人格ストーリー
人格/ドンキホーテ/中指末妹
(▌=末兄、▌=疲れた末弟/気長な末弟、▌=末弟たち、▌=???)
▌当人はですな!
▌末兄様を補弼(ほひつ)するようになったことが実に光栄でありまする!
▌中指という組織に足を踏み入れられたのも感激でありまする!
▌当人が...!いかに知ることができたであろう!指にて当人を望んでいると言うことを...!
▌えへん、は、はは...。
▌新入りちゃん...元気なのは良いけど、そろそろ末兄様が出てくるから...。
▌少し黙って立ってようか、分かったか?
▌はっ!しょ、承知した!
子供はぺちゃくちゃ動かしていた口を大げさにぎゅっと閉じて、きちんと両腕を寄せて腰をすっと伸ばした。
▌けほん、えへん、ふーむ...。
でも、そうしながらも唇をぴくぴくさせてるのを見るに誰かがチャンスを与えたら、すぐ滝のように言葉を吐き出しそうだね。
廊下に並ぶ大勢の人たちの雰囲気は中々厳粛で、子供の気質とはあまり合わないような気もするけど...。
彼らもコソコソ、クスクスしながら雑談を少しばかりしているのを見るにこの集団は元々かなり緩くて、互いに仲が良いのが特徴なのかもしれないね。
もちろん、子供くらいにうるさい感じでは無いけど。
▌あっ、いらしましたな...!
子供が小さく囁いたとおり、廊下の向こう側から図体の大きい誰かが歩いてきてた。
▌なんとまぁ...あの刺青がぎっしり詰まっているのを見よ...怨恨をどれほど片付けてきたのでありましょう...!
怨恨一つを片付けるたびに刻めるという独特な中指だけの強化刺青が全身を覆っているその人は、それなりの腕をした人を数十人を連れて行っても一人で片付けてしまえそうなオーラを醸し出していて...。
力強いオーラに包まれていると言っても過言ではないほど圧倒的な姿に、子供は肌が痺れるような感覚を、身を以て味わっていた。
▌そうか、皆元気みたいだな。特になんも無いか?
▌おおお...ほぉ...。
▌一体あれほどの怨恨をいかに書き下ろしたのでありましょうか。復讐を行うだけでも忙しかったのでありましょうに!当人のより大きなあの帳簿を埋めながら動くためには定めて鉛筆で書き付けるわけではなく...。
▌...えへん。
▌こいつぁ誰だ?
▌あ、今回新しく入ってきた子です。結構大袈裟言いはしますけど、実力は良かったですね。
▌うえっへん...!
▌そうか...そういう風には見えるな...。
▌ふむ、まあでも新しく入ってきたヤツがいるなら夕飯にパーティーを開かにゃならんのだが。
▌パー...ティー...!
▌俺今日忙しくて。お前ら同士勝手にやれ。そら、カードだ。
▌ありがとうございます!
▌新入りも頑張れよ~。俺今日別の港船に用事があるから、そのつもりで。
▌はっ!
手をひらひらと振りながら、廊下の遠くへ兄様という者が消えると...。
▌みみみみ見たでありますか!?ききききき聞いたでありますか!?
▌末兄様が当人を見たのでありまする!当人のためにパーレィを開くとおっしゃりました!
▌あぁ、うっさいな...はっ。そうだね、すっごくうれしいなぁ~すっっっごく。
▌新入りが入るたびにやるってのに、そんなに良いのか?
▌当人はパーレィが!本当に好きでございまする!!
▌そんな大好きなパーティーを楽しむなら、今日の仕事は早く終わらせないとな?
▌素早く行ってこようか~オーケイ?
▌もち!!!ろん!!!
...こんな子供が、本当に組織生活に慣れるだろうか。そんな疑いもあったみたい。
でも意外と、こんな単純な人であるほど何かしらの仕事を任せるのに便利でもあるからね。
▌パーティー、パーティー!
▌かはっ、うっ......。
確実な動機付けさえすれば...業務効率が急上昇するからね。
▌そこの!そなたの犯した罪がこんなにも帳簿に書かれているではないか!
▌私は夕方に急ぎのパ...いや、用事があるゆえ!何度も抵抗せずにじっとしているがよい!
▌知らなかった、知らなかったって...!中指の人だって知ってたら...。
▌興味!無い!
▌ぐぉっ...。
▌中指の義理を無視して、中指の肩を持たなかっただけでもそなたは悪である!
▌そして当人はその正義を執行し、それに相応しい勲章としてこの身に刺青をもう一画刻むのである!
▌あんな表情でよく人が殴れるな...。
▌妹に留まってるべき人材じゃないのかもな。パーティーを盛大に開くべきか?
▌おい、ドンキホーテ!パーティーでもっと食べたいもんはあるか?
▌当人はアイスクリィムが!食べたいのでありまする!
高ぶった口調で食べたいものを言い、中指の仕返しを実践する子供は...。
誰よりも中指らしい人物と言うしかなさそうだね。
人格/ムルソー/中指末弟
(▌=???、▌=親しげな末弟、▌=厚かましい末弟)
▌この程度なら十分だな。
......。ガッ!
子供は血まみれになった男の胸倉を掴んであちこち振りながら、隅々を見ていた。
誰がどう見ても既に抵抗できない状態だったけど、子供はもしや逃したものがあるまいと、間違い探しでもするかのように几帳面に彼を見ていたんだ。
▌3条4項...G列。腹部に身体を利用した三回の加撃。解決。
▌11条1項、A列。顔面下部に強度を問わず一度の加撃...解決。
▌7条157項、C列...五つ目に該当するな。右腕を肩先を残す程度に...。
▌ぐぁぁあっ!!!
▌既存身体より分離、解決。
▌はっ、はぁっ...はっ...これで終わりだろ...?
▌知らされた通りならそうである。
▌うっ...すまねぇって...どうしてクラブで一回しくっただけでここまでするんだ...!?
男は切羽詰まった声で叫んだ。喉に血の混じった痰がずっと溜まっているのか、気持ちの悪いゴロゴロという音が何度も漏れ出した。
▌中指が管理するクラブだからだ。中指の保護下にある人物、器物。全てが中指の一家であり、ブツだ。
▌クソッ...そんなの分かるわけないだろ...。
▌よりによって中指か...クソッ...。
眉をひそめながら、引きちぎられた肩を掴んでいるその男もまた険悪な人相と体型をしていたから、かなり力仕事に秀でてただろうけど...。
彼自身も中指はどうしようも出来ないってことを知ってるせいか、じっと深く息を吸ってばかりいるね。
▌クソッ...腕はまたどうやってくっつけりゃ...。
▌...これでその帳簿から名前を消してくれるのか?
▌......。
子供は答えない。
ただ、小さな帳簿をペラペラしながら何かを探している。
▌...お前に復讐を開始する前、私は一時間程お前を監視していた。
▌...!
▌ここへ到着する前に知らされたお前の罪は、3つ程のみ該当すると聞かされたが。
▌たかがその程度には収まらなかったな。
▌そ、それは...ここのバックが中指だって知らなかったから!
▌お前の無知が中指にきたす損害を弁護することは無い。
子供は全ての内容を探したのか、ポンという音を立てて帳簿を閉じた。
それから、男の髪を掴んでどこかへずるずると引きずって行きはじめた。
▌あぁっ、ああぁっ!!
▌立席ステージB列4番目。このクラブの管理人である次男に対して悪口を言った罪。
▌管理人が中指だって知らなかったんだよ!
髪を掴んでテーブルへ連れてゆき、額を二回加撃。
▌ぐあっ、あっ!!!
▌解決。
▌いや、ただ髪がちょっとボサついてるって言ったのが悪口か!?
▌同時に、その悪口の内容は末兄様にとってデリケートな内容であったという点。
▌末兄様が、居心地の悪そうな溜め息を2回もなさった点。
▌...全て含めて、命を絶ってこそ復讐が完了する。
▌は、えっ?だ、だめ―
▌よく分かっているだろうから、これ以上言わない。
中指を侮辱したことを後悔しながら死ぬように。...鎖がジャラジャラと鳴ると音と共に、すぐさま人間であったものが床にべちゃっと落ちる音だけが残った。
子供が、また一件の仕事をやり遂げたって意味だろうね。
▌わぁ~ムルソー、またもう一人殺してきたんだ?
▌その通りです。
▌いやぁ、確かに腕を片方だけ引っ剥がせば終わるヤツだったのにまたどっから条項を見つけ出したんだ?
▌観察しただけです。
▌またまた謙遜しちゃって~。末兄様が喜ばれるだろうな?
▌そうであるなら喜ばしいでしょう。
微妙な表情と言葉遣いで話す子供のそばには、大げさに騒ぎ立てながら周囲を囲んでいる仲間たちがいた。
その群れは、子供とは全く合わなさそうな様子だったけど...。
子供にとってそんなことはどうでも良いんだろうね。
合っても、合わなくても。子供はただ、本に書かれた通りに仕事を遂行しているだけだから。
台詞
人格/ドンキホーテ/中指末妹
人格獲得 | ドンキホーテよ!中指の末妹であり末兄様の頼もしい手下!よろしく頼むぞ! |
---|---|
朝の挨拶 | 素晴らしい朝である!今日は末兄様がどこに行かれるかを知っているか?私にも教えてくだされ! |
昼の挨拶 | 末兄様が今日は外食とおっしゃったのでござりまする!そなたも共に行くか?しかも奢りとのことである! |
夕方の挨拶 | 夕飯にはパーティが合いまする!私たちの夕飯はいつであれパーティのようでありまする!皆騒がしくて、いつであれ楽しい話していっぱいである。 |
対話1 | 中指の人と一家に手出しすることこそが罪悪である。それを何倍にもして返すのが正義である! |
対話2 | 我が末兄様はヘアスタイルにかなり気を使う方なのである。一番イケてる漁船の・・・高い店に行かれるらしいのでありまする。 |
対話3 | 末兄様の強さは私如きと比べるまでもありませぬが・・・それでも私と何倍差があるか、たまに気になることはあるのだ! |
同期化後の対話1 | はは、ならどうしてうちの人に手出ししたのであるか?さぁ、今から罪を償うのであります! |
同期化後の対話2 | さぁ、よく見るがいい。これが・・・仕返し帳簿というものである。正義のためにやるべくことが書いてあるのだ。 ここにそなたの名前があろう?消えることを望むのであるか?それなら・・・今から死んでもらおうぞ。 |
放置 | 空いた時間を活用して帳簿を整理することが重要である。私もいつか末姉・・・いや長姉様にまでならん! |
同期化進行 | 末兄様が私に帳簿の処理を任せられたのである!はは、これまた!期待に応えて見せようぞ! |
人格編成 | 仕返しする相手がいるようであるな! |
入場 | 当人が前に出よう! |
戦闘中の人格選択 | あっ!末兄様のお呼びであるか? |
攻撃開始 | はは、征くぞ! |
敵混乱時 | しっかりするがよい、帳簿によると素面で殺さぬがならぬゆえ。 |
混乱時 | なっ・・・。 |
敵討伐 | これでやり返せたか。 |
本人死亡 | ここで・・・終わるなぞ・・・しかし、中指は忘れぬであろう・・・。 |
選択肢成功 | はっ!もっと難しいのはないのであるか? |
選択肢失敗 | 当人の意思が足りなかったようだ・・・。 |
戦闘勝利 | 最後までよくやり返せたな!今日の夕飯時に自慢することが増えたのである! |
EX CLEAR戦闘勝利 | どれどれ・・・よし!帳簿のこっちの行を消せば良いであろう。当人も今回は一役買ったので末兄様が満足なさるであろうな! |
戦闘敗北 | 中指は覚え・・・記録し・・・やり返すということを忘れるなかれ。 |
人格/ムルソー/中指末弟
人格獲得 | ムルソーです。末兄様を輔弼(ほひつ)しております。以上です。 |
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朝の挨拶 | 起きられましたか。一緒にリビングへ行きましょう。 他の弟妹たちと兄様、姉様が話を望んでおります。 |
昼の挨拶 | 特に外での活動が予定されていなければ、待機している家族と食事をしましょう。 一緒に騒いで食事することは、中指の重要な日課です。 |
夕方の挨拶 | 私は…兄様に呼び出されましたので、仕事場に行かねばなりません。 兄様と交わす飲み会に出ないわけにはいきません。それは規律です。 |
対話1 | 我々弟妹たちの間に序列はありません。そんなもんは重要ですらありません。 兄貴*1を補佐しながら互いが手を貸して貸される。それだけです。 |
対話2 | 一家の中で起こる些細な失敗。出勤してその失敗をカバーする事は私の些細な楽しみです。 それが義理だと学びました。 |
対話3 | この鎖には結束と接続という意味が宿っているとのことです。私たちは皆、同じ鎖に繋がって運命を共にし、同じものを背負って責任を果たすのです。 その鎖を外す必要もなく、外すこともできず、外そうとする者も必要ないでしょう。 |
同期化後の対話1 | 仕返し帳簿には多くのことが書かれています。仲間が死んだときの復讐方法から…歩いていて足を踏まれたときのお返しまで。 今回実施するのは…3条1項…。 |
同期化後の対話2 | 中指は必ず返します。我々側の人間でなければ、いかなることであっても些細なことなぞ存在しないのです。 |
放置 | 一人は…慣れないですね…。 |
同期化進行 | どこかで何かが起こりましたか?こちらに来て詳細を聞かせてください。 帳簿に書いて必ずお返しして差し上げます。 |
人格編成 | 兄様と姉様のために。 |
入場 | 身体を解しておきましょう。 |
戦闘中の人格選択 | 帳簿を読んでいます。 |
攻撃開始 | お返しだ。 |
敵混乱時 | その程度の覚悟で我が一家に手出ししたのか。 |
混乱時 | くっ。 |
敵討伐 | 返しました。 |
本人死亡 | 私で…終わることはな…いだろう…中指は覚える…。 |
選択肢成功 | うむ、可能でしたね。 |
選択肢失敗 | …私よりも適した家族がやってくれるでしょう。 |
戦闘勝利 | 処理しましたから、帳簿に一つ線を引いても良さそうですね。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 仕返し帳簿通りに、受けたものを返しました。これが一家に手を出したときの結果です。記憶なさるべきです。 |
戦闘敗北 | 大丈夫です。彼らの蛮行は帳簿に書かれています…中指は覚えてます。 だから必ず一家が向かうでしょう。 |