武器/クックアンガー

Last-modified: 2023-08-14 (月) 23:36:50

MHGより登場の、イャンクックの素材から作られたライトボウガン。

目次

概要

  • イャンクックの巨大なクチバシを加工し、その頭部を模して作られたボウガン。
    耐火性に優れた怪鳥の素材の特性を利用し、高火力を実現した武器。
    放たれる弾丸は大怪鳥の怒りの具現とされる。
    因みに一部の行動の際にはイャンクックの鳴き声を響かせるギミックを搭載している。

MHP2G以前

  • 通常弾と火炎弾の扱いに長けるライトボウガン。
    意外にも同時期に生産可能なライトボウガンの中では指折りの高火力を誇る。
    イャンクックが素材元ということもあって、比較的製作難易度が低めなのもありがたい。
    手頃に入手でき、尚且つ火力を優先するのであれば、選択肢としては有りだろう。
    速射機構は未搭載で、通常弾以外の物理系弾丸は何故か全種、LV2のもののみ使用可能というのが特徴。
  • 通常種カラーのクックアンガーの他に、亜種カラーのクックレイジも存在する。
    亜種の方がより攻撃的な性能を持っており、会心率がさらにその攻撃力を加速させている。
    また、MHFではHR31から製作できる強化版のゲイルアンガー、
    MHP2GではG級武器としてクックカウンター、クックバレッジ、そしてその双方のGバージョンも存在する。
    性能面の傾向としては、どの武器でもさほど変わらない。
    • MHG、MHPにおいてクックアンガー・クックレイジを作成するためには、
      特定のイベントクエストの報酬である「小さなクチバシ」が生産に必要だった。
      ボウガンに使われるクチバシと該当クエストに登場する個体のそれは近い大きさであり、
      そのまま使われていることが容易に想像できる。
      MH2以降はこの特徴がオミットされ「巨大なクチバシ」などで作成できるようになったが、
      一々あの形に切り出して作っているのだろうか……。
  • イャンクックの武器は後半では力不足になってしまう感が否めないが、
    癖が少なく初心者でも扱いやすい武器が多い。
    しかしライトボウガン初心者にとって、このクックアンガー系統の武器は少々手に余るかもしれない。
    と言うのも、この武器に関しては上記の傾向に反してやや使い方が難しいためである。
    その最大の理由は、ライトボウガンにしては珍しくリロードが【遅いという点にある。
    ライトボウガンは全体的に装填速度が速く、特に序盤であればその傾向は顕著である。
    そんな中で初めてこのボウガンを手にし、狩りに出かけてみよう。
    LV1通常弾の装填すら若干まごつくため、今までと同じ感覚で扱おうとすると、
    リロード中に突進をはじめとするモンスターの迎撃を喰らいまくる
    そしてガンナーの防御力により、あっという間に力尽きる
    皮肉にもこの武器を入手できるということは、
    イャンクックを狩猟できる程度の能力はもう持っているということ。
    それはつまり、それまでに入手できる装填速度の速いライトボウガンに慣れてきたということになる。
    まだ新米のハンターが、そんなタイミングで急変した武器の使い勝手に即対応できるはずも無い。
    攻撃力だけで武器を判断してはいけないという、
    クック先生からの厳しくも優しいメッセージなのかもしれない。

MH4(G)

  • MH4ではクックアンガーから始まり、最終的には計4回の強化を経てクックバレッジとなる。
    ステータスは以前の通常種と亜種の武器同士を足して2で割り、さらに全体的に少しずつ改良されたような性能。
    特に火炎弾の速射機能やスロットの獲得などが嬉しい。クックバレッジではLv1散弾の速射も可能。
    最大の弱点であったリロード速度も【やや遅い】と少しはマシになり、従来よりも使いやすくなった。
    生産段階のクックアンガーは序盤では高めの攻撃力にLV2通常弾がなんと8発、
    LV3通常弾も6発扱え有効な敵の多い火炎弾が4発と攻略に嬉しい性能をしている。
    しかし生産に並ぶキー素材がレア枠である巨大なクチバシなため作成は面倒な方。そもそも気づきにくい。
    また火炎弾の速射を獲得するクックアンガー改への強化には轟竜の頭殻を要求されるため、
    微妙に作りにくいことが難点である。
    なお、最終形態であるクックバレッジはレア度5であるため、リミッター解除は非対応である。
  • MH4GではクックバレッジにG級イャンクック通常種・亜種の素材を用いて強化することでクックバレッジ改となる。
    性能はクックバレッジをそのまま少しずつ伸ばしてG級クラスにしたといったところ。
    同系統であったドの最終強化系が新たな見た目と共にクンチュウ型の強化パーツを会得したがこの銃には無く、
    以前どおりの見た目である。素材元のG級行動も含めこちらの方が似合いそうなのだが…
    • 性能のほどはと言うと、攻撃力325とG級武器の最終強化系としてはかなり物足りない数値。
      微妙に会心率と防御ボーナスもついているが、一番肝心のリロードの遅さは改善されていない。
      こんな性能でもG級上がりたてで作れればまだ活躍の場もあったかも知れないが、
      上述の通りG級イャンクックの通常種と亜種両方の素材を必要とするという点が
      作成難易度を無駄に高めている。
    • G級のイャンクックは通常種・亜種共に探索かギルドクエストにしか出現しないのだが、
      G級の探索を行えるようになる頃にはこの武器にお世話になる時期はとうに過ぎていると思われるので、
      G級上がりたての時点でG級イャンクック両種と戦い素材を集められる状態を作るには、
      上位以下の探索で手に入れたギルドクエストをそれぞれG級レベルまで育て上げる必要がある。
      物欲センサーと戦う訳ではなく終わりが見える道のりであるとは言え、
      G級序盤用のボウガン1つ作る労力としてはとてつもなく膨大。
      知人にG級レベルのクックのギルクエに連れていって貰えれば早いが、
      知人の協力が得られるならば最初からもっと格上の武器を作った方が良い。
    • 2015/7/30のクエスト「ハンター日誌 怪鳥の回」の配信をもって、
      探索やギルドクエストに頼らずにG級イャンクック通常種・亜種ともに戦えるようになり、
      上位ギルドクエストを確保しておいて育てておかなくても、G★1到達直後に素材を狙えるようになった。
      ただし通常種の方は探索並の体力のクックを2頭以上狩ればいいだけの楽なクエストであるのに対し、
      亜種の方は闘技場でテツカブラ亜種との同時狩猟になるややめんどくさいクエストのみ。
      相変わらず、G級序盤でしか使えない繋ぎボウガンのためにかける労力としては見合っているとは言いがたい。

MHX(X)

  • MHXでもクック先生の続投に伴いこの銃も登場。
    初期装備であるベルダーバレットのLV2で早速派生できるので、
    ゲーム開始直後に鉄鉱石を4個拾ってくれば早速派生の選択肢を出す事自体はできるのだが、
    実際に作れるのはもう少ししてからだろう。流石に初期装備で先生に挑むのはちょっと辛い。
  • LV1の時点では通常弾装填数が8/8/6、リロードやや遅い・反動中。
    他の物理弾はそれぞれLV2がちょっとずつ入るのみで、実質的に通常弾専用ガンである。
    MHXの下位ではLv2通常弾速射なんてほとんど無いので、しばらくはこれで十分といえば十分。
    ただしクック先生は火を吹くが、火炎弾はまったく装填できない。
    代わりに全く毒攻撃をしてこないのに毒弾に対応している。
    そして何故か、武器内蔵弾はこやし弾のみ…。
  • Lv4まで強化すればようやくLv2火炎弾が対応し、さらに速射に対応。
    最終強化のクックカウンターまで強化すれば、攻撃力200と十分な威力になる。
    しかし最大の問題はLv2火炎弾速射が隙「中」であり、たった15発しか持ち込めないという点。
    装填数も2発と貧弱そのものである。ちなみにLv2火炎弾は調合不可能なので撃ち切ったらそれまで。
    さらにLv1火炎弾も装填不可能のままである。
    一応通常弾の装填数は多めでLv2貫通弾も6発入るが、あまりにも息切れが速すぎるのではなかろうか…。
    • ちなみにトライシリーズの先生ポジションであるロアルドロスのボウガンは最初からLv1水冷弾が速射可能。
      最終強化になればLv2水冷弾まで速射対応になり、全ボウガンで唯一のLv1&Lv2水冷弾速射銃となる。
      しかもLv2水冷弾は5発装填で30発も持ち込める。
      同じようなポジションのモンスターで同じようなポジションの銃なのに、この差は何なのだろうか…。
  • MHXXではこの武器ももちろん限界突破に対応。
    G級クック素材をつぎ込んで限界突破し、アグナ素材と獰猛化素材で究極強化すると、クックリベンジャーと銘を変える。
  • 攻撃力はそこそこの320まで達し、ここでようやくLv1火炎弾が装填可能になる。
    だが、速射対応しているわけでもなく、Lv2火炎弾の装填数も3発、内蔵数も24発と相変わらず微妙な数字。
    Lv2通常弾も10発入るが、上位互換はいくらでもいる。
    結局前作とあまり立場は変わらず、趣味武器の域は出ないか。

余談

  • 「アンガー」(anger)や「レイジ」(rage)とは双方ともに英語で「怒り」を意味する言葉である。
    アンガーよりもレイジの方が言葉としては堅く、意味合いとしては「激怒」とも言える。
    なお、非常に近いネーミングであるが、クックフューリー系統はライトボウガンではない。
  • MHXのクックカウンターの説明文には
    相手が飛竜であろうと怯みはしない大怪鳥の反攻がいま始まる」と書かれている。
    確かに、強化を重ねたこの武器を使えば、飛竜で無くても火属性を弱点とするモンスターにとっては、
    大怪鳥の反攻とも言えなくもない。
  • サイレンサーを取付けると、イャンクックの口から丸いキノコが生えたような見た目になる。
    装備の見た目にこだわるハンター諸氏は、反動の軽減も兼ねて取付けてみては如何だろうか。
    ちなみにロングバレルを取付けると長ーい舌が現れる。

関連項目

モンスター/イャンクック
モンスター/イャンクック亜種
クエスト/幻の怪鳥
武器/クック武器
武器/ド - イャンガルルガのライトボウガン。デザインコンセプトは同じだが、性能はほぼ上位互換。