武器/ベルダーバレット

Last-modified: 2023-10-31 (火) 12:38:19

MHXで初登場、そして初期装備となるライトボウガン。
白色の中に黒が混じる石造りのような銃身には、龍歴院から提供された化石が素材として使われているという。

目次

概要

  • 今作のライトボウガンの初期装備枠。
    銃身前部にある下向きに突き出た突起(マガジン)が特徴的。リム(弓部分)はやや珍しいV字型になっている。
    横から見ると斧の様にも見え、銃身殴りが強そうだがもちろんそんな事はない。
    ロングバレルは非常に細長く、装着すると全長が1.5倍近くに延長される。
    サイレンサーはそのものズバリの消音器を銃身と同じ化石素材で作ったようなものが装着される。
    ちなみに銃身下部にはサソリのような模様が見える。元となった化石だろうか。

性能

ベルダーバレット

  • 武器内蔵弾として所持数の多い「ツブテ弾」が装填可能で、速射対応もしている。
    最序盤は弾代の節約として大いにお世話になるのだが、過去の経験もあって
    別の銃を作れるようになったら早々に見切りを付けようとしたガンナーも多いかと思われたが…。
  • LV1でこそ絵に描いたような貧弱な装填数及び対応弾だが、この銃の真価はレベルアップでこそ発揮される。
    LV2でLV1徹甲榴弾が装填可能になり、LV3では通常弾の装填数が増える。
    そしてLV4になると、貫通弾の装填数がLV1・2ともに4発に増加する上に、武器内蔵弾に鬼人弾硬化弾が追加。
    LV5でLV1徹甲榴弾の装填数が2、氷結弾の装填数が4に増加。武器内蔵弾に斬裂弾が追加と、順次強化される。
    下位で強化できる最終段階であるLV6時の対応弾と装填数は以下の通り。
     
    LV1LV2LV3
    通常弾667
    貫通弾44-
    徹甲榴弾2--
    睡眠弾31
    氷結弾4-
     
  • もちろん強化の度に威力もしっかりと上昇し、LV6時点では150とかなりのもの。
    参考までにMHXにおける火竜砲の下位最終強化であるLV2と同威力である。
    (貫通弾の装填数に至ってはLV1・2とも1発ずつ上回っている。あちらは火炎弾が主なので単純比較はできないが)
    強化に要する素材も簡単に入手できるものばかりなので、無理なく強化しながらクエストを進行できるだろう。
    もちろん火力だけでなく鬼人弾と硬化弾、回復弾によるサポートも可能なためオンラインでも十二分に活躍が見込める。
    地味に睡眠弾にも対応。睡眠爆破の他、捕獲クエストの際に罠設置の時間を稼ぐ等小回りの利く運用が可能。
    MHXの武器強化システムは今までとは違う、というのを一番象徴している武器といえよう。
    • 素の反動は「」なのでLV2貫通弾を活かすには反動軽減かサイレンサーの装備が必要になる。
      しかしそれを差し引いても初期装備でこのバランスはこれまでの初期ライトの汚名を覆すに十分と言えるだろう。
    • 狩技「全弾装填」との相性も良好。総合的な装填数が中々に多いため、撃ち切る前に安定してゲージが溜まる。
      狩技レベルがII以上なら通常弾と貫通弾によって延々と切れ目のない攻撃も可能だ。
      ただし速射であるツブテ弾は全弾装填のレベルが3にならないとリロード対象にならないので
      それまではうっかり空撃ちなどしないように注意。
  • 優秀なライトボウガンではあるが、全弾装填を前提にした立ち回りにするとかなりの金食い虫。
    初期装備であるが故に長い付き合いができるが、ろくに弱点も狙わず垂れ流すと下位のクエストでは赤字もザラ。
    特にLV2貫通弾を使用する場合に顕著であるため、最初のうちは通常弾を主体にすると良いかもしれない。
  • 初期武器なのもあって派生先も豊富。
    LV2でクックアンガー、LV3でテイルストリング、LV4でヴァルキリーファイア
    LV6でディオスブラストと後述するオブシドバレットに派生する。
    なお、派生せず強化した場合、LV8で最終強化となり、「サージュバレット」と銘を改める。
    • サージュバレットにしても性能はそこまで強化されず、
      攻撃力が210になり、LV7で内蔵弾に追加された強装弾が2発増え、
      LV3貫通弾が素で対応するようになるがそれ以外は変わらない。
      ここまで来るとこれをはじめとした対抗馬が現れるので
      頃合いを見ての引退か別の銃に派生させる事になるだろうか。
  • MHXXで限界突破&究極強化が可能。
    限界突破以降は強化のたびにスロットが増え、究極強化の「ソフォスバレット」ではスロット3にまでなる。
    ただしスロット増加以外は攻撃力と装填数が伸びた程度であり、対応弾や速射、反動等は変化しない。
    攻撃力も330と特別高いわけではないので、作成の必要性は薄いだろう。

オブシドバレット

  • 上記べルダーバレットLV6からの派生で造られる、もう一つの化石武器。
    全体の色が藍色になる以外、見た目は同じ…なのだが性能は完全に別物。
    まずリロード「やや遅い」&反動「大」になる。さらに貫通弾が全部非対応になる
    その代りに全レベルの散弾と徹甲榴弾が対応し、速射対応弾はLV1徹甲榴弾2連射になる。
    武器内蔵弾からツブテ弾が消え、LV1重撃弾が対応。
  • LV4で最終強化となり、変化した銘は「歴耀弩デボニア」。
    攻撃力220に防御+20となかなかの威力と防御力。
    散弾は6/6/4と結構多く、武器内蔵弾にはLV2重撃弾も対応する。
  • …が、どれもこれもサイレンサーだけでは無反動で撃てない
    なにより上位以降の散弾銃としてはあのベルクーツがある。
    徹甲榴弾もサイレンサーを付けたベルクーツで回し撃ちした方がマシという有様。
    しかも武器内蔵弾の重撃弾までカブっており、おまけに作製難易度での差別化も図れない*1ので
    限りなく存在意義は疑わしいと言わざるを得ない…。
    なお、この武器からは幻獣筒【三ツ角】に派生できるが、
    最も入手が手間な角の消費数は直接生産と変わらないというガッカリ仕様なのでこちらの意味で使う必要は皆無。
    一応ライトクリスタルを使わなくて済むようになるが、下位ならともかく上位では入手にそう苦労する素材でもないし…
  • MHXXでは、究極強化を行うと「エテル=デボニア」と再び銘を改める。その性能は…
    • 340という高い攻撃力
    • 8/7/5とかなり頑張った散弾装填数
    • 反面それ以外の弾は2発になったLV2拡散弾と6発装填できる氷結弾以外据え置き
    • 防御ボーナスは+20で据え置き
    • 最大の問題点の装填速度・反動はやや遅い・大のまま。スロットも相変わらずの0
    と、なんと攻撃力で超ド級弩アルデバランを抜いてしまうというまさかの大金星を上げた。
    が、こちらは相変わらずまともに運用するためには反動軽減が必須なうえ、拡張性皆無なスロット0も据え置き。
    おまけに、あちらにはマルチで散弾運用を容易に行えるようになる硬化強靭弾があるなど運用の手間は雲泥。
    劣悪すぎる性能と強敵揃いのライバルから完全に八方塞がりに陥っているヘビィよりはマシだが、
    やはり一線での運用は厳しいだろう。
  • 「デボニア」とは古生代デボン紀を指す。
    ハイギョやシーラカンスなどの現代でも生き残っている肉鰭類が生まれ、
    ダンクルオステウスやボトリオレピスなどの板皮類の魚が生息していた時代である。

エルダーバレット

  • MHXXにて追加された、G級素材を使用して作られる第三の化石銃。
    配色は全体的に錆びついたような赤黒い色に変わり、化石部分は見る角度によって微妙に色が変化する。
    キー素材はG級の採掘で直ぐに取れるエルトライト鉱石で、大抵すぐ店頭に並ぶ。
  • 肝心の性能だが、できるだけソフトに表現すると「かなり強い」
    生産段階での攻撃力は250と、殆どの上位最終強化を上回る順当なG級性能。
    リロード普通、反動中と基礎スペックは凡庸ながら、LV1~3までの通常・貫通弾に対応し装填数も十分。
    サイレンサーをつけてやればベルダーバレット同様、「全弾装填」による回し打ち戦法が問題なく使える。
    また、拡散弾もLV2のみだが2発装填可能であり、肉質が固い敵にもある程度の対応力を備えている。
    ただし状態異常弾は睡眠弾のみ、属性弾は氷結弾のみで装填数も少なく、搦め手は不得手。
  • 最大の特徴は、速射対応弾に非常に頼れるLV2通常弾がラインナップされていること。
    もちろん隙の少ない3連射タイプで、全体的に敵の隙が少ないG級でも問題なく使っていける。
    肉質や体力が高いG級の敵を相手にする際、手数で勝負のライトボウガンは大量の弾丸を消費するので
    継戦能力と火力を兼ね備えるLV2通常弾速射は、大連続狩猟などでの弾切れ防止に一役買ってくれる。
  • ここまででも十分に強いが、さらに武器内蔵弾にも恵まれている。
    なんと鬼人会心弾硬化強靭弾あとオマケでLV2強装弾を内蔵。
    この2種はサポート弾としては最高峰であり、片方だけならともかく双方を内蔵したものはかなり珍しい。
    弾数こそそれぞれ3発ずつと少ないものの効果が高いため、転倒した敵に群がる味方を撃つような使い方でも十分機能する。
    ソロでは利点が薄れてしまうものの、PTなら全体の火力と生存性を向上できるため攻略用として申し分ない。
  • トドメにこれだけのポテンシャルを有しながら製作難度はすさまじく低い。一覧にすると
    • キー素材であるエルトライト鉱石4つ
    • 虫取りで手に入る皇帝バッタ2つ
    • G級まで進めばたいがい余るベルナ龍歴院チケットを1枚ずつ
    …たったのこれだけである。運が良ければ、というか悪くてもほぼ素材ツアー1度で集まってしまうレベル。
    価格も27000zと上位終盤の武器より安い。攻略用の武器として破格の性能を有しながら大変お買い得である。
    強化に要する素材も全体的に数が少ない上に入手も容易と至れり尽くせり。
  • 纏めると「基本性能は十分」「運用コスパが高い」「サポート力もある」「超簡単に作れる」
    強化も簡単で攻撃力で不足することもないため、G級に入ったらとりあえず作っても損はない一丁である。
  • さらに究極強化でフィロゾフバレットになるがこれもまた作成難易度の割に強烈。
    攻撃力は330とトップクラスと遜色ない上に通常弾が8/8/9、貫通弾が6/6/5となり物理弾の扱いでは非常に優秀となる。
    ここに睡眠弾まで両レベル装填可能なため、
    沙塵弩ガレオスストームはスロットや他の状態異常弾まで駆使しないと散弾以外で劣りかねないほど。
    しかもこの性能で必要素材で唯一そこそこの入手難易度となるピュアクリスタルはたった1個でOK。
    鉱石武器の中では最後まで運用可能な珍しい一丁となった。

関連項目

武器/ベルダー武器
武器/ハンターライフル - 同じMHX初期装備ライトボウガン
武器/クロスボウガン - 同上


*1 どちらも完成するのはHR解放後である