蛇王龍を屠りし英雄に刻まれる
必殺の一太刀へ希望と絶望。
汝の魂に誇りあらんことを。
(尾刃を模す太刀~一閃王ジゲンバウエル)
大嶽を払い広野を創りたもうた蛇帝龍の刀。
第ニの陽光は紅き羽根となり地に降り注ぐ。
(帝刀ダラウォルク、蛇帝刀ネポスマデュラ)
目次
概要
- MH4のラスボスである蛇王龍ダラ・アマデュラの素材を用いて作られた太刀。
強化すると「威武堂々に薙ぐジゲン」となる。
- とんでもない見た目の武器が多いアマデュラ武器の中では、
名前の通り尾の刃を集めて刀にしたかのようなシンプルでスマートな外見。
実はギミック武器のひとつで、納刀状態だと刀身が重なって縮み、抜刀すると他の太刀と同じ長さになる。
納刀状態の刀身はかなり短く、勇者の剣といい勝負と言える。
性能
MH4
- 最終形態の威武堂々に薙ぐジゲンは、
- 最終強化太刀の中では2位をマークする攻撃力693
- 高攻撃力武器にありがちな会心率-15%
- 安定感抜群の防御力+25
- スロットが3つ空いているため、拡張性がかなり高い
- 覚醒で麻痺属性140
- 匠を発動させても青止まり
青ゲージ止まりだが、素の攻撃力が非常に高いため総合的な攻撃力は並の白ゲージ太刀を上回る。
素の青ゲージが長いため、負担が軽い業物を発動させるのが賢明だろう。- スキル自由度が高いので、覚醒で麻痺属性を発現させるのも悪くない。
相手を麻痺させるのであれば、覚醒無しで高い属性値を持つパラコイルドサーベルが適任だが、
ジゲンの属性値でも手数を稼げば1回か2回程度は相手を拘束することができる。
恵まれた攻撃力を活かして麻痺しているモンスターに大ダメージを叩き込もう。
- 無属性太刀として使うなら、覇刀タンネカムトルムや業刀ダインスレイヴがライバルとなる。
覇刀タンネカムトルムは瞬間火力こそトップタイだが、匠が必須の上青ゲージも短い。
業刀ダインスレイヴは青ゲージでもジゲンを上回る火力を持ち、匠で白ゲージを得る。
ただしどちらも匠無しでは心許ない(前者に至っては酷い)斬れ味なので、
スキル自由度ではジゲンの圧勝である。スロット3を活かし、
これらのライバルでは真似できないスキル構成を実現させると良い。- また、イベントクエストにて新たなライバル、海賊狩りの魂が登場。
クエストの難易度は非常に高いが、素でジゲンの青より長い白ゲージ、会心率60%を持ち、期待値はほぼ同等。
高会心率ゆえに攻撃力UPと相性が良く、おまけにスロットも同数の3。
差をつけられるとすれば、防御力補正と、斬れ味で劣る分ヒットストップが掛かりにくいことか。
ついでに言えば、覚醒させた時の属性もこちらの方が期待できるだろう。
- また、イベントクエストにて新たなライバル、海賊狩りの魂が登場。
- 製作難度は高いが、アマデュラ武器の中では比較的楽な部類である。
他のアマデュラ武器最終強化に使われる天剣の龍玉を除けば、
面倒な素材は凶星の破片3つと扇刃2つ程度。
なんと尾殻は1つも使わない。尾刃を模しているのにもかかわらずである。
無論、相手はダラ・アマデュラなので決して楽とは言えないが、
苦労に見合った性能は十分に有している。
MH4G
- ついにG級クエストが解禁され、この武器もG級強化が可能となった。
ジゲンから、上位アマデュラ素材+G級古龍素材で「一閃王ジゲンバウエル」、
G級アマデュラ亜種素材で「帝刀ダラウォルク」、
G級アマデュラ通常種素材で「蛇帝刀ネポスマデュラ」となって〆である。
- ダラウォルクの時点で攻撃力1023と、太刀としては4桁の大台を突破している。
ただ、斬れ味と会心率が足を引っ張るため実際の火力は見た目ほど高くない。
- 最終形態となる蛇帝刀ネポスマデュラの性能は、
- 双璧をなす崩竜、覇竜に次いで3位の攻撃力1056
- やや足を引っ張る会心率-10%
- デフォルトで白ゲージ50、匠で白ゲージがさらに延長
- 覚醒必須だが十分使える麻痺属性240
- 安定のスロット3
- あって損はない防御力+40
紫ゲージが出ないのは惜しいが、素の白ゲージはそこそこあるので業物でコストダウンを図ろう。
相変わらずスキルの自由度が高く、麻痺属性も実用的なので覚醒させる価値は大いにある。
- 今作では強力な物理型太刀が鎬を削っており、
- 他を圧倒するぶっちぎりの攻撃力に氷属性と防御力を兼ね備えた白き神の崩天刀ウコトオンカム
- 斬れ味は悲惨だが、それを覆す桁外れな攻撃力と会心率を誇る黒き神の覇剛刀クーネタンカム
- 紫ゲージは短いが、最強の瞬発火力と爆破属性を隠し持つ絶衝虎刀【餓王】
- 高い攻撃力と匠要らずの紫ゲージ、斬れ味修復が可能な期待のニューフェイス叛逆刃ジールレギオン
- デフォルトでも優秀な性能を持ち、狂撃化で更にトチ狂った攻撃性能を発揮するカオスorロウ
ネポスマデュラは最大火力こそ上記の太刀に譲るものの、
他の太刀にはない高い戦闘維持能力、スキルの自由度を持ち合わせており、いろいろと小回りが利く。
また、他の追随を許さない高さを誇る防御力ボーナスも魅力の一つである。- 特に斬れ味の長さは大きく、手数武器としては大きな利点。
上で挙げた面子は継戦能力に難があり、一段階下のゲージでは攻撃力でネポスマデュラに負けてしまう
(ジールレギオンは一応修復機能があるとはいえ、練気ゲージシステムとの相性が悪く
それをイマイチ活かせていないので微妙なところ)。
研ぎの手間を考慮した場合、実質的な火力ではネポスマデュラが非常に優位な位置にあると言える。
ジゲン次元で両立させた無属性太刀という地位を確立しており、
諸々を総合した性能評価では無属性太刀としては最高峰と言ってよい。
覚醒を発動させれば麻痺太刀としての活躍も見込めることから、一度で二度おいしいのも魅力。
余談
- 「ジゲン」の由来は「二の太刀いらず」で有名な薩摩の示現流か。
- 本来「二の太刀いらず」とは、「一度目の斬り付けを疑わず、二度目の攻撃はないものと思え」という考えだが、
この武器の場合「この太刀さえあれば他の太刀(二の太刀)は不要」という考えにもとれる。
飛びぬけて強武器とは言えないものの、何かと便利なスロット3つや、
無属性武器として運用する上では十分と言える優秀な攻撃力、
守りに関しても抜かりがない優秀な防御力ボーナスといった面もあり、
確かに並の相手ならこの太刀1つでどうにかなるくらいの高い汎用性を表しているように思えなくもない。
- 本来「二の太刀いらず」とは、「一度目の斬り付けを疑わず、二度目の攻撃はないものと思え」という考えだが、
- 威武堂々(いぶどうどう)とは、威厳があって立派なさまを表す四字熟語である。
「威武堂々に薙ぐ」で、威厳強く堂々と切り裂く様子を表しているのだろう。- 読み方が似ているが、「威風堂々(いふうどうどう)」ではない。
意味は同じようなものだが、チャットで間違えたりすると恥をかくので注意。
- 読み方が似ているが、「威風堂々(いふうどうどう)」ではない。