概要
- 超高熱により融解した岩石。
火山系フィールドに存在している特殊な地形である。
- その名の通り真っ赤に染まった溶岩が溜まった場所であり、当然プレイヤーキャラは入ることができない。
しかしモンスター達はその高熱を物ともせずに侵入していく。
モンスターが溶岩に浸かってしまうと、剣士のほとんどの攻撃が届かなくなったり、
乗り状態が強制解除されたり、討伐しても剥ぎ取りが不可能になってしまったりと、
ハンターにとって不利な状況が往々にして発生する。
アグナコトルの鎧が軟化するなど、恩恵が一切ない訳ではないが。
- 溶岩の周囲は多くの場合ダメージ床になっており、接していると熱で体力を奪われる
(このダメージ床自体が「溶岩」と呼ばれることもある)。
触れている時は足元から黒い煙が僅かに立ち昇っている。
しかし体力が減っているにも拘わらず一切リアクションを取らないハンターの根性は見上げたものである。
ただしスキルの根性は貫通する
地形ダメージを軽減できるスキルがあれば、触れていてもダメージを受けることはない
(ダメージを軽減こそできるものの、完全に無効化することができない作品も存在する)。
- MHPまでは侵入不可地形のみでダメージ床が存在していなかったが、MH2の火山で初登場した。
この火山は夜になると活発化し、火口付近の溶岩が溢れ出て山頂エリアへの移動が完全にできなくなる。
また、一部エリアでの移動に支障を来たすようになるため嫌われていた。
MHXで再登場した際は時間帯が昼に固定されたため、不便な要素は撤廃されている。- 決戦場はMH2以降もダメージ床は存在しないままである。
一方でMHP2Gで復活した旧火山に関しては溶岩の周辺ではダメージを受けるように変更された。
- 決戦場はMH2以降もダメージ床は存在しないままである。
- MH4から登場したフィールドである溶岩島では、
溶岩際で特定のモンスターに乗ることで、不可侵領域である筈の溶岩に浸かることもできる。
開発が意図していなかった現象であるため、溶岩内にはダメージ判定などが設定されておらず、
普通に溶岩の海を歩いて渡ることができてしまう。
- MHRiseでは操竜システムとの兼ね合いか大型モンスターのみが侵入でき、ハンターが侵入できない地形が全て廃止されたため、
背景に溶岩が流れるフィールドは存在するものの、モンスターがそこに侵入することはできなくなった。
- MHF-Gでは、バグ等ではなく正規の手段で溶岩に浸かることのできるフィールドが存在する。
その結果は言わずもがな。
- MHSTシリーズにも登場。火山地帯に煮えたぎるマグマとその周辺の熱せられた地面があり、
前者に進入するにはライドアクション「マグマ移動」を持ったオトモンが必要となる。
後者は徒歩で進入できるが、一定時間踏んでいるとやけど状態を発症してしまう。- 移動時に発症しても一定時間で治るほか、HP減少は1で留まる。また、ライドオンしていれば
乗っているライダーは無事である。オトモンは…
前述の「マグマ移動」か、耐焼遺伝子や護石・防具などに付くスキル「やけど無効」を持っていれば発症しない。
あるいはライドアクションの「ジャンプ」で接地時間を減らすのも有効である。
- 移動時に発症しても一定時間で治るほか、HP減少は1で留まる。また、ライドオンしていれば
モンスターと溶岩
- ヴォルガノスやアグナコトルの体表を包んでいる物も正確に言えば溶岩で、
ブレスとして吐きだされている物は地中で取り入れたマグマである。
ウラガンキンの体表にも溶岩が付着しており、これらのモンスターを狩猟することで溶岩塊という素材が手に入る。
- アルバトリオンの咆哮など一部行動は複数の溶岩の噴出を伴う。
宿す属性から炎の雨を降らせるほどの環境干渉力を持つ古龍、
溶岩を操っている可能性も十分あると言えるが、如何せん情報が少なすぎるため詳細は不明。
- また、アカムトルムはMH世界に於いて「溶岩を操る」という報告があったと言う。
学者には、「狩りに生きる」という情報誌にて「その説には与しない」と一蹴されているが、
実際に戦ってみると、意図的に溶岩で攻撃してくるようにも見えなくもない。
古龍のようにはいかずとも、振動を起こすなどしてある程度は操作出来るのかもしれない。
- シャンティエンは第4形態に移行した直後、
(怯み等で妨害しなければ)噴き出た溶岩にその身を投じる行動を確定で行う。
これによって体に纏う風が熱風と化し、周囲のハンターにダメージを与えるようになる。
この他にもブレスや咆哮を行った際に溶岩が噴き出すことがあり、
何らかの形(恐らく身体から発する翔気)によって周囲の環境をある程度操作していることが窺える。
- ほとんどのモンスター達は溶岩に入っても何事もなく平然としている。
グラビモスやアグナコトルのような火山に生息するモンスターだけでなく、
アイルーやメラルーですら平然と溶岩の中を突っ切って来る事がある。燃え尽きるだろ…
ノベル版でも溶岩に落ちたイーオスが立ち上がるシーンがある。
ただし本当に短い時間ならどうにか耐えられるといったところのようだ。
なおハンターが溶岩に入ってしまった際骨も残さず溶けてしまったというシーンもある。- 因みに、リオレウスの素材から作られる片手剣イフリートマロウの発する熱量は溶岩に匹敵するという。
その溶岩に匹敵するという熱で、あるいはそれ以上の火力を誇る武器で
一、二回斬りつけただけではびくともしないモンスターが多い事を考えると、
彼らにとって溶岩の熱というのは本当に大したものではないのかもしれない。
一方ハンターも性能の高い防具を身に纏っているのであれば、
ヴォルガノスやアグナコトルのブレスの直撃を受けて大火傷を負ったとしても即死には至らない場合がある。
- 因みに、リオレウスの素材から作られる片手剣イフリートマロウの発する熱量は溶岩に匹敵するという。
- 龍結晶の地には定期的に溶岩が噴出するポイントが存在し、
ここにモンスターを誘い込めば噴火によりダメージを与えられる。
また、溶岩洞には壁の一部に溶岩が詰まっている場所があり、
そこへ操竜の突進離脱や大タル爆弾を用いて強い衝撃をあたえると
噴出した溶岩によって大ダメージ+火やられを与えることができる。
流石のモンスターも勢い良く湧き出てくる溶岩には耐えられないようだ。
余談
- マグマと混同されがちだが定義付けはしっかりされている。成分はマグマも溶岩も同じである。
かなり大雑把な言い方をすれば地下に存在していればマグマ、地表に出てきたなら溶岩。
分かりやすく言えば地上に出てきたマグマ=溶岩と解釈すれば概ね正解。
地表にさえ出てきたならドロドロに溶けていようがカチカチに固まっていようが溶岩である。
- ゾラ・マグダラオスやグラン・ミラオスはマグマに酷似した灼熱の体液を持つという驚きの生態を有している。
熔山龍のマグマは本種の巨大外殻を形成する源であり、攻撃として放たれた際もネルギガンテを怯ませるほど強力。
煉黒龍のものに至っては、海一面を血のように赤く染め上げ、
水中に投下されてなお燃え続けるほどの規格外な熱量を誇る。
- MH世界では、水棲ならぬ溶岩棲の生物が確認されている。
「あぁ知ってる知ってる。ヴォルガノスとかアグナコトルとかでしょ?」と思ったそこのあなた、
ここでの話はちょっと違う。
確かに彼らは今でこそその代表格として名前が挙げられる存在だが、
実はヴォルガノスの発見よりも早い段階で溶岩棲の生物は確認されていたのである。
一体なんなのかというと、「魚」である。
MHPに登場するトレジャー、「獄炎ワカサギ」と「マグマヤマメ」の説明文にしっかりとその旨が書かれている。
また、説明文に明記されていないだけで、他にも溶岩の中で生きていられる魚は存在する。
なお、彼らが本当に魚類に値する生物なのか、
それともヴォルガノスと同様に溶岩に適応した(超小型の)魚竜なのかまでは不明。- 余談だが、マグマヤマメの説明文は
「マグマの中でも生息できるタフなヤマメ」となっている。
いや単純にタフなだけで溶岩に耐えられるわけないだろ。 - また、無印の時代から旧火山では溶岩に釣り糸を垂らして釣りを行える場所が存在した。
まさかこの釣り糸、ネルスキュラの糸で出来てるんじゃ… - MHFの猟団料理用食材の1つである「溶岩タラバ」の説明文には、
「溶岩に住みつく驚異の生態を持つカニ」とある。
どうやらMH世界と言えど、さすがに溶岩棲は驚くべき生態であるようだ。
- 余談だが、マグマヤマメの説明文は
関連項目
フィールド/火山
フィールド/決戦場
フィールド/溶岩峡谷
フィールド/地底火山
フィールド/溶岩島
フィールド/火口深部
フィールド/龍結晶の地
フィールド/溶岩洞
アクション/マグマブレス
スキル/地形
アイテム/溶岩塊