人格ストーリー
人格/シンクレア/マリアッチボス
(▌=ぽっと出の新入り、▌=興に乗った組織員、▌=軽快な組織員)
▌僕にあれをやれってことですか…?
子供の瞳孔がわなわなと揺らいだ。肌は青白くなり、粋に伸ばした口ひげはゆらゆらと揺れた。
▌ボスが…不安がってるじゃないか。興をさかせて差し上げないとだろ?新入り?
他の子供は柔らかい声でその子をなだめた。
マラカスを両手に持ってぶるぶると震えている、ボスと呼ばれるその子供を他の子供全員が見つめていた。
▌新入り。これはな…通過儀礼みたいなもんだ。
▌ああ、そうだ。一回ぐらいは…それを経験しないと、真のマリアッチの囃子手とは言えないんだ。
指名された子供の顔色は、漂白し損ねた鉛の色に近付いてるみたい。
▌でも…聞いたんです。シンクレアボスにその言葉を言ってしまうと…。
▌あぁ、頭が爆ぜるだろうな。
▌そうだ、頭が爆ぜるな。
だから言ったじゃないですか!と子供は怒るように言ったが、他の子供たちは首を横に振りながら、口を揃えてこう言った。
▌…みんな爆ぜたんだ。
その言葉を聞いた子供は溜め息を吐いた。
そして…どうしようもないことを悟ったんだ。
子供はそっと、ボスと言われる子供に…こう言った。
▌あの、ぼ、ボス…パ…パニャータパーティーの準備―
言い終わる前に。
シャカ。
パニャータという単語を口にした子供の頭から、血の噴水が湧き上がった。
▌うむ。立派だな、新入り。
▌あぁ、ついにボスが…ボスモードに突入された。
ひそひそと話す別の子供たちは、微笑ましい顔で倒れた子供を眺めながら各々の頭を撫でた。
きっと…みんな昔のことを思い出したみたいだね。
台詞
人格/シンクレア/マリアッチボス
人格獲得 | こんにちは…僕の興をさかせる場所がここだと…聞きました。 |
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朝の挨拶 | 爽やかな朝ですね。今日も興いっぱい始めましょうか。 |
昼の挨拶 | ダルいですね…。こういうときは両手で楽器を振りながらリズムに乗るんですよ。こう、こうやって。 |
夕方の挨拶 | 亡者たちが好む時間ですね…ダンテさんはいつ眠るんですか? |
対話1 | あ…僕の音楽を聴きたいんですか?う~ん…本当に聴きたいなら1曲演奏しますね。 |
対話2 | 戦うときはいつだって頭を空っぽにする必要があるんです。大切なのはリズムなんですよ。愉快に、しかし失敗せず。 |
対話3 | 管理人さんは心中が複雑になったときは何をしますか?僕と一緒に楽器を始めるのはどうですか?色々と役に立ったんですよ。 |
同期化後の対話1 | 最初からこうだったわけではないんです。 偶然のきっかけで楽器とダンスに触れて…そうしてやっと僕の内面を覗き込むことが出来るようになったんです。 |
同期化後の対話2 | 苦痛も恐れも、不安も全て捨て去る方法について知ってます。ただ身体を任せれば、リズムを僕が導いてくれます。 |
放置 | …僕の演奏、微妙でしたか? |
同期化進行 | より愉快な演奏でお返ししましょう。 |
人格編成 | 振ってみましょう。 |
入場 | これが正しい選択なんだろうか…? |
戦闘中の人格選択 | ダンテさん、一体何が…? |
攻撃開始 | 頭をぶっ潰してやる。 |
敵混乱時 | 次は頭だ。 |
混乱時 | うっ! |
敵討伐 | 簡単すぎるな。 |
味方死亡 | 次は誰だ…? |
選択肢成功 | 思ってたより簡単だったよ。 |
選択肢失敗 | こんなのを望んだわけじゃない…。 |
戦闘勝利 | やっと興が乗り始めたのに…もう終わったんですね。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 今日の演奏は満足でした。この上ないほど愉快でしたね。 |
戦闘敗北 | チャンスはまだあります。また振れば良いんです。 |