反動と引き換えに、リロードせずとも自動的に弾が装填されるようになるスキル。
SP10以上で『自動装填』が発動する。
目次
概要
MHP2G
- P2Gに彗星の如く現れ、全てのガンナーに衝撃を与えた恐るべきスキル。
たった一度リロードを行うだけで、弾切れになるか弾を変更するまでリロードせずとも自動で弾が装填される。
代わりにボウガンの反動値が【大】になる。
弓の場合はビンを選択するだけで、自動的に矢にビンが装填される。
- リロードの必要が無いため無防備になる時間が減り、逆に攻撃できる時間や回数が大幅に増える。
剣士で言うなら斬れ味消費が0になる様なものだろう。
リロードの遅いボウガンや装填数が少ないボウガンにはこの上なく便利。
反動が【大】になるデメリットも、通常弾や属性弾なら元々反動が小さいためデメリットにならず、
拡散弾や状態異常弾は元々反動が大きいためこれまたほとんど気にならない。
そのためこれらを中心に戦うガンナーにとってはある意味神器とも言える究極のスキルである。
弓の場合も最も無防備になるビンのセット動作がカットされるためとても安心。
細かな戦局の変化にもすぐさま対応してビンを付け替える事が出来る点もかなり強力である。
- 装填数UPとは異なり、ガンランスには適用されない。
もしそうなったらアレが更に恐ろしい事になってしまうが。
非常に残念であるが、ガンランス自体の浪漫が無くなるのでこのままの方が良いかも知れない。
また、ライトボウガンの速射対象となっている弾も自動装填の影響を受けない。
これを利用して、例えば蒼穹桜花の対弩に適用すれば、
速射対応のLV1貫通弾は扱いやすいままに、自動装填によって属性弾のDPSを底上げすることができる。
- 余りに便利で強力すぎるため、一部のハンターは好まない。
また、それらのガンナーは初心者には絶対にこのスキルを勧めない。
プレイヤースキルの向上を大きく妨げる恐れがあるからである。
確かにこの便利さは依存してしまうと恐ろしい。
そしてMH3以降の作品ではこのスキルは消滅してしまった。- MHP3以降は弓に限って、装填速度+2以上を発動させた場合に自動装填と同様の効果を得る。
ただし装填速度+3にしても効果は+2と変わらないため弓の場合はそこまで上げても意味が無い。- MHXXに登場するレンキンスタイルでは基本状態で装填速度+1と同等になっているため、
装填速度+1だけで自動でビンが装填されるようになる。 - MHFでも同様の効果が装填速度+3発動時の弓に発生するようになった。
- MHXXに登場するレンキンスタイルでは基本状態で装填速度+1と同等になっているため、
- MHP3以降は弓に限って、装填速度+2以上を発動させた場合に自動装填と同様の効果を得る。
- 特定の弾の運用に革命をもたらすスキルではあるが、
へビィの場合は立ち回りの足の遅さなどが改善されるわけではない。
とはいえ、リロードの隙が大幅削減でき、あまつさえ装填数を気にしなくても良くなるため
ソロでも細かい隙を突いて攻めて行ける上に、閃光玉で撃ち放題になる相手や、
チャンスの多いPT戦だと圧倒的な火力を叩き出せてしまう、と凄まじい便利さを誇るスキルと言える。
実装されてるスキルに文句を言っても仕方のないことだが、
自動装填ありきでボウガンを使ってきた人は是非外して戦ってみることをお勧めする。
リロードの隙の考慮、現在の装填数の把握など、
どれほど便利なスキルであったのかが嫌というほど理解できるはずである。
- そもそもこのスキル、ボウガンのスペックのうち、
「装填数・リロード速度・反動」の3つを完全に固定化してしまう効果であることを考えると、
根本的な問題として「ボウガンの使い分け」という概念を否定してしまうスキルである。
実質的に各ボウガンの個性を「対応弾種と攻撃力(あとはスロットや防御力などの細々とした要素)」
だけにしてしまう効果と考えれば、
「バランスブレイカー」どうこう以前に登場したことそのものが問題なスキルと言えるかもしれない。
- ちなみに、このスキルを技術向上の新機能としてヘビィボウガンに標準搭載し、
且つ自動装填にある程度の制限を掛け、
更に反動の上昇を姿勢を低くする事で押さえるという使用法にアレンジしたものがしゃがみ撃ちである。
単発自動装填
- MHWorld以降の類似した機能。スキルではなく一部のボウガンの特定弾種に付いている。
内容は前掲のスキルとは全くの別物で、1発撃つたびに自動で(強制的に)装填アクションを行うというもの。- リロード動作は「速い」と同じで、反動も「中」に固定される。
短時間あたりの連射速度は大きく下がるが、
この性質上素の反動やリロードが重い弾種を扱う際には役立つこともある。
しかし、それに反しこの機能は元々装填数が多い上にリロードも速い低レベル物理弾で対応したボウガンが多く、
連発できなくなるデメリットの方が目立つ。
特にとにかく回転率が重要な物理弾に関しては基本的に足枷でしかないことに注意。
Lv2状態異常弾に対応しているボウガンの場合、そこそこ使い勝手は良いのだが…。
- リロード動作は「速い」と同じで、反動も「中」に固定される。
- MHW:Iでは徹甲榴弾にこの機能が対応したボウガンが登場。
取り回しが悪い徹甲榴弾との相性は良好で、
徹甲榴弾(Lv2, Lv3)の威力上方調整や、砲術Lvの上限を解放するスキル「砲術・極意」など
追い風をうけており実用性は高い。
相手が何だろうと、射程内に捉えてどこかに当たりさえすれば
クリティカル距離も肉質もへったくれもなくタル爆弾並みのダメージを与えることができ、
頭に当てていけばスタンまで取れ、肉質が硬い部位の破壊も狙いやすいという
良くも悪くもお手軽なハンティングが可能になる。
- ちなみに装填拡張スキルを発動すると
単発自動装填の弾薬でも装填数を2発に増やすことができる。
どのみち1回ごとに装填動作が入るのであまり意味がなさそうに見えるが、
意外と長い自動装填動作は咆哮や被ダメージなどで止められてしまうことも多く、
その場合は大抵が「遅い」レベルの通常装填動作が入ってしまう。
ここで弾倉に2発目が入っていれば中断からの再装填をキャンセルすることが可能。
意図して発動するほどではないが、他の弾薬の装填数を増やしたくて発動していた時は地味に役に立つ。
- MHRiseでも同様の効果で続投。
ハンターからの評価も概ね前作と同様のものとなっており、
相性の良い一部の弾丸以外ではデメリットとされてしまうケースが多い。
- なお、プレイヤーから見れば操作せずともリロードしてくれるため自動ではあるが、
ハンター達からしてみれば1発ごとにちゃんとリロード動作を行っているため全然自動ではない。
ゲーム的に見る分には構わないのだが、漫画や小説などの創作においてはどう解釈するか悩む点になるかもしれない。- 変則的な使い方ではあるが、半自動連射できる火器に装填機構を止める部品を追加することで、
単発射撃の手動装填式に切り替えられる銃器は実在する*1。
現実の銃器だと、自動拳銃でサプレッサー(消音器)の効果を高めたい時や
火薬量などの都合で装填の不安定になる弾薬を使う目的で採用されるので、
モンハンのボウガンでも、発射ガスの圧力や反動などの相性が悪い弾を使うときに切り替えているのかもしれない。
そうだとしても「必ず装填動作までワンセットでやってしまう」のは謎であるが。
- 変則的な使い方ではあるが、半自動連射できる火器に装填機構を止める部品を追加することで、
関連項目
アクション/リロード
モンハン用語/ラオート - このスキルを利用したボウガンの戦闘スタイル
スキル/連射 - 自動装填の前身とも言えるスキル
スキル/速射 - MHFのみ、このスキルに自動装填スキルの要素がある。
武器/レギオス武器、スキル/刃鱗 - 似て非なる機能を持つ武器とスキル。