MHP2Gで、ヤマツカミを討伐するイベントクエスト。
目次
概要
- 古塔においてヤマツカミを討伐する、という分かりやすいクエスト。
これといって攻撃パターンに変化が起こる訳でも怒りやすくなっている訳でもなく、
報酬面でも若干龍木系が手に入りやすくなっただけで、
通常のヤマツカミのクエストとぱっと見大きな変化は無い。
これだけなら、わざわざ記事にするまでも無いが………。
- しかしながら、このクエストのヤマツカミのステータスが馬鹿みたいに高い。
まずHPが26666と、ラオシャンロンと同等のHPに設定されており、
生半可な手数ではそもそも討伐出来ず時間切れになる危険性を孕んでいる。
ラオシャンロンは殆ど動く的のようなものだが、こちらはアグレッシブに攻撃してくるため
手数も減りがちなのがそれに拍車を掛ける。- 更に驚くなかれ、なんとこのクエストのヤマツカミの攻撃力倍率は4.00。
超大型モンスターの強化クエストの例は今でこそそこそこ増えているが、
当時の環境においてこれ程に強化された超大型モンスターは存在していない。
通常の個体に比べ1.29倍高く、一撃一撃が非常に重いものになる。
- 更に驚くなかれ、なんとこのクエストのヤマツカミの攻撃力倍率は4.00。
- 非常に高いHP、攻撃力を凌いで討伐しても、
報酬にコレと言っためぼしいものがある訳でもない。所謂「腕試しクエスト」である。- 一応、通常のクエストでは入手確率が低めな浮岳龍のヒレや体液が集めやすいという長所はあるが、
ステータスの高さを考えるとそれほど大きな利点とは言えない。
- 一応、通常のクエストでは入手確率が低めな浮岳龍のヒレや体液が集めやすいという長所はあるが、
ステータスについての補足
- さて、そんなハイスペックなタコさんを討伐しなくてはいけない当クエストだが、
皆さんご存じの通りヤマツカミは「ダイソン吸いこみ」を使用してくる。
攻撃力倍率4.00、怒り時の攻撃力上昇1.5倍を誇る彼の吸いこみは、
非怒り時ですらモーション値800、怒り時については驚異のモーション値1200という
恐るべき数値となる。
具体的には、龍耐性0の状態で喰らった場合MHP2Gのダメージ計算式だと
防御力1121以上無いとHP150の状態で即死する。- と言っても根性が無いと絶対即死するか…と言えばそうでもない。
実は龍耐性を上げればなんとかなるのだ。
例えば、防具を全身金色シリーズにして、空きスロットでスキル「龍耐性+5」を発動させた上で
守りの護符爪を持ち、忍耐の種も飲み、龍耐性強化【大】の旋律を重ね掛けすれば
防御力626、龍耐性40になる。この状態であれば被ダメージ146となり辛うじて耐えることが可能。
幸いMHP2Gにはヤマツカミの苦手とする氷属性を持っている上に、
龍耐性強化【大】を演奏可能な狩猟笛に女王笛ランゴスタが存在する。
ダメージを軽減できる精霊王の加護を発動させられるのも嬉しい。
金色シリーズのスキルも上手い事笛向けなため、安全に突破するならコレを用いると良いかもしれない。
尤も、ソロとなると笛の火力でこの超体力を削るのはやや厳しいものがあるが…- また、金色・真シリーズの頭をクロオビXヘルムに変更し、スロット3の武器を担げば
「龍耐性+10」「全耐性+10」「斬れ味レベル+1」「挑発」を発動させることが出来、
この時点で龍耐性33、加えて猫飯で「エメラルドリアン」「幻獣チーズ」を選ぶことで
龍耐性は更に+5され、龍耐性強化旋律無しでも龍耐性38まで到達する。
この時点の防御はフル強化・爪護符込みでも595しか無いが、
計算上はこれを634まで上げることでギリギリ耐えることが可能である。
例えば「ツワモノハンマー(防御+22)」を担いで硬化薬Gを飲むだけで防御力は637まで到達し、
実際に1発耐えることが可能だった(緑ゲージは本当に1しか残らない)。
…もっとも、上記のランゴ笛にも言えることだが、いずれも体力最大が大前提での話であり、
大雷光虫などで削られていた場合には問答無用で即座に昇天しかねない。
こんなことをせずに素直に根性を発動した方が圧倒的に楽なのは言うまでもない。
というか、そもそもあの隙だらけの吸い込みに被弾しなければいいだけだが。
とはいえ他の攻撃も特に怒り時は古龍のブレスにすら匹敵する大火力になっているので、
可能なだけ高い龍耐性を用意しておくに越したことはない。
- また、金色・真シリーズの頭をクロオビXヘルムに変更し、スロット3の武器を担げば
- と言っても根性が無いと絶対即死するか…と言えばそうでもない。
- 言うまでも無いかもしれないが、この「1200」という数字は、
MHP2Gの全モンスター中トップのモーション値である。
ちなみに、かの初見殺しとして有名なミラバルカンの滑空は
G級かつ怒り時でもモーション値966止まりである。
これ程の数字はMHP2Gでは勿論、それから先の作品でもそう多くはない。- 現在では流石にある程度超える例もあり、
モーション値という点で言えば例えばMHXXのオストガロアの瘴龍ブレスは
素のモーション値250に倍率1000%で実に2500ものモーション値を誇る。
とはいえあちらはダメージ計算やスキル自由度が異なるという事情もあり、
耐えきる防御力及び龍耐性を得るのは恐らくあちらの方が簡単である*1。
そうした「ゲーム上で用意可能な耐久に対して相対的にどれほどの威力なのか」
という観点で見れば、
今でもこれを超える攻撃はそう多くはないと考えられる。
- 現在では流石にある程度超える例もあり、
- ちなみに体力も攻撃力もおかしいこの浮かぶタコ、通常の場合のクエスト補正は、
- 攻撃力3.10倍
- 全体防御率0.8倍
- 体力0.7倍
ヤマツカミの体力が本来の26666のままなのがこのクエストのタフさの由縁である。
行動パターンは全く異なるものの、当時ソロクリアは非常に困難であった
MH2オンラインやMHF黎明期におけるHR40試験のヤマツカミの実力の片鱗を味わうことも出来るだろう。