新人管理人向け情報
※該当するおススメが無い場合は表示されません。議論はリセマラおススメ人格・EGOまで
星3人格
| 人格 | 入手手段 | 強み | 弱点 | 補足 |
|---|
星2人格
| 人格 | 主な適正 | 強み(標準的な星2との比較) | 弱点 | 補足 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 火力寄り | ![]() ファウスト 生き残ったロボトミー職員 | ストーリー -雑魚戦〇 -ボス戦★ 周回作業〇 高難易度★ | ・スキル2,3の火力とマッチ力が非常に高い。 ・E.G.O《水袋》との相性が非常に良い。 | ・同期化段階Ⅳまで育てないと性能が落ちる。 ・耐久力が低い。 |
E.G.O
| E.G.O | 入手 | 概要 | 主に役に立つ場面 | |
|---|---|---|---|---|
| ファウスト ・ 《水袋》 | ![]() | 自販機限定 | 多数の敵を攻撃しつつ、味方全員の体力を少し、精神力を大きく上げられる。 これ一つでなんとかなる場面が非常に多いため強力。コストは重いので編成・使いすぎに注意。 解析進行による恩恵はそこそこで、《執行》と《提灯》の中間くらい。 | ほぼ全ての戦闘 |
キャラクター
謎の機動部隊、LCAにかつて所属し、ヴェルギリウスや囚人らをLimbus Companyに勧誘した人物。
我らがバス「メフィストフェレス」の作者でもある。
様々な事柄を知っているが、聞いてもなんでも答えてくれるわけではない。
「ファウスト」とは彼女自身のことだけでなく彼女に様々な知識をもたらす何らかの存在を指す言葉でもあり、
彼女が「ファウスト」との何らかの繋がりを通じて情報を得ていたことが明かされる。
「ファウストは何でも知っている」とLCBのファウストが度々語っていたものの、それも正確には彼女自身の事ではない。
LCBのファウストが「ファウスト」にアクセスする権限にはまだ制限があり、バスの旅路に沿って得られる知識が増えていくようだ。
これまで度々一人称を「私」と「ファウスト」で使い分けていた*1のもこれが要因であると考えられる。
「ファウスト」や同時に登場した「ゲゼルシャフト*2」なる単語について様々な推論は成り立つが、まだ明かされない謎は多い。
ティザー情報
| ポート | |
![]() | ![]() |
![]() | |
| Walpurgisnacht*3 | |
| 名前 | ファウスト(파우스트/Faust) |
| CV | パク・ジユン(박지윤/Park Ji-yoon) |
| 所属 | LimbusCompany?#02 |
| E.G.O | 表象放出機(Repräsentations-Übertrager) |
| マーク | 👻お化け |
| カラー | Cerebral Pink*4/#ffb1b4 |
| 原典 | 『ファウスト』ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ |
| Es irrt der Mensch, so lang' er strebt.*5 | |
| 注意事項 |
| 傲慢/倦怠感(Insufferable/Chronic Lassitude) |
| Limbus Companyのバスであるメフィストテレスのエンジンを開発した囚人です。都市内には対等に知識と知恵を競うことができる者は無いだろうと主張していますが、あながち間違ってもいません。管理人さんに接するときは仕方なく言葉を交わすのみ、という囚人の態度に気分を害されることもあるでしょう。誰にもそれとは気づかれないように傲慢な行動をするため、改善の可能性はありません。なので適当に頷く事をお勧めします。誰よりも天才的ではありますが、我々にはコレの使用方法が分かりません。もしかしたら管理人さんが見いだすかもしれませんね? |
人格
スキル枚数別
※最大Lv(55)、最大同期段階(Ⅳ)の情報を表示
| # | 人格 | 囚人 | 体 | 防 | 速 | 攻 | 斬 | 貫 | 打 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0213 | 東部シ協会3課 | ファウスト | 0 | 3 | 3 | 1防 | 2 | 215 | 54 | 3-7 | 56.57.58 | 斬 | 1 | 0.5 | 2.0 | |||||
| 0212 | 黒獣-卯 筆頭 | ファウスト | 6 | 3 | 3 | 1反 | 2 | 251 | 58 | 4-7 | 56.57.58 | 斬 | 0.5 | 1 | 2.0 | |||||
| 0201 | LCB囚人 | ファウスト | 0 | 1 | 2 | 1 | 3避 | 244 | 56 | 2-4 | 54 | 打貫 | 2.0 | 0.5 | 1 | |||||
| 0202 | W社2級整理要員 | ファウスト | 0 | 2 | 1 | 2 | 3防 | 256 | 58 | 2-4 | 54 | 打 | 1 | 0.5 | 2.0 | |||||
| 0203 | 生き残ったロボトミー職員 | ファウスト | 1 | 2 | 3 | 2 | 1避 | 200 | 51 | 3-6 | 58 | 斬貫 | 0.5 | 1 | 2.0 | |||||
| 0204 | 握る者 | ファウスト | 1 | 3 | 2避 | 1 | 3 | 191 | 54 | 4-7 | 59 | 貫打 | 2.0 | 1 | 0.5 | |||||
| 0205 | 南部ツヴァイ協会4課 | ファウスト | 0 | 2 | 1 | 2防 | 3 | 237 | 57 | 3-6 | 54 | 斬貫 | 2.0 | 1 | 0.5 | |||||
| 0206 | 南部セブン協会4課 | ファウスト | 0 | 3 | 防 | 1 | 2 | 3 | 208 | 53 | 4-7 | 58 | 斬 | 1 | 0.5 | 2.0 | ||||
| 0207 | ロボトミーE.G.O::後悔 | ファウスト | W | 3 | 1 | 3 | 反 | 2 | 237 | 56 | 3-6 | 58 | 打 | 0.5 | 2.0 | 1 | ||||
| 0208 | 剣契殺手 | ファウスト | 3 | 3 | 3 | 1防 | 2 | 214 | 53 | 3-8 | 57 | 斬貫 | 0.5 | 1 | 2.0 | |||||
| 0209 | ワザリング・ハイツ バトラー | ファウスト | 4 | 2 | 1 | 2 | 3防 | 225 | 54 | 3-7 | 56.57.59 | 斬打 | 1 | 2.0 | 0.5 | |||||
| 0210 | マルチクラック事務所 代表 | ファウスト | 4 | 3 | 3 | 1 | 2防 | 191 | 54 | 3-7 | 56.59.58 | 打斬 | 1 | 2.0 | 0.5 | |||||
| 0211 | LCE E.G.O:: 紅炎殺 | ファウスト | 5 | 3 | 1避 | 3 | 2 | 191 | 54 | 3-7 | 56.58.60 | 打 | 1 | 2.0 | 0.5 |
人格(威力)
スキル効果・バトルパッシブも加味したマッチ時の最大威力を表記*6
| # | 人格 | 囚人 | 速 | Lv | S1 | S2 | S3 | Lv | 守備 | 斬 | 貫 | 打 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| # | 人格 | 囚人 | 速度 | 攻Lv | S1 | S2 | S3 | 属性 | 守Lv | 守備 | 斬 | 貫 | 打 |
| 0213 Ⅳ | 東部シ協会3課 | ファウスト | 3-7 | 56.57.60 | 14*7 斬 4(+4)*2 | 20*8 斬 4(+4)*3 | 28*9 貫 4(+4)*1 | 防御 | 56 | 18 14(+4)*1 | 1 | 0.5 | 2.0 |
| 0212 Ⅳ | 黒獣-卯 筆頭 | ファウスト | 4-7 | 56.57.59 | 15*10 斬 3(+4)*2 | 20*11 斬 4(+6)*2 | 29*12 斬 5(+4)*3 | 反撃 | 57 | 15*13 5(+4)*2 | 0.5 | 1 | 2.0 |
| 0201 Ⅳ | LCB囚人 | ファウスト | 2-4 | 54 | 11 打 4(+7)*1 | 13 打 5(+4)*2 | 11 貫 7(+2)*2 | 回避 | 56 | 12 2(+10)*1 | 2.0 | 0.5 | 1 |
| 0202 Ⅳ | W社2級 整理要員 | ファウスト | 2-4 | 54 | 12 打 4(+8)*1 | 14 打 6(+4)*2 | 17*14 打 6(+3)*3 | 防御 | 60 | 12 10(+2)*1 | 1 | 0.5 | 2.0 |
| 0203 Ⅳ | 生き残った ロボトミー職員 | ファウスト | 3-6 | 58 | 11 斬 3(+8)*1 | 14 貫 5(+3)*3 | 26*15 斬 4(+8)*2 | 回避 | 55 | 13 3(+10)*1 | 0.5 | 1 | 2.0 |
| 0204 Ⅳ | 握る者 | ファウスト | 4-7 | 59 | 12 *16貫 4(+3)*2 | 18 *17貫 4(+4)*3 | 14 *18打 6(+2)*3 | 回避 | 54 | 14 4(+10)*1 | 2.0 | 1 | 0.5 |
| 0205 Ⅳ | 南部ツヴァイ 協会4課 | ファウスト | 3-6 | 54 | 11 貫 3(+4)*2 | 15*19 斬 4(+3)*3 | 18*20 斬 6(+5)*2 | 防御 | 57 | 16 10(+6)*1 | 2.0 | 1 | 0.5 |
| 0206 Ⅳ | 南部セブン 協会4課 | ファウスト | 4-7 | 58 | 14*21 斬 4(+3)*2 | 22*22 斬 4(+4)*3 | 17 斬 5(+4)*3 | 防御 | 53 | 14 10(+4)*1 | 1 | 0.5 | 2.0 |
| 0207 Ⅳ | ロボトミーE.G.O:: 後悔 | ファウスト | 3-6 | 58 | 11*23 打 4(+7)*1 | 16*24 打 4(+4)*3 | 18*25 打 3(+5)*3 | 反撃 | 60 | 15 打 9(+6)*1 | 0.5 | 2.0 | 1 |
| 0208 Ⅳ | 剣契殺手 | ファウスト | 3-8 | 57 | 12*26 斬 3(+2)*3 | 18*27 貫 4(+6)*2 | 23*28 斬 5(+6)*2 | 防御 | 55 | 19*29 10(+4)*1 | 0.5 | 1 | 2.0 |
| 0209 Ⅳ | ワザリング・ハイツ バトラー | ファウスト | 3-7 | 56.57.59 | 13*30 斬 3(+4)*2 | 17*31 打 4(+5)*2 | 20*32 斬 4(+2)*4 | 防御 | 56 | 20*33 7(+6)*1 | 1 | 2.0 | 0.5 |
| 0210 Ⅳ | マルチクラック 事務所代表 | ファウスト | 3-7 | 56.59.58 | 15*34 斬 3(+4)*2 | 22*35 打 4(+4)*3 | 32*36 打 4(+3)*4 | 防御 | 55 | 18 12(+6)*1 | 1 | 2.0 | 0.5 |
| 0211 Ⅳ | LCE E.G.O:: 紅炎殺 | ファウスト | 3-7 | 56.58.60 | 15*37 打 3(+4)*2 | 22*38 打 4(+4)*3 | 28*39 打 5(+4)*3 | 回避 | 53 | 17*40 4(+10)*1 | 1 | 2.0 | 0.5 |
人格(パッシブ)
※同期段階(Ⅲ/Ⅳ)の情報を表示
| # | パッシブ | 囚人 | 人格 | 効果 | 条件 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0213 | 狙撃-矢 ---- 死の弓 | ファウスト | 東部シ協会3課 | <常時発動> 自分が狙撃姿勢なら、最左端に装着した基本攻撃スキルを「閃弓」に変更して、戦闘開始時に使用 -この効果が発動時、自分の目標照準が最大数値かつ操作パネルと予備のスキルスロットにスキル3がないなら、最左端に装着した守備スキルをスキル3として扱って「閃弓」に変更 使用する基本攻撃スキルによって、下記の効果を適用(罪悪属性は使用するスキル属性による) -スキル1:基本威力+1,ダメージ量+11% -スキル2:基本威力+1,コイン威力+1,ダメージ量+22% -スキル3:基本威力+4,コイン威力+4,ダメージ量+44% ※E.G.Oスキルを装着して戦闘開始時、狙撃姿勢が解除されて「閃弓」が使用されない ---- 自分の矢-死が4以上なら、基本攻撃スキル効果で呼吸威力を獲得するとき、呼吸回数が1増加(戦闘ごとに2回、矢-死が3になるときに発動回数が初期化) 目標照準が2以上のときに「閃弓」を使用したなら、次のターンに斬撃ダメージ量増加1/2を得る | 保有 | 3 | ||||||
| 0212 | 天究星 ---- 黒獣化【卯】/卯 筆頭 | ファウスト | 黒獣-卯 筆頭 | <常時発動> 呪殺【破】の数値が0になって消滅時、崩壊の印が付与される ---- 自分の速度が対象より高ければ、速度差1につき与ダメージ量+2%(最大10%) 戦闘中、味方が呪殺効果を発動させるたびに天究星刀1を得る(1ターンにつき最大5回) -自分が発動させたなら、天究星刀を追加で1得る 援護防御効果発動時、天究星刀5を得る | 保有 | 5 | ||||||
| 0201 | 分析 | ファウスト | LCB囚人 | マイナス効果に掛かっている対象への与ダメージ量+10% | 共鳴 | 2 | ||||||
| 0202 | 自家発電 | ファウスト | W社2級整理要員 | 攻撃終了時、充電回数が1増加 攻撃終了時にランダムな味方の充電回数が1増加 | 保有 | 4 | ||||||
| 0203 | 覚悟 | ファウスト | 生き残ったロボトミー職員 | 次のターン開始時、呼吸回数が4以上ならクイック2を得る | 共鳴 | 2 | ||||||
| 0204 | 囁き | ファウスト | 握る者 | 戦闘開始時、精神力が最も低い味方2名の精神力を15回復。対象がN社の狂信者なら狂信1/2を付与 | 共鳴 | 4 | ||||||
| 0205 | 地域保護 | ファウスト | 南部ツヴァイ協会4課 | 戦闘開始時、操作パネルが両隣の味方へ防御レベル増加2を付与 対象の体力が50%未満なら追加で2付与 | 保有 | 4 | ||||||
| 0206 | お茶が冷める前に… | ファウスト | 南部セブン協会4課 | 対象の弱点・脆弱属性で(耐性1超過)で攻撃するとき、攻撃前対象の破裂だけ呼吸を得る(1ターンにつき最大20) | 保有 | 3 | ||||||
| 0207 | 押し流された後悔 | ファウスト | ロボトミーE.G.O::後悔 | マッチ進行時、対象の保有したマイナス効果が3つ以上なら/3つ以上につき、対象のマッチ威力-1(最大-2) 自分が生存しているとき、振動爆発を受ける敵が防御レベル減少2を得る。(1ターンにつき敵1体に最大1/3回) 精神汚染:ターン終了時に精神力が-25未満なら、次のターンに束縛2、打撃威力増加1を得る | 保有 | 6 | ||||||
| 0208 | 梅が如く咲き出でる血 | ファウスト | 剣契殺手 | クリティカル的中時、紅梅1を付与。(最大3回/制限なし) 対象の紅梅が10なら、代わりに防御レベル減少1を付与(最大6回) | 保有 | 4 | ||||||
| 0209 | バトラー式対応 | ファウスト | ワザリング・ハイツ バトラー | -マッチ勝利時、対象へ沈潜1を付与(1ターンにつき3回) -対象に邸宅の木霊があるなら代わりに3付与 | 保有 | 4 | ||||||
| 0210 | 電流解体 | ファウスト | マルチクラック事務所 代表 | 戦闘中に累計で自分の充電回数10を消耗する度、充電1を得る 充電が2以上なら、ダメージ量が(充電×3)%だけ増加(最大15%) - 対象の体力が50%未満なら(充電×5)%だけ追加で増加(最大25%) 敵を倒すと自分と充電回数が最も少ない味方1/2名が(2+充電)だけ充電回数が増加(最大3/5,充電を消耗するか自分で獲得するスキルを保有する味方へ優先して適用) | 保有 | 3 | ||||||
| 0211 | 耐火 ---- 火取蛾 | ファウスト | LCE E.G.O:: 紅炎殺 | <常時発動> 火傷ダメージで混乱状態になったり、体力が1未満に減少しない。 ---- 戦闘開始時、自分の失った体力が80%以上かつ火傷が30未満なら火傷を30まで得る。(ステージにつき1回) ターン終了時、自分の火傷6につき次のターンにて攻撃レベル増加1を得る(最大5) 死亡時、以下の効果が発動 -全ての敵へ火傷2を付与。自分の火傷を分けて付与(1名につき最大3) -最も少ない属性のE.G.O資源2種を2個ずつ得る 紅炎殺 最大感応【劣化侵蝕】スキルの効果で死亡したなら、効果が強化される -全ての敵へ火傷3を付与。自分の火傷を分けて付与(1名につき最大5) -最も少ない属性のE.G.O資源2種を2個ずつ得る -自分の火傷が30以上だったなら、待機解除される人員1名へ攻撃レベル増加3を付与 | 保有 | 3 |
※同期段階(Ⅲ/Ⅳ)の情報を表示
| # | サポートパッシブ | 囚人 | 人格 | 効果 | 条件 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0213 | 一射入魂 | ファウスト | 東部シ協会3課 | ターン終了時、戦闘中にスキルおよびパッシブによって敵へ最も出血威力を付与した味方1名へ、次のターンに貫通ダメージ量増加1を付与(E.G.Oスキルを含む、出血付与量が同じなら編成順が早い順に決定。該当ターンに出血威力を付与しなかったら発動しない) | 共鳴 | 4 | ||||||
| 0212 | 快刀 | ファウスト | 黒獣-卯 筆頭 | 速度が最も高い味方が破裂ダメージを与えたなら、次のターンに攻撃レベル増加1を得る(1ターンにつき最大3回) | 共鳴 | 4 | ||||||
| 0201 | 観察 | ファウスト | LCB囚人 | 最大体力の最も高い味方1名に攻撃的中時、25%の確率で攻撃レベル減少2を付与 | 保有 | 3 | ||||||
| 0202 | 無電 | ファウスト | W社2級整理要員 | 最大体力の最も低い味方1名の、充電獲得数+1 | 保有 | 3 | ||||||
| 0203 | 支持 | ファウスト | 生き残ったロボトミー職員 | 最大体力が最も低い味方1名の、守備スキルの最終威力+2 | 共鳴 | 2 | ||||||
| 0204 | 囁き | ファウスト | 握る者 | 戦闘開始時、精神力が最も低い味方1名の精神力を15回復。対象がN社の狂信者なら狂信1を付与 | 共鳴 | 3 | ||||||
| 0205 | 保護要請受信 | ファウスト | 南部ツヴァイ協会4課 | 戦闘開始時、体力の比率が最も低い味方1名へ防御レベル増加2を付与 対象の体力が50%未満なら追加で2付与 | 共鳴 | 2 | ||||||
| 0206 | セブン協会のティータイム | ファウスト | 南部セブン協会4課 | 速度が最も高い味方1名が相手の脆弱属性(耐性1.5超過)で攻撃時、対象の破裂に比例してダメージ量が増加(破裂1につき1.5%、最大15%) 効果適用対象がセブン協会フィクサーなら、ダメージ量が追加で増加(破裂1につき0.5%、最大5%) | 保有 | 4 | ||||||
| 0207 | 抑圧作業 | ファウスト | ロボトミーE.G.O::後悔 | 速度が最も低い味方1名がマッチ進行時、対象が保有したマイナス効果が3つ以上なら、対象のマッチ威力-1 | 保有 | 5 | ||||||
| 0208 | 未練の宿った鋒 | ファウスト | 剣契殺手 | 編成順が最も早い味方が斬撃属性スキルでクリティカル的中時、防御レベル減少1を付与(1ターンにつき、敵1名ごとに最大3) | 保有 | 4 | ||||||
| 0209 | 来たる日が為の訓練 | ファウスト | ワザリング・ハイツ バトラー | 精神力が最も低い味方1名の沈潜が5以上付与された対象へ攻撃的中時、自分の精神力を2/3回復(1ターンにつき4回) | 保有 | 4 | ||||||
| 0210 | 解体補助電流 | ファウスト | マルチクラック事務所 代表 | 充電回数が最も低い味方1名が敵討伐時、充電回数が2/3増加(1ターンにつき1回、充電を消耗するか自分で獲得するスキルを保有する味方へ優先して適用) | 保有 | 5 | ||||||
| 0211 | 残熱 | ファウスト | LCE E.G.O:: 紅炎殺 | 精神力が最も低い味方1名が基本スキルの的中時効果で火傷を付与するとき、火傷2を追加で付与(最大3回発動) -被ダメージ対象の火傷が30以上なら、代わりに火傷回数が1増加(最大3回発動) | 共鳴 | 3 |
E.G.O
E.G.O一覧(簡易表示)
| # | E.G.O | 囚人 | ★ | 罪 | 攻 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 備考 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| # | E.G.O | 囚人 | ★ | 罪 | 攻 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 備考 | |||||||
| 0209 | 指令:メルトダウン | ファウスト | H | 暴食 | 貫斬 | 1 | 5 | 2 | 0.75 | 2.0 | 2.0 | 0.5 | 1 | 1 | 1 | コラボイベント限定 | ||||
| 0201 | 表象放出機 | ファウスト | Z | 傲慢 | 打 | 2 | 4 | 1 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 0.75 | 1 | ||||||
| 0202 | 水袋 | ファウスト | H | 憂鬱 | 打 | 2 | 4 | 3 | 1 | 0.75 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | S1有償パスLv42 | ||||
| 0203 | 呪いの釘 | ファウスト | T | 嫉妬 | 貫 | 6 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 0.5 | |||||||
| 0204 | 電信柱 | ファウスト | H | 嫉妬 | 貫 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.75 | 0.5 | |||||
| 0205 | 9章2節 | ファウスト | T | 色欲 | 斬 | 1 | 3 | 1 | 0.5 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 1 | 2.0 | S3有償パスLv40 | ||||
| 0206 | 永続 | ファウスト | W | 怠惰 | 打 | 2 | 4 | 2 | 3 | 0.75 | 2.0 | 0.5 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | S4イベント限定 | |||
| 0207 | 投げ縄 | ファウスト | T | 暴食 | 斬 | 1 | 3 | 2 | 2.0 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 1 | 1 | S5無償パスLv30 | ||||
| 0208 | 胸痛 | ファウスト | H | 傲慢 | 貫 | 1 | 1 | 5 | 0.75 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.5 | 1 | S5限定 |
E.G.O一覧(威力)
E.G.O一覧(上段に覚醒スキル/下段に侵蝕スキル)
| # | E.G.O | 覚醒 | 侵蝕 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | 耐 | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| # | E.G.O | ★ | 罪 | 攻 | 広 | Lv | 覚醒 | 侵蝕 | 必要資源 | 属性耐性 | 備考 | ||||||||||||
| 0209 Ⅲ | 指令:メルトダウン | H | 暴食 | 貫 斬 | 3 3*41 | 57 59 | 29*42 14(+13)*1 | 15*43 2(+3)*4 | 1 | 5 | 2 | 0.75 | 2.0 | 2.0 | 0.5 | 1 | 1 | 1 | コラボ イベント | ||||
| 0209 Ⅳ | 指令:メルトダウン | H | 暴食 | 貫 斬 | 3 3*44 | 57 59 | 33*45 17(+13)*1 | 21*46 4(+4)*4 | 1 | 5 | 2 | 0.75 | 2.0 | 2.0 | 0.5 | 1 | 1 | 1 | コラボ イベント | ||||
| 0201 Ⅲ/Ⅳ | 表象放出機 | Z | 傲慢 | 打 | 3 3 | 52 52 | 23 19(+4)*1 | 0 - | 2 | 4 | 1 | 2.0 | 1 | 2.0 | 1 | 0.75 | 1 | ||||||
| 0202 Ⅲ/Ⅳ | 水袋 | H | 憂鬱 | 打 | 5 5 | 54 54 | 24 16(+8)*1 | 29 29(-14)*1 | 2 | 4 | 3 | 1 | 0.75 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 2.0 | S1 有償Lv42 | ||||
| 0203 Ⅲ/Ⅳ | 呪いの釘 | T | 嫉妬 | 貫 | 1 1 | 55 55 | 26 16(+10)*1 | 24 20(+4)*1 | 6 | 1 | 2.0 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 0.5 | |||||||
| 0204 Ⅲ | 電信柱 | H | 嫉妬 | 貫 | 1 1 | 57 57 | 28 22(+6)*1 | 34 24(+10)*1 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.75 | 0.5 | |||||
| 0204 Ⅳ | 電信柱 | H | 嫉妬 | 貫 | 3 3 | 57 57 | 28 22(+6)*1 | 34 24(+10)*1 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.75 | 0.5 | |||||
| 0205 Ⅲ | 9章2節 | T | 色欲 | 斬 | 2*47 2*48 | 57 57 | 26 18(+8)*1 | 28 28(-12)*1 | 1 | 3 | 1 | 0.5 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 1 | 2.0 | S3 有償Lv40 | ||||
| 0205 Ⅳ | 9章2節 | T | 色欲 | 斬 | 3*49 3*50 | 57 57 | 26 18(+8)*1 | 28 28(-12)*1 | 1 | 3 | 1 | 0.5 | 1 | 1 | 1 | 2.0 | 1 | 2.0 | S3 有償Lv40 | ||||
| 0206 Ⅲ/Ⅳ | 永続 | W | 怠惰 | 打 | 1 3 | 55 55 | 24 4(+5)*4 | 36 36(-12)*1 | 2 | 4 | 2 | 3 | 0.75 | 2.0 | 0.5 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | S4 イベント | |||
| 0207 Ⅲ | 投げ縄 | T | 暴食 | 斬 | 1*51 3 | 55 55 | 19*52 4(+2)*3 | 22*53 4(+3)*3 | 1 | 3 | 2 | 2.0 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 1 | 1 | S5 無償Lv30 | ||||
| 0207 Ⅳ | 投げ縄 | T | 暴食 | 斬 | 1*54 3 | 55 55 | 22*55 4(+3)*3 | 25*56 4(+4)*3 | 1 | 3 | 2 | 2.0 | 1 | 1 | 0.5 | 2.0 | 1 | 1 | S5 無償Lv30 | ||||
| 0208 Ⅲ | 胸痛 | H | 傲慢 | 貫 | 3 3 | 57 57 | 16 6(+5)*2 | 20 20(-8)*2 | 1 | 1 | 5 | 0.75 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.5 | 1 | S5限定 | ||||
| 0208 Ⅳ | 胸痛 | H | 傲慢 | 貫 | 3 3 | 57 57 | 18 8(+5)*2 | 24 24(-8)*2 | 1 | 1 | 5 | 0.75 | 1 | 2.0 | 2.0 | 1 | 0.5 | 1 | S5限定 | ||||
E.G.O(パッシブ)
※解析段階(Ⅳ)の情報を表示
| # | E.G.Oパッシブ | 囚人 | E.G.O | 効果 |
|---|---|---|---|---|
| 0209 | 医師 | ファウスト | 指令:メルトダウン | ターン開始時、自分の現体力の比率が最も低い味方1名の体力を、自分の体力最大値の(硬化バリア数値)%だけ回復 -自分の体力が最大なら、代わりに現体力の比率が最も低い他の味方2名の体力を回復 -回復される対象の体力が25%以下または混乱状態なら、この効果で回復する数値が1.5倍に増加 ターン終了時、この戦闘でファウストが最後に使用したE.G.Oスキルが指令:メルトダウンなら、硬化バリア効果のターン終了時減少量が1に変更 -この効果はE.G.Oスキルを使用したターンから即適用 |
| 0201 | 倦怠 | ファウスト | 表象放出機 | 自分の攻撃中に敵が混乱状態になると、精神力が最も低い味方1名の次のターンの精神力回復効率+2(1ターンにつき最大3回) |
| 0202 | 包み込む液体 | ファウスト | 水袋 | ターン開始時、体力が最も低い味方(自分を含む)1人に保護2を付与。 |
| 0203 | いたい! | ファウスト | 呪いの釘 | 自分に付与されたマイナス効果1つにつき与ダメージ量+10%(最大50%) |
| 0204 | 適応型放出 | ファウスト | 電信柱 | 自分に充電があるとき、充電回数1つにつきダメージ量+2% スキルの効果で消耗する充電回数の値-2 |
| 0205 | 炎の剣 | ファウスト | 9章2節 | 色欲属性スキルで表面的中時、対象に火傷1を付与(1ターンにつき最大6回) |
| 0206 | 走る時間 | ファウスト | 永続 | 自分に敵へスキルを使用して振動爆発付与時、次のターンにクイック1を得る。(1ターンにつき最大4回、E.G.Oスキルを含む) |
| 0207 | 広がりゆく投げ縄 | ファウスト | 投げ縄 | 攻撃終了時、対象が混乱・死亡した場合、ランダムな敵2名の破裂回数が1増加(1ターンにつき1回、重複不可、集中戦闘の場合は部位で判定) |
| 0208 | 息 | ファウスト | 胸痛 | このE.G.Oスキルを使用した次のターン開始時、ネブライザーα1を得る(1ターンにつき1回) -この数値は今回の戦闘のあいだ累積する 戦闘開始時にネブライザーαの効果で味方に呼吸回数を10付与する度にネブライザーα1を得る ターン終了時、味方(最大共鳴数)名の体力を現体力の比率が最も低い順に、体力最大値の(ネブライザーαの数値)%だけ回復(最大6名) -回復対象の呼吸威力が20以上なら、回復が1回追加で発動 |
テキスト
人格ストーリー
人格/ファウスト/W社2級整理要員
▌[22:32:40][ワープ、次元移動は…。]
▌[23:02:11][…23時02分、ファウスト…16番目の録音に引き続き。]
▌[23:02:15][実質的にW社の特異点はかなり利害打算的に絡まっている。]
▌[23:02:33][翼になれなかった特異点をあれが購入し、ただ目標だけが定められた「次元」の中に投げ入れただけ。]
▌[23:02:59][実際の特異点が何か把握できなかったが…出回っている噂を集めて情報化してみると。]
▌[23:03:13][(髪の毛を掻き上げる音) 恐らくそれはコンピューターの「取り消し」機能と酷似していると思われる。]
▌[23:03:21][保存されていた過去の形態があれば、いくらでも戻せる技術があるということ。]
▌[23:03:30][結果的には乗客たちが素早く到着したと受け入れるから大丈夫なのかもしれないが。]
▌[23:03:48][はぁ…私は、ファウストとしては私たちのような整理要員が「掃除」をする過程が不合理だと思われる。]
▌[23:04:02][非可逆的な行動が、いくつかの特異点を経て可逆的現象として現れるという事実は興味深くはあるが。]
▌[23:04:33][…これで録音を終えようと思う。]
▌[23:04:41][いつもと同じことを言うが、これは公益のための分析ではない。]
▌[23:04:58][私は、ファウストは。]
▌[23:05:00][ただ…都市を全部知りたいだけ。]
▌[23:05:08][…23時05分、ファウスト。録音終了。]
人格/ファウスト/生き残ったロボトミー職員
子供に残されたものはない。失ったものだけでいっぱいだったんだ。
失った右目、失った仲間、失った職場、失った信頼。それ以外にも無数に失ってしまったものたちが頭の中をぐるぐる回った。
▌終わりました、復帰します。
子供は短い言葉を言い終え、送信機をポケットの中に入れてしまった。
子供が見下ろす片目の前にある世界は…。
上半身と下半身が分離してしまった者の遺体と、冷たい都市の裏路地の地面。補修されてかなり経ったせいか、絶えず点滅している青い光などが全てだった。
▌あなたは知っていますか?
答えるはずがないものに子供は質問を投げかけた。
それでも返事を望まない子はまた言うんだ。
▌ファウストはいつになれば認められますか?
渇き切った声を聞いてくれる人は誰もいない。どこにでもいるような虫一匹でさえ。
▌いつになれば、墜落した翼の職員だったという事実が忘れられるのでしょうか。
彼女が失くしていないものが一つあるとしたら、旧L社で…。そう、私の子供たちがいたその空間で働いていたという事実があるだけでしょう。
▌その生き地獄から生きて帰らなければならなかった理由があったのでしょうか。
▌私を必要とする場所はあるのでしょうか。
▌埋没されたその空間で生き残った他の人はいたでしょうか。明るく輝いていた夜と漆黒のようであった昼は何でしょうか。
子供は小さくため息をつき、
▌ファウストは、知りうることが何もありません。
溜め息は裏路地の片隅を満たすことすらできず、霞んで消えてしまった。
人格/ファウスト/握る者
子供はその場に座ってから三日もの間、ビクともしていなかった。
まるで全ての刺激を目の前に置かれたモニターに奪われたかのように、食欲も、睡眠欲も。
子供は、何も感じられないように見えるね。
▌えぇ…まさにこれよ…いくつも出てくるじゃない…。
たまに零れ落ちてくる鳥肌の立つ笑い、囁くような独り言、そしてキーボードの音とマウスをカチャカチャする音以外には、何も聞こえない空間。
▌うぅううん!こんなに沢山の奴らが義体を量産してただなんて…酷い!おぞましい!
子供の前方にはどこからか手に入れた記憶装置が一つ挿さっていた。
小さく光っている文字を読んでみると、エミールという単語が書かれてるね。シンクレアに貰ったって鍵は、きっとアレのことみたい。
▌シンクレア…シンクレア…!本当の、本当にありがたい人間ですねぇ…あなたは!
▌くふっ、町が丸ごと異端といっても過言じゃないわ…!こんな場所で生きるだなんて、とても不快だったでしょうね、シンクレア!
その子供の頭はフル回転していた。
▌この純粋でない者達をどうやって浄化しましょう。
▌待って、ちょっと考えてみましょうか。
▌異端達のガラクタの中に、最も純粋なものが隠れているでしょう?
▌脳。
▌全身を義体に挿げ替えたモノたちも、脳だけはそのまま持っている。
▌心臓も、肺も、全部強化施術で変えてしまうことはできるが、脳だけは都市で代替することのできない純粋なもの。
▌はっ!
▌それじゃあ駄目でしょう。純粋なものが可哀想でしょう。その矛盾自体が不快じゃないの!
▌脳天をこじ開けて、不純物は不純物らしくしてやらないと。
▌いいよ…いいね!
ついに思考を止めて椅子から立上がった子供は、大きな釘を握りしめた。
▌ふふ…貴方は私の英雄です。シンクレア。
もう片方の手で血と油で滲んだ地図を広げながら。
▌あの会社の研究室で覗き込んだ硝子窓に映った様子、そっくりそのままね!
▌貴方がちらりと覗かせたその不潔さに対する正義溢れる、そして火のような憤怒…それに触れてあげたら貴方は私にこの宝物を渡してくれたんですよ。
ガリッ、歯で赤いペンのキャップを開けて吐き出す姿は、もはや何かに取り憑かれたように見えるね。
▌貴方の周囲の異端を浄化し…嫌悪を綺麗に片付けて差し上げましょう。
▌貴方なら直ぐに理解するでしょうね!私たちが共に異端を審判する未来は…確定していますから!
▌近いうちに会いましょう、シンクレア。
軽薄な笑い、強迫的な手振り。
子供は大いに笑い転げて…。
「カルフ町」と書かれた地図の一角に、何度も丸を描き殴った。
▌私たちは肩を並べて、不潔なモノ達を浄化してゆくでしょう…。
地図の上の町は赤く、より赤く染まっていった。
この先、そんな風に変わっていくことを暗示でもするようにね。
人格/ファウスト/南部ツヴァイ協会4課
(▌=怪しい取引人)
▌…はい、確認しました。
▌密着警護を担当中のグレゴール氏が、成功裏に敵対勢力を撃破したことを報告します。
子供は忙しなく誰かと通話をしてるみたい。
そうしながらも周辺を随時観察することは忘れてないみたいだね。
▌ロージャ、ヒースクリフ氏に伝達いたします。密着警護側で事態発生。追加の敵対勢力の増援がないのか、引き続き追跡願います。
▌指定保護かくに~ん。
▌おっと、ちょっと待って!私が食べるドーナツは残しといてよね!
▌…食事がより必要であれば、経費請求をしても問題ありません。
▌おっ!ホントに?分かった~切るね!
▌……。
▌今溜め息吐きました?ファウストさん?
▌いいえ。ファウストの呼吸が一時的に強くなっただけです。
▌何か文句を言おうとしたわけじゃなくて…ただ、何かしら反応を見せるのは久し振りなので申し上げたまでです。
子供の隣にいる別の子は、軽くクスクス笑いながら手帳を取り出した。
▌…このようなことまで記録する必要はないのではありませんか、イシュメールさん。
▌地域保護中に起こる出来事を全て観察して記録することが、私たちの仕事じゃないですか?
▌私は観察対象ではありませんが…。
▌あ、ドンキホーテさんが動きましたね。
▌…ふむ。
他の子供が手帳にさらさらと書き付けている間、子供は不審がりながら溜め息を吐いてはすぐ手持ちの端末を色々と操作した。
▌シンクレア氏、外部から地域内に入ってくる人物に怪しい者はいませんでいたか?
▌あ…それが。
▌ドンキホーテ氏がどこかへ動いてらっしゃいますね。
▌そ、それが…依頼人の方を尾行する人々がいた気がするから、追いかけるべきだとおっしゃったんですよね。
▌僕も…そうした方が良いと思ってます。ツヴァイは…依頼人の盾ですから。
▌既にお客様が敵対勢力と出くわしました。おっしゃった方は外部勢力と判断されますが…。
▌あ、ドンキホーテさんの方に誰かが接近していますね。
▌…シンクレア氏はドンキホーテ氏と素早く合流して戦闘を手伝ってください。申し上げました通り、6課は外部人物を制圧する方向性でお願いします。
▌はっ、もうですか…はい!分かりました!
▌…思ってた以上に規模が大きいですね。今回の件は。
▌合同作戦はそこまで稀な出来事ではありませんが、よくある出来事でもありませんしね。
▌4,5,6課を全て使うことになったということは、それほどの出来事が起こりうるから。でしょう。
▌例えば…
▌はぁ、噂をすれば。
▌はい。あのような事件が起こる場合でしょうね。
二人の子供は何を見たのだろうか。
きっと…お客様、あるいは依頼人と呼ばれるその者に引っ付いている沢山の敵対勢力を見たんだろうね。
▌敵対勢力の過剰増大を確認しました。ファウストは今より近接保護を遂行します。
▌はい、以降の報告はイシュメールさんの方からお願いします。
電話を切って、子供はツヴァイのコートを身にまとった。
到着した場所は、既に沢山の敵陣が敷かれた路地だった。
ピッ。
▌お前は…ツヴァイか?
▌はい、顧客の盾です。
▌あっちこっちからたんまり飛び出てくるなぁ…殺っちまえ!
子供は慣れた風にツヴァイヘンダーを握り…。
▌ファウスト、保護任務を開始します。
大したことないように、乾いた一言を吐き出して駆け出した。
人格/ファウスト/南部セブン協会4課
(▌=依頼人)
▌長らくお待たせして申し訳ございません。ご注文はファウストが承ります。
ごった返しの小さなカフェテリアの中。子供は落ち着いた声でテーブルの前に立った。
▌ミルクティーですね。茶葉はセイロンでよろしいでしょうか?温度のご指定が特になければセ氏94度でご用意いたします。
大きな眼鏡をカチャカチャさせながら、ひっそりとした声は段々と速度を上げていった。
▌砂糖は1ティースプーンですね。最初の1杯は注いでご提供いたしましょうか?あるいは、カップを温めるお湯を入れたままでのご提供もできます。
絶えずタイプライターを叩く音に子供の声が埋もれそうになるが、子供はそれに合わせて声を張り上げながら話速を絶対に下げようとしない。
そうしていると、ピクッ。
反対側から飛んできた一言に、全てが止まったんだ。
▌…ミルクピッチャーをお探しになる理由を、お伺いしてもよろしいでしょうか。
▌牛乳をより注ぐことを好まれるのであれば、合わせて差し上げられます。お茶を注いでから、更に追加することはお勧めしたくはありません。
▌牛乳を後から注げば、蛋白質の変性が素早く起こります。香味損失が有意に発生しますので…。
…子供の説教が当面の間終わらなさそうだし、しばらく待ってみようか。
しばらくして…。
▌…はい、次の注文をお伺いします。
かなり疲れてそうな子供の前に、また別の人が立った。
▌あっ、私は注文じゃなくて…。
▌協会関連の仕事であれば、今はカフェの仕事を行っているので少し後で…。
▌あ!いえ、受付からこちらにファウストさんがいると言われまして。先日依頼した事件の…あっ、名刺が…。
▌…事後処理関係ですね?
子供は今カフェで働いているけど、このカフェは純粋にセブン協会のフィクサーのうち、お茶を深い趣味として楽しむ人々が自発的に運営してるだけなんだ。
お互いが決めた時間以外は、当然セブンのフィクサーとして仕事を処理しないと。
子供が主に担当してるのはセブンに来た依頼を、捜査を行った他のフィクサーの情報と総合して結論を下すこと。
そして…。
▌ご存じだとは思いますが、事後処理の依頼もセブンにお任せしていただけるのであれば依頼費を多少割引して差し上げます。もちろん、それよりもお手頃な方法をお望みであれば、提携事務所を利用する方向性もございます。
▌セブンに任せ続けるなら…処理はあなたが担当することになるんですか?
▌その通りです。
▌じゃあ…引き続きセブンに任せたいですね。あなたの実力は色々と有名ですから。
▌…賢明なご選択です。
子供の新たな担当は、事後処理の解決。
事後処理というのは…。
▌リストにあるのはこの程度ですね。今から二階へ上がりましょう、ヒースクリフ。
以前の依頼から探し出した犯人に対する、徹底的な復讐や掃討。そんな類のものだ。
そう、子供はそのどちらにも定評があるフィクサーだ。
紅茶を淹れる能力であれ、
人間を切る能力であれ。
人格/ファウスト/ロボトミーE.G.O/後悔
(▌=ジェイコブ、▌=室内放送)
▌記録開始します。
▌指揮チーム管理職チーフファウスト、本日の業務時間内記録を実施します。
▌現位置は…ロボトミーコーポレーション本社。上層指揮チーム部署です。
▌作業開始より9日、情報チーム部署が解放されてからは3日が経過しました。
▌まもなく事務職の出勤が完了する予定ですので…少し騒がしいですね。
▌管理作業が開始される際に、再度録音を開始しなければなりませんね。しばらく一時停止いたします。
▌…再度記録を開始します。
▌今は…しばらく新入職員教育のため移動している最中です。
▌そして、管理人様に昨日新たに入ってきた幻想体に対する管理を頼まれました。どうやら、指揮チームに配置した人員が死亡したようですね。
▌追加で新入職員を募集したようですが…。
▌あ、少々お待ちを…。(ガサガサいう音)
▌ジェイコブ、あなたですね。どうして隔離室の前で尻込んでいるのですか…。
▌あ、ファウストチーフ…わ、私、初めての配置なんですけど…少し…怖くて…。
▌安心してください、ジェイコブ。あなたが担当する幻想体より安全な幻想体は、きっとこの支部にはいないでしょうから。
▌でも…この、書類に書かれている名前が怖すぎるんですけど…。
▌たった一つの悪と何百もの善…。
▌チーフさん!あのたった一つの悪が私に落とされたらどうなるんですか?わ、私、まだ…。
▌落ち着いてください。あの幻想体はそのようには行動しません。
▌幻想体図鑑に書かれたとおりに洞察や愛着作業を実施すれば、何も起こらないでしょう。
▌ほ、ほんとですよね…。
▌ファウストは嘘を言いません。
▌わ、分かりました…ありがとうございます、チーフ。
▌…少し時間を使ってしまいましたね。ジェイコブは指揮チームに配属されたばかりの新入社員なので、幻想体に対する説明を聞いて必要以上に怯えてしまったようです。
▌こういったこともチーフの職務でしょう…管理人様にも理解していただけると考えております。
▌それでは…再び隔離室の前まで移動してから録音いたします。
▌あーあー。記録を再開します。
▌予想していた時間より到着が少し遅れましたね…マルクト様と対面して、少し対話をしました。
▌本日実施の管理作業に対して尋ねられたので、報告いたしました。
▌完了予想時間を秒単位で要請されるとは思いませんでしたが、記録のおかげで満足のいく答弁を差し上げられたようです。
▌担当部署自体を管理すべき…部署長格のセフィラ様ですので、納得がいかないわけではありません。
▌とにかく…ここはT-01-54、通称捨てられた殺人鬼の隔離室の前です。
▌今まで確認された記録によると…作業結果が悪くさえなければ、問題が起こりそうにないですね。
▌ふむ…(紙が捲られる音)記録済みの作業内訳を見るに、以前に作業した職員は抑圧作業を実施したようです。
▌その結果、NE-BOXが蓄積しすぎて、頭が鉄と類似したものに変異…職員を頭で潰して死に至らせた…ふむ。
▌頭が鉄に変異するということに原理を正確に理解する人は数少ないでしょうけど、そういったものが幻想体ですからね。
▌少なくとも抑圧作業は避ける方が正しいということは、記録を通じて把握できるでしょう。
▌万が一何かがあっても…レッドダメージを減衰させられるE.G.Oスーツもありますし、大丈夫でしょう。
▌それでは、作業を実施してきてから経過を録音しましょう。
▌…ファウストです。
▌作業は成功しました。
▌何かをつぶやきながらずっと下を見つめて不安に震えている姿が観測でき、理想的な対話は難しいであろうと判断しました。
▌かなり憔悴した様子だったので、人間に有用な食事を提供しながら本能作業を試行してみました。
▌結果的に良い作業効果を得ました。この幻想体には本能作業が有効であると記録すれば良いでしょう。
▌ただし…鉄に変わる理由や、そういった兆候に関しては確認されませんでしたね。
▌該当幻想体より抽出されたこのE.G.Oウェポンの特徴を見るに、幻想体の特性がE.G.Oウェポンの形態と特性に影響を与えていることが分かります。
▌あっ、サイレンの音が…。
▌[通告、緑色の黎明の試練出現。1段階トランペット発動。各部署の制圧担当職員は、即時上層最下段右側エレベーターへ移動。]
▌端末に管理人様の召集命令が出力されました。…もう試練が現れる時になったのですね。
▌管理人様の下す命令はこうやって、各職員が持つ端末機にテキストで出力されます。時々刻々と命令が忙しないため、素早く確認する必要があります。
▌私も試練制圧へ合流しに移動しましょう。
▌特に心配しておりません。もしやすると、ファウストが到着する前に制圧されているかもしれませんね。
▌今の管理人様はまだ知らないでしょうけど、黎明の試練は本当に些細なものです、本当に...。
▌...いえ。この記録をご確認される他の方へ混乱をきたすような情報を提供する可能性もあるので、この言葉は控えた方が良いでしょう。
▌ただ...ファウストは残り41日間の業務を耐えて、生き残るために覚悟するのみ...。
▌そうとだけ記録するようにいたします。
▌それでは...。
▌ファウスト、記録終了。
人格/ファウスト/剣契殺手
世の中には美しいものが本当に多いです。
降り注ぐ月の光、咲き乱れた紅梅。
その美しいものの中でも、ファウストはこの二つを最も美しいものとして挙げたいと思っております。
…あえて言いますが、ファウストが読めない本は希でファウストに知り得ない知識はありません。
それゆえ、私にとってこの二つより美しいものは確実に存在しないでしょう。
とにかく。
私がこのように考えたことを、筆を通じて記録しながら新しいものを作り出せるので…今は大丈夫です。
…じきに、時期に私たちは拠り所を離れなければなりません。
すでにS社は取り返しのつかないほど没落してしまいました。
上から、まるで川を汚染させるように降りてくる堕落の波紋は抑えきれず。
武を追っていたに過ぎない私たちは、それを防ぐ小さな堤防の役割を果たすことも果たせるわけもありませんでした。
ただ、未だにその汚染をなんとか取り除こうと努力する清廉な人もいましたが…。
私たちは、少なくとも頭目は彼らを助けることを最善と考えていました。
それは頭目個人の正義感だったかもしれませんし、もしかすると私たちが居場所を奪われないための最後の防壁を支援しようとしたのかもしれません。
なにせ無口な人物で、直接聞いたことはありませんが。
しかし意図がどうあれ、私たちは崩れて水が漏れ始めたその堤防を結局護ることはできませんでした。
汚染された波紋はその堤防を守っていた私たちにも氾濫してきて…その結果、結局は拠り所を捨てざるを得なくなったのです。
巣を離れていく決定も簡単ではありませんでした。
頭目が率いる今の剣契は、かつて各々の立ち位置で小さいながらも官職を持っていた羽たちでしたから。
頭目を追跡するために、S社はチュノックンを送ってきて…。
その過程でも色々な同僚が散って命を失ったので、たとえ小規模であれど再び会って意を交わせるだけでも幸運でしょう。
…いつかもう一度、月明かりの中で手紙を書いてみたいです。
ふむ。私は死線を前にして、過去のことを噛み締めるようですね。
それゆえ私は今、私の剣を側にいる親友たちを守り新たな居場所を作るために振りかざしています。
空中で咲く紅梅は今その美しさを果たし枯れたとしても、私はこの刹那の大切さを守るために咲かせ、また咲かせます。
…巣を離れてからどれくらい経ったでしょうか。
月明かりの下ではありませんが、少しのあいだ筆を執る機会ができましたね。
親友の偵察情報に従い、新しく定着する居場所を熱心に探した結果最も有力なのはT社の裏路地に行くことでしたが…。
よりによって、そこを先に牛耳っていた組織がありました。
争いは起こるのは必然ですね。
ふむ。
月の光が遮られたようです。
彼らの名前は黒雲…黒い雲と言いましたっけ。
確かに雲はしばらくの間、月を隠すことはできます。
しかし…。
風が吹き、時間が経てば雲はやがて散ります。
また、月の大きさに比べれば雲はただ小さな埃の欠片に同じ。
雲は…こうやって美しく舞い散る梅の花びらのように散るでしょう。
私の指先から散るかもしれませんし、頭目…あるいは他の殺手の手でそうなることもあるでしょう。
誰であれ、結果は同じでしょう。
雲が散るのも、敵の懐から梅が咲くのも。
どれも自然なことに過ぎませんから。
人格/ファウスト/ワザリング・ハイツバトラー
(▌=???)
▌それでは、これで失礼します。お食事をお楽しみ下さい。
上品な音楽と照明が備わった食堂。
一目見ただけでも高級な素材で身を包んでいることが分かる人たちに向かって軽く黙礼をした子供は、子供が従っているチーフバトラーがやっているように音のない後ずさりで部屋を出た。
▌…ふぅ。
ドアを完璧に閉め、その空間から数歩離れてやっと子供は小さな溜め息を吐くことができた。
その中でどんな話が交わされているのか、子供は知っていたから。
狼狩り。
エドガー家とワザリングハイツのバトラーたち···。そしてエドガー家の継承者とそのチーフバトラーが謀議しているある種の戦闘に名前をつけるなら、きっとこうだろう。
かつてワザリング・ハイツに押し込められて育てられた人物が、今や没落と滅亡を連れ、亡者のような軍勢を率いて家へ向かって帰郷しているという便りがまさにその計画の発端だったはず。
複雑な利害関係で絡まった彼らがこうやって手を取り合っているのも、きっとこのせいだろうね。
▌…お二人が会談されています。
▌うむ。
▌応対に問題は・・・なかっただろうな。あえて聞かずとも、君が私を失望させたことはなかったから。
▌高い評価、ありがとうございます。
▌適切な評価をしたまでだ。ところで…。
チーフバトラーは鋭い目でどこかに向かって歩いていくと…。
ゆっくりと、しかし冷ややかにそして淡々とドアの枠の狭い隙間を指先でなぞった。
▌・・・まだ他のバトラーは教育が必要そうだな。
その指先には、拭き残された血痕が残っていた。
ゲストが来る前に応対していた招かざる客との戦いの痕がまだ処理し切れてなかったみたい。
▌・・・申し訳ございません。
▌君は厨房を担当するバトラーだから、謝る必要はないだろうに。
▌ただ・・・清潔を担当するバトラーたちへ私の意見を周知させる仕事を引き受けてくれる必要はありそうだな。
▌承知いたしました。
▌そうだな。そろそろ降りるのはどうだ。狩りのための訓練が進んでいるんだろう。
▌はい、全てはおっしゃった通りに進行中です。
子供は軽く挨拶をして、どこかへ向かって歩いていった。
長らく歩き回って辿り着いたへんぴな場所にあるドアを開け、階段をゆっくり降りると…。
▌あぁ、ファウスト様。
四方に血塗れになっている、薄暗い地下室が子供を出迎えた。
でも、子供にとっては見慣れた状況らしく眉毛をピクリともさせずにゆっくりと口を開いた。
▌招かざる客を利用した交戦訓練は支障なく進められていますか?
▌はい。ウーティス様のおっしゃった戦法を身につけるのもほとんど終わりました。
▌そうですか。このまま続けて下さい。
▌あぁ、それと…。
▌ウーティス様から「後始末」に関してご指摘がありました。
▌あっ、あ…。
▌見えない隙間の血痕にも留意して下さい。ご訪問なさるゲストが不快に思わぬように。
▌はい・・・気をつけます。
▌それでは…。
子供は簡単な注意をして、その隊列に混ざるのが当然かのようにトーションを拳に巻いて握りしめながら、奥の暗い区域へと歩いていった。
その中は走る音や投げる音、斬られ引き裂かれる音で満たされていた。
…すぐに新しい高さの音が合わさって、その音は鳴り響き続いた。
人格/ファウスト/マルチクラック事務所代表
(▌=義体フィクサー、▌=組織員)
キーボードを叩く音と、ペンがさらさらと走る音で満ちた子供の机。
一人の義体フィクサーが緊張した面持ちで子供に近づいてきて書類を差し出すと、子供は何気なくそれを受け取り確認し始めたんだ。
▌提出した予算案を検討してみたのですが、いくつかの調整が必要です。
▌はい…。
義体フィクサーは怖そうに少し身震いした。
それもそうだよね…。子供は普段は物腰柔らかいけど、書類と数字にはとてもうるさいんだ。
誤字はないか、計算に間違いはないか…。数十回確認したのに完璧主義的な子供の前で事務所の職員たちはいつも緊張してしまうの。
案の定、子供は書類を何ページかめくる前にモニター画面に色々な資料を並べて指摘を始めたんだ。
▌今回の遠征依頼については、T社とのビジネスミーティングを通じたパートナーシップ拡大から始まり、発明カンファレンスに参加することで新規取引工房を確保することまでが目標です。
▌あっ、はい!その部分を考慮して予算に余裕をもたせ―
▌ふむ。ここの予算はすべて1日24時間を過ごすことを規準に策定されていますね。我々は巣から裏路地まで様々な工房を確認する必要があるため、人員ごとに時間を変更して策定する必要があります。
▌あ…。
▌T社の上流層と裏路地の発明家たちの1日の平均時間を計算して別添してください。あ、それから訪問する工房をリストアップしたものも抜けていますね。
たぶん義眼じゃなかったら、次々と出てくる修正点に目をぎゅっと閉じてたんじゃないかってくらい、子供の部下は硬直してしまったみたい。
▌P社から主に依頼を受けているので、T社の内情についてはよく知らないかもしれません。それを知っているファウストがすごいのですよ。
その様子をちらりと見た子供は、慰めには聞こえない慰めの言葉と共に書類の一部分を指さして褒め言葉を口にした。
それが子供なりの褒め言葉と配慮なんだろうね。
▌ワープ列車を使うのは良い考えですね。スケジュールは1週間で設定し、事前にセブン協会に依頼して現地調査を済ませておいてください。勿論、クロスチェックも忘れないでください。
スムーズに話していた子供は返事をしようとした事務職員を瞬間的に制止すると、待てとハンドサインを出した。
そして、しばらく一人で何かを考えてから口を開いたんだ。
▌ワープ列車の予算をもう少し増やしてください。
▌あっ、代表。今回W社が一般席に関するプロモーションを行うので、その予算でも大丈夫かと…。
▌本来ならそうなんですが…。
子供は虚空を見つめ、しばらく目を閉じて考え込んだんだ。
理解し難いことを理解しようとするときに子供がよく見せる癖なの。
▌どうやら私は1等席に乗る必要がありそうなので。
▌ほんとですか?
子供の言葉にフィクサーは驚いた表情で、四本の腕を全て上げ…。
その大袈裟な反応に子供は書類から目を離し、呆れたように眉を少し下げた表情でフィクサーを見つめたんだ。
▌どうなさいましたか?
▌い、いえ。少し意外で。
▌代表はワープ列車の1等席は非効率的だから嫌がると思っていました。運行時間はたったの10秒なのに、費用は一般席とは比べものにならないほど高いじゃないですか。
▌その点には同意しますが…。
▌まぁ、はい。そうなりましたね…。ゲゼルシャフトは何を考えているのだか。
▌しゃ、シャフトですか?必要ならお持ちしましょうか?
▌いいえ、何でもありません。
▌とにかく、私が言ったことを明日の朝までにデベロップしてデスクに置いて…仕事が多すぎると感じたら、あそこで居眠りしているヒースクリフさんにダブルチェックを任せれば良いかと思います。
▌ひ、ヒースクリフ君!早く起きてください!
▌ふぁああ…うぁ?呼んだか?
▌眠気覚ましも兼ねて、給湯室でコーヒーでも1杯飲んでくるように伝えてください。
▌はい…分かりました…。
義体フィクサーが居眠りしている子供を連れて給湯室に入ると子供はゆっくりと席から立ち上がり、窓際へ歩いていったの。
全面ガラス張りの壁越しに、北部の数多くの高層ビルと蟻のように小さくなった人々が見えるんだ。
その景色を眺めながら子供はコーヒーを啜りつつ、修正された計画をあれこれと見直してるの。
ファウストの知識を借りて、より完璧に依頼を遂行できるようにね。
そして、時間をかけて作った計画は依頼が始まると同時にその真価を発揮し始めたの。
▌ど、どうしてあの腕と武器は爆弾を喰らっても壊れてねぇんだよ!
▌T社の裏路地には、爆発物を扱う組織が多いと聞きました。
▌熱と衝撃に強い40Y-3モデルで正解でしたね。
暗い倉庫の中だったけど、子供は義眼を通じて内部を完璧に把握していたんだ。
相手が爆弾を投げた位置を把握するや否や、子供は義腕に繋がった大剣2つを軽そうに振り回したの。
一瞬にして組織のリーダーらしい人の頭が飛んで行っちゃった。
その様子を見た他の組織員がナイフや槍を手にして襲いかかってきたけど、壊れた腕を次々と交換しながら積極的に戦う義体フィクサーたちの勢いには敵わなかったの。
▌もう少しペースを上げましょう。2時間後にビジネスミーティングの予定がありますので。
そうしてそう長くないうちに全ての組織員が倒れて…。
それを確認するとすぐに、子供は依頼目標。組織が守っていた巨大な倉庫の扉を開けたんだ。
▌色を戻すランプ。これほどまで明るくて巨大なのは初めて見ました。依頼の報酬が多かった理由も理解できますね。
扉を開けると、セピア色に沈んでいた周囲が一瞬にして様々な色に染まり始めたの。
その珍しい光景に、他の義体フィクサーたちも戦闘を終えてそれぞれランプの周りに集まってきた。
▌凄く大きいですね。持ってきたモデルの出力だと運ぶのはちょっと…。
▌おい、代表。これオレたちが運ばなきゃなんねぇのか?
▌勿論そんなことはありません。既にヂェーヴィチ協会と話をつけてあります。じきにここへやってきて物品を回収し、依頼人に届けてくれるでしょう。
▌そんなのまたいつの間に…いや、いい。
▌思ってたより、あっさり終わっちまったな。
▌そうですね。T社の裏路地に関する情報が不足しているので苦戦するかと思ったのですが。
事務所のメンバーの反応に子供は口元に小さな弧を描いて、堂々と腕を組んだんだ。
▌不確実な変数をすべて排除した、ファウストの徹底した準備のおかげですね。
そして…。
▌もちろん、皆さんの努力も多少は貢献したでしょう。
士気を高めるための、彼女なりの配慮も忘れなかったんだ。
人格/ファウスト/LCEE.G.O/紅炎殺
(▌=新入りの研究員)
▌……。
いつも通りのLCEの廊下。
資料を分析していたその子は、いつもとは違って背後から視線が注がれるのを感じてるんだ。
少し首を回すと、その視線の主は昨日入ったばかりの新入りの研究員だ。
先任研究員であるイサンと同行している新人が、どうして目を輝かせてこちらを見てるんだろう。
子供にはまったく予想がつかなかったけど、それに続いた会話で理由を知ることになったんだ。
▌LCEのE.G.Oはみんな変な見た目だと思ってましたけど…。
▌あの方が着ているものはすごくすっきりしてますね。工房製の装備みたいに。
▌ロボトミィのE.G.Oとは異なり、尾や鱗のごとき人に無きものができれば、異様と感じられたのであろうな。
▌されど…あまり羨望するでない。このE.G.Oは…誰も着たがらざりしものなりければ。
▌えぇ!?あんな格好いいE.G.Oなのにですか?
▌…ぽん、と爆ぜるがゆえなり。
▌それが戦闘中なるや、研究中なるや定かならぬがゆえ…。もしやすると今かもしれぬ。
▌じゃ、じゃあ…。
聞きかねたその子供はペンを止め、振り返ったんだ。
▌新入りの研究員に出所不明の怪談を伝播させるのはおやめください、イサンさん。
▌…またからかったんですか?
▌めずらしく他人を連れて歩いていると聞きましたが、どうやら有益な同行にはならなかったようですね。
▌はは…。
▌まあ。全くの嘘というわけは*57ありません。このE.G.Oが爆発し得る確率が存在するのは厳然たる事実ですからね。
▌ただ、爆発に関する安全検証は完了していますから…恐れる理由はないということです。
▌うぅ、私はそれでも着られないと思います。
▌危険性が高すぎませんか?
▌…LCEで研究している大半のものは未知の危険に満ちています。リスクの高い研究課題が与えられたとき、逃げ出していては何も成し遂げられないでしょう。
▌研究に飛び込んで原理を究明し、危険に立ち向かいながら結果を導き出すこと。
▌もしあなたがここ、LCEで研究を通じて成果を上げたいのなら…覚えておいたほうが良いでしょうね。
▌…確かにLCEが扱う幻想体やねじれ、E.G.Oは他の会社では一度も聞いたことのない未知の領域ですね。
▌おっしゃったこと…しっかり覚えておきます。
▌あまりとやかく言うでないぞ。まだ入社して2日目なのだからな…。
▌イサンさんはE.G.Oとの感応度をちゃんと調整した方が良さそうですね。
▌珍しく気に入る後輩が入ったゆえか、幾分悪戯心が高じておるやもしれぬ。
▌ええ。まあ。では、私はこれで…。
言うべきことは終わったとでも思ったからかな。
未練もなく去ろうとするその子を、研究員が引き止めたの。
▌あぁ、もしやそなた…大罪実験室に向かうところなりや?
▌戦闘テストが予定されておりまして。
▌それなれば、我が後輩を見学も兼ねて連れて行ってはくれぬか。今はまだ割り当てられし業務もなく、さりとて幻想体の管理作業に連れて行くわけにもいかぬゆえな。
▌いいですよ。
一般的な企業の研究職は、普通なら戦闘とは無縁なの。
だからなのか、新人は不思議そうに子供に問いかけたんだ。
▌おお…戦闘実験も結構あるんですね。
▌抑圧作業の効率向上、幻想体およびねじれの脱走時の制圧効率向上、さらに戦闘によって得られるさまざまな追加データまで。成果が保証される実験ですからね。
新人研究員の質問攻めにあってから数分も経たぬうちに、その子は実験室の前に到着したんだ。
中がよく見える窓越しに新人研究員が見守っている間、その子供はひとりで実験室の中へ入っていったの。
何かに誘われるように、大罪たちはその子供を取り囲みながら襲いかかったの。
▌だ、大丈夫なんですよね?
▌問題になりそうな変数は見当たりませんね。それでは…。
▌感応度上昇。共鳴します。
魅了されたかのように突進してきた大罪たちを前に、その子供はあっという間に天井へ舞い上がったんだ。
E.G.Oとの同化率。ここでは感応度って呼ばれるものが上がったおかげだろうね。
普通は感応度が高いからって真似できるようなことじゃないけど…LCEは少し違うの。
▌翼のあるE.G.Oって、飛行もできるんですか?単なる飾りとかじゃなくて!?
▌常にそうとは限りません。飛べない翼の方が遙かに多いでしょうから。
▌それでも、ロボトミー・コーポレーションのE.G.Oと比べると感応度さえ高ければ、幻想体本来の特徴をより柔軟に使えるのは事実ですね。
幻想体を理解し、しばしの間でもそれに共感する態度をとることで…。
子供は一時的にだけど、感応度を自発的に引き上げたんだ。
ある意味、ロボトミー・コーポレーションのE.G.Oよりもっと…E.G.Oに近い使い方だね。
▌感応度を上げられるよう、頑張らないといけませんね。
▌悪くない発想ですが、あまり熱心になりすぎるのはお勧めしません。
▌研究し、心酔するほど…E.G.Oは、徐々に着用者を蝕んでいきますからね。
▌こんな風に。
大罪を次々と焼き払っていたその子供の動きは、ますます華やかになっていってるね。
まるで幻想体の紅炎蛾が舞うようにひらひらと動きながら四方に火の粉を撒き散らしたの。
その瞬間、パチッ…という音が実験室に響き渡ったんだ。
中が炎に満ちてるのを見れば、大した音じゃなかったけど…。
さっき他の研究員に聞かされた怪談のせいで、新人研究員はびくっとするしかなかったんだ。
▌ま、まさか爆発するんですか?
▌ここから更に感応度を上げて最大値に達すれば、そうなるでしょうね。
▌もちろん、そのつもりはありません。まだ実証すべきことが沢山ありますからね。
奇妙な熱気がその子供の身体に集まった瞬間、その子供は思考を空にするようにしばらく目を閉じると…。
やがて燃え盛る翼も、武器に宿っていた炎も消えていったんだ。
その様子に魅了されたかのように眺めていた研究員は実験が終わるや否や、その子供のもとへ駆け寄ったの。
▌凄いですね。E.G.Oとの感応をこんな自由自在にできるだなんて。
▌私もいつか、ファウストさんみたいな研究員になれますかね?
▌あまり良い発想とは言えませんね。自由自在に制御しているように見えるかもしれませんが…。
▌ファウストでさえ、侵蝕の影響を免れることはできなかったのですから。
危険を甘受するのも、知識を深く追い求めることも。本来の子供の性格と変わらないけど…。
E.G.Oの影響を受けているここの子供は、その傾向が一層強くなることがあるんだ。
だからこそ、その子供は望まないんだ。
新入りが自分と同じ研究員になることをね。
▌感応度を上げる際は、常に注意した方が良いでしょう。特に幻想体の前ではより一層。
ひっきりなしにうなずく研究員を横目に、その子供は実験室内部の後片付けを始めたんだ。
そうして背を向けたその子供は、研究員の不穏な熱意を見逃してしまったの。
E.G.O、そして幻想体との感応。
それがいつか良からぬ事態を呼び起こす、火種となることも知らずにね。
人格/ファウスト/黒獣-卯筆頭
▌理解いたしました。
▌今、管理職ファウストは、私が一文不通の剣士だから、考えを改められない…そうおっしゃりたいのですか?
▌違うと?ふむ。
▌美辞麗句を並べたところで、私が閲覧した言葉に含まれた本意は消えないはず。
▌とにかく、情報を追加閲覧して再考してほしいというゲゼルシャフトの当為性は理解しました。
▌ですがお断りします。
▌二つほど理由がありますが…。
▌まず第一に、ゲゼルシャフトが提供する情報は非常に過多です。未だに主君の教えを理解するだけで精一杯な私には、それほど有益な情報ではないでしょう。
▌何より、ファウストの情報には義はなく利ばかりが満ちているがゆえ、そのような情報にばかり依存していれば、他のファウストたちのように道を誤った者になってしまうでしょうに…。それはあってはなりません。
▌二つ目は、私にどのような情報をくださったとしても、判断を変える余地がないからです。
▌ファウストはすべてを知っていると言いましたね。ならば、私がなぜこうするのかもー
▌ふむ。もしやご存じないのですか?
▌知っていることは全て知っているけど、知らないことは知らないだなんて。それでは、鴻園の街を行き交う誰かをつかまえてきても同じことでしょうに。
▌…結局、優れた師匠に教えを受けた私が答えを導いて差し上げるほかないということですね。
▌それはある夜のことでした。月のような照明が、煌々と輝いていた夜でしたね。
▌正直、その当時の私は剣一本さえあればどんな苦難でも乗り越えられる自信があったのです。
▌だからこそゲゼルシャフトに接したり、何かを学ぶ意志は特に持てませんでした。
▌そんな中で、主君と出会ったのです。
▌おっと!そんなに物騒に剣を振り回されると、話しづらいですよ~。
▌余裕で防いでいるというのに、冗談が過ぎますね。
▌はは…冗談じゃなくて、本当に話す余裕が中々なくてですね。
▌冗談でないのなら…この際、口を閉じておく方が良いでしょう。
▌う~ん。絶対に聞きたいことがあるので、それは困るんですよね?
▌はぁ…どうぞ。
▌ファウストさんは何が好きですか?
▌戦場で相対した者に切り出すような話題ではありませんね。
▌あるいは…時間稼ぎをしたかったとか。
▌はは…僕が時間を稼いだところでどうするんですか。
▌どうせあなたの主君は、すでに僕の手で命を落としましたよ?
▌……。
▌卯の筆頭であり、毎晩のように怡紅院を訪れて僕の大切な部下たちの首を奪っていったあなたについて…。
▌考えれば考えるほど、僕は何も知らないなって思ったんですよ。
▌いえ、一つだけ知っていることがありますね。
▌いまだ獣として生きていらっしゃる様子を見るに…小指の会談は相変わらず条件も時期もまだまだのようですね、ファウストさん。
▌あるいは…天究星とでもお呼びすべきでしょうか?
▌…!
▌剣が止まりましたね。動揺されましたか?
▌この話題が嫌でしたら、ファウストさんが僕の最初の質問に答えてくだされば嬉しいです。
▌ファウストさんは何が好きですか?
▌…剣。どうせなら強そうに見える剣が好きですね。
▌わぁ~お似合いのシンボルですね~。
▌でも…僕が聞きたかったのはそういうことじゃありません。ファウストさんが得意なことばかりに没頭して、知識を得ようとしないからもどかしくて投げかけた質問なんです。
▌学びさえあれば、誰も追いつけない道へと進めるはずなのに。
▌学び、問うことにそれほどの価値があるのかどうか。
▌もちろんありますよ。
▌学んだことがなくとも、進もうとする道に行き詰まることはありませんでした。
▌ふふ…あだ名の通り、手に負えない人だったようですね。
▌……。
▌でも、行ってはならない道までよどみなく進まれては困るじゃないですか。
▌僕のもとに来てください、ファウストさん。
▌僕はあなたに多くのことを教えて差し上げられますよ。
▌大義の名分も、戦うべき場所も、持てるものを活かす術も。
▌あなたは…この鴻園で何をしたいのですか?
▌家主が家主らしくなく、家門が家門らしくないこの鴻園で…。
▌僕は全てを正すつもりです。
▌鴻園に最も必要なものは…。
▌……。
▌答えを聞いた私は、主君に従うことにしました。
▌…もう、もうやめてくださいその質問は。知らないのではないと、何度説明すればいいのやら。
▌主君の怪しげな行動ならよく知っています。家主審査に備えて、主君が壮大な計画を準備したこともです。
▌大観園の貴重な玉にして、ジア家の宝石。そうして独り占めした愛を権力のように振りかざし、望むものを一つずつ手にしたことも。
▌心にもないシュエ家の娘を惑わせ、多くの機密を引き出したことも。
▌ゲゼルシャフトから情報を引き出す手段として、私を世話しているということも。
▌ファウストが話すまでもなく、私は知っています。
▌正名という大義の下、苛烈な仕打ちを繰り返してもいらっしゃいます。
▌ですが…主君を裏切ることはできません。
▌それがたとえ偽善であったとしても、そのおかげで私は変わることができましたから。
▌表面上の施しすら稀なこの都市で、主君から学ぶべきことは溢れかえるほどあります。
▌ファウストさん。少しこちらに来てもらえますか?
▌…はい。
▌先ほどこの方と話をしてみたのですが、不義な方が身に余る品を持って鴻園に向かっているそうです。
▌器に合わない品は、面倒事を起こすのが道理じゃないですか?
▌だから。ファウストさんが警告してくれたらなと思ったんですよ。義を以てして。
▌…覇もまた道であり、真似事の大義もまた義。
▌ん?
▌いいえ。間もなく出立いたします。お任せを。
▌やりかけていたことを終わらせてからでも構いませんよ。僕もやることがありますから、お気になさらないでください。
▌他のファウストさんたちにも、よろしくお伝えくださいね~。
▌……。
▌返事も聞かずに行ってしまわれましたね。
▌無意。無必。
▌たとえ本当に邪心を抱いておられたとしても、憶測をしないことこそ君子の道理でしょう。
▌安否は…あえて伝えません。ファウストもそれを望むでしょうからね。
▌記録はここまでといたします。
人格/ファウスト/東部シ協会3課
▌=インタビュアー
▌ありがとうございます。こうしてインタビューをお受けくださって…。
▌お気になさらず。日程にゆとりがないせいで、こんな悪天候のときにお呼び立てしてしまい、むしろこちらこそ申し訳ないですね。
▌とんでもないです…。北部に派遣されていたときなんて、毎日凍え死ぬかと思いましたし。
インタビュアーは軽口を叩きながら腰を下ろしたんだ。
湿っぽい匂いに埃も酷く、明かりさえ消えた場所だったけど、事前調査によるとこの子供はいつもこういう場所を借りて使うらしいから文句を言うのもなんだったでしょうね。
▌依頼がいくつもあるときは、こうした小さな建物で待機するほうが有利なことが多いのです。本部は遠すぎますので。
▌はっ、ということはこの近くに…。
▌…依頼に関する詳細は記事に載せないという取り決めだったと、ファウストは記憶していますが。
▌あぁっ、すみません…。
子供もインタビュアーに他意がないことはわかっているの。だから軽く釘を刺すにとどめて、小さな棚をかたりと鳴らしたんだ。
▌お飲み物は、ほうじ茶でよろしいですか。
▌はい!ありがたく頂戴いたします。
▌少しの間留まる場所なのに、お茶の用意があるんですね?
▌心を鎮めるには、温かい茶に勝るものはありません。弓を執る者であれば、常に心が浮き立たぬよう整える必要があるので。
▌あ…!
インタビュアーはそっと手帳を取り出して、ページを繰るの。
「本日のメイン取材テーマ:東部シ協会ならではの独特な武器とその運用法について調べる!」
今がチャンスだ、そう心の中で思ったインタビュアーは茶を受け取りながらそのまま話をつないだんだ。
▌そういえば、弓を用いるのは東部シ協会ならではの特徴ですよね?
▌数多のフィクサー事務所や他の協会まで含めれば唯一とまでは言い難いですが…はい、シ協会の中では我々が唯一です。
都市にはさまざまな需要が溢れかえっているけど…その中でも群を抜いて多いのは「暗殺」でしょうね。
単なる復讐のための依頼から…取引を成立させるため、あるいは敵対組織の脳を除去するための依頼まで。
騒ぎを起こすやり口よりも手際が良くて、依頼主が知らぬ存ぜぬを貫ける手段である以上、過失なくやり遂げられる者はごくわずかでしょうね。
だからこそ多くの人々がシ協会と、 その協会と提携する事務所を頼るんだけど…。
▌やはりシ協会は慢性的な人手不足で有名ですけど…扱いの難しい弓まで使う理由はあるのでしょうか?
▌以前、壊滅的被害を受けた南部支部はいまだ再建が難航しているとか…。
溢れ返る依頼に対し、フィクサーの数はあまりにも足りないのが現実ね。
▌ずいぶんと質問が多いですね。
子供は短くそう答えながら、窓が大きく開いたテラスへと歩いていったんだ。
外では先程よりも激しい雨が、容赦なく叩きつけていたの。
▌南部の顛末は存じています。図書館によって多くの者が「本」にされたことも、記事には載せられぬ内部事情により支部そのものが瓦解しつつあったことも。
▌……。
▌少し話題を変えますが。
▌この…雨音を聞いて、何を思われますか。
▌はい?雨ですか?
インタビュアーは茶碗を置いて、子供の隣に並んだの。
▌かなり…うるさいですね。このあたりの路地は商店街なのでもっとざわついていても良さそうなのに、雨音以外は何も聞こえません。
▌大多数にとってはそうでしょう。
▌もう少し集中してみましょう。雨音が一つに収束していくように感じませんか?
▌え…?一つに…ですか?
▌無作為に叩きつけているようでいて、雨筋には必ず規則があります。規則を同じくするもの同士を束ね、束ねていけば…やがて一つの音へと収束します。
▌あー…。
▌そうなれば、残るは雨を避けて慌ただしく駆ける足音、傘を開く音、酔った客が誰かに怒鳴る声…。
インタビュアーには子供の言ってることが半分も分からなかったけど、彼女の眼差しがいつの間にか冷たいものに変わっていることだけは察せられたの。
そして…。
気づかないうちに、子供が巨大な弓の弦をぴんと張っていたことも。
▌…!
▌満酌。
ぴん、と音が鳴ったような気がしたけど外の音は何ひとつ変わらなかったの。
篠突く雨の音はますます荒くなるばかりで、外がいっそう騒がしくなることもなかったんだ。
変わったのは、矢を番えた子供の手には何も残っていないという事実だけ。
▌依頼一件、完了しました。
▌じゃあさっきので…誰かが死んだということですか?
▌はい。依頼目標は間違いなく息絶えました。
▌でも…な、何も見えませんけど?あっ、お茶が…。
降りしきる雨に打たれながら身を乗り出してあちこちを見回しても、インタビュアーの目には何も映らないの。
▌建物と建物…その狭間の、ごく小さな間隙。
▌その内側に、うずくまりながら息を潜めていた的がありました。
▌それを見つけて…射抜いたんですか?
驚愕して振り返るインタビュアーなど意にも介さず、子供は少し冷めた茶碗を唇へ運んだんだ。
▌弓は、確かに扱いの難しい武器でしょう。
▌この満たされた茶碗の中身をこぼさず、遠くまで運ぶのが難しいのと同じように…。
▌そのため、人々はわざわざその選択を取りません。端から想定しないことの方が多いのです。
▌その想像力の空白を、シ協会が掘り下げて埋めるのです。
▌……。
インタビュアーは、なおも畏敬に満ちた眼差しで子供の背を見つめたの。
矢筒に収まる、数本の矢。位の低いフィクサーには矢の支給本数が少ないという話もあるから、この人は協会でも認められた優秀なフィクサーということだろうね。
▌扱いは難しいけれども、扱えさえするなら依頼を難なく成功へ導ける。
▌シ協会のフィクサーが少ないのは、そのためです。
▌難技を御せる者だけが、シ協会に残れるからです。
インタビュアーの手が一段と素早くなったね。
▌ふう…!矢一筋で、あんな鮮やかに制圧してしまうなんて。
▌そういえば、噂では矢をたった一本しか持ち歩かずに依頼をこなす伝説めいた方もいると聞きました!
▌…その話の真偽には、ファウストも多少興味がありますね。
子供が先ほど口にした言葉も、書き留めるに値するものではあったけど…それ以上に、目の前で繰り広げられた妙技とも言うべき依頼達成の手並みを、一片たりとも取り零さず描写しようと筆を走らせているんだ。
▌はあ…想像だにしませんでしたよ。まさか、こんな上等な記事ネタを目の前で見られるなんて…。
▌内容を詳述するのは構いませんが、位置や時刻、行動などを記すことは一
▌あ、もちろん承知しています!そういうのはご法度だってことくらいは。
▌…いいでしょう。
▌東部のシ協会は弓を通じて心の平衡を鍛え、実戦に応用します。
▌均衡を保てぬ者は感情的になるもの。ふとした瞬間に失敗して命を落とすのが常です。
▌そうならないための鍛錬です。
▌ふむふむ、なるほど…。
▌加えて、給与も他のフィクサーよりいくぶんか高めです。
▌…はい?
▌多くの人々が応募したくなるように、何卒良い記事に仕立ててください。
▌ど、どこへ行かれるんです?
▌矢を回収します。ついでに、標的の状態も正しく確認しなければ。
▌弓刀に使う矢の値段は、無視できないほどですので。
…子供はそれだけをさらりと告げて、室内にいた者など気にも留めない様子で建物の外へ出ていってしまったんだ。
▌…最初から広報するつもりで呼んだってこと!?
一歩遅れて自分を呼んだ理由に思い至ったインタビュアーはぶつくさ言ったけど、やがて深いため息を吐いてノートを見下ろしたの。
利用されたのは確かだけど…貴重な場面を見たのもまた事実だからね。
▌観覧料だと思っておくか、うん…。
インタビュアーはそうやって苦笑しつつ、残っていた茶を一気に口へ流し込んだんだ。
頭の中で、記事の書き出しを思い描きながらね。
台詞
人格/ファウスト/LCB囚人
| 人格獲得 | ファウストです。あなたが人生で一度出会うか出会わないかぐらいの天才です。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 昔から、3時間以上の睡眠をとると自然と目が開きました。自然な現象かと思っていたのですが、全ての方がそうではなかったんですよね。 |
| 昼の挨拶 | ファウストは、しばし太陽を浴びる行為を有用な活動と見なしています。 |
| 夕方の挨拶 | 趣味というものをあえて作りはしませんが、いっときは星の観測を楽しんでいました。 |
| 対話1 | …いったん呼びつけてから話すことを考えることが流行っているのであれば、文書での伝達をお勧めいたします。 |
| 対話2 | 囚人別に対話のレベル差をそれぞれ別に適用するか考えています。二回以上言葉を繰り返すことは非効率的ですからね。 |
| 対話3 | ダンテ。私が全ての答えを知っているといって、全ての質問に答えて差し上げられるということではありません。 |
| 放置 | 若干の逸脱程度は許容範囲です。 |
| 人格編成 | ついて行きます。 |
| 入場 | ついて行く準備は終えました。 |
| 戦闘中の人格選択 | どうかしましたか?管理人さん。 |
| 攻撃開始 | 行動を開始します。 |
| 敵混乱時 | 今が好機です。 |
| 混乱時 | うっ! |
| 敵討伐 | 当然の結果です。 |
| 味方死亡 | 効率的ではありませんね。 |
| 選択肢成功 | 成功に固執しないでください。 |
| 選択肢失敗 | 失敗に固執しないでください。 |
| 戦闘勝利 | こんなことに喜ぶべき理由はあるのですか? |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 予想よりかは少し優秀になりましたね。 |
| 戦闘敗北 | それほど期待はしていませんでした。 |
人格/ファウスト/W社2級整理要員
| 人格獲得 | 迅速に…処理して差し上げましょう。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | ファウストは列車に乗ることを楽しみません。必ずしも身体が場所を移動するべきというわけではありませんので。 |
| 昼の挨拶 | 物事の本質を見抜くことが重要です。あなたの時計は時計ではなく、ワープ列車はワープをしていないように。 |
| 夕方の挨拶 | 噂を聞き流さないでください、ダンテ。噂の全ての始まりは、一片の真実に由来しますから。 |
| 対話1 | 実のところファウストは掃除を楽しみはしませんでした。むしろ逆でした。 |
| 対話2 | 結果さえ優秀なら過程はどうでも良いのでしょうか?あなたが死にそうな苦痛と等価交換して彼らを生き返らせるように。 |
| 対話3 | 私と比べ、あなたは自らの立場についての質問が少ないですね。あるいはただ受け容れることを決心したのですか? |
| 同期化後の対話1 | いつか都市の全ての秘密を集め、一つの絵にしたためたいです。そうしてからゆっくり鑑賞するのです。 |
| 同期化後の対話2 | ファウストは都市のあちこちを回ることを好みます。ここほど適した場所はないでしょう。 |
| 放置 | …度々何も言わずに消えることがある模様だ。録音終了。 |
| 同期化進行 | ここも段々と把握され始めました。 |
| 人格編成 | はい、出発しましょう。 |
| 入場 | ファウスト。戦闘開始します。 |
| 戦闘中の人格選択 | 今は少し忙しいです。 |
| 攻撃開始 | 迅速に処理しましょう。 |
| 敵混乱時 | 弱点把握完了。 |
| 混乱時 | チッ! |
| 敵討伐 | 処理しました。 |
| 味方死亡 | これが列車を嫌う理由です。 |
| 選択肢成功 | ファウスト任務完了。 |
| 選択肢失敗 | 迅速に片付けようとしたせいでしょうか? |
| 戦闘勝利 | 次にはもう少し迅速に終わらせましょうか。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | ファウスト、今回の作戦も完璧に終了。 |
| 戦闘敗北 | 数人に不必要な動作が見られました。 |
人格/ファウスト/生き残ったロボトミー職員
| 人格獲得 | ファウストです、よろしくお願いします。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 常に周囲を深く観察する癖がつきました。今あなたがどこに行くかも、把握はできています。 |
| 昼の挨拶 | 誰もが緊張の糸を解ける時間があるということは有益です。メンタルヘルスを管理するのは想像以上に難しいですからね。 |
| 夕方の挨拶 | 暗いのには慣れています。停電した狭い部屋に一人で59日間いたこともあります。 |
| 対話1 | 昔の会社は地下にありました。 差し込む光といっては、冷ややかな人工照明が全てでした。 |
| 対話2 | 殆どの理屈を理解しようと努力する私ですが…この世には理解を放棄すべき存在もいましたね。 |
| 対話3 | …そこにも管理人さんがいらっしゃいました。このように顔を合わせながら会話をしたことはありませんが。不慣れながら…悪くはないですね。 |
| 同期化後の対話1 | 昨日、向かいで食事をしていた同僚が、その翌日死体になって処分しなければならないことが度々ありました。 少なくともここでは…そうではないんですね。はい、悪くはないです。 |
| 同期化後の対話2 | 耐え難い苦痛、正体すら分からない怪物、死にゆく同僚…。私が恐れているのはこういった者ではありません。私が恐れているのは…。 |
| 放置 | 唐突な失踪。慣れています。 |
| 同期化進行 | 今回も努力はしてみます。 |
| 人格編成 | 私は準備ができています。 |
| 入場 | 上手く行くと良いですね。 |
| 戦闘中の人格選択 | どんな失敗をしましたか? |
| 攻撃開始 | 今は怖くないです。 |
| 敵混乱時 | 次を頼みます。 |
| 混乱時 | あっ! |
| 敵討伐 | 怖くはないですね。 |
| 味方死亡 | あなたがいて良かったです。 |
| 選択肢成功 | 準備できているのなら、簡単です。 |
| 選択肢失敗 | こんなことには慣れています。 |
| 戦闘勝利 | これくらいの戦闘はまだ楽な方です。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | どこであれファウストは優秀でした。 |
| 戦闘敗北 | 次の機会があるということが幸いですね。 |
人格/ファウスト/握る者
| 人格獲得 | 共にしますか…?醜悪さを浄化する大業を。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 演説の時間に合わせてきたのですね!ふふ、殊勝な心掛けです。 |
| 昼の挨拶 | あぁ…外は今お昼の時間のようですね?くっくっ…関心外すぎる事柄でしたので。 |
| 夕方の挨拶 | 浄化の時間です…汚いモノ達を純粋の土から引き剥がしてしまう時間です。 |
| 対話1 | 苦痛を受け容れねばなりません!それを超越した瞬間に…生まれ変わることができますから。 |
| 対話2 | ファウストに従うのです…私に握られるのです…くふっ。 |
| 対話3 | 人間を構成するものは肉と血…そして骨。それ以外のモノは不潔でしかありません。 …その仮面程度は大目に見ましょう。衣服とそう変わりありませんからね。 |
| 同期化後の対話1 | 貴方は…手に付いたモノを洗い流さないのですか?くっくっ…ほら。不潔なモノを洗い流すことは当然の理ですよ。 |
| 同期化後の対話2 | 会社が…常に答えではありません。ときには…自ら計画する必要もあるのですよ? |
| 放置 | 言うこともないのにファウストを捕まえていたのですか…?ふっ、今回だけは赦してあげましょう。 |
| 同期化進行 | 高く…より高く!より…純粋な身体に…ふふっ! |
| 人格編成 | 金鎚を握り。 |
| 入場 | ファウストが出るに値する場所なのでしょうね。 |
| 戦闘中の人格選択 | 告解は後ほど。 |
| 攻撃開始 | 浄化! |
| 敵混乱時 | 土より…。 |
| 混乱時 | …まさか。 |
| 敵討伐 | …土へ! |
| 本人死亡 | まだ…完全には…。 |
| 選択肢成功 | 当然よ! |
| 選択肢失敗 | …何よ? |
| 戦闘勝利 | 浄化は終わった…?ふふっ。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 最も純粋な世界へと! |
| 戦闘敗北 | 敗北…?信じられないわね。金鎚達はどこへ行った? |
人格/ファウスト/南部ツヴァイ協会4課
| 人格獲得 | ファウスト、受信しました。保護要請が来た場所へ移動します。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 安全な朝です。今日も地域安全に万全を期します。良い朝を。 |
| 昼の挨拶 | 正午の巡察結果も問題がなかったことを報告します。あぁ…食事は気にせずとも問題ありません。 ファウストが食事している間は、パートナーが巡察をしていますので。 あぁ、その方もまた4課の人材ですので気を遣う必要はありません。ファウストの方がより優れていますが。 |
| 夕方の挨拶 | 夜間は…可能であればファウストとの間隔を狭めて頂ければと。 視野が狭くなることにより、昼間より保護移動が遅くなる可能性があるので。 |
| 対話1 | 地域保護は沢山の人員と、各々の能力を要求する仕事です。契約された区域全体に人員を投入しなければなりませんからね。 その分高額の報酬を要求しますが…効果は保証して差し上げられます。 |
| 対話2 | 地域保護任務中は可能な限り私服で任務を遂行しています。目立たない方が、保護対象を狙う勢力を析出しやすいですからね。 |
| 対話3 | 全てのツヴァイが地域保護任務を遂行することはありません。もちろん、我々4課も地域保護任務のみを遂行するわけでもありませんね。 |
| 同期化後の対話1 | 普通、保護すべき人物が多数のときにこの契約が実施されます。 その分…多数の敵から顧客を保護する役割を要求されます。ファウストも同じです。 |
| 同期化後の対話2 | 仕事の厳しさについてお尋ねですか。あまり気にしたことはありませんね。ファウストは保護対象の安全だけを考えているのですよ。 |
| 放置 | 特別な要件が無ければ、次の巡察日程を消化したいですね。 |
| 同期化進行 | そうですね。優秀な者がより多くの区域を担当する事が正しい道理をいうものです、よろしくお願いいたします。 |
| 人格編成 | 準備できております。 |
| 入場 | 保護要請、受信。 |
| 戦闘中の人格選択 | 他の区域も問題ですか? |
| 攻撃開始 | 保護します。 |
| 敵混乱時 | 動けないでしょうね。 |
| 混乱時 | うっ…。 |
| 敵討伐 | 敵対勢力を排除しました。 |
| 本人死亡 | ご心配…なさらずとも。他の人員が…お客様を…。 |
| 選択肢成功 | こんな問題は単純です。 |
| 選択肢失敗 | ファウストとは合わない問題でしたね。 |
| 戦闘勝利 | 保護要請に対する任務を完遂しました。再び巡察へと戻りましょう。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | この地域で予想される問題は全て解決しましたね。本日の巡察はこれで終わりにしましょう。 |
| 戦闘敗北 | 大…丈夫です。ツヴァイの盾は私だけではありませんからね。契約終了に関してはもう少し熟慮していただけると…。 |
人格/ファウスト/南部セブン協会4課
| 人格獲得 | いらっしゃいませ。注文はこちらから承ります。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | この空間に混雑しない時間帯はありませんが、最もぎゅうぎゅう詰めなのが今です。 朝を覚ますお茶を楽しめなければ、一日中気が休まりませんからね。 |
| 昼の挨拶 | 少し頭を冷やすためのティータイムは、業務効率を考慮するに最も賢明な判断ですね。こちらで注文を承ります。 |
| 夕方の挨拶 | 我々は深夜業務を実施する協会員のために遅くまで注文を受け付けています。非番でしたら、簡単にシェリーやブランデーを垂らしたお茶はいかがですか? |
| 対話1 | この空間はセブン協会の中で、誰よりも茶を愛する人々が自主的に運営するカフェテリアです。 全ての方々が自主的に勤務し、担当の日でなければ普段の協会業務に戻ります。 あぁ、稼いだ収益は当然より良い茶葉とティーポットを買うのに使われます。 |
| 対話2 | 牛乳は!…可能であれば、お茶を注ぐ前に先に入れることをお勧め…いたします。 |
| 対話3 | 氷…を?あぁ。申し訳ないのですがアイスティーは取り扱っておりません。 …失礼でなければ、紅茶を熱く楽しむべき理由について説明する時間を設けてもよろしいでしょうか? |
| 同期化後の対話1 | あぁ、今は他の業務を実施中です。あなたと共にするお茶に対する雑談はいつであれ楽しいですが、しばらくしてからやりましょう。 |
| 同期化後の対話2 | 洗練された任務遂行と雑味のない茶を淹れる能力。ファウストはこの二つを両立することを最優先に考えております。 |
| 放置 | 茶葉を過度に蒸らすことは、雑味がわくのを放置することと大差ありません。控えることをお勧めいたします。 |
| 同期化進行 | はい、喜んで。ファウストの能力が必要であればいつでもお呼びください。あぁ、ティータイムに関しては除いておきます。 |
| 人格編成 | 急な注文ですね? |
| 入場 | 現場でお会いしましょう。 |
| 戦闘中の人格選択 | お茶が冷める前に。 |
| 攻撃開始 | 爽やかに。 |
| 敵混乱時 | …砕けた茶葉のようですね。 |
| 混乱時 | あ…。 |
| 敵討伐 | これ以上得る情報はありませんね。 |
| 本人死亡 | はぁ…次のカフェ勤務…引き継ぐ人がいないの…に。 |
| 選択肢成功 | 隙の無い観察の結果です。 |
| 選択肢失敗 | …見てるだけで、観察できていませんでしたね。 |
| 戦闘勝利 | 任務は成功でしたね。あぁ、次のカフェ勤務がありますので。お先に失礼します、*58 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | ミルクティー。かき混ぜずに、軽く注いでお願いします。やはり、他人が淹れてくれるお茶が一番美味しいものです。 |
| 戦闘敗北 | 意図通りになりませんでしたね…お茶が足りなかったせいでしょう。ティータイムを経てから再始動しましょう。 |
人格/ファウスト/ロボトミーE.G.O/後悔
| 人格獲得 | T-01-54、隔離幻想体に対する作業を開始します。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | ああ、良い朝ですね。管理人様。今日実施する幻想体の作業順を準備して頂ければ、チームメンバーに伝達いたします。 |
| 昼の挨拶 | 事務職の方々は仲良く集まって食事なさっているようですね。我々指揮チーム管理職は特段グループで食事をすることは無いですが…マルクト様はああいうものを望まれたのでしょうか。 |
| 夕方の挨拶 | 本日の作業は95%完了しました。正常的に目標のPE-BOXに到達したようですね。今日もお疲れ様でした。 |
| 対話1 | 「捨てられた殺人鬼」のことですね。特に好む作業が無いことが特徴といえそうですね。あぁ、抑圧作業だけは避けた方が良さそうに見えました。 |
| 対話2 | 作業に対する理解度の高い職員が担当すれば、大きな問題は発生しないでしょう。ただし、悪い作業結果は幻想体の脱出に繋がるので…その点ご留意していただければ幸いです。 |
| 対話3 | 配分されたE.G.Oスーツは無難に役立てられています。ホワイトダメージには弱く、精神が脆い職員達は稀にこの拘束具が自分を締め付けているようだと話したりはしていますけどね…。 |
| 同期化後の対話1 | いつの間にか充てられたE.G.Oギフトは、予想していたより不便ではありません。 |
| 同期化後の対話2 | 頭が鉄になっていくという感覚はどういうものだったのでしょうか。このハンマーを振り回して敵を潰すたびに、それは自分の頭が叩き潰される気分を感じることになるということでしょうか。 |
| 放置 | …また、頭をぶつける音。 |
| 同期化進行 | 指揮チーム管理職チーフファウスト。管理人様のご命令通り、緑色の黎明試練の制圧に入ります。 |
| 人格編成 | 準備できました。 |
| 入場 | 制圧に備えます。 |
| 戦闘中の人格選択 | 他の作業が必要でしょうか? |
| 攻撃開始 | 脱出個体確認。 |
| 敵混乱時 | 個体が弱体化したようです。 |
| 混乱時 | あっ…。 |
| 敵討伐 | 脱出個体が整理されました。 |
| 本人死亡 | 制圧作業、失敗…。 |
| 選択肢成功 | 補助業務として遂行するのには悪くない仕事ですね。 |
| 選択肢失敗 | 適合しない管理作業でしたね…管理記録に書かねばなりません。 |
| 戦闘勝利 | 制圧作業はこれで完了すれば良さそうですね。再び管理作業へと戻ります。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 制圧完了。警報には慣れた方が良いでしょう。まだ50日まで沢山日が残っていることを、ファウストは知っていますからね…。 |
| 戦闘敗北 | 指揮チーム制圧失敗。次の部署に支援を要請します。 |
人格/ファウスト/剣契殺手
| 人格獲得 | 出戦前夜は、決まって静かなものです。ちょうど…月も満ち満ちていますね。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | おはようございます。素朴な食事と温かいお茶を楽しむのに良い時間ですね。急ぐ必要はないでしょう。 |
| 昼の挨拶 | 正午の訓練は次回に延期しようと思います。むしろ…今は念のため抜けが無いか、剣術を記録した冊子を見直す方が良いでしょう。 |
| 夕方の挨拶 | 月が真っ白に輝いています。明るく、陰る部分もなく。今が適期ですね。 |
| 対話1 | 紅梅の花びらを投げて、その花弁を切り刻む武芸を練習したこともありました。紅い花びらが四方に舞い散る様子は、とても美しかったです。今でも時々、その美しい光景を見ることがあります。どちらかというと液体に近くはありますが。 |
| 対話2 | 剣術にこだわるのは誰であれ、契に身を寄せている一員なら同じでしょうが…。身体で学ぶ時期はもう過ぎたので、このように頭でする勉強に励んでおります。 |
| 対話3 | 剣の流れを見ると、希にそれが武術よりかは芸術であるような気はしませんか?流れが途切れないように、流麗に空の上を画用紙に…おっと。少し想像に耽ってしまいましたね。 |
| 同期化後の対話1 | この程度ですか、黒雲会。夜陰に乗じて我々の拠り所の目と鼻の先まで占拠した無頼漢にしては、乱雑に散るんですね。 |
| 同期化後の対話2 | 彼らは、自ら舞い散る花びらになったことすら自覚できないでしょう。同じ「剣」という道具を扱いながらも、格の差がこれほどまでに顕著ですから。 |
| 放置 | 一日中じっとしていても問題ありません。月ともう少し対話しましょうか。 |
| 同期化進行 | 今日は剣舞を繰り広げるのに良い夜です。月を宿した刃の先から咲き出す花々は絶景ですよ。花遊びはいかがでしょうか。 |
| 人格編成 | 出征ですね。 |
| 入場 | 花を咲かせましょうか。 |
| 戦闘中の人格選択 | 楽しんでいらっしゃいますか? |
| 攻撃開始 | 無頼漢ども。 |
| 敵混乱時 | 溢れるほどに。 |
| 混乱時 | うぅむ。 |
| 敵討伐 | 咲き乱れろ。 |
| 本人死亡 | 紅梅…私にも…咲くもの…だったんですね。 |
| 選択肢成功 | 外れる理由もないでしょう。 |
| 選択肢失敗 | 外れるのもまた必然。 |
| 戦闘勝利 | 粗悪な花を散らしました。それでは私たちが住むことになる場を見ておきましょうか。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 花は散り、新しい木がここに芽吹くでしょう。それが私たちの拠り所を守る材木だということは疑いようのない事実です。 |
| 戦闘敗北 | 私たちは…あてもなくさすらう流れ者、土に降り立つことのできなかった種…いつになれば根を下ろすことができるのでしょうか。 |
人格/ファウスト/ワザリング・ハイツバトラー
| 人格獲得 | 失礼いたします。当家でご用意しましたアフタヌーンティーです。ごゆっくり。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 朝食は簡単にカスタードと、それに合わせるワインをご用意いたしました。食後の紅茶もご用意いたしますので、ゆっくりお楽しみください。 |
| 昼の挨拶 | この邸宅には陽光があまり入りません。ウーティス様のご命令通り、薪ストーブの火力を上げました。近くに来て身体をお温めください。 |
| 夕方の挨拶 | 寒さに耐えられるアヒルの羽毛が入った寝具を用意するように言われました。では、良い夜を。私たちは狩猟関係の会議に召集されていますので。 |
| 対話1 | ウーティス様は私たちの代わりに、奥様と沢山のコミュニケーションを取っていらっしゃいましたね。次の日になっても、その話が絶えないまま続くこともありました。 |
| 対話2 | 本日地下が…少し騒がしくなるかもしれません。狩りに備えてバトラーたちの手合わせの時間がありますので、金属音が鳴り響いてもご安心するようにお願い申し上げます。 |
| 対話3 | お茶はヂェーヴィチ協会を通じてお届けする最上級の茶葉を、全く崩さない方法で準備しておもてなしいたします。先代から絶えぬ、このワザリング・ハイツを代表する茶です。 |
| 同期化後の対話1 | あぁ、多少騒がしかったですか。申し訳ございません。今回の招かざる客は多少暴れる傾向にあり…退去させるにあたって少々骨の折れる部分がございました。何卒、ご理解いただけますと幸いです。 |
| 同期化後の対話2 | 勿論、招かざる客の対応で生じた破損品や汚れは、掃除を担当するこの邸宅の優秀バトラー達が解決するでしょう。ご主人は心配いりません。全ては、事が起こる前へと戻るはずです。 |
| 放置 | …思索に私が邪魔なのであれば、しばらく席を外させていただきます。 |
| 同期化進行 | …訪問客のお方はこちらへ。僭越ながら、招待されていらっしゃらない方は…すぐに退去の手続きを踏んでいただく必要がございます。 |
| 人格編成 | お呼びであればいつでも。 |
| 入場 | ファウストが出迎えましょう。 |
| 戦闘中の人格選択 | 不都合なことでも? |
| 攻撃開始 | …こちらへ。 |
| 敵混乱時 | 品性が方正ではないですね。 |
| 混乱時 | はっ…。 |
| 敵討伐 | 即時、ご退去ください。 |
| 本人死亡 | 申し訳ございません…ウーティス様、奥様。私に与えられた仕事を…。 |
| 選択肢成功 | 簡単です。 |
| 選択肢失敗 | また未熟な部分があるとは…。 |
| 戦闘勝利 | 招かざる客の対応を完了いたしました。まだ、あの日の狩りを実施するには少し足りない部分がありますね。補います。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 完璧に対応しました。この勢いで…チーフバトラーが計画する狩りまで成功裏に完遂してみせましょう。 |
| 戦闘敗北 | 申し訳ございません。応対に問題が生じたようです。…次はご心配をおかけしないよう最善を尽くします。 |
人格/ファウスト/マルチクラック事務所代表
| 人格獲得 | この計画には多数の欠陥が存在しますが、ファウストがこの穴だらけの計画を完全無欠にして差し上げましょう。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 朝のコーヒー1杯のため、腕の1本程度は常に空けておけます。それでも3本が余りますので…。 |
| 昼の挨拶 | 事務所カードを使用したのなら、領収証は必ず提出してください。 何度も忘れるようであれば、昼食は自費で解決するように方針を変更します。 |
| 夕方の挨拶 | 日が暮れる頃まで働いても義体は痛くありません。 …ギシギシ言い始めたら整備をする必要がありますけどね。 |
| 対話1 | もしも頭以外にも他の義体を検討しているのであれば、トレス協会の認証を受けたG10モデルの義足をお勧めいたします。良い足を持てば、あなたも危険な状況から素早く逃れられるでしょう。 |
| 対話2 | ワープ列車往復券は自費で決済しました。ファウストは1等席で予約しました。 一般席では無く1等席を予約した理由に関しては、まだ私には分かりません。しかしファウストは知っているでしょう。 |
| 対話3 | 全身義体に関しても検討したことが無いわけではありませんが…より良い義体への交換費用とリスクを甘受できずに選択しませんでした。 ファウストが思うに、交換が便利な部分義体へ段々とアップグレードしていく方がより効率的でしょう。 |
| 同期化後の対話1 | この程度の大きさの大剣は誰でも扱うことができます。十分なお金と若干の適応時間、そして信頼できる工房さえあれば一晩で振り回すことができます。 もちろん、それでどのような戦闘スタイルを追求するかは本人の裁量ですが。 |
| 同期化後の対話2 | 義体化された身体は殆ど痛覚を感じません。それゆえ、我々義体フィクサーたちには苦痛や負傷に対する恐れがありません。 お金は一般的な治療よりも掛かるとは思いますけどね。 |
| 放置 | 呼び出してから静かに消えるだなんて。非効率的な行動ですね。 |
| 同期化進行 | 依頼目標を処理しました。今回の遠征依頼も徹底して準備した甲斐がありましたね。 |
| 人格編成 | 準備は完了しました。出発しましょう。 |
| 入場 | モデル40Y-3充電。戦闘準備完了。 |
| 戦闘中の人格選択 | 計画をお忘れになりましたか? |
| 攻撃開始 | 攻撃範囲確認。 |
| 敵混乱時 | 効率的に…。 |
| 混乱時 | あ…。 |
| 敵討伐 | …処理しました。 |
| 本人死亡 | 保険には…入っています…。 |
| 選択肢成功 | ファウストの計算通りですね。 |
| 選択肢失敗 | 不具合があったようですね。 |
| 戦闘勝利 | この程度の勝利は当然のことです。ファウストの知識通りに動きましたので。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 計画よりも早く依頼を完遂できましたね。私とファウストの優れた能力のおかげですが、皆さんの努力も悪くありませんでした。 |
| 戦闘敗北 | 遠征は失敗しました。退却後に破損した義体を交換して、もう一度準備しなければなりませんね。 |
人格/ファウスト/LCEE.G.O/紅炎殺
| 人格獲得 | 個体の戦闘脅威度、多少高い。しかし特定の状況にて自滅する特性を反映し…。紅炎蛾最終判定、WAW-5。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 午前にやるべき仕事としてはねじれの進行尺度確認、大罪の個体数再点検、幻想体隔離作業があります。 今日も可なり忙しい日程になりそうですね。 |
| 昼の挨拶 | クリア部門のアフターチームが新しい幻想体を捕獲。運搬中です。 昼食の時間は…新たな幻想体の研究時間に充てた方が良さそうですね。 |
| 夕方の挨拶 | イサンさん。熱意は素晴らしいですが、過度な夜更かしは研究効率に悪影響を及ぼします。LCEでは研究員の定時退勤を…。 まあ、こう言っても無駄でしょうね。す、少し待ちたまえ。灯りは消すでない。まだ― |
| 対話1 | ふむ。有能さを基準にするなら、LCEの主席研究員はファウストであるべきでしょう。 ただ…今の私はその場にいるべき存在ではないだけのことです。 |
| 対話2 | ねじれや幻想体は、ファウストくらいの天才でなければ単なる統計や理論だけでアプローチしてはなりません。 時流を読む直感と、学習への情熱…それに少しの幸運も必要でしょう。 |
| 対話3 | PEボックスの形態で抽出されるエンケファリンから、崩壊した支部出身の研究員に至るまで…LCEがロボトミーコーポレーションを実質的に継承したと言っても過言ではないでしょう。 今はその痕跡を追いかけるのに忙しいですが、遠くない内に追い越す日も訪れることでしょう。 |
| 同期化後の対話1 | 翼は人間にない身体部位だったので、初めてこのE.G.Oで舞い上がったときは多くの試行錯誤がありました。そのときを思うと…実験セクターの天井は、もう少し高くする方が良さそうですね。 |
| 同期化後の対話2 | LCEに集まった研究員たちは、ほとんどが新しい知識を追い求めて集まりました。まるで、灯りに惹かれて集まる蛾の群れのように。 ファウストも同じでした。もしやすると、このE.G.Oが割り当てられたのも同じ理由なのかもしれませんね。 |
| 放置 | …観測が終わったのであれば、端末を切ることをお勧めします。 |
| 同期化進行 | 揺らめく炎に焦がれて近づけば、跡形もなく焼き尽くされるだけ。 |
| 人格編成 | 今回はどんな実験でしょうか。 |
| 入場 | 個体タイプ確認*59 |
| 戦闘中の人格選択 | 近寄らないでください。この炎は、どこまでも広がり得ますので。 |
| 攻撃開始 | 個体抑圧、進行します。 |
| 敵混乱時 | 形態崩壊確認。 |
| 混乱時 | ふっ…。 |
| 敵討伐 | 個体。焼却しました。 |
| 本人死亡 | この実験は…失敗しそうですね…。 |
| 選択肢成功 | 実験成功。予想通りの結果ですね。 |
| 選択肢失敗 | …変数確認。新しい仮説が必要そうですね。 |
| 戦闘勝利 | 実験終了。先行研究からの進展はありませんね。失敗はしませんでしたが、成功と見ることもできないでしょう。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | E.G.O同化率、正常。個体の行動パターン、抽出完了。この程度の成果なら、次の研究に繋げられそうですね。 |
| 戦闘敗北 | …E.G.O::紅炎殺の破損率70%.*60これ以上の実験続行は不可能です。この実験は…もう少し準備が必要そうですね。 |
人格/ファウスト/黒獣-卯筆頭
| 人格獲得 | その答えで十分です、主君。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 昨晩お任せいただいた件の結果はこちらです。すべて意のままに為されました。 |
| 昼の挨拶 | 直ちに主君の全ての教えを理解することはできませんが、日が昇っているうちに私のものにしてみせます。ファウストはそれに長けております。 |
| 夕方の挨拶 | 夜中の月光と共に姿を消すのが私の存在意義。しかしお呼びであれば、月が雲に隠れる間を縫って主君の側に参じましょう。 |
| 対話1 | 学び問うことに何の意味があるのか。そんな悩みを抱いた時期もありました。主君がいなければ…私は今もファウストではなく、一介の凡人として生きていたでしょうから。 |
| 対話2 | 黒獣は一介の道具に過ぎないかもしれませんが、ファウストは違います。黒獣-卯としての私も、小指としても…。名前を取り戻した私は、主君の忠実な剣であり、努力する弟子です |
| 対話3 | ゲゼルシャフトに接続するのは…必要なことではありますが、気が進みません。あの者らは絶えず何かを教えようとしてきますが、私は主君の教えを消化するだけでも時間を要しますので。しかし、学びのためなら多少の抵抗感も甘受すべきなのでしょう。 |
| 同期化後の対話1 | 雲解顕現。轡(くつわ)の紐を主君より賜りましたゆえ、卯は直ちに私に従え。 |
| 同期化後の対話2 | 義ある者は武力を先立てぬと、主君は幾度もおっしゃいました。しかし…言葉より剣が先走るこのような私であっても、義に向かって進むのであれば、それもまた道ではないでしょうか。 |
| 放置 | 恨みも抱かず、欲も出しもしないので、私もまた素晴らしい人間のうちの一人でしょうね。主君…笑わないでください。 |
| 同期化進行 | どのような意を遂げようとしているのか理解しました。次は速やかにその義を行うのみです。 |
| 人格編成 | 義を立てるためならば。 |
| 入場 | 筆頭、出陣。 |
| 戦闘中の人格選択 | 構わずお申し付けを。 |
| 攻撃開始 | 不可違也。防げぬであろう。 |
| 敵混乱時 | 無用ですね。 |
| 混乱時 | …成る程。 |
| 敵討伐 | 今こそ悟りを得るように。 |
| 本人死亡 | …笠を直してください。はい。それで…十分…。 |
| 選択肢成功 | 時には剣が問題を解決することもあるのですよ。 |
| 選択肢失敗 | 情勢を把握できませんでしたね。 |
| 戦闘勝利 | いつであれ、塵一つなき終わりというものはないのでしょう。しかしそれに近づこうと努力するのなら、また問題はないでしょう。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 今日、恥じるようなことはありませんでした。義を立てることに力を尽くしたのですから、明日はより堂々と生きていけるでしょうね。 |
| 戦闘敗北 | …これでは、凡人だった過去の日々と何が違うというのか。…昇る朝日に顔向けできませんね。 |
人格/ファウスト/東部シ協会3課
| 人格獲得 | 雨叩き、ざわめき急ぐ、路地の音。…その足音も、今止みにけり。 |
|---|---|
| 朝の挨拶 | 協会の仕事が必ず夜に限って行われるというのは、ただの噂にすぎません。私たちはただ、標的にふさわしい時刻を選ぶだけ。薄明の光と明け方の匂いのあわいにも、私たちは存在します。 |
| 昼の挨拶 | 少し、お茶を呑まれる時間を儲けてはいかがですか。激務のさなかでも休息は重要です。このささやかな真理を看過すれば…いつか、逃すはずのない命を取り逃すことになるのですよ。 |
| 夕方の挨拶 | 夜も更けました。むやみに外へ出ず、休まれるといいでしょう。…ファウストができればこの時間帯に、出会いたい類の対象は一種類です。動く的ですね。 |
| 対話1 | 標的を暗殺するのに正解はありません。剣を振るうにせよ、矢を放つにせよ、あるいは地に落ちた小石ですら、立派な暗殺道具になり得るでしょう。 各支部の置かれた環境に応じて武器を備え、使うだけです。私たちの場合は、それが弓刀であるだけ。 |
| 対話2 | 需要に比して供給があまりに乏しいのではないか…ファウストも同じように思います。都市にはこの篠突く雨のように、怨嗟が降りしきっていますからね。 …だからこそ、それを遂行できる者が少数であるのは、致し方ないことなのです。 |
| 対話3 | 正しく射れば必ず命中するものです*61。そうでなかったなら、標的に余計な感情を抱いたということでしょう。 標的には顔も、記憶も、家族や友もありません。もしそれらを感じる者がいるなら、この仕事には向いていないのでしょう。 |
| 同期化後の対話1 | あらゆる格差が存在する都市の中でひとつ確かなことは、死は平等に訪れるということです。 濡れた地に膝をつく乞食にも…その者を見下ろし怒鳴り散らす高利貸しにも。 …依頼二件、解決完了。 |
| 同期化後の対話2 | 弓が適さぬ環境もまた、必ず存在します。そのときはこの刃で断つまで。近距離と遠距離を自在に操る暗殺者を相手にするのは…なかなか厄介でしょうね。 |
| 放置 | …共に、聴きますか。 |
| 同期化進行 | 矢を番えて、放ちます。そうすれば的に穴が穿たれ、やがて倒れます。ただそれだけの、単純な作業。外れることなどありえません。 |
| 人格編成 | 的ができましたか。 |
| 入場 | 打起し。 |
| 戦闘中の人格選択1*62 | 適期を待っています。 |
| 戦闘中の人格選択2*63 | …照準中です。 |
| 攻撃開始 | 雨音に紛れるように。 |
| 敵混乱時 | 肺を射抜きました。 |
| 混乱時 | ん…。 |
| 敵討伐 | 命中。 |
| 本人死亡 | 平等が私にも訪れてきた…だけです。 |
| 選択肢成功 | 暗殺者にとってはあまりに基礎的なことですね。 |
| 選択肢失敗 | …弓を高く構えすぎましたね。 |
| 戦闘勝利 | 依頼は完遂しました。結局のところ近接戦を展開せざるを得なかったのはやや残念ですが…いつもながら、目撃者なき幕引きでした。 |
| EX CLEAR戦闘勝利 | 空から叩きつける篠突く雨の合間には、矢が潜んでいました。彼らはそれがどこから降り注ぐ雨脚なのかも知らぬまま、命を落としたのでしょう。これが東部の暗殺法です。 |
| 戦闘敗北 | 己の血を弓弦に喰わせながら戦いましたが…。機会も、運も、味方してはくれませんでした。依頼の失敗はすなわち死を意味するので…死の境界で足を滑らせた私は、ここで命を落とすのでしょう…。 |
戦闘中ボイス
| 人格 | 囚人 | 対応スキル | セリフ | 音写 |
|---|---|---|---|---|
| 握る者 | ファウスト | 《処断》 | 꿰여라…!(貫け…!) | クェヨラ |
| 南部セブン協会4課 | ファウスト | 《プロファイリング》 | 관찰은… 끝났습니다.(観察は…終わっています。) | カンチャルン クンナスムニダ |
| ロボトミーE.G.O::後悔 | ファウスト | 《解かれた暴力性》*64 | 제압 완료.(制圧完了。) | チェアプ ワルリョ |
| 剣契殺手 | ファウスト | 《舞い散る紅梅》 | 아름다운 것, 그렇지 않은 것.(美しいもの、そうでないもの。) | アルンダウン ゴ, クロッチ アンヌン ゴ |
| LCEE.G.O::紅炎殺 | ファウスト | 《火に思い焦がれて》 | 걷잡을 수 없이… 타올라라.(手の施しようもないほどに…燃え上がれ。) | コッチャブル ス オプシ タウララ |
| 《紅炎殺 最大感応 【劣化侵蝕】》 | 아른거리는 불길 속으로!(揺らめく炎の中へと!) | アルンゴリヌン プルギル ソグロ | ||
| マルチクラック事務所 代表 | ファウスト | 《40Y-3充電》 | 출력 최대치.(出力最大値。) | チュルリョッ チェデチ |
| 黒獣-卯 筆頭 | ファウスト | 《目でも耳でも追えぬように。》 《黒獣 卯 奥義-雲解顕現》 | 틈을 끊어, 바로이.(隙を断て、直ちに。) | トゥムル クノ パロイ |
| 東部シ協会3課 | ファウスト | 《弓閃》 | 이번엔 베어내죠.(此度は断ちましょうか。) | イボネン ペオネジョ |
| 目標照準1でターン開始時 | 목표 확인.(目標、確認。) | モッピョ ファギン | ||
| 目標照準2でターン開始時 | 바람 확인.(風、確認。) | パラン ファギン | ||
| 目標照準3でターン開始時 | 호흡을 멈추고.(呼吸を止めて。) | ホウブル モンチュゴ | ||
| 目標照準4でターン開始時 | …만작.(…満酌。) | マンジャッ | ||
| 《閃弓》 | 반드시 적중합니다.(必ず中てましょう。) | パンドゥシ チョッチュンハムニダ | ||
| 《閃弓》で敵討伐時 | 일사절명.(一射絶命。) | イルサジョルミョン | ||
| 矢-死を回収時 | 아, 화살이 상하진 않았군요.(あぁ、矢が傷んではいませんね。) | ファサリ サンハジン アナックンニョ |
ダンジョンイベント
小ネタ
- 報告書
- 担当
- コメント
- 公式Twitter画像・映像
- 配信前イラスト
- 塗りつぶされた顔
- イメージイラスト 1 2(ツヴァイ協会?) 3 4 5
- 痛がるテディ
- キャラクタープロモ
- カウントダウンイラスト:生き残ったロボトミー職員
- 配信前動画
- 配信後
- その他
- 公式Twitterの初紹介で、最後に画像が投稿された人物である。
- 人を「さん」付けで呼ぶが、ダンテは日頃から呼び捨てにされている。
他の囚人を呼ぶ時は呼び捨ての場合も「さん」をつける場合もあるようだ。 - ロゴはフラスコの中のホムンクルスだと思われる。
コメント
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