フィールドの末端部や溶岩、水辺などを囲むように存在する、神の力により誕生した謎の壁。
概要 
- 読んで字のごとく、ハンターが通り抜け不可能な透明な壁を指す。
この壁のお陰でハンターが崖から落ちたり溶岩に飛び込んだりする事は無いが、
同時にそこから先へはどう足掻いても進む事は出来ない。
アタリハンテイ力学の一種とも考えられている。
- 場所によってはハンターはもちろん、モンスターが突進しても突き破れない鉄壁を誇る。
滑空する際にこの壁を飛び越えて場外まで飛んで行くチーターモンスターもいるが、
だからといってハンターが緊急回避で飛び込んでも越える事は出来ない。
また、ハンターは影響があるのにモンスターやオトモアイルーはスルーできるという不思議な壁も存在する。
なお、手投げ弾系のアイテムやボウガンの弾、弓の矢やモンスターのブレス等は総じてこの壁の影響を受けない。
何気に肉焼きセットも貫通する。
謎の禁術や世界の綻びによってこの壁を飛び越える事が出来ると言われているが…。- 壁を突破した場合、フィールドの裏側を見たり、
本来あり得ない場所からモンスターを攻撃出来たりするようになる。
但し、見えない壁の突破はあくまで開発側が意図していない状態であるため、
ゲームがフリーズしたり最悪データが吹き飛んだりする可能性もあることには留意されたし。
- 壁を突破した場合、フィールドの裏側を見たり、
- MH3、MH3Gでは水辺の壁が撤廃され、ハンターも水中に潜れるようになっている。
水中対応モンスターも見えない壁の撤廃を喜ぶかのように暴れまわるが、
しかし(当然といえば当然だが)水中にもこの見えない壁が存在しており、何処までも泳げる訳ではない。
- MHWorld以降はマップ移動がシームレスとなり、大部分の見えない壁が撤廃され
フィールド内であればほぼ全てを踏破可能になった。
ただし、さすがにフィールドの外周部分には設置されているため、外の世界には出られない。
- MHRiseでは翔蟲アクションの追加によってハンターが侵入出来ない空間が殆ど無くなり、
その結果フィールド外周以外の壁はほぼ完全に撤廃された。
一方、疾翔けや壁走りを使っても見えない壁を登ることは当然ながら不可能であり、
またフィールド外周部にそびえる崖などは「見える壁」ではあるものの、途中までしか登れない。
壁を登る能力を得たことで、新たに「見えるけど登れない壁」と言う亜種が登場したとも言える。
- クラッチクローのぶっ飛ばしや、操竜での突進離脱などをぶつけても、見えない壁は壁判定されない。
その場で足踏みしてダウンするだけに留まっている。
余談 
- モンハンに限らず様々なゲームにおいて多くのプレイヤーが言う所謂「見えない壁」というのは、
グラフィックが存在しないが当たり判定が設定されている場所のことである。
一般的に「当たり判定」と言われているが、CG用語では「コリジョン(衝突判定)」とも呼ぶ。
例外もあるが、ほとんどのゲームはグラフィックと衝突判定は別々に設定されていることが多い。
キャラクターに与えられる衝突判定を行う部分は「ヒットボックス」とも呼ばれ、これは基本的にゲーム中は見えない。
グラフィックと同じくらいの大きさを与え違和感の無いように設定することもあれば、例えば
「剣」には快適性や爽快感のために見た目より大きなヒットボックスを与え、
グラフィック同士はどう見ても当たっていないが攻撃が当たったことにする…という手法もある。
言ってしまえば、これも「見えない剣」である。
また、逆に言えば壁のようなグラフィックがあっても衝突判定が無ければその壁はすり抜けられる、ということになる。
いわゆる裏世界というのはこのような場所や、衝突判定があっても上手く機能しなかった場合に訪れてしまうことになる。- 一部のRPGやアクションではこれを利用したギミックを見たプレイヤーも多いかもしれない。
見た目はどう見ても周囲のものと同じ普通の壁なのだが、
実はすり抜ける事が可能でその奥に貴重なアイテムが隠されている…といったような例は、
ゲーム界隈では昔からそれなりに採用されているギミックである事が多い。
- 一部のRPGやアクションではこれを利用したギミックを見たプレイヤーも多いかもしれない。