モンスターハンターシリーズ20周年を記念して行われた公式の企画展示会。
公式サイトはこちら、公式Xアカウントはこちら。
公式でのハッシュタグは『#モンハン大狩猟展』。
目次
概要
- モンハンシリーズが誕生して20周年を迎えた2024年、
モンスターの人気投票や大狩猟音楽祭といった20周年イベントが告知・実施される中、
10周年・15周年と5周年刻みで行われてきた公式の企画展示会も20周年記念として大々的に開催された。
- 開催日は2024年7月19日(金)~9月8日(日)の52日間、会場は東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで行われる。
森アーツセンターギャラリーは東京都港区六本木6-10-1にある六本木ヒルズ森タワーの52階にあり、
アクセスは3階の「美術館・展望台チケット/インフォメーション」からになるため注意しよう。
開催時間は10:00~21:00 (最終入場 20:00)となっている。- チケットはモンハン部なら2024年4月25日(木)から、一般なら2024年5月22日(水)から販売される。
大盛況が予想されるため、行きたい人は是非とも早めに申し込んでおこう。
値段は未就学児なら無料、13歳以下は1200~1900円、大人は3200~3900円。
特典付きのチケットだと13歳以下は4700~5000円、大人は6700~7000円となる。
ちなみに、特典とは全30種類以上のポストカードが入ったBOXなのだが、
なんとこのBOX、黒龍ミラボレアスの重厚な鱗を模した特装BOXになっており、見た目の迫力が凄まじいことになっている。
また、メインコンテンツであるAR体験を再度楽しめるリピート体験付きチケットも販売しているため、
推しモンスターも繰り返しじっくり観たい!というハンターはこちらがオススメ。
こちらは13歳以下は1500~2300円、大人は4200~4800円になっている。
- チケットはモンハン部なら2024年4月25日(木)から、一般なら2024年5月22日(水)から販売される。
- こういった展示イベントは関東圏でのみ開催されるのが定番だが、今回は一味違う。
なんと2025年2月20日(木)~4月5日(土)に大阪でも開催が予定されているのであるので、
関西圏・西日本在住のハンターも安心されたし。
2月28日発売のMHWildsとかなり被ってしまっているが…。- 会場はグランフロント大阪の北館ナレッジキャピタル:イベントラボ。
チケット販売は11月21日(木)よりモンハン部で先行販売、12月20日(金)より一般販売が開始される。
- 会場はグランフロント大阪の北館ナレッジキャピタル:イベントラボ。
体験ゾーン
- 15周年記念展の時はプロジェクションマッピングを駆使した4DX演出がメインコンテンツとなっていたが、
今回は最新鋭のARセットを利用した大迫力のAR体験が目玉となっている。- 館内は半円形に配置されたエリアを順番に進んでいく形式となっており、
AR体験を含めた6つのコンテンツを楽しみながら企画展を堪能することが出来る。
シリーズ20年の開発データと最新テクノロジーをふんだんに用いた、ここでしか体験できない企画展に仕上がっている。
- 館内は半円形に配置されたエリアを順番に進んでいく形式となっており、
アニバーサリーシアター
- 企画展に入るとまずお出迎えするのがアニバーサリーシアター。
歴代ナンバリングタイトル17作品、シリーズ20年もの歴史を
大画面のモニターと大量のマルチモニターにより一挙に振り返ることが出来る。
体験ゾーンの入り口として、ハンターを一気にモンハン世界に引き摺り込んでくれるだろう。
武器プロジェクション
- 次に訪れるのが武器プロジェクション。
ここでは全227種の武器から1つの武器を選択すると実寸大ほどの大きさで出現し、
まるでハンターとして武器を生産するような気分が味わえるというゾーンになっている。
選択できる武器はMHW:Iに登場する一部の武器(14武器種×26種のモンスター)になっているため、
同作でお気に入りの武器やお世話になった武器があれば是非とも出現させ、
感慨に浸ったり思いの丈を話してみたりしても良いだろう。
防具インタラクティブ
- 武器とくれば次は防具ということで、このゾーンは防具インタラクティブとなっている。
ここでは巨大なタッチディスプレイを用いて、これまでのシリーズに登場した防具を振り返ることが出来る。
全219種類の大型モンスターと登場作品を選ぶと画面に防具が登場する仕組みになっているようで、
自らのハンターライフを振り返りながら、モンスターから生産される防具を直感的に思う存分楽しめるとの事。
なお、当然ながら生産防具のないモンスターは選ぶことが出来ないようだ。
- このゾーンでは、大阪府堺市とのコラボで実現した実寸大の狐刀カカルクモナキも登場している。
なぜ武器の方ではなくこちらなのだろうか
刀身が金属で作られ、鞘に至るまで緻密に再現された逸品であるため、まだ見た事がないというハンター諸氏も是非見てみよう。- 残念ながら大阪開催では展示されない模様。地元なのに…
モンスター図鑑 AR体験
- 当企画展の最大の目玉といってもいいのがこのモンスター図鑑 AR体験である。
ここでは、最新鋭のAR用ヘッドセット「Meta Quest 3」を用いて、
大迫力の巨大なモンスターをデジタルで、間近から観察する事が可能になっている。
- 登場するのは歴代ナンバリングタイトル17作品のパッケージモンスターたち。
リオレウス、リオレウス亜種、クシャルダオラ、ティガレックス、ナルガクルガ、
ラギアクルス、ジンオウガ、ブラキディオス、ゴア・マガラ、セルレギオス、ディノバルド、バルファルク、
ネルギガンテ、イヴェルカーナ、マガイマガド、メル・ゼナの全16種が登場。
- モンスターのモデリングは基本的に最新の登場作品を参照しており、
たとえばジンオウガはMHW:IではなくMHRise準拠のモデルで登場している。
一方、ラギアクルスはMHXXを最後に復活を果たしていないものの
こちらは何とゲーム本編で使用例が無いMHWorld級グラフィックで登場しており、
更にゲーム本編内と同様のアニメーションで動く様子も披露してくれる。
彼が新生グラフィックを携えて復活する事に期待しているファンにも一見の価値有りであろう。
その他にはバルファルクもMHRiseの奇しき赫耀のバルファルクをベースに
通常個体のそれにリデザインしたモデルを披露している。- 形態変化のあるモンスターでも基本的に通常状態のままであり、
超帯電状態のジンオウガや狂竜化状態のゴア・マガラを拝むことは出来ない。
ただし、イヴェルカーナのみ氷纏い状態で登場している。
- モンスターたちは非戦闘状態の生態行動を行っており、
首を左右に振って周囲の様子を窺っていたり、毛繕いをしたりなど様々。
首の長いラギアクルスのように動きに追従するのが大変なモンスターもいれば、
古龍種たちのようにあんまり動かなかったりするものもいる。
- 形態変化のあるモンスターでも基本的に通常状態のままであり、
- なおAR体験は1人1回、6分間のみとなっているので注意されたし。
また、AR用ヘッドセットの仕様上、10歳未満の子供はAR体験ではなくタブレットを用いて同様の体験を行い、
10~12歳の子供は親(または保護者)の同伴の上、親(または保護者)の同意が必要なので注意。
- ガイダンス映像には声優のLynn氏が起用されており、
受付嬢(チッチェ姫)に扮した同氏から観察マナー講座を受ける手筈になっている。
モンハンヒストリーゾーン
- モンハンの20年を造形物で振り返る展示ゾーン。
これまでのモンハンの歴史が描かれたヒストリーウォールに加え、歴代44種のCFBフィギュアが展示された。
メインモンスター大集合の中でレギオスだけ居ないのは見逃して欲しい- このうち、キリン亜種の注釈に記載されている別名は「虚幻獣」である。
これは2024年刊行の書籍『モンスターハンター超百科』より確認されたもので、
MHST2で「幻獣」表記だった筈が新たに与えられた別名として話題になっていた。
今回のイベントによって、キリン亜種は正式に「虚幻獣」と呼ばれることが判明している。
- ヒストリーウォールでは、歴代の登場人物の紹介も掲載されているが、
狙っているのかミナガルデのギルドマスターのみ別人となって紹介されている…。
ポッケ村の農場管理人でさえ、間違われずに登場しているというのに…。
大阪開催では修正されるのか、はたまた取り違え伝説を更新し続けるのだろうか。
- このうち、キリン亜種の注釈に記載されている別名は「虚幻獣」である。
- また、2025年発売の最新作『モンスターハンターワイルズ』に登場する、
ハンターおよびハンターが騎乗している乗用動物「セクレト」の等身大フィギュアも展示。
ハンターはPV等で見られるフードを被った男性がモデルである。- 狐刀カカルクモナキと同じく、こちらも大阪開催では無くなってしまっている。
黒龍襲来
- 15周年で情報規制から解禁されたあの禁忌のモンスター、黒龍ミラボレアスが再び登場。
今回はなんと大型造形とトリックアートを用いて、シュレイド城での狩猟を追体験できるコンテンツとなっている。
MHW:Iで有終の美を飾った黒龍の狩猟体験が、今度は大狩猟展のラストを飾るというアツい構成であり、
更には禁忌のモンスターの大型造形物など前代未聞であることから、ハンターの気分も大盛り上がりであろう。
- このゾーンではBGMとして「舞い降りる伝説」が流れているのだが、
なんとMHW:Iに登場した際のWorld versionではなく、
MH~MHXXまで使われてきた原曲が使用されている。
グッズ販売
- 大狩猟展を記念した限定グッズなども多数販売予定。
本企画展の内容が冊子となった「大狩猟展」公式図録もあるため、見逃さないようにしたい。
冊子の中には設定資料集の中にすらなかったモンスターの新たな設定なども載っている。
- CFBフィギュアからは、CFB CUBEの火竜リオレウスのメタリック Ver、
黒蝕竜ゴア・マガラのメタリック Ver、クリエイターズモデルの雷狼竜ジンオウガのストーン Verの3つが新たに登場。
20周年記念の豪華なメタリック塗装や、ダイナミックな造形がそのまま伝わるストーン塗装は一見の価値あり。
- 20周年記念という事で、あの狩人めしも大狩猟展仕様となって復刻。
全8種のパッケージが楽しめるハチミツローヤルゼリー味の狩人めしを是非とも堪能してみよう。
- ユニークなグッズとして、フルフルおよびフルフル亜種の鍵かけが販売される。
ディフォルメされた平べったい形状をしており、首の部分を自由に曲げて鍵をかけるという仕組みになっている。
のほほんとしたフルフルの顔つきや、よだれを垂らす亜種など見た目も特徴的であり、情報公開時から人気。
なお、全体のシルエットはおそらく生態ムービーでケルビを捕食するシーンの体勢を模していると思われる。
- なんとギンセンザルとキンセンザルがパッケージとなったバスパウダーなんてものも登場。
これを入れてゆっくり湯船に浸かれば、気分はまるで渡りの凍て地の温泉で安らぐギンセンザル。
- 変わり種としてヤマツカミのプリントクッションなんてものも販売されている。
デフォルメされてどこかのほほんとした顔つきのヤマツカミはなかなか愛嬌がある。
- モンスター総選挙の順位順にモンスターアイコンが並んだ手拭いも登場。
固有アイコンが初めて与えられた作品での懐かしいアイコンが並んでいるが、一部例外もある。- ラオシャンロン亜種、ドドブランゴ亜種、ショウグンギザミ亜種は原種のものと同じになっている。
MHP2G for iOS版のものを流用するわけにはいかなかったのであろうか…。
- ドスファンゴはMHP3で固有アイコンが与えられたが、なぜかここはルールに厳格に則り、
MH2でのブルファンゴと同じアイコンになってしまっている。
逆に同じくMHP3で固有アイコンが与えられたウカムルバスは、どういうわけかMH4G仕様となっている。
- ドスギアノスのアイコンは、正確には赤い爪のMHP2版が採用されるべきであろうが、
本個体がなかったものとされたのか青い爪のMHP2G仕様となっている。
- 怒り喰らうイビルジョーはまさかのMHXR仕様のものとなっている。
一応元はMH3G当時の雑誌やグッズに掲載されていたものの、派生作品から持ってくるのは意外である。
- ラオシャンロン亜種、ドドブランゴ亜種、ショウグンギザミ亜種は原種のものと同じになっている。
- モンハンは10周年の時から5年刻みで非常に高価なグッズを販売している。
10周年の時は純金のオトモアイルーフィギュアを229万円で、
15周年の時は純金/プラチナのリオス希少種のフィギュアを880万円で販売していた。
とても一般のハンターには手の出せない超高額グッズだが、
20周年を迎えた本イベントでは更なる超々高級なコレクターズアイテムが登場。周年毎に最高額が更新されていく…
詳細はU-TREASUREの公式サイトを参照されたし。- まず登場するのが高額アイテム常連のリオレウス希少種、リオレイア希少種をイメージした石板。
両者ともにシルバー925で製作され、金火竜はイエローゴールドコーティングが施されたものになっており、
20周年のロゴが入った専用のボックスに飾って楽しめるようになっている。
大きさは縦約54mm×横約50mm、重さは約122gで、気になるお値段は税込110,000円。
高額グッズの中ではお求めやすい価格で、それぞれ限定200枚のみの販売となっているため、
モンハンの高額なグッズが欲しいハンターはこの機会に買ってみるのもいいかもしれない。
- そしてモンハンシリーズ史上最高額となるグッズとして、
銀火竜リオレウス希少種のヘッドフィギュアが登場。
銀火竜の頭部と長い台座部分を合わせて高さ22cmの大型フィギュアで、白銀に輝く王を見たんだ。
おとぎ話だと思っていた白銀の太陽と、
まさか、こんなところで出遭うなんて……。
熟練の技術を持つジュエリー職人が原型から製作し迫力ある造形に仕上げた逸品との事。
フィギュアは力強い眼差しや口元の牙、鱗に至るまで丁寧に制作されており、
台座部分は上品な黒で、翼膜をイメージした滑らかで美しい形状になっている。
素材についてはシルバー925のロジウムコーティング、プラチナ950の2種類が用意されており、
美しく輝くシルバーか、落ち着いた上品なプラチナの2択となっている。
ぶっちゃけ素人目に見ると違いが全然わからん
商品は赤いマットが敷かれた専用のガラスケース、
および20周年のロゴとシリアルナンバーが刻印されたプレートが付属している。- さて、気になるお値段だが、当然ながらシルバーとプラチナで異なる価格となっている。
モンハン20周年番組では、辻本Pが「お求めやすい価格」と発言していたが…?
シルバーのフィギュアの値段は税込2,200,000円。
220万円というこれだけで十分に超高額な値段になっているが、
しかしながらこれでも安い方なのだから驚きである。
本命ともいえるプラチナのフィギュアは、おどろくなかれ、
税込22,000,000円である。
冗談でもなんでもなく、2200万円というもはやゲームのグッズとは思えない金額になっている。
どのあたりがお求めやすい価格なんですかプロデューサー!
- これほど高額なグッズとなると買い手がつくかどうかも予想がつかない。
シルバー、プラチナのそれぞれで20体ずつの販売になっているのだが、
15周年の時の880万円のフィギュアは購入者は確認できていないため、
220万円のシルバーはともかく2200万円のプラチナは買い手がつかなそうだが…。
とはいえ、持っているだけでとても価値のあるアイテムであるため、
上記のキャッチコピーが如く白銀の太陽と運命の遭遇をしたリッチなハンターは
家の財産と相談しながら購入を検討してみてもいいかもしれない。
- さて、気になるお値段だが、当然ながらシルバーとプラチナで異なる価格となっている。
- まず登場するのが高額アイテム常連のリオレウス希少種、リオレイア希少種をイメージした石板。
大狩猟café
- 大狩猟展が開催されている六本木ヒルズ森タワー52階の同フロアでは、
「THE SUN & THE MOON Cafe」が「大狩猟café」としてリニューアルオープンする。
大狩猟展もしくは展望台、森美術館の入館チケットがあれば利用可能で、モンハンとの豊富なコラボメニューが楽しめる。
メニューは以下の通り。
- 大阪開催では、展示場1階にある「CAFÉ Lab.」が「大狩猟café」にリニューアルする。
関連項目
イベント・メディア展開/10周年記念 モンスターハンター展 - 10周年の際の展示会。
イベント・メディア展開/モンスターハンター15周年展 -THE QUEST- - 15周年の際の展示会。
イベント・メディア展開/モンスター総選挙(20周年) - 20周年におけるイベントの一つ。
イベント・メディア展開/モンスターハンターフェスタ
イベント・メディア展開/モンスターハンター・ザ・リアル
イベント・メディア展開/狩猟音楽祭