Late 298B

No.194
	Laté 298B		多用途水上機/水上爆撃機
	装備ステータス
	火力	+2	雷装	+4
	爆装	+5	対空	+1
	対潜	+2	索敵	+4
	命中		回避	+1
	戦闘行動半径	4
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
	開発解禁日:2020年10月16日、改修可 2016年秋イベントE-3甲作戦突破報酬 Commandant Teste/改の初期装備 期間限定任務『謹賀新年！「水上機母艦」出撃せよ！』選択報酬*1
トリコロールの国で開発された水上攻撃機です。日本海軍ではあまり研究されなかった、 水上雷撃機としての運用を狙った機体でもあります。本機は同機の水上機母艦艦載機バージョンで、 索敵や爆装攻撃を含むマルチロールが期待されていました。

ゲームにおいて

• 2016年秋イベント「発令！「艦隊作戦第三法」」開始に伴うアップデートで実装。Commandant Teste/改の初期装備の他、E-3甲突破報酬でもう1機入手可能。

• 装備パラメータが7つあるため装備図鑑や装備変更画面では表示が漏れてしまっているが、素索敵+4であることが確認されている。

• その特徴はなんといっても水上爆撃機としては唯一砲雷攻撃力を上げることが出来ること。
  2019年3月27日のアップデートにて瑞雲改二(六三四空)、瑞雲改二(六三四空/熟練)が実装（ともに火力+2）され唯一ではなくなった。
  攻撃力が重要なボス戦などにおいて活躍が期待されるが、水爆の性質上対空砲火で全滅し易く、全滅すると弾着観測射撃が出来なくなりかえって火力が下がる可能性があることに留意したい。
  • 連合艦隊第二艦隊所属の艦に装備させることで対連合艦隊以外ではデメリットの多くを打ち消せる。
  • 全滅してもステータスの強化は残る為、純粋に夜戦火力用として考えれば全滅しても問題はない。
  • 元々連撃装備の航巡や水母の昼連撃発動率はさほど高くない為、一巡しかしない連合艦隊第二なら連撃は出なかったと諦めるのも手。
• 雷装があるため航空巡洋艦との相性が良く、熟練艦載機整備員と組み合わせると重巡並みかそれ以上の夜戦火力を発揮させることも可能になる。
  • 同じく雷装値があり、甲標的による開幕雷撃も可能な水上機母艦にも、火力・雷装値の上乗せが有効に働く。
  • しかし艦載機を搭載可能な潜水艦（潜母）だと、夜戦カットインが排他となり、搭載機数も少ないため全滅し易い危険もあるため、搭載が有効な海域は限定されるだろう。
    • 3スロット潜母である伊13改、伊14改が実装され、本機を装備しながら夜戦カットインが発動できるようになった。しかしこの二人は素の雷装値が低いため、この運用では威力にはあまり期待できない。
  • 雷装値を持たず雷撃も不可な航空戦艦の場合、砲雷撃力が計算される夜戦攻撃力の若干の上乗せが期待できるものの、艦載機の性能としては瑞雲や晴嵐と一長一短であるためどちらが良いとは言い切れない。
    ただ、素火力の低い伊勢型改においては、+2の火力向上も貴重かもしれない。
• 一方で爆装・対空が低く、航空戦が苦手。制空補助や爆撃特効などに期待する場合は他の採用を検討しよう。
  索敵も水上爆撃機としては低目なため、高い索敵能力が要求される海域での運用には不向き。

• 特例でRichelieu改、Jean Bart改も装備できる。搭載数は心もとないが1-1キラ付けには向く。

• なお、雷装値を持ち、図鑑説明にも「水上雷撃機としての運用」との一文があるが、航空戦では従来の水上爆撃機と同様に爆撃のみを行い、艦攻のような雷撃は行わない。紛らわしいので注意しておこう。
• ちなみに正式な表記は「Laté 298B」である。

アップデート履歴

• 2020/03/27のアップデートで改修可能になった。
• 2020/10/16のアップデートで開発可能になった。Commandant Testeを秘書艦にし、資源【20/40/10/50】で開発できる。
• 2021/03/30から開発率が向上した。

装備の運用について

• 装備可能な艦は瑞雲と同じ、加えてRichelieu改、Jean Bart改にも搭載可能。

装備ボーナスについて

• 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある
  • 対象艦は表中の通り。
  • 搭載1個ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
  • 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に加算される。
  • 各ボーナス値は下表の通り。

    装備		基本値
    Late 298B		火力	雷装	対空	対潜	索敵	装甲	回避	射程	命中
    		2	4	1	2	4		1
    単体ボーナス↓		加算値
    装備	対象艦	火力	雷装	対空	対潜	索敵	装甲	回避	射程	命中	累積
    Late 298B	Richelieu改	+1				+2		+2			◯
    	Commandant Teste	+3				+2		+2
    	瑞穂 神威					+2		+1
    水上爆撃機	能代改二 矢矧改二 / 乙	+1			+1			+1			× *2
    	最上改二 / 特 三隈改二 / 特	+1						+1			× *3

    ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら

• 索敵値のボーナスはルート分岐上の艦娘素索敵に加算されている。*4
  
  

対地特効補正について

対地特効補正について/水上戦闘機・多用途水上機／水上爆撃機より転送

性能比較表(装備最大値/水爆早見表/テーブルより転送)

小ネタ

• フランス海軍の水上攻撃機、「Latécoère 298」(ラテコエール298)の水上機母艦搭載型(B型)が元ネタか。
  複操縦装置を備え、水上機母艦に搭載できるよう主翼の折り畳み機構を追加したタイプである。

• 1933年にフランス海軍の水上雷撃機要求によって開発された機体で、1936年初飛行、1937年制式採用。全金属単葉、密閉風防、半埋め込み式の雷爆装と、時代を先取りしたような水上機である。
  • エンジンはイスパノ・スイザ12Yers。フランス製の880馬力液冷12気筒エンジンである。
    エンジンがあまり強力でないため最高速度は300km/hと速くないが、航続距離1500km、670kgまでの雷爆装可能、7.5mm機銃を3丁備え被弾にも強いという優秀機。
    ついでに150kg爆弾による対潜爆撃も可能だ。
  • 1940年のドイツ軍侵攻までに81機が完成、配備されており、最終的に約130機が製造されたようだ。

• 1938年から就役をはじめ、沿岸基地や水上機母艦Commandant Testeに配備された。
  開戦後は沿岸警護や対潜哨戒を行っていたが、侵攻してきたドイツ軍、イタリア軍に対して対地攻撃を敢行。
  低空での運動性が良かったこと、被弾に強かったことから予想外の活躍を見せた。
  • 空母ベアルンに搭載予定だったLN401*5という艦爆もフランス海軍にあるにはあったのだが、そちらは鈍重なことも祟って出撃の度に壊滅的な被害を出しており、それとの対比もあってLate298はなおさら「使える！」と判定されたようである。
    • 実際にフロートをはずしたLate299も計画されたが、戦争の影響で開発中止された。
  • 休戦後、イギリスに脱出した一部を除いてヴィシー政府下のフランス海軍によって使用され、南フランス、北アフリカ及びシリア・レバノン方面で任務を続行した。
    またヴィシー政府は新たに70機のF型を追加発注している*6。
    さらにドイツ軍に鹵獲されドイツ空軍機となった機体もあった。
  • トーチ作戦後、アフリカで活動していた部隊は連合軍所属で戦った。
    フランス解放では大西洋のドイツ艦隊攻撃にも参加している。
• 1950年まで現役であったほか、1952年まで練習機として使用された。

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