防御や体力に関係無くほぼ即死する。
以後、最終フェイズまで使用。
フェイズ3(盆地・夜)
- 燃焼ブレス
- 頭を反時計回り方向に振り回しながらエリアの全域に超高温の熱風を吹き付け、
フィールドを火口内部の如く火の海にする。
熱風は身体に向かって吹きつけられるため、エリアの中央部に行くほどスリップダメージが緩み、
密着していると数秒で力尽きるほどの超大ダメージとなってしまう。
フェイズ4~8では使用しなくなるが、最終フェイズで再度繰り出し始める。
ラヴィエンテ-破-
- フェイズ4~6。
フィールドが海岸となり、ラヴィエンテが主に膨大な量の水を使った攻撃を繰り出す。
フェイズ4(海岸・昼)
- 連続噛みつき
- 地面に向かって「噛みつき」を3連続で繰り出す。
1回目と2回目は地面に突き刺さらず、矢継ぎ早に次の噛みつきへと移るため、
1回ごとに確実に緊急回避で避けるべし。
以後、最終フェイズまで使用する。
- 尻尾叩きつけ
- 潜行攻撃。
東側の海上から姿を現し、「突き上げ潜り」のように再び海中へ身を潜めた後、
尻尾だけをピンと伸ばして立たせ、尻尾を叩きつける。
いわゆる"ビターン"である。
尻尾を叩きつけたと同時にエリア全域に大間欠泉が発生するため、逃げ場が無い。
尻尾を叩きつけてから間欠泉が噴き出るまで1秒程度のタイムラグがあるため注意。
当たり前だが、尻尾に押しつぶされても大ダメージを受ける。
以後、フェイズ5、6でも使用する。
フェイズ5(海岸・夕)
- 水弾攻撃
- 大きく振り上げた尻尾を地表へ叩きつけ、エリア全域に水球の雨を降らせる。
最後の1発は必ずハンターを狙って落ちてくるため、立ち回り上、安全な場所はない。
以後、フェイズ6でも使用する。
フェイズ6(海岸・夜)
- 地中咆哮
- 「岩盤砕き」のように頭を上空まで持ち上げ、勢いよく振り下ろす。
その際、エリアそのものを吹き飛ばすのではなく、頭を突き刺したまま地中に向けて咆哮、
エリア全域に無数の間欠泉を発生させる。
以後、最終フェイズまで使用する。
ラヴィエンテ-急-
- 序破急の最後、ラヴィエンテが生き残りをかけて大暴れする火山フェイズ。
このエリアの地面には大量の硫酸成分が含まれており、
ラヴィエンテが「地面潜り」を行って刺激すると夜の沼地のように硫酸の池がいたるところに出現する。
この池に入ると体力がものすごい勢いで減っていってしまう。
フェイズ7、8(火山・昼、火山・夕)
- 高速地面這い出し
- エリアの中央付近から高速で旋回しながら地上へ姿を現す。
移動中に触れるとダメージを受けるのは「地面這い出し」と同様だが、
こちらは非常に短時間で移動を終えるため、呑気に火事場力+2を発動させることができない。
以後、最終フェイズまで使用。
- 急出現
- 潜行攻撃。
頭から背中付近まで地上に突き出した後、地中に残った下半身を地面を突き破るようにして出現させる。
頭を突き出す際に攻撃判定が発生する。
以後、最終フェイズまで使用。
- 地面突き上げ
- 潜行攻撃。
狙った一人のハンターの足元から頭部をうぬっと突き出す。
動作はマグマから顔を出すヴォルガノスにも似ている。
周囲を確認しているのか、この後「地中急襲」につなげる場合が多い。
以後、最終フェイズまで使用。
- 突き上げブレス
- 潜行攻撃。
狙ったハンターの足元の地面を突き破るようにして上半身を突きだし、
直後、地表へ向けて爆撃ブレスを一発放つ。
突き上げを緊急回避で避けた際、爆撃ブレスの射程内に入ってしまうとそのまま爆死するので注意。
以後、最終フェイズまで使用。
- 吸い込み
- 深く息を吸い込んだのち、膨大な息を吐き出してエリア全域を吹き飛ばす。
攻撃力が極めて高く、怒り状態時は防御1200でもあっけなく即死。
さらに攻撃時間が長いために緊急回避も役に立たず、フィールド全域攻撃で逃げ場が無い。
ただし、息を吸い込んでいる間に大討伐専用アイテム「強臭玉」を投げるだけで
十数秒に及ぶ大ダウンを奪えるため、慣れれば完全にチャンスタイムである。
フェイズ開幕確定行動なので、事前に誰が投げるか打ち合わせておくとよい。
以後、最終フェイズでも使用。
最終フェイズ
- 溶岩暴れ
- 潜行攻撃。
エリアの中央部から溶岩を纏った状態で出現し、そのまま頭を振り回すようにして暴れ狂う。
溶岩に触れるとそれだけで大ダメージとなり、
さらに外周を除くエリア全域に無数の炎の塊を雨のように降らす。
- 火山弾
- 潜行攻撃。
エリア北部に見える火山に絡みつき、咆哮を上げて地脈を刺激、
エリア全域に総計20個ほどの火山弾を降り注がせる。
火山弾はボールのようにバウンドしながら飛びまわり、
その影響かエリア中央付近に竜巻が複数発生する。
予備動作は非常に長いので、エリア端の安置を把握していれば対処は容易。
ラヴィエンテ猛狂期
- フェイズ1は互いに様子見と言ったところであり、
比較的早いタイミング(与ダメージ)で帰還することになる。
また、猛狂期専用の行動も少ない。
フェイズ2・3
- ここから明確に従来個体とは異なる動きを行ってくる。
- 捕食
- フェイズ2とフェイズ3で使用。尻尾を水に打ちつけ無数の噴水を発生させる。
その後鳴き声を発した後に再度尻尾を打ちつけエリア全域に噴水を発生させる。
これに当たると1箇所に向かって大きく打ち上げられそのまま捕食されてしまい、
根性・魂の再燃などの防御系効果をすべて無視して即死する。
もちろんそのまま消化されてしまったり、大討伐に参加できなくなるなどといったことはない。
しかしどうやって呑み込まれたハンターを回収しているのだろうか……
もしかしたら完全には飲み込んでいなく、水に潜る際ハンターを吐き出していたりして。
また捕食の際に上からホーミング水弾が降り、捕食後は回避したハンターを攻撃するかのように
地面に頭を叩きつけるので最後まで油断が出来ない。
フェイズ4では使用しないが、5で別バージョンのものを使用する。
- ジャンプ軸合わせ
- フェイズ3以降、ラヴィエンテが飛び跳ねるようにして軸合わせを行うようになる。
無論、触れているとダメージを負ってしまう。
- 尻尾振り下ろし
- 尻尾を振り下ろすことで、背中に乗ったハンターを強襲する攻撃。
フェイズ3と4以降では攻撃範囲が異なるが、
いずれも背中の結晶を攻撃しようとするハンターを狙うという共通点がある。
フェイズ4・5
- 地底の火山活動が活発になり、フィールド自体も大きく変貌する。
また、このフェーズからは灼熱の溶岩によるスリップダメージを警戒していく必要がある。
- 火山弾
- ラヴィエンテ猛狂期の火山弾は液体のようにドロドロしている。
これを特定の攻撃に連動して周囲ランダムとハンターピンポイントに1個降り注ぐ。
威力が高い上、着弾と同時に流れた溶岩がスリップダメージフィールドを形成、
更によりによって被弾リアクションが怯みなので被弾するとなすすべなく削り殺されてしまう。
- 捕食(溶岩噴出)
- 最終フェイズで使用
フェイズ2で行った捕食の溶岩ver
水の換わりに溶岩を噴出させ、水弾が火山弾に変更になっている。
- チャージブレス
- 最終フェイズで使用する大技で、長いチャージを行い巨大な火球を生成する。
その後、体を持ち上げ上空に向かってブレスを放ち、絶島地底を火の海へと変える。
ブレスはゆっくりと落下していき、広範囲にスリップダメージを発生させる。
判定時間が非常に長く範囲内にいると確実に死亡するが、
頭の真下が安置となっておりここに逃げ込むことでやり過ごせる。
またチャージ中はラヴィエンテの頭部に結晶が生え、これを破壊することで阻止することが出来る。
しかしラヴィエンテも隙を補うように粉塵爆破を3回行ってくるので注意。
重要事項
- 大討伐において「特定条件のプレイヤー(例えば猟団員のみ等)しか参加できない状態にする」、
「特定の武具を条件指定して、条件に当てはまらないプレイヤーを大討伐に参加できない状態にする」
といった行為は規約違反となるので注意。
確かにフレンドや猟団員でワイワイ楽しくやりたい気持は分からなくもないが、
ラヴィエンテは1ランドにつき、一度に1頭しか存在しないため、上記行為は完全な独占行為である。
大討伐のページも参照のこと。- 但し、大討伐に参加し、そこで仲間内のクエストパーティーを作ったり、
装備指定も大討伐内でのクエストパーティーにおいてなら問題はない。
ここでは他のユーザーを大討伐に参加させないという行為が問題となっているのである。
また、大討伐参加者内での指定は問題ないと言ったが、言い方や対応の問題で、
結果的に大討伐を抜けざるを得ない状態に追い込んだ場合、
禁止事項に抵触したと見做される可能性がある。
特に、余りPTの編成時等は気をつけたほうが良いだろう。
- 但し、大討伐に参加し、そこで仲間内のクエストパーティーを作ったり、
余談
- このラヴィエンテ、本来はフィールドそのものになる企画だったらしい。
しかし、それはあまりに巨大すぎるということで今のサイズになったという。
つまり初期段階では今よりもずっと大きかったということである。- 後にMHWorldに登場した熔山龍ゾラ・マグダラオスは背に事実上のフィールドを背負っており、
長い時を経て(モンスターは違うものの)当初の構想が実現したと言えるかもしれない。
また、同作ではほぼフィールドそのものと化した巨大骨が横たわるフィールドも登場している。
- 更に拡張版のMHW:Iにて、より巨大なゾラ・マグダラオスの亡骸そのものがフィールドと化したのでは?
と考察される場所が現れた。
- 後にMHWorldに登場した熔山龍ゾラ・マグダラオスは背に事実上のフィールドを背負っており、
- 剥ぎ取りクエストの説明文をよく読むと、討伐後のラヴィエンテは死亡したわけではなく、
あくまでも一時的に「沈黙」しているだけに過ぎないことがわかる。
剥ぎ取りクエストでは、本来は討伐後のモンスターに対しては行えない部位破壊が可能である
(実際に素材やポイントも獲得できるので、テクニックの一つとしても知られている)。- メタ的に言えば、絶島を棲家とするラヴィエンテが同一個体であるという事実を明確にすると同時に、
そのラヴィエンテを狩猟する「大討伐」に幾度も参加できる理屈を世界観的に表現した描写であろう。
設定上において討伐の可否が有耶無耶になっている例は(古龍種を中心に)数多いものの、
討伐できていないことが明言されている例は非常に珍しい。
- メタ的に言えば、絶島を棲家とするラヴィエンテが同一個体であるという事実を明確にすると同時に、
- フォワード4あたりまでは進化武器が強かったためそれなりに人気があったラヴィエンテだが、
フォワード5以降覇種武器の強さに従来のエンドコンテンツであった進化武器が敗北してしまい、
わんさかあった大討伐の募集は急速に衰えていくことになる。
その後カンストするのが当然ともいえる高い武器倍率を持つG級武器が登場。
凄腕どまりの進化武器ではどう頑張っても火力の差を埋めることが出来ず、
最早大闘技大会や狩猟技、VSクエストと肩を並べる程の過疎コンテンツになってしまった。
MHFの新世代についていくことができなかった最初の火力インフレの犠牲者ともいえる。- 後に待望のG級対応が行われ、G級進化武器、辿異進化武器、
そして不退スキルが破格の性能をもって登場したことで、
現在は概ね労力に見合ったエンドコンテンツの座を取り戻している。
- 後に待望のG級対応が行われ、G級進化武器、辿異進化武器、
- MHF-GG以降にてG級版ラヴィエンテの実装が検討されている、
という話は、アップデートの先行体験会などで明かされていた。
G6.1に公開されたモンスター紹介のムービーでは、
関野Pと宮下Pのコメントとして「もうそろそろ…」という発言が出ており、
G8の先行体験会では進化武器の作成環境を整えてから、という発言が出た。
そして2015年8月9日に行われたニコニコ生放送のイベントにて、
上記の通り「MHF-G9でG級のラヴィエンテの狩猟を解禁する」ことが明言された。
(その後公式Twitterでも発表があった)- G級ラヴィエンテのカラーリングは黒色を基調としているが、
これはMHF2013年アニバーサリーパッケージの防具の1つと酷似している。*9
- G級ラヴィエンテのカラーリングは黒色を基調としているが、
- 原種、亜種という概念でなく、○○期という区分であったラヴィエンテだが、
猛狂期の生態によって、3つの期の違いが判明した。
纏めると- 通常期(原種)は地上に出て、かつ食事を終えて穏やかな状態にある個体
- 狂暴期は地上に出たのち、食料が足りずに飢餓状態に陥った個体
- 猛狂期は地上に出る前で、休眠直後かつ空腹状態にある個体
- メインシリーズには、同じく超巨大な蛇型モンスターである蛇王龍ダラ・アマデュラが登場している。
シルエットの類似性もさることながら、当時としては本種と並び破格のサイズを誇っていたこともあり、
PVなどで存在が示唆された際はファンの間でラヴィエンテとともに話題になった。- ただ、蛇王龍が「大討伐」のようなイベント形式のモンスターではなく「集会所ラスボス」として登場したことで、
「あのサイズのダラ・アマデュラが1人で狩れるなら、ラヴィエンテも同様では?」という、
至極もっともな疑問がしばしばみられるようになった。
作中において、ダラ・アマデュラが世界規模の脅威になりうるほどのモンスターとされていたこと、
実際に古龍種らしく凄まじいのスケールの能力を持っていたことも、そうした見方を後押ししたと思われる。
- この疑問については、それぞれの公式スタッフの発言からほぼ回答が推測でき、
恐らくは「コンセプトやハードの違い」に由来するものだと思われる。
ラヴィエンテは上記の通り「4人以上の多人数の連携を実現するイベントモンスター」というコンセプトのもと、
大討伐という新規コンテンツに紐づけられる形で誕生した。
一方のダラ・アマデュラは「皆(パーティ)で協力し盛り上がりながら闘うモンスター」というコンセプトのもと、
シリーズでお決まりとなっているラスボスモンスターの一種として登場している。
両者は巨体という特徴こそ共通するが、それぞれ開発側が想定した狩り方は全く異なっており、
これが図らずも設定矛盾のような形で表れてしまったということだろう。
また、大討伐のような多数のプレイヤーが同時参加する狩猟イベントはネットゲームならではとも言え、
特に携帯機というハードで行うには技術やコストの面でも現実的ではないという事情もあるかもしれない。- この件に限らず、モンハンはメイン要素(ハンターやモンスターなど)以外の世界観設定は
いまいちおざなりにする傾向があり、まして本家作品と外伝作品の設定のすり合わせでは何を況んや。
あくまでノリで流してほしい、という公式サイドの暗黙の願いを汲むのも大切であろう。
この手の疑問が出るのは、なまじ凝った設定を投入した公式の自業自得と言えばその通りなのだが。
- この件に限らず、モンハンはメイン要素(ハンターやモンスターなど)以外の世界観設定は
- ちなみに現在ではどのラヴィエンテも4名で挑むことも可能となっている。
支援システムの関係上5名は居た方が楽ではあるのだが。
- ただ、蛇王龍が「大討伐」のようなイベント形式のモンスターではなく「集会所ラスボス」として登場したことで、
- MHWorldでは、同様に一個体を対象としたクエストに複数PTで挑める爛輝龍マム・タロトが登場した。
上位クエストでの目的は討伐ではなく、調査の為の部位破壊となっているが、
複数PTで部位破壊等の戦果をある程度共有したり、複数回のクエスト攻略で最終目標を達成したりと、
システム的には大討伐に近いものとなっている。- なお、マム・タロト自体は複数個体存在することが明言されており、
ラヴィエンテとは違って同一個体を追い続けるわけではないようだ。
- なお、マム・タロト自体は複数個体存在することが明言されており、
- 2013年9月11日から同年9月18日まで行われていた、PC版サーバー統合期間イベントで、
前代未聞の100人ラヴィエンテが行われた。
最大100人がラヴィエンテを討伐しに行くという、史上最大規模の討伐戦である
(なお、オンラインの広場の最大人数は100人であり、
このラヴィエンテは広場満員の人数で行くので、一人でも関係ない人がいると100人で行えない)。
なお、これに併せてPC版では(当然だが)ラヴィエンテが通常より強くなっていた。
そして2016年10月19日から実施された「モンハンF みんなでテスト」では、
ラヴィエンテ猛狂期も100人大討伐に対応した。- このような無茶な試みは、どちらも当該期間のプレイデータが保存されないが故である。
前者はPC版のみ実施され、データ非保存期間がない、つまり影響がないXbox360版は32人のままだった。
後者は「TESTサーバー」という専用のサーバーでのみ実施され、
100人大討伐がプレイできるのはPC/PS3/Vita/PS4のみで、
尚且つ元のサーバーであるサーバー1にプレイデータ(討伐報酬など)を反映できない仕様である。
- このような無茶な試みは、どちらも当該期間のプレイデータが保存されないが故である。
素材
- 大巌竜の血
- ラヴィエンテの体内を循環する血液。ドロドロとした粘りが特徴。
研究素材としての需要はとても高い。
狂暴期に入ると赤みが増し、「大巌竜の紅血」と呼ばれる特殊な血液が採取できる。
この紅血は様々な状態異常に効くと言われており、
実際に使用することで数多くの状態異常を治してくれる。
詳細はこちら。
猛狂期からは「深黒血」という血液を入手できる。
人間などの血と異なり、ラヴィエンテの血液は新鮮であればあるほど黒さが増すと言われている。
ということは、狂暴期の「紅血」はむしろ新鮮さを失った血液ということなのだろうか…?
- 大巌竜の紅玉
- ラヴィエンテの体内で稀に生成される玉石。
滅多に見られない代物だが、あのラヴィエンテの素材だけあってとてつもなく大きい。
初めて見たハンターは例外無く度肝を抜かれるという。
- 大巌竜の皮
- ラヴィエンテの皮膚の一部。薄皮ほどの厚さしかないが、驚くほど堅い。
堅い甲殻は持たないラヴィエンテだが、この皮自体が強固な鎧となっている。
猛狂期からは「深黒皮」が得られる。
- 大巌竜の鱗
- 鋭く発達したラヴィエンテの鱗。その巨体と接触したものはこの鱗によって削り取られる。
使い込むほど味が出る材質で、ハンターからの人気は高い。
この素材から作られた武器も同じように、戦いの経験を積むと共に生き物のように成長していくという。
猛狂期からは、恐怖すら感じる漆黒の色合いを持つ「深黒鱗」が得られる。
- 大巌竜の翼
- ラヴィエンテの身体に生えている「ヒレ」。
しかしその大きさは「翼」という表現がぴったりなほど大きい。
そのため、ハンターの間では「大巌竜の翼」と呼んでいる。
勿論飛竜種の持つようなものとは違い、さすがに空を飛ぶための翼では無い。
猛狂期からは「深黒翼」という黒いヒレが得られる。
- 大巌竜の髄
- ラヴィエンテの骨髄。とても頑丈な骨に守られており、剥ぎ取るだけでも手間が掛かる。
どのような成分が含まれているのかは不明。
猛狂期からは髄の中心に当たる部分から「秘髄」という部位が得られる。
あの巨体を動かす秘密はこの秘髄に詰まっているようだ。
- 大巌竜の角
- 圧倒的な重量感を感じさせるラヴィエンテの巨大な角。
その大きさは最早「角」の範疇から大きく外れている。
猛狂期からは剥ぎ取られても威厳を失うことのない「深黒角」が得られる。
- 大巌竜の牙
- ラヴィエンテの牙。一本一本の大きさは大型モンスターの角に匹敵する。
しかし、実際には「匹敵」どころか数倍~十倍はある
硬度も相当なもので、まるで鉱物のように頑丈。
猛狂期からは未知数の硬度を持つ「深黒牙」が入手できる。
どちらもその頑丈さに反して衝撃に弱いらしく、
ラヴィエンテが倒れこんでいる時に攻撃すると強烈なダメージが期待できる。
- 大巌竜の尾
- 素材として使えるラヴィエンテの尻尾の一部。
その一片だけでも鉛のように重いが、しなやかさは一級品。
因みにあの長く太い巨体のどこからが尻尾なのかは不明。
蛇などの場合肛門から先の部分を尻尾だと定義しているが、
肛門どころかその他の部位すら判然としないラヴィエンテにこの法則が使えるかどうか…
猛狂期からは黒く巨大な「深黒尾」が得られる。
- 大巌竜の棘
- ラヴィエンテの身体に生える棘。鱗と同じく、少し身体を動かすだけでこの棘がものを傷つける。
あまりにも大きく、最早「棘」と呼べるサイズでは無い。
猛狂期からは角とも見間違えるほどの鋭さと巨大さを有する「深黒棘」が得られる。
- 大巌竜の輝結晶
- 絶島地底に潜むラヴィエンテ猛狂期の背中に生えた謎の結晶。
対峙したハンターによると、この部位を攻撃することでラヴィエンテが失神することがあるとのことで、
この結晶は「神経の末端である」という説があるが、詳細は不明である。
- 大巌竜の宝玉
- 大巌竜の宝玉という素材自体は存在しないが、便宜上この名称で扱う。
猛狂期の中でも特に極まった個体から2種の宝玉が発見されており、
それぞれ、吸い込まれそうな程暗く、紅色に輝く「暗紅玉」と、
目を覆いたくなる程に蒼く、明るく輝く「明蒼玉」と呼ばれている。
この2種の宝玉は、お互いが対として存在し合っているとされる。
共に辿異進化武器への派生時や、ラヴィ極GX珠の生産(ラヴィ極シリーズの強化)に必要。
どうやら暗紅玉の方が僅かに出やすい傾向にある模様。
- 堅牢な蛇皮
- 通常は素材として加工に使われることのない重厚な蛇皮。表面にわずかな光沢がある。
特定のアップデート記念クエストの報酬のみで入手可能であり、ラヴィバレッタの製作に必要。
関連項目
システム/大討伐クエスト
武器/進化武器 - 本種の素材から生産される武器群。G級進化武器、辿異進化武器についても記載。
防具/ラヴィシリーズ
モンスター/ダラ・アマデュラ - 同じく蛇型の超巨大モンスター。
モンスター/マム・タロト - メインシリーズに登場する、集会所(ワールド)単位でのマルチプレイを前提とした設計のモンスター。*10
モンスター/ムフェト・ジーヴァ - 同上。武器群の性質にも類似が見られる。
フィールド/絶島
BGM/ラヴィエンテ戦闘BGM - 本種関連のBGMを纏めて記載している。
イベント・メディア展開/MHFガールズ・フロンティア - 下位(通常個体)が第2シーズン5回に登場。