香しい思い出
| オルペウスの様子を見に行こう |
|---|
| オルペウスはガーデニングショップで花を買ったみたい。誰に贈ろうとしているのかな? |
オルペウス:よろしくお願いします…
ラン:かしこまりました。
(オルペウスと話す)
オルペウス:長い時間、選ぶのを手伝っていただきありがとうございます。
こちらをいただきますね…
ラン:いえいえ、お気になさらず。
ラッピングはどういたしましょうか?
香しい思い出
| ガーデニングショップで偶然出会ったオルペウスから、一輪の花をもらった。この思い出もきっと、この花のように香り高く、心に残る。 |
オルペウス:あ、それと…あの朱色のお花だけ別で包んでいただけませんか?
ラン:もちろん。では花束をお包みしますので、
こちらで少々お待ちくださいね。
オルペウスが選んだ花を抱えながら、
ランさんは店内に戻っていった。
| 》オルペウスもお花が好きなの? |
| 》二人とも久しぶりだね |
リン:まさか「朝露」でオルペウスと「鬼火」隊長に
会うなんて思ってなかったから、びっくりしたよ~!
オルペウス:今日はちょうど休みだったので、
隊長のお出かけに付き合っているところであります…!
とはいえ、お花を買うのは初めてで…
「鬼火」:「隊長のお出かけに付き合って」?
どうしても一緒に来てほしいと私をここに連れてきたのは、
オルペウスではなかったか?
オルペウス:じ、自分たちはずっと一緒にいるんですから、
仕方ないじゃないですか!
オルペウス:そ、それに…「せっかくの休みだ。より良い戦いをするためにも、
適度な息抜きは必要だぞ」って言ったのは隊長でしたよね?
「鬼火」:それは…『エーテリアス・獣たちの都市』を観たいがために
言ったんだが…それを知ったらお前はショックを受けるだろうな…
コホン。
「鬼火」:し、しかし、私はこうも言ったはずだ。
花なんてものを…寮に持ち込むのは避けるべきだと!
「鬼火」:こういったものがあると、心にゆとりができ、
兵士の戦場に対する緊張感と畏怖の念を失わせるんだ。
オルペウス:贅沢だというのはわかっているのであります…
ですが自分…お花、好きですし…
| 》贅沢? |
| 》なんで贅沢なの? |
リン:えっ、兵士にとって、花って贅沢なものなの?
オルペウス:それは…兵士にとって
贅沢なもの、ですよね?
「鬼火」:フン、その通りだ。
オルペウス:ですが、たまには…日頃の努力へのご褒美に、
これくらい贅沢してもいいのではないでしょうか?
「鬼火」:オルペウス隊員…いつからだ?
そういったものを好むようになったのは。
オルペウス:隊長、覚えていないのでありますか?
前に多くの死傷者を出した作戦がありましたよね…
隊の皆は意気消沈していて…
オルペウス:あのとき、救出された一人の子供が、
どこからか小さなお花を摘んできたのであります。
オルペウス:火薬の臭いが漂う、ホロウの夕暮れの中で、
その子は自分の手のひらにお花をそっと置きました。
オルペウス:あんなに儚げなお花、
エーテリアスの爪や兵士の銃弾が少しでもかすれば、
たちまち消えてしまうでしょう…
オルペウス:あのとき…それだけ儚いものが、
自分の手のひらに、確かにあったのであります。
オルペウス:自分たちの戦い…この終わりのない戦いは、
そういう「贅沢」で儚いものを守るため、そうですよね?
オルペウス:それは決して、戦場に持ち込まれるべきではない贅沢品ですが…
自分にとっては、どんな勲章よりも価値があるものなのであります。
そのすぐ後、ランさんが店から出てきて
包み終えた花をオルペウスに渡した。
彼女は壊れ物を扱うように指先で花びらを撫で、
それから「鬼火」隊長の傍に花束を寄せた。
オルペウス:隊長、プレゼントであります!
「鬼火」:わ…私にか?私に渡してどうする?
オルペウス:もう…隊長は自分の話を聞いていなかったのでありますか?
お花は贅沢なご褒美、だからあなたに贈りたかったのですよ。
「鬼火」:……
オルペウス:「鬼火」隊長~?
| 》オルペウスの気持ちだよ |
| 》「鬼火」隊長に相応しいものだよ |
リン:そっか、その花束って、
オルペウスから「鬼火」隊長へのご褒美だったんだね!
リン:じゃあ「鬼火」隊長、
これは勲章みたいに大事にしまっとかないとダメだよ!
「鬼火」:だがな…私にプレゼントと言ったところで、
結局はオルペウスの枕元に置かれるんだろう?
オルペウス:うーん…それなら、これを花かんむりにして、
「鬼火」隊長のホルスターに結んでおくのであります!
「鬼火」:やめろ!許可しないからな!?
オルペウス:あっ、そうでした、あとこちらを――
別で包んでもらっていたのだろう、
オルペウスは自身の髪と似た色をした、一輪の花を差し出した――
オルペウス:これは、プロキシ殿のために用意したプレゼントであります!
オルペウス:プロキシ殿と一緒に経験した作戦も、
自分にとってはすごく「贅沢」な思い出ですから。
オルペウス:このお花を見て、
そのときのことを思い出してくれたらいいなと…
自分は思っているのであります。
(会話終了後)
| 信頼度ランクアップ |
オルペウス:この思い出…
(オルペウスと話す)
オルペウス:いつか花が枯れてしまっても、
この思い出が消えることはないのであります。
特別訓練
![]() | プロキシ殿は…『エーテリアス・獣たちの都市』 という映画をご存知でありますか? | ||
| うん、知ってるよ | うちの店に置いてるよ | ![]() | |
![]() | あわわわ、ということは…お店に そのビデオを置いているということでありますね | ||
| 観たいの? | 借りてく? | ![]() | |
![]() | ううぅ…隊長が「すぐに肯定の返事を送れ」と 急かしてくるであります… | ||
![]() | プロキシ殿、 その映画の用意をお願いできますか? | ||
![]() | 立派な兵士になるためにも… | ||
![]() | ホラー映画を観る度胸を 鍛えなければならないのであります! | ||
![]() | 戦場さえ恐れない自分であれば… | ||
![]() | CGがリアルな映画でも、 絶対に怖がったりしないのであります! | ||
| オルペウスを出迎えよう |
|---|
| オルペウスは約束通りに来てくれたみたい。迎えに行こう。 |
オルペウス:プロキシ殿…
(オルペウスと話す)
オルペウス:プロキシ殿…れ、例の映画でありますが…
「鬼火」:『エーテリアス・獣たちの都市』、だろう!
名前すら言えないとはどういうことだ!
オルペウス:エ…『エーテリアス・獣たちの都市』!
『エーテリアス・獣たちの都市』を取りに来たのであります!!
特別訓練
| 大らかなオルペウスが、まさかホラー映画が苦手だったなんて…特訓は一緒に終えたけど、恐怖の克服はまだまだ道のりが長そう… |
オルペウス:プロキシ殿、ただいま到着したのであります!
それでは、例のビデオを…お願いできますか?
「鬼火」:『エーテリアス・獣たちの都市』!
オルペウスちゃんがビビって、
タイトルも口に出せないくらいの傑作だ!ふははは!
| 》オルペウスはこれが怖いの? |
| 》それなら無理しなくても |
リン:オルペウスがビビってる映画…?
えっ、じゃあなんでわざわざこれを選んだの?
リン:映画選びはスナックとおんなじ!
無理して苦手なものを選ばなくていいんだからね。
オルペウス:い、いえ!自分が無理をしているわけでは…!
隊長です!「鬼火」姉さんが強要してきて…!
オルペウス:「こういう映画はオルペウスちゃんの度胸を鍛えられる!」
と、隊長が…
オルペウス:ですが隊長、自分たちのどちらかに
度胸があれば十分ですし、自分まで鍛えなくても…
「鬼火」:オルペウス隊員!
オルペウス:はっ、はい!「鬼火」隊長!
「鬼火」:『エーテリアス・獣たちの都市』を観るのも特訓の一環だ!
怯むな、直ちに準備を整えて、プロキシ君とこの映画を観ろ!
「鬼火」:戦術プラン、「協同作戦」だ!
オルペウス:プ、プロキシ殿と…でありますか?
| 》私も一緒に観るの? |
| 》私に頼んで正解だよ |
リン:えっ、私も度胸をつけるための特訓に参加するの?
リン:へへん、それなら私に頼んで正解だよ!
オルペウスのこと、ちゃーんと守ってあげるからね!
オルペウス:プ…プロキシ殿——!
「鬼火」:ハッ!プロキシ君もなかなか豪胆じゃないか?
「鬼火」:よし、なら決まりだ――
オルペウス、3分で準備しろ!
私が「鬼火」隊長の「特訓命令」に頷いたのを見て、
オルペウスは一縷の望みがホロウの底に沈んでいくのを
感じたのだろう…
やがて彼女はソファの隅っこで、
耳をふさいで縮こまりつつ、心の準備をし始めた。
一方で「鬼火」隊長は、自分のほうへ来るよう合図を送ると、
呟くようにこう言った――
「鬼火」:コホン…プロキシ君、
鑑賞中はできるだけビビったふりをしてくれ。
| 》なんで? |
| 》これも特訓の一環なの? |
リン:えっ、なんで?…先に言っとくけど、
わざとオルペウスをビビらせるようなことはしないからね。
「鬼火」:いいから言う通りにしてくれ!任せたぞプロキシ君!
オルペウスとソファに並んで座り、再生ボタンを押した。
キメラの怪物が唸り声をあげながら画面にしがみついているとき、
私は「鬼火」隊長の指示通り、
オルペウスのほうに少しだけ身を寄せた。
オルペウス:ププププププロキシ殿!?
あああああああなたも、すすすす少し、
ここここここわいのでありますか!?
| 》怖いねぇ |
| 》怖いよ!!! |
リン:あ~…こ、これ…めっちゃこわいかも!
オルペウス:あああ怖がらないでくださいいいい!
じじじ自分がおおおお守りしますからあああ!
「鬼火」:オルペウス、お前は勇敢な戦士だ!
「鬼火」:もちろん、プロキシ君もな!
オルペウスは悲鳴をあげながら、尻尾を私の体に巻き付け、
懸命に私の盾になろうとテレビの間に割り込み、
恐ろしい怪物から「彼女のプロキシ」を守ろうとした。
彼女は自分が倒れないよう、尻尾まで全力を込めて踏ん張り、
そのまま映画が終わるまでやり過ごした。
「鬼火」:設定はありきたりだったが、
アクションシーンの出来はまあまあだったな!
オルペウス:プ…プロキシ殿…ご無事ですか……?
| 》「鬼火」隊長しか観てなかったじゃん! |
| 》オルペウスのおかげでね |
リン:ちゃんと映画を観てたのって「鬼火」隊長だけじゃん!
リン:でも、オルペウスのおかげで
後半の怖いパートもぜーんぜん平気だったよ!
オルペウス:それならよかったであります、では…
オルペウス:兵士オルペウスの戦いは…
ここまで…で…ありま…
バタンと、オルペウスがソファに倒れ込んだ。
| 》!!! |
リン:オルペウス!
「鬼火」:そう慌てるな…オルペウスのバイタルに問題はない。
「鬼火」:おおかた、気を張り詰めすぎた反動だろう――
激しい戦闘後の休憩時間にも、こうして爆睡することがあった。
| 》結構過酷な特訓なんだね |
| 》オルペウスは大丈夫なの? |
リン:でも…本当に大丈夫?オルペウスがそれほど怖がるなら、
あえてこんな映画で鍛えなくたって…
「鬼火」:戦場の状況というのは、いつ何時も予想できないものだ。
恐れる事態は毎秒のように起こる…だから兵士は、
大切な者を守る勇気を持たなければならない!
「鬼火」:無論、オルペウスの「守りたい」という決意を
疑うつもりは毛頭ないが…
「鬼火」:ただ、オルペウスちゃんはホラーが苦手だからな、
私にはこういう映画を観る機会がなかなかないんだ…
「鬼火」:しかし、今日はよくやってくれた!
想像以上の結果だったぞ!
| 》オルペウスえらい! |
| 》「鬼火」隊長のイジワル! |
リン:「鬼火」隊長って、そんなイジワルなとこがあるんだ?
リン:じゃあせめて、オルペウスが起きたら褒めてあげて!
私、ちゃーんと守ってもらったんだから!
「鬼火」:フン――当然だ、この私が最も重んじている兵士を
冷遇するわけがないだろう?
30分ほど経った頃、ソファで寝ていたオルペウスが目覚めた。
でも…彼女は起きた直後、顔をクッションに埋めて、
自分が怖さのあまり気絶したという現実から、
目を背けたのだった――
(会話終了後)
オルペウス:あれは自分では…
(オルペウスと話す)
オルペウス:あれは自分じゃありません。
自分じゃないのであります、自分じゃ…
「鬼火」:よくやった、オルペウス!
私…いや、私たちの度胸を鍛える
いい機会になったな!
オルペウス:自分は気絶なんてしてないのであります…
気絶なんて、気絶なんて…
あなたがいない時間
| オルペウスの様子を見てみよう |
|---|
| オルペウスが途方に暮れてるみたい…何があったのか、話を聞いてみよう。 |
オルペウス:どこへ行きましょうか…
(オルペウスと話す)
オルペウス:「過度な自由はかえって不自由になる」…
やっと、この言葉の意味が分かったような気がするであります。
| 》自由? |
| 》不自由? |
オルペウス:ちょうど誰かに相談したいと思っていたところに、
プロキシ殿が来てくださるなんて…
助かったであります!
オルペウス:「鬼火」姉さんはシステムアップデートの都合で、
長時間の休眠状態に入っておりまして…
オルペウス:「トリガー」さんは用事があるようですし、
「シード」もお花の気分がすぐれないから、
付き添うと言っていたであります。
オルペウス:気が付けば、自分だけ手持ち無沙汰に…
そこで何をしようかと迷っていたであります。
| 》普段やる機会がないことをしてみるのは? |
| 》隊長にバレたくないことをしてみるのは? |
オルペウス:いいアイデアですね!隊長は普段、
度が過ぎた自分の行動にも目を瞑ってくださいますが、
特定の事柄に関しては、妙に頑ななところがありますから…
禁止されていることをこの機にやってみるのもいいかもしれません。
オルペウス:ふっふっふ、プロキシ殿も
悪よのうというやつですね――
自分と同じであります!
オルペウス:うーん、自分の中では一番やってみたいけど、
隊長に厳しく禁止されていること、といいますと…
オルペウス:隊長の銃身にキラキラのデコシールを貼るとか?
ダメダメ、後で叱られるに決まっているであります!
オルペウス:自分にカッコいい服を買うのも…
いえ、すぐにバレてしまいそうですね。
証拠が残らないようなことにしなければ…
オルペウス:あ、思いつきました!
ティーミルクを飲みに行きましょう!
プロキシ殿、ティーミルクはお好きですか?
| 》好き! |
| 》まあまあかな |
オルペウス:それなら早速参りましょう――
隊長の目が覚める前に!
| リチャード・ティーミルクへ行こう |
|---|
| オルペウスと一緒にリチャード・ティーミルクへ行って、ティーミルクを楽しもう! |
オルペウス:ティーミルクのカップ、とても可愛らしいであります…
(オルペウスと話す)
オルペウス:この店のティーミルクのカップは、
とても素敵で前から気になってたであります!
オルペウス:トッピングの種類も豊富で、色とりどりで…
この紫色のお団子はとてもモチモチしていそうですし、
黒いもち米も食感が良さそうです…
オルペウス:緑色のは…抹茶でしょうか?自分、抹茶が大好きであります!
あんこと合わせると、程よい甘さになるのが…
オルペウス:プロキシ殿は何を飲まれますか?
そういえば…あなたの好みについて、
把握できていなかったですね…
| 》甘いのが好きかな |
オルペウス:なるほど…覚えておくであります!
今度、自分オススメのお店にご案内しますね!
| 》しょっぱいのが好きかな |
オルペウス:なるほど…覚えておくであります!
今度、自分オススメのお店にご案内しますね!
| 》なんでも好きだよ |
オルペウス:プロキシ殿も自分と一緒ですね!
美味しいものには抗えなくて…
オルペウス:そういえば、小隊の皆さんにも
それぞれ好きな食べ物があるみたいですね。
オルペウス:「トリガー」さんはあんぱん、
「シード」はフローラルなティーミルク、というように…
オルペウス:治安局にはマヨネーズを愛する方もいるそうです。
なんでも白米とあわせるだけで、
一本まるまる使い切ってしまうのだとか…
| 》オルペウスは? |
| 》好きな食べ物とかある? |
オルペウス:自分でありますか?
うーん…しいてあげるとすれば、スイーツであります!
見た目も可愛らしいものが多いですから!
オルペウス:見た目良し、味良しな食べ物が大好きで…えへへ…
例えば、いちごパフェとか、カスタードシュークリーム、
チョコレートケーキ、あとは…火鍋もですね!
色合いが綺麗でありますから!
| 》私も好き! |
オルペウス:やはり、プロキシ殿とは気が合いますね!
あなたと一緒にお食事をすると、
いつもより美味しく感じられる気がするであります!
| 》全部カロリー爆弾じゃん! |
オルペウス:カロリー?そうですね…
考えてみれば、確かにそうかもしれません…
ただ、自分は運動量が多く、どれだけ食べても太らないようでして、
だからあまり気にしたことがなかったのであります、えへへ…
オルペウス:あっ、立ち話に夢中になっていました…
めったにない機会なので、全部味わってみたいのであります。
全部を1杯ずつ、お願いします!
ココ:わ、わかりました…!
オルペウスと一緒に、
十数杯もの種類が異なるティーミルクをシェアした。
お腹がはち切れそう…
「鬼火」隊長に内緒で来た理由が何となく分かった気がする…
オルペウス:わーい!大満足でありますー!
オルペウス:「鬼火」姉さんはいつも虫歯になるからと、
ティーミルクの飲み過ぎを禁止しているので…
やっと思う存分楽しむことができたのであります!
オルペウス:次は何をしましょう?
プロキシ殿、何か提案はありますでしょうか?
| 》映画とか? |
オルペウス:いいですね、行きましょう!
最近、海辺の町で過ごすカップルの物語を描いた
映画が上映されていると聞いたのでありますが…
| 》泳ぎに行くとか? |
オルペウス:「鬼火」姉さんは水が苦手でありますし、
自分も水着を持ってきていませんので、またの機会に…
でも最近、海辺の町を舞台にカップルの物語を描いた
映画が上映されていると聞いたのであります。
オルペウス:プロキシ殿も興味があれば、
自分と一緒に観に行ってみませんか?
| 》いいよ! |
| 》行こっ! |
| グラビティ・シアターへ行こう |
|---|
| グラビティ・シアターに行って、オルペウスと映画を観よう。 |
オルペウス:えっと……
(オルペウスと話す)
オルペウス:はい、その映画であります!
オルペウス:お気づきかと思いますが、
その映画はラブロマンスでありまして…
オルペウス:「鬼火」姉さんは自分がそういう映画を観ることに、
あまりいい顔をしないであります。
ラブロマンスは軟弱で、いい影響を与えない…
優秀な兵士たるもの、そういった誘惑に打ち勝たねばならないと…
| 》流石にそこまでのことは… |
| 》ちょっとだけなら問題ないって! |
オルペウス:あ、あなたもそう思ってくれるのですか?
ふぅ…良かったであります。
オルペウス:でも、「鬼火」姉さんの言い分も分かる気がします。
自分たちは映画の影響を受けやすく、
作品のムードから抜け出せないところがありますし…
オルペウス:多分、自分にラブロマンスを観ないように言うのも、
彼女自身への戒め、という意図があるのかもしれません。
オルペウス:でも、今日は特別でありますから!
――「鬼火」姉さんは休眠中だから観ることができません!
えへへ~
オルペウス:では、チケットを買いに参りましょう!
良い席を確保するであります!
オルペウスと一緒に彼女が選んだラブロマンス映画を観た。
映画の構成はバラバラで、展開も唐突、役者の演技も
ぎこちなかったけど、オルペウスは深く感動したみたいで…
オルペウス:うぅぅぅぅ…
オルペウス:これだから、あまり観ないようにしていたであります…
うぅ…映画の中のすべてがリアルすぎて…
オルペウス:あの2人は再会できるのでしょうか?
…きっと、できますよね?幸せになりますよね?
うぅ…ずっと一緒にいてほしいであります…
オルペウス:くぅ…生きて彼女を幸せにするのでありますよ!
あなたがいなくなっては、彼女が幸せになれるはずが…
| 》きっとそうなるよ |
オルペウス:そうですよね?プロキシ殿がそう仰るなら、
自分も信じるのであります…
| 》(ティッシュを渡す) |
オルペウス:ありがとうございます、プロキシ殿…ううぅ…
映画の中でもこんなシーンがありましたね…うぅぅ…
リン:(もしかして、「鬼火」隊長も
ラブロマンスを観たらこうなるのかな…
なんとなく禁止になった理由が分かっちゃった)
オルペウスが恋人たちが再会できると
確信する理由を細かくあげていく。
彼女の記憶力がこんなに良かったなんて…
その涙が止まるまで一体どれだけの時間が経ったのか、
ようやく彼女も落ち着きを取り戻した。
オルペウス:ほ、本当に申し訳ありません…
恥ずかしいところをお見せしてしまって…!
オルペウス:何故か映画を観ると、
感情を抑えられなくなるのであります…
オルペウス:全部スクリーンの中の物語だと分かっているのですが、
つい現実のことのように思えてしまうのであります…
オルペウス:こんな自分はやはり、「鬼火」姉さんが仰る通り、
軟弱なのでしょうか…
| 》優しいからだよ |
| 》感受性が豊かなんだよ |
オルペウス:そう仰っていただけると、
なんだか良いことのように思えてきたであります!
さすが経験豊富なプロキシ殿…考え方がユニークでありますね。
オルペウス:今日は普段できないようなことをたくさん、
それもあなたと一緒にできたなんて…
とても楽しかったのであります!
オルペウス:そろそろ「鬼火」姉さんが起きる頃合いですし、
戻りますね。
| オルペウスを地下鉄駅まで送ろう |
|---|
| 楽しい一日を過ごせた!オルペウスを地下鉄駅まで送ろう。 |
オルペウス:今日はありがとうございました…
(オルペウスと話す)
オルペウス:で、ではプロキシ殿…ここでお別れしましょうか…
オルペウス:……
| 》どうしたの? |
| 》なんだか元気ないみたいだけど… |
オルペウス:見破られたでありますか。
あはは、プロキシ殿には
何もかもお見通しでありますね…
オルペウス:楽しい一日が終わったあとのお別れは、
いつも少し寂しいものであります…
これは人の常なのでしょう。
オルペウス:でも、自分が寂しさを感じる理由は、
「鬼火」姉さんのことが大きいのかもしれません…
オルペウス:物心がついた時から、
自分は「鬼火」姉さんと共に生きてきました…
オルペウス:彼女はこれまでの自分の物語すべてに関わり、
あらゆる感情を分け合ってきたのであります…
彼女はもう一人の自分であり、最も大切な家族です。
オルペウス:でも、今日はこんなに面白いことをたくさんして、
忘れられない時間を過ごしたというのに…内緒だから、
楽しかった思い出を、何一つ彼女に話せないなんて…
オルペウス:胸がなんだかズキズキするのであります…
| 》それなら彼女に打ち明けちゃおっか? |
| 》それなら今日のことを聞かせるのは? |
オルペウス:そうですね…
正直に今日何をしたか、どんなことがあって、
自分がとても楽しかったかを「鬼火」姉さんに話す…
オルペウス:それが正しいのかもしれません。
「鬼火」:ん……はっ!
もうこんな時間か。
| 》「鬼火」隊長? |
| 》目が覚めた? |
「鬼火」:プロキシ君か。オルペウスはやはり、
お前を遊びに誘ったようだな。予想通りだ。
「鬼火」:今日はどうだった?楽しく過ごせたか?
オルペウスの大好物の激辛いちごココナッツミルクキャンディは
買ったのか?
オルペウス:……
「鬼火」:オルペウス隊員?何故——
落ち込んでるんだ?
オルペウス:「鬼火」姉さん…
オルペウスと一緒に、
今日のできごとを「鬼火」隊長に話した。
ティーミルクを満足行くまで飲んだこと、映画の感動、
そして、オルペウスが最後に感じた寂しさも――
「鬼火」:ふむ…そうだったのか。
問題ないぞ、オルペウス。今日はよくやった!
「鬼火」:二人で充実した一日を過ごせたようで、何よりだ!
「プロキシ君との外出を増やす」を
『戦術マニュアル』に追記しても良さそうだな!
オルペウス:で、ですが、今日の自分の行動は
隊長がよく思っていないことばかりだったのでは…
「鬼火」:もともと、あの件が落ち着いてから休暇をとらせるつもりだった。
だが、オルペウスは真面目すぎて、
衛非地区にいても訓練を欠かさない…
そろそろ自分にご褒美をやってもいい頃合いだろう。
| 》まさか、システムアップデートは… |
| 》まさか、休眠状態に入ったのは… |
「鬼火」:コホンコホン、プロキシ君!
お前は空気を読むのが得意じゃなかったのか!!
「鬼火」:それにしても、私がいないと寂しがるとは…
オルペウスはまだまだ子供だな。
オルペウス:たっ、隊長っ!
そんな風に仰られますと、自分…
これからは何も報告しませんからっ!
「鬼火」:コホン。オルペウス隊員、命令だ!
オルペウス:は、はっ!なんでしょう!
「鬼火」:今後は自分の気持ちをもっと大切にしろ!
――それと、私はずっとそばにいる、
寂しがらなくていい!
オルペウス:…はいっ!
オルペウス:自分、「鬼火」姉さんのこと――
大好きでありますっ!
オルペウスは「鬼火」隊長の銃身を抱きしめ、
まるで猫のように頬ずりした。
オルペウス:大っ、大っっっっ、大好きでありますぅ――!!
「鬼火」:わかった、わかったから!好きなら好きでいい!
そろそろ離せ、コーティングが剥がれる!
(会話終了後)
(オルペウスと話す)
オルペウス:「鬼火」姉さんのこと、大っ好きであります!
「鬼火」:プロキシ君!見物してないで、
さっさと止めてくれ!
「自分」になる方法
| オルペウスの様子を見てみよう |
|---|
| オルペウスは子供たちと楽しく話してるみたい…何をしているのか見に行こう。 |
元気な子供:わあっ!
オルペウス:えへへ!
(オルペウスと話す)
元気な子供:お姉ちゃん、すっごくカッコいい!
「鬼火」:それ以上持ち上げると、
彼女のしっぽが天まで届くぞ!
――いや、私がそのしっぽなんだが。
オルペウス:えっへへ、隊長も褒められたいのでありますね!
「鬼火」:私をからかってる暇があるなら、
追加で何セットか訓練したらどうだ!
「自分」になる方法
| 子どもと真摯に向き合うオルペウスの姿から、「鬼火」隊長の面影を見た気がした。「鬼火」隊長の「休眠」を機に、オルペウスは自分の胸の内を少し明かしてくれた… |
元気な子供:わぁ、お姉ちゃんすごい!
オルペウス:ふふん、かっこいいでしょう?
この一連の動きは、一晩中練習したのでありますよ!
「鬼火」:子供の前でカッコつけたいがために体力を浪費するな!
「鬼火」:筋力トレーニングをするたび、
午後には地面にへばってるくせにな!
いいか、十分な体力は緊急時において――
オルペウス:「生存と勝利の根本である」!わかっているのであります!
ですが隊長、せっかく自分のことをカッコいいと言ってくれているのに、
バラさないでくださいよぉ!
元気な子供:えー!喋る銃…銃のお姉ちゃんだ!ねぇねぇ、触ってみてもいい…?
オルペウス:え?えーっと…怒られてしまうかもしれませんよ?
オルペウス:銃のお姉ちゃんは、すぐプンプンしちゃいますからね!
元気な子供:ちょっとだけだから、お願い…
オルペウス:この子の話、聞こえてましたよね…隊長?
「鬼火」:フン、やかましい子供だ!
「鬼火」:私は休眠モードに入る――
起きたら全身が指紋だらけ、なんてのはごめんだからな!
「鬼火」:はぁ…戦術プラン、「見て見ぬふり」だ…
オルペウス:はっ!必ずピカピカにすることを保証するであります!
オルペウス:はい、触っていいですよ。
そ一っと、優しくお願いしますね。
| 》あの「鬼火」隊長が触っていいって? |
| 》珍しい… |
リン:いいな~、私も触ってみたい!
「鬼火」隊長の触り心地、気になってるんだよね…
オルペウス:隊長が寝ている隙に、
プロキシ殿もどうぞ触ってみてください!
| 》ほんとにいいの? |
| 》ほんとに大丈夫? |
リン:えっ、いいの!?ほんとに触っちゃうよ?
オルペウス:遠慮することはないのであります!
せっかくのチャンスですから、どうぞどうぞ!
オルペウス:普段からメンテナンスには気を遣っていますので、
きっと最高の触り心地でありますよ!
オルペウスが熱心に勧めてくるので、
私は「鬼火」隊長の銃身に手を伸ばし、そっと触れてみた。
奇妙な構造をしているが、普段から丁寧に
メンテナンスされていることが伝わってくる。
元気な子供:私も大きくなったら、こんなカッコいい武器を持って
エーテリアスと戦えるようになるのかな?
勇敢な子供:僕も武器欲しい!
それでエーテリアスを倒して、ホロウを消してやるんだ!
元気な子供:お姉ちゃん、お姉ちゃん!
どうしたらあなたみたいになれるの?
私、お姉ちゃんみたいにカッコよくなりたい!
オルペウス:うーん…そうですね…
オルペウス:え…ええっと、まず、ちゃんと決まった時間に寝るのであります!
電気を消した後に布団の中でゲームしちゃダメですよ!
目に悪いですからね!
オルペウス:それと、好き嫌いせずに、ちゃんと野菜も食べるんですよ!
ピーマンやブロッコリーも他のお皿によけちゃダメですからね、
背が伸びなくなってしまうのであります!
元気な子供:えー、カッコいい兵士になるの難しそー…
オルペウス:これは優秀な大人になるための第一歩であります!
さあ、もうだいぶ遅いですよ、そろそろお家に帰りましょうね~
がやがやとお喋りをしていた子供たちが別れを告げて去った後、
大人しそうな女の子が一人、オルペウスの前に立ったまま
その場を離れようとしなかった。
真面目な子供:もし…もし本当にできたら、
お姉ちゃんみたいな兵士になれる?
オルペウス:…兵士たちはカッコよく見えるときもあります。
ですが、実際に兵士になるのって、楽しいことじゃないんですよ。
真面目な子供:うん、知ってるよ…パパは防衛軍の兵士だけど…
ある日ね、「行ってきます」って家を出たっきり、
パパは…二度と帰って来なかったの…
オルペウス:……
真面目な子供:でも、パパはすごいの!ママが言ってた、
パパは人をいっぱい、いーっぱい助けたんだって!
真面目な子供:私…私も、パパみたいなすごい人になりたい!
オルペウス:なら…今日から毎日、一時間早く起きて
筋力トレーニングをしなさい。
オルペウス:それと、各科目の成績は学年の上位…
いえ、上位5%をキープするように!
オルペウス:放課後の時間は、戦術理論の知識を勉強すること。
まずは丸暗記からです。覚えることすらできないのなら、
応用など夢のまた夢であります。
オルペウス:あとは、自分の身体データの記録も欠かさないように。
常にベストコンディションを維持できるようにしなさい。
オルペウスは背筋を伸ばし、
子供を見下ろしながら、真剣かつ厳しく羅列した。
今、二人の身長差は大きく開いている。
それでもこの瞬間、オルペウスは一人の軍人として、
彼女と対等な立場で話していることが感じられた。
オルペウス:全部覚えましたか?
真面目な子供:うん!ちゃんと覚えたよ!
オルペウス:よろしい。今言ったことを継続できたなら
あなたがもう少し大きくなった時に、
このオルペウスが直々に試験を設けて
あなたを軍に迎え入れるのであります。
真面目な子供:うん!私、頑張る!
じゃあさよなら、お姉ちゃん!またね!
| 》今さっき… |
| 》オルペウスに「鬼火」隊長が重なって… |
リン:さっき、なんか一瞬だけ、
オルペウスと「鬼火」隊長が重なって見えた気がする…
オルペウス:ほ、本当でありますか?
ですが…先ほどの言葉は、かつて隊長から聞いたものでした…
オルペウス:隊長はいつも厳しいのですが、たまに今日みたいに
自分を外出させようと口実を作ってくれたり、
自分のわがままを大目に見てくれたりするのであります。
オルペウス:ずいぶん前の話ですが…
とある訓練の最中、立ったまま寝てしまったことがありまして。
そのとき、隊長は自分を責めるどころか、
丸一日の休暇をくれたのであります。
オルペウス:当時、なぜ休暇をくれたのか、ずっと不安に駆られていました…
それで我慢できなくなり、隊長に直接聞いてみたのであります。
そうしたら彼女は――
オルペウス:「私は誰よりも、お前が優秀な兵士になることを望んでいる。
だが、お前が誰よりも自由で、充実した人生を送ってくれることもまた、
私の望みなんだ」と、言ってくださいました。
| 》いい隊長だね |
リン:「鬼火」隊長って部下思いで、
中でも特にオルペウスを大事にしてるんだね…
| 》いい「お母さん」だね |
リン:「鬼火」隊長って、厳しくも優しいお母さんみたい…
うん!すごくいい「お母さん」って感じだよね。でしょ?
オルペウス:じ、自分もそう褒めているのですが、
一度も喜んでくれたことがないのであります!
オルペウス:ですが自分、隊長の思いは理解しているつもりです…
その、たまに少々サボるようなこともありますが…
自分なりに一歩ずつ着実に精進して、
より強くなれるよう努力しているのでありますよ!
オルペウス:隊長のためにも、自分は何度でも戦場を生き抜いてみせます!
「充実した人生」を送れるよう、全力を尽くすのであります!
オルペウス:自分は…隊長が悲しむ姿を、もう見たくありませんから。
オルペウス:あっ…さっきの話は自分たちだけの秘密でありますよ!?
絶対…絶対に隊長には言わないでくださいね!
(会話終了後)
| 信頼度ランクアップ |
オルペウス:これは、自分たちの秘密であります!
(オルペウスと話す)
オルペウス:さっきの話は自分たちだけの秘密でありますよ!?
絶対…絶対に隊長には言わないでくださいね!
オルペウス:感傷的なことを言ってしまいましたし、
本人に知られたら…

