モンスター/朧隠ホロロホルル

Last-modified: 2024-01-20 (土) 11:27:20
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ホロロホルル科)
二つ名
朧隠(おぼろがくれ)
英語表記
Nightcloak Malfestio
危険度
MHXX:★5
登場作品
MHXX
狩猟地
古代林, 孤島, 遺群嶺, 原生林, 禁足地

目次

生態・特徴

通常より大きく発達した黄昏色の美しい翼を持つ夜鳥ホロロホルルの特殊な個体。
神出鬼没で目撃報告は少なく、通常種よりも攻撃的且つ狡猾な性質を持つ。
その特性から、姿を見た者は人であれモンスターであれただでは済まないと言われ、
姿無き暗殺組織の頭目に継がれてきた名と同じ≪朧隠≫の二つ名で呼ばれる。
通常の個体よりも鱗粉の扱いに長けており、一度に大量の鱗粉をばら撒いたり、
前後不覚効果を持つ鱗粉を自らの翼で巻き起こした風に乗せて飛ばし、切り付けるように攻撃する技を持つ。
しかし最大の特徴は、獲物や外敵の視界から自分の姿を眩ませる能力を有する点である。
これは頭部に蓄えられた銀色に輝く特殊な鱗粉によるもの(前後不覚効果を持つ鱗粉とは別物)。
この鱗粉は周囲の光を屈折させる性質を持っており、
朧隠ホロロホルルは身を翻すようにしてこの鱗粉を全身に纏い、一瞬にして背景と同化してしまう。
そして対象の死角から静かに接近し、鋭い一撃を見舞う「暗殺」を得意とする。
また、朧隠ホロロホルルが振るう爪は鋭さだけでなく器用さも兼ね備えており、
ハンターに一撃を与えると同時に、携帯していたアイテムを掠め取るといった知的な行動を見せることもある。
姿を眩ませた朧隠を捕捉する事は困難だが、
強い閃光を発生させるとその光を鱗粉が反射するため、朧隠の輪郭が空間に一瞬浮き上がる。
また、纏った鱗粉はやがては剥がれ落ちてしまうため、長時間に渡って姿を消し続けている事はできない。
攻撃を仕掛けるために大きく身体を動かすと、その勢いによって鱗粉が吹き飛んでしまうため、
攻撃の瞬間や終わり際にはまた姿が見えるようになっている場合が多い。
朧隠と交戦する際にはこのような能力上の弱点を突き、如何にしてその正確な位置を割り出すかが重要となる。
ちなみに、前述の通りこの鱗粉は頭部に蓄えられているため、
頭部を損傷すると鱗粉を上手く纏えなくなり、普段より姿を捉えやすくなるらしい。
また、当然ながら朧隠は自分の姿が相手の視界から消えていると認識した上で襲い掛かるが、
それ故に姿が見えない自分が迎撃される可能性についてはほとんど考えていないのか、
反撃を受けると驚いて大きく体勢を崩す場合があるという。
通常種を遥かに上回る圧倒的な戦闘力から危険度も高く、
ハンターズギルドではこの個体について特別措置を設けており、
ギルドから特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
なお、その素材の一部は通常のホロロホルルから得られるものとは異なる特殊な性質を持っており、
それらを利用して作成された武具には朧隠の魂が宿り、通常の武具とは一味違った性能を発揮するという。

概要

  • MHXXより登場した、ホロロホルルの二つ名持ちの個体。
    公式からは《トワイライトジャグラー》という異名で紹介されている。
    頭の羽毛や翼爪が若干金色に染まっており、翼自体も通常個体より大きい。
    何より目を引くのは翼膜の内側が夕焼けのような朱色に染まっている所であり、
    元々翼にあった目玉模様も相まって、両翼を大きく広げた姿はまるでマスカレードの仮面のようである。
    尻尾の形状は大幅に変わっており、何かの生物の手のような感じになっている。
  • PV3で初公開され、背景と同化している姿を披露した。
    通常個体でさえ厄介なのに更に厄介になるのかと冷や汗を流すハンターが続出したとか
  • 他の二つ名同様、朧隠ホロロホルルも通常個体と比べて全体的に肉質が硬くなってはいるが、それも5~10と易しい。
    特に弾系統は頭が5硬くなっているだけで他は全く同じなので特に狙う部位を変えなくていいのはありがたい。
    そして通常個体で硬かった翼爪はいずれの系統も硬くなっていない。
    属性面に関しては珍しく通常個体と全く通り具合が同じ。各状態異常の耐性も同じ。
    肉質面に関してはかなり温情的なモンスターである。

戦闘能力

  • 朧隠という名の通りに察しが付くだろうが透明化能力を得ている。
    空中に飛び上がって回転し、白く光る鱗粉を振り撒いて背景と同化する。
    ターゲットカメラはおろか、毒などのエフェクトすらも無効化してしまうため、
    初見は鱗粉を受けてなくても混乱するだろう。
    しかし、透明化中でも一瞬姿を現すタイミングがあるのでそれを追っていけば攻撃を見極める事は可能。
    透明化を解除する際には、次の4種類の攻撃のいずれかに派生する。
    • まずは通常種も用いる、超音波を放射する攻撃。
      超音波を避ければ攻撃のチャンスなので、積極的に狙っていきたい。
      G3以降は超音波の後に一度姿を消し、羽根飛ばしを行うようになるので注意。
    • 次に、着地後に地上を移動して鱗粉の刃を飛ばす攻撃。
      鱗粉を飛ばすまでは姿が見えないままなので、着地後のジグザグ走行も相まって何処に現れるかが分かりづらい。
      他の攻撃に比べて危険度が低く頻度も高くないのが幸いか。
    • 三つ目に、ハンターの背後に勢いよく着地しつつ鱗粉をばらまく攻撃。
      背後からの攻撃なので、当然ガード武器は後ろを向く必要がある。
      着地寸前にハンターの傍に影が見えるため、これを見逃さないようにしたいところ。
      通常種と違い、着地してすぐに高確率で滑空攻撃に連携するので、
      攻撃のチャンスと勘違いして接近したり、遠距離武器で攻撃していたりすると手痛い反撃を食らう。
    • 最後に、体をドリルのように回転させて突撃する攻撃。朧隠が自分と離れた所に着地するのが合図。
      通常個体も似たようなモーションの技を使うことがあるが、こちらは朧隠の全力を出した攻撃であるせいか、
      身体には螺旋状の風を纏い、周囲には羽毛が舞う。
      当然威力は段違いな上に多段ヒット攻撃なので、
      ガード性能+2を付けたランスなどでも甚大な削りダメージを受ける。
      攻撃後には威嚇を行うので、被弾していなければここをチャンスとしよう。
      着地時を隙と勘違いして走っていくと見事に痛手を喰らってしまう。
    3, 4番目の攻撃に派生する場合が殆どである。
    両方とも非常に高威力となっているので、朧隠が身を隠した後には注意を払いたい。
  • ちなみに、透明化中に怯ませると強制的にダウンさせる事が出来る。
    剥ぎ取りでは非常に出にくい「朧隠の透過鱗粉」を確定で落とすので是非とも狙っていきたいが、
    何せ透明化中なので狙いが定まらないので無理は禁物。
    超音波の放射中が隙だらけで姿も見えるので狙い目であるほか、
    疲労時は透明化したまま一休みしていることも多いため大技を叩き込むポイント。
  • また、この透明化能力は頭を破壊する事で弱体化させられる
    オオナズチと見事に被っている
    • 光を屈折する鱗粉を用いて背景と同化しているらしいので、
      鱗粉をため込んでいる頭部を破壊されてしまうと上手く鱗粉を出す事が出来なくなるのだろう。
    透明化を止める事は出来ないが完全に姿が見えなくなる時が無くなり、
    半透明で動き回っている姿が丸見えになる。
    対処が大幅に楽になるので早急に破壊したいところ。
    • なおオオナズチとは違い、弱体化していてもターゲットカメラは無効化される。
  • 別方向から強い光を当てられるためか、透明になっている時に閃光玉を使用すると一瞬だけ姿が見える。
    大まかな位置を把握するのに便利なのはもちろん、
    適当に投げてもそれなりの確率で撃墜できるため、是非とも調合分まで持っていきたいところ。
    • ただし、閃光玉のフラッシュと透明化解除時の攻撃が重なった場合、
      攻撃が見えづらくなり、被弾する可能性が非常に高くなる。
      上記の通り、透明化解除時は高確率で大技を繰り出す為、
      被弾すれば剣士ですら致命傷を負うのは勿論、問答無用でキャンプ送りになる事も十分に有り得る。
      特に、PTプレイ時は他のプレイヤーに多大な迷惑をかける事になるので、濫用は控えよう。
  • 他にもPVで披露されていたように鱗粉をまとった羽根をカッター状にして飛ばす攻撃を取得しており、
    安全圏から攻撃していたガンナーにも直接鱗粉を当てようとしてくる。
    軌道は直線的で弾速も速くないので落ち着いて軸をずらして回避したい。
    剣士なら真正面にでも立ってなければ当たらない事が殆ど。
  • 通常種は鱗粉を球状に展開して吹き飛ばす攻撃を持っていたが、
    朧隠は球状に展開する事が出来ない。
    そのため通常種より楽に感じる剣士も多いとか。但し、鱗粉を振り撒く範囲は広いので注意。
    また、バックジャンプも羽根を飛ばすのがメインになり、風圧が無くなっている。
    正面に立っていなければ何も影響がないため、この点でも楽になっている。
  • しかし通常種よりも翼が大きくなっているため、翼を使った攻撃は厄介さを増している。
    代表的なのが滑空と翼を叩き付ける攻撃で、
    滑空はただでさえ広かった横の範囲がさらに広くなっており、見てから範囲外に抜けるのは困難。
    なるべく正面に立たない位置取りをするか滑空自体をフレーム回避しよう。
    翼を叩き付ける攻撃は広範囲・高威力を両立してしまっているため、絶対に当たらないようにしたい。
    混乱の鱗粉を食らった後にすぐに出して来る場合が多い。
  • また朧隠ホロロホルルは、一部メディアでも明らかになっていた通り、
    低空キック攻撃の際にこちらの手持ちアイテムを盗む事がある。ますますオオナズチと被っている
    当然ながら秘薬だって容赦なく盗まれるので、注意が必要である。

超特殊許可クエスト

  • デカイ。
    朧隠も通常種同様に中型モンスター平均の大きさで、G5以前には小鳥のような小さな個体も登場した。
    しかし、こちらを見るや否や初見で度肝を抜いたハンターも少なくないはず。
    弊害として、双剣などの短リーチ攻撃で尻尾や顔などの弱点部位に届きにくくなっているほか、
    大きさに比例して厄介な翼叩きつけや滑空攻撃の攻撃範囲も広がっているので非常に危険。
  • 攻撃パターンも一部変更されており、
    透明化からの超音波攻撃後に羽根飛ばし→錐もみ突進or翼叩きつけというコンボ攻撃を行うようになる。
    初見殺しな上、どちらに派生しても朧隠の攻撃の中では最高クラスの威力なので確実に回避したい。
  • 超特殊の中では攻撃力が低めなので、他のクエストで見られるような即死攻撃の連発は少なく、
    大技たる翼叩きつけ・鱗粉付き着地・滑空・回転突撃以外ならガンナー防具でさえ耐えられる。
    属性攻撃もないので、グギグギグやネセト一式でも安心して戦える。
    超音波対策に睡眠無効を発動させるのも手。
  • あえて問題点を挙げるとすれば、対策スキルのない混乱状態だろうか。
    いやらしい事にしばしば完璧にガードしても鱗粉だけガードをめくられることがあるため、
    ランスなどのガード武器で戦う場合にはそこそこ立ち回りに気を遣う必要がある。
    また羽根飛ばしや着地などで削られたところに翼叩きつけを食らって1乙、というパターンも多いため、
    鱗粉を回避するに越したことはないが、混乱状態に慣れているとより戦いやすくなる。
    PTプレイであれば全状態異常無効を吹ける狩猟笛を担ぐのも悪くないだろう。
  • 狩猟フィールドが禁足地なので、モドリ玉を使えばベッドで全回復できるのもポイント。
    ただし、キックによってモドリ玉を盗まれるとそれもできない。
    ほかにも秘薬などが盗まれるとかなり痛いのでキックには気を付けたい。
    • なお、睡眠攻撃を使ってくるからとネコの不眠術を発動させてしまうと
      ベースキャンプのベッドでも眠れなくなるため注意。
      睡眠対策とベッドを両立したい場合、睡眠無効スキルを付けるようにしよう。

武具

  • 朧隠を狩猟する事で作成できる武器は、通常種武器に太刀を追加した計10種類。
    太刀は朧隠用に新たにデザインされている。
  • 防具の「朧隠シリーズ」一式を装備する事で隠密、明鏡止水、朧隠の魂が発動する。
    スキル「朧隠の魂」は高級耳栓、装填速度+3、心剣一体の複合スキルとなっている。
    複合スキルの中に更に複合スキルが含まれているのはかなり珍しい。
    • 強化されることで解放される「真・朧隠の魂」ではこれに罠師が追加される。
  • デザインは道化師をモチーフにしていた通常種とは異なり、
    まるで舞踏会に出席する貴族のような奇抜なデザイン。
    朧隠由来の派手な色彩も相成ってかなり目立ちそうな印象。

素材

朧隠の特上羽鱗
朧隠から剥ぎ取れる特上の鱗。
見る方向によって色彩を変えるという特徴がある。
朧隠の大翼
朧隠ホロロホルルの大きな翼。
通常種のモノより色味が深く、また羽が多く耐久性に優れる。
朧隠の透過鱗粉
朧隠が身を隠すのに使用する鱗粉。加工して武具を染色するのに使われる。
染色じゃなくてステルス機能を付けてくれればよかったのに…
ちなみに本体剥ぎ取りでは滅多に出ないが、透明化を解除すると確実にこれを落とす

関連項目

モンスター/ホロロホルル
武器/ホロロ武器
防具/ホロロシリーズ
システム/二つ名持ちモンスター
システム/特殊許可クエスト
モンスター/オオナズチ - ステルス能力を持ったりアイテムを盗んだりと何かと特徴が被っているモンスター。