新人管理人向け情報
※該当するおススメが無い場合は表示されません。議論はリセマラおススメ人格・EGOまで
星3人格
![]() ドンキホーテ 東部センク協会3課 | ストーリー〇 -雑魚戦〇 -ボス戦★ 周回作業★ 高難易度〇 | ・全ステータスが高い水準で纏まっており、どの戦闘でも一定の活躍ができる。 ・E.G.O《表象放出機》のコストを供給できる。 | ・これといって大きな弱点は無い | ・束縛を扱える人格と編成を組めるとより強力。 |
| 人格 | 入手手段 | 強み | 弱点 | 補足 |
|---|
星2人格
| 人格 | 主な適正 | 強み(標準的な星2との比較) | 弱点 | 補足 |
|---|
E.G.O
| E.G.O | 入手 | 概要 | 主に役に立つ場面 |
|---|
キャラクター
物語の英雄に憧れる女性。「正義のヒーロー」として振る舞うことに強い執着を持つ。
歴とした成人だが、都市の現実にそぐわない過剰な正義感を持つ。
単純に精神年齢も低く、おまけに声もデカいため、愛すべきトラブルメーカーでもある。
大のフィクサーオタクでもあり、フィギュアやバッチ、コスプレグッズを収集しているほか、著名なフィクサーに対面すると取り乱す。
「ロシナンテ」という名のブーツを愛用し、就寝中でも履き続けている。
血鬼の第二眷属。本名はサンチョ。
ロシナンテを履いている状態だと血鬼としての能力と渇きは封印されている。
父であるドンキホーテと旅をしていたが、
旅の間に崩壊していた「ラ・マンチャランド」に帰還した際、ロシナンテを履かされてバリの下へ向かわされた。
その後、バリとの旅の途中で「忘却の川」の水を飲み記憶を封印する。
それから200年の間、バリが見つけた捨てられた灯台の中でフィクサーの物語に没入しながら一人で過ごしていたが、
入り口を破ってヴェルギリウスが訪れ、旅に同行しろとの言葉に従いLimbus Companyに入社した。
記憶を失ったサンチョはヴェルギリウスに名を尋ねられた際、
自身が履いているロシナンテに書かれた「ドンキホーテ」を自身の名前だと勘違いし、ドンキホーテと名乗るようになった*1。
ラ・マンチャランド事件終了後は記憶の封印は解けたが、父の夢を受け継ぎ今まで通り「ドンキホーテ」を演じている。
しかし、血族の長だったドンキホーテと他の全眷属が死亡したことにより、
ロシナンテを脱ぐと、ラ・マンチャの血族全ての渇きが自身に押し寄せ、暴走状態に陥る事が判明している。
理性を完全に喪失した状態だと現在の囚人たちでは太刀打ち出来ず、7.5章ではE.G.Oを発現したヴェルギリウスによって鎮圧された。
ティザー情報
| 注意事項 |
| 過度な情熱/[検閲済]/誇大妄想(Over-passionate/[REDACTED]/Has Delusions of Grandeur) |
| 情熱だけで囚人の質を測るのであれば、最高点を叩き出すであろう囚人でしょう。フィクサーというモノに対しての大変なコレクターであり、熱心なファンでもあるため、全身にジャラジャラとフィクサーのグッズを身に付けていたりします。戦闘にはこれといった影響を与えないようなので、必ずしも制裁を与える必要はありません。本人もまた、正義のフィクサーという(そんなものが存在していたことなんてあったのでしょうか?)役割にどっぷりと心酔しているがゆえ、俳優でもあるかのような大げさな立ち居振る舞いをします。円滑な任務のために調子を合わせてあげた方がよろしいかと。 |
人格
スキル枚数別
※最大Lv(55)、最大同期段階(Ⅳ)の情報を表示
| # | 人格 | 囚人 | 体 | 防 | 速 | 攻 | 斬 | 貫 | 打 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0313 | 黒獣-未 | ドンキホーテ | 6 | 3 | 3 | 2反 | 1 | 237 | 58 | 4-7 | 57.57.58 | 打 | 0.5 | 2.0 | 1 | |||||
| 0312 | ロボトミーE.G.O:: 愛と憎悪の名の下に | ドンキホーテ | W | 3 | 3 | 3*7防 | 200 | 57 | 4-7 | 56.57.58 58.59.60 | 打 | 0.5 | 1 | 2.0 | ||||||
| 0301 | LCB囚人 | ドンキホーテ | 0 | 1 | 3避 | 1 | 2 | 191 | 53 | 3-6 | 57 | 貫 | 1 | 0.5 | 2.0 | |||||
| 0302 | W社3級整理要員 | ドンキホーテ | 0 | 3 | 3 | 2避 | 1 | 211 | 54 | 3-6 | 58 | 斬貫 | 1 | 0.5 | 2.0 | |||||
| 0303 | 南部シ協会5課 | ドンキホーテ | 0 | 2 | 3避 | 1 | 2 | 200 | 51 | 3-6 | 58 | 斬 | 0.5 | 2.0 | 1 | |||||
| 0304 | N社中鎚 | ドンキホーテ | 1 | 2 | 1 | 3防 | 2 | 237 | 56 | 2-5 | 56 | 貫打 | 0.5 | 1 | 2.0 | |||||
| 0305 | 南部センク協会5課部長 | ドンキホーテ | 0 | 3 | 3 | 2 | 1避 | 197 | 53 | 4-7 | 59 | 貫 | 2.0 | 0.5 | 1 | |||||
| 0306 | 中指末妹 | ドンキホーテ | 3 | 3 | 3 | 1 | 2反 | 249 | 60 | 4-6 | 57.58.58 | 打 | 2.0 | 1 | 0.5 | |||||
| 0307 | ロボトミーE.G.O::提灯 | ドンキホーテ | W | 2 | 2 | 3防 | 1 | 237 | 59 | 4-6 | 54.54.56 | 斬貫 | 1 | 0.5 | 2.0 | |||||
| 0308 | 剣契殺手 | ドンキホーテ | 3 | 2 | 1 | 3避 | 2 | 205 | 53 | 4-8 | 56.56.59 | 斬貫 | 0.5 | 1 | 2.0 | |||||
| 0309 | T社3級徴収職職員 | ドンキホーテ | 0 | 3 | 1防 | 3 | 2 | 274 | 59 | 4-7 | 55 | 打斬 | 1 | 2.0 | 0.5 | |||||
| 0310 | ラ・マンチャランド室長 | ドンキホーテ | 5 | 3 | 2 | 1反 | 3 | 182 | 55 | 4-7 | 58.58.60 | 貫 | 2.0 | 0.5 | 1 | |||||
| 0311 | 東部センク協会3課 | ドンキホーテ | 0 | 3 | 2避 | 3 | 1 | 237 | 57 | 4-7 | 57.57.58 | 貫 | 2.0 | 0.5 | 1 |
人格(威力)
スキル効果・バトルパッシブも加味したマッチ時の最大威力を表記*8
| # | 人格 | 囚人 | 速 | Lv | S1 | S2 | S3 | Lv | 守備 | 斬 | 貫 | 打 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| # | 人格 | 囚人 | 速度 | 攻Lv | S1 | S2 | S3 | 属性 | 守Lv | 守備 | 斬 | 貫 | 打 |
| 0313 Ⅳ | 黒獣-未 | ドンキホーテ | 4-7 | 57.57.58 | 15*9 打 3(+4)*2 | 22*10 打 4(+4)*3 | 24*11 打 4(+3)*4 | 反撃 | 56 | 16*12 5(+4)*2 | 0.5 | 2.0 | 1 |
| 0312 Ⅳ | ロボトミーE.G.O:: 愛と憎悪の名の下に (魔法少女) | ドンキホーテ | 4-7 | 56.57.58 | 17*13 打 3(+4)*2 | 18*14 打 6(+5)*2 | 31*15 打 5(+4)*3 | 防御 | 55 | 15*16 2(+10)*1 | 2.0 | 0.5 | 1 |
| 0312 Ⅳ | ロボトミーE.G.O:: 愛と憎悪の名の下に (逆転) | ドンキホーテ | 4-7 | 58.59.60 | 15*17 打 12(-4)*2 | 18*18 打 15(-6)*2 | 27*19 打 20(-6)*3 | 防御 | 55 | 15*20 2(+10)*1 | 2.0 | 0.5 | 1 |
| 0301 Ⅳ | LCB囚人 | ドンキホーテ | 3-6 | 57 | 11 貫 4(+7)*1 | 16 貫 4(+12)*1 | 18*21 貫 3(+3)*3 | 回避 | 53 | 12 2(+10)*1 | 1 | 0.5 | 2.0 |
| 0302 Ⅳ | W社3級 整理要員 | ドンキホーテ | 3-6 | 58 | 13*22 斬 5(+6)*1 | 19*23 貫 4(+4)*3 | 31*24 斬 1(+2)*5 | 回避 | 55 | 14 4(+10)*1 | 1 | 0.5 | 2.0 |
| 0303 Ⅳ | 南部シ 協会5課 | ドンキホーテ | 3-6 | 58 | 11 斬 4(+7)*1 | 16 斬 4(+6)*2 | 30*25 斬 4(+21)*1 | 回避 | 55 | 13 3(+10)*1 | 0.5 | 2.0 | 1 |
| 0304 Ⅳ | N社中鎚 | ドンキホーテ | 2-5 | 56 | 11 貫 3(+4)*2 | 16 打 4(+12)*1 | 14 打 5(+3)*3 | 防御 | 58 | 15 10(+5)*1 | 0.5 | 1 | 2.0 |
| 0305 Ⅳ | 南部センク 協会5課部長 | ドンキホーテ | 4-7 | 59 | 15*26 貫 4(+3)*2 | 16*27 貫 5(+5)*2 | 25*28 貫 6(+6)*2 | 回避 | 55 | 14 4(+10)*1 | 2.0 | 0.5 | 1 |
| 0306 Ⅳ | 中指末妹 | ドンキホーテ | 4-6 | 57.58.58 | 12*29 打 4(+3)*2 | 18*30 打 4(+6)*2 | 20*31 打 4(+3)*4 | 反撃 | 60 | 20*32 打 5(+4)*2 | 2.0 | 1 | 0.5 |
| 0307 Ⅳ | ロボトミーE.G.O:: 提灯 | ドンキホーテ | 4-6 | 54.54.56 | 13*33 斬 5(+7)*1 | 17*34 斬 4(+3)*3 | 17*35 貫 4(+3)*3 | 防御 | 59 | 21*36 12(+6)*1 | 1 | 0.5 | 2.0 |
| 0308 Ⅳ | 剣契殺手 | ドンキホーテ | 4-8 | 56.56.59 | 13*37 貫 3(+4)*2 | 16*38 斬 4(+5)*2 | 16*39 斬 4(+3)*3 | 回避 | 53 | 13 3(+10)*1 | 0.5 | 1 | 2.0 |
| 0309 Ⅳ | T社3級 徴収職職員 | ドンキホーテ | 4-7 | 55 | 16*40 打 3(+4)*2 | 21*41 斬 4(+4)*3 | 29*42 打 4(+3)*4 | 防御 | 57 | 20 15(+5)*1 | 1 | 2.0 | 0.5 |
| 0310 Ⅳ | ラ・マンチャランド 室長 | ドンキホーテ | 4-7 | 58.58.60 | 20*43 貫 3(+4)*2 | 21*44 貫 4(+6)*2 | 37*45 貫 5(+4)*3 | 反撃 | 58 | 17 貫*46 5(+4)*2 | 2.0 | 0.5 | 1 |
| 0311 Ⅳ | 東部センク 協会3課 | ドンキホーテ | 4-7 | 57.57.58 | 15*47 貫 3(+4)*2 | 22*48 貫 4(+4)*3 | 24*49 貫 4(+3)*4 | 回避 | 55 | 16 *50 4(+10)*1 | 2.0 | 0.5 | 1 |
人格(パッシブ)
※同期段階(Ⅲ/Ⅳ)の情報を表示
| # | パッシブ | 囚人 | 人格 | 効果 | 条件 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0313 | 亡羊之嘆 ---- 発破角砕 | ドンキホーテ | 黒獣-未 | <常時発動> 鴻園の君主ホンルと尊命を発動時、鴻園の君主ホンルが黒獣丸染1を得るによって下記の効果を得る -スキルで破裂威力または回数を付与時、沈潜1を付与(1ターンにつき3回) 待機解除または復帰で出場したターンに、発角3を得る ---- 対象の精神力が0未満なら、ダメージ量が(-対象の精神力÷3)だけ増加(最大15%,小数点切り捨て) 対象の破裂と沈潜の合計2につきダメージ量+1%(最大15%) -精神力のない対象なら、この効果と最大値が2倍に増加 自分に発角があるなら、敵を攻撃するときの基本スキル最終コインのダメージ量+10/15% -守備スキルを装着したスキルスロットを攻撃時、代わりに最終コインのダメージ量+20/30% -マッチ可能守備スキルとマッチ進行時、追加でマッチ威力+1/+3 | 保有 | 3 | 3 | |||||
| 0312 | 愛と憎悪の名の下に - !E.G.O装備同期化率超過注意! ---- 愛の魔法少女 / 憎しみの女王 | ドンキホーテ | ロボトミーE.G.O:: 愛と憎悪の名の下に | <常時発動> 戦闘中、累計で自分の愛/憎悪の回数を10消耗するたびに、愛/憎悪1を得る ステージ開始時にヒステリーがなければ、ヒステリー効果を得る ステージ開始時に愛/憎悪がなければ、愛/憎悪効果を得る ターン開始時、 - 精神力が0以上なら、魔法少女、参上!を得て逆転 - リバースドを除去 - 精神力が0未満なら、逆転 - リバースドを得て魔法少女、参上!を除去 自分の基本攻撃スキルの精神力消耗効果によって、精神力が-40未満にならない ---- 愛/憎悪1につき、ダメージ量+2%(最大10%) 戦闘開始時、マジカル・アルカナ1を得る | 共鳴 | 4 | ||||||
| 0301 | 正義の成敗 | ドンキホーテ | LCB囚人 | マッチ終了時、該当スキルの与ダメージ量+10% | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0302 | 急速充電 | ドンキホーテ | W社3級整理要員 | 戦闘開始時、1ターンの間充電回数が(憂鬱共鳴数÷3)だけ増加 | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0303 | 心構え | ドンキホーテ | 南部シ協会5課 | 次のターンにクイックを(憤怒共鳴数÷3)だけ得る | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0304 | 撲せよ! | ドンキホーテ | N社中鎚 | 釘がある対象に付与する振動回数+1 自分に狂信があれば付与する釘+1 | 保有 | 3 | ||||||
| 0305 | 高貴な決闘 | ドンキホーテ | 南部センク協会5課部長 | 全味方の速度が全ての敵より高ければ、自分のダメージ量が速度が最も低い敵との速度差に比例して増加(速度差1につき6%、最大30%) | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0306 | 怨恨の刺青 | ドンキホーテ | 中指末妹 | - 自分を含めた味方が3回ダメージを受けるたび、次のターンにて嫉妬ダメージ量増加1を得る。(最大5) - ターン終了時、該当ターンに味方へスキルで最も多くダメージを与えた敵1名へ仕返し対象を付与。 - 攻撃時、メイン攻撃対象が仕返し対象ならコイン威力が1増加 | 保有 | 4 | ||||||
| 0307 | ガツガツむしゃむしゃ | ドンキホーテ | ロボトミーE.G.O::提灯 | 自分のスキルスロットに挑発値があるとき、マッチ威力+1 命令フェーズにて、自分の攻撃スキルをターゲットしている敵へ攻撃を命中させるたびに体力を4/6回復(幻想体の場合は部位で判定) | 保有 | 4 | ||||||
| 0308 | 共に吸う息 | ドンキホーテ | 剣契殺手 | 自分のスキル・コイン効果で呼吸威力を得るとき、呼吸がないか呼吸威力が最も低い味方へ呼吸1を付与(1ターンに最大3/5回) | 共鳴 | 2 | ||||||
| 0309 | ゴールデンタイム-領収 | ドンキホーテ | T社3級徴収職職員 | ターン終了時、体力が10~20%残存しているなら、全体力の80%を即回復。混乱状態を解除(戦闘につき1回) 時間貸与が解除される場合、次のターンに保有しているスキルスロットのうち1つの挑発値が8増加 | 保有 | 5 | ||||||
| 0310 | 血餐 ---- 亜流サンチョ硬血式 ---- 血族を背負うこととなった者 ---- 血甲 | ドンキホーテ | ラ・マンチャランド室長 | <常時発動> このキャラクターが戦闘に参加しているか、登場するリストに含まれているなら、1ターン目から全キャラクターが受ける出血ダメージだけ血餐が増加する。このキャラクターが戦闘に登場するたび、戦場にまき散らされた伏在する血を更に顕わにする。 血餐を消耗するとき、<ラ・マンチャランド>所属の自分と同じ眷属がいるなら、自分が先に血餐を消耗する。 '亜流サンチョ硬血9式-鞭'を使用する間、出血ダメージで体力が1未満にならない。 ---- <常時発動> 自分を除く味方が出血ダメージを受けるか血餐 ターン開始時、硬血15以上かつ以下の人格が戦闘に参加しているか死亡したなら、自分の最左方のスキルが強化される。 ラ・マンチャランド神父グレゴール:スキル1強化 ラ・マンチャランド理髪師ウーティス:スキル2強化 自分:スキル3強化 ラ・マンチャランドの姫ロージャ:守備スキル強化 自分を除いた味方が出血ダメージを受けるか血餐を消耗するとき、硬血2を得る(1ターンにつき3回) ---- <常時発動> 戦闘中に自分を除く味方のうち、<ラ・マンチャランド>所属が死亡した場合 -自分の基本攻撃スキルで硬血を得るとき、硬血を1追加で得る -自分を除く味方の<ラ・マンチャランド>所属が3名以上死亡した場合、代わりに硬血3を追加で得てターン開始時に責任感1を得る ---- 自分の攻撃終了時に敵が死亡したなら、対象の最大体力の10%だけ血餐を生成(1ターンにつき最大100、集中戦闘の場合は部位で判定) ターン終了時、失った体力15%につき次のターンにてタメージ量増加1を得る。(最大3) 戦闘中に味方が出血によって致死ダメージを受けた場合、該当ターンの間は出血ダメージでは死亡しない。(戦闘ことに人格1名につき1回発動) | 保有 | 4 | ||||||
| 0311 | 草炎玉球 | ドンキホーテ | 東部センク協会3課 | ターン終了時、自分の呼吸威力5/3につき次のターンにてクイック1を得る(最大2) 基本攻撃スキルで最後に的中した対象(または部位)へ次のターンにて点穴-ドンキホーテを付与(1ターンにつき1回) クリティカルダメージ量+(対象の火傷威力)%(最大15%) -対象の点穴-ドンキホーテ1につき、最大値が5%増加 | 保有 | 2 | 2 |
※同期段階(Ⅲ/Ⅳ)の情報を表示
| # | サポートパッシブ | 囚人 | 人格 | 効果 | 条件 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0313 | 肉を突き破り生える角 | ドンキホーテ | 黒獣-未 | 速度が最も高い味方が、破裂回数または沈潜回数を2以上保有している敵に基本攻撃スキルを的中時、防御レベル減少1を付与(1ターンにつき2回) | 保有 | 3 | 3 | |||||
| 0312 | マジカルパワーチャージングサポート | ドンキホーテ | ロボトミーE.G.O:: 愛と憎悪の名の下に | 基本攻撃スキルで充電回数を獲得する味方のうち、充電回数が最も少ない1名が充電回数を獲得する基本攻撃スキル使用時、充電回数+2(1ターンにつき2回発動) - 精神力が0以上なら、体力を(対象の充電×2)だけ回復(最大10, 1ターンに最大20回復) - 精神力が0未満なら、精神力を対象の充電だけ回復(最大5, 1ターンに最大10回復) | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0301 | 応援 | ドンキホーテ | LCB囚人 | 精神力が最も高い味方1名の、貫通スキルのダメージ量+10% | 保有 | 5 | ||||||
| 0302 | 折られた心 | ドンキホーテ | W社3級整理要員 | 速度が最も高い味方1名の、最初のスキル最終威力+1 | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0303 | 両断 | ドンキホーテ | 南部シ協会5課 | 速度が最も高い味方1名の、斬撃スキルのダメージ量+10% | 保有 | 5 | ||||||
| 0304 | 盲目の槌 | ドンキホーテ | N社中鎚 | 狂信を持つ味方のうち、精神力が最も低い味方のダメージ量+10% | 保有 | 4 | ||||||
| 0305 | 決闘依頼 | ドンキホーテ | 南部センク協会5課部長 | 全味方の速度が全ての敵より高ければ、速度が最も高い味方のダメージ量が速度が最も低い敵との速度差に比例して増加(速度差1につき3%、最大15%) | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0306 | 組み分け | ドンキホーテ | 中指末妹 | 最大体力が最も低い味方1名が、自分を除いた味方の被ダメージ数6回につき、次のターンにて打撃ダメージ量増加1を得る。(最大2) | 保有 | 3 | ||||||
| 0307 | ぱっちんちょうちん | ドンキホーテ | ロボトミーE.G.O::提灯 | 挑発値が最も高いスロットを保有した味方1名へ、自分をターゲットした敵へ攻撃を的中させるたびに体力を2/4回復(挑発値がないなら適用されない。) | 保有 | 5 | ||||||
| 0308 | 夜の散策 | ドンキホーテ | 剣契殺手 | 呼吸を最も少なく保有する味方1名が自分のスキル・コイン効果で呼吸威力を得るときに得る呼吸威力+1/2(最大2回。呼吸がない対象には適用されない) | 保有 | 3 | ||||||
| 0309 | T社式物理歪曲場 | ドンキホーテ | T社3級徴収職職員 | 速度が最も低い味方1名が、振動が付与された敵にダメージを受けるとき被ダメージ量-10% | 保有 | 3 | ||||||
| 0310 | 「家族達よ、抑圧してきた餓えを満たせ」 | ドンキホーテ | ラ・マンチャランド室長 | 戦闘開始時、体力が最も低い味方が失った体力20%につきダメージ量増加1を得る。(最大3) -対象の味方が<血鬼>なら、効果の代わりに失った体力15%につきダメージ量増加1を得る。(最大3) | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0311 | 軽身法 | ドンキホーテ | 東部センク協会3課 | 速度が最も高い味方1名が火傷または特殊火傷を保有した敵にマッチ勝利時、次のターンにクイック1を得る(1ターンにつき1回) -対象の火傷威力が20以上なら、クイック1を追加で得る | 共鳴 | 3 |
E.G.O
E.G.O一覧(簡易表示)
| # | E.G.O | 囚人 | ★ | 罪 | 攻 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 備考 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| # | E.G.O | 囚人 | ★ | 罪 | 攻 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 備考 | |||||||
| 0309 | 愛と憎悪の名の下に | ドンキホーテ | W | 嫉妬 | 打 | 2 | 2 | 2 | 6 | 0.5 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 0.5 | 0.75 | Wイベント限定 | |||
| 0308 | 紅籍 | ドンキホーテ | H | 暴食 | 斬 | 1 | 5 | 2 | 1 | 2.0 | 0.75 | 1 | 1 | 2.0 | 0.5 | 1 | S6無償パスLv30 | |||
| 0301 | ラ・サングレ・ デ・サンチョ | ドンキホーテ | Z | 色欲 | 貫 | 2 | 2 | 2.0 | 0.75 | 1 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | ||||||
| 0302 | 水袋 | ドンキホーテ | H | 憂鬱 | 打 | 1 | 4 | 2 | 1 | 0.75 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | S1有償パスLv18 | ||||
| 0303 | 電信柱 | ドンキホーテ | H | 嫉妬 | 貫 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.75 | 0.5 | |||||
| 0304 | 一生シチュー | ドンキホーテ | T | 色欲 | 打 | 5 | 1 | 0.5 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | S1イベント限定 | ||||||
| 0305 | 願いの石 | ドンキホーテ | T | 怠惰 | 打 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | 1 | 1 | |||||
| 0306 | 電気哀鳴 | ドンキホーテ | T | 嫉妬 | 貫 | 2 | 4 | 2.0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 0.5 | S4無償パスLv55 | |||||
| 0307 | 渇望-ミルカラ | ドンキホーテ | W | 色欲 | 貫 | 5 | 3 | 2 | 2 | 1 | 0.5 | 2.0 | 0.5 | 2.0 | 0.75 | 1 | S5有償パスLv120 |
E.G.O一覧(威力)
E.G.O一覧(上段に覚醒スキル/下段に侵蝕スキル)
| # | E.G.O | 覚醒 | 侵蝕 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| # | E.G.O | ★ | 罪 | 攻 | 広 | Lv | 覚醒 | 侵蝕 | 必要資源 | 属性耐性 | 備考 | ||||||||||||
| 0309 Ⅲ | 愛と憎悪の名の下に | W | 嫉妬 | 打 | 5*51 5*52 | 58 60 | 26 16(+5)*2 | 31 31(-12)*2 | 2 | 2 | 2 | 6 | 0.5 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 0.5 | 0.75 | W イベント | |||
| 0309 Ⅳ | 愛と憎悪の名の下に | W | 嫉妬 | 打 | 5*53 5*54 | 58 60 | 26 16(+5)*2 | 31 31(-12)*2 | 2 | 2 | 2 | 6 | 0.5 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 0.5 | 0.75 | W イベント | |||
| 0308 Ⅲ/Ⅳ | 紅籍 | H | 暴食 | 斬 | 3 3 | 58 60 | 24 16(+4)*2 | 26 24(-10)*2 | 1 | 5 | 2 | 1 | 2.0 | 0.75 | 1 | 1 | 2.0 | 0.5 | 1 | S6 無償Lv30 | |||
| 0301 Ⅲ | ラ・サングレ・ デ・サンチョ | Z | 色欲 | 貫 | 1 - | 57 57 | 23 12(+11)*1 | 0 - | 2 | 2 | 2.0 | 0.75 | 1 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | ||||||
| 0301 Ⅳ | ラ・サングレ・ デ・サンチョ | Z | 色欲 | 貫 | 1 - | 57 57 | 26 12(+14)*1 | 0 - | 2 | 2 | 2.0 | 0.75 | 1 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | ||||||
| 0302 Ⅲ | 水袋 | H | 憂鬱 | 打 | 1 1 | 55 55 | 38 20(+18)*1 | 42 42(-25)*1 | 1 | 4 | 2 | 1 | 0.75 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | S1 有償Lv18 | ||||
| 0302 Ⅳ | 水袋 | H | 憂鬱 | 打 | 3 3 | 55 55 | 38 20(+18)*1 | 42 42(-25)*1 | 1 | 4 | 2 | 1 | 0.75 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | S1 有償Lv18 | ||||
| 0303 Ⅲ | 電信柱 | H | 嫉妬 | 貫 | 1 1 | 55 55 | 26 18(+8)*1 | 29 19(+10)*1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.75 | 0.5 | |||||
| 0303 Ⅳ | 電信柱 | H | 嫉妬 | 貫 | 3 3 | 55 55 | 26 18(+8)*1 | 29 19(+10)*1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.75 | 0.5 | |||||
| 0304 Ⅲ | 一生 シチュー | T | 色欲 | 打 | 1 1 | 58 58 | 25 21(+4)*1 | 25 22(+5)*1 | 5 | 1 | 0.5 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | S1 イベント | ||||||
| 0304 Ⅳ | 一生 シチュー | T | 色欲 | 打 | 3 3 | 58 58 | 25 21(+4)*1 | 25 22(+5)*1 | 5 | 1 | 0.5 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | S1 イベント | ||||||
| 0305 Ⅲ | 願いの石 | T | 怠惰 | 打 | 1 3 | 53 53 | 27 18(+9)*1 | 24 24(-10)*1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | 1 | 1 | |||||
| 0305 Ⅳ | 願いの石 | T | 怠惰 | 打 | 3 3 | 53 53 | 27 18(+9)*1 | 24 24(-10)*1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | 1 | 1 | |||||
| 0306 Ⅲ | 電気哀鳴 | T | 嫉妬 | 貫 | 4*55 4*56 | 58 60 | 27 19(+8)*1 | 28 28(-12)*1 | 2 | 4 | 2.0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 0.5 | S4 無償Lv55 | |||||
| 0306 Ⅳ | 電気哀鳴 | T | 嫉妬 | 貫 | 4*57 5*58 | 58 60 | 27 19(+8)*1 | 28 28(-12)*1 | 2 | 4 | 2.0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 0.5 | S4 無償Lv55 | |||||
| 0307 Ⅲ | 渇望-ミルカラ | W | 色欲 | 貫 | 5 5 | 58 60 | 22*59 3(+3)*4 | 30 30(-10)*2 | 5 | 3 | 2 | 2 | 1 | 0.5 | 2.0 | 0.5 | 2.0 | 0.75 | 1 | S5 有償Lv120 | |||
| 0307 Ⅳ | 渇望-ミルカラ | W | 色欲 | 貫 | 7 7 | 58 60 | 28*60 3(+3)*4 | 30 30(-10)*2 | 5 | 3 | 2 | 2 | 1 | 0.5 | 2.0 | 0.5 | 2.0 | 0.75 | 1 | S5 有償Lv120 | |||
E.G.O(パッシブ)
※解析段階(Ⅳ)の情報を表示
| # | E.G.Oパッシブ | 囚人 | E.G.O | 効果 |
|---|---|---|---|---|
| 0309 | アルカナ適性回路 | ドンキホーテ | 愛と憎悪の名の下に | 戦闘中に累計で充電回数を10消耗するたび、充電を1得る - 既に自分の充電回数を消耗して充電を得ているなら、重複しない - 自分の充電1につき、自分の充電回数を消耗する基本攻撃スキルのダメージ量+5%(最大25%) ロボトミーE.G.O::愛と憎悪の名の下に ドンキホーテなら、スキル3が1つ追加される |
| 0308 | 衰弱符 | ドンキホーテ | 紅籍 | 自分のスキル的中時、対象の破裂が15以上かクリティカルダメージを与えたのなら防御レベル減少1を付与(最大6) -このパッシブ効果が適用されると、E.G.Oギフトの古い木彫り人形と重複して発動しない。 |
| 0301 | 過度な熱情 | ドンキホーテ | ラ・サングレ・デ・サンチョ | 攻撃的中時、対象に出血があれば体力を3回復 |
| 0302 | 押し寄せる憂鬱 | ドンキホーテ | 水袋 | 操作パネルの一番右のスキルで攻撃する対象に、攻撃終了時(憂鬱完全共鳴数×2)の精神力ダメージ (幻想体の場合、憂鬱属性ダメージとして適用) |
| 0303 | 無作為放出 | ドンキホーテ | 電信柱 | 戦闘開始時、充電を保有するランダムな味方の充電回数が(嫉妬完全共鳴数÷2)だけ増加 |
| 0304 | 暴食のるつぼ | ドンキホーテ | 一生シチュー | ターン開始時、色欲以外のランダム属性のE.G.O資源2つを、色欲E.G.O資源1つに変換 |
| 0305 | 崩れた石塔 | ドンキホーテ | 願いの石 | 出血が付与された敵を討伐時に呼吸2、呼吸回数2を得る(1ターンにつき3回) |
| 0306 | 嵐が如き悲鳴 | ドンキホーテ | 電気哀鳴 | 自分の斬撃スキルまたは嫉妬属性スキル終了時に対象が死亡したなら、次のターンに攻撃威力増加1を得る(1ターンにつき1回) |
| 0307 | 高くそびえる紅い花 | ドンキホーテ | 渇望-ミルカラ | 出血によるダメージが10以上発生するたび、自分の精神力が1回復(1ターンにつき最大10) |
テキスト
人格ストーリー
人格/ドンキホーテ/W社3級整理要員
▌先輩!質問がありまする!
▌どうぞ。
▌ワープ列車は高速走行中、衝突を防止するために外郭を経由し加速しながら戻ってくるという話を聞いた。これは本当か?
▌いいえ。
▌そ、そうであったか…それなら!一等席を利用する乗客が17次元ワープ空間に存在するといわれている「真空ワインセラー」を通じて食前酒を提供されるというのは事実か!?
▌いいえ。
▌うぉっほん…ほ、当人もこれはありえないと思っていたぞ!それなら、我が管理職員は…。
▌ドンキホーテ、とおっしゃいましたか。後輩さん。
▌いかにも!
▌…とりあえず座ってください。どうせもうじき、直接列車を見ることになりますから。
▌うほぉおっ!!!!で、ではそうしようか!
でも子供は知らなかっただろうね。
どうして先輩がちょうどそのあたりで止めたのかを。
どうして答えがそんなにも簡潔で明瞭だったのか。
それでも、子供は間もなく真実を知ることができたんだ。
▌…いずれにせよ幻想を抱くのは自由ですが、ドンキホーテさん。
▌こ、これは…。
▌現実と幻想に乖離が存在し得るということも知っておいてください。
まもなく到着した列車のドアの中を見ることになった子供は、戸惑いと嫌悪が入り混じった青白い顔をして、その場に座り込んだ。
うん、誰だってそうしただろう。
あの列車の…本当の正体を知ってしまったのならね。
人格/ドンキホーテ/南部シ協会5課
いつも豪放な笑い方をするし、くだらない冗談を誰よりも楽しむ子供だったけど、今は違うんだ。
実のところ、その姿はその子供の本質ではなかったんだ。
他人に微笑んで親しい関係を作ることは、もしかしたら殺しの仕事をするために子供が選んだ処世術だったのかもしれない。
子供の剣は速い。誰も知覚出来ぬ刹那に、黒い敵は真っ二つになっていた。
そうする子供の顔には何の表情もない。
悲しみも、喜びも、笑顔や涙もない。
でも、何歩か歩いて子供が仲間と合流すればまた顔色は変わるだろうね。
とぼけた笑顔で冗談を交わしながら。
きっと、誰も知らないだろう。
その子供が、一人で任務を遂行するときの姿を。
人格/ドンキホーテ/N社中鎚
(▌=謹厳な異端審問官、▌=重厚な異端審問官、▌=囚われた義体保有者/驚愕した義体保持者)
▌しかしそなたとは私と契りを交わしたがゆえに…。
子供は血塗れの重い甲冑を身にまとう前から、夢があったんだ。
都市のどこかに裁判所というものがあれば、悪に審判の槌…ガベルを振り下ろしたいと思っていた。
▌醜悪な異機を付けた不潔なもの達を釘で導き…。
子供は何かを集中して読むことにも、大きな才能を持っていた。
その代わりに、何かしらを目に入れていないと休まずに話す癖を持ってしまったけどね…。
▌なるほど。しかし我々がその悪を釘で貫く理由は、握る者が正義を執行なさるきっかけを作るための道具として活用するためであるからか…ふひっ。
子供の目が、その一声と共にキラッと光った。その光は多少濁ってはいるけど、何はともあれ光を放ってはいるということだ。
▌休息は終わりだ。中、小鎚は規定の隊列に集合せよ。
▌今日も有意義な休憩であったな…労働を休む間、握る者のお言葉を吸入することができるなど、最高の福祉でないわけがない。
子供は自分の身体より大きな鎚を地面に突き立てながら、すっきりとした表情で身体を起こした。
▌第三鎚。二路地分、前進。綺麗にするように。
▌期待に応えよう!正義を体現しようではないか!
かなり骨が太い鎚達も、入社してからずっと続く「浄化」に疲れていったが、子供はそんな気色を少しも露にしなかった。
むしろ言葉が終わるや否や、気が狂ったかのような速度で走り出していたんだ。
▌…あの者か?一度も缶詰を口にしていないという鎚は。
▌それだけだとでも?小鎚であった頃からあの者は一度も「教育」を受けたことがない。
▌…それは驚きだ。
土埃だけを残して去った子供を眺めながら、二人の鎚たちはそんな会話をしていた。
▌信実であることは、確かに美徳だが…特異ではあるな。
▌皆まで言うな。あの者がどうして休むときに長靴を脱いでいないのか、知っているか?
▌噂は本当か?運動靴を甲冑の中に重ねて履いているので、不便であるがゆえに脱がないという…。
▌正義を共に実現する仲間だとか。まぁ、握る者がそのようなものを処罰しろとは仰せられていないがゆえに放置してはいるが。
彼らはそれ以上、特に話題が思いつかなかったようだった。
自分たちの教育も、人格缶詰を食べる日々も無いまま、教理にすぐさま心酔した新入りは一度も見たことがなかったから。怖気づいたんだろうね。
むしろそれくらいで怖気づけて良かったのかも。
▌フハハハッ!ハハハ!!
子供の前にいる者達は、怖気付く気力すら無かったから。
▌た、たすけ。
▌心臓の無い空き缶が喋ったりもするのだな!アハハ!
肉が裂ける音、巨大な金鎚が空気を爆発させる音。
▌こ、これ。外します。わ、わたしは。
創傷に裂傷、そして爆傷と打撲傷。
▌悪人の言葉をいかに信じられよう!
▌私が…?どうして、あく。
世界に存在する全ての傷と騒音が、その空間に押し寄せているような気がした。
阿鼻叫喚っていうのは、きっとこんなものを目にしたときに言う言葉なんだと思う。
最も怖い人間って、自らを常に正しいと信じる者たちだって話があったっけ…。
うん、きっと間違ってはいないと思う。
もしかすると子供はただ、自分が信じたいものだけを信じたかったのだけかもしれないね。
人格/ドンキホーテ/南部センク協会5課部長
(▌=インタビュアー、▌=興奮した市民、▌=悔しがっている市民、▌=外野)
▌さぁ!こちらへ早く来たまえ!
子供は浮かれた表情で路地を駆け抜けていた。その後方には、小さな手帳を持った者も共にいたんだ。
▌ちょ、ちょっと待ってください…。今回のインタビューの目的は、センク協会の業務を知ることなんですけど…。
▌やっているであろう?今!
▌いえ、今やってるのは裏路地の散策しゃないですか…。
手帳をくしゃくしゃにしているインタビュアーの表情が、段々と機嫌悪そうになってるね。
確かにインタビューの約束を取り付けたときは、あまり知られていないセンク協会の業務環境を知ることができるだろうと期待して来ただろうけど…。
いざ会うと、部長という人は30分も裏路地をうろついてばかりいたからね。
▌ちっちっ…そなた、よく分かっていないようだな!
でも子供は気にせす、人差し指を左右に揺らして笑っていたんだ。
▌問おう!そなたはセンクの主な役割は何であると思うか?
▌そりゃあ…センクは決闘協会しゃないですか。
▌依頼人の代理決闘に出たり…まぁ、そんなことをしてるんじゃないですか?
▌はは、ほれ見ろ!よく分かっていないではないか?
▌…まさか、悪人を見つけて決闘を申し込んで回っているとおっしゃるつもりじゃないですよね?
▌そんな正義の使者でもあるまいし…部長さんがそんな幻想を抱いてるって情報提供もあったんですけど、無視したんですよ。
▌そんな幼稚な考えを持ったまま部長の座に就けるわけないじゃないですか、そうですよね?
▌うぇっへん!こほん…。
どこかしら刺さるところがあったかもしれないけど、子供は気にしなかった。
▌もちろん…そういうことではあらめ。もう少し実利的な理由と言えば良いだろうか?
その言葉と共に裏路地を抜けると…。
ガヤガヤとしている群衆の間に、今にも喧嘩を始めそうなニ人が目に入ってきたんだ。
▌何ですか…?依頼が入ってたんですか?
▌いいや!依頼は他の協会員に伝達したのである。
▌ということは…。
▌分かったか?こんな路地では言い争いが起こり、喧嘩になる状況はとても頻緊にあるのだ。
▌だからこそ~。
▌せ、センク協会だ!
▌よ、よく来た!こっち!代理決闘を申請しよう!
▌あっ、こ、この野郎…お、俺も!
▌さあさあ~落ち着きなされ!どれ、どういう状況だったのか話を聞こうではないか?
子供はニ人の話を聞いて手袋を脱ぐと…。
▌ふぅむ。私が契約する依頼者は決まったようだな!
向こうに立っていた者へいきなり手袋を投げつけた。
▌決闘依頼をするのにも手順と格式があるものだ!
▌無闇に詰め寄ってきて声だけ荒らげるそなたは、許せないな。
▌くうっ…この…クソ…。
▌まったく。高貴な決闘の申し込みを、どうしていつもこんな風に怒りながら受け入れるのであろうか。
▌ああ、インタビュアー君!そなたは少し離れるが良い!
子供は腰から剣を抜き取ってフォームを取り、
▌アレ!(Allez!)
じきに、手袋を当てられた者の敗北で決闘は終わってしまったんだ。
▌すごい…こんな瞬時に?
▌驚くべき実力ではあるまいが。ああ、依頼に対する代金はこちらに払いたまえ。
子供は何度も頭を下げる依頼人に名刺一枚を渡し、インタビュアーのところに戻った。
▌正義の使者…都市ではそれを幼稚と受けとめるやもしれぬが。
▌こんな「業務」の方式で遂行すれば、それはまた実績として認められたのだ。
▌これが私なりの妥協点である。どうだ、まだ幼稚だと思うか?
爽快な笑顔と共にね。
人格/ドンキホーテ/ロボトミーE.G.O/提灯
15日目!
今日も忙しない一日であった!
教育チーム配置されて四日が経ったのであるが、未だにここでのスケジュールはきっちきち状態で回っているようである。
一日が過ぎるたびに新入り君達もひとりふたり顔を見せはするが、次の日になるとまた見せてこなくなったりするがゆえに…顔を覚える暇すらないといえよう。
まぁ~チーム同士で人手を派遣したり交換したりする場合も往々にしてあるがゆえ、新入り君達がもっと働きやすい場所に配置されたと思っておる!
当人は、今日も0-04-84…いや、違う。提灯君と作業を実行したのである。
あぁ。正確に言うなれば、提灯君がまた廊下のどこかに花を咲かせに行ったのである!
当人は、提灯君を再び隔離室へ連れ戻して作業をする必要があった。
何も言わずに隠れんぼを始めるのはやめろおと何度も注意したが…。どうにもそんな簡単に言うことを聞いてはくれないようである。
提灯君は、他の幻想体と違って脱走しても特別な警告が鳴らないのである。
気が付くのは…提灯君の専属職員である当人が、隔離室が空になっているのを確認したときや、突然職員の失踪申告が増える区域ができたときである。
本人がそれに気付いて大急ぎで予想区域へ近付くと…必ず提灯君が隠れているのだ。
会社の隔離室前を自由気ままに陣取り、花を咲かせて…。何も知らない新入り君達をゴックリ、肥料にするために呑み込む様を放ってはおけませぬ!
どうしようもなく、この友達を何度かげんこつで殴ってやり…隔離室へ送り返すしかなかったのある。
そうして…当人は予定されていた作業を遂行したのだ。
本来予定されていた清潔プロセスや隔離室照明強度調整テストも実施したが…。やはり、今日の脱走を厳しく叱ってやるべきだという考えで会話を進めたいと思ったのでありまする!
あっ…しかし。
考えてもみてくだされ!あのふかふかとした毛で包まれた子をそんな簡単に叱ることができようか?
少し強目に、その毛を撫でることを訓告代わりにしなければならないとは…。当人の心がとても弱くなったのではあるまいか、そんな考えがしたのだ。
まぁ…そうして隔離室から出てから、PE-BOXが転送されるのを見ておると…。
もうそのときが来たのか、試練が現れたという警報が会社全体へ鳴り響いてたのである!
ウーティス殿…いや、チーフも隔離室にて作業中でいらっしゃるがゆえ試練対応に参加することができず、どうにも初期対応を失敗したのかまたまたいくつかの隔離室が毀損されていたようである。
廊下へと飛び出てきた友達の中には…。ああ、過去に当人が担当していた宇宙君もいたのである!
当人にこれほどまでに可愛らしいハート型のバッチをプレゼントしてくれたがげんこつで殴らねばならないので、少し心が痛むのである。
しかし…仕事は仕事!会社が当人を信じて任せた仕事ではあるまいか!
とりあえず、任された仕事であるならせめて楽しく!
やり遂げるべきであろう。
今日の日記は、ここまで!
人格/ドンキホーテ/中指末妹
(▌=末兄、▌=疲れた末弟/気長な末弟、▌=末弟たち、▌=???)
▌当人はですな!
▌末兄様を補弼(ほひつ)するようになったことが実に光栄でありまする!
▌中指という組織に足を踏み入れられたのも感激でありまする!
▌当人が…!いかに知ることができたであろう!指にて当人を望んでいると言うことを…!
▌えへん、は、はは…。
▌新入りちゃん…元気なのは良いけど、そろそろ末兄様が出てくるから…。
▌少し黙って立ってようか、分かったか?
▌はっ!しょ、承知した!
子供はぺちゃくちゃ動かしていた口を大げさにぎゅっと閉じて、きちんと両腕を寄せて腰をすっと伸ばした。
▌けほん、えへん、ふーむ…。
でも、そうしながらも唇をぴくぴくさせてるのを見るに誰かがチャンスを与えたら、すぐ滝のように言葉を吐き出しそうだね。
廊下に並ぶ大勢の人たちの雰囲気は中々厳粛で、子供の気質とはあまり合わないような気もするけど…。
彼らもコソコソ、クスクスしながら雑談を少しばかりしているのを見るにこの集団は元々かなり緩くて、互いに仲が良いのが特徴なのかもしれないね。
もちろん、子供くらいにうるさい感じでは無いけど。
▌あっ、いらしましたな…!
子供が小さく囁いたとおり、廊下の向こう側から図体の大きい誰かが歩いてきてた。
▌なんとまぁ…あの刺青がぎっしり詰まっているのを見よ…怨恨をどれほど片付けてきたのでありましょう…!
怨恨一つを片付けるたびに刻めるという独特な中指だけの強化刺青が全身を覆っているその人は、それなりの腕をした人を数十人を連れて行っても一人で片付けてしまえそうなオーラを醸し出していて…。
力強いオーラに包まれていると言っても過言ではないほど圧倒的な姿に、子供は肌が痺れるような感覚を、身を以て味わっていた。
▌そうか、皆元気みたいだな。特になんも無いか?
▌おおお…ほぉ…。
▌一体あれほどの怨恨をいかに書き下ろしたのでありましょうか。復讐を行うだけでも忙しかったのでありましょうに!当人のより大きなあの帳簿を埋めながら動くためには定めて鉛筆で書き付けるわけではなく…。
▌…えへん。
▌こいつぁ誰だ?
▌あ、今回新しく入ってきた子です。結構大袈裟言いはしますけど、実力は良かったですね。
▌うえっへん…!
▌そうか…そういう風には見えるな…。
▌ふむ、まあでも新しく入ってきたヤツがいるなら夕飯にパーティーを開かにゃならんのだが。
▌パー…ティー…!
▌俺今日忙しくて。お前ら同士勝手にやれ。そら、カードだ。
▌ありがとうございます!
▌新入りも頑張れよ~。俺今日別の港船に用事があるから、そのつもりで。
▌はっ!
手をひらひらと振りながら、廊下の遠くへ兄様という者が消えると…。
▌みみみみ見たでありますか!?ききききき聞いたでありますか!?
▌末兄様が当人を見たのでありまする!当人のためにパーレィを開くとおっしゃりました!
▌あぁ、うっさいな…はっ。そうだね、すっごくうれしいなぁ~すっっっごく。
▌新入りが入るたびにやるってのに、そんなに良いのか?
▌当人はパーレィが!本当に好きでございまする!!
▌そんな大好きなパーティーを楽しむなら、今日の仕事は早く終わらせないとな?
▌素早く行ってこようか~オーケイ?
▌もち!!!ろん!!!
…こんな子供が、本当に組織生活に慣れるだろうか。そんな疑いもあったみたい。
でも意外と、こんな単純な人であるほど何かしらの仕事を任せるのに便利でもあるからね。
▌パーティー、パーティー!
▌かはっ、うっ……。
確実な動機付けさえすれば…業務効率が急上昇するからね。
▌そこの!そなたの犯した罪がこんなにも帳簿に書かれているではないか!
▌私は夕方に急ぎのパ…いや、用事があるゆえ!何度も抵抗せずにじっとしているがよい!
▌知らなかった、知らなかったって…!中指の人だって知ってたら…。
▌興味!無い!
▌ぐぉっ…。
▌中指の義理を無視して、中指の肩を持たなかっただけでもそなたは悪である!
▌そして当人はその正義を執行し、それに相応しい勲章としてこの身に刺青をもう一画刻むのである!
▌あんな表情でよく人が殴れるな…。
▌妹に留まってるべき人材じゃないのかもな。パーティーを盛大に開くべきか?
▌おい、ドンキホーテ!パーティーでもっと食べたいもんはあるか?
▌当人はアイスクリィムが!食べたいのでありまする!
高ぶった口調で食べたいものを言い、中指の仕返しを実践する子供は…。
誰よりも中指らしい人物と言うしかなさそうだね。
人格/ドンキホーテ/剣契殺手
▌待て、待て!
酒瓶を持って飲み込む寸前、子供の前に座っていた者は愚かしいという風に大声で叱りつけた。
▌ど、どうした!突然大声で…。
▌我々は平民ではない、ドンキホーテ。今、ラッパ飲みをしようというのか?
▌ラッパ…?
反対側に座っている子供はじれったげに溜め息を大きく吐きながら、目をぎゅっと閉じた。
今はさすらい歩く剣契の一員だけど、もしいつか色んな汚名をそそいで全員S社に戻れるようになったら、高官の任務に就くことになるだろうし…。
そうなると食事の席を共にすることもあるだろうに、このままでは困った未来しか見えないという考えが、頭をじわじわと包み込んでいった。
▌酒を飲むときは杯に注いで飲むんだ…。
▌杯を全て空にして、また新しく注いで飲んで。それが基本中の基本だ。
▌…なにゆえ?
子供は本当に、純粋に分からないって目をしているね。
▌こんな小さな杯に注いで飲めば、無駄に手間だけ増えるではないか!
▌…節酒をしろという意味だ。酒に酔って、人事不省になることがあるから杯に注いで少しずつ飲めというこ―
▌うぇっ!ケホケホ!
向こうの子供が何を言おうが、言うまいが。
子供は瓶から直接中身を呑み…。
期待していた味と香りではなかったせいか、それとも酒が辛く感じられたのか。
…そのまま反対側に噴き出してしまった。
▌……。
そして当然、説教をしていた子供にその中身が全部掛かってしまった。
▌い、いや…わざとではありませぬ!
▌ただ思ってた味と違―
▌……。
▌こ、米で作ったものだと言ったではないか?当然シッケや、甘酒のようなものだろうと…。
▌私が、言っただろ。
▌ひっ!
▌杯に注いで、少しずつ呑めと。
▌言うことを聞いていたなら、こんなことは起こったと思うか?
▌い、いいや…。
▌敬え!今は私が教える立場ではないか!
▌はっ、はい!
▌そもそも、そんな風に箸を持つこと自体間違いだ!
▌こ、これは酒瓶を持とうと一時て―
▌箸は!こう!持つんだ!そうやって雑に…。
…向かい側の子供が繰り広げる説教は、留まるところを知らずに続いた。
今や半分くらいは、怒りを解消するために言っているような気もするけど…。
子供が言うことを聞かずにしでかしたことだし、その対価を支払うのは当然だよね?
▌…このくらいにしておこう。
▌うぅ…。
▌偵察は順調だったか?何日も、その知らせを聞くために待っていた。
▌けほん。近くの裏路地をあちこちをうろつきながら見ておいた良い場所が、5ヶ所ほどあったのだ。
▌うむ。それは良い知らせだ。しかし、それよりかは黒雲会の…。
▌えっへん!そう言われずとも、黒雲会の会食の席を偵察してきたのである。
▌…二日後と言っていたな。
向かい側の子供が持っていた杯がぴくっと動いた。その中の澄み切った酒の中にも、小さな揺らめきが生じた。
▌そうか…結局、転がってきた石は埋まっている石と衝突するしかないということか。
▌しかし、このように放浪しながら生き永らえてさえいれば必ず機会が訪れるはず…頭目はそう仰せられた。
▌それにしてもよく敵陣から抜け出せたな。
▌へへ。実は最後、何人かに首根っこを捕まれはしたが…。
▌後腐れなくうまく処理したのだ。
子供は剣を持ち、組員を斬り倒したことをまるで服についた埃を払い落としたかのような調子で話した。
昔はこうやって裏路地を放浪する組織員ではなかったかもしれないが、彼らが今剣契となって刀を振るうことができた理由はきっと…。
剣契であっても、そうでなくても…昔にも剣と共に長いこと生きてきた殺手だったからだろう。
ただ、違うことがあるとすれば…。
▌……。
以前は誰かのために剣を振りかざしたけど、今は自分のために斬っているだけということだろうね。
人格/ドンキホーテ/T社3級徴収職職員
(▌=時間滞納者)
▌さぁ~えっへん、いらっしゃいまするか~。
子供は誇りに満ち満ちた口調で誰かを呼んでいるんだ。
場所はT社の巣のとある平凡な住宅区域。固く閉ざされた扉の前に、子供を含めて3人の人間が同じ服を着て立ってたの。
▌ふぅむ…反応が無いな。
▌こうやってどっと押し寄せてきて出て来いって何分も言ってちゃ、怪しくて出て来ないと思うけどね…。
▌えい、知らぬことを言うでない!
▌そもそも、当人に思い当たるところがあるがゆえに後ろめたいことがあって出て来ないのである!畢竟、当人ひとりでこの者を尋ねても同じ結果だったはず。
▌それなら訪問方法を変えなきゃダメなんじゃないの…?
▌手順というものがあるではないか、手順が…。
子供は後ろに立っていた別の子供に耳打ちすると、再びえへんと咳払いをした。
▌さぁ!当人はT社の3級職員で、時間徴収の権限を承った職員である!
▌手順に従って初訪問後5分待機し、最終通牒としてそなたにこの証明用時計と共に当人の身分を明かしたがゆえ…。
▌これ以降の無応答に対しては、徴税回避の罪に問うて強制執行することを宣言しようぞ!
時間徴収。
T社にだけ存在する変わった職業だね。
人々が生きてく時間を遅くも、速くもできるこの区域ではその時間を価値化して税金を与えてるの。
大多数は前倒しでつかった時間があればそれを着実に支払うし、適当な会社に所属していれば会社の方で精算したり無償支給を通じて問題なく過ごせるようにしてくれたりはするけど…。
いつも2種類の人たちが時間を滞納しがちなんだよね。
ひとつは圧倒的な富を蓄積してるのにもっと節約しようと意図的に徴税を回避する部類。
そしてもうひとつは、深刻なくらい貧しいせいで使えば使うほど複利のように増えてゆく時間税に耐えられなくなった貧しい部類。
誰かは前者を非難して、後者に憐れみを表するだろうけど…。
皆に時間徴収の恐怖が訪れてくるという、かなり公平そうな制度*61おかげで結局は皆沈黙を選択するの。
でも、それは錯覚だと思う。
富める者の時間と貧しき者の時間は同じ時間であっても、全く違う価値を持っているから…。
実のところ、不公平な法なの。
そんなことは全部知っている子供だけど、こんな堂々とした口調で話しているのを見ると…今回の徴税対象はどうやら前者みたいだね。
▌応答が無いな…正義と相反する者め!
子供の気質上、後者に対して徴収する仕事だったら元気がどんどん抜けて、やる気がない状態で働いてただろうからね。
▌ただ、家を空けただけじゃなくて…?
▌そんなわけ!当人は既にこの長期滞納者…分類番号9730015307の時間記録を全て確認してきたのだ!
▌約3時間前にこの中で時間加速を引き起こしてから、時間加速の範囲がこの家で停滞しているのである。
▌つまりだな!この者はこの中で息を殺して我々の言葉を全て聞いていながら、無視しているということ!
▌緻密だねぇ、普段らしくないけど…。この前裏路地に行ったときは50歩歩くたびにお腹空いたってぐずついてた癖に。
▌うぇほん!とにかく、無応答を確認したが故に強制執行するぞ!ロージャ君、正門を壊したまえ!
▌おーけい…ふぅ。でもこんな風に扉を蹴り破るのは結構面白いんだよね。
ドンッ!という音と共に扉が開き、その中には…。
▌うぅ…これは無断侵入だぞ!扉を壊すだなんてそんなことあっていいのか!?
▌何を言うか。徴収手続き中には正当な理由があれば滞納者の私有空間に令状なしで進入できるのだ!
▌クソッ…。
▌こんな善良で貧しく生きていく人に対してそんな莫大な税金を請求していいのか!?これは…。
▌…加速。
きっと、その滞納者は言ってはならないひとことを口にしたんだろうね。
さっきまではいけしゃあしゃあとしていた子供の声が氷のように冷たくなって、カチャリと回った時計のぜんまいが子供の時間を凄まじい速度に加速させたから。
▌がはっ…。
▌時計を見るに…業務のために付与された時間が余り残ってはおらぬが、そなたのような部類の者には惜しまずに使えるな。
その滞納者の身体には巨大なツルハシが刺さっている。
▌そなたは安心しなされ。当人は不満だが、この徴収ツルハシはそなたの身体を毀損することはないのだ。
子供の言うとおり、ツルハシは滞納者の身体の表面から少し離れているかのように浮遊してるの。
時間回収モードに合わせられてるから、物理的な力は行使できないけど…。
浮遊の隙間。その小さな境界から、まるで注射器で吸い取るかのようにゆっくりと…時間が吸い取られていったの。
▌ふぅむ。善良と貧困とな。
子供は時間が全て吸い込まれるのを待ちながら周囲を見渡したんだ。家に入ったときから一目で分かるような物品がいくつも見えるね。
▌あれは、巣の東で小物を作る有名な職人が限定販売した置物か。
▌ある程度の財を持ってる人以外は購入できないようにするため、最高水準の時間加速をかけて販売をしたと聞いた。
▌あぁ…アレね?平凡な人から見ると瞬く間に店の扉が開いて閉じるやつ。
▌貧しい人が良くもあんな物品を持っていられるな…そう思わぬか?
▌?!>@!#$@!?!>#!#!
▌それ以外にも沢山あるが、既に時間が吸い込まれて我々との対話タイミングが合わなくなってしまったな。
子供はわざと厳めしそうに話しながら、徴収が終わったツルハシを抜いて背を向けた。
▌外の世界があっという間に過ぎ去っていく様子を見て悟らんことを願おう。
▌真の貧しい者から搾取した時間と、正しく納付すべきであった時間が一つに集まった時、どれほど大きな損害になったかをな。
▌分類番号9730015307,徴収終了。
▌あはは。時間で大口叩いてたヤツらがツルハシでぶたれて30分に1歩踏み出す姿を見るのは、いつ見ても壮観だね~。
子供と同僚たちは一瞬にしてナマケモノになったその滞納者を後にしたまま蹴飛ばして壊した扉の方へと戻ったんだ。
あの滞納者が、壊れた玄関の扉を直すためにはどれくらいの時間をまた使う必要があるのかな?
…夜になる前に扉の前にたどり着けたら幸いだろうけどね。
人格/ドンキホーテ/ラ・マンチャランド室長
▌……。
あなたは今何を考えているのだろうか。
▌何をしているんだ!早く刺せ!
▌うぅ…。
あれほどあなたを愛した家族達が。
あれほど家族達を愛したあなたに杭を突き刺すこの状況で。
▌刺せ!!!
▌ウワアアアァ!
▌…あなたが全部間違えたの。あなたは私たち家族全員を捨てた罪を犯したんだから。
憎しみと怒りの染みついた、呪詛混じりの言葉を聞きながら。
あなたは何を考えているのだろうか。
▌夢から覚める時間です、父上様よ。
その言葉に、あなたは何の答えも返さなかったんだ。
私たちへの憤怒で口を閉ざしたわけではなかったのか?
いや、そうではなかった。
ただ…自分には言い訳の1つですら吐く資格がないかのように。
杭が打ち込まれたあなたは罪人のように頭を垂れたのだから。
何が私たちをこんな風にしてしまったのだろうか。
この全ては、どこから間違っていたのだろうか。
その答えを知らない者はいない。
誰かが城門を激しく叩いていたあの日。
父上様の目が、興味で染まっていったあの日。
騎士の冒険譚に夢中になる父上様を見ながら、夢を応援しようと家族達が談笑していたあの日。
あの全ての日々が幾重にも積み重なり、今を築いたのだから。
▌あなたと私たちの間に積み重ねられた高い壁は、全てあなたの責任。
▌あなたが私たちを捨てたのです。
廊下の端まで父上様の笑い声が響き渡る。
楽しんでいる父上様の側には、私ではなく白い月の騎士がいた。
私は、そんな二人を見つめながら柱の後ろで息を潜める。
父上様が私の胸に突き刺した言葉を思い出しながら。
「護衛はもう必要ないんだ。ラ・マンチャランドと家族の面倒を見ていてくれ。」
その言葉には、どんな偽りも嘘も混じっていなかった。
あなたが朝食と共にさりげなく口にした、柔らかくも親しみやすい口調だったから。
だから信じたかった。
父上様が私に配慮してくれたのだと。
血鬼は血を欲さず。
他人を助ける慈悲深い英雄が皆を守り、
人間と血鬼が楽園の中で共に笑う物語。
私たちの失った明日を取り戻すため、夢を抱けと言う…。
そのデタラメな話に興味を失った私に配慮してくれたのだと。
騎士の巧妙な話術に嵌まりながらも、家族を気にかけているからこそ決断を下したのだろうと。
そう…信じたかった。
しかし、柱の後ろで隠れながら眺めていた父上様の談笑に全ては言い訳に過ぎないと感じるようになった。
小さな笑い声と軽い会話、彼らだけの世界。
▌あの人間が話す物語がそれほどにまで面白いというのですか。
父上様は新しい夢を見ていらっしゃった。
いつかだったか*62、私たちを一人ずつ拾い上げたときに見せた夢は捨て置きながら。
あなたにとって、その夢がどれほど素晴らしいのかは分からないが…。
少なくとも私には。
いや、私たち家族にとっては…その夢はこの上ない悪夢だろう。
この終わりなき悪夢の中で、私たちはどれだけ正気を保ちながら耐えられるだろうか。
目を閉じるたびにふと、それほど昔のことではない過去の日々の記憶が浮かぶ。
本能を抑え続けて狂ってしまった家族達。
血鬼として人間を傷つけ幸福を得ようとした彼らを…父上様が赦さなかったあの時。
父上様の命令に従って槍を握った手には、慣れない感覚が残った。
死んでもいない者たちを地に埋めた私は、家族の頭を粉砕した私はどんな気持ちだったのだろうか。
目を開けて見下ろした手にびっしょりと湧き出た汗を拭き、
遅い時間にもかかわらず灯りがついた神父の区域を目に収めた。
今、家族を耐えさせているのは父上様の夢のごとき*63ではなく。
神父が掛ける、叶うはずもない慰めの言葉だろう。
まだ廊下では、父上様と騎士の笑い声が反響している。
その音に対して、いつもに増して*64嫌気が差したので。
視界に入った告解所へと魅了されたかのように足を運んだ。
▌相談の雰囲気はどうだった?
▌……。
▌まぁ。いつもみたいに、平和で皆が安息の中にいますね。
▌嘘だな。私がそれさえも分からないとでも思ったのか?
四方に散らばった血と、背中いっぱいの傷。
机の上の鞭と、数十本の血液バー。
家族が腐り落ちていってるのは知っていたが、神父はその中でも特に酷かった。
父上様が背負わなかった、家族の悩みと憤怒を一人で抱えたから。
彼は誰よりも腐り落ちていた。
▌相談のうち、いくつかはキャンセルする。
▌それは…。
▌キャンセルした相談は私が担当しよう。
▌…あなた様が?
▌一人でこれを全部やり続けたら、お前が真っ先に壊れるだろう。
グレゴールは、あからさまに不信の宿った目で私を見つめていたが…。
▌分からないことや難しい部分があれば教えてください。
私が相談を担当するという言葉に反対はしなかった。
▌……。
▌……。
こんな沈黙が訪れたら、何を言えばいいのだろう。
考えても思い浮かばず、部屋の外に出ようとしたその瞬間グレゴールが意味深な言葉を私に投げ掛けてきた。
▌そう…いえば。
▌父上様が冒険の準備をしているそうですね。
▌一人で出かけると言っていたな。あの人間がまた風を吹き込んだんだろう。
▌伝説の兜を探しに出かけるそうですが…とても楽しみではありませんか。
▌……。
▌お前…何か知っているのか?その冒険について。
何かを隠すような神父の態度。
不安そうに震える瞳を見つめながら、追及するように尋ねた。
彼とは親密ではなかったが、これくらいの質問は投げかけられる間柄だと思ったからだ。
▌計画?
▌ロージャ様が準備したようですね。これをあなたに話すことが正しいことかどうかは分かりませんが。
▌まぁ…今のあなたなら大丈夫でしょう。
どうして想像などできようか。
誰が聞いても首を横に振るであろうおぞましい不孝行の計画についての話を他の誰でもない…
▌家族の幸せのための決断でした。
神父の口から聞くことになるとは。
勿論、本能は父上様にこの事実を告げろと叫んでいるが。
▌……。
既に狂ってしまったとしても不思議ではない告解所の風景が苦悶となり、私を喰い破ってくる。
神父が狂ってしまえば、また別の血鬼が家族達の不安を背負うことになるだろう。
その血鬼も長くは持たずに狂ってしまうはずだ。
そうしてひとりふたり…家族達が理性を保てなくなったなら…。
私の手でその家族達を埋めて、頭を粉砕しなければならないのだろうか。
父上様は…本当にそんな残酷な未来を望んだのだろうか?
いや、そんなはずは。
父上様は変わってしまったのだ。あの狡猾な騎士なんかの口車に乗せられ、変わってしまった。
渇きをこらえながら夢を共にしていた家族達は既に崩れ落ちていたにもかかわらず。
弁えもせずに冒険に出ると言っていた父上様の無責任な姿が、声がそれを証明している。
▌不孝行だな。禁忌だ。
▌だが…話をしてみるべきだろう。
▌ロージャ様は最後のパレードのスケジュールを遂行中です。
この混乱を鎮めるために行くべき場所は決まっている。
唯一の姉妹がいるパレード区域へ。
▌その目…全部知った上でここに来たんだね。
▌教えてくれた人は…多分神父でしょ。
華麗なパレード。
下では数え切れないほどの人間が笑いながら、手を叩いていた。
かつて私たちを恐れていた目は、もう見当たらない。
残ったのは純粋な好意くらいだろうか。
一名でも多く私たちを殺そうとしていた狩人さえも、目を瞑って私たちを傍観してくれている今。
私たちだけが犠牲になれば、この幸せな風景が永遠に続くようにも思えた。
そう、私たちだけが犠牲になれば実現する幸せだ。
▌父上様の幼稚な夢は…認められている。
▌私たちには悪夢に過ぎない、あの夢のことだよね。
▌……。
▌はあ…そう、期待した私が間違いだった。あんたは父上様が言うことならいつでも―
▌勝手にしろ。
私のいない、私たちのいない幸せにどんな意味があるのだろう。
その答えが、今なら分かる気がする。
父上様が望んだ理想の中の幸せは、私たちは*65意味が無いものだ。
狂ってしまった家族の遺体の上で人間の幸せを眺めたところで、どんな栄光があるというのか。
▌えっ?
▌その計画、進めろと言ってる。
確信を込めた言葉を言い終えると、疲れ果てて死んでしまった姉妹の目が異彩を放った。
▌…不孝行でしょ。やめろって言葉が…あんたにはもっと似合うと思ったのにね。
▌先に私たちを捨てたのは父上様だ。
▌そしてその計画は…。
▌父上様が妄想に浸っている間、家族達の面倒を見ていた君の言った計画だ。
▌……。
▌当分の間、家族の管理は私がやるから君はその計画に集中していろ。
▌私はあんたがまだ…目の前で起こる全ての出来事に興味を持ってないって思ってたのに。
▌今回はちょっと…気に入ったよ。
▌計画は理髪師に聞いて。詳しいことは、あの子が全部考えたから。
▌ううん、一緒に行く方が良さそうだね。二人で話すよりも…あんたもそっちのが楽じゃない?
▌…そうだな。
▌サンチョも計画に参加することになったよ。
▌サンチョ様も…ですか?
▌ふむ。よかったですね。これで計画がより一層完璧になるでしょう。
▌あなた様が計画に賛成することは想定していませんでしたが…。
▌私たちに興味がないフリしてるけど…まぁ、実際のところかなり注意深く家族を見てたみたいだからね。
▌私の作った完璧なドレスにも興味をお示しになりませんでしたが、実際には注意深く見ていた可能性もあるということですね。
▌それは―
▌…冗談です。ここに来て何も言わずにいたので試しに言ってみました、あまりお気になさらず。
▌君の服は…次に着てみるから、まずその計画というものを詳しく聞かせてもらおうか。
▌……。
▌父上様にマンブリーノの兜を被せるつもりです。
▌毎回父上様をボってた…あの遺物商から聞いた情報だね。
▌兜を被った者を、自分と同じ平等な者と見なせるようになる遺物です。
▌平等な者と見なすというのは…上位血族を害することができないという禁忌…拒否感…を消せるということか?
▌その通りです。兜を被った者をわたくしが見ると第3眷属の血鬼に、サンチョ様とロージャ様には第2眷属の血鬼に見えるでしょう。
▌人間にも似たような現象が起こるらしいね。王は兜を被った者が王に見えて、騎士は兜を被った者が騎士に見えるでしょう。
計画は思ったより綿密だったが、だからといって完璧ではなかった。
ロシナンテを作ったにもかかわらず父上様の力は依然として強大であるだろうし。
仮面を被ったところで、父上様だと分かっている以上躊躇する家族達も出てくるだろう。
▌でも…。
▌うん。これが最善の方法なの。
終わらない悪夢に乗った私たちが降りるためには…。
一番前で走っている父上様を馬から落馬させることだけが唯一の方法だろう。
▌…だから私たちもあなたを捨てたのです。
▌目に見える場所でも、見えない場所でも全ての家族は本能に翻弄され苦しんでいたのだから。
▌あなたが私たちの幸せを投げ出したように、私たちもあなたの理想を投げ捨てます。
▌血を欲し、人間を害し!
▌…あなたを堕落させたあの薄汚い騎士をズタズタに引き裂いてやります。
最後まで夢に対する未練を捨てられないのか。
あるいは、共存を台無しにした私たちを恨み罰を与えようとしているのか。
家族を見捨てたという罪悪感で頭を垂れたにもかかわらず、まだ夢が終わっていないかのように。
あなたは私たちに向かって垂れ下がっていた腕を伸ばした。
▌……。
不安な気持ちが湧いてきた。
最善の準備をしたが、父上様が本気で家族を殺そうとすれば…。
命を懸けたとしても相打ちが限界だろう。
でもどうしてだろう。
少しずつ揺れているあなたの手からは隠せない躊躇いが見えてきて…。
不安になったせいで急いで武器を作り始めた家族たちを止めた。
▌戦おうとしているのではない。これは…。
父上様の手の動きに沿って、空から巨大な影が差し込めてきた。
ラ・マンチャランドが徐々に閉ざされていった。
▌ち、父上様がラ・マンチャランドを閉じようとしているのか?私たちが出られないように?
▌受けて然るべき罰が来たのでしょう。
▌…みんな落ち着いて。大丈夫だよ。何となくそんな気がする。
不安がる家族達の妙な視線を送る姉妹を見ながら、私は槍をさらに深く突き刺した。
この者ら、そして私が不孝行の罪を犯したのは確かだ。
しかし…家族達がこのラ・マンチャランドに閉じ込められて再び苦しむのは。
▌おやめください。
▌私たちがあなたを愛したように、あなたも私たちを愛したなら…。
▌どうか何もしないでください。
▌それが父上様として負うべきあなたの最後の義務だから。
差し込めていた影が躊躇うかのように薄れていく。
私たちを愛していたということは変わりない、と伝えるかのように。
私たちに向かって伸びていた父上様の手が、少しずつ下がっていく。
横目で見た家族達は泣いていた。
計画が成功したという安堵と父上様のいない人生を生きなければならないという不安。
そう。誰かしらが、この者らを今から導かなければならないのだろう。
血でできた重く、肥大化した義務が私に迫ってきたのだな。
▌誰かが父上様の消息を尋ねたら。
▌家族を背にして妄想だけを追い求め、その果てで落馬したと伝えろ。
▌今後どう生きていくか尋ねられたら。
▌血鬼らしく生きると堂々と言え。
▌そうしたら…。
▌残された責任と罪悪感、全て私が背負うから。
▌お前たちは…失った幸せを取り戻すんだ。
赤い雨が降る。
父上様の息が止まり、真っ赤な雫が果てしなく降り注ぐ。
▌…やっと夢が終わったのですね。
ラ・マンチャランドが崩れ落ちる。
▌皆とあなた、そして私の…。
崩れ落ちた全てが赤い雨となって一晩中降り続けたせいで…。
血が氾濫し、地面に染み込む間もなく流れていった。
人格/ドンキホーテ/東部センク協会3課
(▌=インタビュアー、▌=???)
▌う~む。誠に良かろうか?食事の最中であるというのに…。
▌協会の方々は何かとお忙しいようですし。むしろ、私のインタビューで食事の時間を奪ってしまっていないか、心配です。
▌ほう、そんなのは構わぬ!そなたの礼儀正しき様を見てなお断る者などそうそうおるまい!
子供は冗談を言いながら箸を握り直したんだ。
期待に満ちた表情の下から、熱々の湯気を上げる麺と野菜が摘まみ上げられ…。
▌止まれってんだ!
背後では、木製の椅子や調度品がどこかへ飛んで行ってたの。
▌ふむ。食事も食事だが、こんな騒がしい客棧(きゃくさん)でそなたが怪我をせぬかも気がかりであるな。
▌なーに、こんなこと一度や二度ではありません。インタビュアーには良くあることです。
▌私も幼い頃は協会付属*66のジムで運動しながら育ったので、こんなのはそこまで怖くもありませんよ。
▌ほう…なかなかの胆力ではないか、そなた?あっ!そこ頭上、気をつけよ!
▌っと。ふう、ありがとうございます。
▌よろしい…気に入ったぞ!当人、答えられることならいくらでも答えてしんぜよう。聞くがよい!
落ち着いた会話を交わす子供とインタビュアーの姿だけ見れば、どこか平和そうに思えるかもしれないけど…。
彼らが気にしていないだけで、周囲は深刻なくらいボロボロで争う音が絶え間なく響いていたの。
…時折、自分に向かって飛んでくるものをかわす動作さえ無ければ、客棧が組同士の抗争に巻き込まれてることすら分からなかっただろうね。
▌今回、私たちの雑誌ではセンク協会を特集する予定なんですけど…。
▌その中でも、各支部のセンクの違いに焦点を当てたいと思っています。
▌うぅむ!近頃、西部や南部のセンクがミディアに注目されていた気がするな。
▌あっ、普段から雑誌や新聞を好んでご覧になるんですね?
▌無論だとも!フィクサーたる者、世の理に目を向けねばならぬのは道理ではないか?
子供は内心フィクサーが登場する記事だけ読んで畳むけど…と思ったけど、口には出さないことにしたんだ。
もうそれなりに経験を積んだからこそ、わざわざ言わなくてもいいことを口にするのは助けにならない*67思ったの。
▌カッコいいですね…それでは、質問です。
▌センク協会の本部がある西部と東部はかなり違うやり方で活動していると聞きましたが、具体的にはどのような違いがあると思いますか?
▌ふ~む、当人が直接本部へ赴くことはなかったが…。まあ、話はよく耳にするものよ。
▌そちらでは剣の携帯が必須と聞いた。どうにも剣の扱いに関する礼法やら、実に多くの規則に縛られているようであったな。
▌東部はどうにも自由な方である。武器を使うもよし、使わぬもよし…。あぁ。もっとも、剣よりも肉体をぶつけ合うことを好むがな。
子供はそう言いながら、手首を上げて見せたんだ。
その手首には硬玉を削って作ったらしき厚い腕輪が玲瓏(れいろう)と輝いていたの。
▌あぁ…!これがあの草炎玉球というものですか?
▌よく知っておるな!その通り、この腕輪が我が手袋を熱するのだ。大抵のものならば、掴むだけでことごとく融かしてしまえるぞ。
▌だから手袋を投げないんですね…。
▌あはぁ、本部でやる決闘申請のことであるか?
▌東部は、少々異なる勝手で動くのだ。何かを投げつけることよりも丁重に名と所属を名乗り、構えを取ることが決闘の始まりである。
▌確かに、私もそのパターンの方をもっとよく見てきた気がします。
▌西部や南部の風習も、なかなか風情があるとは思うのだがな~。
▌…ところでです。
▌ひゃぁ、こりゃぁ実に美味し…うむ?なんと?
▌さっきからずっと貧乏揺すりしていらっしゃるので…何か問題でもあるのかと思いまして。
▌問題?あぁ、何もないさ!ははっ、当人の癖のようなものでな!
▌少し焦っているように見えますけど…。
▌あ…はは…けほん。
子供は実際、少し焦っていたんだ。
もどかしいと言う方が正確かもしれないね。
争いが起こって、誰かが一方的にやられている光景を目の当たりにしながらも…自分はただ座っているしかなかったんだから。
本来の性分なら…「正義」の名のもとに、やられている者の代わりに戦いたかったけど。
センク協会の本質はあくまで決闘の代行…だから。
▌そ、それが…そろそろ…間違いなく代理決闘を依頼してくるはずだと思っていたのだが…。
▌少々…な?どうにも遅い気がしてな。
▌…はい?
▌いや、だからな?あのような一方的な争いを目にすると、どうにも身体がうずいて仕方がなくないか?
▌あぁ…戦いたいんですか?
▌なにゆえそんな軽々しく言うのだ!均衡を欠いた戦いは、正義ではなかろう!
▌しかし協会の者として、何も依頼もないというのに…力を振るうわけにはいかぬがゆえ…。
子供の声は今にも消え入りそうだったんだ。
そして、インタビュアーは子供の言葉に、どこかで聞き覚えのある響きを感じたみたい。
▌そういえば、数年前にセンク協会に入門して間もない者が、自警団じみたことをしていたという噂が…。
▌うぇっへん、えへん!けほん…そ、そのときと今は違うのだ!
▌当人は変わったのだ!もう、不義だと言って無闇に飛び込むこともなく、こうして…ど、堂々と待つこともできるのだ!
カンッ!
きっと、家具が飛んでくるのを避けたときのように…それもミスだったんでしょうね。
優位に立ったつもりでいた乱闘者が剣を抜いたけど、その途中で足元に転がっていた木片につまずいたんだ。
でも、そのミスで転倒した方向がよりよって*68、子供のいる方向で…。
▌そして!こんなふうに当人に刃物が飛んでくる状況でも、落ち着いているではないか!
子供は慣れた様子で刃を掴んだの。
▌なっ…はっ!?せ、センク…。
草炎玉球が明るく輝くと、その刃はまるで飴が融けるように崩れていったんだ。
▌さぁ、ここまで来ればそろそろ…そうであるな!
その光景にすべての視線が集中し、さっきまで一方的にやられていた人が慌てて駆け寄ると、子供に向かって叫んだんだ。
▌せ、センク殿!依頼、依頼を承ってくだされ!
▌うぅむ!よろしい。ただこのような「緊急依頼」は2倍になるというならどうであるか?
▌3倍でも構いませぬ!あの野郎を…!
▌オゥケイ!!決まりである!!あとは後ほど話すとしよう。
子供は、まるでクリスマスプレゼントをもらったかのように興奮した表情を隠せないまま勢いよく席を立ったんだ。
▌東部センク協会、3課!
▌このドンキホーテが…決闘を引き継ごうではないか!
人格/ドンキホーテ/ロボトミーE.G.O/愛と憎悪の名の下に
26日目!
今日も幸せで楽しい一日であった!
なぜなら今日は、我らが魔法少女の友にぃ~。
北部で優れた正義感を見せたフィクサーたちについて紹介する日であったからな!
その狭く殺風景な空間でどれだけ退屈そうにしているであろうか?本来なら意地悪な悪党たちを懲らしめるために夜の通りを闊歩すべき一
うむ…いやいや、だとしても幻想体という本質を忘れぬよう努めねば。今やチーフとして他の職員たちの模範になるべきだ。
ふむ…愛着作業を行うべきであろう。
もちろん?当人は継続的に幻想体O-01-04がクリフォトカウンターを減少するのを防止するため、幻想体の好みに合った小物を準備して会話を続けただけだ…。
決してぇ~楽しんだり~。
E.G.Oギフトをプレゼントされたくて残業をしたとか~。
そんな事実は全くないということをこの記録に残したいのだ!
うぅむ。字がどうしてこんなにプレプレなのか、ふむ。深呼吸をして書くべきであろう。
ここには、彼女に聞いたアルカナというものに関する話を残した方がよいだろう!
聞くに、かの者らは元々悪党たちと戦う「魔法少女」だとのことだ!
マイナーからメジャーアルカナまで…凄まじい力を持っている悪党たちに立ち向かえるように正義の使徒を必要とした大いなる意志が…。
遂にかの者らを選び、魔法少女にしたようだ!
アルカナ自体は魔法的な力を与えるものであり、その力を善と悪誰でも手にできるがゆえに…力に酔わず正義だけを見据えられる者のみが魔法少女になるということである。
彼女は自分が、かの者らの中で1番後輩だと言い…他の先輩たちも数人いるようであるが、気が付いたらいつの間にここにいたとのことである。
そのとき扉を開けて入ってきたのが当人だったがゆえに…最初はアルカナの幹部だと思っていたようだ。
すこぶる敵対感を顕わにして…当人も誤解を解くのに苦労したのだ。
魔法少女だの、アルカナだの…当人は初めて聞く単語であるがゆえ何を言っているのか理解するのにも時間が掛かったが…。
聞いてみれば、あまりにも似ているではないか?
都市の…フィクサーたちと!
たとえ本人はこのロボトウミィ・コーポレイションに入社して昔から夢に描いてたフィクサーという職を諦めるしかなかったが…。
正義の魔法少女になることで、その夢をまた夢見ることができるのであれば…!
あぁ、とても幸せだろうと思ったのだ…。
当人はすぐに聞いたのだ、その「選択」というものはどうやれば受け取れるのかを!
残念なことに自分すらどんな理由で選ばれたのか、どうやって受けられるのかは分からないと答えたが…。
彼女のE.G.O装備を抽出したのを見て悟ったのだ。
愛と正義を宿したその杖と服装を身につければ…!
私も正義の魔法少女になれるということを!
彼女も最初は信じられなかったのだ。そんなもので魔法少女になることはできないだろう!
だが…当人の正義に対する心からの渇望、悪に対する憤怒!
そして何より…彼女が脱走した幻想体の制圧を助けようと外に出て、当人の戦う姿を見たとき!
彼女すら悟ったのである…当人もまた素晴らしい魔法少女であることを!
今や我々は一緒に会社の正義を守護しているのである。
たとえセフィラたちにタイミングが悪いと悪態をつかれることもあり、幻想体たちの犠牲となった職員たちの恨みのこもった悲鳴も聞こえるが…。
当人は分かっている。
しかし苦難の中でも静かに正義のために戦い抜くのが真の魔法少女であるということを!
夢に浸って、このようなことばかり言っているわけではあらぬ。
実際、当人が中央本部にこの魔法少女を担当するために配置転換されたときから、持続的に愛着作業を専ら担当してきた結果…。
このように、チーフの座に就くことにもなり!
管理人殿も当人が担当したおかげで魔法少女…。いやいや、O-01-04の脱走率が低くなったと満足しているとティファレト様がおっしゃったのだ!
ふふ…。
あれ。
しばし待たれよ…ということは、この同志が本来脱走することもあるということか?
当人の記憶としては…中央本部に初めて隔離された日から、当人のみが管理しているはずであったが。
脱走した記憶は…ないのだが。
ふぅむ、まあ。
大したことはないであろう!
それより、また明日はどのような出来事が私を待っているかがもっと楽しみなのだ!
平和ではないのであろう…うむ、それはあり得ないことだ!
そうなれば、私の存在価値も落ちるであろう!
…うぅむ?そうであるか?
近頃どうも、あの同志の口癖が私にも染みついてきたように感じるな…。平和だからといって役目が尽きるということは決して無いはずであろうに。
けほん、しっかりせねばな!きっと疲れているからであろう!
そうだ、明日は今日初めて解放された福祉チームという場所にも訪問せねば!
今日あの同志を管理していたら、何だか妙な気を感じると言ったのだ!もしやすると…彼女の言っていた先輩魔法少女がまた幻想体として到着したのやもしれぬがゆえに、一度くらい担当職員に会わねば。
さぁ…されば、再び明日に期待しながら!
今日の日記は、ここまで!
人格/ドンキホーテ/黒獣-未
(▌=闘鶏、▌=牛公、▌=羊の群れ)
▌お、おぉ…。
建物が建物を押し潰し、偽物の空さえ狭い隙間から覗き見なければならない鴻園の裏路地。
子供は顔を上げて、きらきらした目で遠い空と視線を合わせてるんだ。
そこには、幾重にも積み重なった部屋を呑み込んだ…大きな城がひとつ、そびえ立っているの。
▌兎の筆頭殿、見えるか…?あちらの立派な城のことであるぞ。
▌主君が仰っていたものとそっくりであるのを見るに…我らの向かうべき場所に違いあるまい…!
▌付近を捜索せずに済んで幸いですね。
▌あの城の中に、主君が連れて来るよう命じられた神秘の使用者がいるはずです。
▌しかしここは…へ…へ…。
▌へっくし!ずび…鴻園の裏路地であるぞ。
▌あのように誇示するかのごとく、大きな建物を建ててあるのを見るに…。
▌主君が必要となさっている正義の者は、あの城にはおらぬのではないか?
▌…正義の者だろうがなんだろうが、そんなもん関係ないだろ?命令が下ったなら従えばそれでいい。
▌主君は、輿三十二台分の器物まで背負って行けと仰せられた。
▌その価値に見合う者が、城の中にいるはず。
大多数の黒獣は、轡を握る者の命令に疑問を抱くことはあっても、それに従うこと自体には疑問を抱かないんだ。
それに同じ群れの中ですら余所余所しいんだから…他の群れと打ち解けて言葉を交わすのに、慣れているはずもないよね。
だからかな?同行している他の黒獣たちは、気怠げな顔で冷ややかな反応を返すばかりだね。
▌ふふっ…ロシナンテ。此度の出陣も頼りにしておるぞ。
子供もこうした冷たい反応には慣れているらしく、自分の靴と楽しげにおしゃべりしようとしたけど…。
何度か咳払いをして自分の存在を知らせた兎の筆頭が、子供の問いに答えを返してあげたんだ。
▌正義の者とは言えぬ者であっても、主君と共にあるならきっと仁義を悟ることができるでしょう。
▌…!
▌やはり筆頭殿は考えることが違うな!主君のあの教え?というものを受ければ皆、正義の者になると聞いたが…それは本当…へ…。
▌ヘ…ヘぅ…うぅ…くしゃみが引っ込んでしまったな。
▌……。
▌ともあれ、それは本当なのか?
▌はい。主君の仁に従えば、その道はおのずと正義へと向かうはずです。
▌ふむ。そういえば先日、主君が黒獣たちを呼び集めて簡単ながら教えをお授けになっていませんでしたか?
▌あぁ…そのときであれば…。我々羊は何ひとつ聞き取れなんだ…。
▌あまりにも寒く耳が真っ赤に凍りついてしまったせいで、主君のお言葉がひとつも聞こえなかったではあるまいか…。
▌…羊が寒さに弱いという話は小耳に挟んではいましたが、この天気でそこまで着込むと暑くはないのですか?
鴻園の裏路地には、丸を作るために焚かれた火の熱と路地に沿って流れる人波のぬくもりが閉じ込められているんだ。
百人くらい通りすがりの人に尋ねたとして、百人全員が暑いと言うわけではないだろうけど…。
他の羊たちが宿に閉じこもってる今、この場所が寒いと言うのはきっと子供だけだろうね。
▌当人は今、とてもとても寒いのだ。
▌骨の髄まで冷え込んでいて…このままでは凍りついてしまうのではないかと心配になるほどだ…。
それでも子供は、雪原の真ん中に置き去りにされたかのように寒さに震えているんだ。
それは…子供が口にした未丸、鴻園の羊の群れの根源であるとある外郭の生物が持つ特性のせいなの。
分厚い毛を噴き出すように生やすことのできるその生物は、ひどく寒がりなんだ。
その特性は、未の群れの頑丈な角と共に未丸にも受け継がれたの。
▌…予想していたよりも深刻ですね。今日もひとつ学びました。
▌分かってくれてありがたい…。こういうときは熱々のお茶でも一杯飲めれば、少しは楽になるのだが…。
きらびやかな看板を素早く目でなぞっていた子供は、ある店を見て歩みを止めたの。
暑い日でも食べる人がいるからかな?
一軒の饅頭屋が戸を大きく開け放ってもくもくと湯気を通りへ流してるね。
▌くんくん…あっ、あれは…!
人の背丈よりも高く積まれた蒸籠を目にした子供は、魅了されたかのように小走りで駆け寄っていったけど…。
▌あっ…あ…。
しばらく分厚い外套を何度か叩くと…諦めたような顔で黒獣たちの前へ戻ってきてしまったんだ。
▌も、もしや饅頭を五つだけ買ってくれる者、おらぬか…?
▌ご自分で買って召し上がってください。
▌…着込みすぎて、懐に手を入れることができなくなってしまったのだ。
▌一枚でも脱いでしまえば…当人はそのまま凍え死ぬであろう…。
▌……。
▌買って差し上げることはできますが、それで寒さが引くとは思えませんけども。
▌食べ物で身体を温めようとしても、内側で未丸に食われてしまうでしょうから。
▌うぅ…分かってはおるが…。それでも気持ちというものがあ…ヘっくし…。
▌ところで、闘鶏君はどこへ行くのだ?
▌…宿に戻ってるから、任務が始まったら呼べ。
▌どうせ歩き回ったところで、面白い喧嘩場もなさそうだしな。
▌あの店の饅頭を全て平らげたところで…我ら牛の腹を満たせるとは思えんな。
▌俺たちは客桟で食事をしてから、宿へ戻るとしよう。
▌はああ…身を切る風のように冷たい者たちよな…。夜が更けたらすぐに出発するとのことだ、そのときに会おうぞ…!
牛と鶏が返事もせずに去ってしまったあと。
子供は控えめに、それでも図々しい顔で兎の筆頭に頼み込んだの。
▌…こほん。では兎の筆頭殿…ひとつ頼みがあるのだが…。
▌……。
▌…い、五つが多すぎるのなら二つ…。い、いいやぁ一つ!一つだけ買ってくれても構わぬ…!
▌私は…そこまでケチな人間ではありません。食べたいだけお食べください。
しばらくして…。
▌近くで見ると思っていたよりも大きいな、うむ。
▌それに、と、とんでもなく寒いぞ…!
▌こ、これは当人だけが寒いわけではなさそうだ…。そうではあるまいか!?
▌少し歩いただけで蒸し暑くなるこの天気に…雪が降っていますね。
▌ところで…夜だとは聞いておるが、本当にこの時間に城を打ち壊してしまってもよいのか?
▌問題ありません。この城は…許可された居住区ではありませんから。
▌頭の禁忌に背くことにはならないでしょう。
▌押し寄せてくる掃除屋は闘鶏君たちが食い止めてくれると言うから安心ではあるが…。
▌あまりにも大きすぎるな。十頭の羊の群れでは、ずいぶん時間がかかってしまうであろう。
▌大丈夫です。全てを壊す必要はなく、必要な道だけをこの兎が案内して差し上げますので。
▌それに、状況に応じて共に来た丑も力を貸してくれるでしょう。
▌…道が開かなければ、輿も運べんからな。
▌だが…この城壁…力を込めてもびくともしないな。
X社の合金、P社の建築物。
何かを破壊する技術と同じくらい、何かを守るための技術もまた、都市で発展してきたの。
その代わり…技術の恩恵にあずかるには、莫大なお金とそれに見合う社会的地位が必要なんだ。
▌…確かに雪と岩だけで出来ているように見えるが…それなりの特異点と強度が似ているな。
▌翼や組織に属していない個人が、こんな城を建てて天気まで変えてしまうとは…か、可能なことではあるのか?
▌はい。だからこそ主君もお探しなのでしょう。
▌神秘の使用者たちを。
だからこそE.G.Oとねじれは…都市に大きな変化をもたらすことができたんだ。
ただ、心に従うだけで…金一文持たぬ人でも、自分を守る力を得ることができたんだから。
でも…。
▌…可能でしょうか?
▌ふむ…。
▌ふぅうううむ…。
残念だけど…心が常に技術を上回るとは限らないでしょうね。
▌…可能であろう。主君の御命、伝えてくだされ!
▌それでは…主君の勅令をお伝えしましょう。
▌黒獣 - 未は…轡を握る者の命に従い、道を拓け。
▌…!
命令が下された瞬間、子供の前腕にミシミシと音を立てながら角が生え出したの。
▌ぐ…うぅっ…。
その角は、両腕で抱えていた攻城兵器に食い込むように伸び出して、武器をがっちりと固定し…。
子供は苦しそうに顔を歪めながらも、落ち着かない様子で周囲をきょろきょろと見回すのに忙しかったんだ。
そしてそれは…他の黒獣 - 未たちも同じだね。
▌主君の命が…来ているな。
▌どんどん…どんどん!近づいてきている。い、急いで行かねばならぬ!
轡を握る者が命令を下した瞬間、羊たちはまるで…背後から何かが自分たちを追ってくるような、冷たい感覚に囚われるの。
命令に従わなければならない、迫り来る恐怖から逃げなければならない。
その二つだけが頭の中に残ると、ようやく…羊の群れは前を塞ぐあらゆるものを打ち砕きながら前進できるの。
▌衝破角…前へ!
▌衝破角…前へ!
▌粉砕…!
▌破砕…!
一点に集中した莫大な力が押し潰すように壁を打ち砕き、大きく息を吸い込んだ子供は次の一歩を踏み出したんだ。
のろのろと…のっそりと。
壁が強固であればあるほど、より強い力を発揮する彼らの前を遮るものは何ひとつなかったの。
▌早く行かねば…。
▌前へ。もっと前へ。
台詞
人格/ドンキホーテ/LCB囚人
| 人格獲得 | ついに私の番が来たか!私は、ドンキホーテにて候! |
|---|---|
| 朝の挨拶 | ふぉぁあ…管理人殿はとても勤勉でありますね。どうやってこの時間に目がぱっちり開くのでありましょうか…? |
| 昼の挨拶 | お昼は何を食べるつもりでござりまするか?私はロージャさんが凄いレストランを見つけたって言ってたのでとても期待してるのであります。 |
| 夕方の挨拶 | 今日に限って星が明るいですな。管理人殿にも星は見えまするか? |
| 対話1 | 管理人殿、こちらをご覧に入れてくれませぬか?私の宝物にありまする、ふふ…限定版ですがなんとか手に入れたのでございまするよ! |
| 対話2 | いつでも世界の正義のために駆け出すあのフィクサーたちをご覧ぜよ!とても輝いて見えませぬか? |
| 対話3 | 管理人殿の一番好きなフィクサーは誰でござりましょう?バッジを分けてしんぜますから、服に付けて回るのはいかがでござるか? |
| 放置 | 管理人殿!!!!私を置いてどこへ参られたのですか!!!!!!!! |
| 人格編成 | いざ走らん!ロシナンテ! |
| 入場 | 私の出番にてありまするか! |
| 戦闘中の人格選択 | 私を見守っていたのだな! |
| 攻撃開始 | 出陣である! |
| 敵混乱時 | 思った通りに運んだでござる! |
| 混乱時 | あっ! |
| 敵討伐 | 勝利せり! |
| 味方死亡 | 管理人殿、大変だと思うけどよろしく頼むぞ! |
| 選択肢成功 | あえて自惚れはせぬぞ!歴史には間違いなく記録されよう! |
| 選択肢失敗 | 逆境に打ち勝ってこそ真の英雄である。もう一度やってみせよう! |
| 戦闘勝利 | うむうむ!正義は必ず勝つ! |
| EX CLEAR戦闘勝利 | やはり当人は偉大なるフィクサーになる資質があるぞ!!!!うはははは!!!! |
| 戦闘敗北 | くぅっ…対価を…支払うことに…なるぞ…。 |
人格/ドンキホーテ/W社3級整理要員
| 人格獲得 | 乗客の皆さまこんにちは!!!私、が、到着したぞ!!! |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 黎明を切り開く最初の汽車のように、今日も前に向かって走り抜けてしんぜよう! |
| 昼の挨拶 | 昼も用意してくれる会社とは…!私、ここを本当に好いておりまする!千年、いや万年ここにいたいでござる! |
| 夕方の挨拶 | 今日は会議のとき、筆記を本当に頑張ったのであります! これを見よ、色を分けてペンで綺麗に書いたのでござる!星も、花もありまする、しかも…。 |
| 対話1 | 管理人殿はW社列車を利用されたことありまするか?無いと!?ちょっと…ちょっと時間をくだされ。 |
| 対話2 | あとで一緒に列車旅行行くのはどうでござるか、管理人殿?弁当は私が拵えてしんぜよう! |
| 対話3 | ところでロージャさん見なかったでござるか? いやまぁ、W社の歴史について私自ら説破してしんぜようと約束したのに、さっきから見当たりませぬ! |
| 同期化後の対話1 | 管理人殿。ずっと鼻先に漂うこの生臭い匂いは、私にだけ感じられるものにござりましょうか? それともずっと、空気中に漂っているものにござりましょうか? |
| 同期化後の対話2 | ご存じでしょうか?人間は意外と簡単に死にませぬ。血が溢れかえるくらい流れ、数えきれぬ程骨が折れても息をしておりまする。 |
| 放置 | そうしてW社の成果が広く知られるようになったこ…あれ?管理人殿? |
| 同期化進行 | 私もついに重要な役割を任されるのでありまするか!? |
| 人格編成 | 出発進行! |
| 入場 | 汽車のように走り抜けてしんぜよう! |
| 戦闘中の人格選択 | 私はいつであれ走り抜ける準備が出来ておるぞ! |
| 攻撃開始 | 私の前を遮る者はおらぬ! |
| 敵混乱時 | 今がチャンスのようだ! |
| 混乱時 | うっ! |
| 敵討伐 | 次はどこであるか! |
| 味方死亡 | 管理人殿!終わってからよろしく頼む! |
| 選択肢成功 | 管理人殿!上手くやれたとは思いませぬか? |
| 選択肢失敗 | 大事なことだったのに、面目ございませぬ…。 |
| 戦闘勝利 | 会社の優れた人材がまさに、ここに、おりまする! |
| EX CLEAR戦闘勝利 | これがいわゆるエリート!?私を昇進させてくだされ、管理人殿! |
| 戦闘敗北 | 私は…諦めませぬ…。 |
人格/ドンキホーテ/南部シ協会5課
| 人格獲得 | さぁ、正義が来たぞ!悪者どもを平等な死へといざ導かん! |
|---|---|
| 朝の挨拶 | シッ、管理人殿。奇襲の訓練中であります。私の足音は聞こえましたか? |
| 昼の挨拶 | 管理人殿。私はですね、世界に屈服したくないのであります。目に見えるのより、空には沢山の星があるがごとく。 |
| 夕方の挨拶 | 明るい月を見ていると、最初の熱意が蘇る心地であります。 |
| 対話1 | もしかすると、悪党どもはそこまで遠い存在ではないやもしれぬな。あ、なんでもありませぬ。聞かなかったことにしてくだされ。 |
| 対話2 | 私、声を出さず奇襲する方法を訓練するのに、本当に苦労したのであります。 |
| 対話3 | うん?私の顔が憂鬱そうに見えるでありますか?見間違いでござる。ただちょっと考え事をしていただけでありまする。 |
| 同期化後の対話1 | 管理人殿、私は万人が私のように正義のためだけに真っ直ぐ戦ってると思っておりました。 政治や、派生勢力というものは…私には難し過ぎまする…。 |
| 同期化後の対話2 | 中間管理職の役割は…本当に心労が祟る職責のようである…。管理人殿も、いつもこんなに苦労していたのでありますか? |
| 放置 | 管理人殿も闇に隠れてしまったのでござりまするか? |
| 同期化進行 | 私…もっと頑張りまする!見守ってくだされ、管理人殿! |
| 人格編成 | 悪党どもをいざ追いかけん! |
| 入場 | 今度はどんなことをした悪党どもであるか? |
| 戦闘中の人格選択 | 奇襲準備中でしたが、私のことが見えまするか? |
| 攻撃開始 | 悪党どもをやっつけてみせよう! |
| 敵混乱時 | 意識を手放さずにはいられないであろう! |
| 混乱時 | うぅ…。 |
| 敵討伐 | 片付けたぞ! |
| 味方死亡 | 悪党を倒して帰還せん! |
| 選択肢成功 | 私の正義には結果あり! |
| 選択肢失敗 | 屈服はせぬ! |
| 戦闘勝利 | 月の下より正義が広まるであろう! |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 闇が昏ければ昏いほど、輝く星が誕生するのだ!まさに今のように! |
| 戦闘敗北 | もう分かりませぬ。月が沈みゆくのに、正義は本当に為されるのでござりましょうか? |
人格/ドンキホーテ/N社中鎚
| 人格獲得 | 悪を浄化する正義の金鎚。当人が必要でありまするか?ふふふ…。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | …あぁ、すまない。教理に集中をしているとそれ以外はあまり入ってこなくて。朝食の時間か? |
| 昼の挨拶 | 夜になれば正義を執行するので忙しくなるだろう…今は残りを読んでおかなければ…。 |
| 夕方の挨拶 | …ひひっ!?あっ、はぁ…仮面…脱いで回ってはくれないのか?暗くて思わず浄化するところだったはないか…。 |
| 対話1 | 6章18節…しかしそなたとは私と契りを交わしたがゆえに…ひひっ!握る者がお交わしになった契り…ひひひっ! |
| 対話2 | この世にはとても悪が多いのであります… 握る者がお一人でそれらを全部浄化するにはお忙しくていらっしゃるがゆえに、当人がお手伝いするのだ。 |
| 対話3 | あぁ、この羊皮紙であるか。当人が手ずから写したものである…。 冊子の形態では、常に握る者がお残しになったお言葉と共にすることができないではないか…ひひっ。 |
| 同期化後の対話1 | この鎚は私にとってのガベルであります。邪悪な者の心臓に…正義の審判を下すのです。 |
| 同期化後の対話2 | そなたが握る者が行われる大業を助ける者とは、当人も心強くありまする。 そなたと共ならば、当人の正義執行もまた大きく発展するでありましょう。 |
| 放置 | 貴重な休憩時間を虚空に飛ばすことは出来ない。 |
| 同期化進行 | キヒッ!アハハハッ!正しい…!浄化。 |
| 人格編成 | …うむ、出発しよう。 |
| 入場 | 悪は自らの姿形を持てぬであろう。 |
| 戦闘中の人格選択 | ハハハハッ!あぁ、隣にいたのか! |
| 攻撃開始 | 貫いてやろう! |
| 敵混乱時 | (狂ったような笑い) |
| 混乱時 | (狂ったような笑い) |
| 敵討伐 | 正しく執行されたな。 |
| 本人死亡 | くっ…まだ、やるべきことが…。 |
| 選択肢成功 | 難しいことではなかった。 |
| 選択肢失敗 | …言葉が出ないな。 |
| 戦闘勝利 | ふむ…今より休憩の時間か? |
| EX CLEAR戦闘勝利 | この風景…正義の鎚が訪ね征きし土地は、これほどに美しいものだとは! |
| 戦闘敗北 | イヒヒヒッ…悪を…浄化するには…無力だったか。 |
人格/ドンキホーテ/南部センク協会5課部長
| 人格獲得 | さあ! そなたが私と決闘する者であるか? |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 良い朝だな!ふぅむ、今日も天気が良いな。どれ、今度散歩にでも行ってみないか? |
| 昼の挨拶 | むむ…やはり、昼になると人で溢れかえるな。あっ!そこ!争いであるか? |
| 夕方の挨拶 | 食事は摂ったかね?この近くに良いレストランがあるのだよ!ディナーデザートに付くスフレが絶品さ。共に行くつもりは無いかね? |
| 対話1 | せっせと働かねばならぬな!都市には常に争いがあり、その分代理決闘を依頼する者が多いゆえ! |
| 対話2 | 街を散策しながら精神を入れ替えることは、業務的にも重要な事である! |
| 対話3 | 手袋を投げることは!相手への高貴で栄誉的な決闘宣言であるのだ!決闘において重要な手順さ。 |
| 同期化後の対話1 | これはたまに浮かぶ疑問であるが…どうしてか手袋を当てられた者は顔を真っ赤にしておった。なにゆえあれほど怒るのか…栄誉的に決闘を受け入れられぬ性分なのであろうか? |
| 同期化後の対話2 | 部長とはいえ、他の協会員たちと変わることがあろうか!実際のところ!当人は彼の者らを部下と呼ぶことはあらぬ。私はただ、彼の者らより少し多くの経験を得たに過ぎぬ。分からぬだろ?新しく入ってきた新人が、またある種の決闘では私より優れているやも! |
| 放置 | (鼻歌) |
| 同期化進行 | うむ!認められるということはいつであれ名誉なことである!謝意を示そう! |
| 人格編成 | 決闘依頼か! |
| 入場 | 狭い場所なら良いだろう…。 |
| 戦闘中の人格選択 | 決闘中に話し掛けない方が良いのだが。 |
| 攻撃開始 | アレ!(Allez!) |
| 敵混乱時 | 降伏するのか? |
| 混乱時 | チィッ…。 |
| 敵討伐 | 愉快な決闘であったな! |
| 本人死亡 | あぁ…これは、恥ずべきことだ…。 |
| 選択肢成功 | 芸術的な腕前よ! |
| 選択肢失敗 | あはぁ、これは…申し訳ないな。 |
| 戦闘勝利 | 熾烈な戦いであった!そなたらも秀でていたが…。ふむ、次の決闘がより楽しみになってきたな。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 張り合いがあったな! そなたらも秀でていたが、私がすこぉしだけ上だ。 |
| 戦闘敗北 | クッ…恥辱甚だしい…。 |
人格/ドンキホーテ/中指末妹
| 人格獲得 | ドンキホーテよ!中指の末妹であり末兄様の頼もしい手下!よろしく頼むぞ! |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 素晴らしい朝である!今日は末兄様がどこに行かれるかを知っているか?私にも教えてくだされ! |
| 昼の挨拶 | 末兄様が今日は外食とおっしゃったのでござりまする!そなたも共に行くか?しかも奢りとのことである! |
| 夕方の挨拶 | 夕飯にはパーティが合いまする!私たちの夕飯はいつであれパーティのようでありまする!皆騒がしくて、いつであれ楽しい話していっぱいである。 |
| 対話1 | 中指の人と一家に手出しすることこそが罪悪である。それを何倍にもして返すのが正義である! |
| 対話2 | 我が末兄様はヘアスタイルにかなり気を使う方なのである。一番イケてる漁船の…高い店に行かれるらしいのでありまする。 |
| 対話3 | 末兄様の強さは私如きと比べるまでもありませぬが…それでも私と何倍差があるか、たまに気になることはあるのだ! |
| 同期化後の対話1 | はは、ならどうしてうちの人に手出ししたのであるか?さぁ、今から罪を償うのであります! |
| 同期化後の対話2 | さぁ、よく見るがいい。これが…仕返し帳簿というものである。正義のためにやるべくことが書いてあるのだ。 ここにそなたの名前があろう?消えることを望むのであるか?それなら…今から死んでもらおうぞ。 |
| 放置 | 空いた時間を活用して帳簿を整理することが重要である。私もいつか末姉…いや長姉様にまでならん! |
| 同期化進行 | 末兄様が私に帳簿の処理を任せられたのである!はは、これまた!期待に応えて見せようぞ! |
| 人格編成 | 仕返しする相手がいるようであるな! |
| 入場 | 当人が前に出よう! |
| 戦闘中の人格選択 | あっ!末兄様のお呼びであるか? |
| 攻撃開始 | はは、征くぞ! |
| 敵混乱時 | しっかりするがよい、帳簿によると素面で殺さぬがならぬゆえ。 |
| 混乱時 | なっ…。 |
| 敵討伐 | これでやり返せたか。 |
| 本人死亡 | ここで…終わるなぞ…しかし、中指は忘れぬであろう…。 |
| 選択肢成功 | はっ!もっと難しいのはないのであるか? |
| 選択肢失敗 | 当人の意思が足りなかったようだ…。 |
| 戦闘勝利 | 最後までよくやり返せたな!今日の夕飯時に自慢することが増えたのである! |
| EX CLEAR戦闘勝利 | どれどれ…よし!帳簿のこっちの行を消せば良いであろう。当人も今回は一役買ったので末兄様が満足なさるであろうな! |
| 戦闘敗北 | 中指は覚え…記録し…やり返すということを忘れるなかれ。 |
人格/ドンキホーテ/ロボトミーE.G.O/提灯
| 人格獲得 | こんな玲瓏に輝いている提灯を見たことがありまするか?私さえいれば闇が我々から逃げてゆくであろう! |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 今日もエネルギーを集めてしんぜよう!今は静かなこの廊下で、何が起こるか期待に胸が膨らみませぬか? |
| 昼の挨拶 | お昼の時間である、当人はそれほど腹が減っておらぬが…この小さな歯の子がずっと揺れておりまする、ふふっ。 |
| 夕方の挨拶 | この時間以外に、提灯がずば抜けて光り輝く時間はありませぬ。 |
| 対話1 | 管理人殿、これをご覧ぜよ!廊下のど真ん中にこれほどまでに可憐な花が咲いている様が、とても不思議ではありませぬか?こうやって触ると動いて…ぴくぴくして…。 |
| 対話2 | 先程!!!幻想体の脱走を知らせる警報が聞こえませぬでしたか?疾く退きなされ、私が出る番にありまする!!! |
| 対話3 | このウールはとても暖かでありまする。ああ、だからといって撫ですぎると管理人殿の指が二、三本はなくなるやもしれませぬので気を付けた方が良いと思いまするぞ…! |
| 同期化後の対話1 | ウーティス殿が(チーフと言え!)うぉっほん、が話してくれたことがありまする…当人は囮役になれる卓越した才能を持っているようでありまする!それゆえ、危険なことがあれば直ぐに私の後ろへ隠れるがよい。 |
| 同期化後の対話2 | この提灯を静かに眺めてばかりおりまするとな、心がとても暖かになって良いことばかり起こりそうな気がしませぬか?たとえ、ここがいいことばかり起きるわけのない場所ではあれども…。 |
| 放置 | 管理人殿、どちらにいらっしゃりまするか?このまま提灯の方が隠れた管理人殿を先に見つけて噛んでしまっては大変でござりまする! |
| 同期化進行 | 興奮が抑えられませぬ管理人ドヌォ!!!今日私が制圧すべき悪人はもっといないのでありまするか? |
| 人格編成 | 私!優秀な囮になれまするぞ! |
| 入場 | 発光する時間であるか! |
| 戦闘中の人格選択 | また制圧するべきものがありまするか? |
| 攻撃開始 | むしゃむしゃ噛んでしまうぞ! |
| 敵混乱時 | じきに呑み込まれるであろう、しばし待たれい! |
| 混乱時 | しばし、戸惑っただけにありまする。 |
| 敵討伐 | むしゃむしゃ。 |
| 本人死亡 | 当人は…常に輝いていたでありまするか…。 |
| 選択肢成功 | やはり提灯について行けば答えが見えたであろう! |
| 選択肢失敗 | 答えは…見えなかったのでありまする。 |
| 戦闘勝利 | 今日も格好良く発光したであろう? |
| EX CLEAR戦闘勝利 | どうだ、綺麗さっぱり呑み込んでしまったぞ!ホド様に褒められたら嬉しいのでありまする!!! |
| 戦闘敗北 | この歯に噛まれるのは…どうやら、当人だったようでありまする。 |
人格/ドンキホーテ/剣契殺手
| 人格獲得 | 酒道…とな、当人はそういうことはよくわからぬが。けほっ、どうしてこんなに苦いのだ!? |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 良い朝だ!少し淀んではいるが、ふむぅ~この清々しい香りは悪くないであろう? 偵察をするのにも、早朝が一番適しているのだ!!! |
| 昼の挨拶 | 昼は剣術を磨く時間が長いがゆえ、特に食事はしない方ではあるな。 それより、偵察で何があったかというと…。 |
| 夕方の挨拶 | うむ…夜には酒と共に食事をする文化があると聞いたが、私にはあまり合わない気がしてならぬ…できれば肉のジョンを浴びるほど食べたいのだ! |
| 対話1 | 当人は剣を思う存分振り回したいのだ!こんな場所で酒の飲み方なぞ勉強するとは…。 い、今言ったことはウーティス殿の耳に入らないようにしてくだされ! |
| 対話2 | 瓶から飲めど、杯に注いで飲めども結果は同じではありませぬか?どうして剣以外のものにそれほど執着するのであるか。 そんなことよりも黒雲会、あの輩どもが何を企んでいるか聞くべきではないか? |
| 対話3 | 当人が感じるに、剣の軌跡に沿って何かを斬ることは、立派な食事をすることよりずっと楽しいことであるようだ! こう、指先に感じられる抵抗に胸が高鳴りはしないか? |
| 同期化後の対話1 | 通行人がいる時間ではないのに騒がしいと思いきや…このような招かれざる客がいたではないか。 この時間には誰も通らないことが正しいがゆえに、本人が正しておいたのである。 |
| 同期化後の対話2 | 剣術を磨きながら空気を切ることと、街道を通りつつ斬るべきものを斬ることはさほど変わらぬ。 せいぜい…うぅむ、指先に感じられる重さの差はあるが。 |
| 放置 | 善い月明かりだ…。剣に傷はついておらぬだろうか…。ふぅ、一片の埃も無いな。 |
| 同期化進行 | あぁ、外が騒がしくてな。ちょっと見回りながら散策でもして良いだろうか? |
| 人格編成 | ふむ?しばし待たれい、これだけ呑み込んで…。 |
| 入場 | 走っていくぞ! |
| 戦闘中の人格選択 | 少し忙しいのだが? |
| 攻撃開始 | きっと楽しいであろう! |
| 敵混乱時 | うん?あはぁ、斬り損ねてしまったか…。 |
| 混乱時 | うわっ! |
| 敵討伐 | うむ、確実に割ける感覚がしたな! |
| 本人死亡 | ああっ、はぁ…そうだ、いつかは…こんな風に斬られると…思っていたさ。 |
| 選択肢成功 | ほれ!当人がやり遂げたぞ~。 |
| 選択肢失敗 | う、うぅむ~こういう風にやるものではなかったか…。 |
| 戦闘勝利 | 軽い散策をした気分であるな。それでは帰…ったらウーティス殿がいるだろう。アイゴ~。*69 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 剣を存分に振るってしまったのである!これほどまでにすっきり爽快になれるのであれば、あの古臭い話も笑いながら聞けるであろうな! |
| 戦闘敗北 | 剣術に瑕があったようだ…当人がかなり鈍ったようだな。より精進しよう…。 |
人格/ドンキホーテ/T社3級徴収職職員
| 人格獲得 | あ~失礼しまする。当人はT社3級職員として時間徴収を任されている身でありまする。どうして来たかは、知っていまするな? |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 良い朝なのである。あぁ、そなたにとっては既に昼やもしれぬな。ゆったり朝を楽しめないというのは多少悲しいことである…分かるぞ。 |
| 昼の挨拶 | T社の主要福祉の中で最も良いとされているものは!まさに昼食時間の間与えられるTT4プロトコルが適用された睡眠カプセルなのである!ふふ…T社標準時間の30分しか過ぎておらぬが、6時間はゆったり眠らせてくれるのである。 |
| 夕方の挨拶 | うむ…夜が近づいているな。退勤前にこのようなゆったりでじっとりな人物を見ているのもかなり風情があらぬか?退勤をすると瞬時に真っ暗になるのは少し悲しいことではあるが...。 |
| 対話1 | 時間税を滞納する人は意外に多いのだ。許可されない方法で時間を得て使用することで摘発されたりする事例はよくあることだ。もちろん、我が徴収職担当者たちがとっつけば利子まで全て返却されるから心配はないぞ! |
| 対話2 | この時計はT社に入社すれば支給されるものである!身分証用としても代用可能なのだ。しかし何よりも大事なのは!この後ろにある小さなぜんまいを回すと…!業務用の時間を提供されるということである! |
| 対話3 | 巣で、それも翼の社員として生きていけるのは光栄で幸せなことである!都市が正しい時間の流れを持てるように助力出来るとは、翼の羽としても最高にやり甲斐を感じるではあるまいか! |
| 同期化後の対話1 | 時間というものは粘ついた流体のようである。時間を徴収するたびにちゅるっと吸い取られるのを見ると、ひときわそうであると感じるな。 |
| 同期化後の対話2 | あぁ…この機械のぜんまいたちであるか。現場業務を遂行するときに着る外骨格である。時間の回収を成功裏に収めるためには、徴収職の安全も保証されるべきではあらぬか? |
| 放置 | あ~気にするでない!そなたが当人を放置すれども、当人ほどにもなる職員にとってはそれほど長くない時間に過ぎぬ。用事を済ませるが良い! |
| 同期化進行 | 時間徴収執行。もしやそなたの時間が間違って吸い込まれるやもしれぬがゆえ、距離には気を付けなされ。 |
| 人格編成 | 時間滞納者であるか!時間よし、徴収ツルハシよし! |
| 入場 | いざ徴収。 |
| 戦闘中の人格選択 | ゆっくり話してくだされ!時間は多い…と言うにはちょっと微妙で、ある程度はあるのだ。 |
| 攻撃開始 | やってみまする! |
| 敵混乱時 | まだ徴収内訳が残っているがゆえに死ぬでない! |
| 混乱時 | うっ…。 |
| 敵討伐 | まさか…対象死亡。徴収実施不可。 |
| 本人死亡 | まだ回収すべき時間がたくさん残っているというのに…。 |
| 選択肢成功 | 今回の業務も余裕でやり遂げたのでありまする! |
| 選択肢失敗 | うぅ、時間の使い方を間違えたのである…。 |
| 戦闘勝利 | 平凡な徴収手続きに過ぎぬ!抜かりなく時間を回収したゆえ、いざ帰らん。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | おっと、回収すべき時間以上に徴収してしまったのである…。ふむ、しかし滞納者の命が尽きたがゆえ、残った時間をT社時間金庫へ還収するのが善いことである気がするな! |
| 戦闘敗北 | 時間回収率が基準値以下とは…私は時間を使い間違えて、失敗した身の上になったのだな…。 |
人格/ドンキホーテ/ラ・マンチャランド室長
| 人格獲得 | 家族の管理に支障はないでしょう。…あなたが投げ出したものの面倒を見ることが私の役目だったのですから。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 太陽が…昇ってきたな。もうすぐ人間たちがわんさか訪れてくるだろう。何も知らない顔して笑いながら。 家族たちはお笑いものとなって、燃えるような渇きに喉を絞めつけているというに*70…。 |
| 昼の挨拶 | 城門を閉めて鍵を掛けたとて、また壊れるほどに戸を叩いてくるだろう。そうしたら父上様は目をお輝かせになって、早くその騎士を入れろと言うだろう。 ふう…毎日この時間になると頭が痛くなってくるな。 |
| 夕方の挨拶 | 消えることを知らぬ告解所の明かり。裁断室のミシンの音。パレード練習室の地鳴り。 もう見て見ぬ振りはできない。餓えた家族たちが…父上様の夢に閉じ込められて生きることは。 |
| 対話1 | 父上様は…誰よりも強い力と強靭な精神力を持ってらっしゃいました。…それゆえに私たちを絶対に理解することができぬのだ。私たちがどれほど血に餓えているか。私たちがどのように死んでいっているか。 |
| 対話2 | 眷属を作らなかった理由…最初は一人が楽だったから。次に責任を負うべきものが増えるのが嫌だったから。 そして今は…虚しい夢に酔った父上様の代わりに、私の兄弟の子供たちを守るだけでも精一杯だから。 |
| 対話3 | 正義のフィクサー?そんなものなどない。白い月の騎士が言っていた勇気も、慈悲も、謙虚さも…人間の基準に偏った考え方に過ぎない。 彼らが私たちと同じ渇望を持っていたなら、そんな正義を論じることはできたのだろうか? |
| 同期化後の対話1 | 結局、あなたが見ていた共存という見かけ倒しの夢は…家族を垣根の外に放り出した無責任な父上として終わりを迎えるのですね。 なぜ私たちの苦しみは眼中にすら無かったのですか、なぜ私たちはいつも犠牲を強いられなければならなかったのですか! |
| 同期化後の対話2 | 共存は終わったがゆえに、晩餐を楽しむ時が来た。人間を殺して血で全身を濡らし、抑圧していた感情に従え。 そして…心臓に刺さった杭と押しつぶされた血香の前へ戻り、声を張り上げて叫ぶのだ。これから私たちは、血鬼らしく生きていくのだと。 |
| 放置 | 良い考えが浮かんでも、口には出すな。荒唐無稽な考えを聞いてやるのは、もううんざりだから。 |
| 同期化進行 | その荒唐無稽で幼稚な夢は楽しかったでしょうか。そろそろ目覚める時間です。あなたが顔を背けて押しつけた全ての責任を果たすために。 …どうぞ恨んでください、父上様よ。私たちもまたあなたを恨みますがゆえに。 |
| 人格編成 | 責任は全て私が負う。 |
| 入場 | ラ・マンチャランドを覆す。 |
| 戦闘中の人格選択 | 私が…言える言葉など無い。 |
| 攻撃開始 | 家族のため…。 |
| 敵混乱時 | 貫かれ…。 |
| 混乱時 | 大したこと無い傷だ。 |
| 敵討伐 | …ぶちまけろ。 |
| 本人死亡 | 神父…お前の言ってた*71罰とは…これか。 |
| 選択肢成功 | 今は成功したが、これからどうなるか。 |
| 選択肢失敗 | …不可能なものに対して期待を抱いたのだ。最初からできないことだった。 |
| 戦闘勝利 | たかがこの程度で満足するために、不孝行の罪を犯したんじゃない。より多くの家族達が腹一杯食べられるように…血の流れが止まってはいけない。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 永きに渡る渇きも、父上様への罪悪感も…血を飲む瞬間には思い出せなくなるだろう。だから、遠慮せず思う存分に飲め。それが私たちの叶えられる唯一の夢なのだから。 |
| 戦闘敗北 | …予想していたことだ。父上様と違って私たちは弱いから。 たとえ今はこう回っていても、より沢山の血が流れてからなら…。 |
人格/ドンキホーテ/東部センク協会3課
| 人格獲得 | 食事がやや淡白かと思いきや~このような大乱闘という調味料を用意していたとは、当人ながら予想外であったぞ! |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 朝の間ずっと眠っておったならば、少々物足りぬところであったが!おぉう!そこで椅子を投げると!?ひゃあ…これまた、久方ぶりの休日に相応しい、最高の朝ドゥラマではあるまいか? |
| 昼の挨拶 | 東部は昼食時であろうとも、そう悠長には動かぬものよ。西部の協会などは、中々に長きティータイムを楽しむと聞いたのだが~。 ふむ、そこまであまりにのんびりと構えていては、街を闊歩(かっぽ)する依頼対象を逃してしまうのが常というものよ。 |
| 夕方の挨拶 | あ~我らがセンク東部支部は夜間勤務を避ける主義であってな!夜に起こる事は、我々より適した協会があるのでは無かろうか?そもそも、決闘とは真昼間に見物人でごった返している場にて行うが正しきあり方よ! |
| 対話1 | そりゃあ、あれほど騒がしい者どもがいれば身体がうずきはするが…我らも依頼で稼いで生きるフィクサー。何の報酬もなく行動するわけにはいかぬではあるまいか。 …そ、そなた…当人の昔話はどうして…!けほん、あれはかつて協会に入門して間もなき未熟者だった頃…。 |
| 対話2 | けほん…それからだ!こうして席を陣取って腰を据えておれば、いずれ我らの存在に気付き、代理決闘の依頼を持ちかけてくるものである。 そのとき立ち上がり戦えば依頼も解決、傲岸不遜なあの乱暴者どもも沈黙!一石二鳥ではあるまいか!! |
| 対話3 | それはそうと…このヨウボー麺、素晴らしいのである!麺が香ばしく…うむ!?貴殿!そなたの副菜が此方まで飛んできておるではないか!争うならば、食事の邪魔にならないように戦うがよい! |
| 同期化後の対話1 | その程度の刃物など当人にはさほど脅威にはならぬぞ、友よ。その刃がこの身を切り裂くよりも先に、当人の草炎玉球が全て融かしてしまうであろうからな! |
| 同期化後の対話2 | 客棧で乱暴を働くとは感心せぬな。まずは誰がいるのかよく観察すべきであったな、友よ。この広き食堂の中に一人ぐらいは…普通なら達人が紛れ込んでいるものではなかろうか? |
| 放置 | おお、ほんのり香ばしいのがまた絶妙であるな! |
| 同期化進行 | おっと、これは失礼。向こうの紳士殿が「急行代理決闘」を依頼してきたものでな。当人、しばし失礼させてもらうぞ! |
| 人格編成 | さぁ、依頼であるな! |
| 入場 | 東部センク3課、ドンキホーテ! |
| 戦闘中の人格選択 | 急行であるか?依頼費は少し高くなりまするぞ! |
| 攻撃開始 | 草炎玉球を熱してみるとしようか。 |
| 敵混乱時 | この決闘! |
| 混乱時 | はっ!? |
| 敵討伐 | 当人の勝利である! |
| 本人死亡 | あはぁ…一手…学んだので、ある。 |
| 選択肢成功 | ふむ、解決したではないか? |
| 選択肢失敗 | ふぅうむ…あっ、融かしてはならなかったか!? |
| 戦闘勝利 | 依頼内容は少々複雑であったが、まあ…当人に解決できぬことなどない!障害物は、全部粉砕して消し去る主義でな。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 出費が多少嵩もうとも、緊急で済ませて正解ではなかったか? ふふっ、ん? いや。とっておきなされ。まさか本当に2倍になると思っていたか? そのようなことは~正義に反するであろう! |
| 戦闘敗北 | 決闘の内容は確かに難解であったが…負けることなど一度たりとも想像したことはあらぬのだが…。こ、これでは合間合間に訓練をサボって、街をふらついていた責任を問われるに違いない…!うぅっ、どうすれば…!? |
人格/ドンキホーテ/ロボトミーE.G.O/愛と憎悪の名の下に
| 人格獲得 | ご覧ぜよ! 愛と平和を守護せし者たちの物語がここに記されておるぞ…。ふふ、まさしく我ら魔法少女のようではないか! おぉ…!フィクサーっていうのはこういうものなんだね? |
|---|---|
| 朝の挨拶 | あ~。魔法少女にとって朝はとてもつらい時間である。不正義な者たちはどうしていつも深夜を好むのであろうか!それで常に睡眠不足というわけなのだ…。 |
| 昼の挨拶 | おっと、これまた!同志の英雄譚を聞いていたらすっかり昼食の時間になってしまったではないか!?腹が減るのも忘れていたぞ…。あのね、あのね!今から話してあげるのはホントにもっと面白いやつだよ。私がこの前アルカナに奇襲されたときの話なんだけど…。うぅむ!?あ…その、昼食はパス!パスしまする!!! |
| 夕方の挨拶 | 夜になったが退勤することはできぬのだ…。当人の担当であり友達でもある魔法少女におかれましては、今から本格的な正義執行が始まるであろうからな!職員として手伝うべきではあるまいか!?ふぁあ…うぅ、疲れてはおりまするが。 |
| 対話1 | 平和で静かなのは良いことではあるまいか!?この場所はふとするとおぞましいことがバンバン起こる場所であるがゆえに…うむ?あぁ、最近は少しゆったりと時間が過ぎていった気がするな。あぁ、暇でいらっしゃいまするか?そういうときにはやはり!フィクサー雑誌ほど良いものはない! |
| 対話2 | 実のところ…ケホン、当人はそなたに多くの恩を感じているのだ。そなたを管理する実績を認められ、この中央本部のチーフへの異動命令を受けたと聞いて…。当人がそなたを担当してから一度も脱走しないと聞いたが、ふむ…。もしや当人のために我慢したのでありまするか!? |
| 対話3 | 否!この世は必ずしも善と悪、二つのみで区別されることはないのだ!皆が混在した善と悪を持っているのだ。それゆえ悪がいなければそなたの存在意義がないという、そのような哀しいことは…言うでない。 |
| 同期化後の対話1 | 2段階警報が鳴っているというのは…うむ!そなたが出動して正義の審判を下す時間ということであろう!さぁ、私もそなたがプレゼントしてくれたこのヘアピンとE.G.O装備で…手ずからこの混沌を片付けてみせよう! |
| 同期化後の対話2 | 私の命を捧げることになろうとも…ここの職員と都市の人々を守り抜いてみせよう!いざ、アルカナ…ビート! |
| 放置 | ふぅむ…今日は警報が鳴らぬのであろうか…。ハッ!なんという恐ろしい考えを…。いな、否!何も起こらないから退屈だとか、そんなことを考えたりはしておらぬぞ!! |
| 同期化進行 | さあ皆の者、落ち着くがよい!私が馳せ参じたからには!幻想体の脱走制圧、隔離室の管理、イカれてしまった職員の鎮圧、何でも構わぬ!当人が!間違いなく役に立つゆえ、必ず呼ぶがよい! |
| 人格編成 | お任せあれ! |
| 入場 | 愛と正義の名の下にぃ~。今ここに参上! |
| 戦闘中の人格選択1 | はっ!また助けの必要な場所が生じたのでありまするか? |
| 戦闘中の人格選択2 | 私の頭から出ていけ…。 |
| 攻撃開始1 | 手強そうであるな。当人がやってみせよう! |
| 攻撃開始2 | 私が役に立つには…。 |
| 敵混乱時1 | ふふ。この程度は! |
| 敵混乱時2 | ゴミカスみたいなアルカナの野郎どもが…。 |
| 混乱時1 | くっ、こうなるわけには…。 |
| 混乱時2 | 代償を払う時なのか…? |
| 敵討伐時1 | さぁ、悪はこうして浄化されたのだ! |
| 敵討伐時2 | はは…。これで平和が…訪れたら…? |
| 本人死亡1 | 最後…まで。当人は…皆を…守り…。 |
| 本人死亡2 | 私も彼女みたいに…結局は守り抜けなかったんだ…。 |
| 選択肢成功 | ふむ、やり遂げたのだ!次も必ず当人にお任せあれ! |
| 選択肢失敗 | …失敗したのだ。もう、当人は…必要ではないというのか? |
| 戦闘勝利 | ふふっ。正義はここに、成就せり!さぁ…ようやく警報も静まったがゆえに、早速あの子のもとへ戻って今回の制圧のハイルァ~イトについて語ってみるとするか! |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 勝利の誉れと世界の美しさについて聞き及んだことはありまするか?なくとも全く問題ありませぬ!今我々が見る景色が…まさにそういったものであろうからな。 |
| 戦闘敗北 | 結局…こうなるのか。私も同じだ。制圧を成功させられなかった私は役に立たない…。うぅ、私の頭の中から出て行け…この声を止めてくれ…! |
人格/ドンキホーテ/黒獣-未
| 人格獲得 | そなたら…本当に暑いと申すのだな…? 当人はうぅぅ、今にも凍えしにそうなのだが…へっくし! |
|---|---|
| 朝の挨拶 | そなたら、知っておるか? 真っ暗な夜よりも…ふうう…今まさに日が昇るこの瞬間が一番冷えるのだ…。そろそろ少しは暖かくなるかと思っておったのだが、うぅ…。 |
| 昼の挨拶 | 何故ここを見てもあそこを見ても決まって冷たい食べ物ばかり売っておるのであろうか。…はあっ! この匂いは…! いぃや、この季節、この天気にクジラパン売りが出ておるとは! お、おおかねが…。そ、そなた。余っている小銭少しありませぬか? |
| 夕方の挨拶 | うぅむ…夜は冷えるな…こういうときは、温い布団にぐるぐるくるまって隅っこで眠るのが一番…あっ…出ねばならぬのか…? わ、分かったのだ…支度しよう…。その、布団がちょうどいい具合に温まっておって…もう5分…経ってから言っては行かぬか? |
| 対話1 | そのだな、昔はな…? 当人もあちこち駆け回って、旅なんぞをしてきたことがあった気がするのだ。初めて見る場所にもいってみたり…恐ろしいと聞く猛獣にも…。うう! 未丸で角が生えたあの日から、どうにもこうなってな。いったい当人は、あれほど恐ろしいことをどうやって平然とやっていたのやら…。 |
| 対話2 | 我らの役目は、行く手を塞ぐあらゆる物を打ち壊して道をこじ開けることにあるのだが、ふぅ…そんな恐ろしいこと、素面でどうしてできようか。必要とあらば、轡を握る主君様が我らの首輪をぐいと引いてくださる。するとまるでなにかに追い立てられるようにそわそわし始めてな…目の前にあるものなど…何一つ怖くなくなってしまうのだ。 |
| 対話3 | …はっ!? し、失礼した…。少し気を抜くと、隣りにいるものを角で突き飛ばしたくなってしまってな…。そ、その…頼みがあるのだが。大きな麻袋に藁いっぱい詰め込んで、持ってきてはくれぬか? こ、これがな…いったん始まってしまうと止めるのが難しく…下手をすればそなたを突き飛ばして足の骨を追ってしまうやもしれぬ。た、頼むぞ! |
| 同期化後の対話1 | 背中が…ぞくりとする…。はやく、はやく…! あやつらを突き抜いて、前へ進まねばならぬ!さぁ! 衝破角、前へ! |
| 同期化後の対話2 | はぁ…戦闘中には、目の前がよく見えぬな。前でそんなふうにゆらゆらしておると、つい、つい突き飛ばしたくなってしまうゆえ、気をつけるのだ! |
| 放置 | 皆…ドコへ行かれたの? うぅむ、ひとり、ひとりでいると心細いのだが…。ロシナンテ…? 当人に何か面白い話でも聞かせてくれたまえ…。 |
| 同期化進行 | 引き返す必要はない! さぁ、前へ駆けてゆくのだ! 未の群れが、そなたらの行く手を阻む全てを粉々にしてしんぜよう! |
| 人格編成 | ううむ、未の出陣であるか…。うっ、寒い。 |
| 入場 | ふぅ…行きまするか! |
| 戦闘中の人格選択 | 征くぞ!!! |
| 攻撃開始 | 初戦、粉砕! |
| 敵混乱時 | 頭がくらくらしておろう! |
| 混乱時 | ぐぅっ…。 |
| 敵討伐 | がらがらと崩れ落ちているぞ! |
| 本人死亡 | はっ!? あ、あぁ…当人…死んでしまうのか? |
| 選択肢成功 | あぁっと…その、上手くいったか? |
| 選択肢失敗 | ひっ!? こ、こ、これはすまぬ…。 |
| 戦闘勝利 | ふう、ふう…もうじっとしていても良いのだろうか? も、もう追っては来ぬのか…? ふう、肩もじんじんして…どれ…うわっ!? こ、こんな物を当人がなぎ倒して進んできたというのか…! |
| EX CLEAR戦闘勝利 | さあ! 羊の群よ! 止まるでない! 立ち止まった瞬間、食いちぎられてしまうぞ! そなたらの、当人のこの分厚い角を信じて、前へと駆け抜けるのだ! |
| 戦闘敗北 | そこの…まだ当人の視力が戻っておらぬものでな、あちらの方に積み上がっておる死体は敵なのか、それとも…。ああ…そうであるか。それは…悲しくて、恐ろしいことでもあるな、うむ…。 |
戦闘中ボイス
| 人格 | 囚人 | 対応スキル | セリフ | 音写 |
|---|---|---|---|---|
| 南部センク協会5課部長 | ドンキホーテ | 《サリュー!》 | 쉬시게.(安らかに。) | シシゲ |
| 中指末妹 | ドンキホーテ | 《正義の仕返し》*72 | 한 줄 긋지.(一行線を引くとしようぞ。) | ハン ジュル クッチ |
| T社3級徴収職職員 | ドンキホーテ | 《そこ、停まりたまえ!》*73 | 가속!(加速!) | カソッ |
| 《時間を引き寄せようぞ》*74 | 시간 징수 집행.(時間徴収執行。) | シガン チンス チッペン | ||
| ラ・マンチャランド室長 | ドンキホーテ | スキルで硬血獲得時 | 흐르는… 피로군…(流れている…血だな…。) | フルヌン ピログン |
| 따뜻한… 피…(暖かい…血…。) | タットゥッタン ピ | |||
| 《思うがままに繰り広げよ》 | 엎드리도록.(ひれ伏せ。) | オッドゥリドロ | ||
| 《貫かせていただきましょう》 | 꿰뚫려라!(貫き通せ!) | クェットゥルリョラ | ||
| 〈亜流サンチョ硬血式〉*75 | 너희의 무기로, 이 혈투를 승리로 이끌겠다.(お前たちの武器で、この血戦を勝利へ導く。) | ノイエ ムギロ イ ヒョルトゥル スンリロ イックルゲッタ | ||
| 무기를 만드는 것만큼은, 내가 어버이보다 뛰어났지.(武器を創ることに関してだけは、私が父上より優れていた。) | ムギル マンドゥヌン ゴンマンクムン ネガ オボイボダ ティオナッチ | |||
| 《亜流サンチョ硬血6式-鞭》 | 아류 산초 경혈 6식, 찢겨라!(亜流サンチョ硬血6式、引き裂けろ!) | アリュ サンチョ キョンヒョル ユクシッ ジッキョラ | ||
| 《亜流サンチョ硬血8式-割けるがよい》 | 아류 산초 경혈 8식, 갈라지도록!(亜流サンチョ硬血8式、割けるがよい!) | アリュ サンチョ キョンヒョル パルシッ カラジドロ | ||
| 《亜流サンチョ硬血15式-フィナーレの準備》 | 경혈 15식, 피날레를 준비하지.(硬血15式、フィナーレの準備をしようか。) | キョンヒョル シボシッ ピナレル チュンビアジ | ||
| 《サンチョ流硬血奥義-ラ・サングレ》 | 산초류 경혈 오의, 라 샹그레.(サンチョ流硬血奥義、ラ・サングレ。) 끝을 낼 시간이다.(決着をつける時だ。) | サンチョ リュ キョンヒョル オイ ラ シャングレ クットゥル ネル シガニダ | ||
| ラ・マンチャランド人格を編成した戦闘で死亡時*76 | 하나뿐인 자매여… 남은 가족들을 부탁하지…(ただ一人の姉妹よ…残った家族を頼む…。) | ハナップニン チャメヨ ナムン カジョッドゥル プタッカジ | ||
| 신부… 남은 가족들을 부탁하지…(神父…残った家族を頼む…。) | シンブ ナムン カジョッドゥル プタッカジ | |||
| 이발사… 남은 가족들을 부탁하지…(理髪師…残った家族を頼む…。) | イバルサ ナムン カジョッドゥル プタッカジ | |||
| 東部センク協会3課 | ドンキホーテ | 《一手頼み申す》 | 마무리!(仕上げ!) | マムリ |
| ロボトミーE.G.O:: 愛と憎悪の名の下に | ドンキホーテ | 《愛で!よっ!》 | 사랑으로! 정의의 이름으로! 욥!(愛で!正義の名の下に!よっ!) | サラングロ チョンウィエ イルムロ |
| 《アルカナ・ビート! / マイナー・アルカナ・スレイブ!!!》 | 아르카나 비트!(アルカナ・ビート!) | アルカナ ビトゥ | ||
| 아르카나 슬레이브!!!(アルカナ・スレイブ!!!)*77 | アルカナ スレイブ | |||
| 《私の頭から出て行ってくれ…。》 | 사랑과 정의… 하!(愛と正義…はっ!) | サラングァ チョンウィ | ||
| 《リバースド・ビート / リバースド・アルカナ・スレイブ》 | 하… 아르카나 비트.(はぁ…アルカナ・ビート。) | アルカナ ビトゥ | ||
| 사라져라…! 읏, 크윽…(消え失せろ…!うっ、くっ…。)*78 | サラジョラ | |||
| 逆転状態に移行したターン開始時 | 미안… 하네… 전부… 본인의, 탓…(面目…ない…。全て…当人の、せい…。) | ミアン ハネ チョンブ ポニネ タ | ||
| 魔法少女状態に移行したターン開始時 | …어? 무슨 일 있었던 겐가?(…あれ?何かあったのでありまするか?) | ムスン イル イッソットン ゲンガ | ||
| 黒獣-未 | ドンキホーテ | 《破砕角》 | 으아아앗…! 파쇄!!(うぁああっ…!砕けろ!!) | パッソエ |
| 어버이시여, 이렇게 다시 함께 행진하기를 고대하고 있었나이다.(母上様よ…我はこうして再び行進を共にする日を待ち望んでおりました…!)*79 | オボイシヨ イロッケ タシ ハンケ ヘンジナギル コデアゴ イッソンナイダ |
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- 人格・E.G.O.
- 2023年 電信柱
- 人格・E.G.O.
- その他
- 靴に「ロシナンテ」と書いてあるが、これは原作でドン・キホーテが乗っている馬の名前である。初期E.G.O.の「サンチョ」はドン・キホーテの従者。
- 一見すると少年のように見えるが(特に初期人格の囚人)実は女性。騙された人は結構いる。
別人格やE.G.Oを見る限り、そこそこのスタイルなので、言動の割にはそこまで年齢は低くないと見られる。- どの人格も男性用か男女兼用の服*80を着ている。
- 特定の人物だと断言できる「ネームド人格」を持ち合わせない唯一の囚人である。
- 槍の「SUEÑO IMPOSIBLE」、キャラクタープロモーションの元ネタは、ミュージカル『ラ・マンチャの男』から。
第7章の劇中劇にも類似点が指摘されている。
- 「863個の夢」は、デューイ十進分類法*81で原典「ドン・キホーテ」が「863 LITERATURE.Spanish Literature.Spanish Romance.」であることから。
- 声優さん本人によってドンキホーテのレコーディングが漫画化されている。
無意識に腕を上下にフリフリさせていたり、「管理人殿!!!」と叫ぶ時は背骨を90°に曲げていたり、レコーディング後には溶けちゃう等とのこと。時間殺人時間BokGaKの収録は、7章を
追いレーテー記憶処理して行ったらしい。 - StudioEIMより、第7章の楽曲担当者BinKへのインタビューが公開された。
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