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「オイランドロイド・アンド・アンドロイド」

Last-modified: 2018-08-15 (水) 12:42:50

togetterまとめ Edit

◆まとめ◆:#1#2#3#4#5#6
◆実況付◆:#1/#2()/#3()/#4()/#5()/#6(

登場人物 Edit

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あらすじ Edit

「ネコ!ネコ!カワイイ!」「ネコ!ネコ!カワイイ!」「ネコ!ネコ!カワイイ!」

 

ナンシー・リーの下でハッカーの修業をする傍ら彼女の仕事を手伝う、人の心を持つオイランドロイド、ユンコ・スズキ。
今回の彼女らのミッションは、人気オイランドロイドアイドルデュオ「ネコネコカワイイ」のライブに潜入し、「オイランドロイド人権法案」成立に向けてメガロ・キモチ社がネコネコカワイイに行わせた秘密セッタイ情報の証拠データを掴むことである。
ネコネコカワイイの記憶データはピグマリオン製高性能AI搭載型オイランドロイドを並列直結することでしかアクセス不能。
すなわち、ネコネコカワイイに偽装し、ライブ中にLAN直結してデータを盗むほかなく、それが可能なのはユンコただ一人というわけだ。だが……。

 

『アイドルの真似なんて嫌。媚びてて、ダサいし』
「ファック、ノー!」
自分にそぐわないスタイルの強制、あるいは自分をオイランドロイドと同一視されたことへの憤りか、ナンシーに反抗してしまうユンコ。
怒りに任せて飛び出した先で、彼女はネコネコカワイイを保守する元オムラ・メディテック社の主任エンジニアと出会う。
一方その頃スタジアムでは、このライブを我が物としようと蠕動する赤い影が動き始めていた。

 

「打倒!破壊!進歩!革命!」「打倒!破壊!進歩!革命!」
混沌と熱狂の坩堝と化すスタジアム。爆発四散するネコネコカワイイ。
ステージに集うロボットのような人間と、人間のようなロボット。
テックと人間、洗脳と自己、闘争と戦争、夢と犠牲、父と子。絡み合う幾重の思惑、果たされる過去からの因縁。そして……。

 

『YCNAN:NJSLYR INC 1』

 

今こそ全てに決着を着けるため、GO!JUNKO!GO!


解説 Edit

ニンジャスレイヤーはサイバーパンクである。
ニンジャが出て殺す。起承忍殺のマッポーの理であろうと、それは実際欺瞞ではない。
このエピソードでは、SFの永遠のテーマの一つである「アンドロイドと人間の関係」、その両者の境界を忍殺なりの切れ味鋭い味付けで抉っていく。
そして勿論、それだけでは終わらないのもまた忍殺。二転三転するストーリーでは昨今の技術者の悲哀、アイドルや社会情勢、流し流される自己に至るまで、ともすればハードな幾つものテーマを五月雨めいて取り込みつつ、それでも最後はニンジャが出て殺す。ごあんしんください。

 

ストーリーライン上としては「ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」「モータードリヴン・ブルース」から続く一連のオムラ関連作品の系譜に属する一編であり、同時に開戦後の社会情勢、戦時下のネオサイタマやイッキ・ウチコワシの活動など、これまで描写されていなかった情景が数多く描写されている。
この様に下敷きになるエピソードは複数存在するが、中でも間接的な前日譚となる「レプリカ・ミッシング・リンク」は、もし未読であれば抑えてから読み始めることが推奨される。

 

2014年エピソード人気投票第4位の傑作!
ロボットの様な人間と人間の様なロボット達が紡ぐ、サイバーパンク・アイドル・計画X・SF。
深読みしたいヘッズも、何も考えずに踊りたいヘッズも、「オイランドロイドとアンドロイド」
同期して怒涛のクライマックスまで雪崩込もう。
ネコネコカワイイといっしょにダンス!ユンコといっしょにカワイイだ!



『HEADS:COMMENT INC 1』