斧と同じく重量のある武器として扱われている為
シリーズ内ではしばしば斧と同じカテゴリとしてまとめて扱われている。
形状がメイスと似ているため、鈍器類としてまとめられていることもある。
多くのRPG同様、見た目通りパワー系のジョブ及びキャラが装備可能だが、意外にも初代(FF1)等ごく一部の作品では非力な魔法使い系キャラの白魔が装備できたりする。
FF1 
コーネリアの町など序盤の町で買える武器。こんな鈍器をなぜか白魔が装備可。
上位にはミスリルハンマ、トールハンマーがある。
- 白魔のハンマー装備は、D&Dの刃物を装備できないプリーストが元ネタ。
鈍器だからこそ装備できるんです。- なお刃物を装備できないというのは教義・戒律を守るために流血を避けるという理由からの制限である。
- でもマサムネは装備できる。
- なお刃物を装備できないというのは教義・戒律を守るために流血を避けるという理由からの制限である。
魔法使いキャラのはずの白魔のHP成長率が意外と高い(黒や赤は余裕で抜けるうえ場合によってはシーフよりも高くなる)のは、この武器をずっと振り回して鍛錬していた賜物かもしれない…。
RPGで僧侶系ジョブの武器といえば、メイスと相場が決まっているのだが、FFであえてハンマーにしたのは、グラフィック上で区別しやすいからか。(金槌のような形状にする分、作成が…)
確かにでっかいハンマーを振り回す白魔のビジュアルには、度肝を抜かれたが…どうみても武器より土木工事用。
何気に同時期における戦士系最強武器のレイピアと同等という高い攻撃力を誇ってたりする。
ただし命中補正が0なため、命中率や攻撃回数に劣る(そりゃまああんな馬鹿でかい重量武器じゃなあ……)。
この傾向は上位のハンマー系にも引き継がれ、当たればそこそこの威力は出るが当たらないという宿命を負うことになる。
もっとも、手数の足りないときでもないと白魔の通常攻撃に期待することなど無いのであまり問題にはならないが。
神秘の鍵を用いて力の杖かミスリルハンマを入手するまで、白魔術士にはハンマー以上の武器は存在しない。
この段階では攻撃魔法はディア系しかなく、魔法を発動するアイテムも(GBA版以降を除いて)手に入らない。
つまり、白魔4人でパーティを結成しようものなら、アストスをこれで撲殺するしかないのである。
アストスは防御力が高いため、かなりレベルを上げるかクリティカルでもない限りダメージは1が精々だろう。
白魔4人旅最大の難関である。
- アストスは状態異常に耐性が全くないのでサイレス(沈黙)が通る。
魔法防御が170もあるので効きにくいが、当たりさえすれば大分楽になるので何としても当てたいところ。
というか、サイレスはここ位しか活躍させどころがない(沈黙が魔法だけを封じる仕様に変更されて弱体化されたWSC版以降は特に)のでどうか使ってやってください…。- しかし魔法を封じたところでその装甲は健在なので、結局ハンマーで延々と殴り続けなければならないことに変わりはない。
- 悲しいかな、GBA版以降は15パズルの記録更新で入手可能なコカトリスの爪(ブレイクと同効果・命中率はサイレスと同等)があれば、アストス前でセーブ→当たるまでリセットを繰り返して楽に倒すことが可能なのでサイレスは不要だったりする…。
もちろん、15パズルが苦手でどうしてもコカトリスの爪が入手できないという人や苦労してでも普通に殴って倒したいという人の場合には話は別だが。
FF1(GBA版以降) 
トールハンマーを上回る最強のハンマーとしてウォーハンマーが新たに追加された。
マサムネとアルテマウェポンを除くと白魔が装備可能な武器の中で最も攻撃力の高い武器である。
もっとも、その攻撃力は30(ディフェンダーと同等)しかない他、白魔に積極的に物理攻撃をさせることは少なく、これより攻撃力が低くとも知性ボーナスのある装備品を装備させた方が良かったりする(大抵のプレイヤーはホーリー強化装置かつ知性+15の賢者の杖が最終候補になる)ため、役に立つことはほぼないだろう。
- 加えてPSP版以降はウォーハンマーと同攻撃力で命中が30高いうえに知性+20のボーナスまである杖ゴールドスタッフが追加されたため、ますます微妙な立場になった。
もっとも、上記賢者の杖がある他、同じくPSP版の追加装備であるバーバリアンソードの存在によりアルテマウェポンやマサムネが余っていて白魔に回せる等の理由で不要な場合も多く、ゴールドスタッフの方も微妙な立場だったりするのだが。
FF3 
没アイテム。攻撃力25、命中率60%。電撃属性。
攻略本には載ってるが、通常プレイでは絶対に入手できない。
アイテム変化技でちょうろうのつえを変化させることで入手可能。
同カテゴリの上位武器として、トールハンマーとトリトンハンマーが存在する。
こちらはちゃんと入手可能。
武器系統としてハンマー系と斧が分かれているが、FC版ではどちらもバイキング(+忍者)専用で見た目以外の区別はない。
DS版では斧は戦士可だがハンマーはバイキング専用という差がある。
冷静に考えてみるとハンマーなんて、水中戦には全く向いてない。気にしたら負けか。
- ハンマー→神話にはトールハンマーがある→トールといえば雷神。だから雷属性→水棲生物に強い。
- どちらかと言うと「海上戦に強い(という設定)のバイキングの武器→海上の敵は雷弱点→だからハンマーも雷属性」という理由だろう(トールが由来だとするとトールハンマー以外の武器、特に斧が雷属性を持つことについて説明がつかない)。
ハンマー系統はハンマー含めて全て属性持ち。全属性耐性持ちが増える終盤は厳しい。
こういうのを設定するあたりFC版FF3開発当時では水のクリスタル以前からバイキングを使えるようにするつもりだったと思われる。実際船や水の洞窟で戦うシーンもあるためバイキングがその頃から使えれば序盤もっと楽だったかもしれない。
分類としての『ハンマー』一覧はこちら
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
攻撃力55、命中率70%に強化。更に体力+1の装備補正値がかかる。重量+3。
今作では忍者の代わりにたまねぎ剣士が装備可能に。
DS版ではシドが支援攻撃でハンマーを振り下ろす。
彼の参入期間そのものが極端に短いため、見たことのないプレイヤーもいるかもしれない。
このハンマーはやっぱりミスリル製なのだろうか?
FC版では没アイテムだったが、DS版では入手出来るようになった。下水道で拾える。
バイキングが強化されたのはいいが、主に「ちょうはつ」で攻撃をひきつけることが多く、盾を持たされがち。
またバイキングの素早さの低さと、ハンマーの重さが相まってヒット数が伸びない。
命中率も多少伸びたとは言え、依然低めなのもネック。
売値は250ギル。
基本デザインはプラチナハンマーと共通だが、此方の方がやや大きめ。
武器分類としてのハンマーについて。
FC版ではバイキング武器として斧と一緒くただったが、DS版では区別がなされ、種類も大幅に増えた。
ハンマーは雷属性に統一され、斧は無属性になり戦士も装備可能に。
- DS版以降では種類が増加&性能が上昇したが、代わりに全て非売品に。
余程アイテムに無頓着な人以外はアイテム所持数制限のないDS版以降でやることまずないと思われるが、アイテムコレクターの場合にはうっかり売ったり捨てたりしてしまわないように要注意。 - 全ての種類に体力ボーナスが付いているのもDS版以降のFF3のハンマー系統武器の特徴の1つ。
DS版以降でも装備品の体力はLVUP時のHP上昇率には影響しないものの、体力の1/2が物理攻撃に対するダメージの軽減に利用されるのはFC版と同様な他、新たに回復魔法の回復量に影響を与えるようにもなっている(回復される側の体力の1/8が回復量に影響する)。
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FF3(ピクセルリマスター版) 
武器分類としてのハンマーについては種類はFC版準拠の2種類だが、
トールハンマー、トリトンハンマーの2種とも強力。
FC版のイメージにとらわれずバイキング共々一度は使ってみる事をお勧めする。
単なる「ハンマー」はFC版で没アイテムだったせいか、登場せず。
FF4 
シド専用の武器。すべて両手で扱う。
どれも攻撃力が高く機械に特効。
若干命中率が低いが、斧よりは扱いやすい。
- 3種類とも75%となっている。
シドの参入時期に機械系の敵とは遭遇できないので、特効は事実上無意味。
大地のハンマーを裏技で装備して、フェイズを狩ることもできるが……。
GBA版ではシドの再加入により、正々堂々と特効を活かす機会が設けられた。
ただし一番活躍しそうな巨人のダンジョンで使用できないのがやや残念。
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FF4イージータイプ 
命中率が一律10%アップしているので、85%で統一されている。
FF4(DS版) 
攻撃力・命中率が上昇しすべて片手で扱えるようになったため、シドの攻撃力を保ちつつ盾を持たせる事が可能となった。嬉しい設定だが、リメイク前のイメージのままだと「さいきょう」を選択するまで気が付かない可能性も……
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FF4TA 
シド、ルカ、ゲッコウ、ゴルベーザが装備可能。
特性は4本編と同じ。
性能の高いものも装備可能キャラも増えたが、盾が装備できないために回避率が低くなるハンデも顕在化した。
そのあたりは重装備や戦術等で補う必要があるだろう。
ちなみに、裏技を使わないといけなかった4本編とは異なり、
フェイズ狩りに堂々と使うことができる(大地のハンマーは使わないだろうけど)。
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FF5 
「ハンマー」だが、「斧」に含まれる。
- 厳密には別カテゴリの模様。アイコンが違っていたり、GBA版では剣闘士は装備できなかったりする。
『ハンマー』一覧はこちら
FF5(ピクセルリマスター版) 
ハンマー系統は全て投げつける演出に変わったが、実際に隊列無視効果を持つもの以外は隊列の影響を受ける。
FF11 
「片手棍」、「両手棍
」という2系統が存在している。
メイスやハンマーなどの打撃武器は片手棍に属しており、白魔道士が用いる。
残念ながら攻撃力は今一つ足りない。
それでも白魔道士の武器としては上等な方なのでソロ活動では選択肢に挙がる。
新たに実装された風水士も装備ジョブに加わったが白魔道士の方が上手く扱える。
FF12 
片手ハンマーという分類。
物理回避率2%。CT32。連撃値7。
片手斧と同じ活力依存武器。
黒帯、ねこみみフードなどで活力を高めることで火力が上昇する。
活力を高めないと片手剣より劣る。
ダメージ幅やその分布に特徴がある。
詳細は片手斧の項目を参照。
『片手ハンマー』一覧はこちら
FF14 
武器種にはないが両手斧の一部にハンマー型の物がある。両手持ちだけありいずれもかなり大型。
また、幾つかのクラフターの主道具(武器に相当)にハンマーがあり、こちらは片手持ちかつ小型。
敵側はネロの扱うガンハンマー「ミョルニル」なんて物もある。
FFTA2 
武器のカテゴリ。両手装備のため、盾が装備できない鈍器。
「フレイル」「ウォーハンマー」「スレッジハンマー」「ミョルニル」の4種類がある。
ヴァイキングと緑魔道士が装備可能。
『ハンマー』一覧はこちら
FFCC全般 
鈍器。初代と後の作品とで装備キャラが違う。
RoF・EoTではおたまも鈍器に分類される。
殴打武器なので、EoTの斧は分類されていない。
FFCCの『ハンマー』一覧はこちら
FFCCRoFの『ハンマー』一覧はこちら
FFCCEoTの『ハンマー』一覧はこちら
光の4戦士 
FFL 
FF5同様、「斧」に含まれている。
「ハンマー」と名前が付く武器は5種類登場している。
FFRK 
武器の分類として「ハンマー」がある。「斧」とは分類が別。
装備可能なキャラは初期作品とジョブキャラに偏っていて、
FF6以降のナンバリングタイトルでは3人装備できるFF12を除けば、FF8の雷神、FF14のシド、FFTのディリータだけである。
また、FF4と共鳴するレア1のハンマーとして「ハンマー【IV】」が登場している。
…のだが、FF4で「ハンマー」という名称の武器は登場していない。近いのは木槌。
ステータスは下記。()は共鳴時。
Lv | 攻撃力 | 命中 |
---|---|---|
1 | 4(33) | 83 |
3 | 8(37) | |
5 | 12(50) | |
10 | 21(78) | |
15 | 31(106) |
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