目次
概要
- 奇猿狐ケチャワチャの素材で作られた防具一式。
身軽さに重点を置いており、奇猿狐のような軽業師のごとき身のこなしを実現する。
一見派手な色彩だが、狩り場では保護色になることもあるらしい。
- ちなみに、マニュアルなどの武器紹介ページにて片手剣&双剣装備のハンターが
身に纏っているのがこの装備一式である。
- 男剣士用はまるで孫悟空のような頭装備のデザインが印象的。
間違っても戦闘民族の方ではない。
腰には瓢箪も付いている。- それに合わせているのか、オトモ用のケチャシリーズはどう見ても猪八戒モチーフ。
河童も揃えてギルドカードを飾ってみるのもいいだろう。
あれ?三蔵法師は? - MH4Gからはケチャワチャ素材の操虫棍如意棒が登場した。デザインも奇抜な所は無く、
正に如意棒といった武器なので、一緒に装備すれば気分は完全に孫悟空である。
右腕の虫さえ我慢すれば、だが。せめて筋斗雲(のようなもの)なら…
- それに合わせているのか、オトモ用のケチャシリーズはどう見ても猪八戒モチーフ。
- 一方で女性用はガブルシリーズの流れを汲むチャイナなデザインで、なかなかオシャレ。
- 過去カプコンが出していたアクションゲーム「ウォーザード」のキャラクター、タオに似ているとの声もある。
なお、MH4で久々に復活したミヅハシリーズもまた同作をオマージュしている。
- 過去カプコンが出していたアクションゲーム「ウォーザード」のキャラクター、タオに似ているとの声もある。
- G級になるとデザインが一新。
男性用装備は露出の多かった通常型と違い豪奢な羽織のような衣装に、より孫悟空らしい顔の頭部装備が特徴。
一方のガンナータイプは4G発売前より2014年4月24日発売のファミ通で公開されていたものであり、
頭部は通常版のようなフードではなく、後ろに伸びる金色の長髪を付けたようなものとなり、
身体装備も剣士タイプよりも軽装で、両手甲からはケチャワチャのそれのような長い鉤爪を生やしている。
蔦とか無くても壁くらいは登れそうである
大きなリボンが可愛らしかった女性用剣士防具は、
頭装備は「冕冠」*1を模したものとなり、
全体としてどこか将軍のような貫禄を醸し出す特攻服コート状のデザインとなる。
中にはミニスカートのような薄手の服を身に着けるようになっている。
反面、後ろから見ると可愛らしさも感じられる、非常に秀逸なデザイン。
女性用ガンナー防具は、厚手のコートの上からマフラーを巻いたような形。
更に、ぬいぐるみのようにデフォルメされたパンダ模様のポーチを肩から下げており、とても可愛い。
少々大柄な袖となる腕を三眼などに置き換えれば、遠目にはさながら冬場の女子高生のような出で立ちとなる。
中は短パンなので絶対領域とは相成らなかったが
胴用装備の装飾は、異国伝来の由緒ある工芸品とされている逸品。
また、ケチャXグリーヴは、異国の神聖な舞踏にも使用されたという。- これらは特に亜種素材で作られたケチャZ装備が顕著。
- そんな格好の女子が銃を引っさげ、
弓を引き絞る姿は一部の紳士に高い人気があるとかないとか。
- モチーフとされる『西遊記』は言わずと知れた孫悟空の成長物語であり
岩山のボス気取りのヤンチャな野猿が修行の旅を経て仙猿へと成長する、
まさにその過程を下位、上位、G級を通して演出し、性能や見た目が洗練されて行く流れなのだろう。
女性用も、それに合わせて三蔵法師のオマージュとも思わせぶりな諸説も一部にはあるが、
こちらは諸説止まりであって具体的な説明を示唆する表現はどこにも存在しない。
だって、パンダポーチ抱えた冬場の女子高生が三蔵法師のオマージュと言われてもですね?
性能
通常種防具
MH4(G)
- 水耐性と龍耐性に優れる一方で、火耐性が悲惨。
リオス夫妻なんかに着ていくとこんがり焼き猿にされるかもしれない。- スキルは水属性攻撃強化+1、精霊の気まぐれ。ついでに運気のSPがマイナス。
なんというか微妙なスキルばかりで、イマイチ使いにくい。
水属性攻撃強化があるため、他ならぬケチャ武器との相性は抜群だが…。
採取もしつつ狩りもするバランス型のハンターなら、そこそこ使えるだろうか?
- 上位ではケチャSが生産可能。
スキルには体術が追加され、より身軽に。そして不運もやっぱりくっついてくる。
不運自体は直接戦闘に影響するマイナススキルではないものの、打ち消す手段が少なく地味に鬱陶しい。- パーツ単位で見ると、水属性攻撃+3、体術+3、スロ1の腕パーツがぼちぼち優秀。
体術メインで組みたいなら使えないことはないだろう。
ただし、運気もマイナス3ポイントなので物欲装備には組み込めない。
- パーツ単位で見ると、水属性攻撃+3、体術+3、スロ1の腕パーツがぼちぼち優秀。
- S装備だが、ガンナーで一式揃えると運気のSPは-9となり不運は発動しない。
ただし、頭だけ剣士に替えるとSPが-10に達して不運が発動してしまう
(逆に言えば剣士でも頭だけガンナー装備にすれば不運は発動しないという事)。
頭装備のスキルで剣士とガンナーで異なるのは運気のマイナスSPだけであり、
より高い防御力と報酬を求めるハンターに取ってはなかなかに悩ましい仕様となっている。
- ついでに言うと一式でスロット数は5の為、不運を装飾品で消そうとすると
5スロットスキルが発動出来なくなる上に運気の装飾品の持つマイナスSPの
影響で気まぐれスキルまで消えるという、これまたとても意地悪な仕様となっている。
- スキルは水属性攻撃強化+1、精霊の気まぐれ。ついでに運気のSPがマイナス。
- G級のケチャXはおおよそケチャSの上位互換と捉えてよいが、各部位のSPが大幅に増加しているため、
上手く組み合わせることが出来ればマイナスSPとも付き合っていけるだろう。
また、剣士の腕には匠のSP+2が付いていることも見逃せない。
火耐性は一式装備するとゴア防具のことを笑えなくなるレベルなので、
一式装備は避けるか対策を打っておきたいところ。
何も対応しないのであれば、火属性の相手には着ていかないこと。- 往々にして強いモンスターは火属性が得意なので、対策なしではあまり着ていく機会がなくなるだろう。
MHX(X)
- ケチャワチャが集会所上位のみの登場となった為、下位装備は登場せず、
ケチャシリーズが上位、ケチャXシリーズがG級となる。
- ケチャシリーズの一式で発動するスキルは様変わりし、体術+1・スタミナ急速回復となった。
体術のスキルポイントは13あるので、補強して体術+2にしたいところだが、
困った事にスタミナのスキルポイントが-9あり、ただ補強するだけではもれなく鈍足が発動してしまう。
やはりお守りによる発動が無難である。
なお、スロットは合計3つ。- ケチャワチャと言えば忙しなく飛び回り、ドタバタと暴れ回るイメージだが
この防具はランス・ガンランスなど
待ちに徹して動かない装備と相性が良いと言う意外性は面白い。
ガード性能やガード強化と言った必須スキルの併用が難義ではあるが
素のガードで充分な相手ならどんなに猛攻を受けてもスタミナがジリ貧に追い込まれる事は滅多に無い、
ケチャワチャらしからぬ鉄壁のしぶとさを見せる。
もちろん、双剣や片手剣、あるいはボウガンなどでヒョイヒョイと身軽に回避に活かすのも良い。
まさにケチャワチャらしい、軽妙な戦い方ができる。
- ケチャワチャと言えば忙しなく飛び回り、ドタバタと暴れ回るイメージだが
- 同時期に作成できる装備にはルドロスSシリーズが存在する。
あちらもスタミナ急速回復を持ち、こちらとは違いランナーが発動している逸品である。
その代わり回避性能-1がデフォルトで発動しているが…。
「攻め」のスタミナ軸であるあちらと違い、「守り」のスタミナ軸の装備と言える。- なお、エリアルスタイルの場合、体術スキルによってエア回避時のスタミナ消費も軽減される。
そして、スタミナ急速回復によって乗り攻防も有利に運べるため「攻め」に活かす事も充分に可能。
そうした点から見れば、実にケチャワチャらしいスキル構成と言える。
他方、突進の肉薄から大振りの強烈な一撃を放つルドロス装備も、やはりロアルドロスらしい。
あちらは大剣やハンマー、弓などの溜め武器で疲れ知らずの大暴れができる。
- ケチャワチャは★4のキークエストである為、まず間違いなく戦う機会がある。
遺跡平原では出ないドスヘラクレスが多少面倒だが、とりあえず作ってしまうのも良いだろう。
幸い★5の緊急クエストはガノトトスであり、水耐性が地味に活きる。
- なお、エリアルスタイルの場合、体術スキルによってエア回避時のスタミナ消費も軽減される。
- G級でケチャXシリーズが作成可能になる。
一式で体術+2、スタミナ急速回復、回避距離UPが付く。
それに笛/調合数のSPが8点、スロットは5つ付く。
共通スキルの3つがそれぞれシナジーを形成しており、
積極的に回避をしつつ距離を詰めるというシンプルながら強力な立ち回りが出来るようになった。
護石の手持ちにもよるが、回避性能を積んでやれば、より一層軽快な立ち回りが行えるようになる。
G級序盤で作れる装備故に防御力は低いものの、最初から被弾の頻度を減らすようなスタイルになるこの防具は、
プレイヤーの腕次第ではG級終盤、HR解放後まで持って行ける強力な防具になる。
さらに獰猛化ケチャワチャが出現するイベントクエストと、王鎧玉が貰えるダウンロードコンテンツの存在から
十分な資金さえあればG級昇格と同時に即究極強化まで行えてしまう。
剣士の場合笛吹き名人があと一歩で発動するが、
狩猟笛以外では殆ど意味のないスキルなので無理に発動する必要はない。
ガンナーの場合は、調合数UPが火力の底上げに間接的ながら関わってくるスキルなので、
特にボウガン使いなら積極的に発動させたい。
- またG級に入って真っ先に作れる回避距離持ち防具なので、
スラッシュアックスやヘビィボウガンなどの、回避距離ありきの立ち回りをする武器種と特に相性が良い。
ここに来てようやくナルガの呪い解呪成功である。
特にガンナー用には調合数UPのSPまであるため、
凄まじい勢いで弾を消費するしゃがみ撃ち及びボルテージショットの弱点を補ってくれる。
あとは護石と装飾品で弾強化を発動させられれば、G級序盤を乗り切るのには十分すぎるだろう。
亜種防具
MH4G
- MH4Gで新しく登場した亜種素材からはケチャZシリーズが生産できる。
より戦闘に特化した亜種に倣ってか、通常種防具よりも尖った性能になっている。本当に戦闘種族になってしまってどうする
1ランク高い防御力の代わりに、耐性は水が絶望的、雷も低くなる上、氷も弱点として追加されている。
ケチャZフォールドは、はるか異国の武将が謁見の際に着用したという。- この防具を使用するランク帯で氷を使ってくるのはザボアザギル通常種程度なので、
氷は実質あまり気にしなくてもいい。
が、そのザボアザギル戦の時は素直に着替えた方が良い。 - 水はガララ亜種、ザボア亜種、ゲネル亜種、ドスガレオス、ザザミ系などG1~G2は激戦区。
とはいえ、そのほとんどは動きの極めて分かりやすい大技ばかりであり、
使用頻度も頻繁と言えるほどではない。完全に回避しきることも難しくないものが多く、
その場合は気にする必要がなくなる。
ただし大技故マトモに食らえば即BC行きが関の山。回避に自信が無い場合はやっぱり装備を変えるのが妥当。 - 雷は全部位そろえて-10。雷を使ってくるモンスターは大して多くないが、
その分火力は高く、また雷属性には雷属性やられがつきもので追撃の危険性が極めて高い。
できれば打ち消す手段が欲しいところ。最低でも、食事スキルは絶対に発動させよう。 - 通常種とは逆転して火耐性が極めて良好で、一式で20もつく。
龍耐性も同様に20つくので、多くの強敵には相性が良い。
- この防具を使用するランク帯で氷を使ってくるのはザボアザギル通常種程度なので、
- 一式で発動するスキルは火属性攻撃+2、体術+2、鉄面皮、マイナススキルで水耐性弱化。
腰には剣士に斬れ味+2、ガンナーに反動+2のSPが付く。
亜種は超硬度の耳で顔を覆い隠すため、鉄面皮はまさにぴったりのスキルと言える。- 火耐性が高い相手に火属性はあまり効かない事が多いため、
防御面を生かそうと思うと攻撃スキルが死んでしまいがち。
前述のとおり水属性攻撃は避けられるものが多いので、
立ち回りを覚えて火属性攻撃を生かせるようにできれば、汎用性はぐっと広がる。 - 個別の装備としてみれば火属性攻撃+5とスロット2のある頭と胴が優秀。(ガンナーの頭のみ火属性攻撃+6)
特に胴は胴系統倍加の存在もあり火属性攻撃強化+3を発動させる場合選択肢に上がることがある。 - 体術+2と鉄面皮があるあたり、属性耐性とあわせると防御面ではアカムトルムに極めて有効な装備となる。
防御力的にG級に着ていくには少し心許ない性能だが、
上位、特に強化個体に対しては強力な助っ人となるだろう。
- 火耐性が高い相手に火属性はあまり効かない事が多いため、
- スロットは合計で6つ。
防具だけでも水耐性弱化を打ち消した上で5スロスキルなら発動できるので、多少の拡張性はあると言えよう。
ただ3スロ空いている部位が一つもないので、強力なスキルを発動するには心許ない。
手持ちの装飾品や護石と相談して、可能であれば腰の斬れ味や反動を有効に活用したい。
- G級の取っ掛かりに作るにはまずまずといった所。
火耐性と龍耐性が極めて高く、前述のとおり水耐性はあまりPSを要求しないレベルで克服が可能なので、
耐性面では決して悪い性能ではないのだが…- 心眼効果のある武器がない限り、
ろくに戦ってられない上に風圧と速度で翻弄される戦いづらい
ケチャワチャ亜種を相手に連戦して素材を集めなければいけないことを考えると、
もっと戦いやすいモンスターはたくさん居る。
そちらの防具のほうが作りやすく、トータルバランスで優れていることが多いので、
「見た目の割には実用性も考えられてる」程度、即ち趣味の域は出ないものと捉えたほうがいいだろう。
- 心眼効果のある武器がない限り、
ケチャネコシリーズ
- ケチャワチャの体毛を織り込んで作られたオトモ用装備。
伝説の三従者の1人が身に付けていた装備を
模して作られたという。- ただし、ハンターをケチャシリーズ、オトモをケチャネコシリーズで統一させても
原作通り猿、豚、河童のパーティーとはならず猿、豚、豚となってしまうのが惜しい。
河童はガノスシリーズで代用しよう。
- ただし、ハンターをケチャシリーズ、オトモをケチャネコシリーズで統一させても
- 武器は奇猿狐というよりは豚の顔面を模した「ケチャネコまぐわ」。
ユーモラスなデザインだが、実際殴られたら洒落にならない痛さだとか。
武器の先端には鋭利な鉤爪状の刃が並んでおり、
いくらオトモ用の武器だとは言ってもこんな代物で殴られたら
さすがに殴られた側は堪ったもんじゃないだろう。
ただしそれはあくまで設定上での話。
武器の性能としては序盤レベルの為、攻撃力はイマイチな部類に入る。- 因みに、武器銘のまぐわ(馬鍬)とは農具の一種。
フォークのように枝分かれした刃で固まった土を崩しながら耕す道具で、
潮干狩り等に使われる熊手もこの一種。
勿論だが何かを殴ったり叩きつけたりするものではない。
- 因みに、武器銘のまぐわ(馬鍬)とは農具の一種。
- MHXにも続投。今作ではケチャワチャが上位からの登場となる為、
下位防具は登場しない。- ライバルはこちらもルドロスSネコメイルとザザミSネコバサミ。
ネコまぐわはこの内、単純な攻撃力ではトップだが斬れ味が緑で水属性値は最低。
Sネコバサミは斬れ味で並び、会心率はマイナスだが防御+10の個性を持ち、属性はトップ。
そしてSネコネイルは攻撃力は最低だが属性でまぐわに勝り、斬れ味が青と優勢。
まぁ防御を除いて全員ガノスネコボードの下位互換だが。 - 獰猛化版では猛ガノスが睡眠属性に、猛ルドロスはマイナス会心に転じる一方、
猛ケチャネコまぐわは会心率15%が付くので多少マシになった。
尤も依頼を進めていた場合、そのタイミングだと今度は猛ハプルネコ銃槌が視野に入ってくるのだが…。
- ライバルはこちらもルドロスSネコメイルとザザミSネコバサミ。
- 余談だが、MH4のパッケージ裏には
ブレイブネコ装備を身に付けたアイルーと共に、このケチャネコ装備を身に付けたアイルーが掲載されている。
- なお防具の着彩設定では
特徴的な背中の風呂敷の他、帽子の"緊箍児"*2風のデザインのカラーを変更できる。
余談
- 腰装備の解説には「ある地方の狩猟祈願のお守り」とある。
そして前述の解説をご覧頂きたい。発動スキルは不運である。
…このお守りは本当に効果があるのだろうか?
それとも狩猟成功を助けるだけで、成功した後の報酬は知ったこっちゃないという薄情なお守りなのだろうか。- 狩の獲物を捧げることで、無事の帰りを祈願するのかも知れない。