運命の方角
| 六分街でアンドーさんを見つけよう |
|---|
| アンドーさんは六分街をうろついている。何かを探しているようだ… |
アンドー:こっちが、運命の女神が指し示す方角…
(アンドーと話す)
アンドー:こっちの方向に沿って…と、
出会うのは――
アンドー:て、てめぇかよ、プロキシ!いいや、コイツは
「やっぱプロキシだったな」と言うべきかもしんねえな!
| 》何ぶつぶつ言ってたんだい? |
| 》当然、僕だとも |
アンドー:ぶっちゃけオレは運命ってモンをそれほど信じちゃいなかった…
プロキシ、てめぇと出会うまではな。
アンドー:仕事で厄介なトラブルが起きた時、一緒に乗り越えんのが兄弟だ。
アンドー:そんで、ホロウの中でオレを導くのは、プロキシだ。
アンドー:こういう絆とか縁とかいうモンは
運命とは関係ねえと思ってたんだ…
アンドー:てめぇと…
プロキシと出会うべくして出会うまではな――
アンドー:オレはてめぇと出会ったからこそ!
人生の道は運命ってヤツが導いてくと信じるようになったんだ。
| 》急に、どうしたんだい? |
| 》何だい、そのときめく台詞は… |
アンドー:だから、プロキシよぉ…
運命で絆
| 「運命」の導きにより、アンドーさんと街角で偶然会った。ニコは占い(詐欺)でお小遣いをゲットし、 アンドーさんは「運命の相棒」――つまり僕をゲットした。 |
アンドー:なあ、お前は運命ってやつを信じるか?
| 》信じる |
アキラ:ああ、信じる。
ビデオテープを集めているのは、それが僕の運命だからだ。
アンドー:お前ならわかってくれると思ってたぜ…!
やっぱり、オレたちは運命を共にする相棒なんだ!
| 》信じない |
アキラ:運命なんて、本当にあるんだろうか?
そうは言い難いかな…
アンドー:今日起きたことを聞けば、
お前も運命を信じるようになるぜ!…このオレみたくな。
| 》ヴォンヴォンヴォ――ン |
リン:ヴォンヴォンヴォ――ン!
アンドー:兄弟の言葉がわかんのか…!?
そいつぁきっと、オレたちが運命の相棒だからにちげえねえ!
アンドー:今日出かけたとき、道端で
髪がピンクの占い師に出会ったんだ。
アンドー:黒いマントを羽織って、顔が見えねえくらい深くフードをかぶってた。
マジで謎なやつだったぜ。
アンドー:50ディニーで占ってもらったんだが…
こっちの方に行きゃあ、運命のダチ公に出会えるとだけ言われたんだ。
アンドー:そんで、すぐお前に出会ったってわけだ!
| 》この方向に行けば、お金が拾えると… |
アキラ:僕は、そのピンクの人に違うことを言われたけどね。
こっちに行けば、お金が拾える…と。
アンドー:なんだと…?そうか、何だって思いつかなかったんだ…!
あのピンクの占い師は…
| 》嘘つき |
アキラ:嘘つき。
| 》ニコ |
アキラ:ニコだね。
アンドー:運命の女神…!!!
アンドー:ここに現れたのは、
オレらをこうして引き合わせるためだったんだな…!
アンドー:オレは、この「絆」を大事にするぜ…
アンドー:何か困ったことがあったら、遠慮せずオレに言え!
全部ぶっ飛ばしてやっからよ!
(会話終了後)
アンドー:運命ってやつは、やっぱり存在するんだな!
(アンドーと話す)
アンドー:オレらの出会いは運命っつーことだな!
そのアツき「キズナ」
| アンドーのDMを読もう |
|---|
| アンドーさんはなにやら聞きたいことがあるようだ。急いで彼からのDMをチェックしよう |
![]() | オレは熱い映画が見てぇ! | ||
![]() | 「OH~ハニ~」みたいなヤツじゃねえ。 | ||
![]() | 白昼に起こる、火のように熱いストーリーだ! | ||
| どんなジャンルがいい? | もっと具体的に | ![]() | |
![]() | 熱い対エーテリアス武器熱いカーチェイス…熱い父の愛。 | ||
![]() | 思い出した!『ファミリー・スピード』だ。 | ||
![]() | 探すのを手伝ってくれるか? | ||
| もちろん! | 任せてくれ | ![]() | |
![]() | ははっ!じゃああんちゃんに任せていいな? | ||
| アンドーが観たがっているビデオテープを手に入れよう |
|---|
| アンドーさんから、『ファミリー・スピード』を鑑賞したいと依頼があった。ビデオテープを手に入れる方法を考えよう。 「ルミナスクエアにある迷子の自走カーゴから獲得できます」 |
| アンドーのDMを読もう |
|---|
| アンドーさんはあなたがもう『ファミリー・スピード』のビデオを入手したことを耳にした。急いで彼からのDMをチェックしよう |
![]() | この前言った映画は見つかったか? | ||
| とっくに見つけているよ | 来るのを待ってたよ。 | ![]() | |
![]() | おお!さすがはRandom Playだ! | ||
![]() | 3つ数えてもらえりゃすぐ着くぜ――冗談だ、オレはまだ現場だよ。 | ||
| 大丈夫 | 待ってるから | ![]() | |
![]() | なるべく早く取りに行くぜ! | ||
| アンドーさんが来るのを待とう |
|---|
| アンドーさんが暇なとき、「Random Play」に来てくれるのを待とう |
| アンドーさんと一緒にビデオを観よう |
|---|
| アンドーさんと一緒に『ファミリー・スピード』を観よう。 |
燃え上がる、機械油と心
| アンドーさんと『ファミリー・スピード』にくぎ付けになった。アンドーさんは映画に出てきたお父さんにいたく感動し、もし僕が失踪しても必ず探し出すと約束してくれた。感動ものだけど、失踪はしないにこしたことはないね。 |
アンドー:よう、兄弟と『ファミリー・スピード』を取りに来たぜ。
| 》僕と一緒に観るかい? |
アキラ:やあ、せっかくだから一緒に観るかい?
アンドー:おお!こういう熱い映画は、やっぱダチと観てナンボだよな!
アンドー:だろ、兄弟?
アンドーさんと「Random Play」に戻って、
『ファミリー・スピード』を鑑賞した。
アンドーさんはハラハラするあまり、飛び上がったり座ったりを繰り返していた。
…時折、彼の兄弟も低くうめいた。
アンドー:真の「漢」ってのはよ…
そばにいる、一番大切なやつを守らなきゃならねえんだな…!
アンドー:息子を探し続ける父親の姿には、
オレも思わず目が潤んじまった。
アンドー:…ありがとよ、兄弟。
涙は拭いてくれなくていいぜ。
お前はちょっとかてえからな…
アンドー:なあ、プロキシ…
もしお前がホロウの中で行方不明になっても、
オレはこの映画の主人公みてえに、諦めずお前を探し続けるぜ…!
| 》どちらかというと、逆がいいな… |
アキラ:どちらかというと…アンドーさんが行方不明になって、
僕がそれを探すという方がいいかな。
アンドー:言ってくれるじゃねえか…!
お前が、そこまでオレを大切なダチだと思ってくれてるとは…!
アンドー:その気持ち…
「マジ」で届いたぜ。
| 》感動した… |
リン:感動ものだね…
これが、「絆」というやつか…
アンドー:ハハハハッ!そうセンチになるこたあねえ!
アンドー:ダチのために命を懸けんのは、当然のことだろ!
アンドー:やっぱオレら、映画のシュミも合っちまうんだな!
アンドー:これからも気に入った映画があれば、オレを呼べよな!
三人でまたアツい鑑賞をしようぜ!
(会話終了後)
アンドー:まったく、ガツンとくるいい映画だぜ…
(アンドーと話す)
アンドー:真の男は、汗は流しても涙は流さねぇ…
今のはただの汗だぜ。
過ぎ去りし日々
| アンドーさんを探そう |
|---|
| アンドーさんは現場にいるが、何だか様子がおかしいみたいだ… |
アンドー:Zzzzzz…
(アンドーと話す)
アンドーさんは眠っているようだ。
そう。
彼は騒々しい工事現場で、目を開けて、突っ立ったまま眠っている。
| 》(優しく起こす) |
アンドー:…兄弟…ダメだ…
| 》(乱暴に起こす) |
アンドー:うおおおおお――兄弟、俺をおいていかないでくれ!!
アンドー:ハッ。
アンドー:プロキシか、なんだってここに…
| 》どうしてここで寝ているんだい? |
アンドー:オレは何を…。寝ちまってたのか?
| 》寝言、言っていたよ…? |
アンドー:あ?オレが寝言まで言ってたっつうのか…
まさか、そんなに寝入っちまうとはな…
アンドー:さっきのは、夢だったか…
アンドー:我ながら、恐ろしい夢を見ちまってよ…
アンドー:兄弟がオレのもとから去っていく夢だ――
アンドー:ツヤツヤの背中にでっけぇ羽が生えて、尖った頭には白い花が咲いてんだ。
そんなイカした姿の兄弟が、完ペキなデスボイスでこう言ってくる…
アンドー:「じゃあな、兄弟。一緒にいられるのはここまでだ」
アンドー:ウオオオォォォ――!
アンドー:兄弟、行くな!オレはお前なしじゃやっていけねえ!!
ハンマードリル:ズガガガガガガ――
| 》兄弟ならここにいるよ |
| 》兄弟は元気だよ |
アンドー:そうだ!兄弟はまだここにいる…
夢でよかったぜ…!
アンドー:その…あんちゃんに、頼みごとをしてもいいか?
アンドー:大声を出したせいで、ちぃと喉が渇いちまった…
アンドー:悪いが、水を持ってきてくれねぇか?
この先の、会社の休憩所にあるはずだ。
アンドー:オレはまだ兄弟を失った痛みから抜け出せねえ…
動けそうにねぇんだ…
アンドー:マジに頼んだからな!
| アンドーさんに水を1本持って行こう |
|---|
| アンドーさんに、ボトルの水を1本持ってきてほしいと頼まれた。 坂の上の白紙重工休憩所にあるらしい。取りに行ってこよう。 |
(アンドーと話す)
アンドー:兄弟…
(水槽を調べる)
ボトルケース:赤いボトルケースの中に、
不鮮明なラベルを貼られた水が何本か入っている。
| 》1本持って行こう |
ボトルケース:ケースから1本の水を持ち出した。
通りすがりのクマの従業員はこちらと目で挨拶を交わしてから、
水を1本持ち去って行った。
| 》2本持って行こう |
ボトルケース:ケースから2本の水を持って行くことにした。
ボトルケース:通りかかったクマの従業員に声をかけられる。
彼は僕の手の中にある2本のボトルをじっと見ていた…
しかし、彼は何も言わずに水を1本取ると立ち去った。
| アンドーさんに水を渡そう |
|---|
| 元の場所で待っているアンドーさんに水を手渡そう。 |
アンドー:…あの頃の夢を見るとは思わなかったぜ。
(アンドーと話す)
アンドーさんは自分に何かを言い聞かせているようだ…
アンドー:今さら振り返っても、何の意味もねぇことは分かってる。
アンドー:オレはただ…もうとっくに忘れちまったモンだと思ってたんだがな。
アンドー:……
アンドー:ここは静かだよな。すげぇ静かだ。
アンドー:何か話してくれよ、何でもいい。
アンドー:こんなダンマリした場には、慣れてねぇんだ…
ハンマードリル:ズガガガガガガ――
| 》どうしたんだい? |
アンドー:おお――そうだな、お前がいたぜ!
アンドー:ハハハ、大したことじゃねえ。何でもねぇよ!
アンドー:兄弟と話してただけだ!
| 》また寝言かい? |
アンドー:いいや――そうだ、寝言に違いねえ。
アンドー:寝言を言いながら、兄弟と話してたんだ!
アンドー:話せば話すほど、心の距離は縮まるモンだろ。
アンドー:いつか別れの日が来てから…
さよならを言おうとしたって、遅えからな。
アンドー:……
| 》(水を渡す) |
アンドー:おっと、そうだ。こいつを忘れるとこだった!
アンドー:ああ――水を飲んだら楽になった気がするぜ。
アンドー:オレにはお前もいるからな!
| 》本当に大丈夫かい? |
アンドー:おう。気にすんなって、マジで平気だぜ!
もう終わった話だからよ…
アンドー:よし、そろそろ業務に戻らなくちゃならねえ。
現場の休憩時間は短けぇんだ。
アンドー:心配してくれてありがとよ!また時間があったら話そうぜ。
(会話終了後)
アンドー:さあ仕事だ!やることなら山ほどあんだよ——
(アンドーと話す)
アンドー:今は過去に浸ってる場合じゃねぇ…
3600回転/分の絆
| 言い争いを仲裁しよう |
|---|
| アンドーさんとエンゾウおじさんが「TURBO」の入口で討論しているが、一触即発の雰囲気だ…早く二人の争いを仲裁しよう |
(アンドーに近づく)
アンドー:兄――弟――!
アンドー:何か話してくれねえか、その低い声で…
アンドー:世界はこんなにも静かで、
こんなにも寂しいモンだったのかよ…
アンドーさんとエンゾウおじさんが言い争っているようだ。
何があったのか見に行ってみよう…
| 》兄弟がどうしたんだい? |
| 》アンドーさんにもそんな一面が… |
アンドー:来たな、プロキシ!
アンドー:兄弟を救うためになんか言ってやってくれ――
アンドー:このオヤジは優しそうに見えるが、
兄弟を助けてほしいってオレの頼みを無下にしたんだ!
エンゾウおじさん:まあ「このオヤジ」には名前があるんだがな。
エンゾウおじさん:俺の店は機械設備を修理する装備屋であって、
負傷者を治す診療所じゃねえ。
エンゾウおじさん:あんたの「兄弟」がそれほど危険な状態なら、
早く病院に連れて行ってやれよ…
アンドー:病院のスタッフから、ここへ行けと言われたんだぞ!
アンドーさんとエンゾウおじさんの喧嘩の争点は、
アンドーさんの「兄弟」のことだ、早いところ仲裁しよう――
兄弟は少し変わってる
| アンドーさんの「兄弟」が不調らしく、彼はエンゾウおじさんのもとへ駆けこんだ。結局はバッテリーの不調で、アンドーさんが「兄弟」に寄せる感情はまだまだ不可解なものの…「兄弟」が治ったと聞いた時のアンドーさんは、本当に嬉しそうだった。 |
エンゾウ:いいとこに来てくれた。
こいつが「兄弟」を「助けろ」って詰め寄ってくるもんでな…
エンゾウ:ここは病院じゃないぞって教えてやったら、
お手々のハンマードリルを振り上げて威嚇してくる始末だ。
参ってたんだよ。
| 》ハンマードリルを直して欲しかっただけさ |
アキラ:この人は自分のハンマードリルを直してほしかっただけさ。
別に、エンゾウおじさんを脅していた訳じゃない。
| 》兄弟っていうのは、彼のハンマードリルのこと |
アキラ:兄弟っていうのは、
この人のハンマードリルのことなんだ。
アンドー:ありがとよ相棒…やっぱ、
お前はオレのことをよく分かってくれてるぜ…
エンゾウ:あ?その動力ハンマードリルが、やっこさんの兄弟だと…?
エンゾウ:はあ、俺ぁ若者ってのがわかんなくなってきたぜ…
昨日だって、スマホの画面にいるキャラのことを
嫁さんだとか言い張るやつを見たけどよ…
エンゾウ:なんと今日は、工具が兄弟だとかいう変人のお出ましだ。
| 》僕の嫁がなんだって? |
アキラ:僕の嫁がなんだって?
| 》僕の兄弟がなんだって? |
アキラ:僕の兄弟がなんだって?
エンゾウ:…まぁいい、とりあえず見てやるか。で?
具体的にゃ、どこがどう問題なんだ?
アンドー:兄弟が…喋ってくんねえんだ。
エンゾウ:おいおい、こんなモンにスピーカーなんてご法度だろうが…
あれは振動に弱いんだぞ。
第一、本当に音声モジュールかなんかが付いてんのか?
| 》ハンマードリルが動かないそうだ |
アキラ:違うんだ、この人曰く…
ハンマードリルが動かなくなってしまったそうだ。
エンゾウ:そういうことかよ…
アンドー:おまけに兄弟は…メシもノドを通らねえらしい…
エンゾウ:おい、こいつは飯も食うとか言わないだろうな?
| 》充電できなくなってしまったそうだ |
アキラ:充電ができなくなってしまったそうだ。
エンゾウ:はあ…そうかい。
アンドー:どうか兄弟を助けてやってくれ!
どんな代価でも払う…!
アンドー:足りねえってんなら、
オレの臓器を売っぱらったって構やしねえ!
アンドー:オレは、もう一度コイツを失いたくねえんだ…
エンゾウ:で…今度はどういう意味なんだ?
| 》大事なものだから、何とか直してほしいって |
アキラ:このハンマードリルは、彼にとってかけがえのないものらしい。
いくらお金がかかってもいいから、何とか直せないかと聞いている。
エンゾウ:なるほど…このドリル…あー、
こちらのミスター・ドリルの状況は分かったよ。
エンゾウ:こいつは長いこと使ってるのか?
ええと…一緒に働いて長いのかってことだ。
アンドー:ずいぶん長え間だ。
兄弟はオレと共に数え切れないほどホロウを抜けて、
数千万っつーエーテリアスとやり合ってきた…
エンゾウ:うむ…充電不良はバッテリーの劣化だな。
それ自体はべつに大したことじゃない。
エンゾウ:ただな、まるっと交換する費用を考えると…
新しいのを買っちまった方がいいと思うがな。
エンゾウ:スリーゲートの新型はどうだ?
大容量バッテリー搭載で、稼働時間大幅アップだぞ。
こいつがありゃ、ホロウに1ヶ月は閉じ込められたって――
| 》それは、兄弟を見捨てろと言うのと一緒だ |
アキラ:エンゾウおじさん、それは彼に
「兄弟」を見捨てろと言っているのと同じだ。
まぁアンドーさんのことだから、首を縦には振らないだろうけれど…
アンドー:おっさん、それは――
アンドー:っと、先に言ってくれたな。
兄弟がいないときにお前がいてくれて、マジで助かるぜ。
| 》この人は今使っているのを直したいんだ |
アキラ:この人は、「今」あるものを直してほしいんだ。
アンドー:おっさん、それは――俺に、兄弟を見捨てろってことか…?
アンドー:頼む。どんな代価を払ってもいい…
俺はただ、こいつを取り戻したいんだ…!
エンゾウ:ったく、こいつにかける想いはわかったよ…多分な。
安心しろ、このエンゾウに任しとけ。
修理の音がしばらく聞こえたのち、アンドーさんの「兄弟」の
聞きなれた低い音が再び響き渡った。
アンドー:帰ってきてくれたんだな、相棒!
アンドー:まだまだ数多の冒険がオレらを待ってんだ、
先に行っちまうなんて許さねえぞ!
アンドー:しっ…わ一ったわ一った。
お前はまだ治ったばっかなんだ。
今はあんましゃべんねえで、ゆっくり休め。な?
エンゾウ:ふむ、工具の電源をあんなふうに切るヤツは…初めて見たな。
| 》兄弟のまぶたを閉じてあげたんだね |
アキラ:兄弟の「まぶた」を、優しく閉じてあげたんだね。
エンゾウ:いや、別にここの解説はいらねえよ…
アンドー:なんて礼を言ったらいいのかわからねえぜ!
おっさんは兄弟の、命の恩人だ!
アンドー:こいつは治療費だ、どうか受け取ってくれ!
エンゾウ:おいおい…こいつは、もぐりの業者にふっかけられたような額だな?
見積りは出してんだ、こっちとしては
その通りに払ってもらいたいんだがな…
アンドー:兄弟の命に比べりゃ安いモンだ!
アンドー:おっさんが厄介ごとに巻き込まれたら、オレと兄弟が
火の中、水の中、ホロウの中…どこでもスグ駆けつけてやっからな!
エンゾウ:六分街の中なら、あんたの兄弟以上の厄介ごとは無さそうだが…
エンゾウ:ま、気持ちは受け取っておくかね…
あんたの兄弟の、えーと…健康を、祈ってるよ。
ハンマードリルを取り戻した、
満足そうなアンドーさんと一緒に装備屋を出た…
アンドー:ありがとよ、今回は本当に助かったぜ!
アンドー:お前がいなきゃ、兄弟はどうなってたことか。
アンドー:しっかし…
独り言の多い変わりモン扱いも、ずいぶん慣れたと思ってたがな…
アンドー:兄弟の「中」に、あいつの魂を見出してくれるやつがいるとは
思いもしなかった。
| 》いなくなった人の思いは、そういうものに宿る |
アキラ:いなくなった人の思いは、そういうものに宿る…
だからこそ、アンドーさんにとって
それがすごく大事なものなんだ。
| 》どんな変わり者にも、その人なりの物語がある |
アキラ:どんな変わり者にも、その人なりの物語がある。
これからもし機会があれば、
是非アンドーさんと「兄弟」の話を聞かせてほしいな。
アンドー:お前がオレのことを理解してくれんのも、きっと
何か似たようなことを見てきたからなんだろ。
アンドー:やっぱ、オレらの出会いは運命っつーことだな!
(会話終了後)
アンドー:兄弟、まだ回復したばかりじゃねえか…
今日はよく休むんだぜ?
(アンドーと話す)
アンドー:お前がいなけりゃ、
今ごろ兄弟はどうなっていたか…

