MH3から導入されたシステムの1つ。
モンスターの危険性を示す値である。
目次
概要
- システム的には「そのモンスターがどれだけ危険か」を示すもので、
簡易的な難易度表記を世界観的表現に落とし込んだものと言える。
また、作品によってはモンスター同士が合流した際の挙動を推測する手掛かりになり、
同じフィールドに留まるのを嫌ってエリアチェンジを行いやすくなる傾向がある
(こやし玉の利きやすさに影響するという説明がなされることもある)。
- ただし、モンスター同士の挙動を実際に管理しているのは「強さランク」という内部システムである。
「強さランク」と危険度に乖離が存在しているケースもあり、
危険度はあくまで目安にすぎないという点には留意する必要がある。
- なお、MH4Gではこの強さランクと危険度が(極限個体を除いて)完全に一致している。
- MH3ではハンターノート、MHP3以降のシリーズではモンスターリスト(図鑑)から確認が可能。
★の数で表現され、最大値はMH3(G)・MH4(G)では6、MHP3・MHX(X)では8、MHR(:S)では10となっている。
- 危険度はそのモンスターの設定上の強さに100%直結するわけではないことを忘れないようにしたい。
実際にモンスターの関係の一部を描く縄張り争いと危険度が並存するMHRiseにおいては、
危険度が大きく下回るモンスターが危険度上位のモンスターに対して勝利する、または引き分ける
というケースがかなりの頻度で見られる*1。
- 中でも明瞭な例が、MHRiseに登場したヌシと風神龍イブシマキヒコの関係である。
設定資料集においてヌシはイブシマキヒコの力によって追い立てられ逃げ惑うモンスターであるとされており、
力関係がイブシマキヒコ>ヌシモンスターであることが明確にされている。
しかしながら後述の通り、一部のヌシモンスターは危険度において他ならぬイブシマキヒコを上回っており、
危険度=設定上の強さと定義した場合に大きな矛盾が発生する。
- 特にRise範囲での危険度は、どちらかというとクエストランクや登場時期に応じたゲーム的な強さのランクを
(少しメタを含む)世界観的な表現として落とし込んだものといった意味合いに近くなっている。
- 作中で表の設定として濃く描かれないMH世界における影響力が間接的にわかる数値でもある。
各作品の危険度は概ね以下のような関係と言えるが、線引きは必ずしも一致しない場合がある。
ハンターではない一般人が対抗できるのは小型モンスターが限界で、場合によってはそれらですら怪しい。
それも単体ならどうにかなるかならないか、といったところである*2。
群れに襲われればほぼアウトであり、遠出をする時はハンターに護衛を依頼することもしばしば。
中型・大型モンスターになると一頭だけでも無理で、
ドス系鳥竜相手に村の男衆総出で挑んでもあっさり返り討ちである。
中堅の大型モンスターが一ヶ所に居座ると、周辺地域では交通や商業が止まってしまう。
頂点級の大型モンスターの場合、例えばディアブロスは軍隊などの国家戦力をも壊滅させ、
アグナコトルは小国を半壊させるほどの被害を出した記録が残っている。
古龍などでなくとも充分すぎるほどの大災害である。
そして、古龍や古龍級生物たちは規格外と言っても過言ではなく、
生態系を破壊し尽くす、大都市の存続を脅かす、島を沈める、世界に影響を及ぼすなど、
何れもが途方も無い被害を齎す存在である。
- 特異な例として、MHXXのラスボスである閣螳螂アトラル・カは、
周囲の物体を用いない(≒本体のみの)場合の戦闘力は他のラスボスと比較して特別強大とは言えず、
また戦闘中に乱入が発生する可能性が示唆されるなど、
種そのものが古龍種の如き絶対的な地位を占めているわけではないものの、
作中では★8という強大な超大型古龍種に匹敵する危険度に定められている。
- なお、危険度が初登場したMH3では、★3程度(=ドスジャギィくらい)のモンスターを倒せればハンターとして1人前、
★5クラス(=ラギアクルスくらい)のモンスターに対処できるようになれば一流ハンターとして認められるとされている。
- 村の男衆達総出でもドス系鳥竜に敵わないという設定を意外に思われるプレイヤーもいようが、
これは単にドスジャギィを狩猟できる、つまりハンターを営む人々が超人というだけの話である。
特に我々の分身たるプレイヤーハンターは主人公として強大な補正を受けているため、
そこいらの村の男達や標準的なハンターと比較できるような存在ではない。
- また、初心者ハンターであればジャギィの群れやドスジャギィ一頭相手にも
かなりの苦戦を強いられ、場合によっては返り討ちに遭ってしまうこともあるだろう。
メタ的な話にはなるが、モンスターハンターをプレイして日が浅い頃にはドス鳥竜やファンゴの群れに
苦戦(あるいは乙)した事もあるのではないだろうか?
曲がりなりにもある程度の準備や心構えをしたハンターでそれなのだから、
まともな装備や経験、知識の無い一般人が対処するなどまず不可能である。
- なお、モガの村やカムラの里の住人たちは、時として並のハンター以上とも思える異常な能力を見せ、
高い危険度のモンスターにも臆さず挑むが、
これはこれらの村が極めて特殊なだけで、この世界の平均基準では決してない。
モガの村に関してはあくまで「荒事に慣れた漁師が体調のいい時に大型モンスターを狩れるかも」という程度であり、
他の住人は時々超人っぷりを垣間見せるがそこまでの能力はない。
カムラの里は元々の技術力が高く、数十年にわたり里全体でモンスターの大襲来に備えて
訓練と防備体制を整えていたという、これも特殊極まりない環境の里である。
モンスターの危険度一覧
MH3
MHP3
- MHP3ではMH3の★5に相当する危険度が★5~7に細分化されており、
それに伴い最高危険度も★6→★8に変更されている。
本作の亜種はいずれも危険度が★5~7、つまりMH3の★5相当に設定されているため、
★5にモンスターが集中するのを避けたと考えられる。
MH3の既存モンスターではアグナコトルとディアブロスが★6に設定されている。
MH3G
- MH3Gでは再び6段階に戻った。
亜種についてはナルガクルガとナバルデウスを除いて通常種と同ランクとなっており、
★5に集中する事態はある程度回避されている。
また、リオレウスとナルガクルガが★5→★4に、ナバルデウスとリオス希少種が★6(相当)→★5に変更されている。
MH4(G)
MHX(X)
MHR(:S)
- MHW(:I)では危険度が存在しなかったが、MHRiseでは従来のような危険度システムが復活した。
今作では大型モンスターにのみ設定されており、小型モンスターには設定されていない。
また、今作では段階が異様なまでに細密化されており、★1~★10までの10段階が存在する。
- ドス鳥竜種などの中型モンスター、比較的小さめの大型モンスターは★1~2。
中級ハンター向けの大型モンスターは★3~5、
生態系の頂点に立つような強大な大型モンスターは★6~7と定められている。
更に古龍級生物や大型古龍などは★8~9に分類され、
超大型モンスターやラスボスなど次元の違う強さを持つモンスターは★10となる。
- MHXXで言うところの★3~★8の6段階が今作での10段階へと細分化されており、
スケールがおよそ倍となっていることになる。
ただし★6以上に多くのモンスターが属しているのに対し、
★5以下のモンスターは極端に少なく、若干の偏りが見られる。
尤も、これは大型アプデで古龍種・古龍級モンスターを大量に追加した弊害かもしれないが…。
- 今作では大型モンスター同士がハンターの近くで鉢合わせすると相手を攻撃し始め、
先に攻撃が当たった側は操竜待機状態になるのだが、
この時危険度の低い側のモンスターは妙に威嚇の頻度が高く、
危険度の高い方に先制攻撃をされて操竜待機状態にされることが多い。
とはいえ、たまに危険度の高い方がもたついて低い方に先制される場合もある。
- 今作では専用BGMを持つモンスターのBGM優先度が固定に設定されているのだが、
危険度の高いモンスターの方が優先度が高くなるように設定されている*3。
MHWilds
- 今作にも同名のシステムが存在するが、過去作とはやや違った仕様として存在する。
モンスター図鑑では記載されておらず、マップ上のオプションアイコンから選択できる
「モンスター危険度」にて確認できるようになっており、
選択するとモンスターアイコンに円状のハイライトが強調され、色によって設定された危険度(Lv)を確認できる。
- 以上に加えて、専用BGMを持たないモンスターに遭遇すると設定されたLvに応じた各種フィールドの汎用BGMが流れ出したり、
同じLvのモンスターが接近している場合はLvが一段階繰り上がるため、これらでも危険度を確認する事が可能。
- なお、Lv5のモンスターは全員専用BGMを持っているためか、汎用BGMはLv4までしか用意されていない。
- 今作ではモンスター同士が出会うと擬似的な縄張り争いに発展し、どちらかがダウンするまで激しい戦闘を繰り広げる*4が、
基本的に危険度が高いモンスターの方が有利であり、ダウンを奪って勝利する可能性が高い。
歴戦の個体の危険度
- MHW(:I)およびMHWildsではモンスターたちの生態表現が重視している事もあってか、
従来の形でモンスターリストに示される危険度システムは存在しない。
- 縄張り争いではモンスター同士の上下関係がこれ以上ないほど明確に描かれており、
モンスターハンターの生態系を知りたいならば危険度よりも参考になる。
- その代わりか両作品とも歴戦の個体に関連する危険度が存在している。
しかし、これは今までのような世界観的な危険性としての意味合いは薄く、
歴戦の個体としてのランクを示すシステム的な側面が強い。
危険度が大きいほどクリア報酬が豪華になるなど、そうした目線でのランク付けと見るべきか。
MHW(:I)
- 今作では探索で歴戦の個体の痕跡を調べると、危険度として紫の炎のようなマークが1~3個表示される。
調査クエストでは危険度が高いモンスター程報酬で貰える未鑑定の装飾品の質が良くなったり、
カスタム強化で使える特殊な龍脈石が貰えたりする。
- 分類法則としては、レベル4以下、レベル6、マスターランク1か2から登場するモンスターは1、
レベル5、7、マスターランク3か4から登場するモンスターは2、
古龍、一部の古龍級生物、希少種(とジンオウガ亜種)は3といった形である。
- MHW:Iではマスターランクで危険度が変わったモンスターが存在し、
リオレイア亜種が危険度2から危険度1に格下げになっている。
MHWilds
- MHWildsでも歴戦の個体が登場しており、
こちらは報酬でもらえる「歴戦狩猟の証」やアーティア素材から危険度を読み取る事が出来る。
概ね危険度2や多くの3のモンスターが1、一部3のモンスターや危険度4のモンスターの多くが2、
頂点捕食者とゴア・マガラ、アルシュベルドといった危険度5のモンスターとタマミツネが3に指定されている。
また、古びた武器片も歴戦狩猟の証IIIの対象モンスターからしか入手できない。
- ただし、Ver.1.02からは危険度4以下からも歴戦個体の危険度が3のモンスターが
イベントクエストにて登場し始めている。
- ★9や歴戦王からは歴戦狩猟の証を一切入手できない。
歴戦の個体を一定数狩猟するバウンティでは彼らを狩った場合でもカウントされるので
もはや別格の扱いを受けているものと見なすのが妥当か。
余談
- 危険度は、飽くまで「その種の一般的な個体」について定められたものであるため、
その種の中でも特例的な個体については、設定上において危険度を逸脱した戦闘力ないし影響力を持ちうる。
とりわけ顕著な例が特殊個体と極限個体である。
これらの個体は通常個体とは受注ランクや強さランクが異なるほどにまで戦闘力が跳ね上がっており、
特殊個体に至っては亜種や希少種よりも通常個体との乖離が激しい種が少なくないにもかかわらず、
MHXXまでの作品では専用のモンスターリストが存在しておらず、それ故に専用の危険度も定められていなかった。
- これらの個体についてはクエスト受注時にアイコンや依頼文で確認する事が出来るため、
原則「通常個体の狩猟に向かったつもりが、極限個体/特殊個体と出くわした」といった事態は発生しない
(専用アイコンが存在しない例外中の例外についてはこの限りではないが)。
- 狂竜化個体や獰猛化個体、傀異化個体についても同様のことが言えるが、
これらの個体は作中描写や設定からすると「通常個体と比較して危険度を逸脱するほどの差はない」ものとみられ、
単に独立して危険度を定める必要がないと判じられている可能性も高い。
尤も設定上はともかく、ゲーム上の難易度で言えば作中最高クラスの強さを誇る個体も珍しくないので、
実際に狩猟に向かう際は万全の準備と覚悟で挑む必要がある。
- なお、極まった強化クエストや高レベルギルドクエストにおいては、
「(体感難易度が)古龍を余裕で超える」ほどの強さを持つセオリーブレイクな個体が登場する場合がある。
これらは「歯応えのある強敵と闘える」「半永久的に狩猟を繰り返せる」といった形で
上級者のニーズに応えるやり込み要素、作中のエンドコンテンツの一種として設定されており、
世界観的な影響力を表す危険度のシステムにそのまま当てはめるのは難しい。
よって所謂"「ゲーム的な事情」が絡んだ仕様"として理解するのが暗黙の了解となっている。
- 強引に解釈するのであれば、ゲーム上では途轍もなく強靭に感じられる強化個体も、
世界観的に見ればその種の危険度を逸脱するほどの強さではないのかもしれない。
未知の樹海の個体についても樹海外で生態系や人間生活に影響を与えた事例は一件も報告されていないため、
ギルドの対応としても「折りを見て探索を続けながら現状を静観」と言うスタンスを維持し、
これらで得られたデータを全世界共通となる危険度の項目に適用する必要はないと判断しているとも考えられる。
- 一部のモンスターに関しては、作品を跨ぐ中で危険度が変更されている場合がある。
例えばリオレウス(通常種)の場合、以下のようにコロコロ変わっている。
-
- ただ、上記の通り危険度の区分は作品によって大きく異なる場合が少なくないため、
危険度が上下したからといって格上げされた、格下げされたと一概に見なすことはできない。
当然ながら、基準が異なることから作品を跨いでの危険度の比較は不可能である。
- 派生作品では危険度が存在しない作品も多い。
特に危険度の無かったMH2をベースとしたMHFや、RPG作品であるMHSTシリーズなどはその筆頭と言える。
ただし、そのMHFをベースとしたMHOnlineには危険度が存在し、こちらは「★」ではなく「!」の数で危険度を表している。
関連項目
システム/モンスターの強さランク - ゲーム中で実際に適用されるランクは此方である。
システム/レア度 - MHSTのモンスターに設定してあるものに関しては、危険度とほぼ同義。
システム/狩猟環境
システム/個体の強さ
アイテム/こやし玉