グレゴール

Last-modified: 2026-10-13 (火) 22:13:44

実装物


キャラクター

グレゴール

無精髭を生やし、伸びた髪を後ろでまとめた男性で、右腕が鎌のような虫の腕に変異している。
言葉を飾らずに言えばくたびれたオッサンといった風体なのだが、それを言われると傷つく。
常識的な感性は持つものの斜に構えたところがあり、率先してトラブルを解決したりといったことは苦手。
異形の外見を持つが、内面においては良くも悪くも人間臭く、12人の中で随一の普通人と呼べる。

ちなみに喫煙者であり、多くの人格で煙草を咥えている。ひしゃげたシケモクでも気にしないようだ。
また、人格イラストには触角がキュートな「お友達」が小さく描き込まれるのが通例になっている。

ストーリー9章までのネタバレあり

旧G社の元社員であり、「煙戦争の英雄」の一人。変異した右腕は既に折れたG社の技術によるもの。
全ての人格に共通しているのは、この「虫の腕*1」。

旧G社の技術を受けた社員の中で、唯一顔に変異が起きなかったことから煙戦争当時はG社のプロパガンダシンボルとして扱われていたが、
現在では生き残った元G社の社員達からはG社から逃げた裏切者として扱われている。
現在、N社に所属しているヘルマンはグレゴールの手術を担当したことから強い因縁がある。

6章にてアセアからヘルマン理事の息子と扱われ、グレゴール本人もヘルマンを母さんと呼ぶことから、
対外的な関係は親子とされているようだ。実際の血縁関係は最新章でも不明。都市に外見と年齢が合致しない女が多過ぎる。

9章では旧G社が煙戦争のために開発した特異決戦個体「蜚蠊の皇帝」になるための施術を受けていたことが判明。
煙戦争では理由は不明だが「蜚蠊の皇帝」の力は孵化せず、右腕が変異するに留まっていた。それでも対面したものを皆殺しにするほどの力を発揮していた様子。
煙戦争での従軍者であり、旧G社の兵士との戦闘経験もあるヴァレンチーナとの戦闘中に、過去のトラウマが刺激されたことで「蜚蠊の皇帝」としての力が覚醒した。
しかし、ヘルマン曰く、「蜚蠊の皇帝」もグレゴールを包む包装紙の一枚に過ぎず、更なる力が眠っているようだ。

ティザー情報

ポート
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グレゴール_ポート.webp
Ungeziefer*2
プロフィール
グレゴール_マグショット.webpグレゴール_ティザー_1.webpグレゴール_ティザー_2.webp
一度も望んだことなかったよ
名前グレゴール(그레고르/Gregor)
CVチェ・ハン(최한/Choi Han)
所属LimbusCompany?#13
E.G.Oある日突然 (פתאום יום אחד)
マーク🪲甲虫
カラーVerminous Brown*3/#69350b
原典『変身』フランツ・カフカ
מטמורפוזה ungeheueren Ungeziefer*4
PV
loading...
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うん...グレゴールだ。
まぁ、寝てるとき以外は気軽に呼べよ。


何だよ、管理人の旦那。この腕に興味あるのか?
欲しいのか、え?そうじゃないって...?
じゃあそのうぜぇ頭あっちに退けてくれないか?
意外に思うかもしれないが、
...俺も好きでこんなもん付けてるわけじゃないんだ。


また、あの風景か...。
見たくないものだけが広がってる、顔を背けるという選択すら出来ないあの風景。
俺は、あそこで...。


...あそこで、何をやり遂げるべきだったんだ?

注意事項
おぞましい/唐突な異形発作(Repulsive/Spontaneously Metamorphic)
本囚人は他の囚人に比べて、人格的な意味では無難に扱えはします。しかし感情の高まりや、環境の急激な変化によって身体の一部、場合によっては全部が虫(甲虫類の一部、■■■■と類似)の組織に変化します。嫌な顔をしないようにポーカーフェイスを徹底することをお勧めします。シニカルな口調をたまに使用しますが、コツさえ掴めば円満な意思疎通が可能な囚人であるので、それほど困難を要することはありません。

人格

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スキル枚数別
※最大レベル(65)、最大同期段階(Ⅳ)の情報を表示

#人格囚人体防速攻斬貫打
1201LCB囚人LCB囚人グレゴール01123防233653-764貫斬10.52.0
1202リウ協会南部リウ協会6課グレゴール02321防204613-770打12.00.5
1203旧G社G社課長代理グレゴール13123防214633-770斬貫10.52.0
1204りょ・ミ・パりょ・ミ・パ助手グレゴール123防21252653-766.65.68斬打0.52.01
1205バラのスパナ工房バラのスパナ工房フィクサーグレゴール223防12224634-666斬貫0.52.01
1206ツヴァイ協会南部ツヴァイ協会4課グレゴール033防21285704-865斬2.010.5
1207双鉤海賊団双鉤海賊団副船長グレゴール3331避2214623-767.68.70貫0.512.0
1208黒雲会黒雲会副組長グレゴール322防31245664-666.66.67斬打10.52.0
1209エドガー家エドガー家 継承者グレゴール4312避3214613-870斬12.00.5
1210ラ・マンチャランドラ・マンチャランド 神父グレゴール531防32330704-666.67.68打12.00.5
1211炎拳事務所炎拳事務所生存者グレゴール533*53反274684-667.68.70打0.52.01
1212H社黒獣-巳グレゴール632防31224653-767.68.69斬貫0.512.0
1213夜の錐夜の錐カピターノグレゴールW32防31224633-667.68.69貫10.52.0
1214LCEロボトミーE.G.O::
ランプ
グレゴール7332防1290701-466.67.70貫10.52.0
1215LCELCE E.G.O::AEDDグレゴール73321防290685-767.67.68斬0.512.0
1216夜明事務所夜明事務所代表グレゴールW31反32287694-667.68.69斬0.512.0

人格(威力)

※最大同期段階(Ⅳ)の情報を表示
スキルレベル補正を含めた自力で出せる理論上のマッチ威力を表記。*6

#人格囚人Lv*7S1S2S3Lv守備備考
#人格囚人攻LvS1S2S3属性守Lv守備
1201LCB囚人グレゴール6410.6 斬
4(+7)*1
14.6 貫
5(+10)*1
13.6 貫
6(+4)*2
防御6511
8(+3)*1
1202南部リウ
協会6課
グレゴール7011.6 打
4(+2)*2
15.6 打
5(+2)*3
13.6 打
4(+2)*4
防御6313
8(+5)*1
*8
1203G社課長代理グレゴール7013.6 斬
4(+3)*2
17.6 斬
6(+10)*1
17.6 貫
4(+2)*4
防御6514
10(+4)*1
*9
1204りょ・ミ・パ
助手
グレゴール66.65.688.3 打
4(+2)*2
17*10 斬
6(+8)*1
14*11 斬
5(+1)*4
防御6716
8(+8)*1
1205バラのスパナ工房
フィクサー
グレゴール6611.3 斬
3(+4)*2
16.3 貫
4(+12)*1
16.3*12 斬
4(+3)*3
防御6416
8(+8)*1
1206南部ツヴァイ
協会4課
グレゴール6510 斬
4(+3)*2
16 斬
3(+3)*4
23 斬
5(+3)*3
防御7020
15(+5)*1
*13
1207双鉤海賊団
副船長
グレゴール67.68.7012.6 貫
4(+3)*2
21 貫
4(+6)*2
24.6*14 貫
5(+6)*2
回避6214
4(+10)*1
*15
1208黒雲会
副組長
グレゴール66.66.6712.3 斬
5(+5)*1
17.3 打
5(+5)*2
17.6*16 斬
4(+3)*3
防御6616
8(+8)*1
*17
1209エドガー家
継承者
グレゴール7016.6 斬
5(+6)*1
21.6 斬
4(+6)*2
20.6 斬
4(+3)*4
回避6117
4(+10)*1
*18
1210ラ・マンチャランド
神父
グレゴール69.70.7116.3 打
3(+4)*2
21.6 打
4(+6)*2
25*19 打
5(+4)*3
防御7020
15(+5)*1
*20
1211炎拳事務所
生存者
グレゴール67.68.7015.6 打
3(+4)*2
21 打
4(+6)*2
27.6*21 打
5(+4)*3
マ反6716.6 打
9(+7)*1
*22
1212黒獣-巳グレゴール67.68.6915.6 斬
3(+4)*2
23 斬
4(+4)*3
29.3 貫
8(+14)*1
マ防6514*23 無
3(+10)*1
*24
1213夜の錐カピターノグレゴール67.68.6917 貫
3(+4)*2
24 貫
4(+4)*3
30*25 貫
4(+3)*4
マ防6515 無
3(+10)*1
*26
1214ロボトミーE.G.O::
ランプ
グレゴール66.67.7015.3 貫
3(+4)*2
21.6 貫
3(+3)*4
27.6*27 貫
5(+4)*3
マ防7115 無
3(+10)*1
*28
1215LCE E.G.O::
AEDD
グレゴール67.67.6919.6*29 斬
3(+4)*2
25.6*30 斬
4(+4)*3
33.3*31 斬
5(+5)*3
防御6722*32
5(+10)*1
*33
1216夜明事務所代表グレゴール70.71.7220.6 斬
3(+4)*3
27 斬
4(+4)*4
32.3*34 斬
5(+3)*4
マ反7232.3 斬
5(+3)*4
*35

人格(パッシブ)

※同期段階(Ⅲ/Ⅳ)の情報を表示

#パッシブ囚人人格効果条件
1201強制生存グレゴールLCB囚人戦闘開始時、自分の体力を5回復保有3
1202発火グレゴール南部リウ協会6課スキルの3つ目のコインより、的中時に火傷1を付与保有3
1203緊急食糧補給グレゴールG社課長代理体力が25%未満なら、マッチ勝利時、5%体力を回復保有4
1204パイ包みグレゴールりょ・ミ・パ助手戦闘開始時、自分の体力を8回復保有4
1205鋸刃稼働グレゴールバラのスパナ工房フィクサー振動がある対象に付与する破裂+1保有4
1206戦闘用盾グレゴール南部ツヴァイ協会4課戦闘開始時、2つ以上の攻撃ターゲットになっているなら防御レベル増加2を得る。
戦闘開始時、自分の体力が50%未満なら防御レベル増加3を得る。
保有5
1207銃弾は高いんだってグレゴール双鉤海賊団副船長- 常時適用: 弾丸7保有
- 出血が付与された対象に表面的中時、不当収益を得る。(最大4)
- 弾丸を消耗するコイン的中時、不当収益をすべて消耗し、ダメージの(25×消耗した不当収益)%分追加ダメージを与える。
- 弾丸がない場合、代わりにクリティカル的中時不当収益をすべて消耗して、ダメージ量の(5×消耗した不当収益)%分の追加ダメージを与える。
保有2
1208黒雲刀グレゴール黒雲会副組長マッチ勝利時、出血1を付与(1ターンにつき3回)保有4
1209終わりなき悪夢グレゴールエドガー家 継承者-戦闘開始時、前のターン開始時の精神力差5につきダメージ量増加1,脆弱1を得る(最大3/5)
-対象の沈潜威力1につき、ダメージ量+1/2%(最大20/40%)
共鳴3
1210血餐
----
自滅的献身
グレゴールラ・マンチャランド神父<常時発動>
このキャラクターが戦闘に参加しているか、登場するリストに含まれているなら、1ターン目から全キャラクターが受ける出血ダメージだけ血餐が増加する。このキャラクターが戦闘に登場するたび、戦場にまき散らされた伏在する血を更に顕わにする。
----
ターン終了時、最も精神力が低い味方の精神力を(10-自分の磨り減ってしまった心)÷2/1だけ回復(自分またはパニック、E.G.O侵蝕状態の味方を除く。小数点切り捨て)
今回の戦闘で体力が0になるダメージを受けたとき、該当ダメージを受けずに、そのターンの間体力が1に維持される。(戦闘につき1回)
保有5
121112区産特製工房燃料
----
俺だけ生き残っちまった…
グレゴール炎拳事務所生存者<常時発動>
12区産燃料100を持って開始
-数値が50を超過しているなら12区産燃料になる
-数値が50以下なら、12区産燃料が過熱燃料になる
----
自分がこの戦闘にて消耗した12区産燃料,過熱燃料1につきダメージ量+0.2%(最大40%)
-メインターゲットが<血鬼>・<血袋>や対象の火傷と火傷回数の合計が30以上なら、代わりにダメージ量+0.3%(最大60%)
12区産燃料,過熱燃料が1以上のとき、火傷が付与された敵を混乱状態にするか討伐したなら、火傷が無いか火傷回数が最も低いランダムな敵2名の火傷回数が2増加(1ターンにつき1回)
-集中戦闘の場合は部位に付与
共鳴3
1212黒獣化【巳】グレゴール黒獣-巳対象に呪殺【毒】があるなら、自分の巳腕1につきダメージ量+5%(最大15%)
自分が呪殺【毒】を消耗して数値を0にしたなら、次のターンに貫通ダメージ量増加1を得る(最大2)
保有5
1213苦痛なき慈悲
----
ファミリーの粛清人
グレゴール夜の錐カピターノ<常時発動>
夜の錐カピターノグレゴールの「メルチェ」は、外部効果で再使用された場合を除いて1ターンにつき最大2回使用可能
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自分が敵討伐または部位破壊時、次のターンに貫通威力増加1/2を得る(1ターンにつき1回)
基本攻撃スキル使用時、対象の速度が自分より低ければ速度差2につき、対象へ守備威力減少1を付与(1ターンにつき最大1/2)
味方が敵に基本攻撃スキル終了時、敵(本体)の体力20%以下なら、対象へ「メルチェ」を使用(1ターンにつき1回)
-攻撃終了時に生存している敵が1名なら、対象が混乱状態のときにも発動
保有22
1214眩惑のランプ
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E.G.O装備 熟練マニュアル
----
灯りのような眼
グレゴールロボトミーE.G.O::ランプ<常時発動>
ターン開始時、ランプ1を得る
速度の最小・最大値が外部効果の影響で変動しない
スキル指定時、速度と関係なく攻撃スキルの攻撃対象を自分に変更できる(集中戦闘限定)
クイックを得るとき、代わりにマッチ威力増加1を得る(1ターンにつき1回)
-以降、このターンにクイックを獲得できない
----
<常時発動>
ターン開始時、E.G.O装備を着用した味方1名につき防御レベル増加1を得る(最大3)
味方死亡時、次のターンに貫通ダメージ量増加2を得る(1ターンにつき1回)
----
戦闘開始時、憂鬱共鳴2につきランプ1を得る(最大3)
戦闘開始時、眩惑が付与された敵がいるなら、精神力を3/5回復
ターン終了時、以下の条件に含まれない味方のうち編成順が最も早い味方へ、次のターンに森の番人を付与
-自分自身
-森の番人を保有した味方
-パニック/侵蝕などの精神力の回復ができない味方
共鳴2
1215しぶとい生命力
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交流放出サポート
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前へ出たまえ。サポートするとしよう。
グレゴールLCE E.G.O::
AEDD
<常時発動>
戦闘中、累計で自分の充電回数を10消費する度に充電1を得る
充電力場を得るとき、高電圧外皮に変換されて得る
自分の充電が3以上なら、速度の最大・最小値+1
この戦闘で体力が0になるダメージを受けたとき、
(5+自分の充電×3)だけ自家発電を得る(最大20,戦闘につき1回)
----
<常時発動>
ターン開始時、E.G.O装備を着用した味方が自分を含めて3名以上なら、自分とその味方全員が攻撃レベル増加1を得る
グレゴールのE.G.OであるAEDDのパッシブ効果で充電回数を消耗するとき、自分の充電回数が12以下なら、表面的中時に自分の充電回数を2消耗する代わりにバリアまたは体力を4ずつ消耗して効果発動
-体力が25%以下のときにのみ発動
----
戦闘開始時、自分の充電回数が5/10増加(戦闘ごとに1回)
戦闘終了時、自分の充電回数が12を超過したなら
超過した充電回数を最大8まで消耗して、この効果で消耗した数値の半分だけ味方1名の充電回数が増加(味方の充電回数が最小1増加,小数点切り捨て)
自分より編成順が早い味方のうち充電回数が低い味方へ優先して適用
-戦場に自分より編成順が早い味方がいないか、自分の充電が3以上ならこの効果が非活性化
憂鬱または嫉妬共鳴が3/2以上なら、次のターンに自分より編成順が早い味方の充電回数が2増加
-編成順に(憂鬱・嫉妬のうち高い共鳴数-1)名へ効果適用(最大3名)
-自分の充電が以上なら、代わりに味方の充電回数が4増加
-戦場に自分より編成順が早い味方がいないなら、代わりに自分の充電回数が4増加
保有22
1216夜明け頃のフィクサー
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夜明事務所
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モルゲンフォイヤ[スティグマ工房]
グレゴール夜明事務所代表<常時発動>
ステージに初めて登場した時、暁の火0を得る
火傷ダメージによって混乱状態になったり、体力が1未満に減少しない
火傷効果による被ダメージ量 -50%(小数点切り捨て)
-体力が50%未満なら効果が強化され、火傷効果による被ダメージ量 -75%(小数点切り捨て)
----
<常時発動>
ステージに初めて登場した時、自分を含めた戦場にいる夜明事務所所属人格が2名以上なら、全ての夜明事務所所属人格へ当該人数分の夜明事務所を付与
夜明事務所フィクサー シンクレアが戦場にいるなら、下記の効果が発動
-夜明事務所フィクサー シンクレアが夜明けから夕焼けへを得る
-夜明事務所フィクサー グレゴールが死亡したなら、ターン開始時に夜明事務所フィクサー シンクレアが保有する夜明けから夕焼けへが燃えたぎる夕焼けへ変更される
-ターン開始時、夜明事務所フィクサー シンクレアの体力が50%未満なら、逃走装置を付与(戦闘につき1回)
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自分に夜明け迎えがあるとき、基本攻撃スキル的中時に暁の火2を得る
自分以外の夜明事務所所属人格が下記の条件を満たしたとき、夜明事務所代表 グレゴールが対象の敵へ「黎明の閃光」を使用(人格別に1ターンにつき1回)
-基本スキル攻撃終了時、的中した敵が混乱したときに対象へ使用(当該スキル攻撃開始前に既に混乱状態だったなら発動しない)
-夜明事務所フィクサー ファウストの「射出」、「射出-正午」、「正午の解体」または夜明事務所フィクサー シンクレアの「烙印」、「燃えたぎる一撃」攻撃終了時、的中した敵へ使用(混乱した対象を優先)
夜明事務所フィクサー シンクレアが戦場にいるなら、夜明事務所代表グレゴールが使用する基本スキルの追加されたコインが的中時、対象の敵の火傷威力だけ、憤怒ダメージを追加で与える(最大10,1ターンにつき最大20)
-火傷が発動したものとして扱う
A+級の工房武器。駆け出しのフィクサーだった頃から、煙戦争、そしてその後に至るまで。夜明頃のフィクサーの手で振るわれてきた剣。夜明頃のフィクサーが実績を積む旅、スティグマ工房の名声は高まっていき、その見返りとしてスティグマ工房は何度も彼のためにこの剣へ改良を施した。積み重ねられた貫録を宿すように、この剣もまた鍛え直され、改良されてきた。そうしてかつてはS級という評価を受けた武器だったが、夜明頃のフィクサーが第一線から退いて次世代を教える間に、モルゲンフォイアの熱もまた、必然的に冷めていき、刃先は鈍っていった。
保有22

人格(サポートパッシブ)

※同期段階(Ⅲ/Ⅳ)の情報を表示

#サポートパッシブ囚人人格効果条件
1201因子コードG-0グレゴールLCB囚人戦闘開始時、現在の体力が最も低い味方1名の体力が5回復保有3
1202ひた走る心グレゴール南部リウ協会6課速度が最も低い味方1名の、3番目以降のコインからダメージ量+30%保有5
1203因子コードG-3グレゴールG社課長代理現在の体力が最も低い味方1名がマッチ勝利時、体力を5回復保有4
1204調理補助グレゴールりょ・ミ・パ助手体力が最も低い味方1名が戦闘開始時に体力が5回復
りょ・ミ・パ厨房長良秀-即席料理パッシブの体力回復量+5
保有5
1205鋸刃整備グレゴールバラのスパナ工房フィクサー速度が最も低い味方1名が、振動のある対象に付与する破裂+1保有4
1206あなたの盾グレゴール南部ツヴァイ協会4課体力最大値が最も高い味方1名が2つ以上の攻撃ターゲットになっているなら、防御レベル増加3を得る。保有5
1207風穴グレゴール双鉤海賊団副船長呼吸を最も多く保有する味方1名が敵討伐時、次のターンに貫通ダメージ量増加1を得る。(1ターンにつき1回)保有4
1208黒雲剣法グレゴール黒雲会副組長速度が最も低い味方1名が出血が10/7以上付与された敵へ攻撃的中時、次のターンに攻撃レベル減少1を付与(1ターンにつき3回)保有4
1209苦しみグレゴールエドガー家 継承者戦闘開始時、精神力が最も低い味方1名の精神力が7/5減少して憂鬱ダメージ量増加1を得る保有3
1210ドンキホーテ流硬血6式鞭グレゴールラ・マンチャランド神父現体力の比率が最も低い味方が攻撃的中時に体力を3回復(1ターンにつき3回)
-被ダメージ対象が出血を持っているなら、追加で3回復
共鳴3
1211あれはうちの事務所の制服のはずじゃ…グレゴール炎拳事務所生存者速度が最も高い味方1名が攻撃的中時、対象の火傷威力6につき憤怒ダメージ量+5%(最大20%)共鳴3
1212蛇が如く柔軟に伸びつ矢庭にグレゴール黒獣-巳戦闘中に自分が死亡したなら、それ以降待機解除される人格のうち待機編成順が最も早い1名へ、毎ターン戦闘開始時に呼吸2を付与保有4
1213隙を狙うグレゴール夜の錐カピターノ速度が最も高い味方1名が基本攻撃スキル使用時、メインターゲットの速度が自分より低ければ速度差3につき、対象へ守備威力減少1を付与(1ターンにつき最大2)共鳴3
1214まだ救うべき命が残っていたのかグレゴールロボトミーE.G.O::ランプターン終了時、マイナス効果を保有した味方のうち編成順が最も早い対象に下記の効果を適用
-次のターンに最左端スロットが挑発値4を得る
-次のターンに打撃ダメージ量増加1を得る
共鳴3
1215除細動グレゴールLCE E.G.O::AEDD編成順が最も早い味方2/3名がターン終了時、このターンにそれぞれの攻撃スキルを使用して消耗した充電回数と、消耗した特殊充電の合計だけそれぞれの体力を回復(最大10)共鳴4
1216スティグマ工房の義体グレゴール夜明事務所代表現体力が最も多い味方1名が、火傷を保有する敵へ攻撃的中時、振動2を付与(1ターンに1回)
-対象の火傷が10以上なら、最終コイン的中時に振動爆発。対象の振動回数が1減少(1ターンにつき1回)
本来は刃物だけを作るスティグマ工房が、夜明頃のフィクサーのために特別に制作してくれた義体。スティグマ工房の特性を理解していない者が使用すれば、この熱を噴き出す腕は装着者の身体までもを溶かすだろう。
共鳴3

E.G.O

拡張表示

E.G.O一覧(簡易表示)

#E.G.O囚人★罪攻耐耐耐耐耐耐耐備考
#E.G.O囚人★罪攻耐耐耐耐耐耐耐備考
1201ある日突然グレゴールZ怠惰打31110.7512.012.0
1202まやかしグレゴールZ暴食打132.012.00.75111S1無償パスLv20
1203提灯グレゴールT暴食貫142.0110.512.01
1204AEDDグレゴールH憂鬱打330.512.012.010.75S2無償パスLv50
1205茨の花園グレゴールW色欲斬22222222.00.512.010.750.5S3限定
1206過ぎし日グレゴールT憂鬱貫打2412.0110.512.0S4無償パスLv30
1207厳粛な哀悼グレゴールH憂鬱打12222.0112.00.7510.5Wイベント限定
1208クリスマスの悪夢グレゴールH怠惰斬222212.00.510.752.01S5イベント限定
1209輝かざる栄光グレゴールW怠惰斬2320.510.52.010.752.0コラボイベント限定
1210転入届グレゴールT嫉妬打1512.02.01110.5S7限定

E.G.O一覧(威力)

E.G.O一覧(上段に覚醒スキル/下段に侵蝕スキル)

#E.G.O覚醒侵蝕耐耐耐耐耐耐耐
#E.G.O★罪攻広Lv覚醒侵蝕必要資源属性耐性備考
1201
Ⅲ/Ⅳ
ある日突然Z怠惰打1
-
64
64
28
14(+14)*1
0
-
31110.7512.012.0
1202
Ⅲ/Ⅳ
まやかしZ暴食打3
3
63
63
23
18(+5)*1
28
28(-14)*1
132.012.00.75111S1
無償Lv20
1203
Ⅲ
提灯T暴食貫1
1
62
62
24
16(+8)*1
23
19(+4)*1
142.0110.512.01
1203
Ⅳ
提灯T暴食貫3
5
62
62
24
16(+8)*1
23
19(+4)*1
142.0110.512.01
1204
Ⅲ
AEDDH憂鬱打1
1
65
65
27
22(+5)*1
31
24(+7)*1
330.512.012.010.75S2
無償Lv50
1204
Ⅳ
AEDDH憂鬱打1
3
65
65
27
22(+5)*1
31
24(+7)*1
330.512.012.010.75S2
無償Lv50
1205
Ⅲ
茨の花園W色欲斬
斬
6*36
6*37
65
65
30
20(+10)*1
30
30(-10)*1
22222222.00.512.010.750.5S3限定
1205
Ⅳ
茨の花園W色欲斬
斬
7*38
7*39
65
65
30
20(+10)*1
30
30(-10)*1
22222222.00.512.010.750.5S3限定
1206
Ⅲ/Ⅳ
過ぎし日T憂鬱貫
打
1
1
62
68
24
20(+4)*1
27
27(-8)*1
2412.0110.512.0S4
無償Lv30
1207
Ⅲ
厳粛な哀悼H憂鬱打3
5
67
65
11
8(+1)*3
32
32(-18)*1
12222.0112.00.7510.5W
イベント
1207
Ⅳ
厳粛な哀悼H憂鬱打3
5
67
65
14
8(+2)*3
32
32(-18)*1
12222.0112.00.7510.5W
イベント
1208
Ⅲ/Ⅳ
クリスマス
の悪夢
H怠惰斬5
5
66
67
20
12(+4)*2
22
22(-6)*2
222212.00.510.752.01S5
イベント
1209
Ⅲ/Ⅳ
輝かざる栄光W怠惰斬3*40
3
68
71
15
10(+5)*1
21*41
20(-4)*4
2320.510.52.010.752.0コラボ
イベント
1210
Ⅲ/Ⅳ
転入届T嫉妬打3
3
68
68
27*42
9(+6)*2
27*43
7(+7)*2
1512.02.01110.5S7限定

E.G.O(パッシブ)

※解析段階(Ⅴ)の情報を表示

#E.G.Oパッシブ囚人E.G.O効果
1201異形発作グレゴールある日突然ターン開始時に体力が25%未満の場合は体力を15回復し、保護2を得る。効果発動時、自分以外のランダムな味方と敵1名の精神力減少効率+2
1202蛆虫グレゴールまやかし攻撃的中時、(暴食完全共鳴数×8)%の確率で蛆虫5を付与
1203養分吸収グレゴール提灯破裂が付与された敵を倒したとき、最大体力の(暴食完全共鳴数)%体力を回復
1204交流放出グレゴールAEDD表面的中時、自分の充電回数2を消耗して充電を保有する味方の内、充電回数が最も低い味方1名の充電回数を1増加
1205薔薇の冠グレゴール茨の花園ターン開始時、ランダムな敵1名へ破裂威力を2付与。(集中戦闘の場合、全部位へ付与)
完全共鳴を発動したなら戦闘開始時、全ての敵へ破裂威力2を付与。
1206戻れるなら...グレゴール過ぎし日自分の攻撃終了時に対象が死亡した場合、最も少ないE.G.O資源を1つ獲得。対象の(沈潜威力+回数)5につき、追加で1獲得(最大3)(最も少ないE.G.O資源が2つ以上ならランダムに獲得)
1207哀悼グレゴール厳粛な哀悼ターン終了時に自分がマイナス効果を持っているなら、次のターンに攻撃威力増加1を得る
パニック状態の対象やE.G.O侵蝕状態の対象を攻撃するとき、ダメージ量+15%
1208眠れぬ夜グレゴールクリスマスの悪夢戦闘開始時に混乱・士気低下・パニック状態の敵の数だけ、全ての敵にそれぞれ攻撃レベル減少1または防御レベル減少1を付与。(1ターンにつき最大2回)
-同じ効果を持つE.G.Oギフトと重複して発動しない。
1209遊侠グレゴール輝かざる栄光下記の条件を満たしたとき、鞘に納められた人を得る
-被ダメージ時、3ダメージごとに1得る
-被ダメージ時、バリアダメージ5ごとに1得る
-自分以外の味方が混乱したなら、1名につき10を得る
-自分以外の味方が死亡したなら、1名につき20を得る
ターン開始時、ダメージによる混乱状態かつ鞘に納められた人が40なら、このターンの間全ての耐性を2に固定して自分の混乱を解除(戦闘ごとに1回、強制混乱を除く)
1210転入届の処理グレゴール転入届最大共鳴数が3以上ならスキル的中時、メインターゲットへ次のターンに束縛1を付与(1ターンにつき1回)
自分の充電威力が3以上なら、自分の充電回数を獲得または消耗する基本スキル、あるいは敵に火傷威力または回数を付与する基本スキルダメージ量+10%

E.G.O(侵蝕)

侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpg
侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpg

テキスト

人格ストーリー

人格/グレゴール/南部リウ協会6課

(▌=苦しむゴロツキ)


▌不合理?何がそんなに不合理なんだ、あんさん?ちょっと気になるな。
子供は胸ぐらを掴んで揺さぶっていた人を横にぽいっと投げ、それを言った人の前でしゃがみながら目を合わせた。
▌うぅっ…そもそも、拳から火が出るってこと自体おかしいだろ?
▌都市に掃いて捨てるほどいるフィクサーたちも工房で武器をあつらえてるってのに、こんなのがおかしいだって?
▌あと、お前たちをブチのめすときには使わなかっただろ、火花魔法。で?
▌マジックとか…。
▌あんさん…ふっつーにあんたが弱いからだよ。それなのに、通りすがりのおっさんにどうして喧嘩を売ろうとするんだ?え?
▌それ!それが問題なんだよ!
眼鏡を掛け直してた子供は、うん?と表情を変えた。
▌そもそも老いぼれたオッサンが!ぴっちぴちの若造8人をぶちのめすとかあり得るのか?
▌老い…。
子供の額には細く皺が寄ったが、すぐに解れた。
まあ、子供が今までそんなことを言われたのは、一度や二度じゃなかったから。

▌歳の功…歳の功って良い言葉があるんだ、青年よぉ。ん?
▌し、しかも背も低くてずんぐりむっくりで!
▌ずんぐ…。
▌自己管理は1ミリたりとも出来てない癖に!
▌いや…俺がそんな…。
▌そんなって何がだよ!髭も剃ってないし、髪は適当に結んでるし!お前は―
ガッ。
床に横たわった者に向かって子供が放った拳からは、炎がめらめらと燃え上がり、髪をバチバチと燃やしてた。
子供はポケットから取り出した少し曲がった煙草を一つ咥え、拳をタバコの先に近づけた。

▌まぁ…ライターを探さなくても良いから便利ではあるな。

人格/グレゴール/G社課長代理

子供はただ、振り下ろしていた。
ずっと振り下ろしていたかもしれないし。
あるいは突き刺したのかもしれない。
子供の胸の片隅には今までの苦労を認めるかのように、一つの階級が乗っかっていたけど。
澄んで力強かった子供の目には、彼方へ沈んで消えてしまったかのように、何の光も見えない。
あの戦争に何の意味があったのだろうか。
絡みもつれた翼間の利権争い?そういうのもあったんだろうけど、この戦いに参加した沢山の子供たちの利権が、その中に含まれていたのだろうか。
あったのなら、良いなと思う。
だって、この子供は何も望まないような顔で、敵の心臓を数え切れないほど貫いているんだ。
ちょっと前までは純粋な顔で誰かに敬礼をしていた子供は、その短かった時を短くない時間として脳裏に刻み込み。
その分、すり減った心は…。
遂に、人を殺して感情をへし折るのが正しいという答えに近付きつつあるようだ。
そう。
それが君のためならば。


それもまた、正解の一つだろう。

人格/グレゴール/りょ・ミ・パ助手

(▌=愚かな組織員)


▌はぁ、はっ…捕まえた!この野郎が!
子供は袋小路に追い込まれていた。そして子供を追っている誰かが、向かい側にいた。
長い剣を両手で持ち直してゆっくり呼吸を整えてる様子が、今にも子供を真っ二つに引き裂いてしまいそうな勢いだった。

▌もう…逃げ場もない。はぁ、無駄に力を使わせるな…。
と、相手が何かを話しているとき。
▌おい!どこ―
子供はガタガタ音を立てながら右の方へ消えていった。
追跡者は悪態を吐きながら、ゆっくりと子供のいた路地の終わりへと歩み寄っていく。
赤錆がこびりついた鉄の門。子供はきっとここに隠れ込んだんだろう。

▌クソッ…狭い室内に入れば長い剣じゃ力が出せないとでも思ったのか?
彼はケラケラ笑って剣を腰にしまうと、もっと小さい剣を取り出した。
▌馬鹿なやつ、いつも剣を二つ携帯して回るのには理由があるのに…クックッ。
胡散臭い笑いと共に、扉の中に入る追跡者。
しかし、それ自体が罠だということは知らなかったんだろうね。

▌捕まえ…た。
▌はっ!?


見回したときには確かにいなかった子供が、突然自分の後ろから現れるなんて。
彼は到底信じられなかっただろうね。

▌ど、どうやって…。
▌剣が長くても短くても俺の知ったこっちゃない…。俺の「作業場」まで入ってきて、手の中から逃げ出せた材料はまだいないんだ。
▌ざ、材料…?
▌うん、お前…引っかかったんだ。材料産地直送ってわけだ。
追跡者はやっと悟ったんだ。
追いかけて入った空間が…美食の路地に位置する店の倉庫だったということを。

▌だからどうして普通に歩いている人に喧嘩を売るんだ…。最初からなんとも思ってなくても、新鮮な奴なのか確認したくなってくるだろ。
▌じゃ、じゃあここは…良秀のミート…。
▌ふぅ…そうだ。りょ・ミ・パだ。店の名前は気に入らないが。
追跡者…あるいは強盗と呼ぶべきか。何はともあれ、今や哀れな山羊と同じくらいに墜落した彼は、恐怖混じりの声でつぶやいた。
周辺の地理にまだ疎い新入組織員の彼も一度は聞いたことがあるだろうね。人肉でパイを作る店が、この23区路地のあちこちにあるということを。

▌すぅ…あいつが店をこしらえたから、名前が店の前にぶら下がってはいるんだが…。
▌いくら考えても良秀のミートパイじゃなくてりょ・ミ・パなこと自体理解できないんだよな。
▌俺があとから入ってきたせいで煮え湯を飲まされたり、散々罵られながら料理を習ってはいるけどなぁ…はぁ、我慢はしてるけどその命名センスだけは到底理解できなくて。
▌おい、お前もそう思うだろ?材料の収穫から裁断、手入れまでオレがやってるの*44店の名前くらいは改善してくれても良いんじゃないか?
古びた中華包丁の背でとんとん。
緊張しきった山羊の肩に触れながら、子供が不満を吐露する。

▌も、もちろんじゃないですか!当然コックさんの名前が入らないとですね!
▌はぁ、そう言うな。さっきはあの野郎この野郎って言ってたのに…急にコックさんとか言われると鳥肌が立つよ。
▌ご、ごめんなさい!
▌…申し訳なく思わなくていい。そうしたからって解放してやらないからな。
▌こ、コックさん!そんなに素晴らしい方なら上で名前を売ってるそいつを殺してその座を奪えば良いんですよ!わ、私がお手つ…。
▌ほぉ…それは良いアイデアだな?
▌本当ですか?それなら私さえなんとか…なんとか解放してくださいましたら…!


▌あぁ、ホントうるさいな。
その言葉を最後に、空間に残った音は切って、また切る音だけになった。


▌まぁ…良いように見てくれたのはありがたいけどな、あんさん。だからって俺はまだ良秀厨房長並みの手つき餅のパイが作れるわけじゃないからな。
ビチャビチャと音を立てながら手を動かす子供は呟き続ける。
聞く人がもういないのにね。

▌ずっとイライラさせてくるし、些細なことで解雇するって脅迫してくるのが腹立つけど…料理を習うのには悪くない師匠ではあるからな…今のところは言うことを聞かないと。今のところは。
▌だからそんな寂しがるなよ、あんさん。お前が有名なシェフだったなら、ちょっと悩んだかもしれないけどな。フッ。
「今のところ」が終われば何をするつもりなんだろう。子供の本音が気になりはするけど…。
まあ、そんなものに疑問を抱けるような平和な場面じゃないと思うな。そうだよね?

人格/グレゴール/バラのスパナ工房フィクサー

(▌=親切な職員、▌=???)


▌ぐあっ!
電動ノコギリがガチャガチャ言いながら回る音。
▌ぅうっ…。
人の腕と足が切断される音、ドタドタと逃ける足音とそれを追跡するもうーつの足音。
子供の外回りはいつもこんな感じだね。いつも事務所の大変な仕事を引き受けてから片付けて、また別の現場へ向かうことを繰り返すんだ。

▌おい…なんでコレ動かないんだ?
▌た、たすけー
▌あ、動いた。


…ずっと見てて良い気分になるようなシーンじゃなさそうだな。そうだろ?


▌おじさ~ん、コーヒーどうぞ。
▌おう、おう…サンキュ!
仕事が終わって事務所に帰ると、子供はいつも同じ場所で同じ行動をする。
安物のミックスコーヒーを片手に持って、疲れが取れるまで無理やり煙草を吸うんだ。

▌クリーマー入れてないんだな?ありがたいね…。
▌私がおじさんのコーヒーを淹れ始めてから何ヶ月も経ったのに、そんなのを忘れると思いますか?
子供にコーヒーを淹れてくれた職員は、そう冗談を言いながら自分の煙草にも火をつけた。
▌今日の仕事は全部終わりましたか?
▌いいや…どれどれ~。
▌さっきニ件を一気に終わらせたから…後で夜明けに一件、日が明るい時に一件片付けたら少し休めそうだな。
▌あらら…休み休みやった方が良いんじゃないですか?
▌いいんだ…キツくなるくらいやれば、いっばい稼げるからな。その、毎日残業してるやつもいるだろ?
▌それでも、その方は内勤メインですよ…。
ふぅ、子供は煙草の煙を吐き出しながら苦笑いを浮かべた。
職員の言う通り、子供も結局人間なので日に日に身体が疲れていくということは自分でも分かっていた。
でも、子供には夢があった。

▌トレスに認定される機械を作るためにゃぁ…カネがたくさん掛かるだろ。
▌おじさん、まだ諦めてないんですか?
▌なんで諦めるんだよ~。老衰して死ぬまで在籍することはできないしな、この悪徳工房め。
▌早く俺の工房製品を作って独立しなきゃ。そうだろ?
子供はそう言いながらコーヒーを持った腕をクイクイさせながら見せた。
あるときはチェーンソーになって、あるときは短剣が、またあるときは炎が飛び出たりする腕。それが子供が苦労しながら準備している「自分だけの機械」だった。
トレス協会に認定されるお金も、量産するお金もないので一生懸命働いてたけど、それでも子供は良かったと思ってた。
一人でカチャカチャやってた機械まで認定を受けなきゃ駄目だったのなら、為す術もなく夢を諦めるしかなかっただろうからね。

▌…分かりました。とにかく、身体には気を付けてください。おじさんがいなきゃうちの事務所が回らないの、分かってますよね?


子供はただ笑いながらそう言い、タバコを消した。
返事する必要はなかった。その言葉が事実であろうとなかろうと、子供が今忙しなく身体を
動かさなければならないという事実は変わらないからね。

人格/グレゴール/南部ツヴァイ協会4課

(▌=困ったVIP、▌=真面目な警備員)
▌さ~お客さん、ここで一本ふかしてから行こうって。
▌はい?またですか?
▌はぁ、ここ過きたらしばらく煙草吸える場所がないんだって。お客さんも後々ありがたいって思うだろうな?
▌うーん…。
▌その、火もちょっと貸してもらって…。
子供は笑いの混じった声で、顧客へ向かってさりげなく指を差しだした。
遠くから見れば、彼らはとても仲の良い友達に見られてもおかしくないくらいの雰囲気だったんだ。
ツヴァイが顧客を警護する方法には色々とあるけど、やつばり最も一般的な形態を選ぶならそれはきっと密着警護だろう。
顧客の最も近い位置へにゅっと現れ、突発状況を統制すること。
子供はかなり長い間、この密着警護という任務を専門的に引き受けてたんだ。

▌やめ。ⅥPに対しての接近が過度です。
▌はあ…のっぽおじさん、なんでそんなにお堅いんだ?この仕事は初めてか?
▌ツヴァイの業務遂行方式は知りませんが、私の事務所ではこのような行動は容認されません。
▌はぁ…そんなに目立っちゃ、お客さんが「お前たちが襲撃してくるのは全部分かってて準備したから掛かってこい!」って触れちらかしてるみたいじゃないですかねぇ?
子供は濃い煙を吐き出しながら、溜め息交じりの声で話を続けた。
▌一番良いのは「事態」が発生しないようにすることなんだって。苦労もせずお金も稼いで。良いだろ?うん?
▌その…雇用人の前でそんなこと言うのはちょっとアレじゃないですか?
▌えっ?あぁ、すまんすまん。はは。
顧客と呼ばれる人は、内心不安そうにしていた。
▌事務所のフィクサーを雇用しただけじゃ不安だから、高いお金を払ってツヴァイ協会の4課の人まで雇用したのに…。
▌こんなしつこく絡んでくるオッサンがくるだなんて…。
▌オッサンだなんて、言い過ぎじゃぁないですかねぇ…。
▌ツヴァイ協会はもう少し頑固で、原理原則にうるさい人々がいると思ってたんですけど。
▌うん?そうか?まあ…コートがちょっと窮屈に見えるよな。だろ?
▌そういう意味じゃ…。
▌まあ、外野がどう思えど仕事さえ上手くこなせればいいんしゃないのか?だから…。


▌こういう風に、な。
子供は急に足を持ち上げると、他の事務所の警護員を足でグッと押しやって倒したんだ。
▌うわっ!?
▌あっ!誤解するなよ、お客さん。裏切りとかじゃなくて…
その直後、その警護員がいた場所には無数の刃物が突き刺さっていた。


▌助けてやったんだ。のっぽおじさん、ありがたく思えよ~。
子供は無駄ロと共に外套を脱き捨て、顧客の前で身構えた。
その位置目がけて、怪しい男の切っ先が振り下ろされようとしていたからね。

▌よいしょっと!
脱き捨てられた外套の下には、窮屈と言っていたそのツヴァイの藍青色のコートが。手袋の下に隠されていた、鋼鉄製の義手が現れたんだ。
▌まったく、これまた沢山連れてきたな…
切っ先を防いだツヴァイへンダーからは、子供の煙草の先に灯った火より明るい閃光が飛び散った。そのまま人に振り下ろされれば、真っニつどころじゃないくらいの力だね。
でも、子供は軽く受け流した。
片手でも十分に耐えられるという風に、子供は左腕でふかしていた煙草を摘まんで灰をトントンと落とした。
そしてこう言ったんだ。

▌さあ…お客さん?この煙草、吸い切る前に終わらせるから安心して後ろにお下がりくださいな。
▌ツヴァイはあなたの盾だから。

人格/グレゴール/双鉤海賊団副船長

(▌=緊張した組員/行動の早い組員/有能そうな組員/組員たち、▌=???)


▌よいせっと…。
ソファーが深く凹む音と共に、厚い革製ブーツのヒールが卓の上に載る音が聞こえた。
まもなくガサガサという音、ポケットをまさぐる音が周囲からうるさく鳴り始めると…。

▌うん?おぉ、そうか。今日はこれをふかすかな。
▌はっ!
▌火は~?
▌こちらです!
横に立ってた船員一人が慌ててライターを点けて子供に差し出した。
子供は、こんな状況は当たり前だという風に顎で頷いてその炎に煙草を近づけて気分よさそうに吸い込んだんだ。

▌はぁ…悪く無いな、これ?どこの港から来た?
▌この前来た「ゲスト」が持ってました。お望みならそいつに…。
▌いやぁ、いいっていいって。下手に手ぇ出したら驚いてあの世へ行くかもしれないだろ。どうせすぐ飽きるって~。
▌へぃ…。
▌それはそうとして…。
手のひらを広げて灰皿になっている船員にトントン、と灰を二度払った子供は再びタバコを口に咥えて自分の前に並んだ船員たちをざっくり見回した。
▌さぁ、朝の会議だ。左に立ったヤツから。副業の状態を報告してみろ。
▌あ、はっ!我が人魚香水担当は今回新たな人魚を捕まえて…。
子供の指示の下、船員たちはそれぞれ担当してる領域の仕事を口にする。
人魚香水、アイスクリーム、それ以外の雑多なものに対する売り上げみたいのが慌ただしく子供の耳に出たり入ったりしてるね。

▌…ふむ、まぁ。そうか。
▌結局全部芳しくないってことか。そうじゃないか?
▌……。
▌貝にでもなったか?なんで何も言わないんだ?別にお前らのせいにしてないって~。
▌どうせ全部カネにならないって思ってたよ…。結局、俺たちのメインはアレだろ。なっ?
▌…「ゲスト」の状況はどうだ?
▌今回新たに入庫したヤツを含めると、計六名を閉じ込めています。
▌ゲストを探してる顧客は?
▌二人が交渉中だそうです。そのうちの一人は巣からいらっしゃったかなり厚い方だと…。
▌ひゅー、良いねぇ~。
▌あ、そして特記事項として…。
▌なんか…会社で派遣したやつらっぽいんですけど、チーフってのを連れてきました。そのうちやばいくらいの交渉金を持ってくるんじゃないですかね?
▌ほお…チーフか。かなりするだろうな。
▌チーフにしては少し間の抜けてるような気はしますけど…まぁ気にすることじゃないです、副船長。
▌ふぅ、そうだな~お疲れ~。
▌お前らもお疲れ様~。ズル休みしてる船長の野郎がいないから、位の低い副船長なんかに振り回されちゃって。だろ?
▌いいえ!
▌なにがいいえだよ~。はぁ、呆れたフック。船の上で一緒に戦うときはなんか頼もしかったけど、停泊するたびに妖精酒だか何だかを飲みに行ってばっかりだし…。
子供は無邪気な声で冗談を言うけど、船員たちはまるで軍紀でがんじがらめになった軍人のように乱れることがないんだ。
名目上は海賊って呼ばれてはいるものの、なんだか雰囲気が堅苦しくてどうにも似つかわしくないような気はするけど…。
実のところ、彼らにはそうなるしかない理由あるんだ。


そしてそれは…こんな図々しい人が副船長を務めてる理由でもあるってこと。
▌さぁ!こっちをしっかり見ろ。
▌ひいいっ!!
▌あ~そんなに怖がるなよ。震えてるせいで変に動くと、首に風穴が空くぞ。それを俺のせいにしちゃダメだろ?
▌…ゴクッ。
▌さぁ、よ~くご覧になってくださ~い。未来のゲストさ~ん。
▌これ、銃って言うんだけど。バンッ!って打つとそのまま身体に風穴が開いちゃう怖い友だちなんだ。挨拶するか?こん銃弾がクソ税のせいで高いの知ってるよな?
▌ああ、だからって頷き過ぎるなよ。俺が引き金をちょっと弄ったせいで風が吹くだけでもバンッ!ってなるからな。
▌だから、瞬きだけで答えろよ~。答えを選ぶ余地は無いと思うけど。
▌今からお前は俺たちの「ゲスト」になるんだ。お前の友だちや家族って、金持ちなんだろ。なっ?
▌……。
▌よし。そうやってパチパチするんだ。その友だちがお前の身代金を払いに来るまで、俺たちと一緒に過ごそうか。そしたら死にはしないさ。良いだろ?
▌ほぉ、目が乾いてるのか?どうしてパチパチしないんだ?まだ余裕なのか?
▌ち、違います!ちが一
▌…ゴクッ。
…ゲストを連れてくるたびに見せるこんな姿を船員たちは毎回見ることになるから、子供に恐れを抱かずにはいられなかったんだ。
もしかすると、フックって船長はこうなることを知って子供に任せたのかもしれないね。
子供が面倒くさがってるのか、そうじゃないかに関しては別に気にすることじゃなかったってことみたい、多分。

人格/グレゴール/黒雲会副組長

(▌=忠実な部下、▌=組員たち)


▌酒ってもんはだなぁ、人間を結構正直にしてくれるんだ。
▌肝臓お釈迦になるわ、しくじるようになるわ…まあ、悪い副作用が沢山伴うという話は多いけど、利点がないわけじゃないってことだ。
▌組織で生活してると…正確に言うなら死なずにそこそこ耐えてみりゃぁな。
▌ひとりふたり部下ができるもんだ。
▌少ないときゃあ、仕事も一緒にこなすし対話を何度もやればどんな奴なのか把握できたりもするけどな…。
▌これが両手で数え切れないほど多くなったら、手に負えなくなんだよなぁ。
▌だからって、手足のように使わなきゃならねぇ奴らなのに、ドタマが変な奴を使い間違えたら全部おじゃんになることもあっから、気にしないわけにもいかねぇ…頭痛ぇよな。
▌そんなとき!酒ほどいいもんはない、ってことよ。
▌それに加えて、俺も酒樽にど~っぷり浸かったみたいに行動すれば…。
▌こいらが大したことねぇアニキに仕えてるんだな、まぁこんなことを考えるようになるんだよな?
▌酔いから醒めた俺を見たことのないひよっこ共は特に。
▌そんな状況で正直な言葉ひとことふたこと言やぁ、どんな奴かピンと来るってこった。
▌どうだ、酒って結構使い道があんだろ?
▌さぁ…だから早く注いでくれよぉ~。
▌ま~たこうなる…アニキ、そんなことおっしゃるならこいつらがいないときに言うべきですよ。
▌うへぁ?あ…そっかぁ?
子供は30分前からテーブルに頬をくっつけたまま、でろでろに絡まった舌を動かしながら、ぎこちなく話していた。
本人はそれを知ってか知らずか…隣に座っている者にずっと同じことを繰り返してるだけで。

▌おい、子分ども。
▌はっ!!
▌アニキがこうしてるからって、本当に飲んだくれだって勘違いするなよ?あぁ?
▌はっ!もちろんです!
▌なんだよぉ~こそばゆいだろ~。早く酒でも注げって…。
雰囲気引き締めようとしていた部下は子供の冗談に頭を落とし、長く溜め息を吐いた。
子供が少しでも重々しい姿を見せてくれたらと思っていたが、毎日のように酒宴をする人に高望みしすぎかな、とも考えていた。
まぁ、だからって子供を心配してるわけじゃないけど。
やるときはやる人。子供を表現するのに、それ以上に適した言葉はないだろう。
公と私を確実に分けられている人。それも子供を表現するのに適した言葉だろうね。
子供の側で長い間補佐していた部下は、その事実をよく知っていた。
1分前まで酒に酔ってふらふらになっていた人が、事が起きたという話さえ聞けば気合一発で酔いを吹き飛ばす化け物のような力を持っているということを。

▌そうだ。それで、あの転がり込んできた浮浪者のやつらを叩く準備は上手いことやれてるか?
▌はっ!おっしゃった日時に合わせて、みな刀を研いでおります。
▌あの剣契のヤツらが我々の縄張りを荒らし回っているせいで…組長や副組長の気が休まらないでしょう。
▌まぁ、組長はそうだろうけど…ヒック。
▌おりゃあ、あいつらと剣で競ってみたいだけだからなぁ。
子供は杯を一気に飲み干し、気持ち良さそうに息を吐いてからまた言った。
▌裏路地で剣を振るうやつの中で、本気で剣を愛しながら振るうやつは中々お目にかかれないだろ…なっ?
▌お前も同じだろ?お前はただ俺たちの組織生活をしながら、ちょっとカネを触りながら威張ってみようって剣を握ったんだろ。
▌あっ…ち、違います。
▌なにが違うだ。…はぁ~黒雲会にはホンモノの剣の道へと行こうとするヤツがいないんだよなぁ。
▌昔は何だその、黒雲会でも色々な剣術を作って鍛錬してきたらしいけどなぁ…。今はまあ~。
子供は喋りながらも、焦れったそうに髪を神経質に掻いていた。
▌親指の下に入ったせいか…剣を振りかざしてた奴らはみんな自分の流派を作って別の場所へ行っちゃったろ。なっ?
▌アニキ!親指をそのように言ってはなりません。万が一に…。
▌あ~、わーってるわーってる。だから今の黒雲会がこのザマってことさ。
▌はした金でも稼ごうって命令されて、喧嘩なんかやっちゃって。俺がここに入るのが遅すぎたな。
▌黒雲会は剣術を磨く組織ではないじゃないですか。そのような組織やフィクサー事務所は他に―
▌だから!俺がここでやってきてどれくらいだと思ってんだ!そこにイチから転がり込めってか?
▌ヒック!でも!じきに剣を交える奴らは違うってことさ!
▌だから、酒の味がこんなに旨く感じるんだよな。フフッ。
子供の言葉は本気だった。
子供は剣を振るうことを愛してきた子供で、だからこの組織まで流れてついてきたらしいけど…。
自分みたいに、剣に本気になってる人たちを見ることはほとんど無かったんだ。
その代わりに子供の地位は急激に高くなり、副組長という地位にまで登り詰めて、まもなく行われる抗争でも組員たちから最も頼りにされる人になることはできた。
そのおかげで、これほどまで沢山の部下に囲まれて認められることもできたし。
だから今日も一生懸命に補弼(ほひつ)して、この凄いアニキの威信を少しずつであっても満たし直さないとね
部下はそう考えながら、ぷっと笑った。

▌おい!酒!
▌…はい。
もちろん、杯も満たす必要があるけど。


…そして抗争の陽は昇った。


黒雲会と剣契はお互いが張り詰めた様子で対峙していた。
じきに血と肉が飛び散ることになる、とある路地裏でね。

▌おい。あの笠被ったヤツに気をつけろ。
昨日まで酒に酔ってベロンベロンになっていた人とは思えないくらい威厳のある声で、子供は反対側にいるとある人を指す。
▌えっ?あぁ、あの変な帽子被った人?
▌ほぉ。血に濡れた剣と剣鬼の目を持っているな。
副組長の言葉に、他の部下たちもひとりふたりざわめき始める。
でも、子供にとってはむしろ良いことだった。部下たちに注意させたからこそ…。
あの凄そうなやつと、剣で競うもりだからね。

▌まぁ剣鬼だかなんだか分かんねぇけど!雲を斬るようにかち割ってやろうじゃないか!
子供は声を張り上げながら剣を抜き…。


そうして、抗争は始まった。

人格/グレゴール/エドガー家継承者

この世には決して慣れることのないものがいくつかある。
ティーポットの最後の一杯に混じった茶葉の欠片を偶然噛んだ時に感じる奇怪な味。
飲むタイミングを逃して大きな氷が溶けて水が混ざり濁ってしまったスコッチウイスキーの味。
…そして、望んでいなくても訪れる続ける悪夢の味。


その夢では、二度と会いたくないやつが訪れてくる。
俺の妹を奪い、俺の家庭を荒らしていったあれが…。


俺にとって大切なものを、思い出せないくらい奪ったあの狡猾で残忍な狼…。
俺の腕を…この、恥ずかしいあまり憎らしくもある腕を作らせたやつ。俺の腕を奪い、命だけは残してくれたおかげさまで、この地獄のような人生を俺に歩ませ続けたやつ。
あいつは絶対一人で訪ねてこない。俺の周囲全てを取り囲むほどの、沢山の奴らが俺を圧迫してくる。
これは俺の恐怖の大きさなんだろうか。
生まれたときから病弱で、必死に努力しなければ近寄ってくる外力に対抗できないこの身体が、根本より感じる恐怖に打ち勝てずにいるということだろうか。
鋭く研いだ俺のセイバーで狙いを定めて人生を削り、憂鬱で鍛えた剣術をあいつらへ叩き込む。
しかし、その夢は結局俺の敗北に繋がるだけで、足掻いても至れない結果だけが残る。
果てに、俺は悟る。
今回も俺は何の抵抗もできず、奪われる人になるだけだと。
そして俺は悪夢から目覚める。
…俺は生まれつきの弱さを克服するため、必死にもがいていた。
嬉々として両親の七光りのみを信じて生きるには、俺の立ち位置とカネを狙って接近する山犬が多すぎたから。
彼らに見せる弱い姿を最小限に抑えなきゃならなかった。
剣術を身につけ、体力をつけた。
肺を裂くような苦痛とは、もはや親しくなってしまうほどだった。呪われた身体は俺の心がどうであれ折れ続け、壊れることを願うかのように、俺を押しつぶしてきた。
そうして俺は、少しずつ自分が得られるものを守ってきた。
良い家と服…食い物と遺産までも。
もしかすると俺の身体に掛けられた呪いを克服したのかもしれないと、一時は自惚れに近い考えを抱いてすらいた。
でも、俺は完全に忘れていたんだ。
あの嵐が吹き荒れていた屋敷で見た···。
ずた袋のような髪と、少しでも触れただけでも怒りを抑えられなかった乞食の、恨みの宿った目を。
そいつは、俺が一番自惚れているときに俺の前に現れた。
あのときそうだったように…俺の全てを奪っていくという不安があいつの瞳に反射して見えていたんだ。


腕が離れていったのは一瞬だった。


…二度と思い出したくもないな。
あのときを思い返すだけでも切られた部位が痺れ、胃が空っぽなのにもかかわらず戻してしまいそうだ。
でも、このまま挫けてたまるか。
鬼ごっこをしたいと言ってたな。あぁ、望むところだ。
この悪夢を…この掴めない恐怖の果てを切り捨てるには。
狼の狩りを始めるしかない。
…結局のところ、その実体を自分の手で殺さなければ意味が無いだろう。

人格/グレゴール/ラ・マンチャランド神父

(▌=血鬼の狩人)


▌…我慢できず、また鞭を振るったんだな。
▌はっ。入る前にノックくらいはしろと言ったはずだけどな。
▌ふむ…計画は…。
▌その話をするなら、訪ねてもくるなと言ったはずだがな。
▌…計画に参加するつもりはまだないのか?
▌そっちの相談は…気が向かない…。
▌父上はもう我々など眼中にないと言ったはずだ!
▌お前の計画は…不孝行だ。やってはならない…。
子供の瞳は、強烈な拒絶感と恐怖が絡み合い、焦点を失ったまま震えているの。
血で結ばれた絶対的な感情。
ほとんどの血鬼はその感情に逆らうことはできないだろうね。
でも子供の心には、いつの間にかそれよりもうんと濃い欲望が育ってて…。
鋏を持った子供はそれに気づいて、きっぱりと彼の不安に答えたんだ。
▌いや、やるべきことだ。
▌一体家族たちが…これから何年も*45持ちこたえられると思っているんだ!?5年?10年?
▌ありえない!1年も持ちこたえられないのは明らかだ。家族たちと相談をしていたお前なら誰よりもよく知っているはずだろう?
▌それは…もっと奇抜で面白いアトラクションを開発して、血液パックの供給量を増やせば…
▌そういう話じゃないだろう!
子供のもどかしい態度に怒った声と、鋏の刃が大理石の床にぶつかる金属音が告解室に響いたんだ。
▌ふぅ…開園以来、ラ・マンチャランドが一度でも閑散としていたことがあるか?人間たちが数百もの血液パックを支払ったのにもかかわらず、全ての眷属が食べるには全く足りないんだ!
▌流れずに淀んだあの血は…飲んでも、飲んでも、飲んでも!…足りないのだ!
▌それを解決するために、お前も父上様を手伝って血液バーを作ったじゃないか。
▌動物の血を混ぜて量を増やしてから、できる限り凝縮して作ったあの血液バーを。
▌必要悪であったに過ぎない…客から貰った血を全ての家族に食べさせるには、血液バーにするのが唯一の手段だったからな。
▌不味くとも…淀みながら新鮮さを失っていく血液パックとは違って…それは全ての家族の飢えを満たすことができる偉大な発明だった。
▌そうだ、しばしの飢えと渇きは和らげてくれたさ。
▌だが、それを食べている間、たったの一人でも幸福を感じた家族がいたかのか*46と聞いている!
▌結局、徐々に死んでいくだけだ。家族たちはこれから数ヶ月も持たない内に、客の血を欲するようになるだろう。
▌…せめて、俺の血でも分けてやれたらよかったろうに。
▌意味のない想像だ。
鋏を持った子供は、冷たい目で彼の背中を伝う血を見つめたの。
もし目の前で人間の血が流れていたら、理性を失ってただろうけど…。
▌同族の血は動物の血にすらも劣るんだ。何の欲望も満たせない病んだ血に過ぎないの*47。
▌……。
▌しっかりしろ、神父。最初から…不可能な夢だったのだ。
▌結局我々血鬼は、人間の血を直々に摂ってこそ幸せになれる種族に過ぎない…。
この子供たちの父上である者もまた、その事実を知らないわけじゃないと思うんだ。
それでも共存を望む子供たちの父上は、血鬼が人間の血を直接摂ることを許さなかったんだ。
家族の幸福を禁じてまで、そうしなければならなかった理由は簡単といえば簡単な理由だったの。
血鬼に直接血を奪われた人間は、変わる時間に差はあるけれどもみんな血袋に成り下がってしまうの。
それは共存の終わりを告げるものであって、子供たちの父上が決して許さないことだったんだ。
▌父上様の震怒(しんど)が怖くないのか、ウーティス。
▌怖いさ…だからこそ計画を立てたんだ。ましてや我々が父上様を殺そうというわけではないだろう?せめて父上様が正気に戻られるときまで……。
▌…そもそも兜はどうやって被せるつもりなんだ?
父上を害するつもりはないというその言葉が、免罪符のように感じられたのかな。
子供は初めて計画というものに関心を示したんだ。
▌ようやく話ができそうだな。
▌旅に出られる前に、父上様が作られたロシナンテを覚えているだろう?
▌…ああ。
▌相当な血をロシナンテの創造に使われた父上様なら…旅路で積もった疲労がかなり残っているはずだ。その隙を狙えば…兜を被せるくらいはできるだろう。
▌その後の戦略については…お前が考えを改めた後に教えてやる。
華やかな衣装の子供が去った後も、子供は罪悪感に打ち勝てずに苦しみに震えているんだ。
結局、子供は再び鞭を手に取って自分の体を打ち続けたけど…。
▌家族のために、いや…父上様のために…。
一度頭をもたげた不敬な思いは、終わりなき苦痛でも止まらなかったんだ。
むしろ全身に刻まれていく深い傷の*48みたいに、忘れられず鮮明になるばかりだったの。
結局子供は鞭打ちを止めて、過去の自分じゃ想像すらできなかった言葉を口にしたんだ。
▌たとえ罰を受けることになったとしても、父上様が我々の苦しみを知ってくださるなら…。
家族たちとの相談で少しずつ揺れていた父上への子供の心は、理髪師との出会いで…。
父上にも将来良いことになるって正当化を終えたまま崩れ落ちたんだ。


子供が家族たちの計画に加担して、長い冒険の時間が終わって訪れてきた反乱の日。
子供はたっぷりと血を宿した状態で、数多の狩人に囲まれたの。
過去の子供にとっては慣れた状況だったと思うけど…ラ・マンチャランドで過ごしてきた今の子供には馴染みのない状況だね。
今日みたいな日が来なかったら、本当に狩人たちとも敵対せずに生きていけたかも。
▌血鬼戦争以降、お前たちは憎しみを抑え我々のラ・マンチャランドへと訪ねてこなかった。
▌見守ろうとしていたのか、まぁそれとも他に意図があったのかはわからないが…。
▌…それも今日が最後になるな。
▌この血香と悲鳴を追いかけながらも、疑っていた。
▌ラ・マンチャランドの繁栄を妬んだ他の一族の血鬼が襲撃してきたのではないかと。
▌愚かな考えだな。しかし…父上様が聞かれたら、さぞ喜ばれただろう。
▌…確かに愚かな考えだったな。
▌我々はこの先、野草のように育つ全ての狩人に伝達する。
▌お前たち血鬼は…変われない悪しき種族であるということを。
▌……。
その言葉を最後に、子供と狩人たちの間には沈黙だけが漂ったんだ。
これ以上の対話が何ももたらさないことを互いに悟ったからだろうね。
子供は狩人たちの死を見つめながら、ただ一つのことだけを思い浮かべているの。
それは自分が犯した罪についてでも、これから受けるべき罪についてでもなくて。
歓び。
狩人の血にたっぷりと酔いしれたまま、子供が思い浮かべている唯一の考えであり感情だったんだ。

人格/グレゴール/炎拳事務所生存者

(▌=姐さん、▌=討伐参加フィクサー、▌=P社職員、▌=炎拳事務所フィクサー、▌=血鬼)


▌炎拳(えんけん)事務所だ!あの服装は我が炎拳事務所の制服だ!
▌……。
▌まったく…あぁ、こうなるって思ってたよ。姐さん。生きてるならせめて連絡くらいくれよって。
▌夢と…希望で…。
▌しっかりしてください!どこをどう見たらあれがおたくの事務所の制服に見えるんです!?
▌何を…言ってるんだ?あれは。俺たち炎拳事務所の制服じゃないか。
▌いっぱいのラ・マンチャランドへ…。
▌近づくなって!アレ血袋だって!このままじゃおたくも死ぬぞ!
▌離せ!あそこ。あそこに姐さんがいるんだよ!
▌クルナ!!!


▌…!
▌大丈夫ですか?突然ボーッと突っ立って返事もされませんでしたけど。
▌…大丈夫だ。少しめまいがしただけで。それより…。
▌今日も…開かないのか?
あれほど待ち望んでいた遊園地が、門を開かなかった。
▌最近ずっと雨が止まないせいか、まったく開かないんですよね。
理由は単純だった。雨が止まないからだ。
踵を返して帰る場所も無い。
炎拳事務所に残されたものといや、空っぽなのに狭いな*49部屋と家賃を催促する郵便物だけだったからな。
▌ちょっと…中に入りたいんだけど。
▌作戦用のテントにさえ入らなければ大丈夫です。
▌…遺品でも探されるんですか?
▌そうじゃないけど…いや、探しといた方が良さそうだな。
広い空き地だったが、入口があった場所を見つけるのは難しくなかった。
血とは違い、燃料タンクから漏れ出た油は簡単に洗い流されなかったから。
虹色に光る痕跡の先には、壊れた燃料タンクと無造作に捨てられた防毒マスクがあった。
半月前。
事務所の皆を集めた姐さんは、窓を大きく開け放った。
▌ほら、見てみな。
窓の外には、P社の高い建物が放つ白く霞んだ光が広がっていた。
▌今回の依頼さえ上手く解決できれば、あたしたちも寄与金貰ってあんな立派なビルに住めるんだ!
▌寄与金が入ったらまず引っ越しからしよう。その次に、装備をもっと燃費良いのに買い換えるのさ。
▌まったく、夢がドデカいなぁ。俺たちみたいな低ランクのフィクサー事務所がどうやって寄与金を貰えるってんだ。途中で盾にされなきゃいい方だ。
▌あぁもう。そんな依頼じゃないって!あたしたちはあの血鬼だかなんかを討伐する必要すらないんだってよ!
▌そ、そうです。中に入って生き残りさえすれば良いって聞きました。たったの15分間証言できる情報さえ得られたら…。
▌ふぅ。なんか嫌な予感がするんだけどな…。
▌一応翼の公開依頼だし。協会のフィクサーも沢山参加してんだから、怪しがる必要ないさ!
▌あ!今思い出したけど、ついでに生存者救出のチラシを何枚か剥がしてくるか?駅にたくさん貼ってあるし、一人くらい救えばナンボくらいなると思う?
頭の中で疑念が次々と湧き上がった。
都市悪夢に指定されたラ・マンチャランドの討伐に、なぜ俺たちのような場末の事務所が必要なのか。
P社で名の知れた事務所がいくつか参加したのを見たのに、なぜまだ討伐が完了しないのか。
だが、輝く姐さんの目を見ながらそんな疑念を口にすることはできなかった。
▌あたしたち、ここから出ないと。いつまでもこんな場所で、つまんねぇ依頼ばかり受けて生きていくわけにはいかないだろ?
抜け出したかったのは俺も同じだったから。
燃え広がる炎のような希望に水を差したくはなかった。
俺たちは皆、半地下のように湿っぽくて陽の光すら差し込まない荒涼とした生活から逃げ出したかった。
依頼を引き受けたのは、心の奥底に残っていた一抹の楽観であり…。
同時に、今の立場から少しでも遠ざかりたかった俺たちの柔弱な逃避だった。
▌雨の日は開かないと申し上げましたけど…。
▌遺品も、前回全て回収されましたよね。
それからも俺は、毎日この空き地に足を運んだ。
それが習慣なのか、罪悪感なのか、それともただの執着なのかは自分でも分からなかった。
▌…戻らなきゃいけないのに、どこに戻ればいいのか分からないんだ。
太い雨が都市の雑音をかき消しているにもかかわらず、耳には未だに音楽の残響がこびりついていた。


夢見たことも、信じた未来も、ラ・マンチャランドに投げ捨てたまま…結局戻る場所はここしかなかった。


▌ど、どうしてここまでするんだ…。
▌お前が言う情報なら、この前全部教えてやったろ!それなのに、なんでまたここに戻ってきたんだよ!
▌ふぅ…。
▌ここしか戻る場所がなかったんだよな。
▌仲間は全員死んだのに、あの冷たい半地下に閉じこもっているわけにはいかねぇだろ。
雀の涙ほどの貯めていた金を全部はたいた。
まず最初に1ヶ月は十分に持つ量の燃料を確保し、
その後、P社のブリーフィングに集まった者たちからラ・マンチャランドの情報を買い集めた。
▌あれは6回目の討伐隊のときだったか。血鬼の狩人の連中と話してて気づいたんだ。お前らにとって血とは…全てだってこと。
▌よかったって思ったよ。俺が、燃やせるもんだからな。お前らの目の前でぶっ潰せる人生があるってことに、どれだけ安堵したことやら。
▌だ、だめだ…そんなことしないでくれ!血は…血は残してくれ!一滴でもいいから!
激しい炎がすべてを焼き尽くし始めた。建物も、死体も、姐さんが着ていたあの忌々しい服も。
そして、奴らが渇望していた血さえも。
燃え尽き、焦げ付き、ついには蒸発してしまった血を見た血鬼たちの反応は毎回同じだった。
最初は否定し、次に怒り、最後にはやめてくれと俺に縋る。
その姿は姐さんが血袋になったあの日の俺と大差なく、思わず乾いた笑いがこぼれた。
▌頼む。な、何でもするから!なにかあるか…。あっ!第2区画!第2区画を突破する方法でも…。
▌そいつは…なかなか魅力的な提案だ。もっと早く言うべきだったな。
着火スイッチを押すと、血鬼は必死になって情報を吐き出した。
第2区画に何があるのか、血鬼たちがどこに潜んでいるのか、その管理人はどんな血鬼なのか。
以前は閉園時間が近づいたせいで、情報を聞くだけ聞いてすぐに引き上げたせいだろうか。
息が上がるほど次々と情報を吐き出す血鬼の目には、どこか期待の光が宿っているのが見えた。
ここで俺が手を止めると思っている期待が。
▌…まあ。なかなか高値で売れそうだな。ブリーフィングでも聞いたことのない話だ。
▌じゃあ…ぎゃあああ!!
ふらつきながら立ち上がった血鬼に、もう一度炎を浴びせた。
悲鳴を上げながら転げ回る血鬼は、理解できないといった表情で俺を見上げた。
▌それがな。復讐ってのは、こういうもんだったんだよな。
▌俺が上手くやってきたいからやってるわけじゃない。
▌お前たちの人生が地獄であることを望んでんだ。
炎が鎮まり、悲鳴すら燃え尽きた頃。
閉園時間が近づいたのか、奥にいたフィクサーたちがひとりふたりとラ・マンチャランドを出ていった。
俺も静かに彼らの後を追うため、踵を返した。
多くのものを燃やしたにもかかわらず、この遊園地は未だに燃やし尽くさなければならないものだらけだ。
一度の訪問で全てを焼き払うことはできなかった。
今日が無理なら明日。明日が無理なら、その次にでも。


▌次は、もっと燃料を持ってこないとな。
▌あのクソッタレの衣装室も、憎らしい告解所も、馬鹿げた行列も。
▌全部…燃やし尽くすべきだから。

人格/グレゴール/黒獣-巳

(▌=熟練の巳、▌=新入りの巳たち)


▌まったく。
▌今度の施術を受けると、腕が蛇に変わるとか言ってたけど…全部嘘っぱちだったな。
▌だから、先に去った奴らの言うことなんて信じられないんだよな。
感情の宿っていない目で自分の腕を見つめていた子供は変形した腕をあちこちに曲げてみながら、物思いにふけっていたの。
今回でもう7度目の施術だったけど、期待したほどの変化がなかったからかな?
腕がもう少し柔軟になって、血に流れる毒性はより驚異的になったけど…。
黒獣丸(ワン)の効能で感情が鈍くなった子供には、そういう変化にはあまりピンとこなかったんだ。

▌しばし失礼する。黒獣仙人様が丸を授けてくださった。
腕を調べていた子供は、じきに丸を使いに入ってくる他の黒獣たちを見て訝しげな表情を浮かべたの。
丸が下されてからそれほど経ってもいないのに、また下されたからなんだ。
その上、巳になりそうなものたちが大勢で来たからね…。

▌なんだ。もう新入りたちを仕込むときが来たのか?
しばらく考えていた子供は、すぐにその理由を簡単に推測することができたんだ。
▌そういえば、前の主君の無理を聞いてやったせいで巳たちがたくさん死んだよな。
間もなく家主審査が始まるという話が鴻園全体でささやかれている時期。
そこそこ有力な候補者たちはそれぞれの戦略と計画をもって黒獣を使役したけど…。
混乱した時期に乗じて、偶然口枷を握った主君数名が黒獣をめちゃくちゃに扱ったんだよね。

▌武力集団と全面戦争をしたかったなら、あの闘鶏どもの口枷を手に入れるべきだったろ…。
▌ふぅ…巳にただの泥沼の戦いなんかさせてたら、命が助かるわけないだろ。
黒獣は主君の命令を拒むことができないの。
先代の主君だって、奇襲と暗殺に特化した蛇に無理な任務を押し付けたんだ。
もちろん、黒獣の口枷を握ること自体凄く難しいことだから…常識を超えた命令をすることは少ないけど。
いつだって例外はあるからね。

▌まったく…なんだ、どうした?今度は。
▌丸を下賜されるこんなめでたい日に、どうしてそんな顔してるんだ?
一連の会話が秘めてる意味を察した何匹化の巳が、表情を固くして…
子供は少しでも雰囲気を和らげようと思ったのか、ためらってから口を開いた。

▌いくつか助言をしてやるとすれば…うーん。
▌他の黒獣丸は知らないけど、巳丸を溶かした水は絶対に飲んじゃ駄目だ。
▌昔、早く吸収したいって言いながら飲んだ奴がいたんだけど…変形が酷くて使い物にならなくなったんだ。
▌……。
▌ただどっぷり浸かっていればいい。どれだけ楽なこった。何か剥ぎ取ったり張り付けたりする必要もないだろ。
▌ああ。でも最初はうまく適応できないだろうから気をつけるんだな。後々ならともかく、最初の施術で腕が絡まったら結構厄介なことになるぞ。
▌……。
役には立つ言葉だったけど、どこか冷たくに聞こえる助言に全員口を噤んだんだ。
すると子供は頭を掻きながら、隣に座った巳にそっと別の話題を切り出したの。

▌おい、ところで今日、主君がお前に命じた仕事が一つあったんじゃないか?
▌…巳一匹が、自分がやると言って待機中だ。主君もお許しになった。
▌ふむ。どの巳がそう言ったのか、大体見当はつくな。
▌万が一ということもあるから俺も行くか。腐っても鯛って言うし、ジア氏なら巳一匹を相手できるくらいの手札は隠し持ってるかもしれないからな。
▌…こうなると思ってたさ。
▌入って間もない巳に限って、自分の立場が分かってないんだからな。
子供は命令が書かれた竹簡を注意深く見つめ、呆れたように鼻で笑ったんだ。
松庵(ソンアン)と呼ばれる小さな庵へ行き、名簿に記されたものの首を全て斬る任務。
しかし子供が見るに、最も重要な命令はその下に書かれた例外条項だったの。

▌肖像画にない者がいれば、頭を打ち砕け。
泣きじゃくる幼い候補者と、その前でためらう巳。
子供はしばらくその様子を見守っていたけど、巳の目がついに候補者の首に向けられた瞬間、腕を長く伸ばしたんだ。
床を這うようにうねうねと、巳のように伸びた腕はやがて静かに候補者の背後を取ったの。

▌この角度なら…下の方に振り下ろしたっけ?
▌いや、右だった気がするな。
刹那、子供の槍が目で追うのが難しい速さで動いたんだ。
そしてまるでリンゴを潰すかのように、幼い候補者の頭を正確に貫いたの。
感情一つ込められていない、乾いた静かな一撃。
衝撃に包まれたまま瞳を震わせている巳に向かって、子供は何事もなかったかのように白々しく口を開いたんだ。

▌おっと。もうほぼ終わりかけてたか。
▌……。
▌もしかして俺、ちゃっかり美味しいとこだけ持ってったりしてないよな?そうならごめんな。
子供が巳の感情を知らないわけじゃないんだ。
長い間黒獣として生きてきた子供にとって、新入りが何を望んでいるかを知るくらい造作もないことだったから。
ただ、少しも共感できない感情に、事がこじれる前に終わらせただけ。
その後、子供は…まるで巳が塀を滑らかに越えていくかのように、自分が見たことをうやむやにスルーして…。
自分が直接報告すると言って、任務中の巳を帰らせたんだ。
子供がその巳のためにやったわけじゃないんだ。
ただ…それを指摘する理由がなかっただけなんだ。

▌まだ一度しか施術を受けていないからかな…。
▌ふむ。まあ、次の施術を受け終われば慣れるだろ。
▌よっと…。
遊び人のような口ぶりとは裏腹に、子供の舌先には冷酷さが色濃く滲んでいるの。
それにもかかわらず、表情はひどく無表情で足取りはいたって平然なんだよね。
7回の施術を受けるまで、子供が生き残った理由はやっぱり…。
ただ道具としての役割に忠実だったからかもしれないね。

人格/グレゴール/夜の錐カピターノ

(▌=慎み深い組織員/必死な形相の組織員/礼儀正しい組織員/過激な組織員/絶叫する組織員、▌=???、▌=司書補/指定司書)


▌親指の会談で…親分が…はぁ。
▌そうか…知らせてくれて感謝する。
▌粛清されたとしても、君の名は口にしないから心配するな。


窓の外にそびえ立つ高い建物を眺めながら、子供は葉巻に火を点けたんだ。
▌ふぅ…親指の会談にはアンダーボスも出席なさるから言葉に気をつけろとあれほど言ったのに。
▌結局、事故られたか。それも大事故を。
折れた翼に群がる裏路地の組織たちの目的は、大体似ているんだよね。
L社の路地を一角でも押さえて、いずれ入ってくる新生L社に補償金をもらって売り渡すの。

▌ラテラノ・ファミリーと黒雲会が撤収したってことは、親指が欲をかいたってことか。
▌七大ファミリーはお咎めなしなのを見るに…組織の首脳クラスは面倒見てくださる…ってことか。
▌骨を折ったのは傘下組織だっていうのに…。ふぅ…結局、区画を持っていくのは親指か。
▌親分の性分を思えば…気になったんだろう。なぜ俺たちが手ぶらで戻らなきゃならないのかが、ね。
子供が身を置く組織、夜の錐(きり)も親指の許しのもとL社の利権争いに割り込んだけど…。
ゴッドファーザーの心変わりで、L社から手を引かざるを得なくなったの。
その悔しさがあまりに大きかったからかな?
子供の親分は…会談の場で感情を抑えきれずに、口にしてはならない質問をしてしまったんだ。

▌ふぅ…ゴッドファーザー様の意中を知って何か変わることがあるとでも…?
▌その軽率なひと言で…夜の錐が粛清される羽目になったな。
▌ファミリーで粛清人として働いてた頃は想像でしかなかったことが…こうして現実になるとは。
▌外、いるか?
▌お呼びでしょうか、カピターノ。
▌建物に残っている家族を全員、俺の部屋に上げさせろ。
▌そして…これから俺が言うことを、一字一句漏らさず伝えろ。
子供は建物内に残っている組織員を全員呼び集めたけど…。
事態を既に察していることが親指に悟られぬよう、外にいる組織員は一人も呼ばなかったんだ。
生きられる者は生きねば、そう自分に言い聞かせながらね。

▌全員、揃ったか。
▌親指の会談で起こったことは…聞いているな。
▌親分は…普段から言動が軽いところはありましたが…こうなさるとは思いませんでした。
▌…信じられませんね。ゴッドファーザー様の意中を問うとは…。
▌これから我々は、粛清されるのですか?
▌組織を狩って回っていた我々が…今度は逆に標的になるだなんて、信じられません。
当然のことながら、組織員たちの間から怨嗟の声がぽつぽつと上がり始めたの。
▌…いっそ、カピターノが親分だったなら。
▌無意味な仮定はそのへんにしとけ。
▌親分が若さゆえの気迫を持ってるおかげで組織が成長したのは、否定できない事実だ。
▌俺は…現場向きの性分だ。親分は軽率なのが玉に瑕だけど…仕事を取ってくる腕は見事だったさ。
▌ふぅ…生き残る道を考えるぞ。既に死んだ親分に唾を吐くのは、後でも遅くはないさ。
▌…L社の巣を経由して、反対側の裏路地へ逃げるのはどうでしょう。
ちょうど、12区には雨が降ってるんだ。
没落以降、濃い霧が立ちこめるL社の巣は…身を隠すにはうってつけの場所だね。

▌…落ち延びる先は考えたか?
▌V社は…いかがでしょう。
▌奇妙な化け物のせいで、巣の住民が虐殺されて以来…ずっと混乱状態だと聞きました。
▌今なら…我々が身を隠せる場所もあるのではないでしょうか?
▌目的地は…悪くないな。
▌だが…抜け道がないはずだ。
▌L社の巣と裏路地は…とうの昔にありとあらゆる虫ケラが蠢く魔境へと化してる。
▌俺たちみたいな親指の傘下組織に加えて、人差し指、R社、さらにはリウ協会までがL社を引っかき回してるんだ。
▌下手すれば…抜け出す前に死にますね。
▌それなら適当に身を潜めてから、裏路地の夜に紛れて逃げるのはどうでしょうか?
▌翼が没落しても…掃除屋は巣の境界を越えない。
▌むしろ…巣から出ようとして疲弊した俺たちを、掃除屋の波が呑み込む可能性もありそうだな。
▌……。
▌逃れられる手立てが…ありませんね。
皆が途方に暮れる思いを隠せないでいる中…。
子供は、まだ誰にも打ち明けていない一つの脱出口のことを思い出したんだ。
きっと、そこへ向かうのは危険だって子供の理性は絶えず警告していたはず。
だけど…他に選択肢がない今。
子供の心が向かうのは、脳裏に浮かんだたった一つの逃げ道だけでしょうね。

▌…図書館へ行こう。
▌招待状を手に入れたのですか?
▌いや。親分の話を聞いてから机を見たら、いつの間にか置かれていたんだ。
▌まるで、俺たちを呼んでるかのようにな。
▌……。
たった1冊の完全な本に、子供の知識が必ず必要だというわけじゃないけど…。
私は、図書館が子供が抱(いだ)いた人生への切実さまでをも拾い上げてくれることを願ってるんだ。
だからこそ、子供に招待状を与えたの。

▌…従います。カピターノがそう命じられるのなら。
▌ふぅ…別にいい。お互いこの有様だ、親指の規律にまで気を回している余裕はないだろ。
▌意見は気楽に出すようにしよう。そっちの方が生き残れる確率が上がるだろうからな。
▌…図書館は危険すぎます。
▌1級フィクサー事務所でさえ、図書館絡みの依頼は全部キャンセルしていると聞きました。あの金に狂った連中が…莫大な違約金を払ってまでですよ。
▌騒いでるのは事務所だけではないんですよ?指の間でも墓場と呼ばれる場所です。つい先日消えた人差し指の遂行者たちだって――
▌…人差し指か。
▌ああ、人差し指。あいつらも図書館に入ってたな。
▌噂が本当なら…図書館で人差し指に関する情報が得られるだろう。
▌人差し指の本。それくらいの土産があれば、親指も…親分の無礼を大目に見てくれる可能性が高そうだ。
▌本気ですか?
▌粛清まで時間がないな。ついて来ない奴は、今からでも逃げろ。
▌俺は…招待状にサインする。
▌…長らくお世話になりました、カピターノ。
▌いつか再びお目にかかれることを願っております。必ず生き残ってください。
何人かの組織員は子供に礼をして、事務所を去っていったけど…。
▌…私はカピターノのご判断を信じます。
▌噂というものは誇張されるものですからね。図書館…きっと討伐できるはずです。
大半はその場に残って、子供のサインを待ってるんだ。


▌…出発しよう。
▌誇張された噂だと思っていたが…。
▌だから図書館というわけか。ものすごい規模だな。
▌歓迎いたします、ゲストの皆様。
▌どうか、あなたの本が見つかりますように。


▌ふぅ…長生きしてみるもんだな。
▌南部シ協会の制服を着たフィクサーが、黒雲会の剣法を使いこなしたかと思えば…。
▌挙げ句の果てに、R社の技まで使うのを目の当たりにするとはな。
司書の持つ、複製された剣が描く橙の軌跡をひとつずつ冷静に受け流しながら…。
不意の突きすらも受け流した子供は、瞬く間に司書の懐へ潜り込んだんだ。

▌ぐっ!
▌…隙が無いな。
でも…火花を散らしながら床を薙(な)いだ子供の錐は、ついに司書の首を貫くことなく防がれてしまったの。
▌カピターノ、大丈夫ですか?
▌全然。
▌リウの炎を操る人差し指の遂行者を倒したときは…希望が見えたんだけどな…。
▌ふぅ…残存戦力は?
▌…連れてきた人数の半分が死にました。
▌図書館の司書…噂以上の化け物ですね。
▌これ以上戦う意味があるんでしょうか?
▌……。
▌あいつらは…化け物なんかじゃない。
▌俺たちと同じく、死を恐れる人間だ。
▌きっと弱点があるはずだ。
激しい感情を露わにした子供は、一息で司書一人の急所を貫いたんだ。
奮戦する子供に、希望でも見出したからかな?
組織員たちは、決意を固めるように短剣を握りしめて突っ込んでいったんだ。

▌イカれポンチどもめ…どうしてあんな力が…。
▌どうして俺たちがこんな目に…うわぁああっ!!
当然ながら、その希望の末路は惨憺(さんたん)たるものだったね。
舞台の幕が下りるたび、彼らは…。
巨大なクマのぬいぐるみの腕に押し潰され、妖精たちに肉を貪られ、巨大な炎の中で燃え上がったんだ。

▌……。
結局生き残ったのは、子供ただ一人。
▌よし、上手くいってますね!でも、喜ぶにはまだ早いです。
▌早い、か…。ああ、諦めるのには早すぎるよな。
▌犬死にするために…ここへ来たわけじゃ…ふぅ…ないだろ…。


子供が全力で足掻いたところで、結果は変わらないと思うけど…。
だとしても、子供の抵抗が無意味なわけじゃないんだ。
子供の執念が呼び起こした感情は…図書館にとって十分な養分となったでしょうね。
だから…子供がもっと頑張る様子を。最後まで諦めずにいる様子を。
窓硝子(まどがらす)越しに、一緒に眺めようね。

人格/グレゴール/ロボトミーE.G.O::ランプ

(▌=???、▌=チーフ、▌=研究員)


『当該研究員の遺体は回収後、研究所指定施設へ移送済み。』
LCEの死亡報告書は正直だ。一抹の感情も込められていないその文書には、常に事実のみが記録される。
そして…事実は説得を必要としない。
解釈の余地すら残さない、遺体という言葉がそうである。
何度読んでも、その言葉の意味は変わらない。
▌グレゴールさん。少しお時間よろしいでしょうか?
▌あんたは…ふむ。
▌誰だ?見たことのない顔だが。
▌あ、私は人材管理チーム2所属の…。
▌大体思い出したから、細かい話は後にしよう。用件は何だ?
▌グレゴールさんの下にいた研究員たちが、ほとんど死亡したと聞いております。
俺は死亡報告書を机の引き出しにしまった。
そうだ。イサンは死んだ。俺を生かすために囮を買って出て死んだ。
彼の判断は合理的だった。
どっちつかずの感情に振り回されていた俺の判断より優れていて、だからこそより多くの人が生き残れた。
▌イサンさんの話も聞きました。グレゴールさんを救うため、E.G.O装備の感応度を過度に上げたとか…。
E.G.O装備、灯燈は何かを誘導することにおいて卓越した能力を持っていた。
その装備の感応度を最大まで引き上げられるのはイサンで、最も早く設備を修理できるのは俺だった。
▌ああ。おかげで設備修理を定刻通りに終えられたよ。
死には常に価値が与えられる。
崇高な死、高貴な死のような高価な死がある一方で、犬死にと呼ばれる安価な死もある。
彼の死に付けられた名前は、無駄ではない死だった。
既に死んでしまった者に何の意味があろうかと思うが、そうして与えられた価値は残された者たちに理由を与える。
悲しまない理由。
あるいは生きていく理由を。
▌さぞご心痛だとは思いますが…どうにも早く人員を補充しなければならなくて。
▌はっ。まあ。そうだろうな。
▌もし推薦できる人がいれば、お話を伺った方が良いと思って参りました。
▌いない。いたらとっくに連れてきてる。
▌ところで、すぐには採用しないのか?
▌設備も修理しなければなりませんし、あれこれ整理すべきことがもっとありまして。あ、これは上層部から伝達してほしいと頼まれた書類です。
▌3ヶ月ほど休暇を取ってきてくださいとのことです。有給で。
▌…考えを整理するには有り余る時間だな。
だから去ろうとした。
書類を受け取り、わずかな荷物を鞄に丁寧に詰めた。
行きたい場所はなかった。俺は人混みが嫌いだったし、都市はどこでも人で溢れていたから。
自然と浮かんでくるのは、運よく俺の傍に残ってくれていた者たちの主観的な見解だ。
U社の大湖について話していたとき、誰かがS社の海岸もそれなりの趣があると言っていた。
そして、技術が好きならT社も悪くないと言っていたか。
あの陰気な場所に見どころがあるのかと聞いたら、あそこの発明品を見ているとインスピレイシェンが湧いてくると言っていたな。
▌これでは3ヶ月どころか3年経っても考えが整理できなさそうだな。
人間の人生には、常に他人が存在する。
だから結局は思い出してしまうだろう。
何を見て思い出すかは分からないが、必ず死んだ者たちに関する記憶を思い出すことになるだろう。
だから悲しまない理由の代わりに、悲しまない方法を探すことにした。
▌こんなことは君らしくない。むしろ—
▌俺らしいとは何かという話でも聞きたいのか?
▌ふぅ…そんな旧時代的な言葉は、よちよち歩きを始めた頃から控えると決めていたんだ。俺を引き留めたいなら、もう少しマシな語彙を選んでもらいたいものだな。
▌いや…。
残念ながら、その者の語彙力はさほど進歩しなかった。
作戦への参加を求める提案書と、特に持ち歩いたことがないため今回新たに書いた退職届を机の上に置いた。
▌君、本当にどうしたんだ!ここ以外でどこが君を受け入れると—
▌没落した翼の羽根が歓迎されないことなんか、よく分かっている。
▌だが考えてみろ。あんたから見ても俺くらいなら、かなりの人材じゃないか?
▌ここを出ても食っていくことに問題はないだろう。
▌それに、なぜ追い出すことから考えるのか分からんな。そこに他の選択肢もあるだろう。
二度は通用しないカードを取り出した。
この会社は今や、俺が二つの選択肢を突きつけられることを知った。
▌意思は十分表明できたようだな。ではこれで失礼しよう。
▌ち、ちょっと待て…。いや、このまま出て行かれたら私が上層部に何と報告を—
▌ありのまま報告を上げるのが一番じゃないか?事実通り、私見なしで。
当然ながら。
退職届は受理されなかった。


この森には恐ろしい怪獣が棲んでいるんだ。

▌完全に間違った話じゃないな。
▌だが正しい話でもない。恐ろしい怪獣がたくさん住んでいるのは確かだが、ここは森じゃないんだ。
▌あぁ。比喩だという言い訳なら、わざわざ聞かせてもらう必要はない。俺が文学的なものとは縁遠い人生を送ってきたとはいえ、この研究所に似合う比喩が森ではなく洞窟だということくらいは知ってるからな。


心配しないで、私が居る限り安全だから。

▌うむ。27時間前にこのE.G.O装備を着てみるという狂った決心ができなかったのが残念だな。そうしていたら今その言葉に対して論理的に完璧な反論ができただろうに。


あそこに危ない子が見える。安全にしてあげよう。

▌子供じゃなく、大人だ。大人は自分で身を守らなければならないから、そんな過保護は—
▌チーフさん!
▌……。
▌すまないな。
▌本当に大丈夫ですか?
▌見て分からないか?
T-02-21-07が引き裂いた空間が、四方八方で煌(きら)めく。
だが、視線の届かない場所はない。
目まぐるしいほどに素早く空間の間を縫うT-02-21-07の姿を、俺は全て見つめている。
無数の目と、一つの見通す目。
見えないハンマーが接近を阻み、予測された方向へと放たれた矢がT-02-21-07を貫く。
▌形態をクロスボウに変えておいて良かったな。
▌ハンマー2つを振り回すほどの適性は俺にはないだろうから。
▌交互に使うのが最善だろう。
▌テストを終了します。
▌…それで、本当に行かれるのですか?
▌勿論行かないとな。あぁ、もちろん付いてくるつもりなら諦めた方がいい。
▌あの森には怪獣が棲んでいるからな。

人格/グレゴール/LCE E.G.O::AEDD

(▌=新入りの研究員)


▌そうか、まだ幻想体の管理はやったことがないのか。
▌はい!まだ…担当が割り振られていないと、その…。
▌イサンなり。
▌あ、はい。イサン先輩がそうおっしゃってくれまして。
▌ふむ…そうか。ひとまず受け取れ。
▌あ、これは…。
▌うちの伝統さ。今日の予想産出量をいちばん…そうだな、攻めた数値で見積もったやつが、チーム全員にコーヒーを奢るんだ。
▌産出量予測から最も外れた数値と言うのが正しいのではありませんか。
▌どっちもどっちじゃないか?結果的に言いたいことは同じだと思うんだが。
▌意図的に、自分の計算の誤差率が高いことを隠蔽しようという企みが感じられましたので。
▌…あんた、早く受け取れ。コップずっと持ってるから手が熱いんだって。
▌あっ、はいっ!
ところどころ照明の落ちた廊下。その中で、やけに明るく光っているコーヒーの自販機。
子供と、彼のチームメンバーである他の子供たちは、残業のときはいつものように自販機の前にみんなで肩を寄せ合ってコーヒーを飲んでるの。
今日は新しく配属された研究員もいるから…四人、になるのかな。

▌あまりチーフを刺激するなかれ、ファウスト嬢。
▌今日の作業中にありし三度の過ちさえなかりせば、チーフの計算が一致したりしことは、よく存じているのではあるまいか。
▌あ、まさか…。
▌もしかして、私が今日教育を受けながらやったことって…。
▌受け取らないのか?
新入りの研究員が困った顔をする間もなく、子供は何でもないふうにその手にコーヒーを持たせて、新しい煙草に火をつけたんだ。
▌仕方ないさ。まさかこういうところでミスが出るとは思っていなかったから、その数値込みで計算したことがなくてね。賭けのたびに、この二人にはよくやられるんだ。


▌すみません…。
▌あんたが謝るようなことか?
子供はコーヒーをずずっとひと口啜ってから、平然とした顔で新入りを見やったの。
その視線に、新入りの研究員は「まさか、新入りは失敗しながら成長するものだ、なんて言ってくださるのだろうか」と期待で胸を一瞬躍らせたけど…。

▌天才に生まれなかったのは、あんたにはどうしようもないことだと思うけどな。万人がみんな俺みたいなものだと勘違いした、俺のミスってだけさ。
▌あぁ…そうなんですね。
驕るでもなく虚勢を張る素振りもなく、ごく当たり前のように言ってのける彼の姿に、呆気に取られるほかなかったんだ。
▌ご理解あれ。察しいたるならんが、悪意ありてあのように申すにあらざれば。
▌またそういう風に見えたのか?
▌いつもそう見える傾向がありますね。
▌ふむ…注意しよう。俺が注意できるのならだが。
子供は小さく舌を鳴らしながら、紙コップのコーヒーをまた啜ったの。
実のところ、子供がこんなことを言うのも、もう三十回を超えてるって他のチームメンバーたちは知ってたけど…。
わざわざ改めて指摘したところで変わるような人じゃないって分かってたから、軽く鼻で笑って流すことにしたみたい。
最初こそ、とっつきにくい、居心地の悪い人だって思うことはあっても…。
時間が経てば、本当はとてもいい人なのだとすぐに分かるものだと知っているからね。
…それに、子供が経験してきた過去に関する話を一度でも耳にする機会ができれば。
居心地の悪さは、同情と応援へと変わるはずだから。

▌…ません。
▌すみません、すみません、すみません…。
それから数日後。
聞き慣れた警報音と共に、研究チームの廊下に慌ただしい駆け足の音が響き渡ったんだ。

▌そこまで自分を責める必要はない。作業を取り違える程度のミスくらい、LCE部門ができてから三、四回はあったからな。
▌ちなみに、ミスした研究員は今もうこの部署に残っていないが。
▌うっ…。
子供とそのチームメンバーたちは、流れるような手つきでE.G.O装備を扱いながら大罪を一体ずつ捌いてるけど、新人は支給されたばかりの装備の扱いに不慣れなのかそれともただ怯えているだけなのか…後ろで恐怖に震えていたの。
▌ファウスト嬢。憤怒大罪は、我が方にて引き受くるが合理的なるべし。
▌はい、任せましょう。
▌突然飛びかかってくることもあり得ますので…あなたの後輩にまで到達しないよう、気を配らないとですね。
▌言うまでもなきことなり…!
▌すみま…。あぁ、うぅ。こんなことを言ってる場合じゃ…。
▌そうだ、そんなことを口にするくらいなら先輩たちのやり方でもよく見て覚えろ。
▌俺のやってることは気にしなくていい。どうせあんたが辿り着くのは難しいだろうしな。
▌…この件が無事に片づいたら、E.G.Oの解析にもっと専念します。…早く一人前の働きができるよう—
▌そんなもうじき死にそうな伏線さえ張らなきゃ、それで一人前にはなりそうだな。
▌グレゴールチーフ…くっ、未だなりや?
▌ほぼ終わりだ。
▌その台詞はもう三度目ですから…信憑性に欠けますね。現在の損傷度は23%。そう長く時間を稼ぐことはできません。
▌前回の耐久テストでは57%までは問題なかっただろ?それに…41%前後で自己修復機能も発現したし。大袈裟言うなよ。
▌その試験も実験室基準ですので、信憑性に欠けますね。
▌だからこうして…俺が実戦基準のデータ記録に専念してるんじゃないか。
▌はぁ。
大罪が単独で脱走することは少ないけど、他の幻想体やねじれの影響で脱走することはよくあるんだ。
そういう日になると…子供は新しい試料を得るために、ひたすら採集するのに忙しいの。

▌E.G.Oを開花させることも、ねじれに変貌することもできなかった残りカス。
▌1型だけを観察していた頃は、その説明だけで十分に理解できていたんだけどな。
▌3型からは、君が考えても妙に思わないか?自分を失って残ったものは、罪の姿しかないというのに。
▌いったいどれだけ罪深い人生を送れば、こんな化け物じみた連中が残りカスですよって出てくるのか、分からなくてな。
▌さような哲学的好奇心を解かんとせば、その辺になされて、少しく手を貸したまえ…!
▌ああ、そうしないとな…91%。
▌まあ、この答えは近いうちに俺自身で出せそうだから…また今度話すさ。
▌はっ…!また己が身を削り喰う実験を企ているらし。
▌「当該研究員の遺体は回収後、研究所指定の施設へ移送された。」そんな味気ない死亡報告書の一文に残されるくらいなら、俺の名のついたデータ値でも遺していく方がいいだろ。
▌チ、チーフみたいな研究者の心構えを、私も早く持たないと…。
▌かかる言を聞き入れてはならぬ。白衣を纏いてより幾ばくも経たぬのに、はやそれを死装束に…。私は未だ、後輩の死亡報告書など受け取りたくはなきものを。
▌それはこっちの台詞だな。イサン、あんたがギリギリの感応度実験をしていることに俺が気づいていないとでも思ったか?
▌かほん…。
▌…死亡報告書は、俺だって受け取りたくはない。凡人は凡人らしく。分かったか?
▌損傷度43%…!
▌わかった、わーったって!
やがてスキャナーが通知音を鳴らすと、子供は膝を軽く払って立ち上がってなおも廊下に溢れる大罪たちへ目を向けたんだ。
その肩には、バチバチと電流が走っていたの。

▌いつものことだが、こういう話は俺たちの間だけでやってるからな。
▌他の人たちには、くれぐれも口を閉じておいてくれよ。
評判の悪いチーフであるにもかかわらず、チームメンバーたちが子供によく従う理由はふたつあるんだ。
ひとつは、口先だけではない本物の天才だから。
そしてもうひとつは…。

▌俺がこんな話をするのは、俺のチームメンバーしかいないからな。
冷淡そうな口ぶりとは裏腹に、誰よりもチームメンバーたちのことを考えている人だから。

人格/グレゴール/夜明事務所代表

(▌=頼もしい部長/落ち着いたフィクサー/激励するフィクサー/緊張した同僚、▌=蝿の王、▌=???)


煙たい臭いのする空気。
あらゆる方向から聞こえてくる絶叫と、隙間なく満ちた煙。
血と屑鉄、刃と銃弾の間にはいつもその臭いと煙があった。
…あの頃はその煙を見て「人の臭いがする」と、そう呼んでいたものだ。


▌いやぁ、来た来た!
▌あっ、熱いので触らないでください…僕が置きます。
▌いやぁ、そこまで気を遣わなくてもいいってば?
長い時間が流れ、今の儂は事務所の代表となり弟子たちを育てている。
あの頃の僕が今の儂を見たら、何を思うだろうか。
想像できるだろうか?
エアコンの風が流れるこの平穏な空間で、弟子が心を込めて淹れてくれた双和(サンファ)茶を受け取る人生を。
▌その通りです、シンクレア。時には自分で淹れて飲んでいただき、もう少しフィクサーらしい仕事をする必要があるのではないでしょうか。
▌その日の代表の気分に合わせて添えものを変えて載せるほど、気を配ることではないでしょうから。
▌でも…ぼ、僕が得意なことですから…。


ぶつくさ言いながら他愛ない話を並べる弟子たちに、豪快な笑いを返す人生を。


▌……。


そんなことはできないだろう。
ほんの小さな雑念一つが、命綱に直結していたのだから。


▌あ、そういえば…ファウスト先輩はあの依頼を終えて戻ってこられたんですよね?都市伝説級の…。
▌はい。千本の針の依頼は、無事に片付きました。
▌凄いですね…。単独で都市伝説級の依頼も片付けるだなんて…。
▌最後は予想以上に強い反発があったため、容易ではありませんでしたが…あ。
▌グレゴール、ちょうどその件に関してお尋ねしたいことがありました。
▌ずずっ…ん、あ?何だ?
▌千本の針の名で知られている通り、現場で噂通りの黒色の針を採取し、確認する機会がありました。
▌…文様があったんだろう?
▌はい、黄色く光る文様でした。念のため各工房の痕跡とも照合してみましたが、一致するものはありませんでした。
▌近頃は、スティグマを真似ようとして戦闘の痕跡に文様を入れる連中が増えてきたからな…。
▌もしや金儲けに目が眩んで、ああいう連中にまでスポンサーとしてついているのかと思ったけど…その心配はひとまず薄れたよ。
昔よりはましだとはいえ、未だ都市は温情というものが冷え切った空間だ。
そんなものがいつ存在したのかと思うこともあるけど、日を追うごとにかつては考えもしなかった奇想天外な事件に驚かされるのだから、きっとその温情というものは冷えていく方向に動いているのではないだろうか。
だけど、越えてはならない線は、まだギリギリ越えていないようだから、その点では幸いだと思うこともある。
儂の知らないどこかではもう越えてしまっているのかもしれないが、まぁ…。
今はこいつらと過ごす空間のことだけ気にしていたくもある。
▌え、スポンサーですか…?工房って、そういうこともするんですか?
▌…知らなかったのですか?ふむ、グレゴール代表がそのスポンサリングの最も有名な例だったのですが、どうして…。
▌はいぃ!?
▌シンクレア君のせいじゃないさ。儂が特に昔話を好むわけでもないし…。
▌暇さえあれば、「儂の頃は…」から始まるお話も昔話の一種だと思いますが。
▌こほん…。
▌それなら、この機会にお話しいただけませんか?
▌代表が凄い方だというのは分かっていましたが、具体的にどんなことをなさったのかは知りませんから…。
▌ふむ…。


そうだな、もしかするとあの頃のことをさらっと話すのも悪くないかもしれない。
もう…随分と時が経ったから。


▌フィクサー稼業を始めた頃から、スティグマ工房の武器を使ってたんだ。少なくとも、数日のあいだ工房を見て回って目にした中で一番良い武器だったかと言えば、それはまた違うけど…。
▌…それでも選ばれた理由があったのですか?
▌儂の懐事情とは別に、名のある工房というものは相手を選ぶ。
▌フィクサー稼業を始めたばかりの9級の青二才に、気前よく良い装備を渡したりはしないということだ。
▌幸い、スティグマ工房は当時それほど有名な工房じゃなかったさ。知る人ぞ知る、という感じが強くてな…儂も十分に格の高い武器を買うことができたんだ。
▌とにかく…偶然できた縁ではあったが、互いに悪いことはなかった。儂が実績を積むほどスティグマ工房の武器は有名になり…。
▌その見返りとして、スティグマ工房は儂の武器を毎回特注で改良してくれたからな。
▌あっ!だから僕たちが使っている武器が…。
▌そうだぞ~。儂が頑張ったおかげで、シンクレア君のようなひよっ子でもそれなりに良いスティグマ工房製の武器を使えるというわけだ。
▌…その自慢話には飽きというものが来ないのでしょうね。間違っては、いませんが。
▌まぁ~とにかく、そのおかげで煙戦争でもずいぶん助けられたもんだ。
▌煙戦争…。
▌戦争の時は誰もがそうだっただろうけど、生き残るだけで精一杯だった時期だ。
▌生き残りたいなら戦場に近づきもしないのが一番だろうけど…まぁ、巣出身のフィクサーだった儂にはそうもいかない立場があってな。
▌当時は戦場によって、協会直属のフィクサーたちですら壊れた武器や擦り切れた服を替える間もないまま戦うことがざらにあったんだ…。
▌儂はスティグマ工房のおかげで、毎回剣を無料で修理やら改良やらしてもらうことができたんだよ。
▌あのときも…。


炎と熱への備えがあるフィクサーたちを、急いで集めて作られた部隊。
これほどの人数が集まったうえ、翅さえ焼けばいいと聞いて油断していたのは事実だった。
だけど、あの日、あの丘で…。
▌退かずに、さらに前へ進むぞ!
▌汚染地の処理、完了しました!すぐに部長を援護して—
▌駆り出された事務所の方々も、もう少しだけ踏ん張ってください!右側の火力を補強する必要があります!
中途半端な攻撃は届かず、隙を見せれば即死に近い一撃を撃ち込んでくるG社の決戦兵器。
それを相手にし、翅を焼くために駆り出されたのがリウ協会だ。
一人ひとりを見れば、儂よりも弱い者たちだろうけど…。
▌翅一対、完全に灰になりました。これでもう一回だけ—
▌油断せず、さらに徹底して確認するように。


▌はっ。勢いが…こっちに来たな。
リウ協会のフィクサーたちを個々人として判断することほど、無意味なことはない。
全面戦が始まった瞬間、彼らはまるで一匹の龍になったかのように部長の流れに合わせて有機的に動き…。
リウの炎は荒れ狂うように戦場を呑み込んだ。
援軍も必要なく、このまま討伐に成功するのではないか…。
そう思えるほど、状況は順調だった。
▌高度は下がったが、速度は変わらない。
▌部長。空中での不規則な動きもそうですが…あの虫野郎…。
▌翅がなくとも、上下軸の動きに支障はなさそうだ。
▌…結局、高速機動で逃走することだけを防ぐ作戦だったか。
だけど、ひとつの翅(翼)の決戦兵器というものは、
思い浮かべられる全ての想像から外れた存在だった。
▌リウの炎…。
▌思ったより遅いな。
炎が立ち上り、揺らめくことで生まれるごく小さな隙。
その間に立っていた二人のリウのフィクサーが消えた。
ほとんどのフィクサーが何が起きたのか認識することもできないうちに。
儂は必死に、隊列に生じた亀裂を塞ぐため走ったけど…。
▌…上だ!上へ向けて振れ!
▌くっ!?
▌結局斬りはしたが、反応に…遅れがあるな。大事にしていた部下か?
▌き…貴様ぁ!


▌部長!振り回されてはいけません!落ち着いて、もう一度…ぐはっ!


一度裂け始めた亀裂は、手の付けようがないほど広がっていく。
有機的に動いていた炎が散れば、その場に残るのは一匹の龍ではない。
視界を遮る揺らめく炎を逆に利用し、中途半端なフィクサーたちを人質や肉壁にする。
その賢い戦い方は、結局…全ての翅を焼く前に…。
▌は…。
▌G社の連中は…一体どんな怪物を…。
▌部長!!!
蝿の王が、龍の頭を瞬く間に潰した。
このままでは全滅が目前だと思い、儂は前線で叫んだ。
▌こっちへ集まれ!
▌君たち、儂が誰か分かるだろ?自己紹介のときに聞いてたろう!?
▌儂を補助しろ!そうすれば、僕があの虫野郎の残った翅を焼いてやる!
▌…我々は部長と最も噛み合う者たちだ。君には、借り物の服のようにちぐはぐになるかもしれない。
▌そんなふうに選り好みしている場合ではないだろ。君たちも、儂も。
▌その通りだな。
▌…ならば我々も、君に従って前へ出よう。
この世のすべてが炎に閉じ込められていた。
空には真っ黒な闇しかなかったが、隙間なく立ち込める煙…人の臭いがするあの煙が炎と入り混じり、何とも言い表せない赤い空間を作り出していた。
その丘の中で、儂は龍の頭を真似た。
合わない服ではあったが、儂の流れに、 タイミングに合わせてくれるだけで、儂が発揮できる力量は倍になった。
真っ赤に燃え盛る汚染地帯の中で、儂だけが茜色に輝いていた。
今なら、あの朱色の十字にも引けを取らないような自信すら湧いたが…。
▌ぐううっ…!


それでも一人ずつ、死体は増えていく。


この水準に達してしまえば、単に誰がより多くの施術を受けたか…誰がより優れた装備を持っているかなどで結果が決まるわけではない。


普段どんな鍛錬をしてきたのか、どんな努力をしてきたのか。


そして互いの相性、環境、状況がどうであるかが重要だ。


▌夕焼けにしては長く居座ったな…こんな真っ黒な夜に…。
最後、その怪物の前に立っているのは僕だけだった。
蝿の王はまるで無限の体力を持っているかのように、少しも疲れた様子を見せなかった。
だが、若気の至りと言うべきか…。
おとなしく死んでやる気にはなれなかった。
だから儂は、これまで鍛えてきた全ての力を手の中に込めた。
▌…蝿の旦那、知っているか?
▌そろそろ夜が明けるらしい。少し青みがかってるし…。


▌…これからは夜明けの時間というわけだ。
美しい文様に沿って熱を帯びた線が、空を、空間を斬り裂く。
当然ながら、その怪物には届かない。
軽く避けた蝿の王は、すぐさま腐食液を撃ち出し…。
剣を握る儂の腕が、食い荒らされるように融け落ちる。
▌夜明け前が一番暗いと言うが…。
▌今はずいぶん明るいな。そう思わないか?
肩口から骨盤までの身体が腐食し、食い荒らされる。
しかし、それと同時に儂の剣で、儂の宿願で斬られた空間が融け落ちる。
斬撃の端に掛かっていた翅が融け落ち斬り裂かれ、夜明けの終わりを告げる。
▌これは意外だな…。
▌だが、これからどうするつもりだ。もう戦う余力はなさそうだが。
▌予想とは少し違うけど…それでも、日が昇ったから来てくれたようだな。
▌君の首を落とす支援軍が。
▌…!
▌…弱っちいヤツ。
あの激しい戦闘の末でも、逃走する手段を失っただけで…。
疲れもせず、不規則な動きも失っていない強大な敵を相手に、支援軍として来た者はたった一人。
その事実に不信感と脱力感を覚えたのは事実だったが…。
▌おい。
▌あんた、アタシが誰だか知らないのか?
鼻を刺すような、葉巻の燃える煙と共に現れたその人物を知らない者は、この前線にはいなかった。
もしかすると特色に上がるかもしれないと評されていた1級フィクサー、 アンダーボスの右腕として組織で認められている者。
そんな華やかな経歴を持つ者たちが儚く死んでいく決闘で、 堂々と勝利だけをもぎ取っていく、また別の形の怪物。
▌…知ってる。見たこともあるさ。


その者に全てを任せ、後方に下がって治療を終えた後。
儂は人々に迎えられる中、その日の戦闘映像を見ることができた。
数十倍に引き延ばされた映像の中で、蝿の王は自分が死んだという事実を認識することもできないまま首を落とされた。
聞くところによると、死を認識できなかった蝿の王は蛆虫の王子を残せないのだという。
せっかく仕込んでおいたもののいくつかが意味を失ったのは惜しいけども…。
蝿の王の背に残されたスティグマの文様と、治療を受けて生き延びたリウ協会のフィクサーたちのおかげで…儂はその作戦のもう一人の功労者として名声を得ることができた。
▌…ゴール。
▌グレゴール?


▌…ああ、すまない。昔のことを思い出していたら、感傷に浸っていたか…はは。
▌とにかく…あのとき焼いておいた翅二枚のおかげで、スティグマ工房は最高の宣伝効果を得たというわけだ。
▌そのおかげで、儂が第一線から退いた今でも、うちの事務所に武器を支援してくれているし。そして、あのときの縁で、リウ協会の傘下事務所になることもできたってわけさ。
▌わぁ…やっぱり凄いですね、師匠…!
▌凄いわけ…あのとき融けた身体もまともに戻らなくて、こうして一線を退いた身体になったってのに。
▌悪くない純度のK社アンプルではありましたが、腐食液に侵された身体は完全な復旧が難しかったはずです。神経がまともに復旧しなかったのでしょう。
▌だろうな…まぁ、あの頃は今よりアンプルが貴重だったとはいえ、かなり大きな功績を上げたおかげで受け取ることができたんだ。おかげで、なんとかこのくらいまでは元に戻せたんだし。
▌はぁ…でも、そこまで凄い方なのに、近頃その方に関する噂を聞いたことがありませんね?
▌さてな…まぁ、戦場で死ぬような御仁ではなかったけどな。どこか高い場所で、別の仕事でもやってるんじゃないか?
▌とにかく、昔話はこのくらいで十分だろ?
儂はそう言いながら、先ほどから机の上にあった次の依頼に関する紙を手に取った。
▌それは…近頃話題になっている、あのブツでしょうか?
▌そうだ。これがうちの次の依頼になるだろう。儂の同期のやつの訃報も、この依頼と関係しているとか言ってたかな。
▌えっ…それはおつらいですよね。
▌なにがおつらいだ、あいつは前からずっと目障りだったんだ。


▌それより、シンクレア君…このブツについて聞いたことあるか?
▌図書館の招待状の話だ。

台詞

人格/グレゴール/LCB囚人

人格獲得ん…グレゴールだ。まぁ、寝てるとき以外は気軽に呼べよ。
朝の挨拶良い感じに悪く無い朝だろ?
昼の挨拶ささ、いくら忙しくてもお昼は食べて働かないと。
夕方の挨拶今日も一日お疲れさん。
対話1うちの管理人の旦那は普段何して過ごしてるんだ?煙草…でも勧めたいんだが、そうもできそうにないな。
対話2俺が一番嫌いなもん?あの触覚がいやに長くて黒い殻をしたアレら。
特に水に嵌まってもぷかぷか浮かんでしぶとく生き残ってる、あのしつこさが嫌いだ。
対話3管理人の旦那、もしかして眼鏡拭きも…いや、余計なこと聞いたな。眼鏡掛けずに済んだことを幸いに思っとけよ。
対話4記憶を失ったって旦那にこんな話するのもなんだが…。
たまに、ある記憶は丸ごとくり抜いても惜しくないって思うときがあるんだ。どういう意味か分かるか?まるで来ない終戦の日を待ってる気分だってことだ。
対話5切っても切ってもずっと生えてくるんだよな、この腕。あ、脚っていうべきかな…。
今は家族みたいな仲になったよ。好きでも嫌いでも一緒にいることを受け入れなきゃいけないって意味だ。
放置ん?管理人の旦那?どこ行ったんだ?
人格編成あぁ、ベストは尽くしてみる。
入場行けって?俺に…?はぁ…。まぁ、ベストは尽くしてみるけど。
戦闘中の人格選択なんだよ、俺に用か?
攻撃開始よし、行くぞ!
敵混乱時ありゃぁ、思ってたより良い感じに入ったな。
混乱時ありゃぁ…。
敵討伐たやすいな。
味方死亡その…管理人の旦那。ちょっと時計回さないとダメそうだな?
選択肢成功管理人の旦那!こんどは結構上手くいったよな?
選択肢失敗言ったと思うけど…これがベストだったよ。
戦闘勝利はぁ~なんとか勝ったか。お疲れさん、管理人の旦那。
EX CLEAR戦闘勝利勲章はお断りだ。まぁ、煙草なら断らないけどな。
戦闘敗北すまないな。今日に限って上手く集中できなかったみたいだ。そういう日もあるんじゃないか?

人格/グレゴール/南部リウ協会6課

人格獲得管理人の旦那、花火は好きかい?
朝の挨拶今日に限って太陽が明るいな。火は十分だろう。
昼の挨拶どうしてみんな急ぎだしたんだと思ったんだが、もうお昼の時間か。
夕方の挨拶まったく、みんな何がそんな忙しいんだ。少なくとも煙草燃やす時間くらいはくれよな?
対話1どうした?暇ならちょいと俺とここらで油の特売でもしてかないか?
対話2これ見ろよ、管理人の旦那。火が必要でもライターが要らないんだ。
この前良秀さんのライターが切れたから付けてあげようと思ったら、芸術的じゃないって怒られたんだよな。
対話3ムルソーか?まぁ…焦れったいヤツではあるけど、他の人にはシナジーが合うって言われるんだよな。
同期化後の対話1義手が不便じゃ無いかって?全然。むしろ感覚が無いってのがどれほど戦いにおいて役立つか知ってるか。
痛みを知らない以上、俺の腕は無敵だ。ただそれだけさ。
同期化後の対話2俺は最前線に行くのが嫌いだ。できれば後ろでゆっくり、火花でもひょいひょい飛ばしながら戦いたいよ。
放置どこ行った、管理人の旦那?じゃあ俺もこの隙に煙草でも…。
同期化進行おい、こんなの要らないってば。もっと上手くやらなきゃいけない気がするだろ。
人格編成あぁ、燃やすとするか。
入場身体が付いてくるかは分かんないけど…行けって言うなら行かなきゃな。
戦闘中の人格選択どうしたんだ、管理人の旦那?
攻撃開始このまま行くとするか。
敵混乱時思ってたより良く燃えるなぁ?
混乱時うっ!
敵討伐次。
味方死亡気を付けろって言ったろ…。
選択肢成功思ってたより良い選択だったな。
選択肢失敗火はどうやって扱うによって結果が変わるのさ…。
戦闘勝利その…最後の俺のパンチ、カッコよくなかったか?
EX CLEAR戦闘勝利あぁ、頑張りすぎたな。これで一週間はスネ囓ってられそうだ。
戦闘敗北今日に限って火が上手く付かないな…。

人格/グレゴール/G社課長代理

人格獲得入社を命じられたグレゴールであります。作戦に共に投入されることになり、光栄です!
朝の挨拶サー!朝の点呼間、異常ありませんでした!
昼の挨拶お昼時ですね!午後の日課も最善を尽くします!
夕方の挨拶勤務中異常ありません。サー!
対話1管理人殿!まだ適応中ではありますが…皆に面倒を見ていただき問題なく過ごせております。
たまにロージャ殿が気持ち悪いといいますが…はは、問題ございません。
対話2ためらわずに戦います。身体改造を受けるチャンスを運良く得たときから、決心してきました。
対話3あ、この腕でございますか?自分は自慢に思っております。
無力に戦争を眺めるよりかは…戦争のど真ん中に飛び込めるというのは大きな幸運であります。
同期化後の対話1身体改造は…後悔しておりません。しかし…自分は一生民間人の人生へ戻ることはないでしょう。
同期化後の対話2近頃は…なるべく何も考えないように努力しております。そうしないと耐えられない気がするのです。
放置管理人殿?しばし席を外されたのですね。待機します。
同期化進行サー!これからも最善を尽くして補弼いたします、管理人殿!
人格編成光栄です!
入場最善を尽くして臨みます!
戦闘中の人格選択課長代理グレゴール!
攻撃開始ご命令通り!
敵混乱時まともに入りましたね!
混乱時うっ…。
敵討伐片付けました!
味方死亡より努力してみせます…。
選択肢成功管理人殿!素晴らしい戦略でした!
選択肢失敗信じて頂いたのに…失敗しました。
戦闘勝利おかげさまです、管理人殿。良い戦術でした。
EX CLEAR戦闘勝利管理人殿のおかげで勝利を収めることができました。
戦闘敗北戦闘とは…こういうものなのですね。自分には資格が足りませんでした。

人格/グレゴール/りょ・ミ・パ助手

人格獲得使えそうな肉はあるか…?
朝の挨拶朝はやってないんだが。…材料を仕入れる時間だからな。
昼の挨拶良秀は店の中の方だ。…わざわざ会いに行かない方がいいと思うんだけどな。お前、いつか肉の代わりに切り刻まれるぞ?
夕方の挨拶…この時間に店前をうろうろするなよ。…材料だって勘違いするところだったじゃないか。
対話1新鮮なやつらを見つけるのって難しいんだよな…。
対話2うちの店のパイ、まだ食べてないのか…?手に入らないから食べられないって…はは。
対話3煙草を消して料理すべきじゃないかって…?それが最高の香辛料だってのに何言ってんだ…?
同期化後の対話1手つき餅のパイ…食べたいな。毎回取引してたやつらから手に入れた材料じゃなきゃあの味が出ないんだよ…。
同期化後の対話2適当なところで妥協することも必要なんだけどな…美食の芸術とかなんとか言いながら毎回材料のせいにしてるんだ。
放置うぅん…機械腕が凝ってるなぁ…。どうして腕がこうなったかって?さぁな?俺の新鮮な腕がなくなってどこに行ったんだろうな?
同期化進行俺を…?はっ、やっぱり本物のシェフが分かるんだな…?
人格編成新しい取引先を探しに行くのか?
入場新鮮なのがあると良いな。
戦闘中の人格選択おぅ、びっくりしたじゃないか!振っちまうとこだったよ。
攻撃開始刻むとするか!
敵混乱時ここを切って~あそこを切って~。
混乱時おっ…。
敵討伐ふぅ!解体おわり~。
本人死亡あ…クソッ…。
選択肢成功これで合ってるよな?
選択肢失敗うむ…痛んだ部位だったか?
戦闘勝利悪くはない収穫だったな。
EX CLEAR戦闘勝利ふぅ…やり過ぎたか?どうやって持って帰るか…。
戦闘敗北うぅ…あれは不味い肉だっただろうな。

人格/グレゴール/バラのスパナ工房フィクサー

人格獲得おおそうだな、俺も会えて嬉しいよ…ところで余ったネジないか?
朝の挨拶どれどれ~今日の午前に二件、午後に三件…。うん、コーヒー1杯くらいの贅沢はして良さそうだな。
昼の挨拶ところでうちの隊長見なかったか?さっき胡椒・唐辛子・サンチュ・カレー味の賭けで負けたんだが、急に消えたんだよな。
夕方の挨拶巣の夜景はいつ見ても凄いな。あの沢山の星の中に、俺のものがないってのが問題だけど。
対話1おい、その時計の音のせいで余計焦るんだけど、煙草くらいは心置きなく吸わせてくれ…。
対話2報酬さえ都度都度に受け取れたら良い。何なら、使えそうな鉄くずでも大丈夫だ。
対話3いやちょっとこれ…えぇ?あ…大丈夫だ。たまにカッとなるときがあって…うん?なんでそんなに距離を置くんだ?
同期化後の対話1うん、まぁ都度都度腕を付け替えるタイプだな。元々は火を点ける用途の腕もあったけど、間違えてヒゲを燃やしちまって。
同期化後の対話2あんた、なんだか俺と気が合うな?今度の依頼終わってからもまた何か任せたい仕事があったら、うちの隊長経由で連絡してくれ。
放置一人にするな。俺って地味に寂しがり屋なんだ。
同期化進行えっと、うーん…俺、ここにずっといるつもりはなかったんだけど…責任取ってくれるのか?
人格編成どこへ行くかは興味ない。案内してくれ。
入場あ。腕のバッテリー交換、やったっけ?
戦闘中の人格選択なんだよ、点検するもんでもあるのか?
攻撃開始エンジン掛けるとするかぁ。
敵混乱時まあまあだな。
混乱時あんやぁ…優しくしてくれよ。
敵討伐昨日、鋸刃を一生懸命手入れした甲斐があったな。
本人死亡腕の…自爆装置…アップグレードしとけば良かった…。
選択肢成功まあこれくらいで良い気になったりはしないよ。ふん…ふんふ~ん。
選択肢失敗あんやぁ、今日に限って肩がどうしてこんな凝ってんだろう…けほっ…けっほん…。
戦闘勝利これくらいの仕事はしないとな。
EX CLEAR戦闘勝利え?追加で手当くれるのか?遠慮しないからな。
戦闘敗北ちっくしょう…腕に潤滑剤が馴染まなくて…ちょっとギシギシしたんだよ。

人格/グレゴール/南部ツヴァイ協会4課

人格獲得あっ!おっとぉ、お客さん…良かったらライター一回だけ貸してもらってもよろしいか?
朝の挨拶ふぅ、朝からお忙しいなぁ…あんまり前に出るな。警護員と足並み揃えようよ。なっ?
昼の挨拶飯は食ってからやろうって…お客さん?糖分不足じゃ戦うのキツいんだよ…。
夕方の挨拶夜には明かりがあんまないから気をつけような…。いざとなったら隣にグッとひっ付くんだ。分かったか?
対話1テキトーって?一番良い警護は目立たない警護だってこと、知らないのか?その辺り、分かってそうな方なのにねぇ…。
対話2あぁ…手袋?ふっ、最初から秘蔵の武器を自慢して回るのはちょっとアレだろ?
対話3ここで一本ふかしてから行こうって。いやぁ~今回のお客さんは喫煙者だから楽だよ。なっ?煙草ふかす時間もあるし。
同期化後の対話1ふ~っ、ささ。後ろにちゃんと隠れてろよ!
同期化後の対話2やるときはやるって~俺が実力なしであんたの隣についてるとでも?中途半端な人が4課に引っ付いてると思うかぁ~ん?
放置ふふ~、こうやって待ってる間は旨く一本…あっ、ライター点かないんだった…。
同期化進行さぁ~出番が来たか?あなたの盾になってやろうじゃないか!
人格編成おい、すぐ行くって。
入場すぅ…まったりやろうって~。
戦闘中の人格選択ん、なんだ?
攻撃開始俺の後ろに!
敵混乱時ありゃぁ、その程度か?
混乱時うっ…。
敵討伐脅威要素を除去!
本人死亡はぁ…すまねぇな…お客…さん。
選択肢成功どうだ、気に入ったか?
選択肢失敗いやぁ…まぁ、上手くいかないときだってあるさ。
戦闘勝利さっ、契約完遂だ。心配する必要なかっただろ?
EX CLEAR戦闘勝利最大の防御はやはり攻撃だろ…はぁ、戦闘用盾って知ってるか?
戦闘敗北…任務失敗かぁ、チッ。報酬も貰えないし…おかげさまで強制禁煙するハメになったかぁ。

人格/グレゴール/双鉤海賊団副船長

人格獲得ふぅ…あぁ、俺が双鉤海賊団副船長、グレゴールだ。サインでもしてやろうか?
朝の挨拶お~グッモーニン。あぁ、話はちょっと後でしようか。お~い、今日の副業の回り具合を報告してくれって~。
昼の挨拶船の上でのんびり昼メシを食ってたりしないさ。腹が減ったときが食べ時だ。もちろん、許可無く食料倉庫を漁るやつはそのままマストに縛らないと。
夕方の挨拶夜か、外で一杯やりに行きたいんだが…フックの野郎が全く戻ってこねぇんだ、チッ。席を外したくても外せねぇよ。
対話1人魚香水はそんなカネにならねぇ。結局あれこれ手広くやればカネが入ってくるもんだ。情報であれ、鯨であれ、…人間でもな!
対話2俺らがあちこちほじくり回してるって?まぁ、海賊なら当然じゃないか?…俺たちには心強い後ろ盾もあるんだ。
対話3おぅ、待った待った。人質だなんて、言い方がキツいなぁ~。俺たちの事業に大事なゲストを迎えただけだって。少し荒っぽく扱ってるだけだ。
同期化後の対話1あ、そうだそうだ。これは脅迫だ。今俺たちに付いてこねぇなら、ドタマに風穴が空くからな?いやいや、弾丸は高いからこのフックで空けてやる。
同期化後の対話2コンテナに少しの間入ってるんだ、ちょ~っとだけな、チッ!何でもうそんなに震えてるんだ?どうせ入ったら寒くて沢山震えるだろうに、体力を無駄遣いするなよ~。
放置ふぅ~港船でぼーっとくだらねぇ仕事しながら待機してると、フックと一緒に湖へ船を浮かべたときが恋しくなるなぁ…。
同期化進行合併したいって?う~ん。そうか、まぁ。お前も色々とサイズが合うみたいだしな。どれ、上手くやっていこうか。
人格編成副船長が必要か?
入場直接手ほどきしてやろう。
戦闘中の人格選択忙しいんだ、下の奴らに言ってくれ。
攻撃開始風穴を空けてやる。
敵混乱時まるで引き裂かれた旗みたいにふらふらだな。
混乱時なっ…。
敵討伐へっ、どうってこと無かったか。
本人死亡お、俺が…死ぬわけ…。な、中指に…。
選択肢成功ふん、宝箱の鍵を開けるのがもっと難しいだろうよ。
選択肢失敗俺は警告したぞ、こんなの上手くやれないって。
戦闘勝利ビジネス成功だ。何人かはゲストに持って帰ろうか。
EX CLEAR戦闘勝利きれいさっぱり片付けちまったか…。これじゃカネ入りが良くないんだがなぁ。ふむ、こいつらの財布でも見てくか?
戦闘敗北はぁ…全部覚えた。顔、名前…末姉がお出ましになったら、テメェらは一巻の終わりだ。

人格/グレゴール/黒雲会副組長

人格獲得あぅ、これ。うめぇなぁぇ~。もうひとびんだけ…ふひぃ。
朝の挨拶二日酔い?そんなんないって~一日上飲んでればずっと雲に浮かんでる気分だろ?なっ?
昼の挨拶今日は非番だろ~。お前も、昼酒一杯やってけ!さぁ、こっち来て座れよ。これ!箸とおちょこ!
夕方の挨拶うぅ~ん、夜になると騒がしくなってきたな。あっ!外は別に何もなかったよな?だろ?じゃぁ~いまからここに座れよ~。俺の酒、しばらく呑んでないだろ?
対話1組織生活っていっても別にそんなないって~。任されたことやってなぁ、斬り殺すやつぶっころがして!そしたら下に舎弟もできるし~そんなもんだぁ!
対話2あぁ…あのコムギとかトウゲとかいうあいつら?今夜突撃するって?はぁ…もうその日が来たのか?
対話3おい!出征酒、出征酒!こういうのはだな!寄って、一杯クイってやることで固い友情を抱えてから行くんだってぇ!なんでそんなにお堅いんだよ~えぇ?
同期化後の対話1そうだ。S社からやってきた流れ者があいつらだ。みんな準備してきたよな?ここが誰の縄張りか確(しか)と刻んでやる。突撃!
同期化後の対話2お前、まだ酔いから醒めてないのか?俺ちゃんと呑むときは呑んで、やるときはやれって言ったろ?
はぁ…手短に言う、きっちり二人分やってこい。そしたら許してやる。行ってこい!
放置う~ん。はぁ、酔いがもう醒めたか。うぇぇ、俺先に呑むぞ?
同期化進行ふぅ…いつもより頭が冴えてるな。煙草の味も最高だ。暴れ回るのには…最高のコンディションだな。
人格編成うぇ?今行かないとダメなのか?
入場ぐっ、ぷはぁ!さぁ、迎え酒終わり!
戦闘中の人格選択戦ってるときに話し掛けるなって!…なんだよ?
攻撃開始一発で!
敵混乱時なんでそんなクラクラしてんだ?
混乱時うっ…。
敵討伐これまた、つまんねぇな。
本人死亡こういうときに…限って…呑んでた酒のこと…思い出すな…。
選択肢成功おっ!上手くいったな!景品無いか?
選択肢失敗はぁ、手先がさっきから震えてて…ごめんな~。
戦闘勝利まぁ、なんとかメンツは保てたか…。おい、お前ら。これが実力か?
EX CLEAR戦闘勝利ふ~ん、凄く良いな!よし、今日は会食だ!今から組長のカード持ってくるからな?誰も抜けるなよ!
戦闘敗北…うちの組。今日はメシ抜き。全員事務所戻って待機しろ。今日はお前らで紅葉おろしだ…!

人格/グレゴール/エドガー家継承者

人格獲得おめぇもあいつを捕まえに来たのか? あるいはただ…この没落を見物しに来たのか。
朝の挨拶できれば、窓を閉めてくれるか?冷たい風が一陣吹くだけで、一晩中咳が出る身体に生まれたせいでな。
昼の挨拶ここで陽の光なんかを期待するなよ。雲が晴れることはないだろうな。平和が宿る日は、永遠に来ないように。
夕方の挨拶やっとのことで眠りに就けても、嵐の音に起きちまう。さぁな、俺が忘れた悪夢が敲(たた)いてくる音かもな。
対話1あぁ、君だったか。ありがたくないゲストが訪問するときがあるんだよな。今は仕方なく背中を預けなきゃならないけど、いつであれ互いの背中を刺せるやつとしばらく協定を結んだんだ。
対話2剣が鋭いほど精神も研ぎ澄まされるなんて言葉とか信じないさ。高い値段を払った俺の剣は何よりも鋭い。でも…俺は夜な夜な目が覚めて、この全てが悪夢に過ぎなかったんじゃないのか…絶えず疑わなきゃならないんだよな。
対話3あの邸宅を見たことはあるか?嵐と雷だけが唯一のゲストになったあの場所だ。絶望だけを抱かせるが…皮肉にも、それが俺がずっと耐えてられる理由になったのさ。
同期化後の対話1名前のない碑石を見るたび、心臓が張り裂けそうなくらい揺れ動くときがたまにあるんだけど…どういうワケか見当がつくなら教えてくれないか?
同期化後の対話2片腕だけこれ見よがしに残しやがったんだ。わざと残しといたってことだ。俺に対して、幼い頃にできなかった鬼ごっこをしようって言ってたな。どっちが先に捕まるか楽しみだ。
放置大丈夫だ、忘れられるのには慣れてる。
同期化進行そうか、刃を一度研いでやる時分になったか。
人格編成獲物を見つけたのか。
入場哀悼の時間か。
戦闘中の人格選択俺に遺す言葉でも?
攻撃開始この刃を君へ捧げよう。
敵混乱時この戦闘に名誉なんかを期待してるわけないよな。
混乱時いや…この程度で倒れたら、あいつがどれだけ俺のことを嘲笑うのやら。
敵討伐やっとたった一回刺せただけだ…。
本人死亡やっと…霧が晴れ、夢の中だけで会えた恋しいあの人に会えるのか…。
選択肢成功今まで斬ってきたものと比べれば…簡単だった。
選択肢失敗全く気付かなかったな。
戦闘勝利最期の決闘はまだ先だ。祝杯を上げる理由はないさ。
EX CLEAR戦闘勝利この刃が、あいつの黒い心臓にも突き刺さると良いんだが。
戦闘敗北まだ、その時じゃなかったってことだ。

人格/グレゴール/ラ・マンチャランド神父

人格獲得俺が彼らを代わりに許しても…父上様は私を赦しにならないだろう。
朝の挨拶もうすぐラ・マンチャランドの開園時間だな。今日は…何人の家族が俺を訪ねてくるんだろう。俺は何回大丈夫だと繰り返すことになるんだろうか。
昼の挨拶血液バーが偉大だと信じて疑わないときもあったさ。
それがいかに虚しい信頼であったかは、この土の塊のようなものを噛むたびに気付いてる。
夕方の挨拶俺を訪ねてくる兄弟たちの手は見たことあるか?みんな爪が抜けてるんだ。絶えず地面を引っかいて、掘り返して…。
いつも言ってやれる言葉は同じだ。ただ…生きていけと。耐えなければならないと。
対話1俺たちの唯一の食事は人間たちが与えてくれる血。あぁ、実に甘美だ。
家族の幸せは永遠にこの地の底へと埋められたが…。
対話2アトラクションにて人間の相談に乗ってあげながら気づいたことがあるんだ。
家族たちは渇きに狂いそうで、どうすれば耐えられるかだけを絶えず尋ねるのに対し…彼らの悩みは本当に…多様だったな。
対話3(鞭の炸裂音)これも耐えなきゃ…ただ俺に罰を与えているだけだ。冒険に出た父上様が下せない罰を。
同期化後の対話1渇きを我慢したり、忘れようとするどんな方法も無駄だってことは分かってる。全部やってみたからな。
でも…そんな陳腐な言葉以外に、俺は何を言ってやれるんだ?もしそんな方法を知ってるんなら…お願いだ、俺も…!俺も知りたいんだ。
同期化後の対話2血が飲みたい…ダメだ。思い出すな。あぁ、父上様はどこまで行かれただろうか、あの頭に被せるという遺物をついに見つけられたのだろうか?
放置今日、血について考えたことはあるか?ある。じゃあ昨日は?昨日はどうだった?まだ血のことを考えてるのか?何当然のことを。じゃあ明日もそうだって確信してるか?いや、そうであってはならない。でも血鬼である俺たちはそうできる存在だったっけか?
同期化進行仮面で羞恥を隠せども…抱いていた渇きは依然として俺を苦しめるんだな。
人格編成お望みとあらば。
入場今日もどうか正気を保てますように。
戦闘中の人格選択相談は後にしよう…今は…そうする余裕がないからな。
攻撃開始そちらさんも罪人か?
敵混乱時これも許そう…。
混乱時耐えねばならぬ苦痛…。
敵討伐…永久に眠れ。
本人死亡はっ。やっとこさ…餓えから…。
選択肢成功苦しいことがあれば…次…も訪ねてこいよな。
選択肢失敗少し…時間が必要だ。頭の中がまた血のことで一杯になって…。
戦闘勝利一時の渇きに過ぎない。勝利に酔って渇きを満たすようなことがあってはならない。ああ絶対にだ。
EX CLEAR戦闘勝利血が…血がたんまりと溢れかえっているじゃないか…。一口、いや一滴でもいいから俺にくれ!父上様がお赦しにならないとしても!!
戦闘敗北父上様の意思に逆らうだけでなく、血を貪ろうとしたのだから…見苦しい失敗は当然の結果じゃないか。

人格/グレゴール/炎拳事務所生存者

人格獲得これは…うちの炎拳事務所の服装だな。
朝の挨拶日が昇ってもここは相変わらずだな。腐った空気、湿った壁、一筋の陽光さえ入らない狭い部屋…。こんな半地下でも希望なんてもの抱いてたときがあったってのが…今じゃ冗談みたいに感じられるな。
昼の挨拶ああ、少し早めに出るほうがいいんだ。P社でぐだぐだやってるブリーフィングは昼からはじまるからな。もう耳にタコができまくってるけど…それでも一応聞いとこうと思うんだ。死者が残した情報は役に立つからな。血鬼を仕留めるときも、生きて逃げるときも。
夕方の挨拶あのクソッタレの遊園地が開園して音楽が流れると…少しの間とはいえ、懐かしい装いに身を包んだ懐かしい人たちが見えるんだ。それが全て幻覚だと分かっていながら、慰めにするのは…そろそろやめにする方が良いだろう。
対話1血鬼の狩人になるつもりはない、俺は奴らみたいに、血鬼って怪物を憎んでいるわけじゃないからな。ただ…炎拳事務所の生き残りとして、ラ・マンチャランドを燃やし尽くしたいだけだ。
対話2腕はどの工房で誂えたのかって?はっ。できてからまだ一月も経ってない、裏路地の工房だったはずだ。主人が新米な上に人脈もないせいか、ガラッガラだったけど…才能はあった。まぁ、おかげで悪くないのをタダ同然で買えたってワケだ。
対話3雨か…思い返してみると姐さんは雨をひどく嫌ってたな。火も上手く点かないし、全身が湿るって…。あの頃はどうでもよかったけど、今は俺もあまり好きじゃない。雨が降ると、遊園地が開かないからな。
同期化後の対話1生ぬるい手柄を掲げて、寄与金で口を糊するつもりはない。そんなことをしたら、死んだ奴らが俺を許さないだろう。俺は…最後まで燃やし尽くす。あの忌々しい遊園地も、姐さんが着せられていたあの服も、すべて。
同期化後の対話2ああ、そうだ。水を見て怯えて人間みたいにガタガタ震えるより、あれほど渇望していた血が炎で煮えたぎり焦げついたザマを見て、獣のように襲いかかる方が…よっぽど血鬼らしくないか?
放置…煙草1本だけ貰えないか?俺に…残ったのは火しかなくてな。
同期化進行この冷たい都市でも…復讐だけは熱く済ませなきゃならないと思わないか。
人格編成燃料はたんまり準備したさ。
入場…入場を知らせる音楽が聞こえるな。
戦闘中の人格選択話は閉園後に…済ませよう。
攻撃開始いつまで耐えられるか見ものだな。
敵混乱時残す言葉は無いよな?
混乱時ふぅ…大丈夫だ。傷は灼いといたから。
敵討伐…全部燃えちまったか。
本人死亡はぁ…もう会いに行くのは…ちょっと早くねぇか…。
選択肢成功食ってくために、大抵のことはやってきたさ。
選択肢失敗…次はもう少しうまくやるさ。
戦闘勝利今回もここで止められたか…次こそは、あの目の前にあるクソッタレのパレードも必ず…炎の海にしてやる。
EX CLEAR戦闘勝利ほら、姐さん…俺が言っただろ。戻ってきたら、全部焼き尽くしてやるって。
戦闘敗北…次はもっと沢山焼き尽くしてやる。お前たちが啜れる血一滴すら残さず、全部。

人格/グレゴール/黒獣-巳

人格獲得こんくらいなら人間の腕だろ、まぁ。俺はてっきり、今回の施術で両腕とも巳になっちまうかと思ってたんだよな。
朝の挨拶夜通し使ったんなら、朝ぐらいは休ませとかないと。今度の主君は、朝っぱらから何度も呼び出してくるんだよなぁ。
まあ、契約して間もないから分からなくても仕方ないか~。そのうち大事にしすぎて、いざってときに使いそびれるだろうなぁ。
昼の挨拶最初は煙草をやめたストレスのせいで皮と骨だけになったのかと思ったけど、このガリガリの身体って巳丸(ワン)の効能だったんだよな。
慣れとかないとな~。見た目は酷いけど、任務中にはこういう痩せっぽちの身体が役に立つんだ。
夕方の挨拶この時間になると、大観園はほんと静かなんだ。こんな居心地のいい立派な屋敷で…安らかに眠ることもできずに息を殺してるなんてさ。黒獣も黒獣だけど、主君もなかなかロクなもんじゃないみたいだな。
対話1まあ…黒獣にもそれぞれ役割に違いがあるから、巳はやっぱり柔軟な方が良かったんだよな。考え方にしろ、処理方法にしろ。こっそり片付けなきゃならない俺たちが、後先考えず突っ込んでいく闘鶏みたな真似してちゃ、上手くいくもんも上手くいかないからな。
対話2この、腕がぐんぐん伸びるやつ…相手からしたらかなり厄介だろうな。
距離感が掴めないのはもちろん、いつどの方向から攻撃が飛んでくるか、まるで読めないだろうからな。
対話3黒獣は、鴻園の恩讐から一歩引いたところにいるんだ。おかげで任務を遂行するとき、余計なしがらみがないんだ。
恨みってのは…近くにいる相手に対して抱くもんだろ。ふいにサッと現れてすぐ消える見知らぬ道具にまで恨みを持つのって、流石に変だろ?
同期化後の対話1鴻園にいる一族という一族は、全部仕えたことがあるんだ。滅門したコン家も、どん底を這っていたシー家も、強盛を誇るジア家も全部。
そう考えると、俺もずいぶん長く生きてきたもんだよなぁ。そろそろ死にどきかと思ってたら抜け殻が脱げて、また生き返っちゃったからな…。
同期化後の対話2長く生き残ったけど…大した意味なんかないんだ。生きることにも段々心が動かなくなってきて、死ぬなら死ぬんだ、生きてるなら生きてるんだ、ってなる。そのうち、それ以上削ぎ落とす感情すらなくなったら…その瞬間こそが死の始まりなのさ。他でもない、そういうことだ。
放置…いつの間にか主君が命令を下したのか?まったく…それじゃこうしてぼんやりしてる場合じゃないな。さっさと行こうぜ。
同期化進行目をキョロキョロさせって無駄だ。もうとぐろを巻いてるってのに、どうやって逃げるつもりだ?
人格編成…どこからか巳が這う音が聞こえてこないか?
入場この経路は…忍び込むには悪くないな、ああ。
戦闘中の人格選択とぐろを巻いた巳の近くには来るなって言っただろ。
攻撃開始さぁ、どっちから来るかちゃんと考えてみろよ。
敵混乱時これは予想できなかったみたいだな?
混乱時はっ…。
敵討伐綺麗に噛めたな。
本人死亡ふぅ…来るっちゃ来るもんなんだな。
選択肢成功難しいことないって言ったろ、主君。
選択肢失敗始まりは良かったけど、巳尾だったな。
戦闘勝利数人逃しはしたけど…呪殺毒を受けた以上、長生きはできないだろうよ。このくらいなら主君も満足なさるだろうし、帰ろうか。
EX CLEAR戦闘勝利これなら…今回の主君と決別する日もそう遠くないか。最後まで丁寧に使ってくれそうだから未練はなさそうだけどな。
戦闘敗北しばらくは頭を下げて這いつくばるしかなさそうだな。無理な任務でもないのに失敗したんだし、今回の主君とは長い付き合いになりそうだな?

人格/グレゴール/夜の錐カピターノ

人格獲得雨が止む頃には、この路地とは永久におさらばだな。ふぅ…俺はまだ、生きてたいんだ。
朝の挨拶…空が明るむまで粛清が終わらないのは久しぶりだな。指切りを前にして、口を慎めない間抜けどもがかなり増えたんだろう。
昼の挨拶…あぁ、ありがとな。この仕事については…俺が死ぬ瞬間まで沈黙することを誓おう。粛清、ね。現場で走り回って繋いだコネが…無駄ってわけじゃなくてよかったな。前もって知れた分…逃げられる何人かは生き延びられるだろう。
夕方の挨拶深夜の粛清を担当していた俺たちが、今じゃ粛清対象か…。夜も更けてきたし、招待状にサインしないとな。どこに行っても闇なら…都市の星でも道しるべにした方がマシだろう。
対話1予想できないことじゃなかったさ。親分は…若いせいか不義や好奇心に耐えられない人だったんだ。だからかな、怒りは湧いてこなかった。ただ、あの事故が…ゴッドファーザー様の意中を問う間抜けな一言だったというのは…ふぅ…今考えても呆れたもんさ。
対話2片足に重心を置く立ち方、食事をしながら喋ること、ため息をつくこと、話を遮ること。やめろってあれだけ言っても…習慣だからって直せない奴らが何人かいたな。親指傘下じゃ、そんな軽率で軽薄な態度ほど…自分の身を滅ぼす習慣はないというのに。
対話3南部の粛清者がひとり。夜の誰が上り詰められる地位なんて、せいぜいその程度だったんだろうな。うちの組織は名のあるファミリーの出でもないし、強い派閥に身を置くこともできなかったから。…虚しいもんだ。L社の裏路地の一角を獲ろうと、犬みたいに這いずり回った結果が、たかがこの程度とはな。
同期化後の対話1親指の粛清対象になったんなら…無駄に抵抗して苦しみながら死ぬ前に、いっそ夜の錐のもとに来るといい。俺たちは少なくとも…慈悲の下に急所を狙って一瞬にして息の根を止めてやるんだ。都市にそれより良い死に方がいくつあると思う?
同期化後の対話2工房で良い生地を手に入れた若造たちは…戦闘中に決まって攻撃を避けずに一度受けてみるんだよな。命が惜しくも思ってないってことだ。よっぽどの高級品じゃない限り、鋼鉄で作られてようか、工房製の布で作られていようが…服には縫い目があるもんだからな。
放置ふぅ…。この静けさ…悪くないな。耳を塞いで、目を覆って、沈黙を守る者には百年の平和が訪れるもんさ。
同期化進行人差し指、W社、シ協会…噂どおり、いろんな技を使ってくるんだな。だけど…どんな相手でも、付け入る隙はあるもんさ。生き延びる希望が…少しは見えてくるかもしれないな。
人格編成生きて帰れさえするのなら…何であれ。
入場最後まで…足掻くしか。
戦闘中の人格選択戦場に集中する方が良いだろう。犬死にしたくないならな。
攻撃開始早く処理しようじゃないか。
敵混乱時ここがお前の弱点か?
混乱時うっ…。
敵討伐隙だらけだな。
本人死亡逃げたところで…変わる運命じゃなかったか…。
選択肢成功他にあるか?あるなら早く処理するぞ。
選択肢失敗…努力で全てが解決するなら、どれほど良かったことか。
戦闘勝利何人生き残ってるんだ?動けるか?…帰ったらまた組織員から集め直す方がいいだろう。たかがこの程度の人員で親指のもとへ行った日には…ゴッドファーザー様が俺たちのことを役立たずと判断するかもしれないからな。
EX CLEAR戦闘勝利急ごう。収拾が遅れれば、ここで生き残ったのが無駄骨になるぞ。人差し指の本…上々の結果だったな。これで粛清は免れるだろう。
戦闘敗北図書館へ向かうか、裏路地を通って抜け出すか…余計な悩みだったな…。ふぅ…親指の粛清を掻い潜って逃げたところで…定められた死から逃れることは…できなかったか。

人格/グレゴール/ロボトミーE.G.O/ランプ

人格獲得世間の認識とは違って、次のチャンスというのは普通訪れないものだ。だから今度は何かしらやってみるつもりだ。遅い後悔は、酷い感情ばかり残すだけだったからな。
朝の挨拶午前の研究所巡察は俺が担当しよう。あの侵入者たちが全員ちゃんと出て行ったのか、もしやどこかに隠れてやしないか。この目で直接確認しないとな。
昼の挨拶過度な炭水化物は食後に眠気を誘発するって、毎回言ってるじゃないか。俺の研究チーム用に、あのテーブルにコーヒー3杯持ってきてく…。…はぁ。いや、いい。勝手に飲むから、今のは聞かなかったことにしてくれ。
夕方の挨拶そうか、作戦計画書の代わりに退職届が返還されたか。夕方までに待ったにしては、変哲もない返答だな。予想と少しも変わらない。
対話1施設の復旧は完了したが、すぐに研究を再開することはできないだろう。落ち着くまで時間が掛かるだろうし、空席もまた埋めないとならない。…今回の作戦が終わったら施設を新たに設計しないとな。…蜘蛛の巣か、ああ。学んだものは、上手く使ってやらないとな。
対話2いつからだっけな。他の部署で、俺が本社から脱出した高ランクの職員という呆れた噂が出回っていたな。この本社装備の出所について説明できないのとは別に、それがあり得るとでも思っているのか?ふぅ…そんな生産性のない戯言は自重しろと、誰か言ってやってほしいな。
対話3一生研究に邁進しながら、その結果物に誇りを持っているのは事実だが…。断言する、それが輝かしいと思ったことはない。…だからこそ気になるんだよな。このE.G.O装備に染みついているという、輝かしい埃とは何なのか。
同期化後の対話1上の方で胡散臭いことをやらかしてることを俺が知らないとでも?ただ…あえてそれを追及したところで変わることはないから黙ってるだけだ。だから忘れるなよ。誰かさんが、お前たちのその胡散臭い行動を一挙一動見ているってことを。
同期化後の対話2知ってるさ。俺が薬指の親方という者を殺したとしても何も変わらないということぐらいは。だからこれは自己満足だろうな。そうじゃないなら、俺の心を安らかにするための、死んだ者たちを口実にしているだけの…醜い逃避なんだろう。
放置幻想体が掛けてくる言葉に惑わされないためには、こうやって考えを口に出し続けるのがいいだろう。自分の思想ではない言葉には、既視感が伴うからな。
同期化進行遠くもとても鮮明に見えるな。今まで見ることができなかったものも、暗くて見えなかったものも全部。…テストはこのまま終了しようか。このE.G.Oとギフトを同時に使用できるぐらいの適性は俺にあるようだからな。
人格編成そろそろ作戦開始だな。だから全員…俺の視界から外れるなよ。
入場あんたが…この森の怪獣だな。
戦闘中の人格選択遺憾ながら、俺の森にいるやつらはもう全員死んでるんだ。できることは、怪獣を殺すことだけだ。
攻撃開始E.G.O感応度、増幅…。
敵混乱時ジッとしてろ。
混乱時おっと…。
敵討伐今助けてやるからな。
本人死亡ここまで…らしいな…。
選択肢成功…これで作戦成功率を高められさえするなら、やれないこともないさ。
選択肢失敗わざわざ慰める必要はない。この程度の失敗は研究員の間じゃ、ユーモアに過ぎないからさ。
戦闘勝利今、俺にとって一番惨めなことが何か分かるか?会社へ帰って作成する報告書に、任務成功という単語を俺の手で書かなきゃならないことだ。ふぅ…消すべき名前が増えたな。研究計画書はいっそ廃棄した方がいいだろう。
EX CLEAR戦闘勝利見えるものがすべてじゃないだとか、大切なものは目に見えないだとか。まぁ、そういう教訓を意図したわけじゃない。ただ、誰にも見えないだろう俺だけの一発を喰らわせてやりたかっただけさ。
戦闘敗北はっ…そうか。この森に怪獣なんてのは…なかったんだな…。

人格/グレゴール/LCEE.G.O/AEDD

人格獲得そうだな、ひとまず研究チームに合流したことを歓迎すると言っておこう。これを受け取れ。今日の賭けは俺が負けて、皆にコーヒーを奢る羽目になってな。
朝の挨拶あぁ…研究所の巡回点検?悪いけど、午後に俺が一度回ってくるから、午前はちょっと頼めないか?今この瞬間すら睡眠を削ってしまうと…死にかねない気がしてだな。
昼の挨拶分かるか?今がコーヒーを買って飲むにはいちばん良いタイミングなんだ。炭水化物の補給で、すぐ眠くなりやすい時間帯だ。その他に良いタイミングは…1時間後、2時間30分後、4時間後、6時間後、6時間30分後があるな。
夕方の挨拶やっぱりまだ退勤していなかったか。家に帰るのは無理そうだし、ちょっとこっちへ来てみないか。代わりにと言うには何だが、面白いものを見せてやろう。今度、別の部署から定期検診に来るらしくてね…
対話1誰かを率いることは苦しいものだ…。呼吸が合わない者たちと働くだけなら、そういうものだと割り切れるが…望みもしないのに皆の先頭へ押し出されるのは…不快でな。
対話2可能性というのは残酷な単語だ。良い結果へ繋がるだろうという期待を、いつだって頭の中に付きまとわせるからな。呪いや亡霊みたいに…。だが、まあ。魔法や幽霊なんてものがあると信じている方が、より興味深くはあるさ。そう思わないか?
対話3待て。この報告書、あんたがまとめたのか?俺が疲れて見間違えてるのかもしれないけど、あり得ない数値が書かれているんだが…。実験設計にも論理が欠如している。…そうか。まあ、頑張ったな。行って少し休むといい。こういうのは、長く起きていれば解決する類のものじゃないからな。もう少し知性を要する仕事だ。
同期化後の対話1大罪の脱走なんて今に始まったことじゃないが…。ふう、3型隔離室まで破られると、さすがに骨が折れるな…。イサン、ファウスト。しばらく戦闘は任せる。この環境でE.G.Oを用いて多重戦闘を行った際の被害記録は、ぜひ収集しておきたいからな。
同期化後の対話2…小石が転がり続けて、こんなに積み上がったのか。ねじれにすらなれなかった…副産物たちの末路。可能性が否定的な方向へ動いたようだな。それで慣性的に、そちらへ向かって転がり続けたんだろう…ふぅ。
放置夢を見たか。はぁ…まだ…覚えているな、ああ。
同期化進行構造分析機、起動…。うむ。作動を確認。この構造はよく覚えておけ。モノリスルーレットで外れを引けば…俺がこう変わるかもしれないから。弱点はしっかりチェックしておいて、一息で処理してくれ。いいな。
人格編成研究者に何度も物理的な力を扱わせるのは、良くないことだが。
入場優秀な者がいないなら…俺が解決しないとな。
戦闘中の人格選択実験中だ。変動因の統制には注意してくれたまえ。
攻撃開始どれ、実験してみるとするか。
敵混乱時努力は殊勝だがな。
混乱時ぐっ…はっ。
敵討伐…似たり寄ったりだな。
本人死亡まぁ…俺も、さほど優れていたわけじゃないということだ…。
選択肢成功作業結果、良い。ふむ、やはり反応速度が上昇するな。
選択肢失敗作業結果、悪い。まあ、これも悪くはない。生産量が増加した。
戦闘勝利実験結果に少しノイズが混じったようだな。構わない。凡人の失敗は当然で、失敗を踏み越えて努力するのが理想的な研究者の姿だからな。大したものだと思うよ。俺はやったことがないからな。
EX CLEAR戦闘勝利ふむ…いい。この報告書はすぐ上層部へ回そう。数値が良いな。ああ。あんた、休息はきちんと取ったか? なら、この報告書を頼むぞ。これも持っていくといい。君の実験報告書だ。少し手を入れておいた。再実験してみるように。ん…? 俺の方が優秀だから手を貸しただけだ。感謝を示す必要があるのか?
戦闘敗北怒りは醜い感情でしかないが…。こんな風に過去を繰り返すことは、感情の揺動を誘発するな…ふう…。

人格/グレゴール/夜明事務所代表

人格獲得おぉ…双和(サンファ)茶か?今日は一段と茶の味と香りが濃くて好いな。今回も黄身は真ん中に上手く浮かべられたな、え?
朝の挨拶シンクレア君、朝からご苦労だな。昨日の依頼は少し遅く終わったから、遅く来てもいいと言ったんだが。おお、ファウスト君。千本の針の依頼は…上手く片付いたか?
昼の挨拶君達は出て食べてきなさい。儂は事務所で適当に済ませればいいからな。ああ。次の依頼をどうするか考えないといけないんだ。分かるだろう?近頃は何かと話題になっているじゃないか、この招待状。
夕方の挨拶あいたた…もう椅子に長く座っているのも辛くて仕方ないな。歳を取ると、宵の口まで仕事をするだけで腰が張り裂けそうになるんだよ。ファウスト君、君も程々にして帰りなさい。その共鳴器の出所は儂も調べておくから。私のことをご心配いただく必要はありません、グレゴール。いや…君が帰らないと事務所の戸締まりができないんだが…。
対話1ん?この訃報?ああ、気にすることはない。あいつは前からずっと目障りだったからな。器の小さいやつだったよ…考え方がいつもそう偏っていてはな。
対話2儂の頃は…こんな香り高い双和茶の匂いなど夢にも見れなかったな。立ち上る湯気の代わりに、咽せるような煙ばかりが満ちていて、悪い意味で人の匂いに満ちていたんだよ。
対話3名誉、身分の向上…そういうものばかりを追いすぎるのは好くないぞ、君達。上手く説明はできないが…そうして少しずつ豊かになっていくものについて考えていると、不意に気分が悪くなるんだ。たとえ儂が覚えていなくとも…身体が経験として思い出しているんだろうな。そういうものが、どうにも好ましいものではなかったのだと。
同期化後の対話1君が殺した命の数を数えてみろ…そして、自問してみるんだな。本当に君の命が、それら全ての命を合わせた分より価値あるものなのか。
同期化後の対話2歳を食った分だけ…経験は身体のあちこちに刻まれるものだ。よく言うだろう?都市では、生き残っている方が強いのだと。
放置ふぅ…いやはや、これは本当に特色級だな…。
同期化進行…ふぅ。では、あーほど多くの死を貪りながら、楽に終えられると思っていたのか?今回は本当に覚悟した方がいいぞ。青二才。
人格編成皆、準備はできたか?
入場じゃあ、入場してみよう。
戦闘中の人格選択儂を気にするより、自分のことを考えた方が好いと思うぞ。1番大事なものを逃すぞ、そんなんじゃ。
攻撃開始黎明の光の如く。
敵混乱時君、随分疲れたようだな。
混乱時こういうのは…気合いで耐えないと。
敵討伐こうも柔くてはな。
本人死亡皆と…運命を共にする必要はな…いからな。
選択肢成功ふん、若者がこの程度もできなくてどうする。
選択肢失敗ううむ…最近の物はどうしてこう難しいんだ?
戦闘勝利君達の勇気に深い敬意を表そう。剣を何度か交えてみれば分かったはずだが…それでも最後まで退かなかったからな。おかげで、うちの者たちも傷と共に教訓を得られたよ。
EX CLEAR戦闘勝利今日に限って、ずいぶん調子が悪かったのか…?この程度の依頼だと分かっていれば、悩む必要もなかったな。他の者たちの本も探しておきましょうか?ああ、そうだな。ついでに副収入も確保しようじゃないか。あ、ツヴァイの分は確実に押さえておいてくれ。なかなか旨いはずだからな。
戦闘敗北いつか…終わりに辿り着くだろうとは思っていた。余生に未練はないさ。気掛かりなのは…ただ、あの若い者の未来だけだ…。

戦闘中ボイス

人格囚人対応スキルセリフ音写
제가 보태죠.(加勢しましょう。)*50チェガ ポテジョ
마저 태우겠습니다.(残りも燃やし尽くします。)*51マジョ テウゲスムニダ
설령 녹아내려 추락하더라도 괜찮으니… 이 노을이 식지 않도록, 더 뜨겁게 타올라라!(たとえ融けて墜ちるとしても構わないから…この夕焼けが冷めないよう、もっと熱く燃え上がれ!)*52ソリョン ノガネリョ チュラッカドラド ケンチャヌニ イ ノウリ シッチ アントロ ト ドゥゴッケ タオララ
나를 비추는 주홍빛이 꺼지지 않도록, 거세게 휘몰아쳐라.(僕を照らす朱色の光が消えないように…滾(たぎ)れ。)*53ナル ピッチュヌン チュオンピッチ コジジ アントロ コセゲ フィモラチョラ
이 주홍빛이… 꺼지지 않도록…! 거세게 휘몰아쳐라!(この朱色の光が…消えないように…!滾(たぎ)れ!)*54イ チュオンピッチ コジジ アントロ コセゲ フィモラチョラ
夜明事務所グレゴール・夜明事務所ファウストが参加している状態で不安定E.G.O::蜜蝋の翼を発現した次のターン선배를, 스승님을 행복하게 할 수 있다면, 이 끝에서 다 함께 기쁨을 나눌 수만 있다면… 그 어떤 두려움도 저를 도망치게 할 수 없을 거예요.(先輩を、師匠を幸せにできるなら、この果てで皆と一緒に喜びを分かち合えるなら…。どんな恐怖も、僕を逃げ出させることはできません。)ソンベル ススンニムル ヘンボッカゲ ハル ス イッタミョン イ クッテソ タ ハンケ キップムル ナヌル ス イッタミョン ク オットン トゥリョウンド チョル トマンチゲ ハル ス オプスル コエヨ
夜明事務所グレゴールが死亡した次のターン고통스럽지만… 견딜게요. 딛고 일어설게요. 스승님의 여명에 어울리는 강한 사람이 되어… 앞으로 그 무엇도 잃지 않도록!(苦しいけど…耐えてみせます。乗り越えて、立ち上がってみせます。師匠の黎明に相応しい強い人になって…これからは、何一つ喪わないように!)コットンスロッチマン キョンディルケヨ ティッコ イロソルケヨ ススンニメ ヨミョゲ オウリヌン カガン サラミ テオ アプロ ク ムオッド イッチ アントロ
夜明事務所ファウスト・グレゴールが両名死亡した次のターン…날아가야 해. 나를 가로막는 껍질을 깨부수고 더 높은 곳으로.(…飛び立たなきゃ。僕を阻む殻を打ち砕いて、もっと高い場所へ。)ナラガヤ ヘ ナル カロマンヌン コッチル ケプスゴ ト ノップン ゴスロ
バラのスパナ工房
フィクサー
グレゴール《切り刻もうか》그렇지~!(そうだ…。)クロッチ
南部ツヴァイ協会4課グレゴール《守護者》거기까지.(そこまで。)コギッカジ
双鉤海賊団副船長グレゴール《予定された決裂》팔 하나 가져간다.(片腕持ってくぞ。)パラナ カジョガンダ
エドガー家 継承者グレゴール《悪夢狩り》여기가 급소겠군!(ここが…急所だろう。)ヨギガ クプソゲックン
ラ・マンチャランド 神父グレゴール《雪げぬ罪》*55피를… 피를…!(血を…血を!)ピル ピル
炎拳事務所 生存者グレゴール《炎拳》*56버러지 같은 놈들…(うわああぁ!!!虫ケラどもが…。)ポロジ ガットゥン ノンドゥル
黒獣-巳グレゴール《絶巳捥徹》그쪽 방향이 아닐 텐데.(そっちの方向じゃないと思うけどな!)クッチョッ パンヒャンイ アニル テンデ
夜の錐カピターノグレゴール《メルチェ》자세가 무너졌나?(姿勢が崩れたか。)チャセガ ムノジョンナ
허술하군.(お粗末だな。)ホスラグン
자비에 감사하도록.(慈悲に感謝するように。)*57チャビエ カンサハドロ
《エクセキューション》빈틈투성이군! 스틸레토!(隙だらけだな。スティレット!)ピントゥン トゥソンイグン スティレト
《夜の錐》안와, 울대, 심장! 그 안일한 빈틈, 꿰뚫어주지.(眼窩。喉仏。心臓。その甘い隙…。貫いてやる!)アンワ ウルテ シンジャン ク アニラン ピントゥン クェットゥロジュジ
ロボトミーE.G.O::ランプグレゴール《灯りに眩惑されたものには救いを》앞을 밝히지. 구해야 할 것이 잘 보이도록.(前を照らそう。救うべきものがよく見えるように。)アップル パルキジ クエヤ ハル ゴシ チャル ポイドロ
큭, 잘 보이는군. 내가 구해야 할 자가 누구인지!(ぐっ…よく見えるな。俺が救うべき者が誰か!)*58チャル ポイヌングン ネガ クエヤ ハル ジャガ ヌグインジ
敵に眩惑を付与時이쪽으로 와… 내가 안전하게 지켜줄 테니까.(こっちへ来い。俺が安全に守ってやるから。)イッチョグロ ワ ネガ アンジョナゲ チッキョジュル テニッカ
LCEE.G.O::AEDDグレゴール〈前へ出たまえ。サポートするとしよう。〉で味方の充電回数を増加したターン開始時지원하지.(サポートしよう。)チウォナジ
敵に光電を付与時전이 시퀀스, 작동.(転移シーケンス作動。)チョンイ シクェンス チャットン
《高圧電流放電》통상 배터리, 일시 방전!(通常バッテリー、一時放電!)トンソン ペトリ イルシ パンジョン
《出力最大-超高圧電流放電》출력 형태 변경! 후… 잘 튀겨졌군.(出力形態変形。ふぅ…バチバチによく揚がったな。)チュルリョッ キョンテ ピョンギョン チャル ティギョジョックン
〈しぶとい生命力〉で自家発電を獲得時자충, 기동.(自充、起動。)チャッチュン キドン
夜明事務所代表グレゴール夜明事務所ファウストの攻撃に追撃핫… 역시 우리 사무소의 자랑이야.(はっ…流石はうちの事務所の自慢だな。)ヨクシ ウリ サムソエ チャランイヤ
《茜さす剣》노을빛으로.(茜色で。)*59ノウルピッチロ
《夜明けを裂く剣》…새벽녘(…明け方。)セビョンニョッ
《明け方》곧, 여명이 찾아오겠지.(じきに、黎明が訪れるだろう。)コッ ヨミョンイ チャジャオゲッチ
《陽炎》이런 건! 고참이 하는 거야.(こういうのは!古参がやるもんだ。)イロン ゴン コチャミ ハヌン ゴヤ
夜明事務所シンクレア死亡後ターン開始時…그래, 아직 무리였던 건가.(…そうか、まだ無理だったか。)クレ アジッ ムリヨットン ゴンガ
夜明事務所ファウスト死亡後ターン開始時수고가 많았어, 파우스트 양. 사무소 걱정은 말고 푹 쉬어.(ご苦労だった、ファウスト君。事務所の心配はせずに、ゆっくり休め)スゴガ マナッソ パウストゥ ヤン サムソ コッチョグン マルゴ プッ シオ
夜明事務所シンクレア退却그래, 차라리… 살 길을 찾는 게 낫지.(ああ、むしろ…生き延びる道を探す方が好い。)クレ チャラリ サル キル チャンヌン ゲ ナッチ

ダンジョンイベント

非常に高いおぉ、これくらいなら簡単に終わらせられそうだな?
高いちょっと面倒臭そうだけど…やれそうではあるな。
普通まぁ…面倒臭いけど、やれって言うならやらないと。
低い命令か?出来ればだけど、他の奴にしてくれよ。
非常に低い…お前みたいな上官の後頭部には、良く弾がおみまいされてたな。
結果※人格ごとの選択肢成功/失敗を参照

バトルアナウンス

エンケファリン充電通知

・▌おい、管理人の旦那!その、バスの燃料がいっぱいになったんだけど…確認してみるのはどうだ?

小ネタ

報告書
公式Twitter画像・映像
その他
  • 腕には"UNGEZIEFER"という刺青を入れている。*60
  • 公式サイトのキャラクター説明にて「甲虫類の一部、■■■■と類似」とあるが、
    伏字の数がKR:바퀴벌레、JP:ゴキブリ、EN:Cockroachと同じになる。
    • NO.13—「גרגור」とヘブライ語で名前が表記されている。変身の作者であるカフカがユダヤ人であったことが関係していると思われる。
  • 人格スチルの殆どにゴキブリくんが付き添っている。基本的にはデフォルメされた形状なので苦手な方も安心。
    ゴキブリの場所は各人格の個別ページの小ネタ欄を参照。

コメント

Tag: キャラクター


*1 もっとも、鏡世界では義腕になっていることが殆ど
*2 毒虫・汚らわしい動物、原典で言及
*3 害虫の/虫の湧いた/不快な 茶色
*4 一匹の巨大な毒虫に変っていた
*5 スキル2+スキル3
*6 守備スキルは防御・回避・反撃はレベル補正を含めない。
マッチ可能ガード・反撃はレベル補正を含める。
自己強化バフは基本的に次ターン付与は考慮せず、永続・守備で常に取れるバフは考慮する。
例えばリウグレS2の攻撃威力増加は考慮しないが、姫ロジャS2の攻撃威力増加はS2威力に考慮し、黒雲ヒースの追撃S1による守備威力増加2を反撃威力に考慮したり、T社組の時間貸与は最大値で考慮する。

*7 基礎値65。能力込み最大値
*8 S1S2が火傷6でコイン威力+1
*9 S1S3が破裂5でコイン威力+1
*10 14→17
対象より速度が3以上高ければ、コイン威力+3

*11 9→13
対象の出血回数が10以上なら、コイン威力+1

*12 13→16
振動回数5でコイン威力+1

*13 S2S3が防御レベル増加によって威力増加(S2は6でマッチ威力+1、S3は18でコイン威力+3)
*14 17→23
呼吸21でコイン威力+3

*15 S1S2が出血によってコイン威力増加(S1は7で+1、S2は14で+2)
*16 13→17
対象の出血が10以上なら、コイン威力+1

*17 全攻撃スキルが出血7以上でマッチ威力+2(S3は+1)
*18 S1S2守備が沈潜によってコイン威力増加(S1は6で+2、S2は6で+1、守備は9で+3)
全攻撃スキルが沈潜回数によってマッチ威力増加(S1S2は6で+2、S3は9で+3)

*19 17→23
血に染まった手を10を超えた分だけ消耗。消耗した値が10以上なら、コイン威力+1

*20 全攻撃スキルが出血12でコイン威力+2(S3は6で+1)
血に染まった手30で攻撃レベル+3

*21 17→26
火傷18回数6で基本威力+3・コイン威力+2

*22 S1S2が火傷によってコイン威力+2(S1は6、S2は12)
*23 13→14
自分の呼吸が10以上なら、コイン威力+1

*24 全攻撃スキルが破裂と呼吸の合計20でコイン威力+2(S3は巳腕前提で30で+6)
*25 16→24:対象の出血と振動の合計が6以上につき、コイン威力+1.最大2
*26 全スキルが出血と振動の合計12でコイン威力+2(強化S3は12で+3)
バトルパッシブにより攻撃時に敵に守備威力減少2を付与=自身+2

*27 17→26
対象に眩惑があるなら、マッチ威力+3

*28 全攻撃スキルが火傷と沈潜合計6でコイン威力+1・速度条件や眩惑によりコイン威力+1(S2はマッチ威力+2)
パッシブ〈E.G.O装備 熟練マニュアル〉で防御レベル+1。

*29 11→19
充電回数10以上でマッチ威力+2

*30 16→25
充電回数10以上なら、充電回数を5消耗して基本威力+1

*31 20→30
充電回数10以上なら、充電回数を10消耗して基本威力+1,コイン威力+2

*32 15→22
自分の充電だけコイン威力が増加.最大5

*33 攻撃スキルは充電威力5以上でコイン威力+2(強化S3のみ+1)
自家発電により最終威力+2。

*34 17→30
自身の火傷15でコイン威力+1

*35 全スキルが火傷と振動の合計で威力増加(S1は合計12で最終+3、S2は合計16で最終+4、S3は合計12でコイン+2)、守備は強化S3とする
S1S2は暁の火20でコイン枚数+1
夜明け迎えで基本威力+1、夜明事務所3で攻撃レベル+3

*36 (最も高い共鳴数-2)だけ攻撃加重値が増加(最大2)
*37 (最も高い共鳴数-2)だけ攻撃加重値が増加(最大2)
*38 (最も高い共鳴数-2)だけ攻撃加重値が増加(最大3)
*39 (最も高い共鳴数-2)だけ攻撃加重値が増加(最大3)
*40 鞘に納められた人を(消耗した数値÷10)だけ加重値が増加.最大4
*41 20→21:鞘に納められた人が40なら、基本威力+1
*42 21→27:下記の条件を満たした場合、コイン威力+1.最大3
-メインターゲットの火傷威力6につき
-(自分の充電威力-1)だけ

*43 21→27:下記の条件を満たした場合、コイン威力+1.最大3
-メインターゲットの火傷威力6につき
-(自分の充電威力-1)だけ

*44 誤字
*45 衍字
*46 誤字
*47 誤字?
*48 誤字
*49 原文ママ
*50 夜明グレゴールの攻撃後
*51 夜明グレゴールの攻撃後
*52 不安定E.G.O::蜜蝋の翼 夜明事務所グレゴール・夜明事務所ファウストが参加している状態で発現時
*53 夜明事務所グレゴール・夜明事務所ファウストが生存時
*54 夜明事務所ファウスト・グレゴールのうち一方が死亡時
*55 血に染まった手の段階でトーンが変化する
*56 敵討伐時、パターンが3種類存在する
*57 敵討伐時
*58 対象に眩惑がある時
*59 追加された4コイン目
*60 ドイツ語で害虫という意味である。