ターボラグ

Last-modified: 2022-01-10 (月) 12:02:59

ターボラグとは、ターボチャージャーを装着した車両において、ブースト圧が下がった後にまたブースト圧がかかるまでの時間差のことである。
ドッカンターボとは、このターボラグが大きいことの俗称で、タービンが大径化するほど、その傾向が見られるようになる。
ターボチャージャーは排気ガスの圧力でタービンを回すため、排気圧の低い低回転ではタービンの回転が落ち、ブースト圧がかからない現象が起きる。
なお、ターボと同じ過給機であるスーパーチャージャーは、ターボと違い、エンジン本体の出力により駆動するため、ターボラグはない。

 

実際のレースにおいては、エンジンの高出力化を主として、様々な理由からターボチャージャーを装備することが常識となっている。
しかし、ラリーやラリークロスのような加減速の多いレースではエンジンの低回転域を使う必要が出るため、ターボラグの発生はタイムに大きく影響してしまう。
そこで考案されたのがアンチラグシステムである。
これに関して詳細は個別ページを参照してもらうとするが、要はアクセルが抜かれた際、ターボチャージャーの排気側のタービン前で故意に爆発を起こしてタービンを回しターボチャージャーの回転速度を維持する装置で、これによってターボラグを解消することができる。

 
 

湾岸マキシにおいてはシフトアップが早すぎたり、ミスやコーナーで減速した後にシフトダウンをしないとこの現象が起こり、再加速が遅くなる。
車速とギアと回転数の関係を少しで良いので意識して走ってみるといいだろう