偽情報、誤情報、嘘のこと。
ガセネタの語源は「世間をお騒がせしたネタ」の略称。
目次
概要
- ゲームに限った話ではなく、世の中には真偽が定かでない話というのは至る所に溢れているが
基本的には「真実を確かめることが難しい」情報を発端にガセネタが広まることが多い。
ゲームだけに限定しても、プレイ内容に関連するものから「どのハードで発売されるのか」という情報、
果てには開発スタッフに対する流言など、種類は様々。
その中でも特に「ゲームその物が発売されていないので確かめようがない」
もしくは「ゲーム内で情報が明記されていない」といった内容に対してガセネタが発生することが多い。
発生原因は故意のものから単純に勘違い、誤情報など実に多岐にわたる。- この特性上、多くの場合は新作ゲーム発表~発売後しばらくの期間に発生しやすい。
前者はそもそもゲーム自体発売されていないため真偽を確かめる術がなく、
後者は前述したように一見プレイしただけでは分からないものがガセネタとして残ったりする。
オンラインゲームでも同様で、情報開示~実装後の分析期によく起こる。
- この特性上、多くの場合は新作ゲーム発表~発売後しばらくの期間に発生しやすい。
- モンスターハンターシリーズはゲーム内で開示されない情報がかなり多いため、必然的に噂話の類が発生しやすいといえる。
特に初期の作品ほどその傾向が多かったため、今となっては一笑に付してしまえるようなガセネタでも
当時は本気で信じているプレイヤーも少なくなかった。
初代におけるキリンやミラボレアスといった、意図的に隠されていた情報があったことも一因だろう。
- いわゆる『デマ』との違いはその語源にあり、
ガセネタは先述の通り、お騒がせなインチキ商品(偽物)を指すが、
デマとはデマゴーグ(Demagog)の略で、本来は社会的・経済的に地位の低い階層の
不満や恐れや偏見に訴えかけて政権を得ようとする煽動的民衆指導者の事。
実践する事をデマゴギー(Demagogie)と言う。
勘違いされることもあるが、「口から出まかせ」の略ではない。
ただ、ネタという言葉が「情報」という意味を持つようになり、
デマが政治的なものに限らず「嘘や流言など」を指すことが増えた事もあり、
両者が混ざったような意味で使われるシーンは多い。
何らかの意図をもって「ガセネタ」をバラ撒く行為を「デマを飛ばす」と言ったり、
単純な誤解や間違いが広まった後で事実と異なる事が判明して「あれはデマだった」といった使われ方もされているので、
語源とは異なる意味をもった和製英語のような形になっている。- 当wikiも例外ではないが「間違った知識をそのまま掲示板等に書き込んでしまう」
というケースも少なからず存在し、放置するとガセネタの発信源になったりデマの補強材料にされたり、
書き込んだ人が恥をかいてしまう事も。
間違いを正す事も優しさの一つであるし、見つけ次第訂正してあげよう。
- 当wikiも例外ではないが「間違った知識をそのまま掲示板等に書き込んでしまう」
- ガセネタが広まるパターンには、
その場限りのジョークや商売文句などを真に受けた人が他所で広めてしまう、
空想や決め付けに過ぎないものを本人は大真面目に推理や考察、
酷い時には隠された事実や裏設定だなどと思い込んで広めようとする、
情報のねじ曲げ目的や愉快犯として意図的に流布するなど、色々なものがある。
昨今はニュースサイトや動画サイトにおいて、閲覧数を稼ぐ目的で
「あのモンスターが復活!?」「意外な裏設定!」などのタイトルをつけ
根拠のない情報を喧伝する行為も蔓延している。
推測や噂という逃げ道を作っている例も見られるが、
誤解させる前提で意図的な印象操作を行っている点では詐欺や誇大広告である。
特に予想や考察と称するデタラメは非常に数が多い上に、
全く根拠の無い妄想に結論ありきの仮定を重ねるといった無理のある展開を推理に見せかけ
「可能性がある」「考えることもできる」など、もっともらしく誤魔化されていることもある。
理論的に考えれば成立していないガセネタを真に受けてしまうような人は善意のつもりで、
デタラメでも話題や売名になればいいと考えるような輩は悪意で、
こうした偽情報を周囲にも積極的に広めようとするため
それでガセネタサイトやチャンネルの閲覧者が増え、さらに広まる悪循環が起きやすい。
話題になっているからを真偽の基準に置くのは極めて危険である。
だが、そんなことを言われて理解できる人ならそもそもガセネタに引っ掛からないわけで…- 悪質な者になると、ありもしない噂に対して
「◯◯という噂を聞いたんですが本当ですか?」といった疑問形にし、
さも自分がガセネタの発信源ではないかのように装って広めようとしたりもする。
また、こうしたガセネタは核心部分がいい加減なことも多いため、
どこかで耳にした人が確認や質問という形で他の場所に広めてしまうこともある。
怪しげなネタは質問の場に上げる事にも慎重になるべきだろう。
そうやって一度冷静になれる人は、やっぱり引っ掛からないし広めないのだが… - 上記のように、劇中で直接描写されない情報に関して語られる内容には
現存の情報から消去法で蓋然性の高い仮説を探っていく推理、
いくつか考えようがある中から自分(自説)に都合が良い物を恣意的に選ぶ解釈、
語る者の脳内でどうとでもなる出鱈目*1な憶測、願望、二次創作、空想、妄想など様々な類型がある。
これらをひとまとめに「考察」「可能性」といった、いいかげんな語彙で
意味のある情報かのように考えてしまう思い込み、あるいは正しいかのように見せかける悪質な印象操作とは逆に、
近年では「その場限りのジョークや商売文句」である点を明確化し、
ガセネタとして誤情報が広まる前から『これは事実では無いと事前に明示する』レトリックとして
「ミーム」という言い回しが使われるケースも増えている。
本頁でモンハン関連のガセネタとして扱っているトピックスの中にも
別のサイトや掲示板などでは「ミーム」として扱われているものも含まれる。
これは「ガセネタ」の多様性やニュアンス変化の流れの中から派生した言語学上の潮流であり、
便宜上、どちらも同じ意味合いで使われていると解釈して良い。(下記、余談参照)
- 悪質な者になると、ありもしない噂に対して
代表例
- 有名になったガセネタだけでも
- ナルガクルガの尻尾は体力制で、かつ打撃でないと壊せない
- ティガレックスの前足の部位破壊報酬は二段階ではじめて出る
- イビルジョーに狩猟対象モンスターを捕食されるとクエスト失敗になる
- ジンオウガの背中を破壊すれば報酬で逆鱗・碧玉が高確率で手に入る(MH3G以前)
- ハプルボッカの尻尾は斬れる
- ラオシャンロンはまず最初に尻尾を斬れ
今これを見ている貴方が「あれガセネタだったの!?」と驚いたかも知れないものまで、枚挙に暇がない。
- 「報酬などの確率要素に対してひたすら周回する」ことが前提のモンハンの特性上、
以下のような運要素に関するガセネタは特に多い傾向にある。- 「尻尾は鮮度が命」*2
- プーギーを撫でると報酬が良くなる
- 欲しい素材をメモ帳やウィッシュリストに記入すると出にくくなる
- 弱い能力値の個体ほど報酬枠が少なくなる(よって報酬目当てなら「ネコの弱いの来い!」は発動厳禁)
- 鑑定武器は、一番使用率の高い武器の入手率が下げられている
- 特定の加工屋で傀異錬成すれば目当ての結果が得られやすい
たまに本気で信じているプレイヤーもいなくもない。
- 冗談の性質が強いガセネタの最たる例は、
プレイヤーの物欲を検知して目当ての素材の確率を下げる謎の超高性能センサーであろう。
もちろんこんなものは存在しない。
しかしプレイしていると本当に搭載されているとしか思えないのも事実である。
- 新作に登場するモンスターに関するガセネタの数は全ガセネタの中でも群を抜いており、
- MH3のラスボスは煌黒龍ミラグレイド
- アロデグスなるモンスターが存在する
- MH3Gのラスボスは煉獄龍クワトリオン
- 裏ボスで煌蒼龍アルバトリオン亜種が登場する
- MH4でHRを上げると紅龍ミラボレアスと祖龍ミラボレアスのクエストが出現する
- MHXには、かの砕竜を苗床とした禍斗ゴア・マガラや皇狼竜ジンオウガ希少種が登場する
これらのガセネタに引っかかってしまい肩透かしを食らった、
あるいはぬか喜びさせられたプレイヤーもいるかもしれない。- HR関連のガセネタについては、条件が条件だけに真偽の確認に途方もない時間が掛かる場合があり*3、
真に受けた純情なプレイヤーの努力を無に帰すことすらあることから、かなり悪質性が高い。
伝統のアレがある称号ならまだしも、シリーズにおいてクエスト出現条件に関わるHRは100が最高なので、
出現条件がそれを超える情報は疑ってかかった方がいいかもしれない…
…と認識されていたが、MHW:IにおいてはMR100~200の間で漸く出現するクエストも登場した他、
MHR:SではMR110~MR180で狩猟解禁されるモンスターが追加された為、
少々ランク解放に関するガセネタが見分けにくくなったかも知れない。
万が一の場合に備えて情報収集もしておいた方が良いだろう。- MHFには、クエスト参加条件がHR500以上だったりHR999だったりするクエストが実際に存在していた。
ただこれはMHFという作品の特性もあり、文字通りの「エンドコンテンツ」としての存在に過ぎないが。
- MHFには、クエスト参加条件がHR500以上だったりHR999だったりするクエストが実際に存在していた。
- ちなみに、アルバトリオン亜種に関しては架空のモンスターリストまで流布されていた。
このことからこのガセネタは勘違いなどではなく意図的に作られたものだと分かるが、
モンスターリストの流布に加え、過去に黒龍→紅龍の例が存在したこともあって、
アルバトリオンの亜種の存在を信じていた人はそれなりにいたようである。 - ごくごく稀の話に過ぎないが、あまりに有名なガセネタを公式が自ら本当にしてしまうこともないわけではない。
過去にエイプリルフールのネタとして出していた物が現実のものになるケースが多い。- MHシリーズにおいて最たる例は、MHFにおいてたびたび
「大型アップデートの直前に"ギウラス"というモンスターがゲーム内に現れ、
ハンターに洗礼を浴びせる」という噂が流れていたのが、
MHF-G開幕の前日に『ギウラス』が本当にゲーム内に登場した
という物である。いわゆるファンサービスの一環というやつである。
- MHシリーズにおいて最たる例は、MHFにおいてたびたび
- 基本的に「ガセネタ」と呼ばれる場合、発端は誰かがありもしないネタを作って流したケースが多いが、
単に正確な仕様の特定が難しい所に様々な推測・予測が立てられていたものが、
その内の一つが「信憑性高め」として定着してしまったものもガセネタと呼ぶ場合もある。
特に有名な例としては、MH4Gのオオナズチの尻尾切断の条件に関する話。
尻尾があまりにも切断し辛いために「MHP2G以前の作品と同様に
尾の部位破壊に関して何か特殊な条件があるのでは」と推測され、条件のうち一つがほぼ定着したものの、
その後発売された攻略本によって単に部位耐久値がとんでもなく高いだけだった事が判明した。
攻略本なしでは確実に事実として採用されていたガセネタであり、
証拠もかなり強めのものだったため、このネタをおぼえている方もいるだろう。
- 中には明らかにガセだと思われていたのに本当だった情報もあり、
例えばMHP2Gのナルガクルガは尻尾を叩いてもスタンするという情報は当初ガセだと思われていたが、
ハンター達のたゆまぬ努力(並びに攻略本の力)によって尻尾にもスタン判定があることが判明した*4。- 実はMHP2のファミ通版公式ガイドブックの時点で
ティガレックスやアカムトルム、クシャルダオラの尻尾に10%ながら気絶値蓄積判定が存在している記述はあったため、
なぜナルガクルガの段階になって槍玉に挙がり出したのかは謎である。
また、実はクシャルダオラに関してはMH2の時点で尻尾に10%の蓄積判定が存在していた模様。
ただし該当の本はシェンガオレンがあたかも気絶するかのような記述もあった*5等アテにならない部分もあったため、
これらのモンスターの尻尾の狙い辛さもあって検証も進まず、話半分の情報として流されていた可能性は考えられる。
他のガセネタにも言えるが、youtube等動画サイトの旺盛がまだ弱かった時代というのも大きいだろう。
- 実はMHP2のファミ通版公式ガイドブックの時点で
- また、公式ガイドブックが誤情報を載せてしまい、ガセネタを拡散する場合もある。
例を上げると、ダラ・アマデュラの部位破壊報酬について。
ガイドブックでは固有素材「蛇王龍の尾殻」は部位破壊報酬では絶対に出ないとされていた*6。
しかし、この記載に疑問を抱いた有志が検証を行った結果、
実は「下半身」という扱いの部位の部位破壊報酬で登場することが判明、
公式ガイドブック側が誤記をやらかしていたらしいことが明らかになったのである。- このように、公式ガイドブックといえどもガセネタがないとは限らないため、
攻略本に書いてある情報を何でもかんでも鵜呑みにするのも出来る限り避けた方が良いかもしれない。
- このように、公式ガイドブックといえどもガセネタがないとは限らないため、
- 裏技を装ったガセネタも多数存在しており、
例を挙げると「改造なしで悪魔アイルーを入手する方法」「下位で希少種モンスターと戦う方法」
などが存在する。
条件が途方もなく複雑であったり、中にはデータのリセットを指示するなど悪質な物も多い。
- ハード自体のセキュリティが極めて強固*7な3DS作品や完全オンラインのMHFは
解析はかなり困難となっており(いずれも一部の人間には実行されている)、
結局は攻略本や攻略サイト頼りになってしまうことは留意する必要があるが、
いずれにせよハンター諸氏は情報を流す前に一度、その情報は本当に正確なのか確かめて欲しい。
メインシリーズのガセネタ
- ここでは作品ごとで有名になったガセネタの一例を掲載している。
動画配信サイトやSNSなどでさも事実かのように喧伝された結果、今でも公式設定だと勘違いしているプレイヤーも多い。
もしそういったプレイヤーに出会っても怒ったり煽ったりせず、優しく教えてあげよう。- これはまとめサイトやwiki系でも例外ではなく、
当wikiでも、さも公式からの明言があるかのように平然と書かれていたことがある。
こういったサイトは「誰でも編集できる」という魅力があるが、一方でガセネタの温床にもなりやすいので注意が必要である。
- これはまとめサイトやwiki系でも例外ではなく、
- シリーズを通して有名なガセネタとして今でも信じているユーザーがいるものでは、特にミラボレアスのものが有名である。
代表例としては「ミラボレアス関係のBGMの歌詞が、現実世界のいずれかの言語で黒龍伝説を歌っている」というもの。
ギリシャ語とされることが多い。
実際のところ正式な歌詞は判明しておらず、そもそも独自言語(いわゆるモンハン語)の可能性も高いのだが、
プレイヤーの大半は特定の外国語に詳しい訳ではないし、コーラス歌詞という節や強弱が変動するものを
正確に言語として聞き取り同定するのは難しいため、「歌詞がギリシャ語である」などと喧伝されると嘘かどうか断定しづらい。
また、動画投稿サイト等で日本語で黒龍伝説のテロップを貼り付けたものを「歌詞付き」として流布しており、
それが誤解を助長している面もある。
しかし、そういった動画を実際に見ればわかると思うが、原語での歌詞が書かれているものは一つとして存在しない。
つまり動画作成者の側もヒアリング能力どころか、そもそも外国語知識があるのかすら怪しいところである。
ちなみに上述のような「歌詞付き」を喧伝している動画の中にはただの日本語の空耳を歌詞として扱っているものもあるが、
誰が騙されるんだというのは置いといて、ガセネタと言えばガセネタである。
後に開発段階ではBGM作曲班にもミラボレアスの存在が秘匿されており、
ゲームの立ち位置的には強化版リオレウスというオーダーで作曲されたことが判明したため、
『舞い降りる伝説』のコーラスには明確な歌詞や訳は存在していないと考えられる。 - またMHW:IBの資料集において「ミラボレアスは時空の歪みに身を置く存在なのではないか」という
記述がされた事から「ミラボレアスは異世界から来た」、もしくは「時空移動能力を持つ」という
解釈をし、中には事実として発信するハンターも増えてきているのだが元の文をよく読むと
あくまで書簡を管理する者による「ミラボレアスはどこから現れどこに棲んでいるのか」
という問題に対する一仮説にすぎず、ミラボレアスが本当にそのような突飛と思える
出自や能力を有しているかは明らかではないし開発陣もそのような事を仄めかしてはいない。
否定されているわけではないとは言え、大っぴらに「これが真実!」と語るのは控えた方がいいだろう。
- 竜機兵に纏わる捏造や妄想は、このwikiでもしばらくの期間
さも考察であるかのような文体で書き込まれていたほか、
一部のネット百科事典系のサイトでも「考察」や「都市伝説」などと称して滅茶苦茶な内容が書かれていた。
詳しくはリンク先を参照。
- ハンターズギルドについても、
ハンター稼業を支えるため各地で設立されてきた組織であるという設定や背景を無視して、
まるでモンハン世界を牛耳る世界的組織であり、古代文明に関わる情報を隠蔽しているといった安っぽい陰謀論や、
自然を崇拝しモンスターの保護を目的に活動する動物愛護組織であるかのようなガセがこのwikiでも書かれていた。
- 上記のミラボレアス含む禁忌のモンスターや古龍種を中心として、モンスター全般に関連するガセもある。
特に古龍種は由来不明の途轍もない能力や影響力を持つことや
生物的によくわからない部分が多いというのが劇中でも公式な見解であるため、
結論ありきで都合の良いデタラメを捏造するタイプのガセのターゲットにされやすい。- 一つ目に、「古龍種は不死身である」というもの。
概念が初登場したMH2の頃から特殊な存在、超常的な存在というイメージが強かったため、
普通のモンスターとは次元が違うということでこうした空想が広まった所はあるが、
劇中で古龍種の特定モンスターが不死身に近いものであると明示された例は
一度倒されたグラン・ミラオスが特殊な心臓の効果で長い時を経て復活したという例のみである。
そのグラン・ミラオスも、文字通りの意味で心臓の力による不死なのか、
単に寿命と再生能力が凄まじいのか、そして仮に前者だとして、
「討伐後に肝心の心臓をきちんと潰したら防げるか」という点はハッキリしないため、
この点を以て「古龍種は不死身である」などと決めつけるのは典型的な結論ありきによるガセネタである。
また、ムフェト・ジーヴァや護竜種は「周囲の環境からエネルギーを直接吸い上げる」という生態を持ち、
エネルギーに余裕があれば傷を一瞬のうちに癒やすなど条件によっては不死身化するようにも見えるが、
古龍であるジーヴァ種は寿命に関する言及が無いため、再生能力はともかく不死身がどうかとは関連性が明示されていない。
そもそもムフェト・ジーヴァはハンターとの交戦でエネルギーを使い果たし討伐されている。
また、公式資料で別のヤバいやつがこの種を排除する目的で遠征してきたとされたため、
ハンターが狩らなくても生存競争として他種に殺害されたり、
エネルギーを得られない所へ追い出されるといった事態は起こり得る描写になっている。
一方、古龍ではない護竜は「寿命がなく外的要因以外では死なない」と明言されているが、
そもそも自然界において「外的要因」を無視する方が不自然であり、
実際に外的要因として普通に生態系内で他の生物との競合や被捕食で死に生息数の自然淘汰が起こり続けているため、
寿命が無いからと言って不死身という訳ではない。
これについてはこちらの項目に詳述。
- 二つ目は、いわゆる「モンスターの強さランキング」。
作中ムービーや公式から明言されている捕食被捕食関係の情報などを根拠として比較することが可能な部分はあるが
それが時と場合や個体差によるようなものであったり、
「より脅威」といった表現のアカムトルムとウカムルバス、ナルハタタヒメとアマツマガツチのように
「直接対決したらどちらが強いか」を示しているのか断定的ではない場合もある*8ため、
「強さ」という単純な要素に当てはめて断言するのは決め付けや推測に過ぎない。
特に動画配信サイトを中心として、ろくな根拠も示さずに妄想で作ったランキングを流布しているものも少なくない。
特にラスボス級のモンスターについては、直接対決がゲーム中で描写されることが皆無で、
ごく一部の例外を除いて実際の力関係は不明であるものが多い。
禁忌のモンスターについては、それに属するアルバトリオンが最強の古龍と呼ばれ、
ミラボレアスについてもハンター大全で最も凶暴かつ強大なモンスターと呼ばれていることから、
世界規模の影響力のみならず、純粋な戦闘力においても他のラスボス級モンスターとは別格であると認識されることが多いが、
直接的な対決が行われていないという点では他のモンスターと同様であるため、
禁忌の、あるい禁忌級とされるモンスター同士の力関係というのも断定することは不可能である。
少なくとも確実なのは、公式情報だけでは全てのモンスター、
とりわけ古龍種やラスボス級モンスターを網羅したランキングを作るのは不可能であり、
それらを謳うものは考察ですらなく、完全なガセネタということである。
- この他、物事を客観的に考えるのに慣れていないタイプのプレイヤーに信じ込まれやすいものとして
モンスターの思考や行動原理を悪役のように擬人化して決めつけたり、
偉大な自然は愚かな人間の文明や価値観より優れているとか
人類の行いは生命や自然への冒涜などの
中二病くさい妄信的な発想やありがちなストーリーに当てはめてしまうタイプのガセは、たまにこのwikiにも書き込まれる。
ミラボレアスは増長した人間を罰するためにシュレイドを焼き払った…とか、
マガイマガドは百竜夜行のモンスター達の怨みを果たすために百竜の淵源に斬り込んだ…とか、
ガイアデルムはわざと人間が多く住む場所を狙ってキュリアを放っている…とか、
護竜たちは自身を生み出した人類を憎んでいる…とかいったものが多いが、
当のモンハンシリーズでは、
R:Sでこうした人間目線の思い込みをしていたフィオレーネが注意を受けるシーンや、
Wildsでも似たような思い込みと怨恨に囚われたナタが視野を広げることで考えを改めるなど、
現実世界でも散見される「自然界に人間目線のストーリーや倫理観といった価値観を当てはめる行為」にかなり否定的なスタンスを明示するようになってきている*11。
まあ過去には自身を打ち負かした主人公を宿敵と定め襲撃を仕掛けてきた奴も居たが
また、Worldあたりから大団長やファビウスといった主要人物のセリフとして
「人間の存在や行動もまた自然の一部」という登場人物たちの認識がはっきり出るようになり、
自然と人類文明を単純な善悪美醜や高低で二項対立させるような図式も取っていない。
古龍種の超常の力についても、MHWでミラボレアスを目撃した受付嬢が
「生物として見た場合、あのような力を持つ理由がわからない」というシーンがありつつ、
竜人族のハンターの言葉などからは、従来からある
「人間が通常目にする『生物』としての枠組みで分類すること自体ができない存在」
という古龍の設定を掘り起こす部分もあり、既存の常識に当てはめる事が困難であるという扱いは続いている。
- 一つ目に、「古龍種は不死身である」というもの。
MHXX
- MHXXでは、「獰猛化はバルファルクの龍気を浴びた事が原因」という噂が存在していた。
当時はそこまで騒がれてはいなかったが、
MHRiseにて、龍気により暴走した個体である奇しき赫耀のバルファルクが追加されたことにより、
「龍気はモンスターを凶暴化させるのではないか」という説が多く広まった。
どちらかというと考察の範疇ではあるが、少なくとも獰猛化の原因が龍気という設定は存在しない。
公式設定であるかのように語るのは控えるべきであろう。- また、バルファルクについては「1000年に一度しか出現しない」というガセネタが作中で広がっていた。
実際には、バルファルクは遥か高空域を縄張りとしているため人類が出くわすことがそうそう無く、
また、仮に観測できたとしても本物の彗星であると誤認されていたため、
「天彗龍バルファルク」としての目撃記録が1000年周期でしか残されていないというのが真相であった。
この真相を解明するのがMHXXでのストーリーなのだが、時を経てMHRiseで、この話が後述の事態を巻き起こすことになる。
- また、バルファルクについては「1000年に一度しか出現しない」というガセネタが作中で広がっていた。
- 同作では他にも「レンキンライトは装填速度が一段階下がる」というデマが流れていた。
曰く「ブレイヴライトの反動やレンキンヘビィの装填速度と違って表記には反映されない」とのことだが、
冷静に考えてみれば不自然な話である。
しかしレンキンスタイルの人気・使用率がお世辞にも高くなかったからか、殆ど誰も検証する様子はなく
当Wikiでも長い間事実として記述されていたので未だに勘違いしている人は多いと思われる。
MHW(:I)
- MHWorldでは、「ネルギガンテは生態系を守るために古龍種を狩っている」という話が広がった。
これはネルギガンテがエネルギー確保のため積極的に古龍の捕食を図ることで
結果的に古龍の活動による影響を抑制しているという生態を、
前後関係を無視して「古龍を抑え込むために戦っている」という行動理念に発するものかのように擬人化した勘違いに過ぎない。
「結果的にそうなっている」という状況を「何かの意図が働いている」と思い込むのは、ガセネタによくあるパターンである。
- また同作では、メインシリーズでは初のアップデートによる追加要素実装があった為、
主に海外のファンに因り、モンスターやフィールド、装備品、
そしてその他にも様々な追加要素のガセネタがリークという名で大量に出回っており、
(一部本当にアップデートされる予定の情報もあったものの)殆どは嘘にもかかわらず
魅力的な響きに期待して踊らされる人が後を絶たなかった。
これは次作であるMHRiseなど他のアップデート可能なゲームにも言える事である。- 一応有名なものがないわけではなく、
発売前はバゼルギウスの別名が財宝ドラゴンだと思われていた事がある。
ただし、こちらは後に本当に実装された為(財宝ドラゴンの存在については)ガセではなくなった。 - また、特殊会心つきのマム・タロト武器が実はバグでスキルが乗っていなかったことで、
それらを「特殊会心のおかげで強力です」と紹介した一部の攻略サイト運営者、
動画投稿者が結果的にガセネタを言っていたというものがある。
もちろんこのバグは現在は修正されているため、現在では正しい情報となる。
…のだが、当時特殊会心が有効であると思い込んでいた一部投稿者が、いわゆるプラシーボ効果的にプレイスキルが上がり、
視聴者ごと誤解させていたケースもあったりする。
- 一応有名なものがないわけではなく、
- 各シリーズの代表モンスターが登場すると謳われていた拡張コンテンツのMHW:Iでも、
一部SNS等で復活モンスターに関する噂が囁かれていた。
特に一部代表モンスター(メインモンスター)が登場していない作品があった為、
中には画像つきの情報元不明のアイコンも存在した為、これらの情報に踊らされる人が後を絶たなかった。
結論から言うとその大半が上述の通りデマだったのだが、
当初実装予定だったがボツになったのか、
イラストを描くのが得意な開発陣とは無関係の人間によるものだったのかは不明である。
MHR(:S)
- MHRiseでは、多く広まってしまっているガセネタとして、
「ヌシは通常の個体がイブシマキヒコの嵐に巻き込まれた影響で変異した個体」というものが存在する。- 実際の所は、ヌシと呼ばれる特異な個体であってもイブシマキヒコに傷を負わされ追い立てられてしまうという話である。
ただしヌシの身体に見られる「嵐に切り裂かれたような傷」はイブシマキヒコの影響によるものと考えるのが妥当ではあるため、
完全にガセネタと言ってしまうにはやや語弊がある。
もっとも、作中の表現はぼかされており、資料集によって詳細が判明する形であったため、
ここまで紹介してきた矛盾を含むガセネタとは異なり、「単純にユーザーの考察が外れた」ものが、資料集発売後も残った形である。
- 実際の所は、ヌシと呼ばれる特異な個体であってもイブシマキヒコに傷を負わされ追い立てられてしまうという話である。
- また同作では、バルファルクがまさかの特殊個体のみの参戦となった件について、
「通常種が1000年に一度しか現れないという設定があるため、特殊個体として登場させた」というガセネタも広がった。- 実際には上記の通り、別に1000年周期で地上に降りてくる生態ではないし、そもそも通常個体だろうが特殊個体だろうが
バルファルクには変わりはない(=特殊個体の出現も「バルファルクの出現」として記録されるはず)ので、
かなり無理のある説ではある。
しかしこの説、一度は作中での誤解として存在したものが、今度は現実でも流布されるという、なんとも珍妙な運命を辿っている。
それにしてもミラボレアス並みにガセネタに縁がある龍である。 - ただ、特殊個体は通常個体に比べ頻繁に地上に襲来しており、
現に過去の百竜夜行の際にも出現したことが設定資料集で示唆されているため、
目撃例自体は特殊個体のほうが多いという可能性はある。
- 実際には上記の通り、別に1000年周期で地上に降りてくる生態ではないし、そもそも通常個体だろうが特殊個体だろうが
- MHR:Sでは「傀異克服古龍はキュリアと共生していない」とするガセネタが多く見られた。
キュリアが体表に存在しないことや資料集の記述*12から広まった話だと思われるが、
共生関係であることは作中及び公式サイト等で明言されている。- どのような共生の形かは不明*13だが、共生ではないと断じてしまうのは誤っていると言えるだろう。
なお、資料集の記述を元に古龍優位の一方的な関係と見られる場合もあったが、
作中における「共生」と言う言葉は、もっぱら「相利共生」の意で使われる。
作中では「(メル・ゼナやガイアデルムと同列に挙げた上で)一方的に寄生されるのではなく共生関係になった」と語られており、
明らかに(一方的な)寄生・捕食とは別義で用いられていることが分かる。
相利共生にありながらもキュリアの個体数を消費していたのはガイアデルムも同様であるため、
キュリアとしては多少個体数を減らされても強力な宿主がいれば十分利があるとも考えられる。- その後、キュリア研究白書により、キュリアが宿主を求める理由が明かされた。
実はキュリアが生きるためには、エネルギーを溜め込み、
次のキュリアを生み育むための宿主が必要となる。
ガイアデルムはそのための優秀な共生相手だったのだが、作中においてガイアデルムは討伐されてしまったので、
代わる共生者を見つけなければ、種を残せないのである。
要するに、傀異克服古龍との共生関係におけるキュリア側の利益とは、
新たな宿主(もしくはその候補)になることそのものだったようだ。
- その後、キュリア研究白書により、キュリアが宿主を求める理由が明かされた。
- どのような共生の形かは不明*13だが、共生ではないと断じてしまうのは誤っていると言えるだろう。
- MHR:Sでエスピナス亜種が登場したことによって、かつてMHFで有名だったガセネタ「メガフレアは罠で妨害できる」が再び流布した。
しかしこれは本当の攻略法ではない。
実際はハイパーアーマーで無効化されたり即座にメガフレアをぶっ放してくるなど
(作品によって流れは異なるが)ほとんどの場合、実行したハンターの爆死が確定してしまう危険な行動である。- もともとMHFでは性格の悪い先輩プレイヤーが面白がって初心者にこの嘘情報を教えることが流行った時期があるのだが、
その頃の伝統が形を変えて今に至るまで引き継がれてしまったものだと言えるだろう。
- もともとMHFでは性格の悪い先輩プレイヤーが面白がって初心者にこの嘘情報を教えることが流行った時期があるのだが、
MHWilds
- 重厚かつ長編のストーリーが展開されるMHWildsでは、発売直後のネタバレを防ぐことから
ネット掲示板やSNSでストーリー展開のガセネタを拡散する動きが見られた。
そのうち、ストーリー上の重要人物を黒幕にして悪事を働かせるという二次創作ネタ、
通称「エアプタシン」*14がエンタメ性の高さから流行してしまい、
ガセネタや二次創作ネタの範疇を超え、一種のネットミームにまで昇華する事態にまで至ってしまった。
詳しくはこちら。
MHFのガセネタ
- MHFにおいては解析や人力での調査が積極的に行われることもあり、
基本的に内部データ関連のガセ情報が飛び交うことはほぼない。
ただし「アップデートでこれから実装されるもの」については調べようがないため、
ガセ情報が飛び交う事がある(例:次に実装される新武器種は狩猟鞭である、など)。
また、解析や人力調査で見出されたデータに重きを置く傾向にあるMHFにおいては、
調査の難しさ故にそれが事実かどうかを検証する人も決して多くはないため、
とんでもないガセ情報が出回り、それが疑いようのない事実として認識されてしまうこともある。
有名なガセ情報としては以下2つが挙げられる事が多い。- 1つ目は覇種パリアプリアの跳弾液は全てのダメージを35%、
弾ダメージはそこから更に20%軽減(65*0.8=52%)、
赤い跳弾液の場合は斬打弾関わらず全ダメージを45%カットしてしまうというもの。
もともとは2chに書きこまれた釣りネタで、
普段ならスルーされるはずが、著名なデータサイトにこの情報がそのままのってしまったことにより
かなり長い期間正規情報として扱われ、どんどん他のサイトなどに拡散されていった。
ただでさえ信用の大きなサイトに情報が掲載されたことと、
覇種パリアプリアの持つ強靭な怯み耐性と極端な肉質*15、
何より今までが弱かったという、
多くのハンターがパリアプリア自体に抱いていた先入観から大きくかけ離れていた事実故に、
普通に考えればおかしいと思える情報を疑う人間も皆無であった。
あまりにも広まりすぎた結果、最終的には釣りを書き込んだ人間(と思われる)が謝罪をするまでに至った。 - もう1つはMHF-G1時代における「G級」はGR12までランクが存在し、
最後に控えるモンスター、つまりMHF-Gのラスボスは「ヒプノック」であるというもの。
これも解析の結果導き出された紛れも無い事実であるとして大きな話題になった。
正確には「G級」はGR12まで存在するというガセネタが元になっており、
G級で追加される事が告知されていた11頭を割り当てても1つ足らないことから、
残り1頭は何なのかという話題の中で新たに投下されたガセネタがラスボスヒプノック説である。
冷静に考えればそんな訳がない*16事は分かるが、
当時はG1ショックと呼ばれる大混乱によって解析・検証が滞り気味であり、
そのような釣りネタに対する反証は行われることなく、
更にヒプノック自体の位置付けからそのような設定も不思議ではないという理由で、
MHF-G2でG★7が最高ランクとして定義されるまで、極めて信憑性の高い情報として扱われていた。
一度解析で出現したものを実際に検証しようとする人が少ないのが理由で発生している。 - 1つ目は覇種パリアプリアの跳弾液は全てのダメージを35%、
- なお、こうしたガセネタに関して公式がコメントするケースは殆どない。
上記の「ギウラス出現」や、カリフォルニアでワインを作っていたディレクターなど、
ガセネタの流布から何年か経って、公式がそれに便乗したネタを飛ばすぐらいである。- 2015年5月8日にMHFにてジンオウガの導入を発表する際、
予めその日に「重大発表」があると公式より予告されていたのだが、
一部で「MHFの次回作が発表される」というガセネタが流れていた。
それについてMHF運営は公式Twitterで「そのような事実は一切ない」と明確に否定したのだが、
ネット上のガセネタについて公式が明確に否定した極めて珍しいケースであると言える。 - ちなみに冒頭の「プーギーを撫でると報酬が良くなる」というガセネタであるが、
MHFにおいては猟団部屋で「厳粛な白と黒」を着せたプーギーに
餌を与えて大喜びさせると、確率で報酬枠が増加する「ブーブー報酬術」が発動する。
プーギーをどうこうすると報酬が良くなる…という仕様自体はガセネタと瓜二つだが、
あくまで撫でるのではなく食事をあげるのが条件である*17。
- 2015年5月8日にMHFにてジンオウガの導入を発表する際、
- 上記ほどの知名度はないがそれなりに知られているMHF関連のガセネタとしては、
「2011年5月下旬に『8月末でサービス終了』という情報が流れた」というものがある。
これの真相は「韓国においては事実だったが、
あるブログが韓国のことであることを伏せた見出しで掲載したのが拡散された結果、
日本でも8月末に終了すると勘違いされた」というものである。
注意点(重要)
- 前述の通り「ガセネタ」は単なる勘違い・誤解から発生する場合が多いとされるが、
いわゆる「デマ」に該当する、嘘のリークであったり明らかに作為的な意図を持った発信
(前述のMHFサービス終了に関するもの等)も少なからず見受けられる。
また、本人に悪気が無かったとしても、SNSがここまで発達した現代社会においては
「ネタ」だと思って発した情報がとんでもない影響を齎した事例が実際に存在するため、
情報発信する側としては慎重さを欠くことがないようにしたいものである。
- 上記されている通り「リークされた情報がガセだと思ったら本当の情報だった」
という事態が稀に発生する事は確かにある。
一部ではこういったリーク情報を鵜呑みないし楽しみにしているプレイヤーも存在し、
動画サイトなどで「このモンスターが登場するというリーク情報があった」と
動画に上げて視聴者達と感想を述べ合ったりというケースも多々あるのは事実である。
しかしそもそもの話「公式の許可なく発売前または発表前の情報をリークする」という行為は、
基本的に公式との契約に違反した行為である可能性が高いという事を忘れてはならない。
当たり前の話だが公式にとってみれば「購入者の増減に関わる迷惑極まりない行為」であり、
昨今では法的な処罰、または公式から厳罰が下されてしまうというケースも増えてきている。- 有名な例を挙げると、2019年11月に有名RPG「ポケットモンスター」の最新作が出る際、
登場するモンスター全種が発売日前にリークされるという事件が発生。
事態を重く見た公式が弁護士を通してその人物とサイトを特定したところ、
そのサイトは公式と正式に契約を結んでいた海外の情報サイトが
公式から受け取った情報を勝手にリークしていた、というものであった。- もちろんこれはその情報サイトに関わる人間全てが結託してのことではなく、
その中の一人が勝手に行った犯行だったことも判明しているが、
ともかく結果としてそのサイトをブラックリストに登録した上で契約を解除する
という措置に至った。
- もちろんこれはその情報サイトに関わる人間全てが結託してのことではなく、
「無関係の人間が考えたそれっぽいガセネタだった」というケースなら笑い話で済むかもしれない。
しかし上記のような、許可なく勝手にリークした情報だったのならば、
最悪の場合「リーク行為の共犯」と言われても文句が言えない時代なのである。- 近年は日本国内の法を掻い潜って情報を漁る海外勢が台頭しており、
モンハンに限らずあらゆる分野でリークの抑止力が利きづらい状況になっている。
「情報の発信には重大な責任が付いて回る」という事も重ねて留意したいものである*18。
- 有名な例を挙げると、2019年11月に有名RPG「ポケットモンスター」の最新作が出る際、
- 言うまでもないが、これらの注意点は何もゲームに限ったことではない。
有名人にまつわる真偽不明の噂、災害や異常気象、
特定の流行り病や重大事件などに必ず付いて回る陰謀論など、
ありとあらゆる場所にガセ情報は溢れかえっている。
「火のない所に煙は立たぬ」とは言うが、そもそも悪意をもった人が火のない所に煙を起こしていると言うケースも多い。
そんな中でも特に、きちんとしたエビデンスが提示されていない自称民間療法などの、
自身の健康に直結する話題のガセネタは下手すれば、命に関わる重大な問題を招く可能性がある。
一次ソース以外からの情報はまず真っ先に疑うくらいの気持ちでいた方が良いだろう。- 一次ソースから直接出た情報であっても間違っていたり、いわゆる「大本営発表」なこともあるが、ここでは割愛。
- モンハンに限らず、言語学的に本来の意味の『ガセネタ』は
「ある憶測や推定が『明確に、事実では無いと確定された場合』だけ」に使われる言語である。
ただし、最近に於ける広義としての「ガセネタ」は
「ある憶測や推定が『事実では無いと評価しても良いであろうとされる場合』」にも使われる。
この明確な違いを厳正に注意する必要があるのは報道などの公的ソースなど限られた範囲であり、
一般的なゴシップやトピックスに於いては確定でも暫定でも広く使われる。
その性質上、ガセネタと称される情報は常に流動的であり
時間経過によって情報の真偽が変化する事も日常的に発生するため、
気になる情報の真偽については、常に様々なソースを検分して最新情報の収集に能動的に勤める情報リテラシーも求められる。- このニュアンスをもっとも分かりやすく象徴するケースがフルフル戦闘BGMの例である。
フルフルと格下モンスターに同時遭遇した場合、格下のBGMを打ち消す形で戦闘中も無音になるため、
「フルフルとの戦闘中にBGMが流れないのは『無音のBGM』によるBGMの上書きが起きているからではないか」と推測されていたが、
2024年3月に行われたBGM人気投票でネタとしてフルフルのBGMなるものがエントリーし、
当たり前だが「このモンスターにBGMはありませんので、投票できません。」と注釈が付いたことで、
この公式の言葉を額面どおり解釈するなら「無音のBGMがある」のではなく、
「BGMは無い」ということになり、かつての推測は、上述した「結果的にガセネタ」という形になっている。
ただ、「上書き以外の方法で、他のモンスターのBGMをカットする何らかの処理が行われている」と明言されたわけでもなく、
「音楽として存在していない」ことと、「システム上のBGMの枠に無音が設定されている」ことは理論的には並立するので、
システム上の処理に関してだけ言えば「いまだ公式見解不明なので推測しかできない」状態のままであり、
「上書きシステム説は公式に否定された」と断言すると、
また別の決め付け型のガセネタになってしまうので要注意。 - また、「間違っていたと確定されていない」状態は、
「筋が通る形で成り立っているか、あるていどは妥当なのか」とは
まったく関係が無いことにも注意が必要。
わかりやすく極端な話にすると
「様々な事情を考察すると、イャンクックは実は古龍種という裏設定があると思しい。実際に、種属が後から変更されたモンスターの前例はある」
といった荒唐無稽なデタラメですら、
「公式から間違っているとは明言されていないのだから可能性はあり、(狭義の)ガセネタとは言えない」
と言い張れてしまう。
こうした必要条件と十分条件の関係をぼかして「正しいかもしれない」とするのは
悪意であれ無意識であれガセネタを流布しようとする向きによく見られる傾向のひとつなので、
こうした、不確定な要素について主張を論証より優先しているタイプの言説を見かけた場合はやや要注意である。
- このニュアンスをもっとも分かりやすく象徴するケースがフルフル戦闘BGMの例である。
関連項目
ゲーム用語/誤植 - ガセネタが発生する要因になることもある
BGM/峡谷戦闘BGM - 正式な曲名が判明するまでの間、ガセネタ由来の名前で呼ばれていた。